2023年シーズン ロッテ選手権のテレビ放送予定と試合結果【LPGA米国女子ツアー】

2023年4月12日(水)～4月15日(土)にかけて、アメリカ・ハワイ州オアフ島エワ・ビーチにあるホアカレイ・カントリークラブ（Hoakalei Country Club）で開催される2023年シーズンの第6戦「ロッテ選手権（LOTTE Championship presented by Hoakalei）」の大会概要、大会日程（スケジュール）、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。

日本勢は下記の8名が出場します。

【LPGAツアー】
・畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、上原彩子、勝みなみ、西村優菜、野村敏京

【JLPGAツアー】
・原英莉花（スポンサー推薦）

※畑岡奈紗：2017年大会の初出場から6大会連続6回目の出場
※古江彩佳：2022年大会の初出場から2大会連続2回目の出場
※渋野日向子：2021年大会の初出場から3大会連続3回目の出場
※上原彩子：2014年大会の初出場から2大会ぶり8回目の出場
※勝みなみ：2019年大会の初出場から4大会ぶり2回目の出場
※西村優菜：初出場
※野村敏京：2014年大会の初出場から9大会連続9回目の出場
※原英莉花：初出場

ロッテ選手権

2012年にハワイ州オアフ島にあるコオリナ・ゴルフクラブ（Ko Olina Golf Club）で第1回大会が行われ、同会場での8大会を経て、2021年にカポレイ・ゴルフクラブ（Kapolei Golf Club）で第9回大会を開催、そして節目となった2022年の第10回大会から会場をホアカレイ・カントリークラブ（Hoakalei Country Club）に移し、今回で11回目を迎える今大会は、ハワイで行われる唯一のLPGAツアーとして親しまれています。

第1回大会を制したのは、LPGAツアー9勝の実績を誇る日本の宮里藍。メジャー2勝のスーザン・ペターセンや2014年の全米女子オープン覇者であるミシェル・ウィー・ウェストと言った時代を築いたプレーヤーが優勝者に名を連ねる中、2018年大会と2019年大会で大会初の連覇を達成したカナダのブルック・ヘンダーソンが最多2回の優勝、カポレイ・ゴルフクラブで行われた2021年大会では、リディア・コがトーナメント・レコードとなる28アンダーを樹立し、2位に7打差をつける圧勝で3年ぶりの復活優勝を飾っています。

前回大会では、2日目からトップをキープしたキム・ヒョージュが、最終日も粘りのゴルフで渋野日向子の追い上げを振り切り、LPGAツアー5勝目を飾っています。

会場となるのは、2大会連続での開催となる「ホアカレイ・カントリークラブ（Hoakalei Country Club）」になります。

【大会記録】
・LOWEST 18 HOLE：62（-10）
　2017年大会：クリスティ・カー（Ko Olina Golf Club）
　2013年大会：リゼット・サラス（Ko Olina Golf Club）
・WINNING SCORE：260（-28）
　2021年大会：リディア・コ（Ko Olina Golf Club）　

今大会の賞金総額は$2,000,000、優勝者にはCME POINTS：500ポイントが付与される144名のプレーヤーによって、予選・決勝ラウンドを含む4日間72ホールのストローク・プレーで行われます。

次週行われる2023年シーズン最初のメジャーに向け、世界ランキング1位から6位までの選手が不在、そして同トップ30から僅か8名と誰が優勝してもおかしくない弱いフィールドとなっています。

日本勢では畑岡奈紗に加え、2年目のシーズンを迎える古江彩佳と渋野日向子、LPGAツアー経験の長い上原彩子と野村敏京、そしてツアールーキーの勝みなみと西村優菜、そしてスポンサー推薦の原英莉花の8名が出場します。

※世界ランキングは2023年4月10日時点

ロッテ選手権 開催会場

【アメリカ・ハワイ州オアフ島エワ・ビーチ】
ホアカレイ・カントリークラブ（Hoakalei Country Club）

オアフ島の南西部カラエロア空港に隣接する「ホアカレイ・カントリークラブ」は、住宅地の中にある自然の地形と池を活かした戦略性に富んだ景観の美しいプライベートコースとなっています。

2013年にメジャー4勝を含むPGAツアー19勝、2011年に世界ゴルフ殿堂入りも果たしたアーニー・エルスによって設計されています。

出場選手一覧

最終エントリーが確定した144名の出場選手は、PDFをご覧ください。

注目選手

※選手情報及び世界ランキングは2023年4月10日時点

畑岡 奈紗（Nasa Hataoka）

2015年と2016年のIMGアカデミー・世界ジュニア選手権で日本人初の2連覇を達成し、2016年の日本女子オープンで優勝、JLPGAのメジャー選手権で史上初のアマチュアで最年少18歳のチャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、7年目のシーズンを迎えます。

LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Walmart NW Arkansas Championship presented by P&G」でトーナメント・レコードの通算21アンダーでツアー初優勝を飾ると、年間2勝をあげる活躍を見せ、獲得賞金も100万ドルを超えました。

その後、2019年シーズンには、「Kia Classic」でツアー3勝目、2021年シーズンも2勝を飾り、LPGAツアー通算5勝をあげるものの、2018年の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」と2021年の「全米女子オープン」でともにプレーオフで敗れるなど、メジャータイトルには、惜しくも手が届いていません。

ショットの前に小刻みにジャンプする独特のルーティンを持ち、ショートゲームとパッティングのクオリティの高さが持ち味です。一方でショットには課題が残っています。

2022年シーズンは、平均飛距離33位（265.24y）パーオン率28位（72.63%）平均パット12位（29.27）とショット・パッティング共にまずまずの数値を記録、1ラウンドあたりの平均スコア14位（69.94）の優勝1回を含むトップ10入り7回、賞金ランキング13位（$1,402,138）CMEポイントランキングは13位（1,787）世界ランキング10位でシーズンを終えています。

2023年シーズンは、4試合に出場し、トップ10入り2回と上々の滑り出しを切っています。

6大会連続6回目の出場となる今大会での最高位は2018年大会の19位タイであるものの、予選落ち2回と相性が良い大会とは言えません。

古江 彩佳（Ayaka Furue）

ナショナル・チームで腕を磨き、2019年の富士通レディースで優勝、JLPGAツアー史上7人目のアマチュア・チャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後も2019年1回、2020年3回、2021年3回とJLPGAツアーで7勝を挙げ、統合された2020－2021シーズンには「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝く活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦し、2年目のシーズンを迎えます。

初出場となった2020年シーズンの「全米女子オープン」では予選落ちを喫したが、2021年シーズンに行われた2つのメジャー・トーナメント「AIG全英女子オープン」と「アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」では、それぞれ20位タイとキャリア最高の4位に入っています。

その後、ルーキー・イヤーとなった2022年シーズンにLPGAツアー1勝を飾る活躍を見せています。

フェアウェイを外さない正確なティーショットと安定感のあるショートアイアン、そして最大の持ち味は、パッティングのクオリティの高さと言えるでしょう。

2022年シーズンは、平均飛距離129位（248.65y）フェアウェイキープ率8位（84.04%）パーオン率34位（72.40%）Putts per GIRが26位（1.78）Putting Averageが29位（29.57）と持ち味を活かした数値でSCORING AVERAGEは21位（70.34）を記録、優勝1回を含むトップ10入り4回、賞金ランキングは29位（$957,831）CMEポイントランキングは17位（1,568）でした。

2023年シーズンは、5試合に出場し、3位2回を含むトップ10入り2回と好調な滑り出しを見せています。

2大会連続2回目の出場となる今大会での最高位は前回大会の67位タイとなっています。まだ結果が伴っていない中で迎える今大会でのプレーが注目されます。

渋野 日向子（Hinako Shibuno）

2018年にプロ転向、翌年（2019年）には、LPGA日本ツアーで「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2021年シーズンを終えてLPGA日本ツアーで6勝を挙げる活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦し、2年目のシーズンを迎えます。

ハイライトとなったのは、2019年の「AIG Women’s British Open」で海外メジャー・トーナメント初優勝。これは1977年の「KPMG Women’s PGA Championship」で優勝した樋口久子に次いで日本人2人目の快挙であり、2014年の「Amundi Evian Championship」で優勝したキム・ヒョージュに次いで、この10年でメジャー・デビューで優勝した2人目のプレーヤーです。

直後にLPGAツアーメンバーには加わらず、その後はスポット参戦を繰り返しながら、2021年12月に行われたLPGA最終予選会（Qシリーズ）を20位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。

ルーキー・イヤーとなった2022年シーズンは、2位1回と3位1回を含むトップ10入り5回がありながらも予選落ちが9回と苦労したシーズンでもありました。

今季から従来に近いスウィングに変更したことで安定感のあるショットが戻り、強気なパッティングとともに持ち味が活かされていると言えるでしょう。

2022年シーズンは、平均飛距離76位（257.65y）フェアウェイキープ率41位（77.26%）パーオン率71位（69.37%）Putts per GIRが88位（1.82）Putting Averageが77位（30.00）と数値は低く、SCORING AVERAGEも72位（71.37）のトップ10入り5回、賞金ランキングは27位（$1,011,830）CMEポイントランキングは36位（998）でした。

2023年シーズンは、4試合に出場し、トップ10入り1回という成績を残しています。

3大会連続3回目の出場となる今大会は、初出場となった前回大会での2位が最高位となります。スウィングにも安定感が出てきているだけに、LPGAツアー2勝目が期待されます。

最新の世界ランキングはこちらをご覧ください！

ロッテ選手権のテレビ放送

【BS放送】WOWOWが全ラウンド生中継放送！！
【動画配信】WOWOWオンデマンドで全ラウンドLIVE配信！！

【BS放送】WOWOW 

全ラウンド生中継！！ 　※日本時間

WOWOWプライム：191ch
WOWOWライブ：192ch
生：生中継

4月13日(木)　第1日

　08:00～12:15
　WOWOWライブ 生 

4月14日(金)　第2日

　08:00～12:15
　WOWOWライブ 生 

4月15日(土)　第3日

　08:00～12:30
　WOWOWライブ 生

4月16日(日)　第4日 （最終日）

　08:00～13:00
　WOWOWライブ 生 

【動画配信】WOWOWオンデマンド 

WOWOWオンデマンド：ライブ配信

・4月13日(木) 08:00～ 同時配信
・4月13日(木) 02:50～ 専用カメラ（古江彩佳、渋野日向子、原英莉花）

・4月14日(金) 08:00～ 同時配信
・4月14日(金) 07:45～ 専用カメラ（渋野日向子、古江彩佳、畑岡奈紗、原英莉花）

・4月15日(土) 08:00～ 同時配信
・4月15日(土) 05:15～ 専用カメラ（渋野日向子、古江彩佳、畑岡奈紗）

・4月16日(日) 08:00～ 同時配信
・4月16日(日) 04:20～ 専用カメラ（渋野日向子、畑岡奈紗）

※日本人選手の専用カメラによる配信、見逃し配信についてはWOWOW公式サイトをご覧ください。

ロッテ選手権 試合結果

最終日（決勝ラウンド）

※全選手のスタート時間は下記をご覧ください

【詳細】
畑岡 奈紗
2バーディ、4ボギー（74）

原 英莉花
5バーディ、2ボギー（69）

古江 彩佳
5バーディ、4ボギー（71）

西村 優菜
4バーディ、3ボギー（71）

渋野 日向子
4バーディ、5ボギー、1ダブルボギー（75）

13時00分時点での天候は晴れ、気温28.0℃、湿度51%、風速4.7m/s（北東）というコース・コンディションの中、73名による決勝ラウンド最終日が行われた。

最終18番Par5まで縺れた展開となった最終日、3名によるプレーオフでの優勝争いを制したのは、ツアールーキーでLPGAツアー初優勝を目指すグレース・キム。

出だしの1番と3打目のアプローチをよせた5番のPar5で確実にバーディを奪ったグレース・キムは、6番Par4で3打目のアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、折り返した10番と13番のPar4でともにロングパットを決めてバーディ。直後の14番Par4でティーショットのミスからボギーを叩いたものの、2打目をピンそばにつけた17番Par4とバンカーからの3打目をよせた最終18番Par5での連続バーディでトップに追いつきホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率77.78% (14/18)、平均パット（28）と安定したプレーで6バーディ、2ボギー（68）でラウンド、スコアを4つ伸ばし、通算12アンダーで3名によるプレーオフに進んだ。

18番Par5で行われたプレーオフ1ホール目、バンカーからの3打目をよせきれずパーで終えたリウ・ユと3打目のアプローチがグリーンオーバー、4オン2パットのボギーとしたソン・ユジンに対して、グリーン右奥からの3打目のアプローチをよせてバーディを奪ったツアールーキーのグレース・キムが、LPGAツアー3試合目で初優勝を飾った。

出だしの1番Par5でバーディを先行させたリウ・ユは、3番Par4と4番Par3、そして5番Par5で3連続バーディを奪って勢いに乗ると、折り返した10番Par4と11番Par5でも連続バーディ。更に14番と16番のPar4では、ともに2打目をピンそばにつけバーディを奪うなど、フェアウェイキープ率50.00% (7/14)に対して、パーオン率83.33% (15/18)、平均パット（25）とショットとパッティングに冴えを見せ、ボギーフリーとなる8バーディ（64）をマーク、クラブハウスリーダーとして後続を待つ展開の中、3名によるプレーオフに挑んだものの、初優勝には届かなかった。

単独トップで最終日を迎えたソン・ユジンは、2打目をピンそばにつけた3番Par4と長めのパットを決めた5番Par5でバーディを先行させると、9番Par3で3打目のアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、折り返した10番Par4で2打目をピンそばにつけバウンスバックに成功。その後はスコアを伸ばせず、トップと1打差で迎えた最終18番Par5でバンカーからの3打目をよせてバーディを奪い、プレーオフに持ち込んだものの、LPGAツアー本格参戦というビッグチャンスとなる初優勝には届かなかった。

短いパーパットを外した2番Par4と4打目のアプローチをよせきれなかった5番Par5でボギーが先行する展開を強いられた畑岡奈紗は、8番Par4でミドルパットを決めてバーディを奪ったものの、アプローチをミスした11番Par5と3パットを喫した12番Par3で連続ボギー。その後、16番Par4でミドルパットを決めてバーディを奪ったものの、フェアウェイキープ率100.00% (14/14)、パーオン率61.11% (11/18)、平均パット（30）の2バーディ、4ボギー（74）とスコアを崩し、通算5アンダー・16位タイでトーナメントを終えた。

2番Par4でボギーが先行した古江彩佳は、5番Par5と6番Par4でも連続ボギーを叩くと、8番Par4でのバーディ後の9番Par3でもアプローチをミスしてボギーを叩くなど、前半から大きくスコアを崩したものの、ミドルパットを決めた12番Par3、13番と14番のPar4で3連続バーディを奪うと、最終18番Par5をバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率100.00% (14/14)、パーオン率66.67% (12/18)、平均パット（28）の5バーディ、4ボギー（71）でラウンド、最終日5バーディ、2ボギー（69）とスコアを3つ伸ばした原英莉花と共に通算2アンダー・23位タイでトーナメントを終えた。

西村優菜は、4バーディ、3ボギー（71）とスコアを1つ伸ばし、通算イーブンパー・38位タイでトーナメントを終えた。

出だしの1番Par5で3打目をピンそばにつけバーディスタートとなった渋野日向子だったが、続く2番Par4で3打目のアプローチをよせきれずボギーを叩くと、5番Par5でミドルパットを決めてバーディを奪ったものの、7番と8番のPar4で連続ボギー。折り返した後半も10番Par4でのバーディ後の2打目を池に打ち込んだ11番Par5と12番Par3で連続ボギー。続く13番Par4でバーディと出入りの激しいプレーを展開する中、最終18番Par5でダブルボギーを叩くなど、フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率55.56% (10/18)、平均パット（30）の4バーディ、5ボギー、１ダブルボギー（75）とスコアを3つ落とし、通算2オーバー・57位タイでトーナメントを終えた。

3日目（決勝ラウンド）

※全選手のスタート時間は下記をご覧ください

【詳細】
畑岡 奈紗
3バーディ、2ボギー（71）

古江 彩佳
3バーディ、3ボギー（72）

渋野 日向子
3バーディ、4ボギー（73）

西村 優菜
1バーディ、1ボギー（72）

原 英莉花
3バーディ、5ボギー（74）

13時00分時点での天候は晴れ、気温28.0℃、湿度50%、風速5.0m/s（北東）というコース・コンディションの中、73名による決勝ラウンド3日目が行われた。

予選ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、LPGAツアー初優勝を目指すスポンサー推薦で出場している韓国のソン・ユジン。

トップタイからスタートし、出だしの1番Par5でバーディを先行させたソン・ユジンは、チャンスとピンチを迎えながらも、その後の11ホールをすべてパーで通過し、迎えた13番Par4で2打目をピンそばにつけバーディを奪うと、続く14番Par4でティーショットのミスから4オン1パットのボギーを叩いたものの、上り4ホールをパーでホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率72.22% (13/18)、平均パット（29）の2バーディ、1ボギー（71）でラウンド、スコアを1つ伸ばし、通算9アンダー・単独トップで3日目を終えた。

今季優勝こそ無いものの、2大会連続単独2位と好調なプレーを見せているジョージア・ホールは、4番Par3とグリーン手前からのアプローチをよせきれなかった7番Par4でボギーが先行したものの、ともにミドルパットを決めた9番Par3と折り返した10番Par4、そしてグリーン左奥からのアプローチをよせた11番Par5で3連続バーディを奪うと、13番Par4でも2打目をピンそばにつけバーディ。続く14番Par4でバンカーからよせられずボギーを叩いたものの、上り4ホールをパーでホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率83.33% (15/18)、平均パット（31）の4バーディ、3ボギー（71）とスコアを1つ伸ばし、ともにLPGAツアー初優勝を目指すツアールーキーのグレース・キムとリネア・ストロームと並び、通算8アンダー・2位タイで3日目を終えた。

出だしの2番Par4でミドルパットを決めてバーディ先行のスタートを切った畑岡奈紗は、惜しいチャンスを活かせない展開が続く中、8番Par4でミドルパットを決めてバーディを奪うなど、前半スコアを2つ伸ばして折り返すと、バンカーからよせきれなかった12番Par3とグリーン奥からのアプローチをよせきれなかった17番Par4でボギーを叩いたものの、最終18番Par5ではグリーン手前からのアプローチをよせてバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率83.33% (15/18)、平均パット（32）の3バーディ、2ボギー（71）でラウンド、通算7アンダー・5位タイで3日目を終えた。

3打目のアプローチをよせられなかった2番とティーショットを左サイドの池に打ち込んだ3番のPar4で連続ボギーを叩いた古江彩佳は、ミドルパットを決めた6番Par4と3打目をピンそばにつけた11番Par5のバーディでスタート時のスコアに戻すと、続く12番Par3でバンカーからよせられずボギーを叩いたものの、最終18番Par5でミドルパットを決めてバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率66.67% (12/18)、平均パット（29）の3バーディ、3ボギー（72）でラウンド、通算1アンダー・32位タイで3日目を終えた。

出だしの1番と5番のPar5でスコアを伸ばせなかった渋野日向子は、7番と8番のPar4でともにグリーン手前からのアプローチをよせられず連続ボギーを叩き、前半スコアを2つ落として折り返すと、長めのパットを決めた10番Par4と3打目をピンそばにつけた11番Par5、そしてティーショットをピンそばにつけた12番Par3で3連続バーディを奪ったものの、バンカーからのアプローチをよせられなかった15番Par3とティーショットのミスからパーパットも外れた17番Par4でボギーを叩くなど、フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率61.11% (11/18)、平均パット（30）の3バーディ、4ボギー（73）と3日目もスコアを1つ落とし、通算1アンダー・32位タイに後退した。

3日目は1バーディ、1ボギー（72）とスコアを伸ばせなかった西村優菜と3バーディ、5ボギー（74）とスコアを2つ落とした原英莉花がともに通算1オーバー・47位タイで3日目を終えた。

2日目（予選ラウンド）

【詳細】
畑岡 奈紗
6バーディ、4ボギー（70）

渋野 日向子
3バーディ、4ボギー（73）

古江 彩佳
5バーディ、1ボギー（68）

原 英莉花
4バーディ、3ボギー（71）

西村 優菜
3バーディ、1ボギー（70）

上原 彩子
1バーディ、6ボギー（77）

勝 みなみ
1バーディ、5ボギー、2ダブルボギー（80）

野村 敏京（WD）
1ボギー、2ダブルボギー（41）

予選CUTライン：+2
上原彩子、勝みなみ、野村敏京、チョン・インジは予選落ちとなりました。

13時00分時点での天候は晴れ、気温28.0℃、湿度53%、風速6.7m/s（東）というコース・コンディションの中、143名（2名棄権、2名途中棄権）による予選ラウンド2日目が行われた。

予選ラウンド2日目を終えてトップタイに並んだのは、ともにLPGAツアー初優勝を目指す2023年「Honda LPGA Thailand」で惜しくも2位に終わったものの、300yを超える圧倒的な飛距離を武器に抜群のポテンシャルを秘めているツアールーキーで今季最大の注目選手であるタイの20歳ナッタクリッタ・ウォンタウィラップとスポンサー推薦で出場している韓国のソン・ユジン。

トップと2打差の3位タイからスタートし、3番Par4でバーディを先行させたソン・ユジンは、その後の6ホールをパーで通過し、迎えた10番Par4と11番Par5で連続バーディを奪うと、13番Par4と距離のあるパットを決めた15番Par3でもバーディ。直後の16番Par4でボギーを叩いたものの、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率77.78% (14/18)、平均パット（28）と安定したプレーで5バーディ、1ボギー（68）でラウンド、通算8アンダー・トップタイで2日目を終えた。

トップタイからスタートしたナッタクリッタ・ウォンタウィラップは、4番Par3でボギーを叩くと、7番Par4でのバーディでスコアを戻した直後の8番Par4でボギーと前半はスコアを1つ落として折り返したものの、折り返した10番と13番のPar4、そして15番Par3でバーディを奪うなど、後半盛り返してホールアウト。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率83.33% (15/18)、平均パット（31）の4バーディ、2ボギー（70）とスコアを2つ伸ばし、通算8アンダー・トップタイで2日目を終えた。

トップと1打差の3位タイには、今季優勝こそ無いものの、2大会連続単独2位と好調なプレーを見せ、2日目はボギーフリーとなる6バーディ（66）でラウンドしたジョージア・ホールとLPGAツアー初優勝を目指すリネア・ストロームが、通算7アンダーで続いた。

出だしの1番とロングパットを決めた5番のPar5でバーディを先行させた畑岡奈紗は、8番Par4でグリーン手前からのアプローチをよせられずボギーを叩いた直後の9番Par3と折り返した10番Par4でそれぞれ距離のある右に曲がるラインと短いパットを決めて連続バーディを奪うなど、順調にスコアを伸ばしたものの、11番Par5とバンカーからよせきれなかった12番Par3で連続ボギーを叩くと、その後は16番Par4でバーディ、17番Par4でボギー、そして最終18番Par5でバーディと出入りの激しいプレーながらスコアを1つ伸ばしてホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率50.00% (9/18)、平均パット（25）の6バーディ、4ボギー（70）でラウンド、LPGAツアー初優勝を目指すグレース・キムやクリスティーナ・キムと並び、通算6アンダー・5位タイで2日目を終えた。

出だしの1番と5番のPar5でともに3打目をピンそばにつけバーディを先行させた渋野日向子だったが、3打目のアプローチをよせきれなかった6番Par4とティーショットを左サイドのレッドペナルティエリアに打ち込んだ9番Par3でボギーを叩くと、折り返した10番Par4で2打目をピンそばにつけバーディを奪ったものの、3パットを喫した15番Par3と3打目のバンカーショットをよせられなかった16番Par4で連続ボギーを叩くなど、フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率72.22% (13/18)、平均パット（30）の3バーディ、4ボギー（73）とスコアを1つ落とし、通算2アンダー・18位タイで2日目を終えた。

3番Par4と4番Par3で連続バーディを奪う好スタートを切った古江彩佳は、7番Par4でボギーを叩いたものの、9番Par3と折り返した10番Par4で連続バーディ。更に13番Par4でもスコアを伸ばすなど、フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率72.22% (13/18)、平均パット（27）と安定したプレーで5バーディ、1ボギー（68）でラウンド、4バーディ、3ボギー（71）でラウンドした原英莉花とともに通算1アンダー・27位タイで2日目を終えた。

初日出遅れたものの、2日目は3バーディ、1ボギー（70）とスコアを2つ伸ばした西村優菜は、通算1オーバー・46位タイで予選通過、一方で同じツアールーキーの勝みなみは、1バーディ、5ボギー、2ダブルボギー（80）と大きくスコアを崩し、同じく1バーディ、6ボギー（77）とスコアを落とした上原彩子とともに通算8オーバー・125位タイで予選落ちとなった。

初日を1オーバー・58位タイで終えた野村敏京だったが、2日目は1ボギー、2ダブルボギーとスコアを5つ落とし、前半を終えた時点で途中棄権となった。

1日目（予選ラウンド）

【詳細】
畑岡 奈紗
4バーディ（68）

渋野 日向子
6バーディ、1トリプルボギー（69）

原 英莉花
2バーディ、2ボギー（72）

勝 みなみ
3バーディ、3ボギー（72）

野村 敏京
3バーディ、2ボギー、１ダブルボギー（73）

西村 優菜
3バーディ、4ボギー、１ダブルボギー（75）

上原 彩子
1バーディ、2ボギー、１ダブルボギー（75）

古江 彩佳
2バーディ、3ボギー、1ダブルボギー（75）

13時00分時点での天候は晴れ、気温28.0℃、湿度56%、風速6.1m/s（東北東）というコース・コンディションの中、144名（1名途中棄権）による予選ラウンド1日目が行われた。

予選ラウンド1日目を終えてトップタイに並んだのは、ともにLPGAツアー初優勝を目指す2023年「Honda LPGA Thailand」で惜しくも2位に終わったものの、300yを超える圧倒的な飛距離を武器に抜群のポテンシャルを秘めているツアールーキーで今季最大の注目選手であるタイの20歳ナッタクリッタ・ウォンタウィラップとスウェーデンの23歳フリーダ・キンハルト。

10番Par4からスタートしたナッタクリッタ・ウォンタウィラップは、12番Par3でバーディを奪うと、18番Par5でも確実にバーディ。折り返した3番Par4で3つ目のバーディを奪うと、5番Par5ではイーグル。更に上りの9番Par3でもスコアを伸ばすなど、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率94.44% (17/18)、平均パット（31）と素晴らしいプレーを見せ、ボギーフリーとなる1イーグル、4バーディ（66）でラウンド、6アンダー・トップタイと好スタートを切った。

出だしの1番Par5でバーディ先行のスタートを切ったフリーダ・キンハルトは、3番Par4で2つ目のバーディを奪うと、5番Par5と6番Par4でも連続バーディ。9番Par3でボギーを叩いたものの、折り返した10番Par4でバウンスバックに成功すると、13番Par4と最終18番Par5でもバーディを奪ってフィニッシュ。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率83.33% (15/18)、平均パット（26）安定したプレーで7バーディ、1ボギー（66）とスコアを6つ伸ばし、6アンダー・トップタイで初日を終えた。

15番Par3でミドルパットを決めてバーディを先行させた畑岡奈紗は、18番Par5でも確実にバーディを奪うと、折り返した3番Par4とミドルパットを決めた4番Par3で連続バーディを奪うなど、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率77.78% (14/18)、平均パット（28）と安定したプレーでボギーフリーとなる4バーディ（68）でラウンド、LPGAツアー初優勝を目指すユ・ジンソンとベイリー・ターディ、そして大会連覇を目指すキム・ヒョージュと並び、4アンダー・3位タイで初日を終えた。

出だしの10番Par4でミドルパットを決めてバーディを先行させた渋野日向子は、2打目をピンそばにつけた14番Par4で2つ目のバーディを奪うと、ともにミドルパットを決めた18番と折り返した1番のPar5、ともに2打目をピンそばにつけた2番と3番のPar4で4連続バーディ。順調にスコアを伸ばす中で迎えた6番Par4でティーショットを右サイドの池に打ち込み、グリーン奥からの5打目のアプローチでもグリーンを捉えられず、6オン1パットのトリプルボギーを叩いたものの、フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率83.33% (15/18)、平均パット（29）と安定したプレーで6バーディ、1トリプルボギー（69）でラウンド、3アンダー・7位タイと好位置で初日を終えた。

2バーディ、2ボギーの原英莉花と3バーディ、3ボギーの勝みなみがともにイーブンパー・38位タイ、3バーディ、2ボギー、1ダブルボギー（74）でラウンドした野村敏京が1オーバー・58位タイで初日を終えた。

2打目を池に打ち込んだ17番Par4でダブルボギー、折り返した4番Par3と5番Par5でともに短いパーパットを外し連続ボギーとスコアを落とす展開を強いられた古江彩佳は、7番Par4でバーディを奪うものの、8番Par4でボギー。上りの9番Par3をバーディでホールアウトしたものの、フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率61.11% (11/18)、平均パット（33）の2バーディ、3ボギー、1ダブルボギー（75）とスコアを3つ落とし、3バーディ、4ボギー、１ダブルボギーでラウンドした西村優菜と1バーディ、2ボギー、1ダブルボギーでラウンドした上原彩子の2名とともに3オーバー・92位タイで初日を終えた。

STATISTICS

全選手の結果

【畑岡奈紗 渋野日向子】LPGA米国女子ツアー2023年シーズンの全日程とテレビ放送予定

LPGA米国女子ツアー2023年シーズンの全日程（スケジュール）・テレビ放送予定及び畑岡奈紗・渋野日向子ら日本人選手の出場する大会を紹介しています。

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2023.12.19