2023年 全英オープンゴルフ 松山英樹 今季最後のメジャーでの活躍に期待！テレビ放送予定と試合結果【PGA米国男子ツアー】

2023年7月20日(木)～7月23日(日)にかけてイングランド・ウィラル半島ホイレイクにあるロイヤル・リバプール（Royal Liverpool）で開催される2022-2023シーズンの第42戦、メジャー・トーナメント「全英オープンゴルフ（The Open Championship）」の大会概要、大会日程（スケジュール）出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。

日本勢では下記の9名が出場します。

【PGAツアー】
・松山英樹

【JGTOツアー】
・比嘉一貴、金谷拓実、星野陸也
・中島啓太、蟬川泰果、岩田寛
・平田憲聖、安森一貴

※松山英樹：2013年大会の初出場から2大会連続9回目の出場
※比嘉一貴：2022年大会の初出場から2大会連続2回目の出場
※金谷拓実：2019年大会の初出場から3大会連続4回目の出場
※星野陸也：2021年大会の初出場から3大会連続3回目の出場
※中島啓太：2022年大会の初出場から2大会連続2回目の出場
※岩田寛　：2008年大会の初出場から8大会ぶり4回目の出場
※蟬川泰果、平田憲聖、安森一貴：初出場

全英オープンゴルフ

1860年に創設された世界最古のトーナメント「全英オープン」は、全英ゴルフ協会（R＆A）主催の世界で最も権威のあるトーナメントとして知られており、今回で151回目を迎える歴史と伝統のあるトーナメントとなっています。

「あるがまま」を理念としたリンクス・コースでの開催を主としており、硬くてアンジュレーションのあるフェアウェイと深いラフ、数多くのポッドバンカー、大きなグリーンはさることながら、強く重たい海風と1日を通じて変化する天候という自然が作り出す環境の変化にも対応が求められるトーナメントと言えるでしょう。

第1回大会を制したのは、スコットランドのウィリー・パーク。最多6回の優勝を誇るハリー・バードンや5回優勝のジョン・ヘンリー・テイラーとジェームス・ブレイド、4回優勝のウォルター・ヘーゲンと言った名プレーヤーに加え、1940年代後半から1990年代後半にかけて5回の優勝を果たしたピーター・トムソンとトム・ワトソン、4回優勝のボビー・ロック、3回優勝のゲーリー・プレーヤーやジャック・ニクラス、セベ・バレステロス、ニック・ファルドと言ったレジェンドが優勝者に名を連ねています。

2000年以降は、タイガー・ウッズが3回の優勝（2000年、2005年から2006年にかけて連覇）を飾っています。

前回大会は、初日と2日目をトップで終え、最終日をトップと4打差の3位タイからスタートし、ボギーフリーとなる8バーディ（64）でラウンドしたキャメロン・スミスが、スコアを8つ伸ばし、セント・アンドリュース・リンクスのオールド・コースで行われた2000年大会でタイガー・ウッズが記録した通算19アンダーを1打更新する通算20アンダーで逆転優勝を飾り、メジャー・トーナメント初優勝を含むPGAツアー6勝目を挙げました。

会場となるのは、13回目の開催となる「ロイヤル・リバプール（Royal Liverpool）」になります。

賞金総額は$14,000,000（2021-2022シーズン）優勝者には2028年シーズンまでの5年間のシード権、フェデックスカップポイントが600ポイント、他3つのメジャー・トーナメント（全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権）の5年間の出場権、2つのトーナメント（セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズとザ・プレーヤーズ選手権）の出場権が付与される予選・決勝ラウンドを含む4日間72ホールのストローク・プレーで行われます。

世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーを筆頭に、前週の優勝で同2位に浮上したローリー・マキロイや同3位で今季のマスターズ・トーナメントを制したジョン・ラーム、大会連覇を目指す同7位のキャメロン・スミス、今季の全米オープンを制した同10位のウィンダム・クラークや今季の全米プロゴルフ選手権を制した同12位のブルックス・ケプカと言った実力者を含む世界ランキングトップ50から49名（世界ランキング14位のウィル・ザラトリスを除く）が出場する強力なフィールドとなっています。

日本勢では、世界ランキング34位の松山英樹を筆頭に、JGTOツアーからベテランと中堅、そして若手とバランスの取れた総勢9名が出場します。

※世界ランキングは2023年7月17日時点

【パワー・ランキング】
1位：ローリー・マキロイ
2位：スコッティ・シェフラー
3位：キャメロン・スミス
4位：ティレル・ハットン
5位：リッキー・ファウラー
6位：ブルックス・ケプカ
7位：ジョン・ラーム
8位：トミー・フリートウッド
9位：ヴィクトル・ホブランド
10位：ダスティン・ジョンソン
11位：ザンダー・シャウフェレ
12位：ジョーダン・スピース
13位：パトリック・キャントレー
14位：シェーン・ローリー
15位：ロバート・マッキンタイア

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全英オープンゴルフ 開催会場

【イングランド・ウィラル半島ホイレイク】
ロイヤル・リバプール
（Royal Liverpool）

アイリッシュ海を望むイングランド・ウィラル半島ホイレイクに位置する「ロイヤル・リバプール」は、1869年にオープンした創立154周年を迎える歴史と伝統を誇る名門ゴルフクラブとなっています。

会場のあるホイレイクの東にあるマーシー川を渡った先にはビートルズの出身地としても有名な臨海都市リバプールがあり、リバプール大聖堂やアルバート・ドッグ、プレミアリーグに所属するリバプールの本拠地アンフィールドといった有名な観光施設を訪れることができます。

1869年にロバート・チェンバースとジョージ・モリスによって、9ホールがレイアウトされ、ハリー・コルトによって18ホールに拡張、その後、ドナルド・スティールとマーティン・ホートリー、マーティン・エバートが改修を行ったコースでは、これまでに12回の全英オープンを開催しており、13回目を迎える今回は9年ぶりの開催となります。

また、2012年には初めて全英女子オープンを開催し、韓国の申ジエがメジャータイトルを手にしています。

出場選手一覧

最終エントリーが確定した144名の出場選手は、PDFをご覧ください。

注目選手

※選手名をクリックすると、キャリア等の詳細情報を確認できます。

※選手情報及び世界ランキングは2023年7月17日時点

スコッティ・シェフラー（Scottie Scheffler）

3大会連続3回目の出場となる今大会での最高成績は、初出場となった2021年大会での8位タイとなります。直近では、2位1回と3位4回を含む7試合連続トップ5入りと好調を維持しているだけに、優勝候補の1人と言えるでしょう。

パワーランキングは2位。

ローリー・マキロイ（Rory Mcllroy）

7大会連続14回目の出場となる今大会での最高成績は、2014年大会での優勝となります。2週連続優勝が期待されます。

パワーランキングは1位。

パトリック・キャントレー（Patrick Cantlay）

5大会連続5回目の出場となる今大会での最高成績は、前回大会での8位タイとなります。

パワーランキングは13位。

松山 英樹（Hideki Matsuyama）

2大会連続9回目の出場となる今大会での最高成績は、初出場となった2013年大会での6位タイとなります。

パワーランキングは選出されず。

最新の世界ランキングはこちらをご覧ください！

全英オープンゴルフのテレビ放送

【地上波】テレビ朝日系列にて全ラウンド生中継放送！！
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送！！
【動画配信】ABEMAが全ラウンドをLIVE配信！！
【動画配信】ゴルフネットワークプラスで配信！！

生：生中継

【地上波】テレビ朝日系列 

全ラウンド無料生中継放送！！　※日本時間

7月20日(木)　第1日

• 23:15～28:00 生

7月21日(金)　第2日

• 23:15～27:55 生
  ※最大延長 28:50まで

7月22日(土)　第3日

• 23:00～28:00 生
  ※最大延長 29:00まで

7月23日(日)　第4日（最終日）

• 22:00～27:00 生
  ※最大延長 28:55まで（一部地域を除く）

【CS放送】ゴルフネットワーク 

全ラウンド生中継！！　※日本時間

7月20日(木)　第1日

• 14:30～19:00（1）生
• 19:00～23:30（2）生
• 23:30～28:00（3）生
  ※最大延長 29:00まで

7月21日(金)　第2日

• 14:30～19:00（1）生
• 19:00～23:30（2）生
• 23:30～28:00（3）生
  ※最大延長 29:00まで

7月22日(土)　第3日

• 18:00～21:30（1）生
• 21:30～25:00（2）生

7月23日(日)　第3日

• 01:00～04:00（3）生
  ※最大延長 05:00まで

7月23日(日)　第4日 （最終日）

• 17:00～20:30（1）生
• 23:30～24:00（2）生

7月24日(月)　第4日 （最終日）

• 00:00～03:00（3）生
  ※最大延長 07:00まで

※スカパー！からゴルフネットワークを視聴する方法は公式サイトスカパー！でご確認下さい。

【動画配信】ABEMA

全ラウンド生中継ライブ配信　※日本時間

7月20日(木)　第1日

• 19:00～30:00 生

7月21日(金)　第2日

• 19:00～30:00 生

7月22日(土)　第3日

• 19:00～30:00 生

7月23日(日)　第4日 （最終日）

• 19:00～30:00 生

※ABEMAの新規加入については公式サイトでご確認下さい。

【動画配信】ゴルフネットワークプラス 

※詳しい放送時間は公式ホームページでご確認下さい

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全英オープンゴルフ 組み合わせ・スタート時刻

全英オープンゴルフ 試合結果（詳細）

最終日（決勝ラウンド）

15時00分時点での天候は雨、気温16.7℃、湿度95%、風速3.6m/s（北西）というコース・コンディションの中、76名による決勝ラウンド最終日が行われた。

2日目以降、2位以下との5打差のリードを保ち続け、メジャー最終戦を制したのは、優勝こそ無いものの、今季2位に3回入る活躍を見せ、2017年「Wells Fargo Championship」以来、約6年2か月ぶりのPGAツアー3勝目を目指すブライアン・ハーマン。

ブライアン・ハーマン 1位（-13）

フェアウェイキープ率 85.71% (12/14)
パーオン率 66.67% (12/18)
Putts per GIR（1.67）

メジャー初優勝に向け、5打差のリードを持って最終日を迎えたブライアン・ハーマンは、グリーン奥からのアプローチをよせきれなかった2番Par4とティーショットを右のブッシュに打ち込むミスから4オン2パットとなった5番Par5でボギーと序盤からスコアを落とす展開となったものの、直後の6番Par3と7番Par4でそれぞれ4.2m、7.2mを決めた連続バーディでスコアをスタート時に戻す。その後、2打目のアプローチをよせきれなかった13番Par3で再びボギーが先行する形となったものの、続く14番Par4で12.3mと距離のあるバーディパットを決めてバウンスバックに成功すると、15番Par5でも2.5mを決めて連続バーディを奪うなど、安定したプレーで4バーディ、3ボギー（70）とスコアを1つ伸ばし、通算13アンダーでフィニッシュ、PGAツアー3勝目をメジャー初優勝で飾った。

また、ブライアン・ハーマンの優勝は、ボブ・チャールズ（1963年）フィル・ミケルソン（2013年）に次ぐ、史上3人目のレフティーでの全英オープン優勝者であり、同時開催となったバラクーダ選手権でもレフティーのアクシャイ・バティアがPGAツアー初優勝を飾っている。

トップと6打差の2位タイには、1イーグル、4バーディ、2ボギー（67）とスコアを4つ伸ばしたキム・ジュヒョン、ともに今季1勝のセップ・ストラカとジェイソン・デイ、そして今季のマスタ－ズ覇者で世界ランキング3位のジョン・ラームの4名が、通算7アンダーで並んだ。

また、初日をトップタイで終えるなど、アマチュアで唯一予選を通過したクリスト・ランプレヒトが、通算11オーバー・74位タイでフィニッシュし、ローアマチュアに輝いた。

日本人選手の結果（詳細）

松山 英樹 13位タイ（-3）

フェアウェイキープ率 64.29% (9/14)
パーオン率 66.7% (12/18)
Putts per GIR（1.67）

出だしの1番と2番のPar4でともにポットバンカーからのアプローチをよせてピンチを凌いだ松山英樹だったが、4番Par4でティーショットの乱れから4オン2パットのダブルボギーを叩くと、7番Par4でもティーショットを左サイドの深いラフに入れるミスからボギーを叩くなど、序盤からスコアを落とす展開を強いられる。しかし、5.2mを決めた9番Par3で最初のバーディを奪うと、折り返した11番と12番のPar4でそれぞれ1.9m、4.4mを決めて連続バーディ。更に16番Par4でも4.2mのバーディパットを決めるなど、4バーディ、1ボギー、1ダブルボギー（70）と後半にかけて盛り返し、通算3アンダー・13位タイでメジャー最終戦を終えた。

星野 陸也 60位タイ（+7）

フェアウェイキープ率 64.29% (9/14)
パーオン率 38.89% (7/18)
Putts per GIR（1.57）

3番Par4でラフからの2打目をOBとするなど、5オン2パットのダブルボギーを叩いた星野陸也は、ともにアプローチをよせきれなかった6番Par3と7番Par4で連続ボギーと前半から大きくスコアを崩すと、折り返した11番と14番、そして16番のPar4でそれぞれ3.6m、12.9m、6.2mのバーディパットを決めて盛り返したものの、ティーショットをグリーンオーバーした17番Par3で4オン2パットのトリプルボギー。更に最終18番Par5でも4オン2パットのボギーと終始ショットに安定感を欠き、3バーディ、3ボギー、2トリプルボギー（77）とスコアを6つ落とし、通算7オーバー・60位タイでメジャー最終戦を終えた。

緑：エース
紫：イーグル
青：バーディ
黒：パー
橙：ボギー
赤：ダブルボギー以上

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3日目（決勝ラウンド）

15時00分時点での天候はくもり、気温18.3℃、湿度85%、風速4.0m/s（南西）というコース・コンディションの中、76名による決勝ラウンド3日目が行われた。

決勝ラウンド3日目を終えて単独トップをキープしたのは、優勝こそ無いものの、今季2位に3回入る活躍を見せ、2017年「Wells Fargo Championship」以来、約6年2か月ぶりのPGAツアー3勝目を目指すブライアン・ハーマン。

ブライアン・ハーマン 1位（-12）

フェアウェイキープ率 57.14% (8/14)
パーオン率 61.11% (11/18)
Putts per GIR（1.64）

5打差のリードを持って3日目を迎えたブライアン・ハーマンは、ともにアプローチをよせきれなかった1番と4番のPar4でボギーを叩くなど、出だしからつまずいたものの、2オンに成功した5番Par5でバーディを奪うと、9番Par3でもティーショットを1.2ｍにつけバーディと前半をパープレーで折り返す。後半に入り、2打目を1.6mにつけた12番Par4と6.2mを決めた13番Par3で連続バーディを奪うと、パーセーブに成功した最終18番Par5を含む5ホールをパーで通過するなど、3日目も4バーディ、2ボギー（69）とスコアを2つ伸ばし、通算12アンダー・単独トップをキープした。

トップと5打差の単独2位には、安定したショットで6バーディ、1ボギー（66）とスコアを5つ伸ばした前回大会2位のキャメロン・ヤングが、通算7アンダーで続いた。

更にトップと6打差の単独3位には、9番Par3からの4連続バーディを含むボギーフリーの8バーディ（63）をマークした世界ランキング3位で今季のマスタ－ズ・トーナメント覇者のジョン・ラームが、通算6アンダーで続いた。

4位以下も混戦で4打差の中に35名がひしめいている展開となった。

日本人選手の結果（詳細）

松山 英樹 17位タイ（-2）

フェアウェイキープ率 71.43% (10/14)
パーオン率 94.44% (17/18)
Putts per GIR（1.88）

3番Par4で3.8mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切った松山英樹は、8番Par4でのチャンスを活かせなかったものの、危なげのないプレーで前半を終えると、折り返した14番Par4で4.1mを決めてバーディを奪うなど、なかなかパッティングが決まらなかったものの、安定したショットでボギーフリーとなる2バーディ（69）でラウンド、通算2アンダー・17位タイで3日目を終えた。

星野 陸也 41位タイ（+1）

フェアウェイキープ率 57.14% (8/14)
パーオン率 77.78% (14/18)
Putts per GIR（1.86）

全英オープンで初の決勝ラウンドに進んだ星野陸也は、2番Par4で2.0mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切ると、4番Par4と9番Par3でのチャンスは活かせなかったものの、危なげのないプレーで前半を終える。折り返した10番Par4でティーショットの乱れからボギーを叩き、11番と12番のPar4、15番Par5でのチャンスを活かせなかったものの、17番Par3で14.2mのバーディパットを決めるなど、3日目も2バーディ、1ボギー（70）とアンダーパーでラウンドし、通算1オーバー・41位タイでフィニッシュした。

緑：エース
紫：イーグル
青：バーディ
黒：パー
橙：ボギー
赤：ダブルボギー以上

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2日目（予選ラウンド）

予選カットライン：+3
安森一貴、比嘉一貴、中島啓太、蟬川泰果、金谷拓実、平田憲聖、岩田寛、K.ブラッドリー、C.モリカワ、T.フィナウ、P.ミケルソン、J.トーマス、D.ジョンソンらは予選落ちとなりました。

16時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温16.7℃、湿度75%、風速7.2m/s（北西）というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド2日目が行われた。

予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、優勝こそ無いものの、今季2位に3回入る活躍を見せ、2017年「Wells Fargo Championship」以来、約6年2か月ぶりのPGAツアー3勝目を目指すブライアン・ハーマン。

ブライアン・ハーマン 1位（-10）

フェアウェイキープ率 71.43% (10/14)
パーオン率 61.11% (11/18)
Putts per GIR（1.36）

それぞれ6.0m、7.7m、5.2mと長めのパットを決めた2番と3番および4番のPar4、そしてグリーン左サイドからのアプローチを確実によせた5番Par5で4連続バーディと出だしから素晴らしいスタートを切ったブライアン・ハーマンは、ポットバンカーからの2打目を後方に出すだけとなった12番Par4でのピンチをグリーン手前からの3打目のアプローチを直接決めてパーで凌ぐなど、その後の12ホールはチャンスが少ないながらもパーで通過し、迎えた最終18番Par5で2オンから4.5mを決めてイーグルでホールアウト。2日目はボギーフリーとなる1イーグル、4バーディ（65）でラウンド、通算10アンダー・単独トップに浮上した。

トップと5打差の単独2位には、3バーディ、3ボギー（71）とスコアを伸ばせなかったトミー・フリートウッドが、通算5アンダーで続いた。

トップと6打差の単独3位には、12番Par4からの4連続バーディを含む8バーディ、2ボギー、1ダブルボギー（67）でラウンドしたセップ・ストラカが、通算4アンダーで続いた。

通算3アンダー・4位タイに若手の注目株の1人ミンウ・リーや実力者ジェイソン・デイら3名が並ぶ中、通算2アンダー・7位タイには、ジョーダン・スピースや前回大会2位のキャメロン・ヤング、そして通算1アンダー・11位タイには、世界ランキング2位のローリー・マキロイや今季の全米オープンを制したウィンダム・クラークらが続いた。

日本人選手の結果（詳細）

松山 英樹 25位タイ（E）

フェアウェイキープ率 57.14% (8/14)
パーオン率 55.56% (10/18)
Putts per GIR（1.90）

5番Par5でグリーン手前からのアプローチを2.4mにつけ、バーディを先行させた松山英樹だったが、チャンスが少ないまま、折り返した11番Par4で1.5mのパーパットを決めきれずボギーを叩くと、優しい15番Par5でスコアを伸ばせず、迎えた最終18番Par5でもフェアウェイからの2打目を大きく左に曲げるなど、4オン2パットのボギーでホールアウトするなど、2日目は1バーディ、2ボギー（72）とスコアを1つ落とし、通算イーブンパー・25位タイで終えた。

星野 陸也 39位タイ（+2）

フェアウェイキープ率 50.00% (7/14)
パーオン率 50.00% (9/18)
Putts per GIR（1.44）

出だしの1番Par4で2打目のミスからボギーが先行した星野陸也は、ティーショットを左のブッシュに打ち込んだ5番Par5でもボギーを叩いたものの、7番Par4と9番Par3でそれぞれ1.8m、5.1mのバーディパットを決めてスタート時のスコアに戻す。折り返した10番Par4でアプローチをよせきれず、再びボギーが先行する展開を強いられたものの、15番Par5でグリーン手前からのアプローチを直接決めてイーグルを奪うと、最終18番Par5でも3.9mのバーディパットを決めるなど、2日目は1イーグル、3バーディ、3ボギー（69）とスコアを2つ伸ばし、通算2オーバー・39位タイで予選を通過した。

安森 一貴 77位タイ（+4）

フェアウェイキープ率 50.00% (7/14)
パーオン率 44.44% (8/18)
Putts per GIR（1.88）

2番Par4で7.3mのバーディパットを決めて、幸先の良いスタートを切った安森一貴は、その後も安定したプレーで前半を終えたものの、ティーショットの乱れから3打目のアプローチもよせきれなかった11番Par4とティーショットを右サイドに外した13番Par3でボギーを叩き、予選カットライン上のプレーを強いられると、パー以上が求められた最終18番Par5でグリーン右奥からのアプローチを5.8mまでにしかよせきれずにボギー。2日目は1バーディ、3ボギー（73）とスコアを2つ落とし、予選通過に1打及ばず、通算4オーバー・77位タイで予選落ちとなった。

比嘉 一貴 92位タイ（+6）

フェアウェイキープ率 50.00% (7/14)
パーオン率 33.33% (6/18)
Putts per GIR（1.67）

出だしからボギーが先行した比嘉一貴は、5番Par5と8番Par4でバーディを奪うなど、スコアを1つ落とすに留めて前半を折り返したものの、16番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩くと、ティーショットがOBとなった最終18番Par5でダブルボギーを叩くなど、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギー（75）とスコアを落とし、通算6オーバー・92位タイで予選落ちとなった。

中島 啓太 92位タイ（+6）

フェアウェイキープ率 50.00% (7/14)
パーオン率 27.78% (5/18)
Putts per GIR（1.60）

出だしの1番Par4で7.4mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切った中島啓太だったが、続く2番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩くと、ともにアプローチをよせきれなかった9番Par3と10番Par4で連続ボギー。その後、15番Par5でバーディを奪ったものの、ショットが乱れた上り3ホールで4つスコアを落とすなど、2バーディ、5ボギー、1ダブルボギー（76）とスコアを落とし、通算6オーバー・92位タイで予選落ちとなった。

蟬川 泰果 129位タイ（+10）

フェアウェイキープ率 57.14% (8/14)
パーオン率 77.78% (14/18)
Putts per GIR（2.00）

短いパーパットを外した3番Par4とティーショットをブッシュに打ち込んだ5番Par5でボギーを叩いた蟬川泰果は、2.2mを決めた7番Par4でバーディを奪ったものの、折り返した10番Par4と15番Par5でともに3パットのボギーを叩くと、ティーショットでOBを叩いた16番Par4でダブルボギー。最終18番Par5ではバンカーからの3打目をよせてバーディを奪ったものの、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギー（75）とスコアを落とし、通算10オーバー・129位タイで予選落ちとなった。

金谷 拓実 135位タイ（+11）

フェアウェイキープ率 57.14% (8/14)
パーオン率 44.44% (8/18)
Putts per GIR（2.00）

出だしからショットが安定しない金谷拓実は、2打目を曲げた3番Par4でボギーを叩くと、2ホールでのチャンスを逃して迎えた6番Par3と7番Par4でともにショットの乱れから連続ボギー。11番Par4でもショットが乱れ、ダブルボギーを叩くと、15番Par5で短いパーパットを外してボギー。更に2打目がOBとなった最終18番Par5でトリプルボギーを叩くなど、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギー（80）と大きくスコアを落とし、通算11オーバー・135位タイで予選落ちとなった。

平田 憲聖 148位タイ（+14）

フェアウェイキープ率 57.14% (8/14)
パーオン率 33.33% (6/18)
Putts per GIR（1.83）

出だしの1番Par4からボギーが先行した平田憲聖は、4番Par4で2.8mを決めてバーディを奪ったものの、ティーショットをブッシュに打ち込んだ7番とアプローチでミスが続いた8番のPar4で連続ダブルボギーを叩くと、いずれもポットバンカーの影響を受けた10番Par4からの3ホールでスコアを4つ落とす。更に17番Par3とティーショットがOBとなった最終18番Par5で連続ボギーを叩くなど、1バーディ、5ボギー、3ダブルボギー（81）と大きく崩れ、通算14オーバー・148位タイで予選落ちとなった。

岩田 寛 148位タイ（+14）

フェアウェイキープ率 57.14% (8/14)
パーオン率 50.00% (9/18)
Putts per GIR（1.89）

出だしからショットが乱れる中、2.3mを決めた7番Par4でバーディを先行させた岩田寛だったが、ティーショットの乱れから8番Par4でボギーを叩くと、10番と11番、そして14番のPar4でいずれもショットの乱れから4オン2パットのダブルボギー。更に短めのパーパットを外した17番Par3とティーショットがOBとなった最終18番Par5でも連続ボギーを叩くなど、1バーディ、3ボギー、3ダブルボギー（79）と後半一気に崩れ、通算14オーバー・148位タイで予選落ちとなった。

緑：エース
紫：イーグル
青：バーディ
黒：パー
橙：ボギー
赤：ダブルボギー以上

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1日目（予選ラウンド）