2021年6月28日(月)~7月11日(日)にかけてイギリス・ロンドンにあるオール・イングランド・ローン・テニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club)で開催される2021年シーズンのグランドスラム第3戦「ウィンブルドン(Wimbledon)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、ドロー(トーナメント表)、テレビ放送予定を紹介します。 日本からは錦織圭、西岡良仁 を含む複数の選手が出場。
(2021.7.12) ・男子シングルス決勝の結果を掲載しました。 ・N.ジョコビッチが6度目の優勝を飾った。(2021.7.11) ・女子シングルス決勝の結果を掲載しました。 ・A.バーティが初優勝を飾った。(2021.7.7) ・女シングルス準々決勝の結果を掲載しました。(2021.6.26) ・男女シングルス各128名の出場選手一覧とドローを掲載しました。(2021.6.17) ・大坂なおみは、ウィンブルドンを欠場。 ・2年ぶりの開催。
【日本人出場選手】(男女シングルス)《男子本戦》 ・錦織圭、西岡良仁、杉田祐一、内山靖崇(ラッキー・ルーザー) 《男子予選》 ・内山靖崇、添田豪、伊藤竜馬、望月慎太郎 《女子本戦》 ・土居美咲、日比野菜緒 《女子予選》 ・奈良くるみ、日比万葉、村松千裕 ※赤文字は、予選敗退になった選手
ウィンブルドン 2021年シーズンのグランドスラム第3戦の舞台は、歴史と伝統を誇るウィンブルドン。 イギリスの首都ロンドンにて毎年6月下旬から7月上旬にかけて開催されるテニスの4大大会グランドスラムの1つです。2020年大会の中止により2021年大会は、2年ぶりの開催となります。 大会の特徴は、球足が速く、バウンドの低い芝のサーフェイスと「プレドミネンタリー・ホワイト」と呼ばれる規則によって、選手には白のウェアの着用を義務付けられており、更に、リストバンドや帽子、ソックス、シューズにも白の着用が求められています。 強力なサーブとネットプレーが重要な大会と言えるでしょう。 男子は、ウィンブルドン8回の優勝を誇る「芝の帝王」とロジャー・フェデラ-が復活優勝を果たすのか、全豪に続き、全仏も制し、ダブルキャリアグランドスラムを達成した世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチが年間グランドスラムに王手をかけるのか、世界ランキング2位に躍進し、初のグランドスラム・タイトルを狙うダニール・メドベージェフや2021年シーズンの活躍が目覚ましく、全仏オープンでも初の決勝戦進出を果たしたステファノス・チチパスやアレクサンダー・ズベレフ、19歳のヤニク・シンネルと言った注目の若手選手など、見どころ満載です。錦織圭ら日本人の活躍にも期待がかかります。 女子は、世界ランキング1位のアシュリー・バーティ、2021年シーズンの活躍が目覚ましいイガ・シフィオンテクら実力者の凌ぎを削る戦いが見どころとなるでしょう。
ウィンブルドン 開催会場 【イギリス・ロンドン】オール・イングランド・ローン・テニス・アンド・クローケー・クラブ (All England Lawn Tennis and Croquet Club)
ロンドン近郊の高級住宅地にあるオール・イングランド・ローン・テニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club)はウィンブルドンの会場として知られています。 特徴は、グランドスラム唯一のグラス(芝)コートのサーフェスが採用されていることで、最も球足が速く、バウンドしないことです。サーブ&ボレーを活かした短いポイントの戦いも重要となり、ビッグサーバーに有利なサーフェスと言えるでしょう 試合会場は、センター・コート、No.1コート、No.2コート、No3.コート、コート4~コート18となります。
ウィンブルドン スケジュール 日程:2021年6月28日(月)~7月11日(日)
男女シングルス 男女ダブルス・ミックスダブルス
男女車いすシングルス・ダブルス
(S):シングルス (D):ダブルス
ウィンブルドン 賞金 大会賞金総額 £35,016,000
【男女シングルス賞金】
【男女ダブルス賞金】
【ミックスダブルス賞金】
出場選手一覧 本戦に最終エントリーされた男子128名の出場選手はPDF をご覧ください。
本戦に最終エントリーされた女子128名の出場選手はPDF をご覧ください。
注目選手 男子シングルス
※選手情報及び世界ランキングは2021年6月28日時点 ※PRIZE MONEYは2021年6月28日時点
ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)
世界ランキング 1位 国籍:セルビア
生年月日:1987年5月22日(34歳)
身長:188.0cm
体重:77.1kg
① ATPツアー:84勝(シングルス)
② グランドスラム:19勝 ・全豪オープン:9勝 ・全仏オープン:2勝 ・ウィンブルドン:5勝 ・全米オープン:3勝
③ ATP FINALS:4回(2012,2013,2014,2015)
④ PRIZE MONEY:$149,810,010(Singles & Doubles)
リタ-ンゲ-ムで見せる圧倒的な力と戦術におけるドロップショットの効果、状況の変化にも対応可能な強靭なメンタル、経験に加えネットプレ-など新しいことにも挑戦し進化し続ける世界最高のオ-ルラウンダ-。 ベテランの域に達しても尚、体のケアは十分で戦いへのアプロ-チも少しずつ変えているし新しいプレ-を取り入れて進化しています。 近年は特にサーブ&ボレ-も見せ、下がって守れるし攻撃も出来るようになっています。
ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)
世界ランキング 2位 国籍:ロシア
生年月日:1996年2月11日(25歳)
身長:198.1cm
体重:82.6kg
① ATPツアー:11勝(シングルス)
② グランドスラム:0勝 ・全豪オープン:0勝 ・全仏オープン:0勝 ・ウィンブルドン:0勝 ・全米オープン:0勝
③ ATP FINALS:1回(2020)
④ PRIZE MONEY:$16,371,216(Singles & Doubles)
2019年全米オープン準優勝の実績を持つ期待の選手。 大きなテイクバックから繰り出される正確なフォアのショットとバックハンドは素晴しく、特にストレートへのショットは正確です。 体格に似合わず、コートの後ろから追いつく足の速いフットワークも持ち合わせており、試合によって我慢強く、とても大人しい性格を見せる一方で、感情の起伏を前面に出すという一面もあり、裏表がありすぎるが、良くも悪くも他人を気にせず、自分を貫く個性的なプレーとパフォーマンスが魅力です。 今大会は、グランドスラム決勝の舞台も経験し、2020年ATP FINALSも制したことで、遜色ないプレーを展開できるでしょう。
ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)
世界ランキング 4位 国籍:ギリシャ
生年月日:1998年8月12日(22歳)
身長:193.0cm
体重:88.9kg
① ATPツアー:7勝(シングルス)
② グランドスラム:0勝 ・全豪オープン:0勝 ・全仏オープン:0勝 ・ウィンブルドン:0勝 ・全米オープン:0勝
③ ATP FINALS:1回(2019)
④ PRIZE MONEY:$15,050,627(Singles & Doubles)
2018年ネクスト・ジェネレーション・ATPファイナルズを制し、次世代のNo.1候補として期待される中、2019年にはATPファイナルズに初出場を果たし準決勝でロジャー・フェデラーを下すと、その勢いのまま初優勝を飾りました。 プレ-の特徴はフォアハンドを軸にオールラウンドに試合を展開します。全体的なクオリティの高さが際立ちます。
アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)
世界ランキング 6位 国籍:ドイツ
生年月日:1997年4月20日(24歳)
身長:198.1cm
体重:89.8kg
① ATPツアー:15勝(シングルス)
② グランドスラム:0勝 ・全豪オープン:0勝 ・全仏オープン:0勝 ・ウィンブルドン:0勝 ・全米オープン:0勝
③ ATP FINALS:1回(2018)
④ PRIZE MONEY:$24,952,416(Singles & Doubles)
これまでATP Masters1000で3勝、ATP FINALSで1勝と素晴らしい成績を収めてきた若手のホープ。 プレーの特徴は、ベースラインでのプレーを軸としたストロークプレーヤーです。 フォアハンドのクロスや相手ベースライン深く打ち返す正確なショット、長身で手足の長さを活かした守備力は素晴しいです。一方でダブルフォルトの多さが目立つサービスの改善には至っていません。 2020年全米オープンでは、タイトルに手をかけたところで精神面の弱さから自滅、今大会も上位進出のカギは、サービスと精神面でしょう。
アンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)
世界ランキング 7位 国籍:ロシア
生年月日:1997年10月20日(23歳)
身長:188.0cm
体重:74.8kg
① ATPツアー:8勝(シングルス)
② グランドスラム:0勝 ・全豪オープン:0勝 ・全仏オープン:0勝 ・ウィンブルドン:0勝 ・全米オープン:0勝
③ ATP FINALS:0回
④ PRIZE MONEY:$8,377,426(Singles & Doubles)
2020年ATPツアー最多の5勝をマークし、一気にトップ10入りを果たした23歳。 プレースタイル最大の魅力は、どの場所、体勢、ボールの質でも全て強打する超攻撃的なテニス。 2020年には、初のATP FAINALSも経験し、大きな大会でのパフォーマンスにも期待できます。 今大会でも高い打点から鋭いスウィングのハードヒットでベスト4以上へ駆け上がるか注目です。
錦織 圭(Kei Nishikori)
世界ランキング 53位 国籍:日本
生年月日:1989年12月29日(31歳)
身長:177.8cm
体重:73.0kg
① ATPツアー:12勝(シングルス)
② グランドスラム:0勝 ・全豪オープン:0勝 ・全仏オープン:0勝 ・ウィンブルドン:0勝 ・全米オープン:0勝
③ ATP FINALS:0回
④ PRIZE MONEY:$24,647,285(Singles & Doubles)
日本男子テニス界が誇る世界的テニスプレーヤー。 2014年には全米オープン準優勝に輝くなど日本選手において数多くの偉業を達成しています。 特徴は、ベースラインでのプレーを軸としたストロークプレーヤーです。 フォアハンド・バックハンドともにクオリティが高く、バックハンドでのダウン・ザ・ラインは素晴しいです。特にリターンゲームの強さと戦術におけるグレバー(頭の良さ)なプレーは世界トップクラスを誇ります。 近年は、不安要素でもあるサーブの質の強化と説教的なネットプレーへのスタイルの改善に取り組んでいる。ハードコートのイメージが強い錦織圭ですが、以外にクレイコートでの勝率が1番良く、ハードコート、グラスコ-トと勝率が悪くなっています。
女子シングルス
※選手情報及び世界ランキングは2021年6月28日時点 ※PRIZE MONEYは2021年6月28日時点
アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty)
世界ランキング 1位 国籍:オーストラリア
生年月日:1996年4月24日(25歳)
身長:165.1cm
体重:非公開
① WTAツアー:11勝(シングルス)
② グランドスラム:1勝 ・全豪オープン:0勝 ・全仏オープン:1勝 ・ウィンブルドン:0勝 ・全米オープン:0勝
③ WTA FINALS:1回(2019 )
④ PRIZE MONEY:$18,798,304(Singles & Doubles)
ジュニア時代から卓越した技術とセンスを持ち合わせていた若き天才。 2011年、15歳でウィンブルドンジュニアで優勝し、輝かしい未来を歩むと思われたが、燃え尽き症候群になり19歳から2年間テニスを離れることになります。この間、クリケットの選手として2年間プレーしていました。(この2年間テニスから全く離れていたわけではなくジュニア選手のコ-チも行っていた。後に復帰する際、フィーリングがそれほど落ちなかった要因でもある) 2016年にテニス界に戻ってきた珍しい経歴の持ち主でもある若き天才は、新たに強化されたメンタルと共に、ダウンザラインでエースが取れる低くてスピ-ドがあり外に逃げていくバックハンドのスライスと卓越した戦術眼で輝きを放ちます。彼女の放つスライスは世界最高であり、素晴しいの一言に尽きます。
ソフィア・ケニン(Sofia Kenin)
世界ランキング 6位 国籍:アメリカ
生年月日:1998年11月14日(22歳)
身長:170.2cm
体重:非公開
① WTAツアー:5勝(シングルス)
② グランドスラム:1勝 ・全豪オープン:1勝 ・全仏オープン:0勝 ・ウィンブルドン:0勝 ・全米オープン:0勝
③ WTA FINALS:0回
④ PRIZE MONEY:$7,624,041(Singles & Doubles)
2020年全豪オープンを制覇して一気にトップ10入りすると、再開後の全仏オープンでも決勝に進むなど1年で大きく成長を遂げた22歳。 試合の中での状況判断と修正能力は素晴しいです。一方で一球一球に気合を前面に押し出すファイターであるにもかかわらず得意のドロップショットや緩急を織り交ぜた多彩な攻撃で相手のリズムを崩すなどプレーは冷静です。 戦い方にも幅がありドロップショットや相手の隙を見て上手くロブショットを打つなど攻守の切り替えが上手く、素晴らしいディフェンス力とこれらを支えるフィジカルの強さ、強靭なメンタル、高い集中力と次のプレ-を想定したフットワ-クを活かした戦術眼を持っています。
ビアンカ・アンドレースク(Bianca Andreescu)
世界ランキング 7位 国籍:カナダ
生年月日:2000年6月16日(20歳)
身長:170.2cm
体重:非公開
① WTAツアー:3勝(シングルス)
② グランドスラム:0勝 ・全豪オープン:0勝 ・全仏オープン:0勝 ・ウィンブルドン:0勝 ・全米オープン:1勝
③ WTA FINALS:0回
④ PRIZE MONEY:$7,102,290(Singles & Doubles)
初出場した2019年の全米オープンを19歳で制したカナダの若き女王。 2006年のシャラポワ以来となる10代でのグランドスラム制覇を果たすと、2019年シーズンWTAツアー3勝(Indian Wells, Toronto, US Open)をマークし、才能を開花させました。 恵まれた体格から繰り出される力負けしない強烈なショットをサーブ・リターン・ストロークでも存分に発揮できる力を持っています。 まだまだ粗削り(プレーや精神面での浮き沈みが多い)ながら底知れぬポテンシャルを秘めた才能は、男子のデニス・シャポバロフやフェリックス・オジェ・アリアシムと共に次世代のカナダを牽引する存在となるでしょう。
イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek)
世界ランキング 9位 国籍:ポーランド
生年月日:2001年5月31日(20歳)
身長:175.3cm
体重:非公開
① WTAツアー:3勝(シングルス)
② グランドスラム:1勝 ・全豪オープン:0勝 ・全仏オープン:1勝 ・ウィンブルドン:0勝 ・全米オープン:0勝
③ WTA FINALS:0回
④ PRIZE MONEY:$3,965,578(Singles & Doubles)
2020年全仏オープンでWTAツアー初優勝、ポーランド人初のグランドスラム制覇を果たした19歳のニューヒロイン。 プレースタイル最大の特徴は、きゃしゃな体格から放たれる強烈なフォアハンドになります。 コンパクトな振りにより、打つタイミングが早く、高い打点でのショットが多く見受けられ、ウィナーが取れます。また、テンポの良いラリーから突如、繰り出されるタイミングと速いボールスピードによるバックのドロップショットも武器の1つです。 力強いショット、攻守のバランスの良さ、多彩なショット(ドロップ・アングルショット)、冷静なプレーが光り、今後、更にプレーが洗練されていくと親友の大坂なおみと共に世界No.1に向けて、女子テニスの新時代を駆け抜けていくことでしょう。 今大会で最も期待される若手選手でしょう。
ウィンブルドンのテレビ放送 【地上波】NHK総合・NHKEテレ 【BS放送】WOWOWが1回戦から決勝まで連日生中継放送!! 【動画配信】WOWOWオンデマンドで連日LIVE配信!! ※日本との時差は8時間(日本より8時間遅れています)生 :生中継
【地上波】NHK総合 6 月28 日(月) 第1日 男女シングルス1回戦
23:35~27:00 (NHK総合) 延長あり 28:40~29:00 (NHKEテレ) 6月29 日(火) 第2日 男女シングルス1回戦
23:35~27:00 (NHK総合) 延長あり 28:40~29:00 (NHKEテレ) 6月30 日(水) 第3日 男女シングルス1,2回戦
7月1日(木) 第4日 男女シングルス2回戦
7月2日(金) 第5日 男女シングルス3回戦
7月3日(土 ) 第6日 男女シングルス3回戦
7月4日(日 ) 第7日 休養日
7月5日(月) 第8日 男女シングルス4回戦
7月6日(火) 第9日 女子シングルス準々決勝
7月7日(水) 第10日 男子シングルス準々決勝
7月8日(木) 第11日 女子シングルス準決勝
7月9日(金) 第12日 男子シングルス準決勝
7月10日(土 ) 第13日 女子シングルス決勝
22:00~ 24:00 (NHK総合) 生 延長あり 7月11日(日 ) 第14日男子シングルス決勝
22:00~ 24:25 (NHK総合) 生 延長あり
【BS放送 】WOWOW 全試合生中継!!※日本時間WOWOWライブ :192ch生 :生中継6月28日(月) 第1日 男女シングルス1回戦
6月29日(火) 第1日 男女シングルス1回戦
0:00~7:00WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 6月29日(火) 第2日 男女シングルス1回戦
18:55~24:00 WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり6月30日(水) 第2日 男女シングルス1回戦
0:00~7:30WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 6月30日(水) 第3日 男女シングルス1,2回戦
7月1日(木) 第3日 男女シングルス1,2回戦
0:00~7:30WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 7月1日(木) 第4日 男女シングルス2回戦
7月2日(金) 第4日 男女シングルス2回戦
0:00~7:30WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 7月2日(金) 第5日 男女シングルス3回戦
7月3日(土 ) 第5日 男女シングルス3回戦
0:00~7:30WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 7月3日(土 ) 第6日 男女シングルス3回戦
7月4日(日 ) 第6日 男女シングルス3回戦
0:00~7:30WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 7月4日(日 ) 第7日 休養日
7月5日(月) 第8日 男女シングルス4回戦
7月6日(火) 第8日 男女シングルス4回戦
1:00~8:00WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 7月6日(火) 第9日 女子シングルス準々決勝
7月7日(水) 第9日 女子シングルス準々決勝
1:00~8:00WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 7月7日(水) 第10日 男子シングルス準々決勝
7月8日(木) 第10日 男子シングルス準々決勝
1:00~8:00WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 7月8日(木) 第11日 女子シングルス準決勝
7月9日(金) 第11日 女子シングルス準決勝
1:00~6:00WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 7月9日(金) 第12日 男子シングルス準決勝
7月10日(土 ) 第12日 男子シングルス準決勝
1:00~7:30WOWOWライブ 生 ※終了時間変更の場合あり 7月10日(土 ) 第13日 女子シングルス決勝/男女ダブルス決勝
7月10日(土 ) 第13日 女子シングルス決勝/男女ダブルス決勝
7月11日(日 ) 第14日 男子シングルス決勝/ミックスダブルス決勝
7月11日(日 ) 第14日 男子シングルス決勝/ミックスダブルス決勝
7月12日(月) 車いす男女シングルス決勝
【動画配信】WOWOWオンデマンド WOWOWオンデマンド :ライブ配信
※ピックアップコートについてはWOWOWオンデマンド公式サイトをご覧ください。
6月28日(月) 第1日 男女シングルス1回戦
6月29日(火) 第2日 男女シングルス1回戦
6月30日(水) 第3日 男女シングルス1,2回戦
7月1日(木) 第4日 男女シングルス2回戦
7月2日(金) 第5日 男女シングルス3回戦
7月3日(土 ) 第6日 男女シングルス3回戦
7月4日(日 ) 第7日 休養日
7月5日(月) 第8日 男女シングルス4回戦
7月6日(火) 第9日 女子シングルス準々決勝
7月7日(水) 第10日 男子シングルス準々決勝
7月8日(木) 第11日 女子シングルス準決勝
7月9日(金) 第12日 男子シングルス準決勝
7月10日(土 ) 第13日 女子シングルス決勝/男女ダブルス決勝
7月11日(日 ) 第14日 男子シングルス決勝/ミックスダブルス決勝
ウィンブルドン 試合結果 男子シングルス 男子シングルス ドロー ※世界ランキングは2021年6月28日時点
シングルスドロー表のPDF はこちら
※左サイドがトップハーフ ※右サイドがボトムハーフ
グランドスラム優勝回数 決勝
グランドスラム最多優勝とウィンブルドン6回目の優勝を狙うN.ジョコビッチとグランドスラム初優勝を目指すM.ベレッティーニの対戦となった決勝戦は、先にブレークを奪い、リードを保ったまま第8ゲームにセットポイントを迎えたN.ジョコビッチだったが、粘りのプレーでこのゲームをキープしたM.ベレッティーニが、続く第9ゲームでブレークバックに成功し追いつくと、タイブレークまでもつれた第1セットを7-6で先取する。第2セットは、先に2ブレークを奪ったN.ジョコビッチが、M.ベレッティーニの強力なフォアハンドを上手く封じ込めるなどセットを優位に進め、6-4で奪い返す。第3セット第3ゲームのブレークバックに成功したN.ジョコビッチは、このセットも先にリードし、粘りを見せるM.ベレッティーニを振り切りセットを奪うと、第4セットの第7ゲームと第9ゲームのブレークに成功したN.ジョコビッチが、このセットを奪い、セットカウント3-1で勝利。ウィンブルドン6回目の優勝を飾った。
準決勝(全試合)
ここまで万全の戦いを見せる第1シードのN.ジョコビッチとグランドスラム初の準決勝まで勝ち上がってきたD.シャポバロフの対戦は、第1セット第2ゲームのブレークに成功したD.シャポバロフがリードして迎えた第10ゲーム、スライスを上手く使って相手のリズムを崩したN.ジョコビッチがブレークバックに成功し追いつくと、タイブレークの末、第1セットを奪う。第2セットに入っても主導権を握るD.シャポバロフだったが序盤から5回のブレークのチャンスを得るものの、活かすことが出来ず、終盤N.ジョコビッチにわずか1回のチャンスでブレークを許しこのセットも落とす。第3セットに入り、ギアを上げたN.ジョコビッチは相手に隙を与えず、終盤のブレークに成功。このセットも7-5で奪い、セットカウント3-0で勝利。ウィンブルドン7回目の決勝進出を決めた。
ここまでマッチ10連勝中の第7シードのM.ベレッティーニとD.メドベージェフやR.フェデラーなど次々と強豪を撃破して勝ち上がってきたH.ホルカシュの対戦は、第1セット序盤からお互いにサービスをキープする展開の中、苦しみながらも第6ゲームのキープに成功したM.ベレッティーニが直後の第7ゲームをブレークすると最後は第9ゲームをブレークし、第1セットを先取する。第2セットは、エラー1本、ウィナー11本と完璧なプレーを見せたM.ベレッティーニがH.ホルカシュ圧倒。このセットも奪い2セットアップとする。第1セット途中から10ゲーム連取と素晴らしいプレーを見せるM.ベレッティーニに対して我慢と粘りのプレーでサービスをキープし続けたH.ホルカシュがタイブレークの末、第3セットを奪い返す。しかし、試合を通じてほぼ完璧なプレーを続けたM.ベレッティーニが第4セットも第1ゲームからブレークに成功しその後も危なげないプレーでこのセットを奪い、セットカウント3-1で勝利。自身初のグランドスラム決勝進出、イタリア勢としても初のウィンブルドン決勝進出となった。
準々決勝(全試合)
ここまで順当に勝ち上がってきたN.ジョコビッチと3回戦で第9シードのD.シュワルツマン、4回戦で第5シードのA.ルブレフと強豪を次々に破ってきたM.フチョビッチの対戦は、第1セット第1ゲームから一気に5ゲームを連取したN.ジョコビッチが終盤に粘りを見せたM.フチョビッチを振り切り第1セットを奪う。第2セットは、第8ゲームまでお互いがサービスをキープする展開が続く中、先にブレークに成功したN.ジョコビッチが相手にブレークポイントを与えず、第2セットも奪う。試合を通じて主導権を握ったN.ジョコビッチが第3セットも奪い、セットカウント3-0のストレートで勝利。節目となる10回目の準決勝進出を決めた。
グランドスラム初の準決勝進出を狙うK.ハチャノフとD.シャポバロフの対戦は、第1セットはD.シャポバロフが奪う。第2、第3セットは強力なサーブを武器にK.ハチャノフが奪いセットカウント2-1とリードする。第4セット、2ブレークを奪われてミスと集中力の欠けたK.ハチャノフに対し、第3ゲームから一気に5ゲームを連取したD.シャポバロフが6-1で奪うと、第4セットお互いにサービスをキープする展開の中、第9ゲームのブレークに成功したD.シャポバロフがK.ハチャノフをセットカウント3-2のフルセットで破り、グランドスラム初の準決勝進出を決めた。
両選手ともにグランドスラム初の準決勝進出を狙う対戦となった一戦は、第1セットは先にブレークしたM.ベレッティーニが6-3で先取する。第2セットはF.オジェ=アリアシムが先にリードし7-5で奪い返しタイに持ち込む。お互いに粘りながらサービスをキープする展開が続く中、第12ゲームの1チャンスをものにしたM.ベレッティーニが第3セットを奪うと、第4セット第2ゲームのブレークに成功したM.ベレッティーニがこのセットも奪い、セットカウント3-1で勝利し初の準決勝に進んだ。
ウィンブルドン9回目の優勝を狙うR.フェデラーと4回戦で第2シードのD.メドベージェフを破り、勢いに乗るH.ホルカシュの対戦は、ストロークで優位に立ったH.ホルカシュが第1セットを先取する。第2セットに入り、先にリードを許したH.ホルカシュだったが第7ゲームのブレークバックに成功すると、ネットプレーをミスするR.フェデラーを後目にサーブ力を活かしたプレーでタイブレークを制し第2セットも奪う。勢いを増したH.ホルカシュが第3セットも6-0とR.フェデラーを圧倒。セットカウント3-0のストレートで勝利。グランドスラム初の準決勝進出を決めた。
4回戦(全結果)
4回戦(注目カード)
第16シードのF.オジェ=アリアシムとA.ズベレフの対戦となった4回戦は、F.オジェ=アリアシムが第1セットから持ち味のサービスを武器にアグレッシブなプレーを見せ6-4で先取すると第2セットもタイブレークの末、7-6でものにし、2セットアップとする。後がなくなったA.ズベレフは、第3、第4セットをどちらも6-3で奪い返し、ファイナルセットに持ち込む。しかし、サービスエースを17本奪ったF.オジェ=アリアシムが、20本のダブルフォルトを叩いたA.ズベレフをセットカウント3-2で振り切り、ウィンブルドン初のベスト8進出を決めた。
3回戦(全結果)
3回戦(注目カード)
第22シードのD.エバンスと2021年ATP250で優勝1回と準優勝1回、ATP500ではベスト8に進出するなど急成長を見せる20歳のS.コルダの初対戦となった3回戦は、序盤からストロークで主導権を握ると積極的なネットプレーで第7ゲームをブレークし第1セットを先取する。第2セット第6ゲーム、先にブレークに成功したD.エバンスがネットプレーを活かし主導権を握り、セットを奪い返す。第3セットに入り、よりアグレッシブなプレーを見せるS.コルダがネットプレーでも圧倒。第3セットを奪う。第4セットは、第6、第7ゲームにお互いにブレークするなど接戦の中、第9ゲームのブレークに成功したS.コルダが最後まで冷静なプレーでセットカウント3-1で勝利。初のウィンブルドンで初のベスト16進出を決めた。
第6シードでウィンブルドン9回目の優勝を狙う芝の王者R.フェデラーとATP500で準優勝1回、ATP250では準優勝2回と今季好調な地元イギリスの25歳C.ノリーの対戦となった3回戦は、第1セットからR.フェデラーがサーブと効果的なネットプレーで相手にブレークポイントを与えず、6-4で先取すると続く第2セットも第3ゲームを先にブレークしたR.フェデラーが優位にセットを進めて第2セットも奪う。後がなくなった第3セット、C.ノリーは、アンフォーストエラーがわずか4本と粘りのプレーを見せ、サービスキープを続ける中で迎えた第12ゲーム、R.フェデラーのサービスを上手くリターンするなど1チャンスをものにして5-7で第3セットを奪い返す。しかし、地力にまさるR.フェデラーが第4セットを6-4で奪い、セットカウント3-1で勝利。16回目のベスト16進出を決めた。
2回戦(全結果)
2回戦(注目カード)
1回戦を無難に突破した錦織圭と1回戦で第12シードのC.ルードを破り、ウィンブルドン初の2回戦進出を決めたJ.トンプソンの対戦は、第1セット序盤からサービスキープが続く展開から第12ゲームのブレークに成功したJ.トンプソンが第1セットを先取する。第2セットも高い集中力と質の高いプレーを見せるJ.トンプソンが第8ゲームをブレークし2セットアップとする。ここまで1つのブレークポイントもつ掴めない錦織圭だったが、第3セットも先にブレークを許しリードされる苦しい展開の中、中盤に入り、この日初のブレークに成功し、追いつくと第11ゲームもブレークし7-5でセットを奪い返す。しかし、第4セット第4ゲームの40-0からブレークを許した錦織圭に対して、これで息を吹き返したJ.トンプソンが終盤突き放して3-6でセットを奪うと、セットカウント3-1で錦織圭を破り、自身初の3回戦進出を決めた。
1回戦フルセットの末、第28シードのJ.イズナーを破り、ウィンブルドン初勝利を飾った西岡良仁と1回戦を危なげなく突破したA.ベデネの対戦は、第1セットからストロークの安定感とネットプレーの上手さを見せるA.ベデネが第1セットを6-1で奪うと、第2セットもほぼ完璧なプレーを見せ、一気に6ゲームを連取して6-0で奪う。第3セットもストロークの精度とネットプレーを活かしたプレーで6-2で奪い、セットカウント3-0のストレートで4年ぶり2回目の3回戦進出を決めた。西岡良仁は課題とされるフォアを攻められ、A.ベデネの完璧なプレーの前に成すすべなく完敗に終わった。
1回戦(全結果)
1回戦(注目カード)
35歳フランスのR.ガスケと32歳日本の杉田祐一というベテラン同士の対戦となった1回戦は、第1セット第1ゲームのブレークに成功したR.ガスケがリードして試合を進める。第8ゲームをブレークバックした杉田祐一が流れを掴み、第10ゲームにはセットポイントを掴むものの、活かせないままタイブレークに突入。第1セットは7-6でR.ガスケが先取する。第2セット第1ゲームのブレークに成功した杉田祐一が試合を優位に進める中で雨による3時間28分の中断。再開後お互いに1ブレークずつ奪う中で、杉田祐一が4-6で奪い返す。第3セットに入り、ギアを上げたR.ガスケが2ブレークを奪い、6-2で取ると、第4セットも流れを掴んだR.ガスケが、第3ゲームから一気に5ゲームを連取して6-1で取り、セットカウント3-1で2回戦進出を決めた。
錦織圭とビッグサーブが持ち味の21歳期待のA.ポピリンの対戦となった1回戦は、第1セット第1ゲームのブレークに成功した錦織圭が、効果的なネットプレーと安定したストロークで主導権を掴み第1セットを先取する。第2セットは、序盤からお互いにサービスをキープする展開が続く中、第8ゲームを苦しみながらキープした錦織圭が続く第9ゲームのブレークに成功し、第2セットも奪い、2セットアップとする。第3セットもお互いに粘りながらサービスキープを続ける中、集中力を維持できないA.ポピリンを後目に第9ゲームのブレークに成功した錦織圭が第3セットも奪い、セットカウント3-0のストレートで2回戦進出を決めた。また、この勝利でグランドスラム通算100勝を達成した。
予選で1度敗れたものの、ラッキールーザーでの本戦出場となった内山靖崇と注目の18歳スペインのC.アルカラスの対戦となった1回戦は、C.アルカラスが第1セットを3-6で先取する。第2セットは、序盤からお互いにブレークする展開から最後はタイブレークの末、内山靖崇が第2セットを奪い返す。第3セットはC.アルカラスが冷静なプレーで内山靖崇から2ブレークを奪いセットをものにするが、第4セット、効果的なネットプレーからチャンスを掴んだ内山靖崇がこのセットを取り返し、ファイナルセットに突入。序盤一時リードを奪った内山靖崇だったが、C.アルカラスの対応力の前に3-6でセットを落とし、セットカウント2-3で敗れ、グランドスラム本戦7回目の挑戦でも初の1回戦突破はならなかった。
ウィンブルドン初勝利を目指す西岡良仁と36歳ベテラン28シードのJ.イズナーの対戦となった1回戦、第1セットからお互いサービスをキープする展開の中、タイブレークで西岡良仁が第1セットを先取する。第2セットはJ.イズナーが持ち味のサーブとネットプレーを活かして取り返す。第3セットアンフォーストエラーが0本と安定感のあるストロークを見せた西岡良仁が奪ものの、第4セットはタイブレークの末、J.イズナーが奪い返し、ファイナルセットに突入。序盤からお互いサービスをキープし譲らない展開のまま、第10ゲームを迎え、最後は西岡良仁がブレークに成功。セットカウント3-2のフルセットで西岡良仁がJ.イズナーを破り、ウィンブルドン初勝利を挙げ、2回戦進出を決めた。
女子シングルス 女子シングルス ドロー ※世界ランキングは2021年6月28日時点
シングルスドロー表のPDF はこちら
※左サイドがトップハーフ ※右サイドがボトムハーフ
決勝
多彩なショットが武器の第1シードA.バーティとパワフルなサービスとフォアハンドが武器の第8シードKA.プリスコバというともにウィンブルドン初優勝を狙う両選手の対戦は、第1ゲームから連続11ポイントを奪い、4ゲームを連取したA.バーティが終盤にかけて落ち着きを取り戻したKA.プリスコバを振り切り第1セットを先取する。第2セットは、先にブレークをするなど常にリードを奪う展開を見せるA.バーティに対して、粘り強くプレーし、タイブレークまで持ち込んだKA.プリスコバがこのセットを奪う。第3セットに入り、第2ゲームのブレークに成功したA.バーティが、試合を通じて危なげないプレーを見せ、このセットを奪い、セットカウント2-1で勝利。ウィンブルドン初優勝を飾った。
準決勝(全試合)
第1シードのA.バーティと2018年チャンピオンで芝のコートを得意としているA.ケルバーの対戦は、第1セット第2ゲームのブレークに成功したA.バーティが好調なサービスと強力なフォアハンドを武器に主導権を握り、粘りを見せるA.ケルバーから第1セットを先取する。第2セットに入るとA.ケルバーが第2ゲームを先にブレーク、リードを保ったままサービイング・フォー・ザ・セットを迎えるが、サービスをキープすることが出来ず追いつかれると、タイブレークも6-0とリードを許してこのセットも落とし、結果A.バーティがセットカウント2-0のストレートで勝利。ウィンブルドン初の決勝進出を決めた。
ここまで1セットも落とさずほぼ完璧なプレーを続けてきたKA.プリスコバと第2シードのA.サバレンカという強力なサービスとフォアハンドを持ち味とする2人の対戦となった準決勝は、KA.プリスコバが優位に試合を進めながらもA.サバレンカの粘りのプレーの前にブレークを奪えない展開の中、終盤12ゲーム、KA.プリスコバがダブルフォルトでゲームを落としA.サバレンカが第1セットを先取する。第2セットに入ると第1セット同様サービスゲームにおいてまったく隙を見せないKA.プリスコバが第5ゲームのブレークに成功すると相手にブレークポイントを与えず、このセットを奪い返し試合はファイナルセットに突入する。ファイナルセットの第1ゲームのブレークに成功したKA.プリスコバが第2セット同様相手にブレークポイントを与えない完璧なプレーを披露、第1セットから最後まで主導権を握っていたKA.プリスコバがセットカウント2-1で勝利。ウィンブルドン初の決勝進出を決めた。
準々決勝(全試合)
初の準々決勝の舞台に立つ両者の対戦は、終始主導権を掴んだA.バーティがが第2ゲームから一気に6ゲームを連取し第1セットを先取すると、第2セットもA.トムヤノビッチの粘りを受けたものの、最後は振り切り、セットカウント2-0のストレートで勝利。2020年の全豪オープン以来となる準決勝進出を決めた。
ウィンブルドン初の準決勝進出を目指すK.ムチョバと4回目の準決勝進出を目指すA.ケルバーの対戦は、第1セット序盤から3ゲームを連取したA.ケルバーが重要な場面でのミスが目立つK.ムチョバを振り切り第1セットを先取する。第2セット第1ゲームのブレークをブレークし、先にリードを奪ったK.ムチョバに対して、すぐさまブレークバックに成功し逆転するなど終始、リードを保ったA.ケルバーがセットカウント2-0で勝利。4回目の準決勝進出を決めた。
両者ともにウィンブルドン初の準々決勝の舞台での試合となる中で素晴しいプレーを見せたのはKA.プリスコバ。好調なサービスとリターンからの強打、ネットプレーと相手に隙を与えず、第5ゲームから一気に4ゲームを連取し第1セットを奪うと、第2セットも先にリードし、試合を通じて完璧なプレーを見せたKA.プリスコバが第2セットも奪い、セットカウント2-0のストレートで勝利。ウィンブルドン初の準決勝進出を決めた。
両者ともにウィンブルドンを含むグランドスラムでの初の準決勝進出を目指す試合は、多彩な攻撃を見せるO.ジャバーとアグレッシブな攻撃と強いメンタルを活かしたプレーのA.サバレンカがお互いの特徴を活かしながらサービスをキープして迎えた第10ゲームのブレークに成功したA.サバレンカが第1セットを奪う。第2セットに入ってもお互いの持ち味を活かしたプレーが展開される中、常に先手を取ったA.サバレンカが第2セットも奪い、セットカウント2-0のストレートで勝利。グランドスラム初制覇に向け、準決勝進出を決めた。
4回戦(全結果)
4回戦(注目カード)
ここまで1セットも落とさずに安定した強さを見せるI.シフィオンテクと多彩なショットを武器に勝ち上がってきたO.ジャバーの対戦は、第1セット第1ゲームのブレークに成功したO.ジャバーが、優位に進め、お互い1ブレークずつを奪って迎えた第10ゲーム、粘るI.シフィオンテクの前に2つのダブルフォルトを叩いてこのゲームを落とすと、第12ゲームもブレークに成功したI.シフィオンテクが、7-5の逆転で第1セットを先取する。第2セットに入り、I.シフィオンテクのミス(ダブルフォルト)から第1ゲームのブレークに成功したO.ジャバーが勢いを取り戻し、一気に4ゲームを連取すると、その後も3つのブレークに成功し、1-6で奪い返す。ファイナルセットは、1-1から一気に5ゲームを連取したO.ジャバーがセットカウント2-1の逆転勝利。ウィンブルドン初のベスト8進出を決めた。
ここまで1セットも落とさずに強さを見せるC.ガウフと2018年チャンピオンのA.ケルバーの対戦は、スタートから5ゲームまですべてブレークという展開から一気にキープというお互い思うようなプレーが出来ない中、第1セットは、6-4でA.ケルバーが先取する。第2セットに入り、先に第3ゲームのブレークに成功したA.ケルバーが粘りを見せるC.ガウフを振り切り、セットカウント2-0のストレートで勝利。ベスト8進出を決めた。
3回戦(全結果)
3回戦(注目カード)
第21シードのO.ジャバーと第11シードで2017年のチャンピオンであるG.ムグルッサの対戦となった3回戦は、第1セット序盤からG.ムグルッサがリードするとO.ジャバーが追いつくという展開の中、第11ゲームのブレークに成功したG.ムグルッサが苦しみながらも第1セットを先取する。第2セットに入ると、緩急を活かした多彩な攻撃を見せるO.ジャバーが第7ゲームのブレークに成功すると、第9ゲーム0-40と追い込まれながらサービスゲームのキープに成功、粘るG.ムグルッサを振り切り第2セットを奪い返す。ファイナルセットは、序盤から主導権を握ったO.ジャバーが2ブレークを奪い6-2で奪い、セットカウント2-1で勝利。初のベスト16進出を決めた。
S.チルステアと世界ランキング338位で地元イギリスの18歳E.ラドゥカヌの対戦となった3回戦は、第1セットを3-6で奪ったE.ラドゥカヌが、勢いそのままに第2セットも5-7で奪い、セットカウント2-0のストレートで格上のS.チルステアを破り、ウィンブルドン初出場で初のベスト16進出を決めた。
2回戦(全結果)
2回戦(注目カード)
初の2回戦進出を決めた日比野菜緒とA.サスノビッチの対戦は、第1セットからA.サスノビッチの攻撃的なプレーの前に2ブレークを許し、一時1-5と大きくリードされる。その後、粘りのプレーで2ブレークを返したものの、第10ゲームでエラーやダブルフォルトなど眩まれるポイントを落とし、自身のサービスゲームをキープ出来ず4-6で落とす。第2セットに入っても先にリードを許す苦しい展開を強いられる日比野菜緒は、持ち味の粘りのプレーで中盤追いつき、タイブレークに持ち込む。タイブレークも先にリードしながら追いつかれ、そして、最後は振り切られセットカウント0-2のストレートで敗れ、3回戦進出はならなかった。
1回戦(全結果)
1回戦(注目カード)
東京オリンピックの女子シングルス代表が内定した土居美咲と予選を勝ち上がったC.リューの初対戦となった1回戦、第1ゲームのブレークに成功した土居美咲は、1stサービスの確率が36%と低かったが、安定したストロークでこのセットを6-2で先取する。第2セットは、第3ゲームから4ゲームを連取するなど、土居美咲のプレーに慣れてきたC.リューが粘る土居美咲を振り切り、3-6で奪い返す。ファイナルセットに入り、日没サスペンデッドとなったこの試合、お互いにサービスをキープして迎えた第5ゲームにC.リューがブレークに成功。4-5でサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるが、土居美咲が土壇場でブレークバックに成功し追いつく。しかし、再び第15ゲームのブレークに成功したC.リューが粘る土居美咲をセットカウント1-2で振り切り、2回戦進出を決めた。アグレッシブな試合を見せた土居美咲だったが、2016年以来となる2回戦進出はならなかった。
ウィンブルドン本戦3回目の出場で初の2回戦進出を目指す日比野菜緒とアメリカの26歳B.ペラの対戦となった1回戦は、エラー数(3対16)からもわかるように無理な攻めを見せたB.ペラに対して、冷静なプレーを見せた日比野菜緒が第3ゲームから一気に5ゲームを連取し、第1セットを奪う。第2セットに入り、序盤からお互いに2ブレークずつ奪い合い、その後はサービスをキープして迎えた第12ゲーム。40-15とゲームポイントまで行きながらキープ出来なかった日比野菜緒がサービスを落とし、1セットオール。そして、ファイナルセットを迎えたところで日没サスペンデッド。ファイナルセットに入り、スライスなどを巧みに使い、相手のミスを引き出した日比野菜緒が6-3で奪い、セットカウント2-1のフルセットでウィンブルドン初勝利。2回戦進出を決めた。
各部門の優勝者/賞金 (S):シングルス (D):ダブルス
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