2022年6月2日(木)~6月5日(日)にかけてアメリカ・オハイオ州ダブリンにあるミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブ(Muirfield Village Golf Club)で開催される2021-2022シーズンの第33戦「ザ・メモリアル・トーナメント(the Memorial Tournament presented by Workday)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは松山英樹が出場
※松山英樹は2014年大会の初出場から9大会連続9回目の出場となります。
ザ・メモリアル・トーナメント
1976年に初開催されて以来、47回目を迎える今大会は、メジャー18勝を含むPGAツアー73勝、そしてマスターズのような大会を作りたいと始めた「帝王ジャック・ニクラス」ゆかりの大会であり、タイガー・ウッズが3連覇(1999年大会~2001年大会)を含む最多5勝を挙げている大会としても知られています。
【ジャック・ニクラス】
・PGAツアー:73勝(歴代3位)
・メジャー:18勝(歴代1位)
・マスターズ:6勝
・全米オープン:4勝
・全米プロゴルフ選手権:5勝
・全英オープン:3勝
【大会ホスト名/招待大会】
・アーノルド・パーマー
「Arnold Palmer Invitational」
・ジャック・ニクラス
「the Memorial Tournament」
・タイガー・ウッズ
「The Genesis Invitational」
最多優勝5回を誇るタイガー・ウッズを始め、2勝のジャック・ニクラス、トム・ワトソン、ヘイル・アーウィン、グレッグ・ノーマンと言ったレジェンドが優勝者に名を連ねる中、日本人の松山英樹が2014年大会でPGAツアー初優勝を飾った大会でもあります。
直近では2019年大会と2021年大会でパトリック・キャントレーが2回の優勝を飾っています。
会場となるのは、初開催から変わらず「ミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブ(Muirfield Village Golf Club)」になります。
賞金総額は$12,000,000、優勝者には2024-2025シーズンまでの3年間のシード権、フェデックスカップポイントが550ポイントと3つのトーナメント(マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権、2023年大会のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ)の出場権が付与(予定)されます。
世界ランキング2位のジョン・ラームを始め、今季好調のキャメロン・スミスや連覇を目指すパトリック・キャントレーなど世界ランキングトップ10から7名、更に怪我から復帰してきたブライソン・デシャンボーやルーキーながら素晴しい活躍を見せているデービス・ライリーといった若手まで多彩なプレーヤーが揃った強力なフィールドとなっています。
日本からは2014年大会以来となる2回目の優勝を狙う松山英樹が出場します。
※世界ランキングは2022年5月29日時点
【パワー・ランキング】
1位:ジョン・ラーム
2位:ロリー・マキロイ
3位:パトリック・キャントレー
4位:マシュー・フィッツパトリック
5位:シェーン・ローリー
6位:ジョーダン・スピース
7位:ザンダー・シャウフェレ
8位:コリン・モリカワ
9位:松山 英樹
10位:キャメロン・ヤング
11位:マックス・ホーマ
12位:ウィル・ザラトリス
13位:パトリック・リード
14位:デービス・ライリー
15位:ヴィクトル・ホブランド
ザ・メモリアル・トーナメント 開催会場
【アメリカ・オハイオ州ダブリン】
ミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブ(Muirfield Village Golf Club)
コース | Yardage | Par |
ミュアフィールド・ビレッジGC (Muirfield Village Golf Club) |
7,533 | 72 |
アメリカ・オハイオ州ダブリンにある「ミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブ」は、メジャー18勝を含むPGAツアー73勝と輝かしい実績を持つ帝王ジャック・ニクラスの最高傑作と呼ばれる美しいプライベート・コースです。
1974年にジャック・ニクラスによって設計され、2020年に同人物による大幅な改修(18ホール中16ホールで改修、12番、14番のみ改修なし)が行われたコースは今後数年、改修の必要のないぐらいの仕上がりとなっています。
1972年に建設がスタートされ、1974年に正式にオープンし、数多くのシーンが演出されてきたコースは、全体的な美しさとリスク&リワードが活かされたレイアウト、最新のバンカーなど常に進化しています。
【特徴のあるホール】
・2番Par4:池とクリークが絡み正確なショットが要求される。
・5番Par4:フェアウェイを二分するクリークと小さく起伏の大きなグリーン。
・10番Par4:パワーと精度が求められる打ち上げのタフなPar4。
・12番Par3:手前が池で美しいPar3。
・14番Par4:1999年、2004年にタイガー・ウッズがグリーン奥からアプローチを決めたホール。
・15番Par5:大改修が行われ、チャレンジングなホールに変貌。
・16番Par3:池の絡む最も難しいホールの1つ。
・18番Par4:最も難しい右ドッグレッグ。
【芝の種類】
・フェアウェイ:ベント
・ラフ:ケンタッキー・ブルーグラス/ライ/フェスキュー
・グリーン:ベント
Hole | Yardage | Par |
1 | 490 | 4 |
2 | 459 | 4 |
3 | 392 | 4 |
4 | 210 | 3 |
5 | 547 | 5 |
6 | 455 | 4 |
7 | 582 | 5 |
8 | 200 | 3 |
9 | 417 | 4 |
10 | 472 | 4 |
11 | 588 | 5 |
12 | 180 | 3 |
13 | 455 | 4 |
14 | 360 | 4 |
15 | 561 | 5 |
16 | 200 | 3 |
17 | 485 | 4 |
18 | 480 | 4 |
OUT | 3,752 | 36 |
IN | 3,781 | 36 |
Total | 7,533 | 72 |
ザ・メモリアル・トーナメント スケジュール
2022年6月2日(木)~6月5日(日)
6月2日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
6月3日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
6月4日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
6月5日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
ザ・メモリアル・トーナメント 賞金
【賞金総額】
$12,000,000
【優勝賞金 】
$2,160,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した120名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2022年5月29日時点
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
国籍:スペイン
生年月日:1994年11月10日(27歳)
身長:188.0cm
体重:99.8kg
① PGAツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2014年の世界アマチュア選手権で優勝、2015年には、世界アマチュア・ランキング1位とマーク H.マコーマック・メダルを受賞、更に、2015年と2016年には、史上初となる男子のアマチュアゴルファーで最高の選手に授与されるベン・ホーガン・アワードを2回受賞、2016年の全米オープンでローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、スペシャル・テンポラリー・メンバーとして、2015-2016シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで7年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2016-2017シーズンの「Farmers Insurance Open」で初優勝を飾ると、2019-2020シーズンには、「the Memorial Tournament presented by Nationwide」と「BMW Championship」を含む年間2勝をあげ、4年連続4回目のツアーチャンピオンに出場しました。
その後もPGAツアーとヨーロピアンツアーで活躍を見せる中、2020-2021シーズンの6月に行われたメジャー・トーナメント「全米オープン」でメジャー初タイトルを獲得、セベ・バレステロス以来となるスペイン勢2人目の世界ランキング1位を経験するなど、世界屈指のプレーヤーとなっています。
恵まれた体格から生み出されるパワーを活かし、コンパクトなスウィングながら平均309.0yの飛距離と安定感抜群のアイアンショット、メンタル面の充実により世界のトップにまで上り詰めました。
2020-2021シーズンは、平均飛距離19位(309.0y)パーオン率2位(71.93%)と抜群のショット力を活かしたプレーで1ラウンドあたりのバーディ数(4.51)平均スコア1位(69.300)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。
2021-2022シーズンは、12試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り5回、トップ25入り8回と実力通りの安定した結果を残しています。
3大会連続4回目の出場となる今大会での成績は、2020年大会での優勝、翌年の2021年大会では3日目を終えて2位に6打差をつけトップ(3日目終了時点で棄権)と好成績を残しています。相性の良い大会で前回大会の悔しさを晴らし、2度目の優勝を手にすることが出来るのか注目されます。
パワーランキングは1位。
キャメロン・スミス (Cameron Smith)
国籍:オーストラリア
生年月日:1993年8月18日(28歳)
身長:180.3cm
体重:78.0kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2013シーズンにPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」に参戦、2014シーズンには「アジアン・ツアー」で活躍、2014-2015シーズンに非会員としてPGAツアーに参戦し「全米オープン」で4位タイに入るなどの活躍を見せ、スペシャル・テンポラリー・メンバーを獲得。その後スペシャル・テンポラリー・メンバーとして2014-2015シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2015-2016シーズンには、トップ10入り0回、予選落ち11回と苦労したものの、2016-2017シーズンのペアマッチ「Zurich Classic of New Orleans」でPGAツアー初優勝を飾り、2年間のシード権を手にすると、2019-2020シーズン「Sony Open in Hawaii」でPGAツアー2勝目。その後も「Zurich Classic of New Orleans」で再び優勝を飾るなど、安定した成績を残しています。
パッティングの上手さに加え、ショットのクオリティもレベルアップし、総合的に安定した高いレベルのゴルフを見せています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離85位(297.9y)パーオン率103位(65.72%)のショット力に対して、平均パット1位(1.689)、SG:パッティング(0.573)で10位とパッティングが素晴しく、バーディ・アベレージも4.48で4位に入っています。
2021-2022シーズンは、11試合に出場し「Sentry Tournament of Champions」そしてビッグタイトルとなる「THE PLAYERS Championship」での優勝2回を含むトップ10入り5回、トップ25入り8回と素晴らしい結果を残し、ここまでフェデックスカップポイントランキング3位、賞金ランキング2位につけています。
6大会連続7回目の出場となる今大会での成績は、60位台2回、予選落ち4回と大会との相性は良くありませんが、今季の好調さとここまでのBIRDIE AVERAGE1位、SCORING AVERAGE2位という爆発力で優勝争いに絡めるか注目されます。
パワーランキングは選出されず。
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
国籍:アメリカ
生年月日:1997年2月6日(25歳)
身長:175.3cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:1勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日系4世でアマチュア時代には、世界アマチュアランキング1位も獲得し、2018-2019シーズン6月にプロに転向、PGAツアーに参戦すると、タイガー・ウッズが1997年8月に記録した25戦連続予選通過の最長記録に次ぐ22戦連続予選通過を記録するなど目覚ましい活躍をみせています。
更に、プロ転向後、僅か29試合目、しかもメジャー・トーナメント2戦目でメジャー・タイトル「全米プロゴルフ選手権」を獲得すると、2020-2021シーズンには「全英オープン」も制し、これまでにメジャー・トーナメント2勝を含むPGAツアー5勝を飾っています。
2021年10月17日時点で世界ランキング3位につけており、今後も注目度が最も高いプレーヤーの1人でしょう。
平均的な飛距離と身長175.3cmと決して大きくはない体格でありながらプレーに自信と品を感じ、技術的にクオリティが高く、メンタル面でもポジティブであり、平常心で戦える力を持ち合わせていて、マネジメントに関してもクレバーさを感じさせます。一方で、唯一のウィークポイントとなっているのがパッティングとなります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離112位(295.2y)ながら、パーオン率5位(70.80%)、SG:APPROACH THE GREEN(1.170)で1位、SG:TEE-TO-GREEN(1.528)で2位とショットに関しては世界トップクラスに対して、SG:PUTTING(-0.457)で178位とパッティングに課題を残したシーズンとなりました。
2021-2022シーズンは、12試合に出場し、2位2回を含むトップ10入り6回と優勝こそ無いものの、安定感抜群の結果を残しています。しかし「Masters Tournament」以降の4試合ではトップ25以下と結果を残せていません。
3大会連続3回目の出場となる今大会での成績は、プレーオフで敗れた前回大会での2位が最高成績となります。ショットは良いだけにパッティングがどれだけ決まるかがカギとなるでしょう。
パワーランキングは8位。
パトリック・キャントレー (Patrick Cantlay)
国籍:アメリカ
生年月日:1992年3月17日(30歳)
身長:182.9cm
体重:86.2kg
① PGAツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2021)
2011年の「SCGAアマチュア選手権」で優勝、「全米アマチュア選手権」で準優勝、同年の「全米オープン」でローアマチュアに輝くと、翌週に行われた「トラベラーズ選手権」の第2ラウンドでPGAツアーの歴史の中でアマチュアとして史上最少スコアとなる「60」をマーク。世界トップランクのアマチュアとしてマーク H.マコーマック・メダルを獲得、更にフレッド・ハスキンズ賞とジャック・ニクラス賞をダブル受賞。翌年の2012年「マスタ-ズ・トーナメント」でもローアマチュアに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで9年目のシーズンを迎えます。
プロ転向後、本格参戦となった2013-2014シーズンは僅か5試合の出場に留まり、その後も2013年に発覚した背骨の疲労骨折の影響により2014-2015シーズンは1試合、2015-2016シーズンは出場なしと怪我に苦しむ中、2016-2017シーズンで2位1回と3位タイ1回を含むトップ10入り4回を果たし、カムバックに成功、2017-2018シーズンの「Shriners Hospitals for Children Open」でプレーオフを制し、PGAツアー初優勝を飾っています。
その後、2018-2019シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide」での2勝目を皮切りに、2020-2021シーズンには地元で行われた「ZOZO CHAMPIONSHIP @ SHERWOOD」とコリン・モリカワとのプレーオフを制して大会2勝目を飾つた「the Memorial Tournament presented by Nationwide」更にプレーオフ・シリーズ第2戦「BMW Championship」と最終戦「TOUR Championship」を制し、2016-2017シーズンのジャスティン・トーマスとダスティン・ジョンソン以来となる1シーズンで4回以上の勝利を収め、年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の栄光を手にしています。
これまでにPGAツアーで7勝(2022年5月30日時点)を挙げている世界トップクラスのプレーヤーの1人となっています。
ショットのクオリティの高さとショートゲームの上手さはPGAツアーの中でもトップクラスの実力を誇り、冷静な判断力も含めて安定感抜群のプレーを見せています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離50位(302.8y)フェアウェイキープ率101位(60.71)パーオン率10位(70.16%)SG:パッティング(0.402)と安定していました。
2021-2022シーズンは、11試合に出場し、優勝1回と2位2回を含むトップ10入り6回、トップ25入り6回とまずまずの結果を残し、全米プロゴルフ選手権では予選落ちを喫したものの、直近の3試合では優勝1回、2位1回と安定しています。
6大会連続6回目の出場となる今大会での成績は、2019年大会と前回大会の優勝2回を含むトップ5入り3回と素晴しく、今大会では連覇に期待がかかります。
パワーランキングは3位。
ロリー・マキロイ(Rory McIlroy)
国籍:北アイルランド
生年月日:1989年5月4日(33歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:20勝
② メジャー・トーナメント:4勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:2回(2016,2019)
2004年に優勝したジュニア・ライダーカップのヨーロッパ代表、2005年から2006年にかけてアイルランドの2つのアマチュア・タイトルを獲得、更に2006年8月にはヨーロピアン・アマチュア、2007年の全英オープンでローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、2007年にプロ転向、2010年シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで12年目のシーズンを迎えます。
2009年「Dubai Desert Classic」で欧州ツアー初優勝を飾ると、本格参戦となった2010年シーズンの「Quail Hollow Championship」でPGAツアー初優勝、翌年の2011年シーズンには、メジャー・トーナメント「全米オープン」でメジャー初タイトルを獲得。更に2012年シーズンには「全米プロゴルフ選手権」を制し、メジャー2勝目を獲得するなど、タイガー・ウッズの21歳5カ月16日に次ぐ、22歳10カ月という史上2番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上するとともにルーク・ドナルドに続く、欧米両ツアーでの賞金王も手にしています。
2013-14シーズンには2度目の「全米プロゴルフ選手権」制覇と「全英オープン」を制し、キャリア・グランドスラムへ向けて「マスタ-ズ・トーナメント」を残すのみとなりました。
その後も2015-2016シーズンと2018-2019シーズンに2度の年間王者に輝くなど、これまでにPGAツアーで20勝(2022年5月30日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人です。
PGAツアーのプレーヤーとしては小柄ながら抜群の飛距離とキレのある素晴しいスウィングから放たれるアイアンショットの高さとインパクト音は、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)と並び、高いレベルにあります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離2位(319.3y)ながら、フェアウェイキープ率145位(57.36%)パーオン率99位(65.77%)とショットのバラつきがはっきりと現れていました。一方で、1ラウンドあたりのバーディ数(4.51)とSG:トータルが7位(1.368)と高い数値を誇っています。
2021-2022シーズンは、8試合に出場し「THE CJ CUP @ SUMMIT」の優勝1回を含むトップ10入り5回、トップ25入り6回と安定した成績を残しています。
5大会連続11回目の出場となる今大会での成績は、トップ10入り5回と安定していますが、2019年大会からは結果に結びついていません。飛距離を活かしたプレースタイルがかみ合えば、今大会の初優勝も見えてくるでしょう。
パワーランキングは2位。
ジョーダン・スピース (Jordan Spieth)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年7月27日(28歳)
身長:185.4cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:13勝
② メジャー・トーナメント:3勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2015)
2009年の「AJGA Rolex Player of the Year」に選出、2009年と2011年に「全米ジュニア・アマチュア」を制し、タイガー・ウッズ以来2人目となる複数回優勝を成し遂げ、2012年の「全米オープン」でローアマチュアを獲得、世界アマチュアランキング1位に輝くなどアマチュア時代から活躍し、2013年シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで節目となる10年目のシーズンを迎えます。
プロ転向後、本格参戦となった2013年シーズンには10代で「John Deere Classic」を制するなど、初優勝1回を含むトップ10入り9回を達成、FedExCupを7位で終えるというPGAツアーの歴史の中でトップのルーキー・パフォーマンスを披露し「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に輝いています。
2014-2015シーズンには、タイガー・ウッズの大会記録に並ぶ通算18アンダーで4月の「マスタ-ズ・トーナメント」を初めて制すると、6月に行われた「全米オープン」も初制覇、9月に行われた「TOUR Championship by Coca-Cola」でも優勝し、メジャー・トーナメント2勝を含む歴史的なシーズン5勝を挙げ、ロリー・マキロイの22歳10カ月の記録を抜いて、タイガー・ウッズの21歳5カ月16日に次ぐ、22歳20日という史上2番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上、2014-2015シーズンの年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の栄光を手にしました。
2015-2016年シーズンの「マスタ-ズ・トーナメント」では、まさかの展開から史上4人目となる連覇を逃したものの、2016-2017シーズンには「全英オープン」のタイトルを獲得、メジャー通算3勝を挙げ、キャリア・グランドスラムへ向けて「全米プロゴルフ選手権」を残すのみとなりました。
その後、2018年のトレーニング中に右手を怪我し、グリップの形を変えたことによる影響で思ったようなスウィングが出来なくなり、スランプに陥りましたが、2020-2021シーズンに入り、結果が付いてくるようになると、確固たる自信を取り戻し、元のグリップに戻したスウィングに自信が持てるようになったことで完全復活に成功。これまでにPGAツアーで13勝(2022年5月30日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人となっています。
アイアンショットのクオリティの高さとプレースタイルの特徴でもあるセンスを感じるショートゲームの上手さはPGAツアー屈指である一方、ドライバー・ショットの精度に課題が残っています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離23位(308.6y)フェアウェイキープ率128位(57.82%)パーオン率24位(70.60%)SG:パッティング(-0.131)とティーショットとパッティングに苦労していた印象です。
2021-2022シーズンは、14試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り4回、トップ25入り6回とまずまずの結果を残し、直近の4試合では優勝1回、2位1回、トップ10入り1回と調子を上げています。
10大会連続10回目の出場となる今大会での成績は、2015年大会の3位タイを含むトップ10入り2回、トップ25入り6回と安定しています。直近の好調さを見ても今大会の優勝候補の1人と言って良いでしょう。
パワーランキングは6位。
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(30歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2010年アジア・パシフィックア・マチュアで日本人として初優勝を含む2連覇を達成し、2011年マスタ-ズ・トーナメントで日本人初のローアマチュアを獲得するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで9年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2013-2014シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide Insurance」で初優勝を飾り、3年間のシード権を獲得。2016-2017シーズンには、世界ゴルフ選手権で優勝したアジア人初のプレーヤーとなり、年間3勝をあげ、世界ランキング2位まで上り詰めました。
その後、通算5勝を飾る活躍を見せる中、2020-2021シーズン4月に行われたメジャー・トーナメント「マスターズ・トーナメント」で初のタイトルを獲得し、日本人初の男子メジャー・チャンピオンになりました。更に、ケリー・ミドルコフ(アメリカ)、ジャック・ニクラス(アメリカ)、ベン・クレンショー(アメリカ)、タイガー・ウッズ(アメリカ)、フィル・ミケルソン(アメリカ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)に次ぐ、ロー・アマチュア獲得からチャンピオンになった7番目のプレーヤーとなりました。
また、ダスティン・ジョンソンに次いで、デビュー以来、8年連続でツアーチャンピオンシップに進出し、大記録と言える素晴しい成績を残しています。
抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げます。
2020-2021シーズンは、平均飛距離62位(299.9y)フェアウェイキープ率80位(62.25%)パーオン率69位(67.03%)とショットは良し悪しが頻繁に見られ、SG:パッティング(-0.433)とパッティングが決まらない印象でした。
2021-2022シーズンは、14試合に出場し、「ZOZOチャンピオンシップ」と「Sony Open in Hawaii」の優勝2回を含むトップ10入り5回、トップ25入り8回、賞金ランキング5位・フェデックスカップポイントランキング5位と素晴らしい結果を残しています。
9大会連続9回目の出場となる今大会での成績は、ケビン・ナとのプレーオフを制し、PGAツアー初優勝を飾った2014年大会を含むトップ10入り3回、トップ25入り4回となっています。全米プロゴルフ選手権での不調がどこまで戻っているのか注目されます。
パワーランキングは9位。
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
ザ・メモリアル・トーナメントのテレビ放送
【BS放送】NHK BS1で3日目・最終日のラウンドをライブ放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド中継放送!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!
生:生中継
【BS放送】NHK BS1
6月5日(日) 第3日
- 05:00~07:00 (101ch) 生
6月6日(月) 第4日(最終日)
- 05:00~06:00 (101ch) 生
- 06:00~07:00 (SUB102ch) 生
【CS放送】ゴルフネットワーク
全ラウンド中継!! ※日本時間
6月3日(金) 第1日
- 09:00~12:00
6月4日(土) 第2日
- 09:00~12:00
6月5日(日) 第3日
- 08:00~11:00
6月6日(月) 第4日 (最終日)
- 10:30~14:30
※スカパー!からゴルフネットワークを視聴する方法は公式サイトスカパー!でご確認下さい。
【動画配信】GOLFTV
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
6月2日(木) 第1日
- 20:00~翌07:00 生
6月3日(金) 第2日
- 20:00~翌07:00 生
6月4日(土) 第3日
- 20:30~翌07:00 生
6月5日(日) 第4日 (最終日)
- 20:30~翌07:00 生
ザ・メモリアル・トーナメント 試合結果
コース | Yardage | Par |
ミュアフィールド・ビレッジGC (Muirfield Village Golf Club) |
7,533 | 72 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:00(21:00)
イ・キョンフン/S.パワー/M.リーシュマン
12:24(01:24)
C.トリンガーリ/M.ネスミス/D.ライリー
12:36(01:36)
X.シャウフェレ/V.ホブランド/M.フィッツパトリック
12:48(01:48)
J.ラーム/B.デシャンボー/S.ローリー
13:00(02:00)
松山英樹/R.マキロイ/P.リード
10番ホールスタート
07:36(20:36)
J.スピース/S.ストラカ/A.スコット
07:48(20:48)
C.スミス/J.ニーマン/A.アンサー
08:00(21:00)
M.ホーマ/P.キャントレー/C.モリカワ
08:12(21:12)
L.ハーバート/J.デイ/W.ザラトリス
12:24(01:24)
B.ホスラー/S.ティーガラ/T.ムーア
13:00(02:00)
イム・ソンジェ/L.グリフィン/C.コナーズ
13:24(02:24)
キム・シウ/G.ウッドランド/C.ホフマン
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月2日(木)の07:00だと日本時間6月2日(木)の20:00あたり、現地時間6月2日(木)の13:48だと日本時間6月3日(金)の02:48になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | キャメロン・ヤング | -5 | 67 |
ルーク・リスト | -5 | 67 | |
キャメロン・スミス | -5 | 67 | |
イ・キョンフン | -5 | 67 | |
マッケンジー・ヒューズ | -5 | 67 | |
デービス・ライリー | -5 | 67 | |
T7 | ウィル・ザラトリス | -4 | 68 |
デニー・マッカーシー | -4 | 68 | |
サヒス・ティーガラ | -4 | 68 | |
ウィンダム・クラーク | -4 | 68 | |
DQ | 松山 英樹 | E | 39 |
【詳細】
松山 英樹
1ボギー、1ダブルボギー(39)
13時00分時点での天候はくもり、気温20.0℃、湿度75%、風速3.6m/s(北西)というコース・コンディションの中、120名(1名失格)による予選ラウンド1日目が行われた。
大混戦となった予選ラウンド1日目を終えてトップに並んだのは、世界ランキング3位のキャメロン・スミスと今季1勝のルーク・リストとイ・キョンフン、PGAツアー1勝のマッケンジー・ヒューズに加え、ツアールーキーのキャメロン・ヤングとデービス・ライリーの6名。
前半1イーグル、3バーディとスコアを伸ばし、折り返した後半をパープレーでまとめたキャメロン・ヤングとイ・キョンフン、6バーディ、1ボギーでラウンドしたルーク・リスト、バーディを量産したキャメロン・スミスとマッケンジー・ヒューズ、3連続バーディを含む1イーグル、5バーディ、2ボギーでラウンドしたデービス・ライリーの6名が5アンダートップタイで並んだ。
1打差の7位タイには、今季も2位2回を含むトップ10入り6回を記録しているウィル・ザラトリスを始め、デニー・マッカーシーとウィンダム・クラーク、ツアールーキーのサヒス・ティーガラというPGAツアー初優勝を狙う4名が4アンダーで並んだ。
パワーランキング2位のロリー・マキロイとジョーダン・スピース、ザンダー・シャウフェレ、リッキー・ファウラーら13名が2アンダー・21位タイ、パワーランキング1位のジョン・ラームと連覇を目指すパトリック・キャントレーはイーブンパー・48位タイで初日のラウンドを終えた。
2014年大会以来となる大会2度目の優勝を目指す松山英樹は、2番Par4でティーショットを右サイドの池に打ち込むと、3打目もグリーン手前の傾斜から池の方へ転かり、橋の上に止まる運に助けられるものの、ダブルボギーと出だしからつまずく。その後、6番Par4でアプローチをよせきれずボギー、続く7番Par5で2オンしながら3パットのパーとチャンスと活かせないまま前半を終えたところで、ゴルフ規則4.1a(3)に該当する使用クラブのルール違反により失格となりました。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:24(20:24)
B.ホスラー/S.ティーガラ/T.ムーア
08:00(21:00)
イム・ソンジェ/L.グリフィン/C.コナーズ
08:24(21:24)
キム・シウ/G.ウッドランド/C.ホフマン
12:36(01:36)
J.スピース/S.ストラカ/A.スコット
12:48(01:48)
C.スミス/J.ニーマン/A.アンサー
13:00(02:00)
M.ホーマ/P.キャントレー/C.モリカワ
13:12(02:12)
L.ハーバート/J.デイ/W.ザラトリス
10番ホールスタート
07:24(20:24)
C.トリンガーリ/M.ネスミス/D.ライリー
07:36(20:36)
X.シャウフェレ/V.ホブランド/M.フィッツパトリック
07:48(20:48)
J.ラーム/B.デシャンボー/S.ローリー
08:00(21:00)
R.マキロイ/P.リード
13:00(02:00)
イ・キョンフン/S.パワー/M.リーシュマン
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月3日(金)の07:00だと日本時間6月3日(金)の20:00あたり、現地時間6月3日(金)の13:48だと日本時間6月4日(土)の02:48になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | キャメロン・スミス | -8 | 69 |
T2 | デニー・マッカーシー | -7 | 69 |
イ・キョンフン | -7 | 70 | |
T4 | デービス・ライリー | -6 | 71 |
キャメロン・ヤング | -6 | 71 | |
ジョナサン・ベガス | -6 | 69 | |
ルーク・リスト | -6 | 71 | |
ビリー・ホーシェル | -6 | 68 | |
T9 | アーロン・ワイズ | -5 | 69 |
ロリー・マキロイ | -5 | 69 | |
フランチェスコ・モリナリ | -5 | 68 | |
キース・ミッチェル | -5 | 69 |
予選CUTライン:+2
C.モリカワ、M.フィッツパトリックは予選落ち、松山英樹は1日目の途中で失格となりました。
13時00分時点での天候は晴れ、気温24.4℃、湿度34%、風速3.1m/s(北西)というコース・コンディションの中、118名(1名棄権)による予選ラウンド2日目が行われた。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、今季ここまで2勝を挙げ、フェデックスカップポイントランキングでも3位と好調を維持している世界ランキング3位のキャメロン・スミス。
トップタイでスタートしたキャメロン・スミスは、出だしの4ホールをパーで通過し迎えた5番Par5で3打目をピンそば86cmにつけバーディを奪う。続く6番Par4でフリンジから3パットのボギーを叩いたものの、7番Par5で3打目のアプローチをピンそば71cmによせてバウンスバックに成功。更に折り返した11番Par5で2.6mのパットを決めてバーディを奪うと、続く12番Par3ではグリーン左奥から下りの速くて難しいアプローチを直接決めて連続バーディ。その後はショットが乱れる場面も多かったものの、6ホールをパープレーで凌ぎ、ホールアウト。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率50.00% (9/18)と初日に続き、ショットに苦労したものの、ショートゲームとパッティングでスコアを作り、4バーディ、1ボギー(69)でラウンド、通算8アンダー単独トップで決勝ラウンド進出を決めた。
トップと1打差の2位タイには、5バーディ、2ボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、PGAツアー初優勝を狙うデニー・マッカーシーと「AT&T Byron Nelson」に続き、今季2勝目を狙うイ・キョンフンが通算7アンダーで並んだ。
今季ここまで2位1回、トップ10入り6回のデービス・ライリーと2位3回、3位2回、トップ10入り5回のキャメロン・ヤングの共に素晴しい成績を残しているツアールーキーの2名を含む5名が通算6アンダー・4位タイで並んだ。
パワーランキング2位のロリー・マキロイは、通算5アンダー・9位タイ、パワーランキング3位で連覇を狙うパトリック・キャントレーは、通算3アンダー・17位タイ、パワーランキング1位のジョン・ラームは、通算2アンダー・24位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
アダム・ハドウィンが16番Par3で自身初となるホールインワンを達成しています。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
09:40(22:40)
J.スピース/R.ファウラー
11:25(00:25)
J.ラーム/C.コナーズ
11:40(00:40)
W.ザラトリス/B.ホスラー
11:50(00:50)
A.アンサー/P.キャントレー
12:55(01:55)
A.ワイズ/R.マキロイ
13:15(02:15)
C.ヤング/J.ベガス
13:25(02:25)
イ・キョンフン/D.ライリー
13:35(02:35)
C.スミス/D.マッカーシー
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月4日(土)の07:35だと日本時間6月4日(土)の20:35あたり、現地時間6月4日(土)の13:35だと日本時間6月5日(日)の02:35になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ビリー・ホーシェル | -13 | 65 |
T2 | アーロン・ワイズ | -8 | 69 |
キャメロン・スミス | -8 | 72 | |
T4 | ダニエル・バーガー | -7 | 67 |
フランチェスコ・モリナリ | -7 | 70 | |
ジョナサン・ベガス | -7 | 71 | |
T7 | パトリック・キャントレー | -6 | 69 |
ホアキン・ニーマン | -6 | 70 | |
ルーク・リスト | -6 | 72 | |
デービス・ライリー | -6 | 72 | |
デニー・マッカーシー | -6 | 73 |
13時00分時点での天候は晴れ、気温25.0℃、湿度31%、風速1.3m/s(北北東)というコース・コンディションの中、70名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、PGAツアー6勝を誇るビリー・ホーシェル。
出だしの1番Par4でグリーン左サイドからのアプローチを直接決めてバーディ先行の好スタートを切ったビリー・ホーシェルは、5番Par5で3.2mのバーディパットを決めると、7番Par5の3打目と8番Par3のティーショットをそれぞれピンそば1.1mと1.9mにつけ連続バーディ。折り返した11番Par5でも3打目をピンそば86cmにつけバーディを奪うと、13番Par4では4.5mある下りの右に曲がるラインを読み切りバーディ。更に15番Par5では左サイドのグリーンとラフの境目から20.0mと距離のある下りの速いラインを確実によせて2パットのバーディを奪うと、難しい上り3ホールをパーでホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パット(1.571)と安定感抜群のプレーを見せ、ボギーフリーとなる7バーディ(65)をマーク、通算13アンダー単独トップで3日目のラウンドを終えた。
トップと1打差の2位タイには、4バーディ、1ボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、2017-2018シーズン「AT&T Byron Nelson」以来となるPGAツアー2勝目を狙うアーロン・ワイズと単独トップでスタートしたキャメロン・スミスが通算8アンダーで並んだ。
トップと6打差の4位タイには、復調が待たれるダニエル・バーガーとフランチェスコ・モリナリ、PGAツアー3勝のジョナサン・ベガスの3名が通算7アンダーで並んだ。
パワーランキング3位で連覇を狙うパトリック・キャントレーは、通算6アンダー・7位タイ、パワーランキング1位のジョン・ラームは、通算1アンダー・35位タイで3日目のラウンドを終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:25(21:25)
P.リード/R.ファウラー
10:10(23:10)
J.ラーム/M.ペレイラ
12:55(01:55)
P.キャントレー/J.ニーマン
13:05(02:05)
F.モリナリ/J.ベガス
13:15(02:15)
C.スミス/D.バーガー
13:25(02:25)
B.ホーシェル/A.ワイズ
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月5日(日)の07:25だと日本時間6月5日(日)の20:25あたり、現地時間6月5日(日)の13:25だと日本時間6月6日(月)の02:25になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ビリー・ホーシェル | -13 | 72 |
2 | アーロン・ワイズ | -9 | 71 |
T3 | パトリック・キャントレー | -7 | 71 |
ホアキン・ニーマン | -7 | 71 | |
T5 | マックス・ホーマ | -6 | 69 |
ウィル・ザラトリス | -6 | 70 | |
デニー・マッカーシー | -6 | 72 | |
サヒス・ティーガラ | -6 | 71 | |
ダニエル・バーガー | -6 | 73 | |
T10 | イム・ソンジェ | -4 | 69 |
ジョン・ラーム | -4 | 69 | |
ブレンダン・スティール | -4 | 71 |
13時00分時点での天候は晴れ、気温26.1℃、湿度34%、風速3.6m/s(南東)というコース・コンディションの中、70名による決勝ラウンド最終日が行われた。
アーロン・ワイズとの優勝争いを制したのは、2020-2021シーズン「World Golf Championships-Dell Technologies Match Play」以来となるPGAツアー7勝目を狙ったビリー・ホーシェル。
出だしの1番Par4で1.7mのバーディパットを外すなど、序盤の5ホールをパーで通過し迎えた6番Par4でラフからの2打目をグリーンオーバー、3打目のアプローチもよせきれずボギー先行のスタートとなったビリー・ホーシェルは、7番Par5でも2.3mのバーディチャンスを活かせず、前半スコアを1つ落として折り返す。10番Par4で2.4mバーディパットを決め、スコアをイーブンパーに戻して迎えた12番Par4でティーショットのミスからボギーを叩いたものの、13番と14番のPar4でそれぞれ3.4mと2.3mのパットを決めてパーで凌ぐと15番Par5で16.1mと距離のある下りの速い左に曲がるラインを読み切り、圧巻のイーグル。17番Par4でボギーを叩いたものの、最も難易度の高い最終18番Par4をパーでホールアウト。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率61.11% (11/18)ながら要所で素晴しいパッティングを見せ、1イーグル、1バーディ、3ボギー(72)でラウンド、通算13アンダーで優勝、PGAツアー7勝目を飾った。
トップと4打差の通算9アンダー単独2位には、4バーディ、3ボギー(71)とスコアを1つ伸ばし、2017-2018シーズン「AT&T Byron Nelson」以来となるPGAツアー2勝目を狙ったアーロン・ワイズが入った。
トップと6打差の3位タイには、ともにスコアを1つ伸ばした連覇がかかったパトリック・キャントレーと今季2勝目を狙ったホアキン・ニーマンが通算7アンダーで並んだ。
パワーランキング1位のジョン・ラームは、4番Par3からの4連続バーディを含む5バーディ、2ボギー(69)でラウンド、通算4アンダー・10位タイで4日間の大会を終えた。
ザンダー・シャウフェレとジョーダン・スピース、ロリー・マキロイといった実力者も通算2アンダー・18位タイで4日間の大会を終えた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
(最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
(パーオン時の平均パット数)
1位
ビリー・ホーシェル(Billy Horschel)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
61.11% (11/18) |
276.1y (311.0y) |
1.818 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
94.44% (17/18) |
277.3y (340.0y) |
1.765 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
286.0y (332.0y) |
1.818 |
ROUND4 | 57.14% (8/14) |
61.11% (11/18) |
300.7y (312.0y) |
1.571 |
TOTAL | 76.79% (43/56) |
73.61% (53/72) |
285.0y (340.0y) |
1.736 |
RANK | T11 | T1 | 82/T22 | 56 |
2位
アーロン・ワイズ(Aaron Wise)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
83.33% (15/18) |
301.9y (344.0y) |
1.800 |
ROUND2 | 50.00% (7/14) |
66.67% (12/18) |
291.8y (318.0y) |
1.500 |
ROUND3 | 57.14% (8/14) |
55.56% (10/18) |
303.9y (353.0y) |
1.500 |
ROUND4 | 64.29% (9/14) |
44.44% (8/18) |
294.2y (329.0y) |
1.600 |
TOTAL | 62.50% (35/56) |
62.50% (45/72) |
297.9y (353.0y) |
1.622 |
RANK | T68 | T18 | 32/9 | T7 |
3位タイ
パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
61.11% (11/18) |
301.2y (319.0y) |
1.818 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
298.7y (315.0y) |
1.583 |
ROUND3 | 42.86% (6/14) |
55.56% (10/18) |
313.4y (320.0y) |
1.833 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
319.5y (336.0y) |
1.400 |
TOTAL | 64.29% (36/56) |
62.50% (45/72) |
308.2y (336.0y) |
1.667 |
RANK | T54 | T18 | 9/T31 | T22 |
3位タイ
ホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
289.6y (322.0y) |
1.769 |
ROUND2 | 50.00% (7/14) |
66.67% (12/18) |
295.0y (333.0y) |
1.750 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
311.9y (334.0y) |
1.667 |
ROUND4 | 64.29% (9/14) |
83.33% (15/18) |
311.8y (349.0y) |
1.500 |
TOTAL | 64.29% (36/56) |
72.22% (52/72) |
302.1y (349.0y) |
1.673 |
RANK | T54 | T3 | 22/T11 | 26 |
DQ
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
※第1ラウンドのハーフターンをした時点で失格となっているため、STATISTICSはありません。
優勝したビリー・ホーシェルは、ティーショットからアイアンショットまで安定感があり、SCRAMBLING(84.21%)も素晴しく、パッティングに関しては要所で素晴しいパットを決めていた。2位のアーロン・ワイズはパッティングに対して、ショット、SCRAMBLING(66.67%)SAND SAVES(42.86%)の低さがスコアに繋がらなかった。
※2022年大会(2021-2022シーズン)
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