2022年7月14日(木)~7月17日(日)にかけてスコットランド・ファイフにあるセント・アンドリュース・リンクス(St. Andrews Links)のオールドコース(Old Course)で開催される2021-2022シーズンの第41戦、メジャー・トーナメント「全英オープンゴルフ(The Open Championship)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは、松山英樹、星野陸也、比嘉一貴、今平周吾、金谷拓実、桂川有人、中島啓太(アマ)の7名が出場します。
※松山英樹:2013年大会の初出場から3大会ぶり7回目の出場
※星野陸也:2021年大会の初出場から2大会連続2回目の出場
※比嘉一貴:初出場
※今平周吾:2016年大会の初出場から3大会ぶり3回目の出場
※金谷拓実:2019年大会の初出場から2大会連続3回目の出場
※桂川有人:初出場
※中島啓太(アマ):初出場
全英オープンゴルフ
1860年に創設された世界最古のトーナメント「全英オープン」は、全英ゴルフ協会(R&A)主催の世界で最も権威のあるトーナメントとして知られており、今回で記念すべき150回目を迎えます。
「あるがまま」を理念としたリンクス・コースでの開催となる今大会は、硬くてアンジュレーションのあるフェアウェイと深いラフ、数多くのポッドバンカー、大きなグリーンはさることながら、強く重たい海風と1日を通じて変化する天候という自然作り出す環境の変化にも対応が求められるトーナメントと言えるでしょう。
最多6回の優勝を誇るハリー・バードンや5回優勝のジョン・ヘンリー・テイラーとジェームス・ブレイド、4回優勝のウォルター・ヘーゲンと言った名プレーヤーに加え、1940年代後半から1990年代後半にかけて5回の優勝を果たしたピーター・トムソンとトム・ワトソン、4回優勝のボビー・ロック、3回優勝のゲーリー・プレーヤーやジャック・ニクラス、セベ・バレステロス、ニック・ファルドと言ったレジェンドが優勝者に名を連ねています。
2000年以降はタイガー・ウッズが3回の優勝(2000年、2005年から2006年にかけて連覇)を飾っています。
前回大会では、コリン・モリカワが2019-2020シーズンの「全米プロゴルフ選手権」に続き、初出場で2つのメジャー・タイトルを獲得する史上初の快挙を達成しています。
会場となるのは、これまでに29回の全英オープンを開催してきた聖地「セント・アンドリュース・リンクス(St. Andrews Links)のオールドコース(Old Course)」であり、今回で7年ぶり30回目の開催となります。
賞金総額は$14,000,000、優勝者には2026-2027シーズンまでの5年間のシード権、フェデックスカップポイントが600ポイント付与され、そしてチャンピオン・ゴルファー・オブ・ザ・イヤーの称号とトロフィ「クラレット・ジャグ」が授与されます。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーを筆頭に、同5位で出場した大会で2連勝中のザンダー・シャウフェレ、同8位で連覇を狙うコリン・モリカワ、今季の全米オープンを制したマシュー・フィッツパトリックなど世界ランキング・トップ50から48名(同26位のダニエル・バーガーと同50位のジャスティン・ローズを除く)が出場する強力なフィールドとなっています。
日本からはメジャー2勝目を狙う松山英樹を筆頭に星野陸也、比嘉一貴、今平周吾、金谷拓実、桂川有人、2021年のアジア・パシフィック・アマチュア選手権で優勝した中島啓太(アマ)の7名が出場します。
※世界ランキングは2022年7月10日時点
【パワー・ランキング】
1位:ロリー・マキロイ
2位:ジョン・ラーム
3位:マシュー・フィッツパトリック
4位:スコッティ・シェフラー
5位:ザンダー・シャウフェレ
6位:ジョーダン・スピース
7位:トミー・フリートウッド
8位:コリン・モリカワ
9位:シェーン・ローリー
10位:ウィル・ザラトリス
11位:キャメロン・スミス
12位:パトリック・キャントレー
13位:ルイ・ウーストハイゼン
14位:ティレル・ハットン
15位:マックス・ホーマ
16位:ジャスティン・トーマス
17位:アダム・スコット
18位:シーマス・パワー
19位:ホアキン・ニーマン
20位:キム・ジュヒョン
全英オープンゴルフ 開催会場
【スコットランド・ファイフ】
セント・アンドリュース・リンクス(St. Andrews Links)
コース | Yardage | Par |
オールドコース (Old Course) |
7,313 | 72 |
スコットランド・ファイフにあるセント・アンドリュース・リンクスのオールドコースは、世界的に有名なゴルフコースや歴史的な名所、大学が共存するファイフ王国としても知られる地域に位置し、1552年に創設された世界で最も古いコースです。
会場以外では歴史のあるクーロス宮殿やフォークランド宮殿、ディープシー・ワールドと言った名所で楽しい時間を過ごすことが出来るでしょう。
1873年に行われた第13回全英オープンを皮切りに、過去29回開催しているコースとして知られ、今大会で節目となる30回目となります。
コースと深い関わりのあるオールド・トム・モリスの下でドナルド・ロスが働いています。
フェアウェイの幅が100y以上ある1番と18番、スウィルカン・ブリッジが有名な18番があります。
コース・レコード(63)
・ポール・ブロードハースト(1990年の3日目)
・ロリー・マキロイ(2010年の1日目)
近年では、2000年と2005年に行われた大会でタイガー・ウッズがコース連覇を達成しています。
【特徴のあるホール】
・4番Par4:最も難易度の高いホールの1つ。
・11番Par3:世界で最も難易度の高いホールの1つ。
・12番Par4:距離の短いホール。
・14番Par5:最も距離のあるタフなホール。
・16番Par4:リスク&リワード・ホール。
・17番Par4:小道の壁やトミーズバンカーで知られる最もタフな名物ホール。
・18番Par4:グリーン手前の谷が特徴的なホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:
・ラフ:
・グリーン:
Hole | Yardage | Par |
1 | 375 | 4 |
2 | 452 | 4 |
3 | 398 | 4 |
4 | 480 | 4 |
5 | 570 | 5 |
6 | 414 | 4 |
7 | 371 | 4 |
8 | 187 | 3 |
9 | 352 | 4 |
10 | 386 | 4 |
11 | 174 | 3 |
12 | 351 | 4 |
13 | 465 | 4 |
14 | 614 | 5 |
15 | 455 | 4 |
16 | 418 | 4 |
17 | 495 | 4 |
18 | 356 | 4 |
OUT | 3,599 | 36 |
IN | 3,714 | 36 |
Total | 7,313 | 72 |
全英オープンゴルフ スケジュール
2022年7月14日(木)~7月17日(日)
7月14日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
7月15日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
7月16日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
7月17日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
全英オープンゴルフ 賞金
【賞金総額】
$14,000,000
【優勝賞金 】
$2,500,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した156名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2022年7月10日時点
スコッティ・シェフラー (Scottie Scheffler)
国籍:アメリカ
生年月日:1996年6月21日(26歳)
身長:190.5cm
体重:90.7kg
① PGAツアー:4勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2013年の「全米ジュニア・アマチュア」を制覇、エリン・ヒルズで行われた2016-2017シーズンの「全米オープン」でローアマチュアを獲得するするなど、アマチュア時代の活躍を経て、プロ転向後の2019年には、PGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」で2勝を挙げ、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2019-2020シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで3年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2019-2020シーズンでは23試合に出場し、優勝こそなかったものの、3位2回を含むトップ5入り6回、トップ10入り7回と素晴らしい成績を残し、フェデックスカップ・ポイントランキングで5位に入る活躍でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
また、プレーオフ・シリーズ第1戦「THE NORTHERN TRUST」の第2ラウンドではPGAツアー史上11人目の50台となる「59」を記録しています。
その後も安定した成績を残していたものの、初優勝に手が届かないまま迎えた2021-2022シーズンの2月に行われた「WM Phoenix Open」でプレーオフの末に初優勝を飾ると、3月の「Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard」で2勝目、更に3週間後の「World Golf Championships-Dell Technologies Match Play」で世界選手権初制覇を果たすなど、5試合で3勝と覚醒。マーティン・カイマーの26歳1カ月30日の記録を抜いて、PGAツアーデビューから僅か2年7カ月でジョン・ラームの25歳8カ月9日に次ぐ、25歳9カ月6日という史上6番目の若さで世界ランキング1位に駆け上がると、翌週行われた「Masters Tournament」でメジャー初優勝を飾りました。
恵まれた体格を活かした飛距離を武器としたプレーに加え、パッティングを含めたショートゲームも素晴しく、ショット・ショートゲーム・パッテイングと総合的に高いレベルを保っています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離36位(305.0y)フェアウェイキープ率65位(63.49%)パーオン率45位(68.08%)とまずまずの数値を残し、平均パット(1.719)とパッティングも安定しており、1ラウンドあたりのバーディ数が7位(4.39)と高い数値を誇っています。
2021-2022シーズンは、21試合に出場し「WM Phoenix Open」と「Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard」「World Golf Championships-Dell Technologies Match Play」そしてメジャー・トーナメント「Masters Tournament」での優勝4回と2位3回を含むトップ10入り9回、トップ25入り15回と抜群の結果を残しています。
2大会連続2回目の出場となる今大会での成績は、前回大会の8位タイが最高となっています。前哨戦では予選落ちを喫したものの、全英オープンでメジャー2勝目なるか期待されるプレーヤーです。
パワーランキングは4位。
ロリー・マキロイ(Rory McIlroy)
国籍:北アイルランド
生年月日:1989年5月4日(33歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:21勝
② メジャー・トーナメント:4勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:2回(2016,2019)
2004年に優勝したジュニア・ライダーカップのヨーロッパ代表、2005年から2006年にかけてアイルランドの2つのアマチュア・タイトルを獲得、更に2006年8月にはヨーロピアン・アマチュア、2007年の全英オープンでローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、2007年にプロ転向、2010年シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで12年目のシーズンを迎えます。
2009年「Dubai Desert Classic」で欧州ツアー初優勝を飾ると、本格参戦となった2010年シーズンの「Quail Hollow Championship」でPGAツアー初優勝、翌年の2011年シーズンには、メジャー・トーナメント「全米オープン」でメジャー初タイトルを獲得。更に2012年シーズンには「全米プロゴルフ選手権」を制し、メジャー2勝目を獲得するなど、タイガー・ウッズの21歳5カ月16日に次ぐ、22歳10カ月という史上2番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上するとともにルーク・ドナルドに続く、欧米両ツアーでの賞金王も手にしています。
2013-14シーズンには2度目の「全米プロゴルフ選手権」制覇と「全英オープン」を制し、キャリア・グランドスラムへ向けて「マスタ-ズ・トーナメント」を残すのみとなりました。
その後も2015-2016シーズンと2018-2019シーズンに2度の年間王者に輝くなど、これまでにPGAツアーで20勝(2022年6月6日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人です。
PGAツアーのプレーヤーとしては小柄ながら抜群の飛距離とキレのある素晴しいスウィングから放たれるアイアンショットの高さとインパクト音は、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)と並び、高いレベルにあります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離2位(319.3y)ながら、フェアウェイキープ率145位(57.36%)パーオン率99位(65.77%)とショットのバラつきがはっきりと現れていました。一方で、1ラウンドあたりのバーディ数(4.51)とSG:トータルが7位(1.368)と高い数値を誇っています。
2021-2022シーズンは、12試合に出場し「THE CJ CUP @ SUMMIT」「RBC Canadian Open」の優勝2回と2位1回を含むトップ10入り7回、トップ25入り10回と素晴らしい結果を残しています。
6大会連続13回目の出場となる今大会での成績は、優勝1回(2014年大会)を含むトップ10入り5回と素晴らしいものの、ここ2大会では予選落ちと46位タイという結果に終わっています。しかし、直近3試合の好調さから優勝候補の1人と言えるでしょう。
パワーランキングは1位。
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
国籍:スペイン
生年月日:1994年11月10日(27歳)
身長:188.0cm
体重:99.8kg
① PGAツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2014年の世界アマチュア選手権で優勝、2015年には、世界アマチュア・ランキング1位とマーク H.マコーマック・メダルを受賞、更に、2015年と2016年には、史上初となる男子のアマチュアゴルファーで最高の選手に授与されるベン・ホーガン・アワードを2回受賞、2016年の全米オープンでローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、スペシャル・テンポラリー・メンバーとして、2015-2016シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで7年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2016-2017シーズンの「Farmers Insurance Open」で初優勝を飾ると、2019-2020シーズンには、「the Memorial Tournament presented by Nationwide」と「BMW Championship」を含む年間2勝をあげ、4年連続4回目のツアーチャンピオンに出場しました。
その後もPGAツアーとヨーロピアンツアーで活躍を見せる中、2020-2021シーズンの6月に行われたメジャー・トーナメント「全米オープン」でメジャー初タイトルを獲得、セベ・バレステロス以来となるスペイン勢2人目の世界ランキング1位を経験するなど、世界屈指のプレーヤーとなっています。
恵まれた体格から生み出されるパワーを活かし、コンパクトなスウィングながら平均309.0yの飛距離と安定感抜群のアイアンショット、メンタル面の充実により世界のトップにまで上り詰めました。
2020-2021シーズンは、平均飛距離19位(309.0y)パーオン率2位(71.93%)と抜群のショット力を活かしたプレーで1ラウンドあたりのバーディ数(4.51)平均スコア1位(69.300)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。
2021-2022シーズンは、15試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り6回、トップ25入り10回と実力通りの安定した結果を残しています。
6大会連続6回目の出場となる今大会は、前回大会での3位タイが最高成績となっています。初連覇に向け、今大会でも優勝候補の1人と言えるでしょう。
パワーランキングは2位。
パトリック・キャントレー (Patrick Cantlay)
国籍:アメリカ
生年月日:1992年3月17日(30歳)
身長:182.9cm
体重:86.2kg
① PGAツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2021)
2011年の「SCGAアマチュア選手権」で優勝、「全米アマチュア選手権」で準優勝、同年の「全米オープン」でローアマチュアに輝くと、翌週に行われた「トラベラーズ選手権」の第2ラウンドでPGAツアーの歴史の中でアマチュアとして史上最少スコアとなる「60」をマーク。世界トップランクのアマチュアとしてマーク H.マコーマック・メダルを獲得、更にフレッド・ハスキンズ賞とジャック・ニクラス賞をダブル受賞。翌年の2012年「マスタ-ズ・トーナメント」でもローアマチュアに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで9年目のシーズンを迎えます。
プロ転向後、本格参戦となった2013-2014シーズンは僅か5試合の出場に留まり、その後も2013年に発覚した背骨の疲労骨折の影響により2014-2015シーズンは1試合、2015-2016シーズンは出場なしと怪我に苦しむ中、2016-2017シーズンで2位1回と3位タイ1回を含むトップ10入り4回を果たし、カムバックに成功、2017-2018シーズンの「Shriners Hospitals for Children Open」でプレーオフを制し、PGAツアー初優勝を飾っています。
その後、2018-2019シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide」での2勝目を皮切りに、2020-2021シーズンには地元で行われた「ZOZO CHAMPIONSHIP @ SHERWOOD」とコリン・モリカワとのプレーオフを制して大会2勝目を飾つた「the Memorial Tournament presented by Nationwide」更にプレーオフ・シリーズ第2戦「BMW Championship」と最終戦「TOUR Championship」を制し、2016-2017シーズンのジャスティン・トーマスとダスティン・ジョンソン以来となる1シーズンで4回以上の勝利を収め、年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の栄光を手にしています。
これまでにPGAツアーで7勝(2022年5月30日時点)を挙げている世界トップクラスのプレーヤーの1人となっています。
ショットのクオリティの高さとショートゲームの上手さはPGAツアーの中でもトップクラスの実力を誇り、冷静な判断力も含めて安定感抜群のプレーを見せています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離50位(302.8y)フェアウェイキープ率101位(60.71)パーオン率10位(70.16%)SG:パッティング(0.402)と安定していました。
2021-2022シーズンは、15試合に出場し、優勝1回と2位2回を含むトップ10入り8回、トップ25入り10回とまずまずの結果を残しています。
4大会連続4回目の出場となる今大会での成績は、2018年大会の12位タイが最高で前回大会では予選落ちとあまり良い結果は残せていませんが、メジャー初優勝に向けて注目されるプレーヤーの1人です。
パワーランキングは12位。
キャメロン・スミス (Cameron Smith)
国籍:オーストラリア
生年月日:1993年8月18日(28歳)
身長:180.3cm
体重:78.0kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2013シーズンにPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」に参戦、2014シーズンには「アジアン・ツアー」で活躍、2014-2015シーズンに非会員としてPGAツアーに参戦し「全米オープン」で4位タイに入るなどの活躍を見せ、スペシャル・テンポラリー・メンバーを獲得。その後スペシャル・テンポラリー・メンバーとして2014-2015シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2015-2016シーズンには、トップ10入り0回、予選落ち11回と苦労したものの、2016-2017シーズンのペアマッチ「Zurich Classic of New Orleans」でPGAツアー初優勝を飾り、2年間のシード権を手にすると、2019-2020シーズン「Sony Open in Hawaii」でPGAツアー2勝目。その後も「Zurich Classic of New Orleans」で再び優勝を飾るなど、安定した成績を残しています。
パッティングの上手さに加え、ショットのクオリティもレベルアップし、総合的に安定した高いレベルのゴルフを見せています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離85位(297.9y)パーオン率103位(65.72%)のショット力に対して、平均パット1位(1.689)、SG:パッティング(0.573)で10位とパッティングが素晴しく、バーディ・アベレージも4.48で4位に入っています。
2021-2022シーズンは、15試合に出場し「Sentry Tournament of Champions」そしてビッグタイトルとなる「THE PLAYERS Championship」での優勝2回を含むトップ10入り6回、トップ25入り10回と素晴らしい結果を残しています。
5大会連続5回目の出場となる今大会での最高成績は、2019年大会での20位タイと上位に絡む結果は残せていませんが、今季の好調さと爆発力で優勝に絡む活躍を見せてくれるでしょう。
パワーランキングは11位。
ジャスティン・トーマス (Justin Thomas)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年4月29日(29歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:15勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2017)
2010年「全米ジュニア・アマチュア」で準優勝、2012年「全米アマチュア」では準決勝進出、ハスキンズ賞とニクラス賞の両方を受賞するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンのPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」を経て、2014-2015シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで節目となる8年目のシーズンを迎えます。
本格参戦して2年目の2015-2016シーズンには「CIMB Classic」でPGAツアー初優勝。優勝1回、3位4回を含むトップ10入り7回、トップ25入り10回の活躍を見せ、2年連続でフェデックスカップのプレーオフに進出、初のツアーチャンピオンシップに出場しました。
2016-2017シーズンには「CIMB Classic」で連覇を達成、同シーズン1月に行われた「SBS Tournament of Champions」では松山英樹に3打差をつけPGAツアー3勝目。翌週に行われた「Sony Open in Hawaii」では、初日に(59)をマーク、PGAツアー最年少記録となる23歳8カ月14日での50台と72ホールの最少スコアを樹立し大会史上4人目となる完全優勝で2大会連続優勝。更に8月の「全米プロゴルフ選手権」でも松山英樹との優勝争いを制しメジャー初優勝を飾るなど、メジャー・トーナメント1勝を含む歴史的なシーズン5勝を挙げ、2016-2017シーズンの年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」及び「アーノルド・パーマー賞」の栄光を手にしました。
ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズ、ジョーダン・スピースに次ぐ、1960年以降で25歳までにメジャーを含むシーズン5勝を獲得した4人目のプレーヤーとなりました
その後、2017-2018シーズンにはロリー・マキロイの22歳10カ月の記録に次ぐ、25歳14日という史上4番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上、2019-2020シーズンには「World Golf Championships-FedEx St. Jude Invitational」2020-2021シーズンには「THE PLAYERS Championship」と言ったビッグタイトルを獲得するなど、これまでにPGAツアーで15勝(2022年6月6日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人となっています。
4日間の中でビッグスコアを出せる爆発力に加え、ティーショットからアイアンショットまで自在に球種を打ち分けられるクオリティの高さとショートゲームの上手さがあります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離16位(311.1y)パーオン率6位(72.40%)SG: TEE-TO-GREEN(1.757)で2位、平均スコア2位(69.617)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。
2021-2022シーズンは、17試合に出場し、2回目の制覇となった「全米プロゴルフ選手権」での優勝1回、3位3回を含むトップ10入り9回、トップ25入り11回と素晴らしい成績を残しています。
6大会連続6回目の出場となる今大会での成績は、2019年大会での11位タイが最高で2年連続予選落ちを喫するなど相性の良い大会とは言えないでしょう。
パワーランキングは16位。
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
国籍:アメリカ
生年月日:1997年2月6日(25歳)
身長:175.3cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:1勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日系4世でアマチュア時代には、世界アマチュアランキング1位も獲得し、2018-2019シーズン6月にプロに転向、PGAツアーに参戦すると、タイガー・ウッズが1997年8月に記録した25戦連続予選通過の最長記録に次ぐ22戦連続予選通過を記録するなど目覚ましい活躍をみせています。
更に、プロ転向後、僅か29試合目、しかもメジャー・トーナメント2戦目でメジャー・タイトル「全米プロゴルフ選手権」を獲得すると、2020-2021シーズンには「全英オープン」も制し、これまでにメジャー・トーナメント2勝を含むPGAツアー5勝を飾っています。
2021年10月17日時点で世界ランキング3位につけており、今後も注目度が最も高いプレーヤーの1人でしょう。
平均的な飛距離と身長175.3cmと決して大きくはない体格でありながらプレーに自信と品を感じ、技術的にクオリティが高く、メンタル面でもポジティブであり、平常心で戦える力を持ち合わせていて、マネジメントに関してもクレバーさを感じさせます。一方で、唯一のウィークポイントとなっているのがパッティングとなります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離112位(295.2y)ながら、パーオン率5位(70.80%)、SG:APPROACH THE GREEN(1.170)で1位、SG:TEE-TO-GREEN(1.528)で2位とショットに関しては世界トップクラスに対して、SG:PUTTING(-0.457)で178位とパッティングに課題を残したシーズンとなりました。
2021-2022シーズンは、15試合に出場し、2位2回を含むトップ10入り7回、トップ25入り7回とまずまずの結果を残していますが優勝はありません。
2大会連続2回目の出場となる今大会は、初出場となった前回大会で優勝を飾っています。前哨戦で予選落ちを喫するなど連覇にどの様な影響があるのか気になります。
パワーランキングは8位。
ジョーダン・スピース (Jordan Spieth)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年7月27日(28歳)
身長:185.4cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:13勝
② メジャー・トーナメント:3勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2015)
2009年の「AJGA Rolex Player of the Year」に選出、2009年と2011年に「全米ジュニア・アマチュア」を制し、タイガー・ウッズ以来2人目となる複数回優勝を成し遂げ、2012年の「全米オープン」でローアマチュアを獲得、世界アマチュアランキング1位に輝くなどアマチュア時代から活躍し、2013年シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで節目となる10年目のシーズンを迎えます。
プロ転向後、本格参戦となった2013年シーズンには10代で「John Deere Classic」を制するなど、初優勝1回を含むトップ10入り9回を達成、FedExCupを7位で終えるというPGAツアーの歴史の中でトップのルーキー・パフォーマンスを披露し「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に輝いています。
2014-2015シーズンには、タイガー・ウッズの大会記録に並ぶ通算18アンダーで4月の「マスタ-ズ・トーナメント」を初めて制すると、6月に行われた「全米オープン」も初制覇、9月に行われた「TOUR Championship by Coca-Cola」でも優勝し、メジャー・トーナメント2勝を含む歴史的なシーズン5勝を挙げ、ロリー・マキロイの22歳10カ月の記録を抜いて、タイガー・ウッズの21歳5カ月16日に次ぐ、22歳20日という史上2番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上、2014-2015シーズンの年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の栄光を手にしました。
2015-2016年シーズンの「マスタ-ズ・トーナメント」では、まさかの展開から史上4人目となる連覇を逃したものの、2016-2017シーズンには「全英オープン」のタイトルを獲得、メジャー通算3勝を挙げ、キャリア・グランドスラムへ向けて「全米プロゴルフ選手権」を残すのみとなりました。
その後、2018年のトレーニング中に右手を怪我し、グリップの形を変えたことによる影響で思ったようなスウィングが出来なくなり、スランプに陥りましたが、2020-2021シーズンに入り、結果が付いてくるようになると、確固たる自信を取り戻し、元のグリップに戻したスウィングに自信が持てるようになったことで完全復活に成功。これまでにPGAツアーで13勝(2022年6月6日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人となっています。
アイアンショットのクオリティの高さとプレースタイルの特徴でもあるセンスを感じるショートゲームの上手さはPGAツアー屈指である一方、ドライバー・ショットの精度に課題が残っています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離23位(308.6y)フェアウェイキープ率128位(57.82%)パーオン率24位(70.60%)SG:パッティング(-0.131)とティーショットとパッティングに苦労していた印象です。
2021-2022シーズンは、18試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り5回、トップ25入り8回とまずまずの結果を残していますが、良し悪しがはっきりしています。
9大会連続9回目の出場となる今大会での成績は、2017年大会での優勝を含むトップ10入り4回と素晴らしい結果を残しています。
パワーランキングは6位。
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(30歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2010年アジア・パシフィックア・マチュアで日本人として初優勝を含む2連覇を達成し、2011年マスタ-ズ・トーナメントで日本人初のローアマチュアを獲得するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで9年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2013-2014シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide Insurance」で初優勝を飾り、3年間のシード権を獲得。2016-2017シーズンには、世界ゴルフ選手権で優勝したアジア人初のプレーヤーとなり、年間3勝をあげ、世界ランキング2位まで上り詰めました。
その後、通算5勝を飾る活躍を見せる中、2020-2021シーズン4月に行われたメジャー・トーナメント「マスターズ・トーナメント」で初のタイトルを獲得し、日本人初の男子メジャー・チャンピオンになりました。更に、ケリー・ミドルコフ(アメリカ)、ジャック・ニクラス(アメリカ)、ベン・クレンショー(アメリカ)、タイガー・ウッズ(アメリカ)、フィル・ミケルソン(アメリカ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)に次ぐ、ロー・アマチュア獲得からチャンピオンになった7番目のプレーヤーとなりました。
また、ダスティン・ジョンソンに次いで、デビュー以来、8年連続でツアーチャンピオンシップに進出し、大記録と言える素晴しい成績を残しています。
抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げます。
2020-2021シーズンは、平均飛距離62位(299.9y)フェアウェイキープ率80位(62.25%)パーオン率69位(67.03%)とショットは良し悪しが頻繁に見られ、SG:パッティング(-0.433)とパッティングが決まらない印象でした。
2021-2022シーズンは、17試合に出場し、「ZOZOチャンピオンシップ」と「Sony Open in Hawaii」の優勝2回を含むトップ10入り6回、トップ25入り9回、賞金ランキング9位・フェデックスカップポイントランキング8位という結果を残しています。
3大会ぶり7回目の出場となる今大会での最高成績は2013年大会の6位タイですが、前哨戦では予選落ちを喫しています。
海外メジャー4大会(マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権)のタイトルをすべて獲得すること。
【キャリア・グランドスラム達成した選手】
●ジーン・サラゼン(アメリカ)
●ベン・ホーガン(アメリカ)
●ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)
●ジャック・ニクラウス(アメリカ)
●タイガー・ウッズ(アメリカ)
【キャリア・グランドスラム達成に必要なタイトル】
◎ロリー・マキロイ(マスタ-ズ)
◎フィル・ミケルソン(全米オープン)
◎ジョーダン・スピース(全米プロゴルフ選手権)
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全英オープンゴルフのテレビ放送
【地上波】テレビ朝日系列にて全ラウンド生中継放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】テレビ朝動画でライブ配信!!
生:生中継
【地上波】テレビ朝日系列
7月14日(木) 第1日
- 23:21~28:00 生
7月15日(金) 第2日
- 23:15~27:55 生
※延長あり
7月16日(土) 第3日
- 23:00~28:00 生
※延長あり
7月17日(日) 第4日(最終日)
- 21:55~27:00 生(一部地域を除く)
※延長あり
【CS放送】ゴルフネットワーク
全ラウンド生中継!! ※日本時間
7月14日(木) 第1日
- 14:30~28:00 生
※延長あり
7月15日(金) 第2日
- 14:30~28:00 生
※延長あり
7月16日(土) 第3日
- 18:00~28:00 生
※延長あり
7月17日(日) 第4日 (最終日)
- 17:00~27:00 生
※延長あり
※スカパー!からゴルフネットワークを視聴する方法は公式サイトスカパー!でご確認下さい。
【動画配信】テレ朝動画
マルチアングル配信
松山英樹密着カメラもあり!
7月14日(木) 第1日
- 18:00~28:00(17:30開場)
7月15日(金) 第2日
- 17:50~28:00(17:20開場)
7月16日(土) 第3日
- 18:15~28:00(17:45開場)
7月17日(日) 第4日 (最終日)
- 15:15~27:00(14:45開場)
※詳しくはテレ朝動画の公式サイトでご確認下さい。
全英オープンゴルフ 試合結果
コース | Yardage | Par |
オールドコース (Old Course) |
7,313 | 72 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:03(16:03)
C.スミス/B.ケプカ/S.パワー
08:14(16:14)
F.モリナリ/T.フリートウッド/星野 陸也
09:58(17:58)
C.モリカワ/R.マキロイ/X.シャウフェレ
10:09(18:09)
S.ローリー/J.トーマス/V.ホブランド
10:20(18:20)
W.ザラトリス/松山英樹/T.フィナウ
10:31(18:31)
K.キスナー/C.カーク/金谷拓実
13:15(21:15)
D.ジョンソン/A.スコット/M.リーシュマン
13:26(21:26)
S.シェフラー/J.ニーマン/T.ハットン
13:48(21:48)
K.ナ/比嘉一貴/E.ファン・ロイエン
14:15(22:15)
今平周吾/J.スクリブナー/D.ロー
14:26(22:26)
A.アンサー/桂川有人/E.グリジョ
14:37(22:37)
L.ウーストハイゼン/H.イングリッシュ/中島啓太(アマ)
14:59(22:59)
T.ウッズ/M.フィッツパトリック/M.ホーマ
15:10(23:10)
J.スピース/J.ラーム/H.バーナーIII
15:21(23:21)
P.キャントレー/S.バーンズ/M.ペレイラ
※時差:日本は8時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月14日(木)の06:35だと日本時間7月14日(木)の14:35あたり、現地時間7月14日(木)の16:16だと日本時間7月15日(金)の00:16になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | キャメロン・ヤング | -8 | 64 |
2 | ロリー・マキロイ | -6 | 66 |
T3 | キャメロン・スミス | -5 | 67 |
ロバート・ディンウィディー | -5 | 67 | |
T5 | バークレー・ブラウン(アマ) | -4 | 68 |
カート・キタヤマ | -4 | 68 | |
リー・ウェストウッド | -4 | 68 | |
ブラッド・ケネディ | -4 | 68 | |
ヴィクトル・ホブランド | -4 | 68 | |
テイラー・グーチ | -4 | 68 | |
ダスティン・ジョンソン | -4 | 68 | |
スコッティ・シェフラー | -4 | 68 | |
T35 | 松山 英樹 | -1 | 71 |
桂川 有人 | -1 | 71 | |
T55 | 中島 啓太(アマ) | E | 72 |
T77 | 比嘉 一貴 | +1 | 73 |
T101 | 金谷 拓実 | +2 | 74 |
T119 | 星野 陸也 | +3 | 75 |
152 | 今平 周吾 | +8 | 80 |
【詳細】
松山 英樹
4バーディ、3ボギー(71)
桂川 有人
4バーディ、3ボギー(71)
中島 啓太(アマ)
5バーディ、5ボギー(72)
比嘉 一貴
3バーディ、4ボギー(73)
金谷 拓実
4バーディ、3ボギー、1トリプルボギー(74)
星野 陸也
3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(75)
今平 周吾
2バーディ、8ボギー、1ダブルボギー(80)
11時00分時点での天候はくもり、気温15.0℃、湿度80%、風速5.8m/s(西北西)というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド1日目が行われた。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、ツアー・ルーキーながら今季2位3回・3位2回を含むトップ10入り5回と優勝こそ無いものの、ここまで素晴らしい結果を残しているキャメロン・ヤング。
タフな2番と3番のPar4でそれぞれ8.2mと3.0mのパットを決めて連続バーディの好スタートを切ったキャメロン・ヤングは、2オンに成功した5番Par5と2打目を2.1mにつけた6番Par4でも連続バーディ。更に1オン可能な9番Par4でグリーン奥から2打目のアプローチをよせてバーディを奪うと、折り返した11番Par3では7.6m、距離の短い12番Par4でもグリーン左奥からのアプローチを1.2mによせて連続バーディ。その後、2オンしながら3パットのパーとした14番Par5と2打目をピンそばにつけた16番Par4でチャンスを活かせず、5ホールをパーで通過し迎えた最終18番Par4でグリーン奥から2打目のアプローチを2.1mによせてバーディフィニッシュ。安定感のあるプレーでボギーフリーとなる8バーディ(64)でラウンド、8アンダー単独トップで初日を終えた。
5番Par5からの3連続バーディを含む7バーディ、1ボギー(66)でラウンドしたロリー・マキロイが2014年以来となる今大会2勝目に向け、トップと1打差の単独2位の好位置で初日を終えた。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは4アンダー・5位タイ、出場した3大会連続優勝を狙うザンダー・シャウフェレが3アンダー・13位タイ、連覇を目指すコリン・モリカワはイーブンパー・55位タイで初日を終えた。
セント・アンドリュース・リンクスのオールド・コースで2度(2000年と2005年)の優勝を飾っているタイガー・ウッズは、3バーディ、5ボギー、2ダブルボギー(78)と崩れ、6オーバー・146位タイと大きく出遅れた。
3番Par4で3パットのボギーと出だしからつまずいた松山英樹だったが、2オンに成功した5番Par5でバーディを奪うと、8番Par3ではティーショットをピンそば1.5mにつけバーディ。1オン可能な9番Par4で2打目のミスからスコアを伸ばせなかったものの、折り返した12番Par4でグリーン奥からのアプローチを2.4mにつけバーディ。その後、56.4mのバーディパットから3パットした13番Par4とグリーン奥の道路上からのアプローチをよせきれなかった17番Par4でボギーを叩いたものの、1オンに成功した最終18番Par4でバーディフィニッシュ。4バーディ、3ボギー(71)とスコアを1つ伸ばし、1アンダー・35位タイで初日を終えた。
1番Par4で5.2mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切った桂川有人は、4番Par4と5番Par5で連続ボギーを叩いたものの、7番Par4で4.6mのバーディパットを決めてパープレーで折り返すと、1オン可能な12番Par4でバーディ。その後16番Par4で3パットのボギーを叩いたものの、最終18番Par4でアプローチをよせてバーディフィニッシュ。4バーディ、3ボギー(71)とスコアを1つ伸ばし、1アンダー・35位タイで初日を終えた。
2打目をクリークに打ち込んだ1番とショットが乱れた2番、3パットの3番のPar4で3連続ボギーと出だしからつまずいたアマチュアの中島啓太だったが、4番Par4で5.5mのバーディパットを決めると、折り返した10番と12番のPar4でバーディ。13番Par4でボギーを叩くものの、14番Par5でバウンスバックに成功。その後16番Par4でボギーとし迎えた最終18番Par4で1オンに成功しバーディフィニッシュ。5バーディ、5ボギー(72)のイーブンパー・55位タイで初日を終えた。
出だしからボギーとバーディが繰り返される出入りの激しいゴルフを見せる比嘉一貴は、6番Par4で17.7mのバーディパットを決めたものの、前半スコアを1つ落として折り返す。後半に入ると、前半とは打って変わりアプローチをよせてバーディとした12番Par4とボギーを叩いた15番Par4の2ホールだけスコアが動くに留まり、初日を3バーディ、4ボギー(73)の1オーバー・77位タイで終えた。
2番Par4でショットの乱れから3オン4パットのトリプルボギー、更に3番と4番のPar4で連続ボギーと序盤から大きくスコアを落とした金谷拓実だったが、7番Par4でバーディを奪うと、1オンに成功した12番Par4と14番Par5でもバーディ。15番Par4で3パットのボギーを叩いたものの、17番Par4で18.6mのパットを決めてバーディ。4バーディ、3ボギー、1トリプルボギー(74)とスコアを2つ落としたものの、後半盛り返し、2オーバー・101位タイで初日を終えた。
直前での出場となった星野陸也は、5番Par5で左に曲げたティーショットから2打目、3打目とミスか重なり4オン2パットのボギーを叩くと、8番Par3でもボギー。9番と折り返した12番のPar4でともにアプローチをよせてバーディを奪うものの、13番と3パットした16番のPar4でボギー、タフな17番Par4でダブルボギー。最終18番Par4で1オンに成功しバーディでホールアウトしたものの、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(75)とスコアを3つ落とし、3オーバー・119位タイで初日を終えた。
1番Par4で3パットのボギー、ショットが乱れた2番Par4ではダブルボギー、直後の3番Par4から3連続ボギーと大きくつまずくスタートとなった今平周吾は、その後もショットに精彩を欠き、7番と折り返した12番のPar4、14番Par5でボギー。15番Par4で5.5mのパットを決めて最初のバーディを奪うものの、17番Par4では3パットのボギー。最も優しい最終18番Par4をバーディでホールアウトしたものの、2バーディ、8ボギー、1ダブルボギー(80)とスコアを8つ落とし、8オーバー・152位で初日を終えた。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:14(16:14)
D.ジョンソン/A.スコット/M.リーシュマン
08:25(16:25)
S.シェフラー/J.ニーマン/T.ハットン
08:47(16:47)
K.ナ/比嘉一貴/E.ファン・ロイエン
09:14(17:14)
今平周吾/J.スクリブナー/D.ロー
09:25(17:25)
A.アンサー/桂川有人/E.グリジョ
09:36(17:36)
L.ウーストハイゼン/H.イングリッシュ/中島啓太(アマ)
09:58(17:58)
T.ウッズ/M.フィッツパトリック/M.ホーマ
10:09(18:09)
J.スピース/J.ラーム/H.バーナーIII
10:20(18:20)
P.キャントレー/S.バーンズ/M.ペレイラ
13:04(21:04)
C.スミス/B.ケプカ/S.パワー
13:15(21:15)
F.モリナリ/T.フリートウッド/星野 陸也
14:59(22:59)
C.モリカワ/R.マキロイ/X.シャウフェレ
15:10(23:10)
S.ローリー/J.トーマス/V.ホブランド
15:21(23:21)
W.ザラトリス/松山英樹/T.フィナウ
15:32(23:32)
K.キスナー/C.カーク/金谷拓実
※時差:日本は8時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月15日(金)の06:35だと日本時間7月15日(金)の14:35あたり、現地時間7月15日(金)の16:16だと日本時間7月16日(土)の00:16になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | キャメロン・スミス | -13 | 64 |
2 | キャメロン・ヤング | -11 | 69 |
T3 | ロリー・マキロイ | -10 | 68 |
ヴィクトル・ホブランド | -10 | 66 | |
5 | ダスティン・ジョンソン | -9 | 67 |
T6 | スコッティ・シェフラー | -8 | 68 |
ティレル・ハットン | -8 | 66 | |
T8 | テイラー・グーチ | -7 | 69 |
アダム・スコット | -7 | 65 | |
パトリック・キャントレー | -7 | 67 | |
サヒス・ティーガラ | -7 | 68 | |
T18 | 桂川 有人 | -5 | 68 |
T55 | 松山 英樹 | -1 | 72 |
T84 | 金谷 拓実 | +1 | 71 |
T107 | 中島 啓太(アマ) | +3 | 75 |
T117 | 星野 陸也 | +4 | 73 |
T125 | 比嘉 一貴 | +5 | 76 |
T146 | 今平 周吾 | +8 | 72 |
【詳細】
桂川 有人
5バーディ、1ボギー(68)
松山 英樹
3バーディ、3ボギー(72)
金谷 拓実
2バーディ、1ボギー(71)
中島 啓太(アマ)
2バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(75)
星野 陸也
2バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(73)
比嘉 一貴
2バーディ、6ボギー(76)
今平 周吾
2バーディ、1ダブルボギー(72)
予選CUTライン:E
金谷拓実、中島啓太(アマ)、星野陸也、比嘉一貴、今平周吾、C.モリカワ、B.ケプカ、P.ミケルソン、T.ウッズは予選落ちとなりました。
12時00分時点での天候はくもり、気温15.0℃、湿度86%、風速6.3m/s(北西)というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド2日目が行われた。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、今季2勝(THE PLAYERS Championship、Sentry Tournament of Champions)を含むPGAツアー5勝を誇るキャメロン・スミス。
1番から3番のPar4でそれぞれ14.3m、5.2m、3.7mを決めて3連続バーディの好スタートを切ったキャメロン・スミスは、2打目をピンそば1.8mにつけた7番Par4と8.8mを決めた8番Par3で連続バーディ。更に折り返した10番Par4で1オンから6つ目のバーディを奪うと、14番Par5では19.5mと距離のある大きく左に曲がるラインを読み切りイーグル。最終18番Par4でスコアを伸ばせなかったものの、ボギーフリーとなる1イーグル、6バーディ(64)をマーク、好調なパッティングでスコアを8つ伸ばし、通算13アンダー単独トップで決勝ラウンド進出を決めた。
2番Par4でボギー先行のスタートとなったキャメロン・ヤングは、グリーン右サイドから直接決めた4番Par4と2オンに成功した5番Par5で連続バーディを奪うと、9番Par4では2打目をピンそば2.4mにつけバーディ。折り返してからチャンスを活かせない展開の中、14番Par5でアプローチをよせてバーディ。続く15番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、最終18番Par4でバーディフィニッシュ。2日目は5バーディ、2ボギー(69)とスコアを3つしか伸ばせずトップを明け渡したものの、通算11アンダー・2打差の単独2位で決勝ラウンド進出を決めた。
トップと3打差の3位タイには、10番Par4からの3連続バーディを含む6バーディ、2ボギー(68)でラウンドした2014年以来となる今大会2勝目を目指すロリー・マキロイと15番Par4でピンまで残り139yを直接決めてイーグルを奪うなど、1イーグル、6バーディ、2ボギー(66)でラウンドしたヴィクトル・ホブランドが通算10アンダーで並んだ。
通算9アンダー・4打差の単独4位には、安定したプレーを続けているダスティン・ジョンソン、通算8アンダー・6位タイには、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーがつけた。一方で連覇を目指すコリン・モリカワは1オーバー・84位タイで予選落ちとなった。
セント・アンドリュース・リンクスのオールド・コースで2度(2000年と2005年)の優勝を飾っているタイガー・ウッズは、2日目も1バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(75)とスコアを落とし、通算9オーバー・148位タイで予選落ちとなった。
1アンダー・35位タイからスタートした桂川有人は、出だしの1番Par4で3パットのボギーを叩いたものの、続く2番Par4で2.1mを決めてバウンスバックに成功すると、2オンに成功した5番Par5と1オンに成功した9番Par4、4.0mを決めた10番Par4でバーディ。その後も危なげない安定したゴルフでパープレーを続ける中、最終18番Par4でも確実にバーディを奪いホールアウト。5バーディ、1ボギー(68)でラウンド、通算5アンダー・18位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
1番と3番のPar4でそれぞれ2.1m、8.3mのバーディパットを決めて好スタートを切った松山英樹だったが、2打目をポットバンカーに入れた5番Par5とアプローチをよせきれなかった10番Par4でスコアを伸ばせない展開の中、9ホールをパーで通過し迎えた13番Par4でティーショットをポットバンカーに入れてボギーを叩くと、アプローチをよせきれなかった16番と3パットを喫した17番のPar4で連続ボギー。最終18番Par4をバーディでホールアウトしたものの、3バーディ、3ボギー(72)とスコアを伸ばせず、通算1アンダー・55位タイで予選ラウンドを終えた。
予選通過へ向けて巻き返しが期待された金谷拓実は、5番Par5で2オンに成功しながら3パットのパーと序盤からスコアを伸ばせない展開が続く中、7番Par4で5.8mを決めてバーディを先行させると、9番Par4でもグリーン左サイドから11.9mを直接決めてバーディ。予選通過ラインまで浮上するものの、折り返した12番Par4で絶好のバーディチャンスを外すと、直後の13番Par4で3パットのボギー。その後はチャンスを活かせずホールアウト。2日目は2バーディ、1ボギー(71)とスコアを1つ伸ばしたものの、過去2大会と同じく今大会も予選カットラインに1打及ばず、通算1オーバー・84位タイで大会を終えた。
予選通過が期待された中島啓太(アマ)だったが、4番Par4でのボギー後の5番Par5で2オンからバウンスバックに成功、9番Par4でも1オンに成功しバーディとスコアを1つ伸ばし折り返したものの、12番Par4でティーショットを低木の中に打ち込みダブルボギー。更に13番と15番のPar4でもショットが乱れボギーを叩くと、上り3ホールでスコアを伸ばせずホールアウト。2バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(75)とスコアを3つ落とし、通算3オーバー・107位タイで予選落ちとなった。
出だしのチャンスを活かせなかった星野陸也は、4番Par4でアプローチをよせきれずボギー先行のスタート。続く5番Par5で2オンからバウンスバックに成功するものの、直後の6番Par4で4パットのダブルボギー。その後、7ホールをパーで通過し迎えた14番Par5で1.5mを決めてバーディを奪うものの、上り4ホールでスコアを伸ばせずホールアウト。2バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(73)とスコアを1つ落とし、通算4オーバー・117位タイで予選落ちとなった。
初日上々の滑り出しを切った比嘉一貴だったが、2日目は出だしの1番Par4で2.1mのパットを決めてバーディを先行させるものの、2番Par4でショットの乱れからボギーを叩くと、6ホール連続パーで通過し迎えた9番Par4でティーショットをポットバンカーに入れてボギー。更にティーショットをポットバンカーに入れた12番Par4と3パットを喫した13番Par4、ティーショットを右に曲げて打ち直しとなった14番Par5で3連続ボギー。16番Par4でも3パットのボギーを叩くと、最終18番Par4をバーディでホールアウトしたものの、2バーディ、6ボギー(76)とスコアを4つ落とし、通算5オーバー・125位タイで予選落ちとなった。
初日大きく出遅れ、予選通過へ巻き返しが必要な今平周吾は、チャンスを活かせずに8ホール連続パーで通過し迎えた9番Par4で1オンに成功、2パットのバーディを奪ったものの、折り返した後半もスコアを伸ばせない展開の中、タフな17番Par4でショットの乱れからダブルボギー。最終18番Par4で1オンからバーディでホールアウトしたものの、2バーディ、1ダブルボギー(72)とスコアを伸ばせず、通算8オーバー・146位タイで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
10:30(18:30)
松山英樹/D.デシャンボー
11:15(19:15)
J.トーマス/J.コクラック
12:55(20:55)
S.ガルシア/W.ザラトリス
13:35(21:35)
H.バーナーIII/J.ラーム
14:20(22:20)
桂川有人/A.アンサー
15:15(23:15)
P.キャントレー/A.スコット
15:35(23:35)
S.シェフラー/D.ジョンソン
15:45(23:45)
V.ホブランド/R.マキロイ
15:55(23:55)
C.ヤング/C.スミス
※時差:日本は8時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月16日(土)の08:35だと日本時間7月16日(土)の16:35あたり、現地時間7月16日(土)の15:55だと日本時間7月16日(土)の23:55になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ヴィクトル・ホブランド | -16 | 66 |
ロリー・マキロイ | -16 | 66 | |
T3 | キャメロン・ヤング | -12 | 71 |
キャメロン・スミス | -12 | 73 | |
T5 | キム・シウ | -11 | 67 |
スコッティ・シェフラー | -11 | 69 | |
7 | ダスティン・ジョンソン | -10 | 71 |
T8 | トミー・フリートウッド | -9 | 66 |
マシュー・フィッツパトリック | -9 | 69 | |
アダム・スコット | -9 | 70 | |
T55 | 桂川 有人 | -2 | 75 |
80 | 松山 英樹 | +3 | 76 |
【詳細】
桂川 有人
2バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(75)
松山 英樹
3バーディ、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギー(76)
19時00分時点での天候はくもり、気温17.8℃、湿度89%、風速1.3m/s(南)というコース・コンディションの中、83名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップタイに並んだのは、今季1勝(World Wide Technology Championship at Mayakoba)を含むPGAツアー3勝のヴィクトル・ホブランドと今季2勝と好調を維持し、2014年以来となる今大会2勝目を目指すロリー・マキロイ。
3番と4番のPar4でそれぞれ11.6m、12.8mのロングパットを決め、5番Par5では2オンに成功、6番Par4でも5.8mのパットを決め、4連続バーディと絶好のスタートを切ったヴィクトル・ホブランドは、ショットが乱れながら見事なアプローチを見せた7番Par4と8番Par3、1オンに成功しながら3パットを喫した9番Par4をパーで通過し迎えた10番Par4で4.3mのバーディパットを決めると、その後タフな17番Par4で2打目をグリーン奥に外したものの、見事なアプローチからパーセーブに成功するなど7ホールをパーで通過、迎えた最終18番Par4で1オン2パットのバーディフィニッシュ。3日目はボギーフリーとなる6バーディ(66)でラウンド、安定感のあるプレーでスコアを6つ伸ばし、通算16アンダー・トップタイでラウンドを終えた。
チャンスを活かせなかったものの、出だしから安定感のあるスタートを切ったロリー・マキロイは、2オンに成功した5番Par5と2打目をピンそば1.8mにつけた6番Par4で連続バーディを奪うと、9番Par4では1オンに成功しバーディ。更に折り返した10番Par4ではピンまで残り27.0yと距離のあるグリーン手前のポットバンカーから直接決めてイーグル。その後、14番Par5でも2オンからバーディ。タフな17番Par4で2打目をグリーンオーバー、道路パスからのアプローチをよせきれずボギーとしたものの、最終18番Par4で2打目をピンそば61cmによせてバーディフィニッシュ。持ち味の飛距離とショット力で3日目も1イーグル、5バーディ、1ボギー(66)とスコアを6つ伸ばし、同組のヴィクトル・ホブランドとともに通算16アンダーで並んだ。
トップと4打差の3位タイには、5バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)とスコアを1つしか伸ばせなかったキャメロン・ヤングと2バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(73)とスコアを1つ落としたキャメロン・スミスの最終組でラウンドした2名が通算12アンダーで並んだ。
通算11アンダー・5位タイには、2020-2021シーズン「The American Express」以来となるPGAツアー4勝目を狙う韓国のキム・シウと世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー。通算10アンダー・単独7位には元世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンがつけた。
通算5アンダー・18位タイからスタートした桂川有人は、出だしから危なげないスタートを切ったものの、5番Par5で3打目がグリーン手前の傾斜で戻されると、4打目はグリーンの傾斜に流されてポットバンカー、5オンから2パットのダブルボギー。続く6番Par4でも3パットのボギーとスコアを3つ落とす展開で折り返す。なかなかチャンスを活かせない中、後半は13番Par4で3パットのボギーを叩いたものの、14番Par5で2オンからバウンスバック、同様にタフな17番Par4でボギーを叩いたものの、最終18番Par4で1オンからバウンスバックでホールアウトするなどパープレー。しかし、3日目は2バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(75)とスコアを3つ落とし、通算2アンダー・55位タイに後退した。
決勝ラウンドでの巻き返しが期待された松山英樹だったが、4番Par4でグリーン奥からのアプローチをよせきれずボギーを叩くと、6番Par4ではティーショットを右サイドの低木の中に打ち込み、ドロップ後の3打目でグリーンを捉えたものの、4パットのトリプルボギー。直後の7番と9番のPar4でそれぞれ1.2mと4.6mのバーディパットを決めてスコアを2つ戻したものの、折り返した11番Par3でポットバンカーからの2打目をよせきれずボギー。更に14番Par5では2打目をグリーン手前のポットバンカーに打ち込み、3打目がグリーンの傾斜で戻されて出すことが出来ず4オン、そこから3パットのダブルボギー。最終18番Par4で4.0mのバーディパットを決めてホールアウトしたものの、なかなかショットとパッティングがかみ合わず、3日目は3バーディ、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギー(76)とスコアを4つ落とし、通算3オーバー・80位でラウンドを終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:40(15:40)
松山英樹/D.ロー
09:05(17:05)
L.ファン・メイジェル/桂川有人
13:15(21:15)
B.デシャンボー/F.モリナリ
14:00(22:00)
P.キャントレー/J.スピース
14:10(22:10)
A.スコット/M.フィッツパトリック
14:20(22:20)
T.フリートウッド/D.ジョンソン
14:30(22:30)
S.シェフラー/キム・シウ
14:40(22:40)
C.スミス/C.ヤング
14:50(22:50)
R.マキロイ/V.ホブランド
※時差:日本は8時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月17日(日)の07:20だと日本時間7月17日(日)の15:20あたり、現地時間7月17日(日)の14:50だと日本時間7月17日(日)の22:50になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | キャメロン・スミス | -20 | 64 |
2 | キャメロン・ヤング | -19 | 65 |
3 | ロリー・マキロイ | -18 | 70 |
T4 | トミー・フリートウッド | -14 | 67 |
ヴィクトル・ホブランド | -14 | 74 | |
T6 | ブライアン・ハーマン | -13 | 66 |
ダスティン・ジョンソン | -13 | 69 | |
T8 | ブライソン・デシャンボー | -12 | 66 |
パトリック・キャントレー | -12 | 68 | |
ジョーダン・スピース | -12 | 68 | |
T47 | 桂川 有人 | -5 | 69 |
T68 | 松山 英樹 | -2 | 67 |
【詳細】
桂川 有人
5バーディ、1ダブルボギー(69)
松山 英樹
7バーディ、2ボギー(67)
14時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温23.9℃、湿度59%、風速4.5m/s(南)というコース・コンディションの中、83名による決勝ラウンド最終日が行われた。
バックナインでの見事なプレーにより今大会を制したのは、今季2勝(THE PLAYERS Championship、Sentry Tournament of Champions)を含むPGAツアー5勝を誇るキャメロン・スミス。
2番Par4で2.4mを決めてバーディ先行のスタートを切ったキャメロン・スミスは、2オンに成功した5番Par5でもバーディ。その後、なかなかチャンスを掴めず、辛抱する展開が続く中、折り返した10番Par4でグリーン手前から2打目のアプローチを1.5mにつけバーディを奪うと、11番Par3では4.9mを決めて連続バーディ。更に3.4mを決めた12番と5.5mの左に曲がるラインを読み切った13番のPar4、そしてグリーン奥から3打目のアプローチをパターで1.5mによせた14番Par5でもチャンスをものにして圧巻の5連続バーディ。終盤のタフな17番Par4では見事な3打目のアプローチと3.0mのパーパットを決めてピンチを切り抜けると、最終18番Par4でグリーン手前からパターでのアプローチをピンそば61cmにつけバーディフィニッシュ。最終日はボギーフリーとなる8バーディ(64)でラウンド、スコアを8つ伸ばし、セント・アンドリュース・リンクスのオールド・コースで行われた2000年大会でタイガー・ウッズが記録した通算19アンダーを1打更新する通算20アンダー逆転優勝。メジャー・トーナメント初優勝を含む今季3勝、PGAツアー6勝目を挙げた。
1番Par4で3パットのボギーと出だしからつまずいたキャメロン・ヤングは、2.7mと4.0mを決めた3番と4番のPar4、2オンに成功した5番Par5で3連続バーディを奪うと、7番Par4でも1オン2パットのバーディ。9番Par4でティーショットのトラブルからボギーを叩いたものの、折り返した10番Par4で1オン2パットのバーディでバウンスバックに成功。その後、2.7mを決めた13番Par4と14番Par5で連続バーディ、更に最終18番Par4で5.2mのイーグルパットを決めてホールアウト。最終日は1イーグル、7バーディ、2ボギー(65)でラウンドし、通算19アンダーまでスコアを伸ばしたものの、優勝に1打及ばず単独2位で2021-2022シーズン最後のメジャー・トーナメントを終えた。
トップタイでスタートしたロリー・マキロイだったが、最終日はチャンスにつける場面も少なく、4.0m前後のパットもなかなか決まらずとボギーは叩かなかったものの、バーディは5番Par5と10番Par4の2つに留まり、通算18アンダー・単独3位でフィニッシュ。2014年以来となる今大会2勝目は成らなかった。
ロリー・マキロイと同じくトップタイでスタートしたヴィクトル・ホブランドは、1バーディ、3ボギー(74)とスコアを2つ落とし、通算14アンダー・4位タイで大会を終えた。
目標の1つでもある15位タイ以内を目指して最終日に挑んだ桂川有人は、ティーショットをポットバンカーに入れた2番Par4のピンチを7.2mのパットを決めてパーで凌ぐと、3番Par4で2打目をピンそば61cmにつけバーディ。続く4番Par4で2打目をグリーン奥のポットバンカーに入れるミスから4オン2パットのダブルボギーを叩いたものの、3日目とは違い2オンに成功した5番Par5と4.0mを決めた6番Par4、2打目をピンそば1.5mにつけた7番Par4で3連続バーディ。一気に流れを掴んで後半を迎えたものの、14番Par5での2オン2パットのバーディが1つと最終18番Par4を含むチャンスホールでスコアを伸ばすことが出来ず、3日目は5バーディ、1ダブルボギー(69)とスコアを3つ伸ばすに留まり、通算5アンダー・47位タイでホールアウト。15位タイ以内でのフィニッシュは叶わなかったものの、4日間を通じて安定感のある素晴らしいプレーを披露した。
3オーバー・80位からスタートした松山英樹は、1番Par4で2打目をクリークに打ち込んだものの、ピンまで18.0yのドロップした4打目を直接決めてパーセーブに成功すると、3番Par4で2打目をピンそば30cmにつけバーディ。更に2オンに成功した5番Par5と2打目をピンそば1.5mにつけた6番Par4で連続バーディを奪うと、9番Par4では1オンに成功しながら3パットを喫し、パーとしたものの、前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入っても良い流れから2.7mを決めた10番と2打目をピンそば91cmにつけた12番のPar4でバーディを奪うと、3パットを喫した13番Par4でボギーを叩いたものの、続く14番Par5で2オン2パットのバウンスバックに成功。その後、タフな17番Par4でもこの日3度目の3パットからボギーを叩いたものの、最終18番Par4でグリーン手前から61cmによせてバーディフィニッシュ。素晴しいショット力を見せた最終日は7バーディ、2ボギー(67)とスコアを5つ伸ばし、通算2アンダー・68位タイまで順位を上げ、2021-2022シーズン最後のメジャー・トーナメントを終えた。
全選手の結果
※The Open 公式サイト参照
※2022年大会(2021-2022シーズン)
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