PGA米国男子ツアー2021-2022シーズンにおける最新の賞金、FEDEXCUPポイント(Fedexcup Season Standings)のトップ10及び松山英樹・小平智のランキングと試合結果をまとめました。
・松山英樹
・小平智(準シード)
※2022-2023シーズンのシード権獲得の条件
・シード権獲得:ポイントランキング125位以内(目安:440ポイント)
・入れ替え戦への出場条件:ポイントランキング200位以内(目安:94ポイント)
(2022.8.29)
・ツアーチャンピオンシップでロリー・マキロイが最多3回目の年間王者に輝いた。
・小平智は入れ替え戦の第2戦で予選落ちを喫し、順位が18位タイに後退した。
(2022.8.22)
・BMWチャンピオンシップでパトリック・キャントレーが連覇達成。
・小平智は11位タイで入れ替え戦の第1戦を終了。
(2022.8.15)
・フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップはウィル・ザラトリスがPGAツアー初優勝。
(2022.8.8)
・ウィンダム・チャンピオンシップはキム・ジュヒョンがPGAツアー初優勝。
(2022.8.1)
・ロケット・モーゲージ・クラシックはトニ-・フィナウが優勝。
(2022.7.25)
・3Mオープンはトニ-・フィナウが優勝。
(2022.7.18)
・全英オープンはキャメロン・スミスが優勝。
・バラクーダ・チャンピオンシップはチェズ・リービーが優勝。
(2022.7.11)
・ジェネシス・スコティッシュ・オープンはザンダー・シャウフェレが優勝。
・バーバソル・チャンピオンシップはトレイ・マリナックスが優勝。
(2022.7.4)
・ジョン・ディア・クラシックはJ.T.ポストンが優勝。
2022年6月
(2022.6.27)
・トラベラーズ・チャンピオンシップはザンダー・シャウフェレが優勝。
(2022.6.20)
・全米オープンはマシュー・フィッツパトリックが優勝。
(2022.6.13)
・RBCカナディアン・オープンはロリー・マキロイが大会連覇、PGAツアー21勝目を飾った。
(2022.6.6)
・ザ・メモリアル・トーナメントでビリー・ホーシェルが優勝、PGAツアー7勝目を飾った。
2022年5月
(2022.5.30)
・チャールズ・シュワブ・チャレンジは、サム・バーンズがプレーオフを制し、逆転優勝。
(2022.5.23)
・全米プロゴルフ選手権は、ジャスティン・トーマスが逆転優勝、PGAツアー15勝目を飾った。
(2022.5.16)
・AT&Tバイロン・ネルソンは、イ・キョンフンが連覇を達成し、PGAツアー2勝目を飾った。
(2022.5.9)
・ウェルズ・ファーゴ・チャンピオンシップでマックス・ホーマが今季2勝目を飾った。
(2022.5.2)
・メキシコ・オープン at ヴィダンタでジョン・ラームがPGAツアー7勝目を飾った。
2022年4月
(2022.4.25)
・チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオーリンズでザンダー・シャウフェレ/パトリック・キャントレー組が優勝、それぞれPGAツアー5勝目と7勝目を飾った。
(2022.4.18)
・RBCヘリテージでジョーダン・スピースがPGAツアー13勝目を飾った。
(2022.4.11)
・マスターズ・トーナメントでスコッティ・シェフラーがPGAツアー4勝目をメジャー初優勝で飾った。
(2022.4.4)
・バレロ・テキサス・オープンでJ.J.スポーンがPGAツアー初優勝を飾った。
2022年3月
(2022.3.28)
・WGC=デル・テクノロジーズ・マッチプレーは、スコッティ・シェフラーが大会初優勝、今季3勝目を飾った。
・コラレス・プンタカナ・チャンピオンシップは、チャド・ラミーがPGAツアー初優勝を飾った。
(2022.3.21)
・バルスパー・チャンピオンシップは、サム・バーンズが優勝、今季2勝目を飾った。
(2022.3.15)
・ザ・プレーヤーズ選手権は、キャメロン・スミスが優勝、今季2勝目を飾った。
(2022.3.7)
・アーノルド・パーマー・インビテーショナルは、スコッティ・シェフラーが優勝。
・プエルトリコ・オープンは、ライアン・ブレームがPGAツアー初優勝。
2022年2月
(2022.2.28)
・ザ・ホンダ・クラシックは、セップ・ストラカがPGAツアー初優勝。
(2022.2.21)
・ザ・ジェネシス・インビテーショナルは、ホアキン・ニーマンが優勝。
(2022.2.14)
・WMフェニックス・オープンは、スコッティ・シェフラーがPGAツアー初優勝。
(2022.2.7)
・AT&Tペブルビーチ・プロ=アマは、トム・ホージがPGAツアー初優勝。
2022年1月
(2022.1.30)
・ファーマーズ・インシュランス・オープンは、ルーク・リストが優勝。
(2022.1.24)
・ザ・アメリカンエキスプレスは、ハドソン・スワフォードが優勝。
(2022.1.17)
・ソニー・オープン・イン・ハワイは、松山英樹が大会初優勝。
(2022.1.11)
・セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズは、キャメロン・スミスが大会初優勝。
・松山英樹は、13位タイ。
(2022.1.6)
・松山英樹、約2か月ぶりの大会出場。
2021年12月
(2021.12.13)
・QBEシュートアウトは、ケビン・ナ/ジェイソン・コクラック組が大会初優勝。
(2021.12.6)
・ヒーロー・ワールドチャレンジは、ヴィクトル・ホブランドが大会初優勝。
2021年11月
(2021.11.22)
・ザ・RSMクラシックは、テイラー・グーチがPGAツアー初優勝。
(2021.11.15)
・ヒューレット・パッカード・エンタープライズ・ヒューストン・オープンは、ジェイソン・コクラックが優勝。
(2021.11.8)
・ワールド・ワイド・テクノロジー・チャンピオンシップ at マヤコバは、ヴィクトル・ホブランドが連覇を達成。
2021年10月
(2021.10.31)
・2021年10月終了時点での松山英樹の賞金ランキングは1位、FedExCupポイントランキングは3位。
(2021.10.18)
・ロリー・マキロイが節目となるPGAツアー20勝目を達成。
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2021-2022 賞金ランキング
※2022年8月22日時点
順位 | 選手名/国籍 | 獲得賞金 | 勝利 |
1 | スコッティ・シェフラー Scottie Scheffler アメリカ(USA) |
$14,046,910 | 4 |
2 | キャメロン・スミス Cameron Smith オーストラリア(AUS) |
$10,107,897 | 3 |
3 | ウィル・ザラトリス Will Zalatoris アメリカ(USA) |
$9,405,082 | 1 |
4 | パトリック・キャントレー Patrick Cantlay アメリカ(USA) |
$9,369,605 | 2 |
5 | ロリー・マキロイ Rory McIlroy 北アイルランド(NIR) |
$8,654,566 | 2 |
6 | ザンダー・シャウフェレ Xander Schauffele アメリカ(USA) |
$7,427,299 | 3 |
7 | サム・バーンズ Sam Burns アメリカ(USA) |
$7,073,986 | 3 |
8 | マシュー・フィッツパトリック Matt Fitzpatrick イングランド(ENG) |
$7,012,672 | 1 |
9 | ジャスティン・トーマス Justin Thomas アメリカ(USA) |
$6,829,576 | 1 |
10 | キャメロン・ヤング Cameron Young アメリカ(USA) |
$6,520,598 | 0 |
12 | 松山 英樹 Hideki Matsuyama 日本(JPN) |
$5,776,298 | 2 |
167 | 小平 智 Satoshi Kodaira 日本(JPN) |
$443,970 | 0 |
2021-2022 FEDEXCUPポイントランキング
※2022年8月22日時点
順位 | 選手名/国籍 | ポイント | 勝利 |
1 | スコッティ・シェフラー Scottie Scheffler アメリカ(USA) |
4,206 | 4 |
2 | パトリック・キャントレー Patrick Cantlay アメリカ(USA) |
4,129 | 2 |
3 | ウィル・ザラトリス Will Zalatoris アメリカ(USA) |
3,680 | 1 |
4 | ザンダー・シャウフェレ Xander Schauffele アメリカ(USA) |
2,825 | 3 |
5 | サム・バーンズ Sam Burns アメリカ(USA) |
2,605 | 3 |
6 | キャメロン・スミス Cameron Smith オーストラリア(AUS) |
2,548 | 3 |
7 | ロリー・マキロイ Rory McIlroy 北アイルランド(NIR) |
2,414 | 2 |
8 | トニー・フィナウ Tony Finau アメリカ(USA) |
2,376 | 2 |
9 | セップ・ストラカ Sepp Straka オーストリア(AUT) |
2,224 | 1 |
10 | イム・ソンジェ Sungjae Im 韓国(KOR) |
2,201 | 1 |
17 | 松山 英樹 Hideki Matsuyama 日本(JPN) |
1,765 | 2 |
164 | 小平 智 Satoshi Kodaira 日本(JPN) |
197 | 0 |
2021-2022 試合結果
2021年9月
フォーティネット・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,123 Par: 72)
ライダー・カップ
(Yardage: 7,355 Par: 71)
アメリカツアー(アメリカ国内生まれ、なおかつアメリカPGAツアーに登録しているメンバー)とヨーロピアンツアーの代表選手(ヨーロッパ各国で生まれ、なおかつヨーロピアンツアーに登録しているメンバー)による対抗戦として、2年に1度、奇数年に行われる団体戦の大会である。
1927年からスタートし43回目を迎える今大会の対戦成績は、アメリカツアーが26勝、ヨーロピアンツアーが14勝、2つの引き分けとアメリカツアーがリードしていますが、2000年以降はヨーロピアンツアーが2度の3連覇を含む7勝2敗と大きく勝ち越しています。2018年の前回大会は、ヨーロピアンツアーが制しでおり、今大会に連覇がかかります。
各チームは、12名の代表選手と1名のキャプテン、5名のアシスタント・キャプテンで構成され、1日目と2日目は、午前のセッションで〈FOURBALLS〉、午後のセッションで〈FOURSOMES〉、3日目は〈SINGLES〉で勝敗を決める3日間競技となっています。
〈FOUR-BALL〉方式
・二人がそれぞれ自分のボールでプレーし、各ホールで成績の良い方のスコアを採用する。
〈FOURSOMES〉方式
・1つのボールを同じチームの二人が交互にショットを行い、プレーをする。
〈SINGLES〉方式
・マッチプレーによる個人戦。
1998年、ピート・ダイによって設計されたコースは、アンジュレーションとうねりのあるフェアウェイと微妙な傾斜が複雑に絡むグリーン、深いバンカー、そして海からの強風とリンクス特有の吹きっさらしの険しい地形を活かした素晴しいコースとなっています。
3回のPGAチャンピオンシップ(2004年、2010年、2015年)を開催した歴史と伝統のあるパブリック・コースで2021年9月24日(金)~9月26日(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
大会1日目
〈FOURSOMES〉ポイント | チーム名 | ポイント | |
3.0 | アメリカ | ヨーロッパ | 1.0 |
ポイント | チーム名 | ポイント | |
3.0 | アメリカ | ヨーロッパ | 1.0 |
大会1日目、2人1組による8試合が午前と午後に分かれて2つの方式で行われ、アメリカが5勝2分けで6.0ポイント獲得し、1勝2分け5敗で2.0ポイントとスタートで出遅れたヨーロッパに対して4ポイントリードして初日を終えた。
大会2日目
〈FOURSOMES〉
ポイント | チーム名 | ポイント | |
3.0 | アメリカ | ヨーロッパ | 1.0 |
〈FOUR-BALL〉
ポイント | チーム名 | ポイント | |
2.0 | アメリカ | ヨーロッパ | 2.0 |
大会2日目も2人1組による8試合が午前と午後に分かれて2つの方式で行われ、アメリカが5勝3敗と勝ち越し、ヨーロッパに対して初日からのリードを6.0ポイントに広げ、最終日のシングルス戦に余裕をもって向かうこととなった。
大会3日目(最終日)
〈SINGLES〉
ポイント | チーム名 | ポイント | |
8.0 | アメリカ | ヨーロッパ | 4.0 |
〈Total〉
ポイント | チーム名 | ポイント | |
19.0 | アメリカ | ヨーロッパ | 9.0 |
大会最終日、それぞれ12名のプレーヤーによるシングルスのマッチプレーが行われ、アメリカが7勝3敗2分けと更に8.0ポイントを加え、3日間の合計ポイントでアメリカツアーがヨーロピアンツアーを破り、2016年以来となる2大会ぶりの勝利、通算対戦成績を26勝14敗2引き分けとした。
サンダーソンファームズ・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,461 Par: 72)
1968年に「マグノリアステートクラシック」として第1回大会が行われ、今大会で53回目の開催となる歴史のあるトーナメントとなっています。例年、ハイスコアによる優勝争いが展開されています。また、2014年から6年連続で初優勝者が生まれると言った特徴があります。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
1914年オープン、2008年にジョン・フォウトとマイク・ゴーゲルによって再設計され、比較的広くてフラットなフェアウェイに加え、ラフも浅く、グリーンもPGAツアー平均(11.5フィート)より少し速い程度であることから、16番ホールを除くすべてのホールがチャンスホールとなる木々によってセパレートされた林間コースとなっています。
フェアウェイ・グリーンがバミューダ、ラフがバミューダとゾイシアとなっています。
今大会は、2021年9月30日(木)~10月3(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
前回大会優勝のセルヒオ・ガルシアやサム・バーンズ、イム・ソンジェ、ウィル・ザラトリスらが出場しますが、差ほど強くないフィールドとなっています。日本人の出場はありません。
予選ラウンド1日目を終えて、ショットとパッティングがかみ合った素晴しいプレーを見せたツアールーキーで23歳のサヒス・ティーガラがボギーフリーとなる8バーディ(64)の8アンダーをマークし単独トップに立った。1打差の7アンダーには、2012年以来となるPGAツアー6勝目を狙うニック・ワトニーとPGAツアー2勝目を狙うハロルド・バーナーIIIが並んだ。
予選ラウンド2日目を終えて、ほぼ完璧なプレーで2番からの4連続を含むボギーフリーとなる11バーディとコースレコード(61)をマークしたウィル・ザラトリスと初日単独トップに立った23歳のサヒス・ティーガラ、2012年以来となるPGAツアー6勝目を狙うニック・ワトニーが通算13アンダーでトップに並んだ。
また、予選カットラインが5アンダーとハイスコアの展開となる中、前回大会チャンピオンのセルヒオ・ガルシアが予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | サヒス・ティーガラ | -18 | 67 |
T2 | キャメロン・トリンガーリ | -17 | 62 |
デニー・マッカーシー | -17 | 65 | |
サム・バーンズ | -17 | 65 | |
キャメロン・ヤング | -17 | 67 | |
T6 | セス・リーブス | -16 | 63 |
トレイ・マリナックス | -16 | 64 | |
T8 | アーロン・ワイズ | -15 | 67 |
ロジャー・スローン | -15 | 68 | |
T10 | コーリー・コナーズ | -14 | 66 |
アンドリュー・ランドリー | -14 | 66 | |
ニック・ハーディ | -14 | 66 | |
パン・チェンツェン | -14 | 67 | |
ヘイデン・バックリー | -14 | 70 | |
ニック・ワトニー | -14 | 71 |
16時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温27.7℃、湿度68%、風速2.7m/s(南南東)というコース・コンディションの中、68名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、2020年にプロ転向、ツアールーキーでPGAツアー初優勝を目指す23歳のサヒス・ティーガラ。
6番で最初のバーディを奪うなど落ち着いたプレーで前半を折り返したサヒス・ティーガラは、10番Par3で1.9mにつけて楽々バーディ、続く11番、12番でもバーディを奪うと、安定したアイアンショットとショートゲームで15番でもバーディ、終盤は安定感に欠けるティーショットが大きく曲がる場面が多かったものの、ラッキーと粘りのプレーでパーセーブ。ボギーフリーとなる5バーディ(67)でラウンド、通算18アンダートップで3日目を終えた。
1打差の2位タイには、ボギーフリーとなる2イーグル、6バーディ(62)をマークしたキャメロン・トリンガーリを始め、デニー・マッカーシー、キャメロン・ヤングと言ったPGAツアー初優勝を狙うプレーヤーが今大会世界ランキング最上位でPGAツアー1勝のサム・バーンズの4名が通算17アンダーで並んだ。
トップと4打差の中に15名がひしめく大混戦となった3日目、ビッグスコアが期待できるコースだけに最終日も最後まで分からない展開が続くでしょう。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | サム・バーンズ | -22 | 67 |
T2 | ニック・ワトニー | -21 | 65 |
キャメロン・ヤング | -21 | 68 | |
T4 | ヘンリク・ノーランダー | -20 | 64 |
ヘイデン・バックリー | -20 | 66 | |
アンドリュー・ランドリー | -20 | 66 | |
トレイ・マリナックス | -20 | 68 | |
T8 | キム・シウ | -19 | 66 |
セス・リーブス | -19 | 69 | |
サヒス・ティーガラ | -19 | 71 |
13時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温27.2℃、湿度75%、風速2.7m/s(西南西)というコース・コンディションの中、68名による決勝ラウンド最終日が行われた。
終盤まで縺れた接戦を制し、PGAツアー2勝目を飾ったのは、アメリカの25歳サム・バーンズ。
トップと1打差の2位タイからスタートしたサム・バーンズは、8番でアプローチを寄せきれずボギーを叩いたものの、Par5(3番、5番)で確実にバーディを奪い、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入り、13番から3連続バーディを含むスコアを伸ばしたいホールで確実にバーディを奪い、最終18番をボギーとしたものの、7バーディ、2ボギー(67)でラウンドし、トーナメント・レコードとなる通算22アンダーで逆転優勝。2021-2022シーズンの好スタートを切った。
1打差の2位タイには、生涯1回だけ使える獲得賞金トップ50の権利で2021-2022シーズンに参戦し、最終日ボギーフリーとなる7バーディ(65)でラウンドしたPGAツアー5勝、40歳のニック・ワトニーとツアールーキーで24歳のキャメロン・ヤングが通算21アンダーで並んだ。
単独トップでスタートしたツアールーキーのサヒス・ティーガラは、4バーディ、3ボギー(71)とスコアを1つしか伸ばせず、初優勝には届かなかったものの、通算19アンダー・8位タイでフィニッシュ。好スタートを切った。PGAツアー出場311試合目で初優勝を狙ったキャメロン・トリンガーリも4バーディ、3ボギー(71)とスコアを1つしか伸ばせず、通算18アンダー・11位タイで初優勝は次回にお預けとなった。
2021年10月
シュライナーズ・チルドレンズ・オープン
(Yardage: 7,255 Par: 71)
ザ・CJカップ @ サミット
(Yardage: 7,431 Par: 72)
ZOZOチャンピオンシップ
(Yardage: 7,041 Par: 70)
バターフィールド・バミューダ・チャンピオンシップ
(Yardage: 6,828 Par: 71)
3回目を迎えるまだまだ歴史の浅い大会ですが、世界ゴルフ選手権の中止を受けて、今大会もフェデックスカップポイント500で争われます。プレーオフでの決着となった前回大会は、当時48歳のブライアン・ゲイが約7年10か月ぶりPGAツアー5勝目を飾っています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
6,828ヤードと距離は短めですが、起伏があり、グリーンも小さい。そして、海からの強い風が特徴のコースとなっています。また、Par3に難易度の高いホールが多いため、ショットの正確性やクラブ選択を含むマネジメント能力がカギとなってくるでしょう。
今大会は、2021年10月28日(木)~10月31(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
前回大会優勝のブライアン・ゲイに加え、パトリック・リードやマシュー・フィッツパトリックなどが出場するものの、差ほど強くないフィールドとなる中、カート・キタヤマやガリック・ヒーゴなどの中堅・有望な若手が出場します。
日没サスペンデッドとなった予選ラウンド1日目を終えてトップに立ったのは、安定したショットとパッティングでボギーフリーとなる6バーディ(65)をマークしたチャド・ラミーとダブルボギーを叩きながら、11番からの4連続を含む9バーディを奪ったブランドン・ハジーというともにPGAツアー初優勝を狙う2名が6アンダーで並んだ。
予選ラウンド2日目を終えてショット・パッティングがかみ合った素晴しいプレーを見せたカナダのテイラー・ペンドリスが、1番からの5連続を含む1イーグル、9バーディ、1ボギーのコースレコードとなる(61)をマークし、通算11アンダーで単独トップに立った。1打差の単独2位には、1イーグル、6バーディ、1ボギー(64)でラウンドしたパトリック・ロジャースが通算10アンダーでつけ、決勝ラウンド3日目に進んだ。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | テイラー・ペンドリス | -17 | 65 |
2 | ダニー・リー | -14 | 65 |
3 | ルーカス・ハーバート | -13 | 65 |
T4 | パトリック・ロジャース | -12 | 69 |
ビンセント・ウィーリー | -12 | 68 | |
T6 | ジャスティン・ローワー | -11 | 67 |
ピーター・マルナティ | -11 | 67 | |
T8 | カーティス・トンプソン | -10 | 67 |
パトリック・フラビン | -10 | 68 | |
T10 | ガリック・ヒーゴ | -9 | 65 |
ディラン・ウー | -9 | 66 | |
グレーム・マクドウェル | -9 | 67 | |
アダム・スベンソン | -9 | 68 | |
ピーター・ユーライン | -9 | 68 | |
チャド・ラミー | -9 | 68 | |
デビッド・スキンズ | -9 | 70 |
16時00分時点での天候は、くもり、気温26.1℃、湿度77%、風速5.8m/s(南)というコース・コンディションの中、75名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、ツアールーキーでPGAツアー初優勝を目指す30歳カナダのテイラー・ペンドリス。
2日目にコースレコードとなる(61)をマークし、単独トップでスタートしたテイラー・ペンドリスは、持ち味である飛距離に加え、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パットが1.643とアイアンショットとパッティングが冴え、5番でボギーと出鼻を挫かれたものの、7番Par5で確実にバーディを奪うと、続く8番Par3でも低く抑えたショットからピンそばにつけバーディ、9番と折り返しての10番でもパットが決まり4連続バーディ、タフな13番Par3でバーディ、左サイドが海で235yと最も難易度の高いPar3でも距離のある右に曲がるラインを読み切りバーディ、優しい17番Par5でも確実にバーディを奪い、3日目もショット・パッティングともに安定感のあるプレーを見せ、7バーディ、1ボギー(65)でラウンドし、通算17アンダー・2位に3打差をつけ、3日目を終えた。
3打差の単独2位には、公傷制度を使ってPGAツアーに参戦しているダニー・リーが、要所で見せたキレのあるアイアンショットとパーオン時における平均パットが1.333と素晴らしいパッティングで2番Par5でバーディを奪い、幸先の良いスタートを切ると、5番からの3連続バーディを含む4バーディと序盤から4つスコアを伸ばして折り返す。後半に入り、10番、11番と連続バーディを奪い、一時トップに並んだものの、13番、14番と連続ボギー、続く15番と17番でバーディを奪ってスコアを戻し、8バーディ、2ボギー(65)の通算14アンダーでホールアウト。単独2位以内が必要なだけに最終日のプレーに注目が集まる。
4打差の3位には、ツアールーキーでオーストラリアの26歳ルーカス・ハーバートが通算13アンダーでつけた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ルーカス・ハーバート | -15 | 69 |
T2 | パトリック・リード | -14 | 65 |
ダニー・リー | -14 | 71 | |
4 | パトリック・ロジャース | -13 | 70 |
T5 | スコット・ストーリングス | -12 | 62 |
テイラー・ペンドリス | -12 | 76 | |
T7 | デービス・ライリー | -11 | 67 |
J.J.スポーン | -11 | 68 | |
ピーター・マルナティ | -11 | 71 | |
カーティス・トンプソン | -11 | 70 | |
ビンセント・ウィーリー | -11 | 72 |
13時00分時点での天候は、雨、気温25.0℃、湿度89%、風速7.6m/s(南西)というコース・コンディションの中、75名による決勝ラウンド最終日が行われた。
終盤、追い上げられながら、最後は1打差で逃げ切り、PGAツアー初優勝を飾ったのは、ツアールーキーでオーストラリアの26歳ルーカス・ハーバート。
トップと4打差の単独3位からスタートしたルーカス・ハーバートは、3日目と打って変わって海風も強く、非常に厳しいコンディションの中、序盤の2番、3番で連続バーディを奪い、スコアを15アンダーまで伸ばす。その後は、粘り強くパーを拾う中、9番でボギーを叩き、前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半に入り、12番でロングパットを決めてバーディ、しかし、タフな13番Par3では、グリーンオーバーからボギー、続く14番で距離のある右に曲がるラインを決めてバーディを奪い、再びトップに立つと、難しい16番Par3もパーで凌ぐなど、最後まで粘りのプレーを見せ、4バーディ、2ボギー(69)と風の強い中、ロックダウンショットを上手く使ってスコアを2つ伸ばし、通算15アンダーでホールアウト。逆転でPGAツアー初優勝を飾った。
1打差の2位タイには、タフなコンディションの中、安定感のあるショットとパッティングで2番、3番の連続バーディなど、序盤からスコアを伸ばし、後半は、ボギーなしの4バーディでラウンドするなど、7バーディ、1ボギー(65)をマークしたパトリック・リードと一時トップに立ちながら、12番Par4で2回のアプローチのミスからダブルボギー、13番、14番で連続ボギーと3ホールでスコアを4つ落とす。直後の15番から3連続バーディで追い上げを見せるものの、1打及ばず、通算14アンダーで大会を終えた。
最終日、2位に3打差をつけてスタートしたテイラー・ペンドリスは、6番から3連続ボギーでスコアを落とすと、17番Par5でもダブルボギーを叩き、最終日はバーディなしの3ボギー、1ダブルボギー(76)とスコアを5つ落とし、通算12アンダー・5位タイで大会を終えた。
2021年11月
ワールド・ワイド・テクノロジー・チャンピオンシップ・アット・マヤコバ
(Yardage: 7,017 Par: 71)
2007年に第1回大会が開催され、15回目を迎える今大会は、メキシコで初めてPGAツアーが行われたことでも知られています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
メキシコでも有数の観光地として知られるリビエラ・マヤは、ユカタン半島の先端にあるカリブ海に面した港町です。
カリブ海に面し、周囲をマングローブで覆われた自然豊かなコースは、2006年にグレッグ・ノーマンによって設計され、PGAツアーの中では比較的距離が短く、全体的にフラットでグリーンも小さめだが、風の強さによっては難易度が変わるコースとなっています。
フェアウェイに洞窟の様なバンカーがある7番は名物ホールとなっており、フェアウェイ・ラフ・グリーンの全面に潮に強いパスパラムが使われています。
今大会は、2021年11月4日(木)~11月7(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
世界ランキング7位のジャスティン・トーマスや同11位のトニー・フィナウ、同13位のブルックス・ケプカ、パワーランキング1位のエイブラハム・アンサー、前回大会優勝のヴィクトル・ホブランドに加え、パトリック・リードやマシュー・フィッツパトリック、ウィル・ザラトリス、2週連続優勝を狙うルーカス・ハーバートなど、この時期の大会としては多くのトップ選手が顔を揃える強力なフィールドとなった。
予選ラウンド1日目を終えてトップに立ったのは、ショットとパッティングがかみ合った素晴らしいプレーでボギーフリーとなる10バーディとコースレコードタイとキャリアベストの(61)をマークしたマシュー・ウルフが10アンダーと好スタートを切った。2打差の8アンダー・2位には、アーロン・ワイズ、3打差の3位タイには、10番Par3でホールインワンを達成したクリス・カークら4名が7アンダーで並んだ。
予選ラウンド2日目を終えてトップに立ったのは、マシュー・ウルフ。終盤、最もタフな16番と18番でボギーを叩いたものの、6バーディ、3ボギー(68)とスコアを3つ伸ばし通算13アンダートップで決勝ラウンド進出を決めた。2打差の通算11アンダー・2位には、スコッティ・シェフラー、3打差の3位タイには、カルロス・オルティスと連覇を目指すヴィクトル・ホブランドが通算11アンダーで並んだ。
カットラインが4アンダーとなる中、ウィル・ザラトリスは通算2アンダー、ブルックス・ケプカは通算イーブンパーで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ヴィクトル・ホブランド | -19 | 62 |
2 | テイラー・グーチ | -17 | 63 |
3 | ジャスティン・トーマス | -16 | 64 |
カルロス・オルティス | -14 | 67 | |
T5 | J.J.スポーン | -13 | 67 |
セルヒオ・ガルシア | -13 | 67 | |
T7 | アンドリュー・ランドリー | -12 | 67 |
アーロン・ワイズ | -12 | 68 | |
スコッティ・シェフラー | -12 | 70 | |
T10 | ブレンドン・トッド | -11 | 66 |
ホアキン・ニーマン | -11 | 67 | |
シーマス・パワー | -11 | 67 | |
デニー・マッカーシー | -11 | 67 | |
ジョン・ハー | -11 | 67 | |
ジェームス・ハーン | -11 | 68 | |
マイケル・トンプソン | -11 | 69 |
13時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温28.3℃、湿度59%、風速4.0m/s(北)というコース・コンディションの中、70名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、今大会初の連覇を目指すPGAツアー2勝の24歳ノルウェーのヴィクトル・ホブランド。
初日から安定感のあるショットとクオリティの上がってきたパッテイングを含むショートゲームでスコアを伸ばしてきたヴィクトル・ホブランドは、3日目もフェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パット(1.538)と抜群の安定感を見せ、2番でバーディと幸先の良いスタートを切ると、4番Par3でバーディ、Par5(5番と7番)でも確実にバーディを奪い、前半スコアを4つ伸ばして折り返すと、10番、11番で連続バーディ、13番Par5でもバーディ、終盤、1オン可能な17番ではグリーン奥から見事なアプローチでバーディ、タフな最終18番でもピンそばにつけ、連続バーディ。ボギーフリーとなる9バーディ(62)でラウンドし、通算19アンダー・2位に2打差をつけ、単独トップで3日目を終えた。
2打差の2位には、2021-2022シーズン3試合に出場してトップ5が2回、11位タイと結果を残しているPGAツアー初優勝を狙うテイラー・グーチが、安定感抜群のプレーを見せ、ボギーフリーとなる1イーグル、6バーディ(63)とスコアを8つ伸ばし、通算17アンダーでホールアウト。
3打差の3位には、2021-2022シーズン2戦目(ライダーカップを除く)でPGAツアー14勝を誇るジャスティン・トーマスが、ボギーフリーとなる7バーディ(64)でラウンド、スコアを7つ伸ばし、通算16アンダーで3日目を終えた。
トップと5打差と少し離されたものの、通算14アンダーまでスコアを伸ばし、自国での優勝を狙うカルロス・オルティスが4位につけた。
初日、2日目と素晴らしいプレーでトップに立ったマシュー・ウルフは、ショット・パッティングともに良くなく、1バーディ、4ボギー(74)とスコアを3つ落とし、通算10アンダー・17位タイに後退した。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ヴィクトル・ホブランド | -23 | 67 |
2 | カルロス・オルティス | -19 | 66 |
3 | ジャスティン・トーマス | -18 | 69 |
4 | スコッティ・シェフラー | -17 | 66 |
T5 | マシュー・ウルフ | -16 | 65 |
ホアキン・ニーマン | -16 | 66 | |
T7 | ダニー・リー | -15 | 64 |
エイブラハム・アンサー | -15 | 65 | |
アンドリュー・ランドリー | -15 | 68 | |
セルヒオ・ガルシア | -15 | 69 |
13時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温27.8℃、湿度58%、風速4.5m/s(北北東)というコース・コンディションの中、70名による決勝ラウンド最終日が行われた。
3日目にトップに立ち、最終日もトップを譲らず、大会初の連覇とPGAツアー3勝目を飾ったのは、ノルウェーの24歳ヴィクトル・ホブランド。
19アンダー・2位に2打差をつけ、単独トップでスタートしたヴィクトル・ホブランドは、出だしの4ホールをパーで通過すると、5番Par5で見事なアプローチからバーディ、6番でティーショットを左に曲げるものの、ベアグランドからの2打目をグリーンに乗せてパー。続く7番Par5でバーディ、9番ではロングパットを決めてバーディと前半ボギーなしのスコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入り、11番でも長めのパットを決めてバーディ。しかし、12番でアプローチを寄せきれず、最初のボギーを叩くと、13番Par5でも3打目のアプローチを大きくダフってパー。14番でバーディを奪ったものの、続く15番では3パットのボギーと中盤、流れを失いかけた場面もあったものの、全体的には安定感のあるプレーを見せ、17番でもバーディを奪い、最終日6バーディ、2ボギー(67)でラウンドし、トーナメント・レコードとなる通算23アンダーでフィニッシュ。2連覇を達成した。
4打差の2位には、後半12番からの4連続バーディを含む6バーディ、1ボギー(66)をマークし、自国での優勝は成らなかったものの、通算19アンダーでフィニッシュした。
5打差の3位には、最終日フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率44.44% (8/18)、パーオン時における平均パット(1.750)とショット・パッティングともに精彩を欠いたジャスティン・トーマスが通算18アンダーで入った。
通算17アンダー・4位には、初優勝を狙ったスコッティ・シェフラー、16アンダー・5位タイには、2日目までトップをキープしたマシュー・ウルフとホアキン・ニーマンという22歳の若手が入った。
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ・ヒューストン・オープン
(Yardage: 7,412 Par: 70)
ザ・RSMクラシック
①(Yardage: 7,005 Par: 70)
②(Yardage: 7,060 Par: 72)
2010年に「The McGladrey Classic」として第1回大会が開催され、2016年大会から「The RSM Classic」となり、12回目を迎える今大会は、1997年のメジャー「全米プロゴルフ選手権」を含むPGAツアー21勝を誇るデービス・ラブⅢがホストを務める大会としても知られています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
①1929年、ハリー・コルトとチャールズ・アリソンによって設計され、1999年にトム・ファジオによって改修されたシーサイドコースは、全長7,005ヤードと距離は短めですが、全面バミューダで全体的にフラットでありながら、湿地帯のため13にも及ぶウォーターハザードと47個のバンカーがあり、また、海からの強い風が特徴的でもある大西洋に面した美しいリンクス・コースとなっています。
②1928年、ウォルター・トラヴィス・コルトとアリソンによって設計され、2019年にデービス・ラブⅢによって改修されたプランテーションコースは、全長7,060ヤードと距離は短めですが、81個ものバンカーと10箇所のウォーターハザードを擁しています。
今大会の予選2日間は、シーサイドコース(par70)とプランテーションコース(par72)の2つのコースを使用して行われる変則的な予選ラウンドとなります。
今大会は、2021年11月18日(木)~11月21(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
世界ランキング9位のルイ・ウーストハイゼンや同12位のハリス・イングリッシュ、同17位で前週優勝争いを演じたスコッティ・シェフラー、アダム・スコット、キャメロン・スミス、前回大会の覇者で唯一2回の優勝を飾っているロバート・ストレブなど、フォール・シーズン最終戦を迎え、比較的、強いフィールドとなった。
予選ラウンド1日目を終えてトップに立ったのは、シーサイドコース(par70)をラウンドし、ショット・パッティングともにかみ合ったプレーでボギーフリーとなる1イーグル、8バーディ(60)の10アンダーをマークしたセバスチャン・ムニョス。1打差の2位タイには、プランテーションコース(par72)をラウンドしたマッケンジー・ヒューズ、スコット・スターリングス、チェズ・リービーとシーサイドコース(par70)をラウンドしたザック・ジョンソンが9アンダーで並んだ。
予選ラウンド2日目を終えてトップに立ったのは、シーサイドコース(par70)をラウンドし、ショットと好調なパッティングで序盤の5番から7番Par5にかけて1イーグル、2バーディとスコアを4つ伸ばし、後半も安定したプレーで1イーグル、4バーディ、1ボギー(65)の通算13アンダーをマークしたテイラー・グーチ。1打差の2位タイには、ともにプランテーションコース(par72)をラウンドしたジョン・ハーと初日、トップに立ったセバスチャン・ムニョスが通算12アンダーで並んだ。
また、テイラー・ムーアが17番Par3でホールインワンを達成した。
カットラインが4アンダーとなる中、ハリス・イングリッシュ、開幕戦を制したマックス・ホーマが予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | テイラー・グーチ | -16 | 67 |
T2 | シーマス・パワー | -13 | 67 |
セバスチャン・ムニョス | -13 | 69 | |
4 | トム・ホージ | -12 | 67 |
T5 | ルーク・リスト | -11 | 66 |
マッケンジー・ヒューズ | -11 | 70 | |
スコット・ストーリングス | -11 | 69 | |
T8 | ウェブ・シンプソン | -10 | 66 |
デビッド・スキンズ | -10 | 69 | |
テイラー・ムーア | -10 | 71 | |
ジョン・ハー | -10 | 72 |
11時00分時点での天候は、くもり、気温16.7℃、湿度74%、風速9.4m/s(北東)というコース・コンディションの中、71名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、2021-2022シーズン4試合に出場してトップ5が2回と結果を残しているPGAツアー初優勝を目指すテイラー・グーチ。
風が強く、タフなコンディションとなった決勝ラウンド3日目、単独トップでスタートしたテイラー・グーチは、2番で4.3mのパットを決めてバーディ、5番では2打目を1.9mにつけバーディ、7番Par5と9番でチャンスを活かせなかったものの、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番で3打目のバンカーショットを1.5mにつけたものの、パーパットを決めきれずボギー。その後も11番、13番、14番とティーショットを左に曲げ、ピンチが続いたものの、ことごとくパーで切り抜けて迎えた15番Par5でバンカーからの3打目を1.5mに寄せてバーディ、17番Par3でも3.9mにつけバーディとタフな条件の中、4バーディ、1ボギー(67)とスコアを3つ伸ばし、通算16アンダー2位に3打差をつけ、ラウンドを終えた。
3打差の2位タイには、出だしの1番をボギーとしながら、7番と9番でバーディ、後半の13番でバーディ、15番Par5では、グリーン手前のフェアウェイからカップまで10.2mのアプローチを直接決めてイーグルを奪うなど、1イーグル、3バーディ、2ボギー(67)とスコアを3つ伸ばしたシーマス・パワーと7番と9番でバーディを奪い、前半から安定したプレーを見せたものの、後半11番でボギー、12番は3パットで連続ボギーと流れを掴めず、3バーディ、2ボギー(69)でラウンドしたセバスチャン・ムニョスが通算13アンダーで並んだ。
トップと4打差の12アンダーには、タフな条件の中、ボギーフリーとなる3バーディ(67)でラウンドしたトム・ホージ、トップと5打差の11アンダーには、ルーク・リスト、マッケンジー・ヒューズ、スコット・ストーリングスが並んだ。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | テイラー・グーチ | -22 | 64 |
2 | マッケンジー・ヒューズ | -19 | 62 |
3 | セバスチャン・ムニョス | -18 | 65 |
T4 | タイラー・マクンバー | -15 | 60 |
キャメロン・スミス | -15 | 64 | |
トム・ホージ | -15 | 67 | |
シーマス・パワー | -15 | 68 | |
T8 | テイラー・ムーア | -14 | 66 |
ウェブ・シンプソン | -14 | 66 | |
T10 | デニー・マッカーシー | -13 | 66 |
ルーク・リスト | -13 | 68 |
12時00分時点での天候は、くもり、気温16.7℃、湿度86%、風速5.4m/s(北東)というコース・コンディションの中、71名による決勝ラウンド最終日が行われた。
終始、安定したプレーでトップをキープし、今大会を制したのはアメリカの30歳テイラー・グーチ。
フォールシーズン好調ながら最終日に崩れ、優勝を逃してきたテイラー・グーチは、2番でバーディを奪い、幸先の良いスタートを切ると、4番でバーディ、その後はスコアを伸ばせなかったものの、快調なプレーで折り返す。一時2打差に迫られた中で迎えた後半の10番で2打目を1.7mにつけバーディ、続く11番でも2.9mのパットを決めて連続バーディで後続を引き離すと、難しい12番Par3をパーで通過、13番で下りの5.1mを決めてバーディ、最もタフな14番もパーで通過すると、15番Par5で2オンに成功、イーグルパットは外したものの、楽々バーディ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率88.89% (16/18)、パーオン時における平均パット(1.688)と隙の無いプレーで最終日ボギーフリーとなる6バーディ(64)でラウンド、トーナメント・レコードタイとなる通算22アンダーで優勝。104試合目でPGAツアー初優勝を飾った。
3打差の2位には、前半から猛追したマッケンジー・ヒューズが、9バーディ、1ボギー(62)とスコアを8つ伸ばし、通算19アンダーで入った。
通算18アンダー・3位には、6バーディ、1ボギー(65)でラウンドしたセバスチャン・ムニョス、通算15アンダー・4位タイには、史上13人目の50台は成らなかったものの、4番からの5連続バーディを含む1イーグル、8バーディ(60)でラウンドしたPGAツアー8勝を誇るマーク・マクンバーの息子のタイラー・マクンバーら4名が並んだ。
2021年12月
ヒーロー・ワールドチャレンジ
(Yardage: 7,302 Par: 72)
1999年に第1回大会が開催され、22回目を迎える今大会は、タイガー・ウッズ主催のPGAツアー非公認の招待大会です。
PGAツアー非公認の大会であるため、FEDEXCUP POINTSは付与されないが、WGRポイントは加算されます。
2010年、アーニー・エルスによって設計されたコースは、グリーンは小さく、52個ものバンカーとペナルティエリアがあり、砂漠の特徴を活かした風光明媚でチャレンジングな全面バミューダグラスの18ホールとなっています。
今大会は、2021年12月2日(木)~12月5(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
2015年大会優勝のジョーダン・スピースやロリー・マキロイ、ブライソン・デシャンボー、フォールシーズン好調のサム・バーンズやビクトル・ホブランドなど20名が出場します。松山英樹は不出場となりました。
大会1日目を終えて6アンダーでトップに並んだのは、出だしの1番から4連続バーディを奪うなど、1イーグル、6バーディ、2ボギー(66)でラウンドしたダニエル・バーガーと7バーディ、1ボギー(66)をマークしたエイブラハム・アンサー、1イーグル、6バーディ、1ダブルボギー(66)でラウンドしたロリー・マキロイの3名。1打差の2位タイには、ウェブ・シンプソンとジャスティン・トーマス、ブルックス・ケプカが5アンダーで並んだ。
大会2日目を終えて通算11アンダー単独トップに立ったのは、16番Par4でダブルボギーを叩きながら、10個のバーディを奪い、10バーディ、1ダブルボギー(64)をマークしたブライソン・デシャンボー。ともに6アンダー(66)でラウンドしたコリン・モリカワとトニ-・フィナウ、5アンダーでラウンドしたブルックス・ケプカがトップと1打差の通算10アンダー2位タイで並んだ。
大会3日目
首位 | コリン・モリカワ | -18 | 64 |
2 | ブルックス・ケプカ | -13 | 69 |
T3 | パトリック・リード | -12 | 67 |
ヴィクトル・ホブランド | -12 | 67 | |
ダニエル・バーガー | -12 | 69 | |
サム・バーンズ | -12 | 68 | |
トニ-・フィナウ | -12 | 70 | |
8 | スコッティ・シェフラー | -11 | 66 |
9 | ブライソン・デシャンボー | -10 | 73 |
10 | ティレル・ハットン | -9 | 71 |
11時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温26.7℃、湿度65%、風速4.0m/s(東南東)というコース・コンディションの中、20名による大会3日目が行われた。
大会3日目を終えてトップに立ったのは、2021-2022シーズン2試合(ライダーカップを除く)に出場してトップ10が2回と結果を残しているPGAツアー5勝を誇るコリン・モリカワ。
序盤から安定したプレーを見せるコリン・モリカワは、3番Par5でイーグルを奪うなど、5つあるPar5でスコアを5つ伸ばし、ボギーフリーとなる1イーグル、6バーディ(64)でラウンド、通算18アンダー2位に5打差をつけ、単独トップで3日目のラウンドを終えた。
5打差の2位には、2021-2022シーズン4試合(ライダーカップを除く)に出場して67位タイ、38位タイ、予選落ち2回と結果を残せていないブルックス・ケプカが、8番Par3でダブルボギーを叩いたものの、5バーディ、1ダブルボギー(69)でラウンド、スコアを3つ伸ばし、通算13アンダーで3日目を終えた。
トップと6打差の12アンダーには、ボギーフリーとなる5バーディ(67)でラウンドしたパトリック・リードと1オン可能な14番Par4でイーグルを奪うなど、1イーグル、5バーディ、2ボギー(67)でラウンドし、今季1勝を飾っているヴィクトル・ホブランド、序盤の3番Par5でダブルボギー、1オン可能な7番Par4ではイーグル、11番Par5でも2つ目のイーグル、終盤2つのボギーを叩くなど、出入りの激しいプレーながら、スコアを3つ伸ばしたダニエル・バーガー、11番Par5のイーグルから始まり、12番から16番までの5連続バーディと一気にスコアを伸ばしたものの、終盤2つのホールでボギー、ダブルボギーと出入りの激しいプレーで1イーグル、6バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(68)でラウンドした優勝1回を含むトップ10入り3回と好調を維持しているサム・バーンズ、4バーディ、2ボギー(70)でラウンドしたトニ-・フィナウが3位タイで並んだ。
大会最終日
優勝 | ヴィクトル・ホブランド | -18 | 66 |
2 | スコッティ・シェフラー | -17 | 66 |
T3 | サム・バーンズ | -15 | 69 |
パトリック・リード | -15 | 69 | |
T5 | ジャスティン・トーマス | -14 | 64 |
コリン・モリカワ | -14 | 76 | |
T7 | トニ-・フィナウ | -13 | 71 |
ダニエル・バーガー | -13 | 71 | |
T9 | ジャスティン・ローズ | -11 | 66 |
ティレル・ハットン | -11 | 70 | |
ブルックス・ケプカ | -11 | 74 |
13時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温27.8℃、湿度63%、風速4.9m/s(南東)というコース・コンディションの中、20名による大会最終日が行われた。
終盤自らスコアを落とし、1打差まで詰め寄られながらも逃げ切り、今大会初優勝を飾ったのは、ノルウェーの24歳ヴィクトル・ホブランド。
序盤5ホールをパーで通過し、迎えた6番から3連続バーディを奪い、前半ノーボギーのスコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入り、1バーディ、1ボギーで迎えた1オン可能な14番Par4と続く15番Par5で連続イーグル、更に16番でもバーディを奪い、後続を突き放す。終盤17番、18番で連続ボギーを叩いたものの、2イーグル、5バーディ、3ボギー(66)でラウンド、スコアを6つ伸ばし、1打差まで迫られたものの、逃げ切り、逆転優勝を飾った。
1打差の単独2位には、序盤の4番Par4でトリプルボギーを叩きながら、後半に入り、11番、12番の連続バーディに始まり、14番からの4連続バーディと追い上げを見せたスコッティ・シェフラーが、9バーディ、1トリプルボギー(66)でラウンドし、通算17アンダーでフィニッシュした。
14番Par4でトリプルボギーの後の15番Par5でイーグルと出入りの激しいプレーながら1イーグル、7バーディ、3ボギー、1トリプルボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、優勝1回を含むトップ10入り3回と好調を維持しているサム・バーンズと5バーディ、2ボギー(69)でラウンドしたパトリック・リードが通算15アンダー・3位タイで並んだ。
単独トップでスタートしたコリン・モリカワと2位のブルックス・ケプカは、小雨の混じる天候の中、ともにスコアを落とし、それぞれ5位タイと9位タイという結果に終わった。
QBEシュートアウト
(Yardage: 7,382 Par: 72)
1988年に第1回大会が開催され、34回目を迎える今大会は、初日、2日目、最終日とプレー方式を変えてプレーする12組24人のペアによる54ホールの変則ストロークプレーで優勝を争うグレッグ・ノーマン主催のダブルストーナメントとなります。
ティブロン・ゴルフクラブは、27,000平方フィートの地中海スタイルのクラブハウスと〈ゴールド・コース〉と〈ブラック・コース〉の2つのコースで構成され、どちらも「全英オープン」で2回の優勝経験を持つグレッグ・ノーマンによって設計されました。ちなみにティブロンとはスペイン語でサメを意味します。また、リッツ・カールトン・ゴルフリゾート・ナポリが隣接しています。
LPGAツアーのCMEグループ・ツアー選手権とPGAツアーのQBEシュートアウトを開催しています。
3日間の大会方式は、1日目が〈SCRAMBLE〉、2日目が〈MODIFIED ALTERNATE SHOT〉、最終日が〈FOUR-BALL〉となります。
〈SCRAMBLE〉
・各プレーヤーが、すべてのホールでティーショットを放ち、2つあるボールの位置からベターな方が選択され、そこから各プレーヤーが、2打目を打ちます。このプロセスが、グリーン上を含むホールアウトまで繰り返されることを言います。
〈MODIFIED ALTERNATE SHOT〉
・各プレーヤーが、すべてのホールでティーショットを放ち、1つのボールが選択され、ティーショットが選択されなかったプレーヤーが2打目を打ち、ホールアウトまでショットを交互に行うことを言います。
〈FOUR-BALL〉
・各プレーヤーが、それぞれ自分のボールでプレーし、各ホールで成績の良い方のスコアを採用することを言います。
太平洋に面し、木々と池を巧みに配置した美しいコースは、距離はさほどなく、ラフもほぼ無く、バンカーも50個と多くはないものの、すべてのホール(実際にさほどプレーに影響しないホールもある)で池が絡むのが特徴となります。正確なショット力がスコアを作るカギとなるでしょう。
今大会は、2021年12月10日(金)~12月12(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
2021年大会優勝のマット・クーチャー/ハリス・イングリッシュ組を始め、ジェイソン・デイ/マーク・リーシュマン組、ビリー・ホーシェル/サム・バーンズ組、男女混合となったレクシー・トンプソン/バッバ・ワトソング組など12組24名が出場します。松山英樹は不出場となりました。
〈SCRAMBLE〉方式で行われた大会1日目を終えてトップに立ったのは、13番からの6連続バーディを含む2イーグル、12バーディ(56)の16アンダーをマークしたジェイソン・デイ/マーク・リーシュマン組。1打差の2位タイには、連覇を目指すマット・クーチャー/ハリス・イングリッシュ組とグレーム・マクドウェル/コーリー・コナーズ組が15アンダーで並んだ。
〈MODIFIED ALTERNATE SHOT〉方式で行われた大会2日目を終えてトップをキープしたのは、ジェイソン・デイ/マーク・リーシュマン組。2日目も安定したプレーでボギーフリーとなる1イーグル、6バーディ(64)でまとめ、通算24アンダーまでスコアを伸ばした。トップと3打差の2位タイには、連覇を目指すマット・クーチャー/ハリス・イングリッシュ組とケビン・ナ/ジェイソン・コクラック組、ビリー・ホーシェル/サム・バーンズ組が通算21アンダーで並んだ。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | K.ナ/J.コクラック | -33 | 60 |
2 | B.ホーシェル/S.バーンズ | -32 | 61 |
T3 | M.クーチャー/H.イングリッシュ | -31 | 62 |
M.リーシュマン/J.デイ | -31 | 65 | |
T5 | K.キスナー/M.ホーマ | -28 | 61 |
G.マクドウェル/C.コナーズ | -28 | 64 | |
7 | W.ザラトリス/S.オヘア | -26 | 63 |
8 | I.ポールター/C.ハウエルIII | -24 | 63 |
9 | B.ワトソン/L.トンプソン | -23 | 68 |
10 | H.スワフォード/B.ハーマン | -22 | 63 |
T11 | R.パーマー/M.ジョーンズ | -21 | 65 |
B.スネデカー/イ・キョンフン | -21 | 65 |
12時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温28.3℃、湿度62%、風速2.7m/s(北北東)というコース・コンディションの中、12組24名による大会最終日が行われた。
〈FOUR-BALL〉方式で行われた大会最終日、ベストスコアをマークし、今大会初優勝を飾ったのは、ケビン・ナ/ジェイソン・コクラック組。
トップと3打差からスタートしたケビン・ナ/ジェイソン・コクラック組は、1バーディ、1ボギーで迎えた6番から4連続バーディで勢いに乗ると、後半10番から5連続バーディ、更に16番からの3連続バーディとバックナインは8バーディ(28)をマーク。13バーディ、1ボギーと最終日のベストスコア(60)でラウンド、スコアを12個伸ばし、2位に1打差をつけ、通算33アンダーで逆転優勝を飾った。
1打差の単独2位には、トップと3打差からスタートし、優勝したケビン・ナ/ジェイソン・コクラック組と同じくバックナインで8バーディ(28)を出したものの、12バーディ、1ボギー(61)とバーディ数が1つ足りず、通算32アンダーでフィニッシュしたビリー・ホーシェル/サム・バーンズ組が入った。
2打差の3位タイには、最終日ボギーフリーとなる1イーグル、8バーディ(62)と追い上げを見せ、連覇の期待がかかっていたマット・クーチャー/ハリス・イングリッシュ組と2日目を終えて2位に3打差をつけ、トップからスタートしながら1イーグル、5バーディ(65)とスコアを伸ばせなかったマーク・リーシュマン/ジェイソン・デイ組が、通算31アンダーで並んだ。
男女混合ペアで出場したバッバ・ワトソン/レクシー・トンプソン組は、5バーディ、1ボギー(68)とスコアを伸ばせず、順位を3つ落とし、通算23アンダー・9位で大会を終えた。
2022年1月
セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ
(Yardage: 7,596 Par: 73)
ソニー・オープン・イン・ハワイ
(Yardage: 7,044 Par: 70)
ザ・アメリカンエキスプレス
①(Yardage: 7,147 Par: 72)
②(Yardage: 7,181 Par: 72)
③(Yardage: 7,060 Par: 72)
シーズンに2回あるプロ=アマ戦の1つで、1960年に「Palm Springs Desert Golf Classic」として第1回大会が開催され、1965年大会から2011年大会までの47年間「Bob Hope Desert Classic」として親しまれ、現在は「The American Express」として、63回目を迎える今大会は、メジャー6勝を含むPGAツアー45勝を誇るフィル・ミケルソンがホストを務める大会としても知られています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
①ソルトン湖の北に位置し、山に囲まれた砂漠地帯の住宅地の中に造られ、名匠ピート・ダイによって1986年に設計されたコースは、1988年大会から2015年大会の間、使用が出来ないほどPGAツアー屈指の難コ-スとして知られ、アンジュレーションのきついフェアウェイ、速くて硬いアンジュレーションのあるグリーン、随所に配置された池やバンカー(特に16番ホールのグリーン左の深さ6mのバンカー)、全面バミューダ芝によって構成され、数々の名勝負を演出してきた名コースです。18ホール中、半数の9ホールで池が絡むホールとなっており、選手たちにプレッシャーを与える。特に、13番ホールと17番ホールの浮島のグリーンのPar3、左サイドに池が続く18番ホールと終盤に難易度が高いホールが続きます。
②1987年ジャック・ニクラスによって設計され、美しく、戦略的にデザインされたコースとなっています。こちらも池とバンカーが巧みに配置され、特に、15番、18番ホールは難易度が高いホールとなっています。
③砂漠の中に造られたことを感じさせないフェアウェイの緑とバンカー、池からなるコントラストが美しく、ユーカリの木に囲まれたタイトで戦略性にとんだコースとなっています。
【トーナメント・フォーマット】
・予選ラウンドは、3日間・54ホール
(ピート・ダイ・スタジアム・コース(予選・決勝)とニクラス・トーナメント・コース(予選)及びラキンタ・カントリークラブ(予選)の3つのコースを1ラウンドずつプレーします。)
・65位タイまでが最終日の決勝ラウンドに進出します。
今大会は、2022年1月20日(木)~1月23(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
大会のホストを務めるフィル・ミケルソンを始め、世界ランキング1位のジョン・ラームや同4位のパトリック・キャントレー、パワーランキング3位のマシュー・ウルフ、スコッティ・シェフラー、トニ-・フィナウ、イム・ソンジェ、パトリック・リード、ウィル・ザラトリスなど、例年に増して強力なフィールドとなった。
予選ラウンド1日目を終えてトップに並んだのは、ともにボギーフリーとなる1イーグル、8バーディ(62)をラキンタ・カントリークラブでマークしたリー・ホッジスとパトリック・キャントレー。世界ランキング1位のジョン・ラームは、6アンダー・13位タイからのスタートとなった。
予選ラウンド2日目、ニクラス・トーナメント・コースをラウンドしたパトリック・キャントレーが、6バーディ、2ボギー(68)とスコアを4つ伸ばし、通算14アンダーでトップに立った。1打差の2位には、ピート・ダイ・スタジアム・コースでボギーフリーとなる6バーディ(66)でラウンドしたトム・ホージ、2打差の3位タイには、ニクラス・トーナメント・コースで3番からの7連続バーディを含む12バーディ、1ボギー(61)をマークしたウィル・ザラトリスら5名が、通算12アンダーで並んだ。
予選ラウンド3日目を終えて、ともにPGAウエストのピート・ダイ・スタジアム・コースをラウンドし、ボギーフリーとなる8バーディ(64)をマークしたリー・ホッジスと8バーディ、1ボギー(65)とスコアを7つ伸ばしたポール・バルホンが通算18アンダーでトップに並んだ。2日目にトップに立ったパトリック・キャントレーは、4バーディ、4ボギー(72)とスコアを伸ばせず、11位タイに後退、世界ランキング1位のジョン・ラームは、パッティングが決まらず、多くのチャンスを逃したものの、6バーディ、1ボギー(67)とスコアを5つ伸ばし、通算13アンダー・15位タイに浮上した。
7アンダーとハイスコアの予選カットラインとなる中、好調のテイラー・グーチやリッキー・ファウラー、大会ホストを務めるフィル・ミケルソンは、予選落ちとなった。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ハドソン・スワフォード | -23 | 64 |
2 | トム・ホージ | -21 | 68 |
T3 | ブライアン・ハーマン | -20 | 64 |
ラント・グリフィン | -20 | 67 | |
リー・ホッジス | -20 | 70 | |
T6 | ウィル・ザラトリス | -19 | 67 |
デニー・マッカーシー | -19 | 67 | |
フランチェスコ・モリナリ | -19 | 68 | |
9 | パトリック・キャントレー | -18 | 68 |
10 | ポール・バルホン | -17 | 73 |
11時00分時点での天候は、晴れ、気温23.3℃、湿度15%、風速4.5m/s(北西)というコース・コンディションの中、70名による決勝ラウンド最終日が行われた。
大混戦となった最終日、終盤で2位以下を一気に突き放し、今大会を制したのは、PGAツアー2勝のハドソン・スワフォード。
1番Par4でボギーとスタートでつまづいたハドソン・スワフォードだったが、最終日はフェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率72.22% (13/18)と安定したショットに加え、パーオン時における平均パットが1.385とパッティングが冴え、2番Par4で1.8mのバーディパットを決め、バウンスバックに成功すると、5番Par5と6番Par3で連続バーディ、8番Par5でも2.8mを決めてバーディ、前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入るとアイアンショットと好調なパッティングが勢いを増し、10番Par4で13.8mを決めてバーディ、続く11番Par5でもバーディ、12番Par4では、2打目を1.3mにつけ、3連続バーディ、その後、13番Par3での3パットのボギー、14番Par4で3.1mを決めてバーディ、15番Par4のボギーとスコアを1つ落として迎えた16番Par5で残り201yの2打目を7Iでピンそば2.5mにつけるスーパーショットを放ち、イーグル。トップタイから抜け出すと、17番Par3でも6.0mを決めてバーディ、最終日1イーグル、9バーディ、3ボギー(64)でラウンド、通算23アンダーで優勝。PGAツアー3勝目を飾った。
2打差の2位には、5バーディ、1ボギー(68)とスコアを4つ伸ばし、通算21アンダーでフィニッシュしたトム・ホージ、3位タイには、ボギーフリーとなる8バーディ(64)でラウンドしたブライアン・ハーマンとラント・グリフィン、最終組でスタートし、初優勝こそ成らなかったものの、キャリア初のトップ10入りを果たしたリー・ホッジスが、通算20アンダー・3位タイで並んだ。
世界ランキング4位のパトリック・キャントレーは、通算18アンダー・9位、世界ランキング1位のジョン・ラームは、通算14アンダー・14位タイで大会を終えた。
ファーマーズ・インシュランス・オープン
①(Yardage: 7,765 Par: 72)
②(Yardage: 7,258 Par: 72)
2022年2月
AT&Tペブルビーチ・プロ=アマ
①(Yardage: 6,972 Par: 72)
②(Yardage: 7,041 Par: 72)
③(Yardage: 6,957 Par: 71)
1937年にカリフォルニア州ランチョ・サンテフェでビング・クロスビーによって、第1回大会「プロ=アマチュア・ゴルフ選手権」が行われ、1986年から「AT&T Pebble Beach National Pro-Am」に大会名が変更、今大会で82回目の開催となる歴史のあるトーナメントとなっています。
初代チャンピオンには、PGAツアー82勝のサムス・ニードが輝き、2000年には、タイガー・ウッズが優勝し、この年のペブルビーチで行われた全米オープンでも優勝しています。また、5回の優勝を誇るフィル・ミケルソンが大会のホストを務めています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
①1919年、モントレー半島の険しい海岸線に沿うように、ジャック・ネビルとダグラス・グラントによって設計され、壮観な景色と崖の上にあるフェアウェイは、世界でも有数の美しさを誇り、数々の大会を開催してきたゴルファー憧れの名門コースの1つです。PGAツアーの中では比較的距離が短いものの、ホールの半分が海に面しており、ポアナ芝の小さく傾斜のあるグリーンと118個にも及ぶバンカー、そしてリンクス特有の海からの重たく強い風が特徴となっています。また、過去に6回の全米オープンを開催、2023年には全米女子オープン、2027年には7回目の全米オープンを開催します。
②チャンピオンシップ・ティーからのラウンドでは、世界で最もタフなコースの1つであり、コースレーティングが75.5、スロープレーティングが144を誇り、難易度の高いコースとなっています。
③2003年にマイクス・トランツによって再設計されたコースは、景色と自然の状態を活かしたコースとなっています。
【トーナメント・フォーマット】
・予選ラウンドは、3日間・54ホール
(ペブルビーチ・ゴルフリンクス(予選・決勝)とスパイグラス・ヒル・ゴルフコース(予選)及びモントレー・ペニンシュラ・カントリークラブ・ショアコース(予選)の3つのコースを1ラウンドずつプレーします。)
・60位タイまでが最終日の決勝ラウンドに進出します。
・チーム戦のアマチュアは25位タイまでが最終日をプレーします。
今大会は、2022年2月3日(木)~2月6(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
前回大会覇者のダニエル・バーガー、パトリック・キャントレー、ジョーダン・スピース、ウィル・ザラトリスに加え、日本からは小平智と今田竜二が出場します。
3つのコースを使用して行われる予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、3番からの6連続バーディを含む9バーディ(63)とペブルビーチ・ゴルフリンクスをボギーフリーでラウンドしたトム・ホージ。1打差の2位には、スパイグラス・ヒル・ゴルフコースでボギーフリーとなる8バーディ(64)でラウンドしたシーマス・パワー。
スパイグラス・ヒル・ゴルフコースをラウンドした小平智は、16番Par4でダブルボギーを叩いたものの、6バーディ、1ダブルボギー(68)の4アンダー・15位タイで初日を終えた。ペブルビーチ・ゴルフリンクスをラウンドした今田竜二は、2バーディ、2ボギー(72)イーブンパー・88位タイと出遅れた。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、初日に続きペブルビーチ・ゴルフリンクスでも10バーディ、2ボギー(64)でラウンドしたシーマス・パワー。5打差の2位タイには、アンドリュー・パットナムと初日トップに立ったトム・ホージ、アダム・スベンソンの3名が、通算11アンダーで並んだ。
ペブルビーチ・ゴルフリンクスをラウンドした小平智は、ショットとパッテイングに加え、SCRAMBLINGが100%とショートゲームも素晴しく、ボギーフリーとなる5バーディ(67)をマーク、9アンダー・8位タイに順位を上げた。モントレー・ペニンシュラ・カントリークラブ・ショアコースをラウンドした今田竜二は、4バーディ、8ボギー、1ダブルボギー(77)とスコアを崩し、6オーバー・142位タイに後退した。
予選ラウンド3日目を終えて、通算15アンダーでトップに並んだのは、ボギーフリーとなる1イーグル、5バーディ(65)でラウンドしたボー・ホスラーとアンドリュー・パットナム、初日単独トップに立ったトム・ホージの3名。1打差の4位タイには、パトリック・キャントレーとジョーダン・スピースの実力者2名とジョエル・ダーメン。
モントレー・ペニンシュラ・カントリークラブ・ショアコースをラウンドした小平智は、4バーディ、4ボギー(71)とスコアを伸ばせず、通算9アンダー・17位タイに後退した。
5アンダーとハイスコアの予選カットラインとなる中、今田竜二はスコアを4つ落とし、通算10オーバーで予選落ちとなった。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | トム・ホージ | -19 | 68 |
2 | ジョーダン・スピース | -17 | 69 |
3 | ボー・ホスラー | -16 | 71 |
T4 | トロイ・メリット | -15 | 67 |
パトリック・キャントレー | -15 | 71 | |
T6 | マシュー・フィッツパトリック | -14 | 68 |
ジョエル・ダーメン | -14 | 72 | |
アンドリュー・パットナム | -14 | 73 | |
T9 | ジョナサン・バード | -13 | 67 |
パット・ペレス | -13 | 67 | |
シーマス・パワー | -13 | 72 | |
T33 | 小平 智 | -7 | 74 |
【詳細】
小平 智
1イーグル、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(74)
13時00分時点での天候は、晴れ、気温17.2℃、湿度44%、風速3.6m/s(北北西)というコース・コンディションの中、63名による大会最終日が行われた。
最終日、終盤までの混戦を抜け出し、今大会を制したのは、PGAツアー初優勝を目指すトム・ホージ。
トップタイからスタートしたトム・ホージは、出だしからチャンスを逃す展開の中、4番Par4で最初のバーディを奪う。直後の5番Par3でティーショットをバンカーに打ち込むと、アプローチは寄せきれず、パッティングも入らずとダブルボギー。6番Par5と7番Par3で連続バーディを奪うものの、8番Par4でボギーと出入りの激しいプレーで前半スコアを伸ばせずに折り返す。後半に入り、11番Par4で2.6mの右に曲がる難しいラインを読み切りバーディを奪うと、14番Par5でも5.3mを決めてバーディ、16番Par4では2打目を23cmにつけるスーパーショットから楽々バーディ、続く難しい17番Par3で6.8mの右に曲がるラインを読み切り連続バーディ。単独トップで迎えた最終18番Par5もパーでホールアウト。前半こそバタバタしたプレーとなったものの、最終日はフェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率83.33% (15/18)と安定したショットに加え、パーオン時における平均パットが1.533とパッティングが冴え、7バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(68)でラウンド、通算19アンダーでPGAツアー203試合目にして初優勝を飾った。
2打差の2位には、終盤までトップを維持しながら17番Par3でボギーを叩き、5バーディ、2ボギー(69)の通算17アンダーでフィニッシュしたジョーダン・スピース。
3位には、トップタイからスタートしながら、5バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)とスコアを伸ばせず、PGAツアー初優勝を逃したボー・ホスラーが入った。
トップ5入りの期待も高かった小平智は、出だしの2番Par5で2.8mのイーグルパットを決めて最高のスタートを切ったものの、この日はフェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率50.00% (9/18)、SCRAMBLING:44.44%とショットとショートゲームに精度を欠く場面もあり、5番Par3で最初のボギーを叩くと、8番と9番のPar4で連続ボギー。数多くのバーディチャンスがあったものの、活かすことが出来ずに前半スコアを1つ落として折り返す。後半10番Par4で4.7mのパットを決めてバーディを奪ったものの、12番Par3でボギー、その後も14番Par5と15番と16番のPar4のチャンスを活かせず迎えた17番Par3でティーショットをグリーン奥のレッドペナルティエリアに打ち込みダブルボギー。最終18番Par5でバーディを奪ったものの、1イーグル、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(74)とスコアを2つ落とし、通算7アンダー・33位タイで大会を終えた。
WMフェニックス・オープン
(Yardage: 7,261 Par: 71)
ザ・ジェネシス・インビテーショナル
(Yardage: 7,322 Par: 71)
ザ・ホンダ・クラシック
(Yardage: 7,125 Par: 70)
1972年に「ジャッキー・グリーソン・インベラリークラシック」としてスタートし、1982年からホンダが冠スポンサーとなって、1984年から「ホンダ・クラシック」として開催され、今大会で50回目を迎えます。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
1981年、トム・ファジオとジョージ・ファジオによって設計され、2002年と2014年、そして2018年にジャック・ニクラスによって改修されたコースは、フェアウェイとラフがバミューダ、グリーンがティフイーグル・バミューダとなっており、狭いフェアウェイ(特にフェアウェイを横切る小川には注意が必要です)と大きなグリーンにはアンジュレーションがあり、巧みに配置された深いバンカーと戦略的な14のホールに池が絡む難コースとして知られています。
11番と戦略的な14番、そしてジャック・ニクラスの相性にちなんで「ベアトラップ」と呼ばれる3ホール(アンジュレーションのきついグリーンの15番、右ドッグレッグで3面に分かれているグリーンの16番、非常に小さなグリーンの17番)は特に難しく、ダブルドッグレッグの18番は、全てに池が絡む、難関ホールと言って良いでしょう。強風か吹くため、高いショット力と我慢強いメンタル、コースマネジメント能力が要求されます。
今大会は、2022年2月24日(木)~2月27(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
世界ランキングトップ20位以内のルイ・ウーストハイゼンとブルックス・ケプカ、ダニエル・バーガーの3名に加え、ビリー・ホーシェル、イム・ソンジェ、2週連続優勝を狙うホアキン・ニーマン、パトリック・リード、トミー・フリートウッド、ガリック・ヒーゴ、リッキー・ファウラーが参戦、日本からは小平智が出場します。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、ショット・パッティングともに安定したプレーで3番Par5からの4連続バーディを含む7バーディ1ボギー(64)でラウンドしたカート・キタヤマ。1打差の2位タイには、ダニエル・バーガー、クリス・カーク、ロリー・サバティーニの3名が並んだ。小平智は、ショット・パッティングともに精彩を欠き、3バーディ、5ボギー、3ダブルボギー(78)と乱れ、8オーバー・139位タイとおおきく出遅れた。
予選ラウンド2日目を終えてボギーが僅か1つと安定感抜群のプレーで2日続けて(65)をマークしたダニエル・バーガーが、通算10アンダーでトップに立った。3打差の2位タイには、クリス・カークと初日トップに立ったカート・キタヤマの2名が通算7アンダーで並んだ。初日出遅れた小平智は、3バーディ、3ボギー(70)とスコアを伸ばせず、通算8オーバー・127位タイで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ダニエル・バーガー | -11 | 69 |
T2 | シェーン・ローリー | -6 | 67 |
セップ・ストラカ | -6 | 69 | |
カート・キタヤマ | -6 | 71 | |
クリス・カーク | -6 | 71 | |
6 | アダム・スベンソン | -5 | 71 |
T7 | サム・ライダー | -2 | 69 |
マルティン・コンティーニ | -2 | 70 | |
ディラン・フリテッリ | -2 | 70 | |
アレックス・ノレン | -2 | 70 | |
ジョン・ハー | -2 | 71 | |
リー・ホッジス | -2 | 71 |
12時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温26.7℃、湿度51%、風速5.4m/s(北)というコース・コンディションの中、73名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、2020-2021シーズンの「AT&T Pebble Beach Pro-Am」以来となるPGAツアー5勝目を狙うダニエル・バーガー。
ティーショットを左サイドに曲げ、2打目もグリーンオーバーとショットが乱れながらも、パーでスタートしたダニエル・バーガーは、ピンチとチャンスを繰り返す中、5番Par3で2.3mのパットを決めてバーディを先行させる。その後もパープレーを続け、前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半も中々チャンスを作ることが出来ない中、池の絡む難しい15番Par3でティーショットを2.2mにつけバーディを奪う。フィニッシングホールとなる最終18番Par5でティーショットから3打目とショットが乱れ、更にアプローチも寄らずまさかのボギーを叩いたものの、2バーディ、1ボギー(69)とスコアを1つ伸ばし、通算11アンダー2位に5打差をつけ3日目のラウンドを終えた。
5打差の2位タイには、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率77.78% (14/18)と安定したショットに加え、ショートゲームとパーオン時における平均パットが1.786とパッティングでも冴えを見せ、4バーディ、1ボギーと3日目のベストスコア(67)でラウンドしたシェーン・ローリーとセップ・ストラカ、初日トップに立ったカート・キタヤマ、クリス・カークの4名が通算6アンダーで並んだ。
トップと6打差の5アンダー・6位には、PGAツアー初優勝を目指すカナダのアダム・スベンソンがつけた。また、ブルックス・ケプカは通算1オーバー・28位タイ、リッキー・ファウラーは通算2オーバー・35位タイで3日目のラウンドを終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | セップ・ストラカ | -10 | 66 |
2 | シェーン・ローリー | -9 | 67 |
3 | カート・キタヤマ | -8 | 68 |
4 | ダニエル・バーガー | -7 | 74 |
T5 | ゲーリー・ウッドランド | -4 | 67 |
アレックス・ノレン | -4 | 68 | |
T7 | マティアス・シュワブ | -3 | 68 |
クリス・カーク | -3 | 73 | |
T9 | キース・ミッチェル | -2 | 68 |
ブライアン・スチュアード | -2 | 69 | |
ジョン・ハー | -2 | 70 | |
リー・ホッジス | -2 | 70 | |
サム・ライダー | -2 | 70 | |
アダム・スベンソン | -2 | 73 |
13時00分時点での天候は、くもり、気温27.8℃、湿度56%、風速4.9m/s(南東)というコース・コンディションの中、73名による決勝ラウンド最終日が行われた。
最終日、終盤まで縺れた優勝争いを制し、PGAツアー初優勝を飾ったのは、セップ・ストラカ。
パーオン時における平均パットが1.867、SG: PUTTING(-0.425)ながら、フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率83.33% (15/18)、SAND SAVESとSCRAMBLINGが共に100.00%と安定したショットとショートゲームを見せたセップ・ストラカは、1番Par4で74cmのパーパットを外し3パットのボギーと出だしでつまずいたものの、2番Par4で2.4mのバーディパットを決めてバウンスバックに成功、続く3番Par5でもグリーンサイドバンカーからの3打目をピンそばによせて連続バーディを奪う。その後4ホールをパーで通過し、迎えた8番Par4でこの日2回目の3パットのボギーを叩いたものの、9番Par4で2.8mのバーディパットを決めてバウンスバックに成功。前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半、出だしの4ホールを無難にパーで通過し迎えた14番Par4で3.3mのパットを決めてバーディを奪うと、ベアトラップと呼ばれる最も難易度の高い3ホールの1つである16番Par4でグリーン外から5.7mのパットを決めてトップに並ぶ。そして雨が強くなってきた最終18番Par5で2オンに成功、2パットでバーディを奪いホールアウト。最終日6バーディ、2ボギー(66)と難コースを攻略し通算10アンダー、逆転でPGAツアー初優勝を飾った。
1打差の単独2位には、終盤までトップをキープし、最終日もボギーフリーとなる3バーディ(67)でラウンドしたものの、最終18番Par5で強雨に見舞われる不運も重なりバーディが奪えず、通算9アンダーで大会を終えた。
初日トップに立ち、最終日も粘りのプレーで4バーディ、2ボギー(68)とスコアを2つ伸ばし、通算8アンダーでフィニッシュしたカート・キタヤマがPGAツアーで自身の最高成績となる単独3位に入った。
2位に5打差をつけ単独トップでスタートしたダニエル・バーガーは、ショット・パッティングともに精彩を欠き、7番Par3と14番Par4でチップインバーディを奪うなど見せ場をつくったものの、序盤からスコアを落とし、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(74)と最終日はスコアを4つ落とし、通算7アンダー・4位で大会を終えた。
2022年3月
プエルトリコ・オープン
(Yardage: 7,506 Par: 72)
2008年に「プエルトリコ・オープン」として初開催され、14回目を迎える今大会は、数多くのプレーヤーの成功の足がかりに役立っています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが300ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
ビーチ・フロント半島に沿って伸びる熱帯雨林を活かしたチャンピオンコースは、フラットなフェアウェイに対して、グリーンにはアンジュレーションがあり、数多くのホールに池が絡むため、カリブ海からの強風によっては、選手たちを悩ますでしょう。正確なショットとマネジメント能力が求められます。
今大会は、2022年3月3日(木)~3月6(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
同週に「アーノルド・パーマー・インビテーショナル」が開催されており、多くの世界トップランカーが不在となる中、若手やシード権がかかる選手などが参戦するフィールドとなっています。日本からは、小平智と今田竜二が出場、上位進出に期待がかかります。
予選ラウンド1日目を終えてトップタイに並んだのは、ボギーフリーとなる7バーディ(65)でラウンドしたPGAツアー1勝のマイケル・キムとPGAツアー初優勝を目指すチェイス・サイファート。日本の小平智が、持ち味であるアイアンショットのキレとパッティングがかみ合ったプレーを見せ、5バーディ、1ボギー(68)でラウンド、4アンダートップと3打差の6位タイと好スタートを切った。
今田竜二は、3バーディ、7ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギー(81)と大きくスコアを落とし、9オーバーで初日を終えた。
予選ラウンド2日目を終えて1イーグル、3バーディ(67)と初日に続き、ボギーフリーのラウンドとなったライアン・ブレームが通算11アンダーで単独トップに立った。1打差の2位タイには、初日トップに立ったマイケル・キムとボギーフリーとなる8バーディ、2日目のベストスコア(64)をマークしたPGAツアー初優勝を目指すマックス・マクグリービー、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率88.89% (16/18)、パーオン時における平均パット(1.688)と抜群の安定感を見せ、ボギーフリーとなる6バーディ(66)とスコアを6つ伸ばした小平智が、通算10アンダーで並んだ。今田竜二は、2バーディ、4ボギー(74)と2日目もスコアを落とし、11オーバーで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ライアン・ブレーム | -15 | 68 |
2 | マイケル・キム | -12 | 70 |
T3 | チャド・ラミー | -11 | 68 |
アンドリュー・ノバク | -11 | 69 | |
トミー・ゲイニー | -11 | 69 | |
マックス・マクグリービー | -11 | 71 | |
T7 | ブランドン・ウー | -10 | 68 |
キラデク・アフィバーンラト | -10 | 70 | |
クリストファー・ゴッターアップ(アマ) | -10 | 70 | |
カラム・タレン | -10 | 71 | |
T36 | 小平 智 | -5 | 77 |
【詳細】
小平 智
2バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(77)
大会3日目の天候は、くもり、気温25.6℃、湿度81%、風速6.3m/s(東北東)というコース・コンディションの中、70名による大会3日目が行われた。
大会3日目を終えて単独トップに立ったのは、PGAツアー初優勝を目指すアメリカの35歳ライアン・ブレーム。
トップタイからスタートしたライアン・ブレームは、2番と5番のPar5を含む出だしから8ホール連続パーで迎えた9番Par4で最初のバーディを奪い、前半スコアを1つ伸ばして折り返すと、10番Par4と11番Par3で連続バーディ。14番Par4でボギーを叩いたものの、16番Par3と最終18番Par5バーディを奪い、ホールアウト。フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パットが1.643と安定したプレーで、5バーディ、1ボギー(68)でラウンド、通算15アンダー・2位に3打差をつけ3日目を終えた。
3打差の2位には、初日にトップに立ち、3日目も粘り強いプレーで4バーディ、2ボギー(70)でラウンド、スコアを2つ伸ばしたマイケル・キムが通算12アンダーでつけた。
4打差の3位タイには共にPGAツアー初優勝を目指すチャド・ラミー、アンドリュー・ノバク、マックス・マクグリービーに加え、2012年の「The McGladrey Classic」以来となるPGAツアー2勝目を狙うトミー・ゲイニーの4名が通算11アンダーで並んだ。
トップと1打差の2位タイと好位置からスタートした小平智だったが、出だしの1番Par4でボギーが先行、3番Par4でバーディを奪い、スコアを戻したものの、7番Par4から3連続ボギー。スコアを3つ落として折り返すと、後半も流れを戻せないまま、11番Par3でボギー。その後16番Par3でバーディを奪ったものの、直後の17番Par4でダブルボギー。3日目はフェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パーオン時における平均パット(1.909)に加え、課題とされるSAND SAVESが33.33% (1/3)、SCRAMBLING(28.57%)とショートゲームでも精度を欠き、2バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(77)とスコアを5つ落とし、通算5アンダー・36位タイに後退した。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ライアン・ブレーム | -20 | 67 |
2 | マックス・マクグリービー | -14 | 69 |
T3 | ブランドン・ウー | -13 | 69 |
トミー・ゲイニー | -13 | 70 | |
T5 | カラム・タレン | -12 | 70 |
チャド・ラミー | -12 | 71 | |
T7 | ネイト・ラシュリー | -11 | 67 |
キャメロン・パーシー | -11 | 66 | |
ボーン・テイラー | -11 | 68 | |
ケビン・ユ | -11 | 68 | |
マーク・ヘンズビー | -11 | 69 | |
マティアス・シュワブ | -11 | 69 | |
ブライス・ガーネット | -11 | 70 | |
ジム・ハーマン | -11 | 69 | |
クリストファー・ゴッターアップ(アマ) | -11 | 71 | |
T35 | 小平 智 | -7 | 70 |
【詳細】
小平 智
4バーディ、2ボギー(70)
14時00分時点での天候は、くもり、気温27.2℃、湿度70%、風速7.6m/s(東北東)というコース・コンディションの中、70名による決勝ラウンド最終日が行われた。
4日間通じてボギーが僅かに1つと安定したプレーで今大会を制したのは、コーンフェリーツアーを主戦場とし、今季PGAツアー初戦となるアメリカの35歳ライアン・ブレーム。
2位に3打差をつけ単独トップでスタートしたライアン・ブレームは、1番Par4でバーディを先行させると、5番Par5でも確実にバーディ、更に9番Par4でもバーディを奪い、前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半の10番Par4と11番Par3で3連続となるバーディを奪い、スコアを20アンダーまで伸ばすと、その後は最終18番Par5までパープレーを続けてホールアウト。最終日もボギーフリーとなる5バーディ(67)でラウンドし、4日間通じてフェアウェイキープ率53.57% (30/56)ながら、パーオン率73.61% (53/72)、SAND SAVESが100.00% (4/4)、SCRAMBLING(94.74%)、パーオン時における平均パット(1.679)からボギーが僅かに1つと安定したプレーを見せ、通算20アンダー2位に6打差をつける圧勝でPGAツアー初優勝を飾った。
通算14アンダー6打差の2位には、5バーディ、2ボギー(69)でラウンドし、PGAツアー初優勝を目指していたマックス・マクグリービー、通算13アンダー7打差の3位タイには、PGAツアー初優勝を目指していたブランドン・ウーと2012年の「The McGladrey Classic」以来となるPGAツアー2勝目を狙うトミー・ゲイニーの2名が並んだ。
3日目に大きくスコアを落とし、36位タイからのスタートとなった小平智は、2番Par5で確実にバーディを奪うと、5番Par5でもバーディ、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半の13番Par4でこの日最初のボギーを叩いたものの、15番Par5と16番Par3で連続バーディ。最終18番Par5でボギーを叩いたものの、最終日はフェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パット(1.769)に加え、SAND SAVESが100.00% (1/1)、SCRAMBLING(80.00%)も安定し、4バーディ、2ボギー(70)でラウンド、スコアを2つ伸ばし、通算7アンダー・35位タイで4日間のトーナメントを終えた。
アーノルド・パーマー・インビテーショナル
(Yardage: 7,466 Par: 72)
ザ・プレーヤーズ選手権
(Yardage: 7,256 Par: 72)
バルスパー・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,340 Par: 71)
1977年に男女のペア競技による大会としてスタートし、2000年からPGAツアーとして開催され、今大会で21回目を迎えます。
【トーナメント・レコード】
・266(-18)ビジェイ・シン(2004年)
【コース・レコード】
・(61)パドレイグ・ハリントン(2012年)
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと6つのトーナメント(マスタ-ズ・トーナメント、RBCヘリテージ、全米プロゴルフ選手権、チャールズ・シュワブ・チャレンジ、ザ・メモリアル・トーナメント、2023年大会のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ)の出場権が付与されます。
1971年にラリー・パッカードによって設計され、起伏のある地形に造られた多くの木々で囲まれた林間コースであり、高低差のある狭いフェアウェイと小さなグリーン、多くのホールで自然を活かした池が絡むPGAツアーの中でも屈指の難コースと言われています。特に、13番の長いPar3、上り3ホール(PGAツアーで最もタフでタイトな16番、落下地点が非常に狭いPar3、打ち上げでアンジュレーションの強烈なグリーンを擁する18番Par4)は、「スネーク・ピット」と呼ばれ、PGAツアー屈指の難易度を誇る名物ホールとなっています。
今大会は、2022年3月17日(木)~3月20(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
2022年3月6日時点での世界ランキング2位のコリン・モリカワや同3位のヴィクトル・ホブランド、同7位のザンダー・シャウフェレ、同8位のジャスティン・トーマス、同9位のダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカと言った実力者に加え、前回大会覇者のサム・バーンズや今季1勝のホアキン・ニーマンらも出場するフィールドとなっています。日本人選手の出場はありません。
予選ラウンド1日目を終えて、今大会の2016-2017シーズンのチャンピオンであるアダム・ハドウィンと今季優勝1回を含むトップ10入り4回と安定した成績を残しているサム・バーンズ、PGAツアー初優勝を目指すデビッド・リプスキー、PGAツアー3勝のジョナサン・ベガスの4名が7アンダー(64)をマークし、トップタイに並んだ。期待された世界ランキング上位選手も比較的順当なスタートを切った。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、抜群の安定感を見せ、ボギーフリーとなる1イーグル、8バーディのコースレコードタイ(61)をマークし、PGAツアー初優勝を目指すマシュー・ネスミス。2打差の2位にはスコアを5つ伸ばした今大会の2016-2017シーズンのチャンピオンであるアダム・ハドウィン。3打差の3位タイには、スコット・ストーリングスと今季優勝1回を含むトップ10入り4回と安定した成績を残しているサム・バーンズが並んだ。世界ランキング8位のジャスティン・トーマスが通算10アンダー・5位、同9位のザンダー・シャウフェレが通算8アンダー・7位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | デービス・ライリー | -18 | 62 |
2 | マシュー・ネスミス | -16 | 69 |
T3 | ジャスティン・トーマス | -15 | 66 |
サム・バーンズ | -15 | 67 | |
5 | アダム・ハドウィン | -13 | 70 |
T6 | ロバート・ストレブ | -11 | 65 |
マシュー・フィッツパトリック | -11 | 67 | |
ブライアン・ハーマン | -11 | 68 | |
トロイ・メリット | -11 | 67 | |
ザンダー・シャウフェレ | -11 | 68 |
16時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温27.8℃、湿度65%、風速3.6m/s(南南西)というコース・コンディションの中、72名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、PGAツアー・ルーキーでコーンフェリーツアーで2勝を挙げているデービス・ライリー。
予選ラウンド2日間を終えてトップと5打差の6位につけ、3日目は1番Par5と2番Par4でそれぞれ2.2mと6.7mを決めて連続バーディと好スタートを切ったデービス・ライリーは、5番Par5でティーショットが乱れ、ピンチを迎えながらパーセーブに成功すると、6番Par4でもティーショットを右サイドに曲げたものの、2打目をピン奥1.5mにつけバーディ、続く7番Par4でもティーショットを左サイドに曲げながら、手前の木々を避けるために低く打ち出し、ランを使ったクリエイティブなショットでピンそば3.0mに寄せて連続バーディ。更に9番Par4でもティーショットが右サイド、2打目がバンカーとショットが乱れたものの、3打目のバンカーショットをノーバウンドで直接決めてバーディ。前半スコアを5つ伸ばして折り返す。後半も11番Par5で3.4mを決めてバーディ、13番Par3と14番Par5でもそれぞれ3.4mと1.8mを決めて連続バーディ。17番Par3ではグリーン奥のフリンジからの5.0mを決めバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率38.46% (5/13)、パーオン率61.11% (11/18)とショットに精彩を欠いたものの、SCRAMBLING(100.00%)SG: PUTTING(3.992)とショートゲームとパッティングが素晴しく、ボギーフリーとなる9バーディ(62)をマーク、通算18アンダー・2位に2打差をつけ単独トップで3日目のラウンドを終えた。
トップと2打差の2位には、2日目にコースレコードタイとなる(61)をマークし、3日目も前半は4バーディと好調なプレーを見せ、後半も2回のバウンスバックに成功するなど粘りを見せたものの、終盤の「スネーク・ピット」と呼ばれる難関の3ホールで連続ボギーを叩き、スコアを2つ落としたマシュー・ネスミスが通算16アンダーでつけた。
トップと3打差の3位タイには、世界ランキング8位のジャスティン・トーマスと前回大会覇者で1番Par5でイーグル、7番Par4ではチップインバーディを奪うなどスコアを4つ伸ばした連覇を目指すサム・バーンズが通算15アンダーで並んだ。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | サム・バーンズ | -17 | 69 |
2 | デービス・ライリー | -17 | 72 |
T3 | ジャスティン・トーマス | -16 | 70 |
マシュー・ネスミス | -16 | 71 | |
T5 | マシュー・フィッツパトリック | -14 | 68 |
ブライアン・ハーマン | -14 | 68 | |
T7 | サヒス・ティーガラ | -12 | 67 |
スチュワート・シンク | -12 | 68 | |
ケビン・ストリールマン | -12 | 68 | |
アダム・ハドウィン | -12 | 72 | |
ロバート・ストレブ | -12 | 70 |
16時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温22.8℃、湿度47%、風速4.0m/s(北)というコース・コンディションの中、72名による決勝ラウンド最終日が行われた。
連覇のかかったサム・バーンズとツアー・ルーキーのデービス・ライリーという若い2人のプレーヤーによるプレーオフを制したのは、PGAツアー2勝のサム・バーンズ。
連覇に向け、トップと3打差の3位タイからスタートしたサム・バーンズは、出だしの1番Par5と2番Par4、ティーショットをピンそば1.8mにつけた4番Par3でいずれもパーとスコアを伸ばせない展開の中、5番Par5で3打目のバンカーショットを寄せて最初のバーディを奪う。続く6番Par4でティーショットを右に曲げたものの、3.6mのパーパットを決めてピンチを凌ぐなど前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半10番Par4でも6番Par4同様のピンチを迎えるものの、3.4mのパットを決めてパーをセーブすると、11番Par5でバーディ、続く12番Par4でも4.7mを決めて連続バーディ。難しい16番Par4のピンチをパーで凌ぐと、17番Par3でティーショットをグリーン左サイドの難しいバンカーに入れ、2打目もミスしながら、ダブルボギーのピンチをボギーで切り抜ける。最終18番Par4もパーでホールアウトし、フェアウェイキープ率46.15% (6/13)、パーオン率55.56% (10/18)とショットに苦労したものの、SCRAMBLING(87.50%)SG: PUTTING(2.071)とショートゲームとパッティングでスコアをまとめ、通算17アンダー・トップタイでデービス・ライリーとのプレーオフに進んだ。
18番Par4で行われた1ホール目は、惜しくもバーディパットを外したサム・バーンズとバンカーからのリカバリーに成功したデービス・ライリーともにパーで譲らず、最も難しい16番Par4で行われたプレーオフ2ホール目、フリンジからの9.9mのロングパットを決めて先にバーティを奪ったサム・バーンズが、9.9mのアプローチを外したデービス・ライリーを振り切り、2018年大会と2019年大会に連覇を達成したポール・ケーシーに次ぐ、今大会2人目の連覇達成とともにPGAツアー3勝目を飾った。
2位に2打差をつけ単独トップでスタートしたツアー・ルーキーのデービス・ライリーは、出だしの4ホールをパーで迎えた5番Par5でティーショットを左サイドに曲げると、2打目は8番Par3のティーイングエリア、3打目のミスショットが木の根元に行ってアンプレアブル、5打目もグリーン乗せられず、6打目のアプローチもグリーンオーバー。8打を擁しトリプルボギーと一気にスコアを落としたものの、一気に崩れることなく、8番Par3で14.9mのアプローチを直接決め、スコアを1つ戻して前半を折り返すと、11番Par5でバーディ、続く12番Par4でボギーを叩いたものの、その後は4ホールをパーで通過し迎えた17番Par3でティーショットをピンそば1.9mにつけバーディを奪いトップに並ぶと、通算17アンダーでホールアウト。ショット、パッティングともに苦労したものの、粘りのゴルフでプレーオフに持ち込んだ。その後、サム・バーンズとの2ホールに及ぶプレーオフに敗れ、2位で大会を終えた。
トップと1打差の3位タイには、世界ランキング8位のジャスティン・トーマスと2日目にトップに立ち、最終日最終組でラウンドしたマシュー・ネスミスが通算16アンダーで並んだ。
実力者のブルックス・ケプカとザンダー・シャウフェレが通算11アンダー・12位タイ、世界ランキング3位のヴィクトル・ホブランドが通算6アンダー・33位タイ、世界ランキング10位のダスティン・ジョンソンが通算5アンダー・39位タイ、世界ランキング2位のコリン・モリカワが通算1オーバー・68位タイで大会を終えた。
WGC=デル・テクノロジーズ・マッチプレー
(Yardage: 7,108 Par: 71)
コラレス・プンタカナ・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,670 Par: 72)
2018年に第1回大会が開催され、今大会で5回目を迎えます。初代チャンピオンには、アメリカのブライス・ガーネットが輝いています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが300ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
コラレス(サンゴ礁)プンタ(岬)カナ(白い)と言われるように海岸沿いに作られた美しいコースは、2010年にトム・ファジオによって設計され開場、塩分に強いシーサイドパスパラムと言う特有の芝とカリブ海から吹く強風、94個にも及ぶバンカーが特徴のコースです。また、海岸沿いに面したホールが6つあり、特に16番、17番、18番の上がり3ホールには「デビルズ・エルボー(悪魔の肘)」と呼ばれる難関ホールが待ち受けていて、この上がり3ホールの攻略がカギとなるでしょう。
今大会は、2022年3月24日(木)~3月27(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
世界ゴルフ選手権「デル・テクノロジーズ・マッチプレー」との同時開催と言うことで数多くのトップ・プレーヤーが不在の中、前回大会覇者のハドソン・スワフォードに加え、ツアー初優勝を目指すプレーヤーも数多く出場、ビッグチャンスを掴めるフィールドとなっています。日本人選手の出場はありません。
前半は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、後半に入り、4連続バーディを含む6バーディを奪い、6アンダー(66)でラウンドしたPGAツアー通算1勝のベン・マーティンが予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立った。1打差の2位にはボギーフリーとなる5バーディ(67)でラウンドしたアダム・シェンク、2打差の4アンダーには、今大会のチャンピオンでもあるグレーム・マクドウェルら4名が並んだ。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップをキープしたのは、2回の3連続バーディを含む8バーディ、2ボギーと2日連続の(66)をマークしたベン・マーティン。2打差の2位には、出だしでダブルボギーを叩きながら、その後1イーグル、7バーディを奪い(65)でラウンドしたアレックス・スモーリーがつけた。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ベン・マーティン | -14 | 70 |
2 | チャド・ラミー | -12 | 69 |
3 | ジョナサン・ベガス | -11 | 65 |
T4 | キャメロン・パーシー | -10 | 67 |
マーティン・トレーナー | -10 | 67 | |
トーマス・デトリー | -10 | 68 | |
デビッド・リプスキー | -10 | 68 | |
ネイト・ラシュリー | -10 | 69 | |
T9 | ラスムス・ホイガールト | -9 | 67 |
ジャスティン・ローワー | -9 | 68 | |
ブライアン・スチュアード | -9 | 69 | |
アレックス・スモーリー | -9 | 73 |
大会3日目65名による大会3日目が行われた。
大会3日目を終えて単独トップに立ったのは、2014-2015シーズン「Shriners Hospitals for Children Open」以来となるPGAツアー2勝目を狙うベン・マーティン。
初日からトップを走るベン・マーティンは、5番Par5でバーディ先行のスタートを切ったものの、続く5番Par4でボギー、同様に7番Par5でのバーディ後の8番Par4でボギーとスコアを伸ばせず、パープレーで折り返すと、10番Par4でバーディ、更に14番Par5と15番Par4で連続バーディ。直後の16番Par4でボギーを叩くなど、バーディ後のボギーが続き、最後まで流れを掴めなかったものの、5バーディ、3ボギー(70)でラウンド、通算14アンダー・2位に2打差をつけ3日目を終えた。
2打差の2位には、1イーグル、4バーディ、3ボギー(69)でラウンド、スコアを3つ伸ばしたチャド・ラミーが通算12アンダーでつけた。
3打差の3位には、ボギーフリーとなる1イーグル、5バーディと3日目のベストスコア(65)をマークし、2016-2017シーズン「RBC Canadian Open」以来となるPGAツアー4勝目を狙うジョナサン・ベガスが通算11アンダーでつけた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | チャド・ラミー | -17 | 67 |
T2 | アレックス・スモーリー | -16 | 65 |
ベン・マーティン | -16 | 70 | |
T4 | ジョナサン・ベガス | -15 | 68 |
キャメロン・パーシー | -15 | 67 | |
6 | ラスムス・ホイガールト | -14 | 67 |
T7 | アダム・シェンク | -13 | 66 |
ブライアン・スチュアード | -13 | 68 | |
デビッド・リプスキー | -13 | 69 | |
マーティン・トレーナー | -13 | 69 |
12時00分時点での天候は晴れ、気温27.8℃、湿度71%、風速5.4m/s(南東)というコース・コンディションの中、65名による決勝ラウンド最終日が行われた。
混戦となった最終日を制したのは、今季14試合に出場し、予選落ち8回と結果を残せていないチャド・ラミー。
トップと2打差の2位からスタートしたチャド・ラミーは、序盤の2番Par3でボギーとつまずいたものの、4番Par5でバーディを奪い、スコアをスタート時の12アンダーに戻すと、7番Par5でバーディを奪い、前半を折り返す。後半の出だし3ホールをパーで通過し迎えた13番Par4でバーディを奪うと、続く14番Par5でもバーディ、更に15番と16番のPar4でもチャンスを活かし4連続バーディ。一気に抜け出すと、最終18番Par4をパーでホールアウト。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パット(1.643)と安定したプレーで最終日6バーディ、1ボギー(67)とスコアを5つ伸ばし、通算17アンダー逆転でのPGAツアー初優勝を飾った。
通算16アンダー1打差の2位タイには、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率88.89% (16/18)、パーオン時における平均パット(1.563)と素晴らしいプレーで最終日ボギーフリーとなる7バーディ(65)マークしたPGAツアー初優勝を目指していたアレックス・スモーリーと初日から3日間トップをキープしながら、スタートの1番Par4でダブルボギーを叩くなど最終日5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーとスコアを2つしか伸ばせなかったベン・マーティンの2名が並んだ。
バレロ・テキサス・オープン
(Yardage: 7,438 Par: 72)
2022年4月
マスターズ・トーナメント
(Yardage: 7,510 Par: 72)
RBCヘリテージ
(Yardage: 7,191 Par: 71)
例年マスターズ・トーナメントの翌週に開催され、今回で54回目を迎える今大会は、1969年にスタートし、初代王者に輝いたのはアーノルド・パーマー。他にもジャック・ニクラス、トム・ワトソン、グレッグ・ノーマン、デービス・ラブⅢ世ら名プレーヤーが優勝を飾っているPGAツアーで最も有名なトーナメントの1つです。
2018年に開催された50回目の記念大会では、小平智が日本人5人目となるPGAツアー優勝を飾っています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと主なトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
林間から終盤の2ホールで海沿いに抜けるコースは、大会創設時から使用され、各ホールとても狭く、通称「エアー・ハザード」と言われるように、上空に枝がせり出しています。
7,191ヤードと距離は短いものの、高い木々によってセパレートされた狭いフェアウェイと空中にせり出した木の枝、小さなグリーン、大小ユニークなバンカー、全てに池が絡む最高クラスのPar3(9番はハート形のグリーンが特徴、14番はキー・ホール)とリンクス特有の海風が吹きつける17番と18番が戦略性を高めています。ショットのクオリティ、繊細さ、想像力が求められるショットメーカーに有利な大会と言えるでしょう。
コースレコード:61(1994年のデビッド・フロストと2015年のトロイ・メリット)
今大会は、2022年4月14日(木)~4月17(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
マスタ-ズの翌週開催でありながら世界ランキング3位のコリン・モリカワを始め、パトリック・キャントレー、キャメロン・スミス、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソンら世界ランキングトップ10からの5名に加え、シェーン・ローリーなどマスタ-ズで活躍した42名が出場する強力なフィールドとなる中、日本からは金谷拓実と小平智が出場します。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、ボギーフリーとなる8バーディ(63)をマークしたキャメロン・ヤング。1打差の2位タイには、パトリック・キャントレーら5名が並んだ。日本の金谷拓実と小平智は、ともに3オーバー・105位タイと出遅れた。また、コーリー・コナーズが7番Par3でホールインワンを達成しています。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、15番からの4連続バーディを含む7バーディ、3ボギー(67)でラウンドしたパトリック・キャントレー。1打差の2位には、ロバート・ストレブがつけた。世界ランキング5位のキャメロン・スミスや同9位のダスティン・ジョンソンに加え、日本の金谷拓実が6オーバー・110位タイ、小平智も9オーバー・121位タイで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ハロルド・バーナーIII | -11 | 63 |
T2 | シェーン・ローリー | -10 | 65 |
エリック・ファン・ロイエン | -10 | 67 | |
パトリック・キャントレー | -10 | 70 | |
T5 | ハドソン・スワフォード | -9 | 66 |
マット・クーチャー | -9 | 67 | |
セップ・ストラカ | -9 | 67 | |
アーロン・ワイズ | -9 | 68 | |
T9 | トミー・フリートウッド | -8 | 64 |
ビリー・ホーシェル | -8 | 67 | |
ジョーダン・スピース | -8 | 68 | |
ジョエル・ダーメン | -8 | 69 |
14時00分時点での天候はくもり、気温24.4℃、湿度75%、風速4.0m/s(南南西)というコース・コンディションの中、71名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、PGAツアー初優勝を目指すハロルド・バーナーIII。
2番Par5でバーディ先行のスタートを切ったハロルド・バーナーIIIは、4番Par3で3.6mを決めてバーディ、5番Par5でもバーディを奪うと6番Par4でも3.4mを決めて3連続バーディ。更に9番Par4もバーディとし、スコアを5つ伸ばして折り返す。12番Par4でバーディを奪うと、15番Par5では5.8mを決めてバーディ、続く16番Par4でも3.3mを決めて連続バーディ。フェアウェイキープ率35.71% (5/14)とティーショットに安定感を欠いたものの、パーオン率83.33% (15/18)の高さとパッティングが素晴しくボギーフリーとなる8バーディ(63)でラウンド、通算11アンダートップで3日目を終えた。
1打差の2位タイには、マスターズで3位タイに入るなど好調を維持しているシェーン・ローリーとボギーフリーとなる4バーディ(67)でラウンドしたエリック・ファン・ロイエン、昨季の年間王者であるパトリック・キャントレーの3名が通算10アンダーで並んだ。
トップと5打差の中に29名がひしめく大混戦となった3日目、風などの条件が絡むとビッグスコアが期待できるコースだけに最終日も最後まで分からない展開が続くでしょう。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ジョーダン・スピース | -13 | 66 |
2 | パトリック・キャントレー | -13 | 68 |
T3 | キャム・デービス | -12 | 63 |
J.T.ポストン | -12 | 64 | |
キャメロン・ヤング | -12 | 66 | |
セップ・ストラカ | -12 | 68 | |
マット・クーチャー | -12 | 68 | |
ハロルド・バーナーIII | -12 | 70 | |
シェーン・ローリー | -12 | 69 | |
T10 | トミー・フリートウッド | -11 | 68 |
エリック・ファン・ロイエン | -11 | 70 |
14時00分時点での天候はくもり、気温26.1℃、湿度67%、風速4.0m/s(南東)というコース・コンディションの中、71名による決勝ラウンド最終日が行われた。
2打差の中に11名がひしめく大混戦となった最終日、ともに年間王者の実績を持つジョーダン・スピースとパトリック・キャントレーの実力者によるプレーオフを制したのは、PGAツアー12勝を誇るジョーダン・スピース。
2番Par5のピンまで17.6mあるバンカーからの3打目を直接決めてイーグル先行の好スタートを切ったジョーダン・スピースは、5番Par5でも7.2mを決めて2つ目のイーグル。一気に流れを掴むと8番Par4でも4.6mを決めてバーディ。厳しいライからのバンカーショットとなった9番Par4と折り返した11番Par4での3パットと2つのボギーを叩き、流れの良くない時間帯の中、13番Par4で3.8mを決めてバーディ、チャンスホールの15番Par5でスコアを伸ばせなかったものの、最終18番Par4で3.0mのパットを決めてバーディフィニッシュ。通算13アンダー・トップタイでパトリック・キャントレーとのプレーオフに進んだ。
18番Par4で行われた1ホール目、目玉となった3打目のバンカーショットをよせきれずパーセーブ出来なかったパトリック・キャントレーに対して、同じくバンカーからの3打目をピンそばによせてタップインでパーセーブに成功したジョーダン・スピースが2020-2021シーズンの「Valero Texas Open」以来となる優勝でPGAツアー13勝目を飾った。
5番Par5で2オンからバーディ、9番Par4でもアプローチをよせてバーディ、折り返した11番Par4でも2打目をピンそば89cmにつけバーディと確実にスコアを伸ばしてきたパトリック・キャントレーは、14番Par3で3パットのボギーを叩いたものの、17番Par3で2.7mのバーディパットを決めてトップに追いつきプレーオフに持ち込んだ。その後ジョーダン・スピースとのプレーオフに敗れ、2位で大会を終えた。
13番まで単独トップをキープしていたシェーン・ローリーは14番Par3で2打目のアプローチを池に入れダブルボギーで後退。単独トップでスタートしたハロルド・バーナーIIIら7名とともに通算12アンダー・3位タイで大会を終えた。
チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオーリンズ
(Yardage: 7,425 Par: 72)
バーボンストリートとジャズで有名なニューオーリンズで開催されるPGAツアーで唯一のチーム戦(2017年からペア方式)であり、個人戦とは違う選手たちのアグレッシブなスーパープレーを数多く見ることが出来る大会です。
1922年、ニューオーリンズ・カントリークラブで行われ、ジーン・サラゼンがPGAツアー初優勝を飾ったSouthern(Spring) openが前身となる今大会は、1938年にスタートし、2017年からチーム戦となって5回目を迎えます。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが400ポイントとセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、全米プロゴルフ選手権の出場権が付与されます。
大会フォーマット
・2人1組のチーム戦に80組160人が出場し、33位タイまでのチームが予選通過。
・PGAツアーの出場優先順位の高い選手から順番にパートナーを指名できます。
・それぞれの選手に公式な優勝記録、2年間のシード権、フェデックスカップポイント400が付与されます。
「予選ラウンド1日目と決勝ラウンド3日目は〈Four-Ball〉方式」
・二人がそれぞれ自分のボールでプレーし、各ホールで成績の良い方のスコアを採用する。
「予選ラウンド2日目と決勝ラウンド最終日は〈Foursomes〉方式」
・1つのボールを同じチームの二人が交互にショットを行い、プレーをする。
2004年にピート・ダイによって設計(2019年、2020年に改修)され、その年にオープンしたパブリックコースで全体的にフラットで湿地帯に広がる壮観な景色とアンジュレーションのある大きなグリーン、106個のバンカーと5つの池が配置されています。特に特徴的な1オン可能な16番Par4と最も難しい17番Par3、18番Par5はホール全体の右サイドに池が効いており、チャレンジングなフィニッシングホールとなっています。
トーナメントレコード:-29アンダー(259)
・X.シャウフェレ/P.キャントレー(2022)
コースレコード〈Four-Ball〉(59)
・X.シャウフェレ/P.キャントレー(2022)
コースレコード〈Foursomes〉(65)
・J.ラーム/R.パーマー(2019)
・G.ヒーゴ/B.グレース(2022)
・J.スクリブナー/J.デイ(2022)
今大会は、2022年4月21日(木)~4月24(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
連覇を狙うM.リーシュマン/C.スミス、マスターズチャンピオンのS.シェフラー/R.パーマー、C.モリカワ/V.ホブランド、P.キャントレー/X.シャウフェレ、S.バーンズ/B.ホーシェル、W.ザラトリス/R.デービスなど今大会でなければ見られない強豪同士の多彩な組み合わせが数多く実現しました。日本選手の出場はありません。
スコアの出やすい〈Four-Ball〉による大会1日目が行われ(P.キャントレー/X.シャウフェレ)組が13アンダー、2位に1打差をつけ単独トップに立った。1打差の2位タイには(M.ネスミス/T.ムーア)組がつけた。また、ロバート・マッキンタイアが14番Par3でホールインワンを達成した。
ミスを少なくし、チームワークが重要な難しい方式〈Foursomes〉で行われた予選ラウンド2日目が行われ(P.キャントレー/X.シャウフェレ)組が17アンダー、2位に1打差をつけ単独トップに立った。1打差の2位タイには(D.レッドマン/S.ライダー)組と(A.ライ/D.リプスキー)がつけた。
また、ハース親子ペアが予選を通過したことで、ジェイ・ハースがサム・スニードが持つPGAツアー最年長予選通過記録(67歳)を43年ぶりに更新する68歳4か月20日を打ち立てた。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ザンダー・シャウフェレ パトリック・キャントレー |
-29 | 60 |
2 | ガリック・ヒーゴ ブランデン・グレース |
-24 | 63 |
T3 | サム・バーンズ ビリー・ホーシェル |
-23 | 63 |
ジェイソン・スクリブナー ジェイソン・デイ |
-23 | 63 | |
アーロン・ライ デビッド・リプスキー |
-23 | 65 | |
6 | ウィンダム・クラーク キャメロン・トリンガーリ |
-22 | 65 |
T7 | マーク・ハバード ライアン・ブレーム |
-20 | 62 |
ディラン・ウー ジャスティン・ローワー |
-20 | 63 | |
T9 | テイラー・ムーア マシュー・ネスミス |
-19 | 64 |
シェーン・ローリー イアン・ポールター |
-19 | 64 | |
ハロルド・バーナーIII バッバ・ワトソン |
-19 | 64 | |
ラッセル・ノックス ブライアン・スチュアード |
-19 | 64 | |
ドク・レッドマン サム・ライダー |
-19 | 69 |
15時00分時点での天候はくもり、気温27.8℃、湿度60%、風速6.7m/s(南南東)というコース・コンディションの中、39組78名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、2020年東京オリンピック覇者のザンダー・シャウフェレと2020-2021シーズンの年間王者パトリック・キャントレー組。
お互いに抜群の安定感を見せ、初日のコースレコードに1打差と迫る1イーグル、10バーディ(60)をマーク、トーナメント・レコードを更新する通算29アンダー2位に5打差をつけ3日目のラウンドを終えた。
通算24アンダー5打差の単独2位には、1イーグル、8バーディ、1ボギー(63)でラウンドしたガリック・ヒーゴとメジャー(2017年全英オープン)での最小スコア(62)を記録したブランデン・グレースの南アフリカコンビ、6打差の3位タイには、サム・バーンズとビリー・ホーシェルの大会アンバサダー組を含む3組が通算23アンダーで並んだ。
前回大会優勝のキャメロン・スミスとマーク・リーシュマン組は、2022年のマスターズ・チャンピオンで世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーとライアン・パーマー組と共に通算17アンダー・19位タイで3日目のラウンドを終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ザンダー・シャウフェレ パトリック・キャントレー |
-29 | 72 |
2 | サム・バーンズ ビリー・ホーシェル |
-27 | 68 |
3 | ドク・レッドマン サム・ライダー |
-24 | 67 |
T4 | デービス・ライリー ウィル・ザラトリス |
-23 | 66 |
キーガン・ブラッドリー ブレンダン・スティール |
-23 | 67 | |
ハロルド・バーナーIII バッバ・ワトソン |
-23 | 68 | |
テイラー・ムーア マシュー・ネスミス |
-23 | 68 | |
アーロン・ライ デビッド・リプスキー |
-23 | 72 | |
ガリック・ヒーゴ ブランデン・グレース |
-23 | 73 | |
T10 | ディラン・ウー ジャスティン・ローワー |
-22 | 70 |
ウィンダム・クラーク キャメロン・トリンガーリ |
-22 | 72 | |
ジェイソン・スクリブナー ジェイソン・デイ |
-22 | 73 |
13時00分時点での天候はくもり、気温27.2℃、湿度66%、風速6.3m/s(南南東)というコース・コンディションの中、39組78名による決勝ラウンド最終日が行われた。
初日から安定感抜群のプレーで今大会を制したのは、2020年東京オリンピック覇者のザンダー・シャウフェレと2020-2021シーズンの年間王者パトリック・キャントレー組。
順調だった3日間とは違い、序盤からスコアを伸ばせない展開の中、7番Par5で2打目をショートサイドのピンハイにつけイーグルを奪取。しかし、8番Par4で絶好のバーディチャンスを逃すと、9番Par3と10番Par4でもショートパットを外し連続ボギーで1打差に詰め寄られるものの、11番Par5でバウンスバック、流れを変えることに成功すると、その後はセーフティなプレーを見せ、1イーグル、1バーディ、3ボギー(72)でラウンド、トーナメント・レコードとなる通算29アンダーで 優勝を飾った。
ザンダー・シャウフェレはPGAツアー5勝目、パトリック・キャントレーは7勝目を飾り、それぞれにフェデックスカップポイント400、2年間のシード権、2022年全米プロゴルフ選手権、2023年セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズの出場権が付与された。
序盤から良いペースでバーディを量産し11番Par5までほぼ完璧なプレーでトップに1打差まで詰め寄りながら、その後は一転してスコアを伸ばせず、通算27アンダーでフィニッシュしたサム・バーンズとビリー・ホーシェルの大会アンバサダー組が2位に入った。
前回大会覇者のキャメロン・スミスとマーク・リーシュマン組は通算17アンダー・21位タイに終わった。
メキシコ・オープン at ヴィダンタ
(Yardage: 7,456 Par: 71)
メキシコのナショナルオープンとして1944年にスタートし、62回目を迎える古い歴史を持つトーナメントであり、2000年以降は米欧の下部ツアーの大会として行われ、今季からPGAツアーの新規大会として開催されます。
歴代優勝者には、リー・トレビノ(1973、1975)やベン・クレンショー(1981)ジェイ・ハース(1991)スチュワ-ト・シンク(1996、1999)などの名選手が名を連ねています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントが付与されます。
会場となるのはメキシコ西部、太平洋を臨むメキシコ有数のリゾート地であるプエルト・バジャルタにあるグレッグ・ノーマンがデザインしたヴィダンタ・バジャルタ。
全面シーショア・パスパラムで7,456ヤードと距離が長く、左右のドッグレッグとバンカー、12ホールに絡む池、トランディションエリアが多く、そして海からの強風が特徴的なコースとなっています。ショットのクオリティが求められる大会と言えるでしょう。
今大会は、2022年4月28日(木)~5月1(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
世界ランキング2位のジョン・ラームを筆頭にパトリック・リードやトニー・フィナウなどの実力者に加え、地元メキシコのエイブラハム・アンサーやカルロス・オルティスも出場。日本からはフルシード復帰を目指して小平智が出場します。
予選ラウンド1日目を終えてトップタイに並んだのは、ボギーフリーとなる1イーグル、5バーディ(64)をマークした世界ランキング2位のジョン・ラームを含む6名。日本の小平智は、7バーディ、3ボギー(67)でラウンドし、トップと3打差の21位タイと好位置につけた。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、8バーディ、3ボギー(66)でラウンド、通算12アンダーまでスコアを伸ばした世界ランキング2位のジョン・ラーム。日本の小平智は、5バーディ、3ボギー(69)とスコアを2つ伸ばし、トップと6打差の通算6アンダー・18位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ジョン・ラーム | -15 | 68 |
T2 | カート・キタヤマ | -13 | 66 |
キャメロン・チャンプ | -13 | 67 | |
T4 | ネイト・ラシュリー | -12 | 64 |
パトリック・ロジャース | -12 | 66 | |
デービス・ライリー | -12 | 67 | |
7 | アレックス・スモーリー | -11 | 70 |
T8 | 小平 智 | -10 | 67 |
ハンク・レビオダ | -10 | 69 | |
アーロン・ライ | -10 | 69 | |
アンドリュー・ノバク | -10 | 70 | |
パトリック・リード | -10 | 70 |
【詳細】
小平 智
5バーディ、1ボギー(67)
13時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温25.6℃、湿度61%、風速4.9m/s(南西)というコース・コンディションの中、74名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、今季初優勝を狙う世界ランキング2位のジョン・ラーム。
単独トップでスタートしながらも、出だしから一気にスコアが伸びずに途中追いつかれる展開の中、6番Par5で2オン、続く298yの1オン可能な7番Par4でも1オンに成功し、ともにイーグルパットは惜しくも外れたものの、タップインで連続バーディを奪ったジョン・ラームは、折り返した10番Par4でティーショットを右サイドの池に打ち込みボギーを叩いたものの、14番Par5で3打目のアプトーチをよせてバーディを奪うと、最終18番Par5でもフリンジから3.9mを決めてバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率76.92% (10/13)、パーオン率66.67% (12/18)、パーオン時における平均パット(1.833)とあまり良くなかったものの、粘りのプレーで4バーディ、1ボギー(68)とスコアを3つ伸ばし、通算15アンダー単独トップで3日目を終えた。
2打差の2位タイには、ともに前半は素晴しいプレーを見せたPGAツアー初優勝を目指すカート・キタヤマとPGAツアー4勝目を狙うキャメロン・チャンプが通算13アンダーで並んだ。
出だしの1番Par4でバーディ先行のスタートを切った小平智は、2番Par4でボギーを叩いたものの、6番Par5で3打目をよせてバーディ、続く298yの1オン可能な7番Par4でスコアを伸ばせなかったものの、折り返した11番Par3で13.0mのパットを決めてバーディを奪うと、タフな16番Par4でも2打目をピンそば2.1mにつけバーディ、最終18番Par5もバーディでホールアウト。5バーディ、1ボギー(67)とスコアを4つ伸ばし、通算10アンダー・8位タイで3日目を終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ジョン・ラーム | -17 | 69 |
T2 | ブランドン・ウー | -16 | 63 |
トニー・フィナウ | -16 | 63 | |
カート・キタヤマ | -16 | 68 | |
5 | デービス・ライリー | -15 | 68 |
T6 | アーロン・ワイズ | -14 | 64 |
デビッド・リプスキー | -14 | 64 | |
アレックス・スモーリー | -14 | 68 | |
キャメロン・チャンプ | -14 | 70 | |
10 | パトリック・ロジャース | -13 | 70 |
T15 | 小平 智 | -10 | 71 |
【詳細】
小平 智
4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)
12時00分時点での天候はくもり、気温25.0℃、湿度68%、風速2.2m/s(南西)というコース・コンディションの中、74名による決勝ラウンド最終日が行われた。
終盤まで縺れた大混戦を制し、PGAツアー開催となったメキシコ・オープンで優勝を飾ったのは、世界ランキング2位のジョン・ラーム。
出だしの5ホールをパーで通過し迎えた6番Par5で2オンに成功、バーディ先行のスタートを切ったジョン・ラームは、続く297yの1オン可能な7番Par4でもグリーン左サイドからのアプローチをよせて連続バーディ。8番Par4と9番Par3でのバーディチャンスを逃して折り返した10番Par4で1.8mのパーパットを外しボギーを叩くものの、14番Par5で3.4mのパットを決めてバーディ。その後は17番Par3でのチャンスと最終18番Par5でスコアを伸ばせず、フェアウェイキープ率46.15% (6/13)、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パット(1.857)と苦労したものの、3バーディ、1ボギー(69)とスコアを2つ伸ばし、通算17アンダー1打差で逃げ切り、PGAツアー7勝目を飾った。
1打差の2位タイには、ともにボギーフリーの1イーグル、6バーディ、コースレコード(63)をマークしたPGAツアー初優勝を目指すブランドン・ウーとPGAツアー3勝目を狙ったトニー・フィナウ、PGAツアー初優勝を目指すカート・キタヤマの3名が通算16アンダーで並んだ。
PGAツアー2勝目に向け、好位置からスタートした小平智は、1番Par4で3.9mのバーディパットを決めた直後の2番Par4で3打目のアプローチをオーバーすると、4打目もよせきれずダブルボギー。3番Par4で4.9m、297yの1オン可能な7番Par4で1オンに成功しバーディを奪うものの、8番Par4でボギー。折り返した14番Par5でバーディを奪うものの、17番Par3で3パットのボギーと最後まで流れを掴めず、4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)でホールアウト。通算10アンダー・15位タイで4日間のトーナメントを終えた。
2022年5月
ウェルズ・ファーゴ・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,160 Par: 70)
2003年に初開催された比較的新しいトーナメントであり、今大会で19回目を迎えます。9月に行われるプレジデンツ・カップのため、コースを変更して行われます。
歴代優勝者には、タイガー・ウッズ(2007)がおり、ロリー・マキロイが最多3回(2010、2015、2021)の優勝を飾っています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと主なトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
会場となるのは1986年に開場し、最近では2017年と2018年のクイッケン・ローンズ・ナショナルの舞台となり、PGAツアー大会は22回目の開催となるTPCポトマック・アット・アヴェネル・ファーム。
狭いフェアウェイとアンジュレーションのある縦横に長いグリーンが特徴的な木々に囲まれた林間コースで正確なショット力が求められます。
今大会は、2022年5月5日(木)~5月8(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
前回大会優勝のロリー・マキロイを筆頭にトニー・フィナウや歴代優勝者でもあるジェイソン・デイとリッキー・ファウラーなどが出場。日本からはフルシード復帰を目指して小平智が出場します。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、ショットとパッティングがかみ合った素晴しいプレーで8バーディ、1ボギー(63)をマークしたジェイソン・デイ。日本の小平智は、3バーディ、6ボギー(73)の3オーバーと出遅れた。
予選ラウンド2日目を終えてトップをキープしたのは、5バーディ、2ボギー(67)とスコアを伸ばしたジェイソン・デイ。日本の小平智は、2日目も3バーディ、6ボギー(73)とスコアを崩し、通算6オーバーで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | キーガン・ブラッドリー | -8 | 67 |
2 | マックス・ホーマ | -6 | 71 |
T3 | アニルバン・ラヒリ | -4 | 70 |
ジェームス・ハーン | -4 | 72 | |
5 | マシュー・フィッツパトリック | -3 | 71 |
T6 | キャメロン・ヤング | -2 | 69 |
マシュー・ウルフ | -2 | 70 | |
チャド・ラミー | -2 | 73 | |
ブライアン・ハーマン | -2 | 73 | |
ロリー・マキロイ | -2 | 68 | |
デニー・マッカーシー | -2 | 74 | |
ルーク・リスト | -2 | 74 |
【詳細】
小平 智:6オーバー(予選CUT)
12時00分時点での天候は小雨、気温11.1℃、湿度94%、風速4.9m/s(北北東)というコース・コンディションの中、65名による決勝ラウンド3日目が行われた。
フェアウェイ・ラフともに水を含み、重たく距離の出ないタフなコンディションとなった決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、メジャー・チャンピオンでもあるキーガン・ブラッドリー。
2番Par5で3打目を2.2mにつけバーディ先行のスタートを切ったキーガン・ブラッドリーは、4番と6番のPar4でともにアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、9番Par3で4.3mのバーディパットを決めて前半をパープレーで折り返すと、10番Par5でのピンチをパーで凌いで迎えた11番Par4で6.6mのバーディパットを決めると、続く12番Par3ではティーショットをピンそば89cmにつけ連続バーディ。その後16番Par4でもバーディを奪うなど、5バーディ、2ボギー(67)でラウンド、多くの選手がスコアを落とす中、1人だけ次元の違うプレーでスコアを3つ伸ばし、通算8アンダー単独トップで3日目を終えた。
2打差の2位には、開幕戦での優勝以来となる今季2勝目を狙うマックス・ホーマ、4打差の3位タイには、PGAツアー初優勝を目指すアニルバン・ラヒリと2016年大会の覇者であるジェームス・ハーンが通算4アンダーで並んだ。
前回大会覇者のロリー・マキロイが4バーディ、2ボギー(68)とスコアを2つ伸ばし、通算2アンダー・6位タイに浮上した一方で、単独トップでスタートしたジェイソン・デイは、1バーディ、5ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギー(79)と大きくスコアを落とし、通算1アンダー・13位タイに後退した。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | マックス・ホーマ | -8 | 68 |
T2 | マシュー・フィッツパトリック | -6 | 67 |
キャメロン・ヤング | -6 | 66 | |
キーガン・ブラッドリー | -6 | 72 | |
5 | ロリー・マキロイ | -4 | 68 |
T6 | ステファン・イエーガー | -3 | 66 |
ラント・グリフィン | -3 | 67 | |
アニルバン・ラヒリ | -3 | 71 | |
T9 | スチュワート・シンク | -2 | 65 |
J.T.ポストン | -2 | 67 | |
マッケンジー・ヒューズ | -2 | 67 | |
アダム・シェンク | -2 | 68 | |
ブライアン・ハーマン | -2 | 70 | |
ジェームス・ハーン | -2 | 72 |
【詳細】
小平 智:6オーバー(予選CUT)
13時00分時点での天候はくもり、気温10.6℃、湿度59%、風速4.5m/s(北北東)というコース・コンディションの中、65名による決勝ラウンド最終日が行われた。
タフなコンディションとなったトーナメントを制したのは、今季1勝を飾っているマックス・ホーマ。
出だしの1番Par4で2.5mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切ったマックス・ホーマは、5番Par4でも2.4mのパットを決めてバーディ。7番Par4でグリーン奥からのアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、9番Par3で2.9mを決めてバーディ。更に折り返して迎えた10番Par5でも3打目のアプローチをピンそばによせて連続バーディ。13番Par4でバンカーショットをよせきれずボギーを叩いたものの、15番Par4で3.9mのパットを決めてバーディ。直後の16番Par4でボギーを叩いたものの、17番Par3と最終18番Par4をパーでホールアウト。ショットに対してパッティングが冴え、5バーディ、3ボギー(68)とスコアを2つ伸ばし、通算8アンダーで逆転優勝、PGAツアー4勝目を飾った。
2打差の2位タイには、ともにPGAツアー初優勝を目指し、ボギーフリーの3バーディ(67)でラウンドしたマシュー・フィッツパトリックとツアールーキーのキャメロン・ヤング、単独トップでスタートしたメジャーチャンピオンでもあるキーガン・ブラッドリーの3名が通算6アンダーで並んだ。
前回大会覇者で大会最多4回の優勝を狙ったロリー・マキロイは、4バーディ、2ボギー(68)とスコアを2つ伸ばしたものの、トップに4打及ばず、通算4アンダー・5位で4日間のトーナメントを終えた。
AT&Tバイロン・ネルソン
(Yardage: 7,468 Par: 72)
全米プロゴルフ選手権
(Yardage: 7,556 Par: 70)
チャールズ・シュワブ・チャレンジ
(Yardage: 7,209 Par: 70)
全米プロゴルフ選手権の翌週に行われる今大会は、1946年にスタートし、74回目を迎える歴史のあるトーナメントであり、第1回大会から同じコースで開催され、メジャーを除く同一会場での開催は最長となります。
ゴルフ史上最高の1人とも言われるベン・ホーガンが連覇を含む最多5勝を挙げていることでも知られ、2003年にはLPGAツアー72勝を誇るアニカ・ソレンスタムが女子プレーヤーとして51年ぶりの出場を果たし話題を集めました。
コースレコード:61
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと主なトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与(予定)されます。
会場となるのは、1936年に設立され、1941年の全米オープンと1991年の全米女子オープンの舞台となった歴史のあるコロニアル・カントリークラブ。
全長は比較的短いが、フェアウェイは狭く、左右から大きな木々がフェアウェイにまでせり出していてフェアウェイからでも空中のハザードがかかります。また、ストレートなホールが1つもなく、左右のドッグレッグと小さなグリーンのため、飛距離よりも正確なショットが求められ、ショットメーカーに有利な林間コースとなっています。
今大会は、2022年5月26日(木)~5月29(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
前週のメジャーを制したジャスティン・トーマスを筆頭に、2位に入ったウィル・ザラトリス、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、同2位のコリン・モリカワ、同8位のジョーダン・スピースら世界トップランカーが数多く出場する強力なフィールドとなりました。日本人選手の出場はありません。
予選ラウンド1日目を終えてトップタイに並んだのは、ボギーフリーとなる4バーディ(66)でラウンドした世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーら8名。ジョーダン・スピースは、1アンダーで初日のラウンドを終えた。
予選ラウンド2日目を終えてトップタイに並んだのは、ともにボギーフリーの素晴らしいラウンドでホールアウトしたスコット・スターリングスとボー・ホスラー、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーの3名。前週メジャーを制したジャスティン・トーマスは予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | スコッティ・シェフラー | -11 | 68 |
T2 | ブレンドン・トッド | -9 | 65 |
スコット・ストーリングス | -9 | 70 | |
4 | ハロルド・バーナーIII | -8 | 68 |
T5 | ジョン・ハー | -7 | 68 |
キャム・デービス | -7 | 69 | |
クリス・カーク | -7 | 70 | |
パトリック・リード | -7 | 71 | |
T9 | ミト・ペレイラ | -6 | 68 |
デービス・ライリー | -6 | 70 | |
ボー・ホスラー | -6 | 73 |
14時00分時点での天候は晴れ、気温33.3℃、湿度41%、風速8.5m/s(南南東)というコース・コンディションの中、69名による決勝ラウンド3日目が行われた。
10.0m/sを越える強風により、タフなコンディションとなった決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、世界ランキング1位で今季5勝目を狙うスコッティ・シェフラー。
出だしの1番Par5と2番Par4でピンチを凌ぐと、難しい3番Par4からの3ホールをパーで通過、その後もチャンスを掴めないまま迎えた9番Par4で絶好のチャンスを掴むものの、1.9mパットを決めきれず、前半をパープレーで折り返す。後半の10番Par4でショートサイドからのアプローチを直接決めてバーディを奪うと、11番Par5でも2打目をグリーン手前まで運んで連続バーディ。その後5ホールをパーで通過し迎えた17番Par4で3パットのボギーを叩いたものの、最終18番Par4で下りの9.4mを決め、バウンスバックでホールアウト。3バーディ、1ボギー(68)でラウンド、通算11アンダー単独トップで3日目を終えた。
2打差の2位タイには、出だしの1番Par5でイーグル、続く2番Par4でもバーディと好スタートを切り、前半だけでスコアを5つ伸ばし、ボギーフリーとなる1イーグル、3バーディ(65)をマークしたブレンドン・トッドとトップタイでスタートしたスコット・ストーリングスが通算9アンダーで並んだ。
今大会2度目の優勝を狙うジョーダン・スピースは、2バーディ、2ボギー(70)でラウンド、通算5アンダー・12位タイで3日目を終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | サム・バーンズ | -9 | 65 |
2 | スコッティ・シェフラー | -9 | 72 |
3 | ブレンドン・トッド | -8 | 71 |
T4 | トニー・フィナウ | -7 | 67 |
デービス・ライリー | -7 | 69 | |
スコット・ストーリングス | -7 | 72 | |
T7 | ケビン・ナ | -5 | 69 |
ジョーダン・スピース | -5 | 70 | |
ミト・ペレイラ | -5 | 71 | |
パトリック・リード | -5 | 72 | |
キャム・デービス | -5 | 72 |
13時00分時点での天候は晴れ、気温32.2℃、湿度43%、風速9.4m/s(南)というコース・コンディションの中、69名による決勝ラウンド最終日が行われた。
強風の吹きつけるタフなコンディションの中、サム・バーンズとスコッティ・シェフラーによるプレーオフを制したのは、PGAツアー3勝のサム・バーンズ。
1番Par5と2番Par4で連続バーディの好スタートを切ったサム・バーンズは、4番Par3でも2.6mを決めてバーディを奪うと、5番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、6番と7番のPar4でそれぞれ2.7mと4.5mを決めて連続バーディ。更に9番Par4でも3.0mを決めてバーディと好調なパッティングでスコアを5つ伸ばして折り返す。後半の11番Par5で2.4mのパットを決めてバーディを奪うものの、続く12番Par4でティーショットを大きく右に曲げ、ペナルティからボギー。その後、ティーショットが池に入る手前で止まった13番Par3、15番Par4と16番Par3のピンチをパーで凌ぐと、最終18番Par4もパーでホールアウト。7バーディ、2ボギー(65)でラウンド、通算9アンダー・トップタイでスコッティ・シェフラーとのプレーオフに進んだ。
18番Par4で行われた1ホール目、2打目がグリーン奥にこぼれたものの、11.6mと距離のある右に曲がる下りのパットを直接決めて先にバーティを奪ったサム・バーンズが11.2mのバーディパットを外したスコッティ・シェフラーを振り切り、今季3勝、PGAツアー4勝目を飾った。
2位に2打差をつけ単独トップでスタートしたスコッティ・シェフラーは、6番と12番のPar4でボギーとスコアを落とす中、15番と17番のPar4でそれぞれ2.7mと2.6mのクラッチパットを決めるなど、その後は数少ないチャンスとピンチをパーで通過し、2ボギー(72)の通算9アンダーでホールアウト。粘りのゴルフでプレーオフに持ち込んだものの、サム・バーンズとのプレーオフに敗れ、2位で大会を終えた。
通算8アンダー・3位にはブレンドン・トッド、4位タイにはトニー・フィナウと一時トップに立つなど今季素晴しいプレーを見せているルーキーのデービス・ライリー、8年ぶりの優勝を狙ったスコット・ストーリングスの3名が通算7アンダーで並んだ。
2022年6月
ザ・メモリアル・トーナメント
(Yardage: 7,533 Par: 72)
RBCカナディアン・オープン
(Yardage: 7,014 Par: 70)
3シーズンぶりに行われる今大会は、カナダのナショナル・オープンとして1904年に創設され、全英オープンと全米オープンに次ぐ歴史のある大会であり、111回目を迎えます。
2000年にはタイガー・ウッズが全米・全英・カナディアンの3つのナショナル・オープンで優勝を飾る快挙を達成しています。また、1954年以降はカナダ人の優勝者は出ていません。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと主なトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与(予定)されます。
会場となるのは、カナダで最高のゴルフコースの1つであり、1933年の初開催以降6回目の開催となるセントジョージズ・ゴルフ&カントリークラブ。
コースレコード:60 カール・ペターソン(2010年)
林に囲まれた狭く、うねりのあるフェアウェイと左右のドッグレッグ、起伏に富んだ小さなグリーンと104個のバンカーが特徴的なクラシックな林間コースであり、正確なショットとパッティングが求められます。
今大会は、2022年6月9日(木)~6月12(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーを始め、同4位のキャメロン・スミスやジャスティン・トーマス、前回大会覇者のロリー・マキロイら世界トップランカーが出場。日本からは小平智が出場します。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、ボギーフリーとなる7バーディ(63)でラウンドしたPGAツアー初優勝を目指すウィンダム・クラーク。1954年のパット・フレッチャー以来、68年ぶりのカナダ人優勝を狙うマッケンジー・ヒューズと大会連覇を目指すロリー・マキロイは、4アンダー・5位タイと好スタートを切った。一方で小平智は前半からスコアを落とし、1バーディ、4ボギー(73)の3オーバー・106位タイと出遅れた。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップをキープしたのは、3バーディ、3ボギー(70)でラウンドしたPGAツアー初優勝を目指すウィンダム・クラーク。1打差の2位タイには、大会連覇を目指すロリー・マキロイやマシュー・フィッツパトリックら5名が並んだ。小平智は8ホールを終えた時点で途中棄権となった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | トニー・フィナウ | -11 | 62 |
ロリー・マキロイ | -11 | 65 | |
T3 | ジャスティン・トーマス | -9 | 63 |
サム・バーンズ | -9 | 65 | |
ウィンダム・クラーク | -9 | 68 | |
アレックス・スモーリー | -9 | 67 | |
T7 | オースティン・クック | -7 | 68 |
ジム・クノウス | -7 | 69 | |
T9 | セバスチャン・ムニョス | -6 | 65 |
クリス・カーク | -6 | 66 | |
アダム・ロング | -6 | 67 | |
ダグ・ギム | -6 | 68 | |
マシュー・フィッツパトリック | -6 | 70 | |
キース・ミッチェル | -6 | 70 |
【詳細】
小平 智:2日目に途中棄権
16時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温22.8℃、湿度61%、風速4.0m/s(南)というコース・コンディションの中、70名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに並んだのは、PGAツアー3勝目を目指すトニー・フィナウと大会連覇を狙うロリー・マキロイ。
出だしの1番Par4で2打目を1.6mにつけバーディ先行のスタートを切ったトニー・フィナウは、6番と8番のPar3でそれぞれ4.6mと5.6mを決めてバーディを奪うと、9番Par5では11.5mと距離のある大きく左に曲がるラインを読み切りイーグル。折り返した10番Par4と11番Par5でも連続バーディ、12番Par4でバンカーショットをよせきれずボギーを叩いたものの、14番Par4でグリーン手前から14.5mのパットを直接決めてバーディ。更に最終18番Par4でも下りの7.6mを決めてバーディフィニッシュ。3日目はパッティングに冴えを見せ、1イーグル、7バーディ、1ボギー(62)でラウンド、通算11アンダートップタイで終えた。
6アンダー・2位タイからスタートしたロリー・マキロイは、4番と7番のPar4でそれぞれ下りの6.7mと11.5mを決めバーディを先行させると、8番Par3でボギーを叩いたものの、9番Par5でバウンスバックに成功。折り返した11番Par5とバックスピンでピンそば41cmにつけた12番Par4で連続バーディを奪うと、15番Par5でもバーディ。16番Par3と最終18番Par4では絶好のチャンスを活かせなかったものの、6バーディ、1ボギー(65)とスコアを5つ伸ばし、トップタイで3日目を終えた。
トップと2打差の3位タイには、ジャスティン・トーマスとサム・バーンズと言った実力者に加え、ウィンダム・クラークとアレックス・スモーリーの4名が通算9アンダーで並んだ。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ロリー・マキロイ | -19 | 62 |
2 | トニー・フィナウ | -17 | 64 |
3 | ジャスティン・トーマス | -15 | 64 |
T4 | ジャスティン・ローズ | -14 | 60 |
サム・バーンズ | -14 | 65 | |
6 | コーリー・コナーズ | -12 | 62 |
T7 | キース・ミッチェル | -10 | 66 |
クリス・カーク | -10 | 66 | |
ウィンダム・クラーク | -10 | 69 | |
T10 | ダニー・リー | -9 | 65 |
シェーン・ローリー | -9 | 66 | |
マシュー・フィッツパトリック | -9 | 67 |
13時00分時点での天候はくもり、気温21.7℃、湿度74%、風速2.7m/s(南西)というコース・コンディションの中、70名による決勝ラウンド3日目が行われた。
終盤まで縺れた優勝争いを制したのは、大会連覇を狙うロリー・マキロイ。
出だしの1番Par4で8.1mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切ったロリー・マキロイは、4番Par4で2打目を1.2mにつけバーディ。9.7mあるグリーン右奥からのアプローチを直接決めた6番Par3と1.1mにつけた7番Par4で連続バーディを奪うと、バンカーショットをよせた9番Par5と1オンを狙った10番Par4、11番Par5、そして12.1mを決めた12番Par4と4連続バーディ。その後13番と16番のPar3でボギーを叩き、トップに並ばれるものの、17番と最終18番のPar4でそれぞれ2打目を69cmと1.3mにつけ連続バーディフィニッシュ。持ち味のショット力と好調なパッティングで最終日も10バーディ、2ボギー(62)でラウンド、通算19アンダーで優勝。大会連覇とともにPGAツアー21勝目を飾った。
優勝したロリー・マキロイとともにトップタイからスタートしたトニー・フィナウが、ボギーフリーとなる6バーディ(64)でラウンドし、通算17アンダー単独2位、4連続バーディを含む8バーディで16番を終えてトップタイに並びながら、上り2ホールで連続ボギーを叩いたジャスティン・トーマスが通算15アンダーで単独3位に入った。
今季初の18ホールで3つのイーグルを奪い、PGAツアー最少スコアタイの「58」も見えていたジャスティン・ローズが、コースレコードとなる「60」をマーク、通算14アンダー・4位タイに入った。
全米オープン
(Yardage: 7,254 Par: 70)
トラベラーズ・チャンピオンシップ
(Yardage: 6,852 Par: 70)
1952年に始まり、71回目を迎える歴史あるトーナメントであり、全米オープンの翌週に行われます。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと主なトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与(予定)されます。
会場となるのは、1928年にミドルタウン・ゴルフクラブとしてオープン、エッジウッド・カントリークラブとして知られるTPCリバーハイランズ。1982年にピート・ダイによって再設計され、1989年に有名なゴルフコース・アーキテクトのボビー・ウィードとPGAによって再び設計されました。
コースレコード:58 ジム・フューリック(2016年)
PGAツアーの中でも特に短いコースであり、多くの木々によってセパレートされた狭いフェアウェイと起伏のあるグリーン、多くの湖や池が絡む美しく、アグレッシブなレイアウトが特徴的なコースとなっています。特に、終盤の15番から17番にかけての3ホールは、すべて池が絡むトリッキーなホールとなっており、正確なショットとパッティング、マネジメント能力が要求されます。
今大会は、2022年6月23日(木)~6月26(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーを始め、同3位のロリー・マキロイやジャスティン・トーマスら世界トップランカーに加え、日本からは小平智が出場します。
予選ラウンド1日目を終えてトップタイに並んだのは、ともにボギーフリーとなる8バーディ(62)でラウンドしたロリー・マキロイとJ.T.ポストン。1打差の2位タイには、ザンダー・シャウフェレとマーティン・レアードが並んだ。小平智は、4バーディ、1ボギー(67)の3アンダー・15位タイと好スタートを切った。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、初日に続き2日目もボギーフリーとなる7バーディ(63)でラウンドしたザンダー・シャウフェレ。小平智はショットに精彩を欠き、1バーディ、5ボギー(74)とスコアを落とし、1オーバー・100位タイで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ザンダー・シャウフェレ | -17 | 67 |
2 | パトリック・キャントレー | -16 | 63 |
3 | サヒス・ティーガラ | -14 | 64 |
4 | ケビン・キスナー | -13 | 66 |
T5 | マーティン・レアード | -12 | 66 |
イ・キョンフン | -12 | 66 | |
T7 | マイケル・トルビョンセン(アマ) | -11 | 66 |
ウェブ・シンプソン | -11 | 66 | |
J.T.ポストン | -11 | 67 | |
ニック・ハーディ | -11 | 68 |
【詳細】
小平 智:予選落ち
15時00分時点での天候は晴れ、気温32.2℃、湿度34%、風速2.2m/s(北西)というコース・コンディションの中、71名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて単独トップをキープしたのは、今季2勝目を目指すザンダー・シャウフェレ。
予選2日間ともに(63)でラウンドしたザンダー・シャウフェレは、2番Par4で3.4mを決めてバーディ先行のスタートを切ると、6番Par5でもバーディ。その後はパープレーで折り返した13番Par5でティーショットを右サイドの池に打ち込みボギーを叩いたものの、5.0mを決めた16番Par3と2打目をピンそば1.2mにつけた17番Par4で連続バーディ。3日目は4バーディ、1ボギー(67)とスコアを3つ伸ばすに留まったものの、通算17アンダー単独トップでラウンドを終えた。
トップと1打差の単独2位には、フェアウェイキープ率こそ64.29% (9/14)ながら、パーオン率94.44% (17/18)、パーオン時における平均パット(1.647)とショットとパッティングに冴えを見せたパトリック・キャントレーがボギーフリーとなる7バーディ(63)でラウンドし、通算16アンダーでつけた。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは、ボギーフリーとなる5バーディ(65)でラウンドし、通算10アンダー・11位タイで3日目のラウンドを終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ザンダー・シャウフェレ | -19 | 68 |
T2 | J.T.ポストン | -17 | 64 |
サヒス・ティーガラ | -17 | 67 | |
4 | マイケル・トルビョンセン(アマ) | -15 | 66 |
5 | チェッソン・ハドリー | -14 | 64 |
T6 | キース・ミッチェル | -12 | 67 |
ケビン・キスナー | -12 | 71 | |
T8 | スコット・ストーリングス | -11 | 63 |
ブライアン・ハーマン | -11 | 66 | |
チェズ・リービー | -11 | 67 | |
ウィリアム・マクガート | -11 | 67 | |
ニック・ハーディ | -11 | 70 |
14時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温32.2℃、湿度43%、風速4.0m/s(南南西)というコース・コンディションの中、71名による決勝ラウンド最終日が行われた。
初日から安定感抜群のプレーで最終日もリードを保ち、今大会を制したのは、PGAツアー5勝を誇るザンダー・シャウフェレ。
2番Par4でグリーン奥からのアプローチをよせきれずボギースタートとなったザンダー・シャウフェレだったが、4番Par4で4.7mのパットを決めてバーディを奪うと、6番Par5では3打目のバンカーショットをよせてバーディ。折り返した11番Par3で7.9mの複雑に曲がるラインを読み切りバーディ、直後の12番Par4でティーショットを左に曲げてボギーを叩いたものの、1打リードで迎えた最終18番Par4の2打目を94cmにつけバーディフィニッシュ。最終日も4バーディ、2ボギー(68)とスコアを2つ伸ばし、通算19アンダーで優勝。PGAツアー6勝目を飾った。
トップと2打差の2位タイには、最終日ボギーフリーとなる6バーディ(64)でラウンドしたJ.T.ポストンと17番Par4を終えた時点で単独トップに立ちながら、最終18番Par4で土手に近い2打目のバンカーショットを1回で出せず4オン、4.1mのボギーパットもカップに蹴られ、ダブルボギーフィニッシュとなったサヒス・ティーガラが通算17アンダーで並んだ。
アマチュアのマイケル・トルビョンセンが通算15アンダー単独4位に入る健闘を見せる中、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは、通算10アンダー・13位タイで大会を終えた。
ジョン・ディア・クラシック
(Yardage: 7,289 Par: 71)
1971年の初開催から51回目を迎える歴史あるトーナメントであり、2013年には当時19歳のジョーダン・スピースがプレーオフを制してPGAツアー初優勝、2017年にはブライソン・デシャンボーがPGAツアー初優勝を飾り、後にトッププロへと羽ばたきました。
また、10位タイまでに入った無資格の上位3名に全英オープンの出場権が付与されます。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと主なトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権、ザ・プレーヤーズ選手権)の出場権が付与されます。
会場となるのは、2000年にD.A.ウェイブリングによって設計され、同年から使用されているTPCディア・ラン。
適度な高低差がありながらも全体的にフラットなフェアウェイとアンジュレーションのあるグリーン、76個のバンカーと3ホールに絡む池で構成された林間コースです。正確なショットとパッティングがカギとなります。
今大会は2022年6月30日(木)~7月3(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
トッププレーヤーが出場せず、それほど強くないフィールドの中、ツアールーキーでPGAツアー初優勝を目指すサヒス・ティーガラや日本の小平智、今田竜二が出場します。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、2位タイに入った前週の勢いそのままにボギーフリーとなる1イーグル、7バーディ(62)でラウンドしたJ.T.ポストン。小平智は5バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(71)のイーブンパー・68位タイ、今田竜二は1オーバー・90位タイで初日を終えた。
予選ラウンド2日目を終えて通算15アンダー単独トップをキープしたのは、2番からの4連続バーディを含む7バーディ、1ボギー(65)とスコアを6つ伸ばしたJ.T.ポストン。小平智は2日目もダブルボギーを叩いたものの、7バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(68)とスコアを3つ伸ばし通算3アンダー・54位タイで6試合ぶりの予選通過、一方の今田竜二は通算2オーバー・114位タイで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | J.T.ポストン | -19 | 67 |
T2 | スコット・ストーリングス | -16 | 64 |
エミリアーノ・グリジョ | -16 | 65 | |
デニー・マッカーシー | -16 | 66 | |
5 | カラム・タレン | -15 | 65 |
T6 | ボー・ホーグ | -14 | 63 |
クリス・ナーゲル | -14 | 67 | |
T8 | クリスティアン・ベズイデンホウト | -13 | 66 |
マティアス・シュワブ | -13 | 68 | |
T10 | キャム・デービス | -12 | 65 |
ハンク・レビオダ | -12 | 67 | |
ケリー・クラフト | -12 | 68 | |
マーベリック・マクニーリー | -12 | 68 | |
マイケル・グリジック | -12 | 68 | |
クリストファー・ゴッターアップ | -12 | 69 | |
T21 | 小平 智 | -10 | 64 |
【詳細】
小平 智
2イーグル、3バーディ(64)
15時00分時点での天候は晴れ、気温27.8℃、湿度50%、風速3.1m/s(南南東)というコース・コンディションの中、69名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて、初日からのトップをキープしたのは、リー・トレビノ以来となる45年ぶりのノーボギーでの優勝を果たした2019年「Wyndham Championship」に次ぐ、PGAツアー2勝目を目指すJ.T.ポストン。
2番Par5でバーディ先行のスタートを切ったJ.T.ポストンは、5番と8番のPar4で2打目をそれぞれ1.2mと1.8mにつけバーディ、順調にスコアを伸ばして折り返すものの、12番Par3での3パットのボギーをきっかけに流れが変わり、14番Par4でバーディを奪うものの、15番Par4で再び3パットのボギーと苦しい展開が続く中、17番Par5で4.2mのパットを決めてイーグル。終わってみれば1イーグル、4バーディ、2ボギー(67)とスコアを4つ伸ばし、通算19アンダー単独トップで3日目を終えた。
2位以下は5打差の中に19名がひしめく大混戦となっています。
久々の予選通過を果たした小平智は、2番Par5で2打目をピンそば1.6mにつけイーグル先行の好スタートを切ると、4番Par4では8.3mを決めてバーディ。その後、惜しいチャンスとアプローチで凌いだピンチをパーで通過し迎えた1オン可能な14番Par4で2.1mのパットを決めてバーディを奪うと、17番Par5では9.4mを決めて2つ目のイーグル、更に最終18番Par4でも2打目を1.4mにつけバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率77.78% (14/18)、SCRAMBLINGが100.00%、パーオン時における平均パット(1.643)と素晴らしいプレーを見せ、2イーグル、3バーディ(64)でラウンド、通算10アンダー・21位タイに急浮上した。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | J.T.ポストン | -21 | 69 |
T2 | クリスティアン・ベズイデンホウト | -18 | 66 |
エミリアーノ・グリジョ | -18 | 69 | |
T4 | クリストファー・ゴッターアップ | -17 | 66 |
スコット・ストーリングス | -17 | 70 | |
T6 | カラム・タレン | -16 | 70 |
デニー・マッカーシー | -16 | 71 | |
T8 | マーベリック・マクニーリー | -15 | 68 |
キャム・デービス | -15 | 68 | |
T10 | パトリック・フラビン | -14 | 66 |
チェッソン・ハドリー | -14 | 67 | |
マイケル・グリジック | -14 | 69 | |
T30 | 小平 智 | -10 | 71 |
【詳細】
小平 智
4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)
14時00分時点での天候は晴れ、気温30.0℃、湿度41%、風速4.9m/s(南南東)というコース・コンディションの中、69名による決勝ラウンド最終日が行われた。
最終日はショットに苦労したものの、初日から安定感抜群のプレーで今大会を制したのは、リー・トレビノ以来となる45年ぶりのノーボギーでの優勝を果たした2019年「Wyndham Championship」に次ぐ、PGAツアー2勝目を目指したJ.T.ポストン。
バックスピンでピンハイ76cmにつけた1番Par4と3打目のアプローチを確実によせた2番Par5、そして7.2mのパットを決めた3番Par3で3連続バーディと理想的なスタートを切ったJ.T.ポストンだったが、5番Par4で3パットのボギーを叩くと、6番Par4では2打目のミスからバンカーショットをよせきれず連続ボギー。その後、折り返した13番Par4でのピンチをパーで凌ぐなどショットに苦労しスコアを伸ばせない中、17番Par5で3打目のアプローチをよせてバーディ。3打差をつけた最終18番Par4をパーでホールアウト。4バーディ、2ボギー(69)とスコアを2つ伸ばし、通算21アンダーで優勝。1992年大会のデビッド・フロスト以来30年ぶり、大会史上3人目の完全優勝(ワイヤー・トゥ・ワイヤー)を達成した。
2位タイに入ったクリスティアン・ベズイデンホウトとエミリアーノ・グリジョが優勝したJ.T.ポストンと共に全英オープンの出場権を手にした。
上位が狙える好位置からスタートした小平智だったが、3番Par3と4番Par4でともにアプローチをよせきれず連続ボギー。8番Par4で2打目をピンそば99cmにつけバーディを奪ったものの、9番Par4でティーショットのミスから4オン2パットのダブルボギー。スコアを3つ落とす苦しい展開の中、折り返した10番Par5で2オンに成功しバーディを奪うと、1オン可能な14番Par4ではティーショットをフリンジまで運びバーディ。更に16番Par3でもティーショットをピンそば1.9mにつけバーディと後半盛り返しフィニッシュ。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率77.78% (14/18)、SCRAMBLINGが25.00%、パーオン時における平均パット(1.786)の4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)でラウンド、通算10アンダー・30位タイで4日間を終えた。
2022年7月
バーバソル・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,328 Par: 72)
2015年にスタートしたケンタッキー州で唯一行われるPGAツアーであり、7回目の開催と歴史の浅い今大会は、レギュラーシーズンの終盤戦に開催されることが多く、来季シード権のボーダーとなる125位以内をめぐり、ポイントランキング下位の選手も含めた熾烈な戦いが繰り広げられます。
また、5位タイまでに入った無資格の上位1名に全英オープンの出場権が付与されます。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが300ポイント、全米プロゴルフ選手権とザ・プレーヤーズ選手権への出場権が付与されます。
会場となるのは、1987年にアーサー・ヒルズによって設計され、同年にオープンし、2018年から大会を開催しているキーン・トレース・ゴルフクラブ。
フラットなフェアウェイと大きなグリーンはベントグラス、ラフはベントグラスとフェスキュー、76個のバンカーと6ホールに絡む池で構成されたコースは、正確なショットとパッティングがカギとなります。
今大会は2022年7月7日(木)~7月10(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
トッププレーヤー不在の強くないフィールドの中、前週2位タイのエミリアーノ・グリジョや4位タイに入った飛ばし屋のクリストファー・ゴッターアップに加え、フルシード復帰を狙う日本の小平智が出場します。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、2イーグル、7バーディ、1ボギー(62)でラウンドしたアダム・スベンソン。小平智はボギーフリーとなる5バーディ(67)でラウンド、5アンダー・22位タイで初日を終えた。
日没サスペンデッドとなった予選ラウンド2日目を終えて、通算16アンダートップタイに並んだのは、ボギーフリーとなる9バーディ(63)をマークしたマティアス・シュミットと10バーディ、1ボギー(63)でラウンドしたマックス・マクグリービー。ショットとパッティングがかみ合った小平智は7バーディ、2ボギー(67)でラウンド、通算10アンダー・20位タイで決勝進出を決めた。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | マティアス・シュミット | -22 | 66 |
2 | ハーリー・ロング | -20 | 63 |
T3 | ケビン・ストリールマン | -19 | 67 |
トレイ・マリナックス | -19 | 67 | |
T5 | アダム・スベンソン | -18 | 69 |
ショーン・オヘア | -18 | 65 | |
T7 | タイラー・ダンカン | -16 | 69 |
マイケル・キム | -16 | 67 | |
T9 | リカルド・ゴウベイア | -15 | 72 |
マーク・ハバード | -15 | 69 | |
ヤニク・ポール | -15 | 68 | |
ビンセント・ウィーリー | -15 | 67 | |
T20 | 小平 智 | -12 | 70 |
【詳細】
小平 智
3バーディ、1ボギー(70)
15時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温28.9℃、湿度57%、風速3.6m/s(北東)というコース・コンディションの中、83名による決勝ラウンド3日目が行われた。
雨によるサスペンデッドの影響を受け、最終日に持ち越された決勝ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、ヨーロピアンツアーでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したドイツ期待の若手マティアス・シュミット。
1番Par4でバーディ、2番Par3でボギーと出だしからバタついたスタートとなったマティアス・シュミットだったが、7番Par4で3.9mのバーディパットを決めると、2オンに成功した8番Par5と2.6mのバーディパットを決めた9番Par3、更に3.0mにつけた10番Par4と2オンに成功した11番Par5で5連続バーディ。その後も15番Par5でバーディ、17番Par4では3パットのボギーを叩いたものの、最終18番Par4でバーディフィニッシュ。8バーディ、2ボギー(66)とスコアを6つ伸ばし、通算22アンダー単独トップで3日目を終えた。
トップと2打差の単独2位には、同じヨーロピアンツアーで活躍するドイツのハーリー・ロングが10バーディ、1ボギー(63)でラウンドし、通算20アンダーでつけた。
出だしの1番Par4で1.9mのバーディパットを外し、絶好のチャンスを逃した小平智は、再開後の3番Par4で7.9mのパーパットを決めきれずボギー。その後、数多くのチャンスを逃す中、7番Par4で2打目を2.6mにつけバーディを奪うと、折り返した12番Par4で2.9mのパットを決めてバーディ、更に15番Par5でも2オンに成功しバーディとスコアを伸ばしたものの、フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パット(1.846)とショットとパッティングがかみ合わず、3バーディ、1ボギー(70)とスコアを2つ伸ばすに留まり、通算12アンダー・20位タイで3日目を終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | トレイ・マリナックス | -25 | 66 |
2 | ケビン・ストリールマン | -24 | 67 |
3 | マーク・ハバード | -22 | 65 |
4 | ハーリー・ロング | -21 | 71 |
5 | ビンセント・ウィーリー | -20 | 67 |
6 | アダム・スベンソン | -19 | 71 |
7 | マイケル・キム | -18 | 70 |
T8 | ショーン・オヘア | -17 | 73 |
マークス・ヘリグキレ | -17 | 66 | |
リカルド・ゴウベイア | -17 | 70 | |
マティアス・シュミット | -17 | 77 | |
ジャスティン・ローワー | -17 | 66 | |
T27 | 小平 智 | -13 | 71 |
【詳細】
小平 智
3バーディ、2ボギー(71)
16時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温30.0℃、湿度51%、風速4.0m/s(北北東)というコース・コンディションの中、83名による決勝ラウンド最終日が行われた。
大混戦となった最終日を制したのは、PGAツアー初優勝を目指すトレイ・マリナックス。
2.4mを決めた1番Par4とフリンジから直接決めた2番Par3で連続バーディの好スタートを切ったトレイ・マリナックスは、4番Par4で7.7mのパットを決めてバーディ。続く5番Par5で2打目をクリークに打ち込みボギーとしたものの、7番Par4と8番Par5で連続バーディ。9番Par3で3パットのボギーを叩き迎えた13番Par4で3.3mのバーディパットを決めると、15番Par5でバーディ。そしてトップタイで迎えた最終18番Par4で4.5mのバーディパットを決めると、8バーディ、2ボギー(66)でフィニッシュ。通算25アンダー逆転でPGAツアー初優勝、更に来週開催される全英オープンの最後のチケットを手にした。
2013-2014シーズン「Travelers Championship」以来、約8年ぶりのPGAツアー3勝目を狙ったケビン・ストリールマンだったが、17番Par4でトップに並んだものの、1打及ばず単独2位で大会を終えた。
上位フィニッシュの期待がかかった小平智だったが、出だしの1番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩くと、5番Par5でバーディを奪ったものの、その後もスコアを伸ばせず折り返す。10番Par4で1.3mのバーディパットを外す中、11番と15番のPar5でスコアを伸ばすものの、最終18番Par4でボギーを叩き、フィニッシュ。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パット(1.769)と数多くのチャンスを活かせず、3バーディ、2ボギー(71)でラウンド、通算13アンダー・27位タイで4日間を終えた。
ジェネシス・スコティッシュ・オープン
(Yardage: 7,237 Par: 70)
バラクーダ・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,480 Par: 71)
1999年の初開催から24回目を迎える今大会は、全英オープンと同週に行われるため、来シーズンのシード権を争う選手たちによって激しい戦いが行われることで知られ、2012年大会から通常のストロークプレーとは異なり、ポイント制で争われるため、より積極的なプレーが展開されます。
2006年には、日本の宮里優作が1ラウンドで2度のホールインワンを決め(PGAツアー史上2人目の快挙)2019年にはPGAツアールーキーのコリン・モリカワがプロデビュー6戦目で初優勝を飾り、その後大活躍を成し遂げた大会としても知られています。
PGAツアーメンバーの優勝者には、PGAツアー及びDPワールドツアー2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが300ポイント、DPワールドツアーランキングポイントが710ポイント、セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズとザ・プレーヤーズ選手権、そして全米プロゴルフ選手権への出場権が付与されます。
PGAツアーノンメンバーの優勝者には、PGAツアー2022-2023シーズン1年間のシード権及びDPワールドツアー2023-2024シーズンまでの2年間のシード権が付与されます。
今大会はPGAツアーで唯一、それぞれのスコアをポイントに換算し、その合計ポイントで順位が争われるモディファイド・ステーブルフォード方式で行われます。
【各ポイント】
・ダブルイーグル:+8
・イーグル:+5
・バーディ:+2
・パー:±0
・ボギー:-1
・ダブルボギー以上:-3
※ダブルボギー以上が確定した場合、そのホールのプレーをやめて、次のホールに移動できます。
会場となるのは、2004年に帝王ジャック・ニクラスによって設計され、同年にオープンしたタホ・マウンテン・クラブのオールド・グリーンウッドで2020年から使用されています。
森林と牧草地にあるシエラネバダ山脈に囲まれた海抜1,829mの高地に位置し、比較的フラットなフェアウェイと小さめなグリーン、95個にも及ぶ数多くのバンカーと6つの池が絡む木々に囲まれた林間コースとなっています。また、通常より10%近く距離が出るのも特徴の1つとなります。
今大会は2022年7月14日(木)~7月17(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
同週に行われる全英オープンに世界トップランカーが出場するため、来期のシード権を競うプレーヤーによるフィールドとなります。
予選ラウンド1日目を終えてトップタイに並んだのは、ともに7バーディ、1ボギー(65)でラウンド、+13ポイントを獲得したPGAツアー初優勝を目指すマーク・ハバードとPGAツアー5勝を誇るチャーリー・ホフマン。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、ショットとパッティングがかみ合ったほぼ完璧なプレーで1イーグル、9バーディ(62)でラウンド、合計で+28ポイントまで伸ばしたチェズ・リービー。3ポイント差の2位タイには、ともにPGAツアー初優勝を目指すマーク・ハバードとヘンリク・ノーランダーが並んだ。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | チェズ・リービー | +37 | +9 |
2 | マーティン・レアード | +31 | +13 |
T3 | アレックス・ノレン | +28 | +12 |
キャム・デービス | +28 | +12 | |
T5 | ブライス・ガーネット | +27 | +10 |
ヘンリク・ノーランダー | +27 | +2 | |
T7 | マイケル・トンプソン | +26 | +18 |
ジョシュア・クリール | +26 | +11 | |
ハリー・ヒッグス | +26 | +11 | |
マーベリック・マクニーリー | +26 | +7 |
12時00分時点での天候は晴れ、気温33.9℃、湿度16%、風速2.7m/s(南南西)というコース・コンディションの中、71名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップをキープしたのは、2018-2019シーズン「Travelers Championship」以来となるPGAツアー3勝目を目指すチェズ・リービー。
飛距離の低さに対して、正確で安定感のあるプレーを見せるチェズ・リービーは、2つのPar5で確実にバーディを奪うなど、パーオン率は66.67% (12/18)と低かったものの、持ち味を活かした高いフェアウェイキープ率85.71% (12/14)とパーオン時における平均パット(1.667)で5バーディ、1ボギー(67)でラウンド、3日目も9ポイント伸ばし、通算37ポイントで単独トップをキープした。
6ポイント差の単独2位には、終盤の3連続バーディを含む7バーディ、1ボギー(65)でラウンドしたマーティン・レアードが13ポイント伸ばし、通算31ポイントでつけた。
3位以下は混戦で、インターナショナルで11勝を挙げている実力者のアレックス・ノレンやPGAツアー1勝のキャム・デービス、3日目にボギーフリーとなる9バーディ(62)をマークするなど、爆発力のあるPGAツアー2勝のマイケル・トンプソンらが並んだ。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | チェズ・リービー | +43 | +6 |
2 | アレックス・ノレン | +42 | +14 |
3 | マーティン・レアード | +38 | +7 |
4 | マーク・ハバード | +37 | +12 |
5 | スコット・グチェフスキー | +35 | +10 |
6 | キャム・デービス | +34 | +6 |
7 | ハーリー・ロング | +33 | +12 |
8 | オースティン・スマザーマン | +31 | +9 |
T9 | マーベリック・マクニーリー | +30 | +4 |
マイケル・トンプソン | +30 | +4 |
14時00分時点での天候は晴れ、気温36.1℃、湿度17%、風速7.6m/s(南西)というコース・コンディションの中、71名による決勝ラウンド最終日が行われた。
決勝ラウンド最終日、最終18番まで縺れた優勝争いを制したのは、2018-2019シーズン「Travelers Championship」以来となるPGAツアー3勝目を目指すチェズ・リービー。
2番と6番のPar5でポイントを稼げず、4番Par4でボギーを叩くなど、7ホールを終えた時点で-1ポイントだったチェズ・リービーは、1オン可能な8番と2打目をピンそばにつけた9番のPar4で連続バーディを奪うと、折り返した10番Par4でボギーを叩いたものの、12番Par5と1オン可能な16番Par4でバーディを奪い、確実にポイントを追加。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率72.22% (13/18)と持ち味を活かしたショットの正確性の高さが素晴しく、パーオン時における平均パット(1.769)とパッティングでは苦労したものの、4バーディ、2ボギー(69)でラウンド、6ポイント伸ばして通算43ポイントで逃げ切り、今季初の40歳以上での優勝、PGAツアー3勝目を飾った。
1ポイント差の単独2位には、6番からの4連続バーディを含む8バーディ、2ボギー(65)でラウンドしたアレックス・ノレンが14ポイント伸ばし、通算42ポイントで入った。
通算38ポイントの単独3位には、PGAツアー4勝のマーティン・レアード、通算37ポイントの単独4位には、PGAツアー初優勝を目指すのマーク・ハバードが入った。
全英オープン
(Yardage: 7,313 Par: 72)
3Mオープン
(Yardage: 7,431 Par: 71)
ロケット・モーゲージ・クラシック
(Yardage: 7,370 Par: 72)
デトロイト市で開催された最初のPGAツアーとして2019年にスタートし、4回目の開催と歴史の浅い今大会では、プレーオフ・シリーズに向けての調整の場に加え、来季シード権のボーダーとなる125位以内をめぐり、ポイントランキング下位の選手も含めた熾烈な戦いが繰り広げられます。
PGAツアー初優勝となったネイト・ラシュリーが第1回大会を制し、2020年に行われた第2回大会は、肉体改造に成功し平均飛距離350.6yを記録したブライソン・デシャンボー、そして前回大会ではオーストラリアのキャム・デービスがPGAツアー初優勝を飾っています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイント、全米プロゴルフ選手権とザ・プレーヤーズ選手権への出場権が付与されます。
会場となるのは、6ホールが最初に造られた1899年に設立し、1916年にドナルド・ロスによって設計された2つのシグネチャー・ゴルフコースがある美しく歴史のあるデトロイト・ゴルフクラブ。
大きな木々によってセパレートされたコースは、全体的にフラットなフェアウェイとアンジュレーションのきつい砲台グリーンから構成され、要所を抑えたフェアウェイバンカーなどティーショットの正確性とマネジメントが要求されるクラシックな林間コースとなっています。
今大会は2022年7月28日(木)~7月31(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
プレーオフ・シリーズに向け、世界ランキング4位のパトリック・キャントレーや2週連続優勝を狙うトニ-・フィナウ、ウィル・ザラトリスと言ったトッププレーヤーが参戦する中、全英オープンで2位に入ったキャメロン・ヤングや連覇を目指すキャム・デービス、デービス・ライリー、サヒス・ティーガラと言った若手にも注目が集まります。日本人選手ではフルシード復帰を狙う小平智が出場します。
予選ラウンド1日目を終えて、8アンダートップタイに並んだのは、ボギーフリーとなる8バーディ(64)でラウンドし、2週連続優勝を目指すトニー・フィナウとツアー・ルーキーで初優勝を目指すカナダのテイラー・ペンドリス。小平智は4バーディ、2ボギー(70)をスコアを伸ばせず、2アンダー・53位タイで初日を終えた。
予選ラウンド2日目を終えて通算15アンダー・単独トップに立ったのは、出だしから4連続バーディと勢いに乗り、2日目も8バーディ、1ボギー(65)をマークしたツアー・ルーキーで初優勝を目指すカナダのテイラー・ペンドリス。トップと1打差の単独2位には、2日目もボギーフリーとなる6バーディ(66)でラウンドした2週連続優勝を目指すトニー・フィナウが通算14アンダーでつけた。フルシード復帰に向けて上位進出が条件となる小平智だったが、2番Par4から3連続ボギーを叩くなどショットとパッティングがかみ合わず、2バーディ、4ボギー(74)とスコアを2つ落とし、通算イーブンパー・104位タイで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | テイラー・ペンドリス | -21 | 66 |
トニー・フィナウ | -21 | 65 | |
3 | キャメロン・ヤング | -17 | 65 |
4 | ステファン・イエーガー | -16 | 65 |
5 | パトリック・キャントレー | -15 | 66 |
6 | スコット・ストーリングス | -14 | 67 |
T7 | テイラー・ムーア | -13 | 65 |
キム・シウ | -13 | 68 | |
T9 | アダム・スベンソン | -12 | 67 |
クリス・カーク | -12 | 67 | |
ラッセル・ヘンリー | -12 | 70 |
14時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温27.2℃、湿度42%、風速2.2m/s(西南西)というコース・コンディションの中、75名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップタイに並んだのは、ツアー・ルーキーで初優勝を目指すカナダのテイラー・ペンドリスと2週連続優勝を目指すトニー・フィナウ。
1番Par4で1.8mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切ったテイラー・ペンドリスは、3番Par4で1.2mのチャンスを逃した直後の4番Par5で5.0mのバーディパットを決めると、2.1mにつけた6番と5.5mを決めた8番のPar4でバーディ。3パットを喫した9番Par3とティーショットを曲げた13番Par4でボギーを叩いたものの、フリンジからのパットを決めた14番Par5、ともにピンそばにつけた15番Par3と16番Par4で3連続バーディ。更に最終18番Par4でも2.9mを決めてバーディフィニッシュ。3日目も8バーディ、2ボギー(66)とスコアを6つ伸ばし、通算21アンダー・トップタイでラウンドを終えた。
6.1mのアプローチを直接決めた2番と4.4mを決めた3番のPar4で連続バーディと好スタートを切ったトニー・フィナウは、2オンに成功した7番Par5と4.1mを決めた8番Par4で連続バーディ。折り返した10番Par4では2打目をピンそば2.5mにつけバーディを奪うと、アプローチをよせた14番と2オンに成功した17番のPar5でバーディ。最終18番Par4では絶好のチャンスを活かせなかったものの、ショット・パッティングともにほぼ完璧なプレーで予選ラウンド2日間に続き、3日目もボギーフリーとなる7バーディ(65)でラウンド、通算21アンダー・トップタイでホールアウトした。
優勝争いがトップに並ぶ2名に絞られつつある中、4打差の単独3位には、今季好調でPGAツアー初優勝を目指すツアー・ルーキーのキャメロン・ヤングが通算17アンダーでつけた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | トニー・フィナウ | -26 | 67 |
T2 | パトリック・キャントレー | -21 | 66 |
キャメロン・ヤング | -21 | 68 | |
テイラー・ペンドリス | -21 | 72 | |
5 | ステファン・イエーガー | -20 | 68 |
6 | テイラー・ムーア | -19 | 66 |
7 | キム・ジュヒョン | -18 | 63 |
T8 | ウィンダム・クラーク | -17 | 65 |
J.J.スポーン | -17 | 65 | |
T10 | マット・ウォレス | -16 | 66 |
チャーリー・ホフマン | -16 | 67 | |
ラッセル・ヘンリー | -16 | 68 | |
スコット・ストーリングス | -16 | 70 |
14時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温27.8℃、湿度46%、風速3.6m/s(南)というコース・コンディションの中、75名による決勝ラウンド最終日が行われた。
4日間を通して安定感抜群で隙の無いプレーを続け、今大会を制したのは、2週連続優勝を目指すトニー・フィナウ。
出だしから無難なスタートを切ったトニー・フィナウは、4番Par5で深いラフからのアプローチを確実によせてバーディを先行させると、7番Par5では2オンに成功し楽々バーディ。9番Par3でティーショットを大きく左に曲げるものの、3.4mのパーパットを決めてピンチを切り抜けると、折り返した10番Par4で6.5mを決めてバーディ。続く11番Par3で3パットのボギーを叩いたものの、12番Par4で9.3mを決めてバウンスバックに成功。その後も14番と17番のPar5でともに2オンからバーディを奪うなど、2位以下を寄せ付けない見事なプレーを見せ、最終日も6バーディ、1ボギー(67)とスコアを5つ伸ばし、トーナメント・レコードとなる通算26アンダーでフィニッシュ。2週連続優勝を果たし、PGAツアー4勝目を飾った。
トップと5打差の2位タイには、2日目から昨季の年間王者らしい素晴しいプレーを展開し、最終日も1イーグル、6バーディ、2ボギー(66)でラウンドしたパトリック・キャントレーとここまで全米プロゴルフ選手権と全英オープンでそれぞれ3位タイと2位に入るなど、今季2位5回、3位2回と優勝こそ無いものの、見事な結果を残しているツアー・ルーキーのキャメロン・ヤング、そして最終日トップタイからスタートし、優勝には届かなかったものの、飛距離を活かしたプレーが魅力的なテイラー・ペンドリスが通算21アンダーで並んだ。
通算20アンダー・単独5位には2016年シーズンのコンフェリーツアーで初の(58)をマークするなど、爆発力を兼ね備えているステファン・イエーガーが入った。
2022年8月
ウィンダム・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,131 Par: 70)
1938年にグレーター・グリーンズボロ・オープンとしてスタートした今大会は、PGAツアーで6番目に古い歴史を誇り、今回で83回目を迎えます。
大会当初は、ノースカロライナ州グリーンズボロの〈スター・マウントフォレスト・カントリークラブ〉と〈セッジフィールド・カントリークラブ〉の2つのコースで交互に行われていましたが、1977年からフォレストオークス・カントリークラブに場所を移し、31年間にわたる開催の後、2008年からドナルド・ロスの最初の設計となったセッジフィールド・カントリークラブでの開催となっています。
レギュラー・シーズンの最終戦と言うことで今季のプレーオフ・シリーズ出場権と来季シード権のボーダーとなる125位以内、準シード等をめぐり、ポイントランキング下位の選手も含めた熾烈な戦いが繰り広げられる重要な大会となります。
大会最多優勝者は、第1回大会を制したサム・スニードで1965年までに2回の連覇を含む8回の優勝を成し遂げており、スニードの大会としても知られていました。2000年代に入ってからは、2003年の丸山茂樹(日本)、2005年のK.J.チョイ(韓国)、2016年のキム・シウ(韓国)とアジア勢も優勝を飾っています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイント、全米プロゴルフ選手権とザ・プレーヤーズ選手権への出場権が付与されます。
また、今大会終了時点でフェデックスカップポイントランキングトップ10の選手にはボーナスが付与されます。
コムキャスト・ビジネス・ツアー・トップ10(Comcast Business TOUR TOP 10)
※コムキャスト・ビジネス・ツアー・トップ10とはレギュラー・シーズン終了時点でのフェデックスカップポイントランキングトップ10の選手に対してボーナスが支払われる仕組み。
【2021-2022シーズンの結果】
1位:$4,000,000 スコッティ・シェフラー
2位:$3,000,000 キャメロン・スミス
3位:$2,400,000 サム・バーンズ
4位:$2,200,000 ザンダー・シャウフェレ
5位:$2,000,000 パトリック・キャントレー
6位:$1,700,000 ロリー・マキロイ
7位:$1,400,000 トニー・フィナウ
8位:$1,200,000 ジャスティン・トーマス
9位:$1,100,000 キャメロン・ヤング
10位:$1,000,000 イム・ソンジェ
会場となるのは、1926年にドナルド・ロスが最初に設計し、2007年クリス・スペンスによって改修されたコースで争われる唯一のレギュラー・シーズンのPGAツアーのトーナメント・コースとして知られているセッジフィールド・カントリークラブ。
左右の傾斜と起伏のある狭いフェアウェイとアンジュレーションのあるグリーン、池やフェアウェイ両端・中央を流れる小川が特徴的な木々によってセパレートされた林間コースとなっており、ショットの正確性とショートゲームの精度が求められるコースと言えるでしょう。
今大会は2022年8月4日(木)~8月7(日)にかけて熱戦が繰り広げられる。
プレーオフ・シリーズに向け、世界ランキング13位のウィル・ザラトリスや同14位のビリー・ホーシェル、アダム・スコットと言ったプレーヤーに加え、ジェイソン・デイやリッキー・ファウラーが参戦する中、日本人選手ではフルシード復帰を狙う小平智が出場します。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、ショット・パッティングともにほぼ完璧なプレーで4番Par4からの5連続バーディを含む1イーグル、7バーディ(61)をマークしたジョン・ハー、2打差の単独2位には2イーグル、4バーディ、1ボギー(63)でラウンドしたイム・ソンジェ。小平智は、1番Par4でダブルボギー、3番Par3でボギーと出だしから大きくつまずいたものの、その後は15番Par5からの3連続バーディなどで盛り返し、5バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(68)の、2アンダー・41位タイで初日を終えた。
日没サスペンデッドで順延となった予選ラウンド2日目を終えて通算9アンダー・トップタイに並んだのは、ツアー・ルーキーのブランドン・ウーとテンポラリー・メンバーシップを獲得しているキム・ジュヒョン、そしてPGAツアー5勝の実績を持つライアン・ムーアの3名。フルシード復帰を狙う小平智は、前半スコアを1つ伸ばすと、折り返した1番と2番のPar4でそれぞれ5.5mと1.4mを決めて連続バーディ。更に5番Par5でも2オンに成功しバーディと好調なショットを活かし、5バーディ、1ボギー(66)でラウンド、通算6アンダー・10位タイまで順位を上げ、ツアー2勝目も狙える好位置で2日目を終えた。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | イム・ソンジェ | -13 | 65 |
2 | ジョン・ハー | -12 | 66 |
T3 | ブランドン・ウー | -11 | 68 |
キム・ジュヒョン | -11 | 68 | |
T5 | キラデク・アフィバーンラト | -10 | 63 |
テイラー・ムーア | -10 | 64 | |
T7 | ブライアン・スチュアード | -9 | 68 |
アニルバン・ラヒリ | -9 | 68 | |
デービス・ライリー | -9 | 68 | |
ラッセル・ヘンリー | -9 | 69 | |
T24 | 小平 智 | -6 | 70 |
【詳細】
小平 智
5バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(70)
13時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温30.6℃、湿度57%、風速1.8m/s(南)というコース・コンディションの中、85名による決勝ラウンド3日目が行われた。
悪天候による2度の中断、そして日没サスペンデッドにより、最終日に持ち越された決勝ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、今季1勝でPGAツアー通算2勝を挙げている韓国のイム・ソンジェ。
3番Par3で2.9mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切ったイム・ソンジェは、5番Par5で2.4mのバーディパットを決めると、8番Par4でも12.7mを決めてバーディ。折り返した11番Par4で2打目をピンそば1.4mにつけバーディを奪ったところで日没サスペンデッド。翌日に再開された12番Par3と13番Par4でそれぞれ1.5mと4.6mを決めて3連続バーディを奪うと、14番Par4でティーショットのミスからボギーを叩いたものの、15番Par5でバウンスバックに成功。最終18番Par4を3パットのボギーでホールアウトしたものの、3日目も7バーディ、2ボギー(65)とスコアを5つ伸ばし、通算13アンダー・単独トップでランドを終えた。
トップと1打差の単独2位には、10番Par4からの3連続バーディを含む6バーディ、2ボギー(66)でラウンドし、2012年シーズンの「Mayakoba Golf Classic」以来となるPGAツアー2勝目を目指すジョン・ハーが通算12アンダーでつけた。
上位進出が求められる小平智だったが、2番Par4でショットが乱れ、ボギー先行と出だしからつまずくと、2オンした5番Par5でバーディを奪うものの、7番Par3で74cmのバーディパットを外すなど、スコアを伸ばせず迎えた9番Par4でもショットの乱れからボギー。折り返した10番Par4で5.5mのバーディパットを決めるものの、直後の11番Par4でショットが大きく乱れてダブルボギー。しかし、翌日に持ち越された13番Par4で2打目をピンそば58cmにつけバーディを奪うと、14番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、2オンに成功した15番Par5とピンそば1.1mにつけた16番Par3で連続バーディを奪い、3日目は5バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(70)のパープレーでホールアウト。通算6アンダー・24位タイでラウンドを終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | キム・ジュヒョン | -20 | 61 |
T2 | イム・ソンジェ | -15 | 68 |
ジョン・ハー | -15 | 67 | |
4 | ベン・グリフィン | -14 | 64 |
T5 | マックス・マクグリービー | -13 | 65 |
ラッセル・ヘンリー | -13 | 66 | |
テイラー・ムーア | -13 | 67 | |
T8 | ティレル・ハットン | -11 | 64 |
チェッソン・ハドリー | -11 | 64 | |
キャメロン・パーシー | -11 | 66 | |
アニルバン・ラヒリ | -11 | 68 | |
ブランドン・ウー | -11 | 70 | |
T36 | 小平 智 | -7 | 69 |
【詳細】
小平 智
3バーディ、2ボギー(69)
16時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温30.6℃、湿度51%、風速0.8m/s(南南西)というコース・コンディションの中、84名(1名棄権)による決勝ラウンド最終日が行われた。
初日のスタートホールでクワドラプルボギー(+4)を叩きながら、最終日(61)でラウンドし、レギュラー・シーズン最終戦を制したのは、テンポラリー・メンバーシップを獲得しているノン・メンバーのキム・ジュヒョン。
トップと2打差の3位タイからスタートしたキム・ジュヒョンは、2番Par4と3番Par3、そして4番Par4でそれぞれ6.1mと7.4m、3.8mのパットを決めて3連続バーディを奪うと、5番Par5では2打目を2.3mにつけてイーグル。更に6番Par4でも5.6mのバーディパットを決めるなど5ホールでスコアを6つ伸ばすと、8番と9番のPar4でそれぞれ2.1mと3.1mを決めて連続バーディ。1イーグル、6バーディ(27)で前半を折り返すと、10番Par4でティーショットのミスからボギーを叩いたものの、2オンに成功した15番Par5とティーショットをピンそば84cmにつけた16番Par3で連続バーディ。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率94.44% (17/18)、パーオン時における平均パット(1.529)とほぼ完璧なプレーで1イーグル、8バーディ、1ボギー(61)でラウンド、通算20アンダー・2位に5打差をつける圧勝でGAツアー初優勝を飾った。
トップと5打差の2位タイには、5番Par5でイーグルを奪う好スタートを切りながら、その後はスコアを伸ばせず、1イーグル、4バーディ、4ボギー(68)とスコアを2つ伸ばすに留まったイム・ソンジェと1イーグル、4バーディ、3ボギー(67)でラウンドした2012年シーズンの「Mayakoba Golf Classic」以来となるPGAツアー2勝目を目指すジョン・ハーが通算15アンダーで並んだ。
上位進出へ巻き返しが期待された小平智は、2オンに成功した5番Par5と2打目を1.1mにつけた9番Par4でバーディを奪ったものの、折り返した10番Par4でティーショットをバンカーに入れ、アプローチをよせきれずボギーを叩くと、12番Par3で5.4mのバーディパットを決めたものの、14番Par4でアプローチをよせきれずボギー。その後はスコアを伸ばせずホールアウト。最終日はショットとパッティングがかみ合わず、3バーディ、2ボギー(69)とスコアを1つ伸ばすに留まり、通算7アンダー・36位タイでラウンドを終えた。
小平智は、フェデックスカップポイントランキング152位で2021-2022シーズンを終了、準シードの獲得も成らず、入れ替え戦に回ることとなった。
フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップ
(Yardage: 7,243 Par: 70)
BMWチャンピオンシップ
(Yardage: 7,534 Par: 71)
ツアーチャンピオンシップ
(Yardage: 7,346 Par: 70)
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