PGA米国男子ツアー2022-2023シーズンにおける最新の賞金、FEDEXCUPポイント(Fedexcup Season Standings)のトップ10及び松山英樹・小平智のランキングと試合結果をまとめました。
・松山英樹
・小平智(準シード)
※2022-2023シーズンのシード権獲得の条件
・シード権獲得:ポイントランキング125位以内(目安:440ポイント)
(2023.2.1)
・
(2023.1.29)
・ファーマーズ・インシュランス・オープンを制したマックス・ホーマがPGAツアー6勝目を飾りました。
(2023.1.23)
・ザ・アメリカンエキスプレスを制したジョン・ラームがPGAツアー9勝目を飾りました。
(2023.1.16)
・ソニー・オープン・イン・ハワイを制したキム・シウがPGAツアー4勝目を飾りました。
(2023.1.9)
・セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズを制したジョン・ラームがPGAツアー8勝目を飾りました。
2022年12月
(2022.12.26)
・2022-2023シーズンは、2023年1月5日に再開します。
(2022.12.12)
・QBEシュートアウトを制したのは、トム・ホージ/サヒス・ティーガラ組。
(2022.12.5)
・ヒーロー・ワールドチャレンジを制したヴィクトル・ホブランドが大会連覇を達成しました。
2022年11月
(2022.11.21)
・ザ・RSMクラシックを制したアダム・スベンソンがPGAツアー初優勝を飾りました。
(2022.11.14)
・ケイデンス・バンク・ヒューストン・オープンを制したトニ-・フィナウがPGAツアー5勝目を飾りました。
(2022.11.7)
・ワールド・ワイド・テクノロジー・チャンピオンシップ・アット・マヤコバを制したラッセル・ヘンリーがPGAツアー4勝目を飾りました。
2022年10月
(2022.10.31)
・バターフィールド・バミューダ・チャンピオンシップを制したシーマス・パワーがPGAツアー2勝目を飾りました。
(2022.10.24)
・ザ・CJカップ・イン・サウスカロライナを制したローリー・マキロイが大会連覇と9回目の世界ランキング1位に返り咲きました。
(2022.10.16)
・ZOZOチャンピオンシップを制したキーガン・ブラッドリーが約4年1か月ぶりのPGAツアー5勝目を飾りました。
(2022.10.10)
・シュライナーズ・チルドレンズ・オープンを制したキム・ジュヒョンがPGAツアー史上2番目の若さで2勝目を飾りました。
(2022.10.3)
・サンダーソン・ファームズ・チャンピオンシップを制したマッケンジー・ヒューズがPGAツアー2勝目を飾りました。
2022年9月
(2022.9.26)
・プレジデンツ・カップはアメリカ選抜が勝利。
(2022.9.19)
・フォーティネット・チャンピオンシップでマックス・ホーマが大会連覇を達成。
(2022.9.18)
・新ツアーに参戦するメンバーが抜けたことにより、小平智の順位が146位に繰り上がり、準シードを獲得。今季のPGAツアーでのプレーが可能となりました。
- 2022-2023 賞金ランキング
- 2022-2023 FEDEXCUPポイントランキング
- 2022-2023 試合結果
- フォーティネット・チャンピオンシップ
- プレジデンツ・カップ
- サンダーソン・ファームズ・チャンピオンシップ
- シュライナーズ・チルドレンズ・オープン
- ZOZOチャンピオンシップ
- ザ・CJカップ・イン・サウスカロライナ
- バターフィールド・バミューダ・チャンピオンシップ
- ワールド・ワイド・テクノロジー・チャンピオンシップ・アット・マヤコバ
- ケイデンス・バンク・ヒューストン・オープン
- ザ・RSMクラシック
- ヒーロー・ワールドチャレンジ
- QBEシュートアウト
- 2023年1月
- セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ
- ソニー・オープン・イン・ハワイ
- ザ・アメリカンエキスプレス
- ファーマーズ・インシュランス・オープン
- 2023年2月
- AT&Tペブルビーチ・プロ=アマ
- WMフェニックス・オープン
- ザ・ジェネシス・インビテーショナル
2022-2023 賞金ランキング
※2023年1月29日時点
順位 | 選手名/国籍 | 獲得賞金 | 勝利 |
1 | ジョン・ラーム Jon Rahm スペイン(ESP) | $4,884,750 | 2 |
2 | マックス・ホーマ Max Homa アメリカ(USA) | $4,015,805 | 2 |
3 | キーガン・ブラッドリー Keegan Bradley アメリカ(USA) | $3,533,524 | 1 |
4 | キム・ジュヒョン Joohyung Kim 韓国(KOR) | $2,584,485 | 1 |
5 | コリン・モリカワ Collin Morikawa アメリカ(USA) | $2,322,818 | 0 |
6 | トニー・フィナウ Tony Finau アメリカ(USA) | $2,260,525 | 1 |
7 | シーマス・パワー Seamus Power アイルランド(IRL) | $2,106,071 | 1 |
8 | ブライアン・ハーマン Brian Harman アメリカ(USA) | $2,007,392 | 0 |
9 | サヒス・ティーガラ Sahith Theegala アメリカ(USA) | $1,978,140 | 0 |
10 | テイラー・モンゴメリー Taylor Montgomery アメリカ(USA) | $1,934,395 | 0 |
58 | 松山 英樹 Hideki Matsuyama 日本(JPN) | $635,738 | 0 |
140 | 小平 智 Satoshi Kodaira 日本(JPN) | $171,970 | 0 |
2022-2023 FEDEXCUPポイントランキング
※2023年1月29日時点
順位 | 選手名/国籍 | ポイント | 勝利 |
1 | ジョン・ラーム Jon Rahm スペイン(ESP) | 1,260 | 2 |
2 | マックス・ホーマ Max Homa アメリカ(USA) | 1,243 | 2 |
3 | キーガン・ブラッドリー Keegan Bradley アメリカ(USA) | 963 | 1 |
4 | キム・ジュヒョン Joohyung Kim 韓国(KOR) | 797 | 1 |
5 | シーマス・パワー Seamus Power アイルランド(IRL) | 788 | 1 |
6 | トニー・フィナウ Tony Finau アメリカ(USA) | 716 | 1 |
7 | キム・シウ Si Woo Kim 韓国(KOR) | 688 | 1 |
8 | テイラー・モンゴメリー Taylor Montgomery アメリカ(USA) | 676 | 0 |
9 | ブライアン・ハーマン Brian Harman アメリカ(USA) | 670 | 0 |
10 | マッケンジー・ヒューズ Mackenzie Hughes カナダ(CAN) | 659 | 1 |
68 | 松山 英樹 Hideki Matsuyama 日本(JPN) | 194 | 0 |
149 | 小平 智 Satoshi Kodaira 日本(JPN) | 53 | 0 |
2022-2023 試合結果
2022年9月
フォーティネット・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,123 Par: 72)
プレジデンツ・カップ
(Yardage: 7,576 Par: 71)
アメリカ選抜と世界選抜による対抗戦として2年に1度、偶数年に行われる団体戦の大会であり、
アメリカ・バージニア州プリンス・ウィリアムにあるロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフクラブで1994年に第1回大会が開催され、今回で14回目を迎えます。
過去の対戦成績は、アメリカ選抜の11勝1分け1敗と世界選抜を圧倒しており、世界選抜は24年ぶりの勝利を目指します。
各チームは12名の代表選手と1名のキャプテン構成され、1日目が〈FOURSOMES〉で5試合、2日目が〈FOUR-BALLS〉で5試合、3日目が〈FOURSOMES〉で4試合と〈FOUR-BALLS〉で4試合の計8試合、最終日が〈SINGLES〉12試合の総30試合で勝敗を決める4日間競技となっています。
〈FOUR-BALL〉方式
・二人がそれぞれ自分のボールでプレーし、各ホールで成績の良い方のスコアを採用。
〈FOURSOMES〉方式
・1つのボールを同じチームの二人が交互にショットを行い、プレーします。
〈SINGLES〉方式
・マッチプレーによる個人戦。
半世紀以上の歴史を誇り、1961年に有名なゴルフコース・アーキテクトのジョージ・コブによって設計され、1986年にアーノルド・パーマー、1997年と2016年にトム・ファジオによって再設計・改修が行われたクエイル・ホロークラブは、2017年の全米プロゴルフ選手権が行われるなどPGAツアー屈指の難コースとして知られ、凄く長いホールと短いホールというメリハリのついた全長の長いコースでフェアウェイが狭く、左右のドッグレッグや14番以降の5ホールは池も絡む木々でセパレートされた林間コースです。特に通称「グリーンマイル」と呼ばれる終盤16番から18番にかけての3ホールは距離が長く、タイトで戦略的に池とクリークが絡み、複雑で硬いグリーンというPGAツアートップクラスの難関ホールとして有名です。
2022年9月22日(木)~9月25日(日)にかけて熱戦が繰り広げられます。
※勝者:赤色表示 引き分け:青色表示
1日目(FOURSOMES)
〈チーム合計〉ポイント | チーム名 | ポイント | |
1.0 | 世界選抜 | アメリカ選抜 | 4.0 |
〈各組の結果〉
選手 | 結果 | 選手 |
A.スコット 松山英樹 | 6 & 5 | P.キャントレー X.シャウフェレ |
イム・ソンジェ C.コナーズ | 2 & 1 | J.スピース J.トーマス |
T.キム イ・キョンフン | 2 & 1 | C.ヤング C.モリカワ |
キム・シウ C.デービス | 2UP | S.シェフラー S.バーンズ |
T.ペンドリス M.ペレイラ | 1UP | T.フィナウ M.ホーマ |
FOURSOMESによる5試合が行われ、世界選抜も良い戦いを見せたものの、アメリカ選抜が層の厚さを見せて4勝1敗で4.0ポイント獲得、3ポイントをリードして初日を終えた。
2日目(FOUR-BALLS)
〈チーム合計〉
ポイント | チーム名 | ポイント | |
2.0 | 世界選抜 | アメリカ選抜 | 8.0 |
〈各組の結果〉
選手 | 結果 | 選手 |
A.スコット C.デービス | 2 & 1 | J.スピース J.トーマス |
イム・ソンジェ S.ムニョス | TIED | S.シェフラー S.バーンズ |
M.ペレイラ C.ベズイデンホウト | TIED | K.キスナー C.ヤング |
松山英樹 T.キム | 3 & 2 | P.キャントレー X.シャウフェレ |
C.コナーズ T.ペンドリス | 1UP | B.ホーシェル M.ホーマ |
FOUR-BALLSによる5試合が行われ、世界選抜も良い戦いを見せたものの、初日に続きアメリカ選抜が3勝2分けで4.0ポイント獲得、リードを6.0ポイントに広げて2日目を終えた。
3日目(FOURSOMES&FOUR-BALLS)
〈チーム合計〉
ポイント | チーム名 | ポイント | |
7.0 | 世界選抜 | アメリカ選抜 | 11.0 |
〈各組の結果〉FOUR-BALLS
選手 | 結果 | 選手 |
キム・シウ T.キム | 1UP | P.キャントレー X.シャウフェレ |
松山英樹 T.ペンドリス | 4 & 3 | J.トーマス J.スピース |
イム・ソンジェ S.ムニョス | 3 & 2 | T.フィナウ K.キスナー |
A.スコット C.デービス | 1UP | B.ホーシェル S.バーンズ |
〈各組の結果〉FOURSOMES
選手 | 結果 | 選手 |
イム・ソンジェ C.コナーズ | 4 & 3 | J.スピース J.トーマス |
A.スコット 松山英樹 | 3 & 2 | C.ヤング C.モリカワ |
イ・キョンフン T.キム | 2 & 1 | S.シェフラー S.バーンズ |
キム・シウ C.デービス | 4 & 3 | T.フィナウ M.ホーマ |
午前にFOURSOME、午後からSFOUR-BALLSによる合計8試合が行われ、世界選抜5勝3敗と巻き返しに成功、アメリカ選抜との差を4.0ポイントに縮めて3日目を終えた。
最終日(SINGLES)
〈チーム合計〉
ポイント | チーム名 | ポイント | |
12.5 | 世界選抜 | アメリカ選抜 | 17.5 |
〈各組の結果〉SINGLES
選手 | 結果 | 選手 |
キム・シウ | 1UP | J.トーマス |
C.デービス | 4 & 3 | J.スピース |
松山英樹 | TIED | S.バーンズ |
A.スコット | 3 & 2 | P.キャントレー |
S.ムニョス | 2 & 1 | S.シェフラー |
T.ペンドリス | 3 & 1 | T.フィナウ |
C.コナーズ | 1UP | X.シャウフェレ |
イム・ソンジェ | 1UP | C.ヤング |
イ・キョンフン | 3 & 1 | B.ホーシェル |
T.キム | 1UP | M.ホーマ |
M.ペレイラ | 3 & 2 | C.モリカワ |
C.ベズイデンホウト | 2 & 1 | K.キスナー |
最終日はSINGLESによる12試合が行われ、アメリカ選抜が6勝1分け5敗と勝ち越しに成功、通算でも16勝3分け11敗とし、世界選抜に5ポイント差をつけて勝利。通算対戦成績を12勝1分け1敗とした。
サンダーソン・ファームズ・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,461 Par: 72)
1968年に「マグノリア・ステート・クラシック」として第1回大会が行われ、今大会で54回目の開催となる歴史のあるトーナメントとなっています。例年ハイスコアによる優勝争いが展開され、2014年から6年連続で初優勝者が生まれると言った特徴があります。
優勝者には2025年シーズンまでの2年間のシード権とフェデックスカップポイントが500ポイント付与されます。
1914年オープン、2008年にジョン・フォウトとマイク・ゴーゲルによって再設計された木々によってセパレートされた林間コースは、比較的広くてフラットなフェアウェイに加え、ラフも浅く、グリーンも大きくてPGAツアー平均(11.5フィート)より少し速い程度であることから、16番と最終18番のPar4を除くすべてのホールがチャンスホールとなっています。
今大会は2022年9月29日(木)~10月2(日)にかけて熱戦が繰り広げられます。
連覇を目指すサム・バーンズを筆頭にサヒス・ティーガラやデービス・ライリーといった若手が出場する差ほど強くないフィールドとなっており、日本勢の出場はありません。
予選ラウンド1日目を終えて、ボギーフリーとなる6バーディ(66)をマークした期待の若手デービス・ライリーと2シーズン前にスペシャルテンポラリーメンバーを獲得する活躍を見せたウィル・ゴードンが6アンダー・トップタイで並んだ。1打差の3位タイには7名が並ぶ大混戦となる中、連覇を目指すサム・バーンズが2アンダー・25位タイと上々のスタートを切った。
予選ラウンド2日目を終えて、初日に続き2日目も6バーディ、1ボギー(67)でラウンドしたトーマス・デトリーとボギーフリーとなる9バーディ(63)をマークしたマッケンジー・ヒューズが通算10アンダー・トップタイで並んだ。連覇を目指すサム・バーンズは、スコアを3つ伸ばし、通算5アンダー・18位タイに浮上した。
3日目(決勝ラウンド)
首位 | マーク・ハバード | -15 | 65 |
2 | マッケンジー・ヒューズ | -14 | 68 |
T3 | ガリック・ヒーゴ | -12 | 68 |
スコット・ストーリングス | -12 | 68 | |
セップ・ストラカ | -12 | 69 | |
T6 | キーガン・ブラッドリー | -11 | 64 |
ニック・ハーディ | -11 | 68 | |
T8 | キム・ソンヒョン | -10 | 66 |
ディーン・バーメスター | -10 | 68 | |
エミリアーノ・グリジョ | -10 | 68 |
14時00分時点での天候は晴れ、気温27.2℃、湿度29%、風速3.6m/s(北)というコース・コンディションの中、78名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、後半の11番から5連続バーディを奪うなど、フェアウェイキープ率57.14% (8/14)ながら、パーオン率77.78% (14/18)、SG: APPROACH TO THE GREEN(2.306)、SCRAMBLINGが100.00%、SG: PUTTING(2.405)と2ndショットからショートゲーム、そしてパッティングにかけて安定したプレーを見せ、ボギーフリーとなる7バーディ(65)でラウンド、通算15アンダーまでスコアを伸ばしたマーク・ハバード。
最終日(決勝ラウンド)
優勝 | マッケンジー・ヒューズ | -17 | 69 |
2 | セップ・ストラカ | -17 | 67 |
3 | ガリック・ヒーゴ | -16 | 68 |
4 | ディーン・バーメスター | -15 | 67 |
T5 | エミリアーノ・グリジョ | -13 | 69 |
ニック・ハーディ | -13 | 70 | |
キーガン・ブラッドリー | -13 | 70 | |
マーク・ハバード | -13 | 74 | |
T9 | マシュー・ネスミス | -12 | 64 |
グレイソン・シグ | -12 | 67 | |
トーマス・デトリー | -12 | 68 | |
テイラー・モンゴメリー | -12 | 69 |
14時00分時点での天候は晴れ、気温28.3℃、湿度31%、風速4.0m/s(北)というコース・コンディションの中、78名による決勝ラウンド最終日が行われた。
終盤まで縺れる混戦となった最終日、10番Par3を終えた時点で単独トップに立ちながら、その後は14番Par5と16番Par4、そして最終18番Par4でのピンチを持ち味のショートゲームとパッティングで凌ぐ展開を強いられたマッケンジー・ヒューズと3連続バーディを含む6バーディ、1ボギー(67)とスコアを5つ伸ばし、ショット・パッティングともに安定したプレーで4日間60台でラウンドしたセップ・ストラカによるプレーオフとなった。
18番Par4で行われた1ホール目はショートサイドのバンカーに打ち込みながら、見事なリカバリーを見せたマッケンジー・ヒューズと惜しくもバーディパットが決まらなかったセップ・ストラカともにパーー。迎えたプレーオフ2ホール目、フリンジからのバーディパットを外したセップ・ストラカに対して、2.5mのバーディパットを決めたマッケンジー・ヒューズが初優勝と同じくプレーオフを制し、2016年「The RSM Classic」以来、5年10か月ぶりとなるPGAツアー2勝目を飾った。
2022年10月
シュライナーズ・チルドレンズ・オープン
(Yardage: 7,255 Par: 71)
ZOZOチャンピオンシップ
(Yardage: 7,079 Par: 70)
ザ・CJカップ・イン・サウスカロライナ
(Yardage: 7,655 Par: 71)
バターフィールド・バミューダ・チャンピオンシップ
(Yardage: 6,828 Par: 71)
今回で4回目とまだまだ歴史の浅い大会であり、過去3大会ではいずれも最終日に逆転での決着となるなど、難コースを舞台に波乱の展開が続いています。また、ピンクサンドも有名です。
優勝者には2025年シーズンまでの2年間のシード権とフェデックスカップポイントが500ポイント、2022-2023シーズンの「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」「ザ・プレーヤーズ選手権」「マスターズ」「全米プロゴルフ選手権」の出場権が付与されます。
1970年にロバート・トレント・ジョーンズ・シニアによって設計、1995年に改修されたコースは、6,828ヤードと距離は短めですが、起伏があり、グリーンも小さい。そして、海からの強い風が特徴の丘陵地にあるシーサイド・コースとなっています。特に名物ホールの16番を含むPar3に難易度の高いホールが多いため、ショットの正確性やクラブ選択を含むマネジメント能力がカギとなってくるでしょう。
フェアウェイ:バミューダ
ラフ:ゾイシア
グリーン:ティフイーグル/バミューダ
今大会は2022年10月27日(木)~10月30(日)にかけて熱戦が繰り広げられます。
トップ選手が不在の中でPGAツアー初優勝を目指す中堅・若手が出場する差ほど強くないフィールドとなっており、日本勢の出場はありません。
予選ラウンド1日目を終えて、ボギーフリーとなる9バーディ(62)をマークしたオースティン・スマザーマンと出だしから連続ボギーとつまずきながらも2つのイーグルを含む2イーグル、7バーディ、2ボギー(62)でラウンドしたツアールーキーのハリソン・エンディコットの共にPGAツアー初優勝を目指す2名が9アンダー・トップタイで並んだ。1打差の3位タイに5名が並など、トップと3打差の中に28名がひしめく大混戦となった。
日没サスペンデッドにより、暫定ではあるが予選ラウンド2日目を終えて通算14アンダー単独トップに立ったのは、1イーグル、9バーディ、2ボギー(62)でラウンドしたPGAツアー5勝を誇るベン・クレイン。1打差の通算13アンダーには、初日トップに立ったオースティン・スマザーマンら5名が並んだ。
3日目(決勝ラウンド)
首位 | シーマス・パワー | -18 | 65 |
ベン・グリフィン | -18 | 66 | |
T3 | ケビン・ユ | -16 | 67 |
アーロン・バデリー | -16 | 68 | |
5 | ブライアン・ゲイ | -15 | 66 |
T6 | グレイソン・シグ | -14 | 66 |
トーマス・デトリー | -14 | 68 | |
8 | ウィル・ゴードン | -13 | 66 |
T9 | マックス・マクグリービー | -12 | 66 |
ジャスティン・ローワー | -12 | 69 | |
デニー・マッカーシー | -12 | 69 | |
ベン・クレイン | -12 | 73 |
14時30分時点での天候は晴れ時々くもり、気温27.2℃、湿度79%、風速7.2m/s(南南西)というコース・コンディションの中、67名による決勝ラウンド3日目が行われた。
雨に見舞われた初日、2日目とは一転して強風の中で行われた決勝ラウンド3日目を終えてトップタイに並んだのは、PGAツアー2勝目を目指すシーマス・パワーとツアールーキーのベン・グリフィン。
2番から4連続バーディ、更に9番と11番でバーディを奪うなど、順調にスコアを伸ばす展開の中、13番でティーショットのミスからダブルボギーを叩いたシーマス・パワーだったが、ロングパットを決めた16番と17番で連続バーディ。フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率66.67% (12/18)ながら、パーオン時における平均パット(1.417)とパッティングに冴えを見せ、8バーディ、1ダブルボギー(65)でラウンド、出だしの1番からの3連続バーディを含む6バーディ、1ボギー(66)とスコアを5つ伸ばしたベン・グリフィンと並んで通算18アンダー・トップタイで3日目を終えた。
最終日(決勝ラウンド)
優勝 | シーマス・パワー | -19 | 70 |
2 | トーマス・デトリー | -18 | 67 |
T3 | パトリック・ロジャース | -17 | 65 |
ユ・チュンアン | -17 | 70 | |
ベン・グリフィン | -17 | 72 | |
T6 | デニー・マッカーシー | -16 | 67 |
アーロン・バデリー | -16 | 71 | |
T8 | マックス・マクグリービー | -15 | 68 |
ジャスティン・ローワー | -15 | 68 | |
10 | ハリソン・エンディコット | -14 | 68 |
14時30分時点での天候は晴れ時々くもり、気温26.1℃、湿度83%、風速10.2m/s(西)というコース・コンディションの中、67名による決勝ラウンド最終日が行われた。
4日間で最も風が強くなった最終日、1番と5番のPar4、そして2オンに成功した7番Par5でバーディを奪うなど、前半スコアを3つ伸ばす安定したプレーを見せたシーマス・パワーは、13番Par3でボギーを叩いたものの、距離のある右に曲がるラインを読み切った14番Par4でバウンスバックに成功し、単独トップに立つ。その後15番Par4と16番Par3で連続ボギーを叩いたものの、17番Par5で3打目のアプローチをよせてバーディを奪うと、2位に2打差をつけて迎えた最終18番Par4は3オン2パットのボギーでホールアウトしたものの、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パット(1.692)の5バーディ、4ボギー(70)でフィニッシュ。1打差で逃げ切り、2020-2021シーズン「Barbasol Championship」以来、約1年3か月ぶりの優勝、PGAツアー2勝目を飾った。
1打差の単独2位には、6バーディ、2ボギー(67)とスコアを4つ伸ばし、通算18アンダーでフィニッシュしたトーマス・デトリーが入った。
トップタイでスタートし、11番を終えた時点で2位に2打差をつけて単独トップに立ちながら、12番からの4連続ボギー、更に16番Par3ではダブルボギーを叩くなど、5ホールで6つスコアを落としたツアールーキーのベン・グリフィンら3名が通算17アンダー・3位タイで並んだ。
2022年11月
ワールド・ワイド・テクノロジー・チャンピオンシップ・アット・マヤコバ
(Yardage: 7,034 Par: 71)
2007年に第1回大会が開催され、16回目を迎える今大会は、メキシコでも有数の観光地として知られるカンクンから南に位置するユカタン半島の先端にあるカリブ海に面した港町プラジャ・デル・カルメンで開催され、メキシコで初めてPGAツアーが行われたことでも知られています。
優勝者には2025年シーズンまでの2年間のシード権とフェデックスカップポイントが500ポイント、2022-2023シーズンの「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」「ザ・プレーヤーズ選手権」「マスターズ」「全米プロゴルフ選手権」の出場権が付与されます。
カリブ海に面し、周囲をマングローブと運河やクリークで覆われた自然豊かなコースは、2006年にグレッグ・ノーマンによって設計され、PGAツアーの中では比較的距離が短く、全体的にフラットでグリーンも小さめだが、風の強さによっては難易度が変わるコースとなっています。また、フェアウェイに洞窟の様なバンカーがある7番は名物ホールとなっており、フェアウェイ・ラフ・グリーンの全面に潮に強いパスパラムが使われています。
フェアウェイ:パスパラム
ラフ:パスパラム
グリーン:パスパラム
トーナメント・レコード:261(-23)
・ラッセル・ヘンリー(2022-2023)
・ヴィクトル・ホブランド(2021-2022)
コース・レコード:61
・マシュー・ウルフ(2021-2022)
今大会は2022年11月3日(木)~11月6(日)にかけて熱戦が繰り広げられます。
世界ランキング2位のスコッティ・シェフラーを筆頭に同9位のコリン・モリカワや同11位で3連覇の期待が懸かるヴィクトル・ホブランド、同14位のトニー・フィナウと言った実力者に加え、2大会連続優勝を目指すシーマス・パワーやジェイソン・デイ、キャメロン・チャンプなどが出場するフィールドとなっています。日本勢の出場はありません。
予選ラウンド1日目を終えて、ショットとパッティングがかみ合ったほぼ完璧なプレーで序盤から順調にスコアを伸ばし、10番からの4連続バーディを含む1イーグル、8バーディ、1ボギー(62)をマークしたウィル・ゴードンが9アンダー・単独トップに立った。1打差の単独2位にはボギーフリーとなる8バーディ(63)でラウンドしたラッセル・ヘンリーがつけ、2打差の3位タイには4名が並などトップと4打差の中に27名がひしめく大混戦となった。
予選ラウンド2日目を終えて、3連続バーディを2回も達成するなど初日に続き、ショットとパッティングがかみ合ったほぼ完璧なプレーでボギーフリーとなる8バーディ(63)をマークしたラッセル・ヘンリーが通算16アンダーで単独トップに躍り出た。3打差の2位タイには共にPGAツアー初優勝を目指すサム・ライダーとウィル・ゴードンの2名が通算13アンダーで並んだ。また、ブライアン・ハーマンが4番Par3でホールインワンを達成しています。
3日目(決勝ラウンド)
首位 | ラッセル・ヘンリー | -22 | 65 |
T2 | ウィル・ゴードン | -16 | 68 |
パットン・キザイア | -16 | 67 | |
4 | シーマス・パワー | -15 | 63 |
T5 | トロイ・メリット | -14 | 65 |
ブライアン・ハーマン | -14 | 67 | |
T7 | トーマス・デトリー | -13 | 64 |
ヴィクトル・ホブランド | -13 | 66 | |
マティアス・シュワブ | -13 | 66 | |
グレイソン・シグ | -13 | 67 |
11時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温30.0℃、湿度66%、風速4.5m/s(東南東)というコース・コンディションの中、68名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、初日からボギーフリーのラウンドを続け、安定感抜群のプレーを見せているPGAツアー3勝を誇るラッセル・ヘンリー。
2日間ボギーフリーのラウンドとここまで安定感のある素晴らしいプレーを見せているラッセル・ヘンリーは、1番Par4で長いバーディパットを決めると、5番Par5と6番Par4でもピンそばにつけ連続バーディ。更に8番Par3では難しいラインを読み切りバーディを奪うなど、順調にスコアを伸ばして折り返す。後半に入っても3打目のアプローチをよせた13番Par5と距離のある下りのパットを決めた15番Par3でバーディ。上がり2ホールで絶好のチャンスを生かせなかったものの、フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パーオン時における平均パット(1.500)のボギーフリーとなる6バーディ、通算22アンダーでフィニッシュ。3日間ボギーフリーのほぼ完璧なプレーで2位に6打差をつけて3日目を終えた。
6打差の2位タイには、PGAツアー初優勝を目指すウィル・ゴードンと2018年大会の覇者でPGAツアー3勝目を目指すパットン・キザイアが通算16アンダーで並んだ。
8番Par3でホールインワン、11番Par4ではバックスピンでショットインイーグルをマークするなど、ボギーフリーとなる2イーグル、4バーディ(63)でラウンドしたシーマス・パワーが通算15アンダー・単独4位に浮上した。
また、グレイソン・シグも10番Par3でホールインワンを達成しています。
PGAツアー史上10人目の3連覇を目指すヴィクトル・ホブランドは、通算13アンダー・7位タイで3日目を終えた。
最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ラッセル・ヘンリー | -23 | 70 |
2 | ブライアン・ハーマン | -19 | 66 |
T3 | スコッティ・シェフラー | -18 | 62 |
ジョエル・ダーメン | -18 | 65 | |
トロイ・メリット | -18 | 67 | |
シーマス・パワー | -18 | 68 | |
ウィル・ゴードン | -18 | 69 | |
T8 | デビッド・リングマース | -17 | 65 |
サム・ライダー | -17 | 65 | |
T10 | マーベリック・マクニーリー | -16 | 66 |
デビッド・リプスキー | -16 | 66 | |
テイラー・モンゴメリー | -16 | 66 | |
ヴィクトル・ホブランド | -16 | 68 | |
パットン・キザイア | -16 | 71 |
14時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温30.0℃、湿度62%、風速4.0m/s(北北東)というコース・コンディションの中、68名による決勝ラウンド最終日が行われた。
メキシコで行われた今大会を制したのは、初日からボギーフリーのラウンドを続け、4日間安定感抜群のプレーを見せたPGAツアー3勝を誇るラッセル・ヘンリー。
通算22アンダー・2位に6打差をつけスタートしたラッセル・ヘンリーは、2打目をレッドペナルティエリアに打ち込んだ5番Par5で今大会最初のボギーを叩いたものの、続く6番Par4でピンに絡む素晴らしい2打目を見せてバウンスバックに成功すると、距離のある下りのラインを読み切った7番Par5とピンハイにつけた8番Par3でもスコアを伸ばし3連続バーディ。その後はペースを取り戻し、危なげなくパープレーを続ける中、難しい16番Par4でバンカーショットをよせきれずボギーを叩いたものの、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パーオン時における平均パット(1.750)の3バーディ、2ボギー(70)でラウンド、トーナメント・レコードタイとなる通算23アンダーでフィニッシュ。2016-2017シーズンの「Shell Houston Open」以来、5年7か月ぶりのPGAツアー4勝目を飾った。
これまで最終日を6回トップで迎えて僅か1回しか優勝に結びつけられない最終日に弱い印象があったものの、7回目で2回目の逃げ切りに成功した。
4打差の通算19アンダー・単独2位には、PGAツアー2勝を誇るブライアン・ハーマン、5打差の3位タイには、世界ランキング1位返り咲きを目指したスコッティ・シェフラーや2週連続優勝を目指したシーマス・パワーら5名が通算18アンダーで並んだ。
ヴィクトル・ホブランドは、通算16アンダー・10位タイでフィニッシュ、PGAツアー史上10人目の3連覇は成らなかった。
ケイデンス・バンク・ヒューストン・オープン
(Yardage: 7,412 Par: 70)
ザ・RSMクラシック
①(Yardage: 7,005 Par: 70)
②(Yardage: 7,060 Par: 72)
2010年に「The McGladrey Classic」として第1回大会が開催され、2016年大会から「The RSM Classic」となり、12回目を迎える今大会は、1997年のメジャー「全米プロゴルフ選手権」を含むPGAツアー21勝を誇るデービス・ラブⅢがホストを務める大会としても知られています。
優勝者には2025年シーズンまでの2年間のシード権とフェデックスカップポイントが500ポイント、2022-2023シーズンの「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」「ザ・プレーヤーズ選手権」「マスターズ」「全米プロゴルフ選手権」の出場権が付与されます。
①1929年にハリー・コルトとチャールズ・アリソンによって設計され、1999年にトム・ファジオによって改修されたシーサイドコースは、全長7,005ヤードと距離は短めの全面バミューダで全体的にフラットな地形でありながら、湿地帯のため13ホールにも及ぶウォーターハザードと47個のバンカー、海からの強い風が特徴的な大西洋に面した美しいリンクス・コースとなっています。特に14番Par4のティーショットはカギとなってきます。
②1928年にウォルター・トラヴィス・コルトとアリソンによって設計され、2019年にデービス・ラブⅢによって改修されたプランテーションコースは、全長7,060ヤードとこちらも距離は短めですが、81個ものバンカーと10箇所のウォーターハザードを擁しています。
予選2日間は、シーサイドコース(par70)とプランテーションコース(par72)の2つのコースを使用して行われる変則的な予選ラウンドとなります。
今大会は2022年11月17日(木)~11月20(日)にかけて熱戦が繰り広げられます。
好調のシーマス・パワーやジェイソン・デイ、若手のサヒス・ティーガラやテイラー・モンゴメリーなどが出場するものの、フィールドはそれほど強くないため、初優勝が期待される大会となっています。日本勢の出場はありません。
寒さと強風の中で行われた予選ラウンド1日目を終えて、プランテーションコースをラウンドし、ほぼ完璧なプレーで9バーディ、1ボギー(64)をマークしたコール・ハマーが8アンダー・単独トップに立った。1打差の単独2位には同じくプランテーションコースをラウンドし、ボギーフリーとなる7バーディ(65)をマークしたベン・グリフィンがつけ、2打差の3位タイには3名が並ぶなど、トップと4打差の中に28名がひしめく大混戦となった。
予選ラウンド2日目を終えて、プランテーションコースをラウンドしたアンドリュー・パットナムとともにシーサイドコースをラウンドしたハリー・ヒッグス、初日単独トップに立ったコール・ハマーの3名が通算12アンダーで並んだ。トップと2打差の中に10名がひしめく混戦となった。
3日目(決勝ラウンド)
首位 | パトリック・ロジャース | -14 | 64 |
ベン・マーティン | -14 | 65 | |
T3 | アダム・スベンソン | -13 | 62 |
サヒス・ティーガラ | -13 | 68 | |
アンドリュー・パットナム | -13 | 69 | |
T6 | ブライアン・ハーマン | -12 | 64 |
テイラー・ペンドリス | -12 | 65 | |
テイラー・モンゴメリー | -12 | 65 | |
アレックス・スモーリー | -12 | 67 | |
ケビン・ストリールマン | -12 | 68 | |
ボー・ホスラー | -12 | 69 | |
ハリー・ヒッグス | -12 | 70 |
14時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温16.1℃、湿度38%、風速4.5m/s(北北東)というコース・コンディションの中、69名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップタイに並んだのは、PGAツアー初優勝を目指すパトリック・ロジャースと8年1か月ぶりとなるPGAツアー2勝目を目指すベン・マーティン。
2番Par4で3打目のアプローチをよせきれずボギー先行のスタートとなったパトリック・ロジャースだったが、4番と5番のPar4でそれぞれ2.7mと2.3mを決めて連続バーディを奪うと、9番Par4では2打目をピンそば1.9mにつけバーディ。折り返してからも6.9mを決めた13番とラフからの2打目をピンそば1.9mにつけた14番のPar4、3打目をピンそばにつけた15番Par5、そして9.2mを決めた16番Par4で圧巻の4連続バーディを奪うなどスコアを伸ばしてフィニッシュ。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率72.22% (13/18)、SG: PUTTING(2.444)の7バーディ、1ボギー(64)でラウンド、通算14アンダー・トップタイで3日目を終えた。
4番Par4で2.7mを決めてバーディを先行させたベン・マーティンは、6番Par3と7番Par5でそれぞれ2.1mと3.1mを決めて連続バーディを奪うと、折り返した10番Par4で2打目を94cmにつけバーディ。更に難易度の高い14番Par4と優しい15番Par5でもそれぞれ4.2mと36cmを決めて連続バーディを奪うと最終18番Par4でボギーを叩いたものの、フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パーオン時における平均パット(1.667)の6バーディ、1ボギー(65)とスコアを5つ伸ばし、通算14アンダー・トップタイで3日目を終えた。
トップと1打差の3位タイには、サヒス・ティーガラら3名、2打差の6位タイにはテイラー・モンゴメリーら7名がひしめく混戦となった。
最終日(決勝ラウンド)
優勝 | アダム・スベンソン | -19 | 64 |
T2 | カラム・タレン | -17 | 64 |
サヒス・ティーガラ | -17 | 66 | |
ブライアン・ハーマン | -17 | 65 | |
T5 | ジョエル・ダーメン | -15 | 64 |
コール・ハマー | -15 | 65 | |
クリス・ストラウド | -15 | 65 | |
シーマス・パワー | -15 | 66 | |
アレックス・スモーリー | -15 | 67 | |
T10 | ロビー・シェルトン | -14 | 65 |
エリック・バーンズ | -14 | 66 | |
デビッド・リングマース | -14 | 66 | |
ウィンダム・クラーク | -14 | 66 | |
パトリック・ロジャース | -14 | 70 |
14時00分時点での天候はくもり、気温11.7℃、湿度56%、風速3.6m/s(北)というコース・コンディションの中、69名による決勝ラウンド最終日が行われた。
肌寒いコンディションの中で行われた最終日、終盤まで縺れた混戦を制したのは、PGAツアー初優勝を目指すアダム・スベンソン。
トップと1打差の3位タイからスタートしたアダム・スベンソンは、4番Par4で9.1mのパットを決めてバーディを先行させると、8番Par4でも6.2mの大きく左に曲がるラインを読み切りバーディ。その後、折り返した10番と11番のPar4でそれぞれ11.0mと5.0mを決めて連続バーディを奪うと、難易度の高い14番Par4と優しい15番Par5でともにチャンスを活かせなかったものの、5.5mを決めて抜け出した16番Par4と3.2mを決めた17番Par3で連続バーディ。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率94.44% (17/18)、SG: PUTTING(4.240)とパッティングに冴えを見せ、ボギーフリーとなる6バーディ(64)でラウンド、通算19アンダー・2位に2打差をつけ逆転勝利、PGAツアー初優勝を飾った。
2打差の2位タイには、ともにPGAツアー初優勝を目指すカラム・タレンとサヒス・ティーガラ、そしてPGAツアー3勝目を目指したブライアン・ハーマンの3名が通算17アンダーで並んだ。
例年と同様にトップと5打差の中に10名がひしめく混戦となった。
2022年12月
ヒーロー・ワールドチャレンジ
(Yardage: 7,449 Par: 72)
1999年に第1回大会が開催され、23回目を迎える今大会は、タイガー・ウッズ主催のPGAツアー非公認の招待イベントであり、メジャーチャンピオンや世界ランキングの上位選手を中心に20名が招待されます。
PGAツアー非公認の大会であるため、FEDEXCUP POINTSは付与されないものの、WGRポイントは加算されます。
2010年にアーニー・エルスによって設計されたコースは、小さいグリーンと52個ものバンカー、そしてペナルティエリアがあり、砂漠の特徴を活かした風光明媚でチャレンジングな全面バミューダ・グラスの18ホールとなっています。
今大会は2022年12月1日(木)~12月4(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
連覇を目指すヴィクトル・ホブランドを筆頭に今季1勝を飾っているマックス・ホーマやトニー・フィナウ、キム・ジュヒョンと言った好調なプレーヤーに加え、2015年大会優勝のジョーダン・スピースやジャスティン・トーマス、世界ランキング2位のスコッティ・シェフラーなど20名が出場します。2017年大会を制した松山英樹は不出場となりました。
1日目を終えて、今季1勝をマークしているキム・ジュヒョンとセップ・ストラカ、コリン・モリカワ、連覇を目指すヴィクトル・ホブランドの4名が3アンダー・トップタイで並んだ。今大会の優勝で世界ランキング1位に返り咲く可能性のあるスコッティ・シェフラーは、イーブンパー・9位タイで初日を終えた。
2日目を終えて、連覇を目指すヴィクトル・ホブランドが1イーグル、4バーディ、4ボギー(70)とスコアを2つ伸ばし、通算5アンダー・単独トップに立った。1打差の2位タイには、今大会の優勝で世界ランキング1位に返り咲く可能性のあるスコッティ・シェフラーら4名が通算4アンダーで並んだ。
3日目
首位 | ヴィクトル・ホブランド | -13 | 64 |
2 | スコッティ・シェフラー | -10 | 66 |
T3 | ジャスティン・トーマス | -8 | 66 |
キャメロン・ヤング | -8 | 68 | |
T5 | コリン・モリカワ | -7 | 69 |
ザンダー・シャウフェレ | -7 | 69 | |
7 | ジョン・ラーム | -4 | 68 |
8 | セップ・ストラカ | -3 | 70 |
T9 | サム・バーンズ | -2 | 69 |
トニー・フィナウ | -2 | 70 |
14時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温26.1℃、湿度59%、風速5.8m/s(東北東)というコース・コンディションの中、20名による3日目が行われた。
3日目を終えて単独トップに立ったのは、PGAツアー3勝を誇るヴィクトル・ホブランド。
3番Par5からの3連続バーディで勢いに乗ったヴィクトル・ホブランドは、6番Par5で2打目のミスからボギーを叩いたものの、7番Par4でバウンスバックに成功すると、折り返した11番Par5から3連続バーディ。更に15番Par5からもこの日3度目の3連続バーディを奪うなど、10バーディ、2ボギー(64)とスコアを8つ伸ばし、通算13アンダー・2位に3打差をつけ、連覇に向け単独トップで3日目のラウンドを終えた。
今大会の優勝で世界ランキング1位に返り咲く可能性のあるスコッティ・シェフラーは、前半からスコアを3つ伸ばすと、折り返した10番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、15番Par5でイーグルを奪うなど、後半もスコアを伸ばしてフィニッシュ。通算10アンダー・単独2位で3日目を終えた。
最終日
優勝 | ヴィクトル・ホブランド | -16 | 69 |
2 | スコッティ・シェフラー | -14 | 68 |
3 | キャメロン・ヤング | -12 | 68 |
4 | ザンダー・シャウフェレ | -11 | 68 |
5 | ジャスティン・トーマス | -10 | 70 |
6 | コリン・モリカワ | -9 | 70 |
7 | トニー・フィナウ | -6 | 68 |
T8 | イム・ソンジェ | -5 | 68 |
ジョン・ラーム | -5 | 71 | |
T10 | キム・ジュヒョン | -4 | 69 |
セップ・ストラカ | -4 | 71 |
13時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温26.1℃、湿度59%、風速4.9m/s(北東)というコース・コンディションの中、20名による最終日が行われた。
序盤からリードを保ち、後半2打差まで詰め寄られながらも逃げ切って連覇を達成したのは、ノルウェーの25歳ヴィクトル・ホブランド。
3打のリードを保って単独トップからスタートしたヴィクトル・ホブランドは、3番Par5でバーディを先行させると、6番Par5と7番Par4でも連続バーディを奪い、リードを5打差に広げて前半を折り返す。後半は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、5バーディ、2ボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、通算16アンダーでフィニッシュ、大会連覇を達成した。
今大会の優勝で世界ランキング1位に返り咲く可能性のあるスコッティ・シェフラーは、2番Par3と4番Par4でバーディ、6番Par5でイーグルと好スタートを切ったものの、7番Par4のボギーと9番Par5でのダブルボギーでつまずくと、14番からの3連続バーディなどで後半に追い上げを見せたものの、通算14アンダーでフィニッシュ、優勝に2打及ばず、単独2位で大会を終えた。
単独の3位には、2021-2022シーズンにルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、今季の活躍が期待されるキャメロン・ヤングが通算12アンダーで入った。
QBEシュートアウト
(Yardage: 7,382 Par: 72)
1988年に第1回大会が開催され、35回目を迎える今大会は、初日と2日目、そして最終日とプレー方式を変えてプレーする12組24人のペアによる54ホールの変則ストロークプレーで優勝を争うグレッグ・ノーマン主催のダブルストーナメントとなります。
ティブロン・ゴルフクラブは、27,000平方フィートの地中海スタイルのクラブハウスと〈ゴールド・コース〉と〈ブラック・コース〉の2つのコースで構成され、どちらも「全英オープン」で2回の優勝経験を持つグレッグ・ノーマンによって設計されました。ちなみにティブロンとはスペイン語でサメを意味します。また、リッツ・カールトン・ゴルフリゾート・ナポリが隣接しています。
LPGAツアーのCMEグループ・ツアー選手権とPGAツアーのQBEシュートアウトを開催しています。
3日間の大会方式は、1日目が〈SCRAMBLE〉、2日目が〈MODIFIED ALTERNATE SHOT〉、最終日が〈FOUR-BALL〉となります。
〈SCRAMBLE〉
・各プレーヤーが、すべてのホールでティーショットを放ち、2つあるボールの位置からベターな方が選択され、そこから各プレーヤーが、2打目を打ちます。このプロセスが、グリーン上を含むホールアウトまで繰り返されることを言います。
〈MODIFIED ALTERNATE SHOT〉
・各プレーヤーが、すべてのホールでティーショットを放ち、1つのボールが選択され、ティーショットが選択されなかったプレーヤーが2打目を打ち、ホールアウトまでショットを交互に行うことを言います。
〈FOUR-BALL〉
・各プレーヤーが、それぞれ自分のボールでプレーし、各ホールで成績の良い方のスコアを採用することを言います。
太平洋に面し、木々と池を巧みに配置した美しいコースは、距離はさほどなく、ラフもほぼ無く、バンカーも50個と多くはないものの、すべてのホール(実際にさほどプレーに影響しないホールもある)で池が絡むのが特徴となります。正確なショット力がスコアを作るカギとなるでしょう。
今大会は、2021年12月9日(金)~12月11(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
プレジデンツカップでペアを組んだ2組(マックス・ホーマ/ケビン・キスナーとコーリー・コナーズ/イ・キョンフン)やマーベリック・マクニーリーと組んだレクシー・トンプソンとデニー・マッカーシーと組んだネリー・コルダの2名がLPGAツアーから参戦する男女混合組を含む12組24名が出場します。松山英樹は不出場となりました。
〈SCRAMBLE〉方式で行われた大会1日目を終えて単独トップに立ったのは、3イーグル、10バーディ(56)の16アンダーをマークしたチャーリー・ホフマン/ライアン・パーマー組。2打差の2位タイには、コーリー・コナーズ/イ・キョンフン組とマックス・ホーマ/ケビン・キスナー組が14アンダーで並んだ。
〈MODIFIED ALTERNATE SHOT〉方式で行われた大会2日目を終えて単独トップをキープしたのは、チャーリー・ホフマン/ライアン・パーマー組。2日目も安定したプレーでボギーフリーとなる10バーディ(62)でまとめ、通算26アンダーまでスコアを伸ばした。トップと2打差の単独2位には、1イーグル、10バーディと2日目のベストスコア(60)をマークしたトム・ホージ/サヒス・ティーガラ組が通算24アンダーで追走、トップと4打差の3位タイには、ジェイソン・デイ/ビリー・ホーシェル組と2021年大会以来の優勝を目指すマット・クーチャー/ハリス・イングリッシュ組が通算22アンダーで並んだ。
最終日
優勝 | T.ホージ/S.ティーガラ | -34 | 62 |
2 | C.ホフマン/R.パーマー | -33 | 65 |
3 | H.イングリッシュ/M.クーチャー | -32 | 62 |
4 | M.ホーマ/K.キスナー | -30 | 63 |
T5 | T.マリナックス/S.ストーリングス | -27 | 62 |
N.コルダ/D.マッカーシー | -27 | 62 | |
7 | S.ストリッカー/C.ヤング | -26 | 65 |
T8 | B.ハーマン/S.ストラカ | -25 | 62 |
C.コナーズ/イ・キョンフン | -25 | 65 | |
T10 | M.マクニーリー/L.トンプソン | -24 | 65 |
J.デイ/B.ホーシェル | -24 | 70 | |
12 | K.ミッチェル/J.J.スポーン | -23 | 64 |
11時00分時点での天候は晴れ、気温23.3℃、湿度70%、風速3.1m/s(東北東)というコース・コンディションの中、12組24名による最終日が行われた。
〈FOUR-BALL〉方式で行われた最終日も安定感抜群のプレーを見せ、3日間ボギーフリーのラウンドで今大会初優勝を飾ったのは、トム・ホージ/サヒス・ティーガラ組。
トップと2打差からスタートしたトム・ホージ/サヒス・ティーガラ組は、スコアを2つ伸ばして迎えた8番Par3から3連続バーディで勢いに乗ると、12番Par3からこの日2回目の3連続バーディ。更に16番Par4でバーディを奪うと、トップタイで迎えた最終18番Par4をバーディフィニッシュ。10バーディ(62)でラウンド、2位に1打差をつけて通算34アンダーで逆転優勝を飾った。
1打差の単独2位には、後半15番Par4からの3連続バーディでトップタイに並んだものの、8バーディ、1ボギー(65)と思うようにスコアを伸ばせず、最終18番Par4で逃げ切られたチャーリー・ホフマン/ライアン・パーマー組が通算33アンダーで入った。
2打差の単独3位には、最終日ボギーフリーとなる10バーディ(62)と追い上げを見せ、2021年大会以来となる優勝を目指したハリス・イングリッシュ/マット・クーチャー組が通算32アンダーで入った。
男女混合ペアで出場したネリー・コルダ/デニー・マッカーシー組は、ボギーフリーとなる10バーディ(62)でラウンド、通算27アンダー・5位タイでフィニッシュ。マーベリック・マクニーリー/レクシー・トンプソン組は、8バーディ、1ボギー(65)とスコアを7つ伸ばしたものの、通算24アンダー・10位タイで大会を終えた。
2023年1月
セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ
(Yardage: 7,606 Par: 73)
ソニー・オープン・イン・ハワイ
(Yardage: 7,044 Par: 70)
ザ・アメリカンエキスプレス
①(Yardage: 7,187 Par: 72)
②(Yardage: 7,147 Par: 72)
③(Yardage: 7,060 Par: 72)
ファーマーズ・インシュランス・オープン
①(Yardage: 7,765 Par: 72)
②(Yardage: 7,258 Par: 72)
2023年2月
AT&Tペブルビーチ・プロ=アマ
①(Yardage: 6,972 Par: 72)
②(Yardage: 7,041 Par: 72)
③(Yardage: 6,934 Par: 71)
WMフェニックス・オープン
(Yardage: 7,261 Par: 71)
ザ・ジェネシス・インビテーショナル
(Yardage: 7,322 Par: 71)
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