2022年シーズン ザ・シェブロン・チャンピオンシップのテレビ放送予定と試合結果【LPGA米国女子ツアー】

ザ・シェブロン・チャンピオンシップ ゴルフ
※当サイトはアフェリエイト広告が含まれています。

2022年3月31日(木)~4月3日(日)にかけてアメリカ・カリフォルニア州ランチョ・ミラージュにあるミッション・ヒルズ・カントリークラブ(Mission Hills Country Club)のダイナ・ショア・トーナメント・コース(Dinah Shore Tournament Course)で開催される2022年シーズン第7戦、メジャー・トーナメント「ザ・シェブロン・チャンピオンシップ(The Chevron Championship)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。

日本からは、畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、横峯さくらの5名が出場します。

※畑岡奈紗:2018年大会の初出場から5年連続5回目の出場
※笹生優花:2021年大会の初出場から2年連続2回目の出場
※古江彩佳:初出場
※渋野日向子:2020年大会の初出場から3年連続3回目の出場
※横峯さくら:2007年大会の初出場から3年ぶり8回目の出場

※笹生優花の国籍は、2022年シーズンから日本に登録が変更となりました。(LPGA公式サイトをもとにしています)

(2022.4.4)
・出場した全選手の最終結果(順位と獲得賞金)をPDFにて掲載しました。
・1位、2位、3位と日本人選手のSTATISTICSを掲載ました。
・ジェニファー・クプチョが逃げ切り、LPGAツアー初優勝。
・大会最終日の結果(トップ10と日本人選手)を掲載しました。
・渋野日向子が4位タイ、畑岡奈紗と笹生優花が17位タイ、古江彩佳が44位タイ。

(2022.4.3)
・大会最終日の全選手と日本人選手を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会3日目の結果(トップ10と日本人選手)を掲載しました。
・笹生優花が11位タイ、渋野日向子が21位タイ、古江彩佳が26位タイ、畑岡奈紗が52位タイ。

(2022.4.2)
・大会3日目の全選手と日本人選手を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会2日目の結果(トップ10と日本人選手)を掲載しました。
・渋野日向子が単独トップ、古江彩佳が29位タイ、笹生優花と畑岡奈紗が67位タイ。横峯さくらは94位タイで予選落ち。

(2022.4.1)
・大会2日目の全選手と日本人選手を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会1日目の結果(トップ10と日本人選手)を掲載しました。
・渋野日向子が10位タイ、畑岡奈紗と古江彩佳が27位タイ、横峯さくらと笹生優花は90位タイ。

(2022.3.30)
・大会1日目の全選手と日本人選手を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・最終エントリーが確定した115名の出場選手をPDFにて掲載しました。

(2022.3.28)
・放送予定を更新しました。
 
スポンサーリンク

ザ・シェブロン・チャンピオンシップ

1972年に第1回大会「Colgate Dinah Shore」としてスタート、1983年にメジャー・トーナメントに昇格し、今大会で51年目を迎える歴史と伝統のあるトーナメントであり、6度の大会名変更を繰り返しながらも多くのファンに愛される大会となっています。

【これまでの大会名称】
・「Colgate Dinah Shore」:1972-1981
・「Nabisco Dinah Shore」:1982-1999
・「Nabisco Championship」:2000-2001
・「Kraft Nabisco Championship」:2002-2014
・「ANA Inspiration」:2015-2021
・「The Chevron Championship」:2022-2027(予定)
※公式ホームページ参照

1972年に行われた第1回大会は、アメリカのジェーン・ブラロックが優勝。メジャー・トーナメントに昇格した1983年は、アメリカのエイミー・オルコットが優勝、最多優勝はアメリカのエイミー・オルコットとベッツィ・キング、2連覇(2001-2002)を達成したスウェーデンのアニカ・ソレンスタムの3回であり、2021年の前回大会は、タイの新星パティ・タヴァタナキットが、完全優勝(ワイアー・トゥー・ワイアー)を達成してメジャー初優勝を飾っています。

第7戦の舞台となるのは、今大会をもって最後の開催となるミッションヒルズ・カントリークラブ(Mission Hills Country Club)のダイナ・ショア・トーナメント・コース(Dinah Shore Tournament Course)になります。

※2023年からは、4月後半にヒューストンでの開催が濃厚となっています。

2008年に引退したトーナメント・ディレクターであるテリー・ウィルコックスにちなんで名付けられた18番グリーンを囲む「Poppie’s Pond(コンクリートで造られた人工の池)」への優勝者によるダイブと選手が18番グリーンに向かう橋で観客とハイタッチを行う姿も今大会の特徴の1つとなっています。

ちなみに、1988年の優勝者であるエイミー・オルコットが最初にダイブを行ったのが、最初の始まりとなっています。

今大会は、賞金総額:$5,000,000、CMEポイント:650、予選・決勝ラウンドを含む4日間72ホールのストローク・プレーで行われます。

世界ランキング1位のコ・ジンヨンを筆頭に、世界ランキング2位のネリー・コルダを除くトップ20から19名が出場する強力なフィールドとなっています。

日本からは畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、横峯さくらの5名が出場します。

※世界ランキングは2022年3月27日時点

スポンサーリンク

ザ・シェブロン・チャンピオンシップ 開催会場

【アメリカ・カリフォルニア州ランチョ・ミラージュ】
ミッションヒルズ・カントリークラブ(Mission Hills Country Club)

コース Yardage Par
ダイナ・ショア・トーナメントコース
(Dinah Shore Tournament Course)
6,842 72

 

カリフォルニア州ランチョミラージュにある「ミッションヒルズ・カントリークラブ、ダイナ・ショア・トーナメントコース」は、パーム・スプリングス国際空港から東に約10km、車で約12分の場所にあり、コーチェラ・バレーと言われる平原の中にある美しいゴルフコースです。また、絶景が見れる場所としても有名でハイキングや山登りも楽しめます。

1970年にデズモンド・ミュアヘッドによって設計され、コーチェラ・バレーで1番の評価を受けた名門コースであり、フェアウェイとラフ、グリーンとバンカー及び池によるコントラストが美しいです。一方で、風が吹くと一気に難しさが増す14番、15番、16番のティーショット、そしてアイランド・グリーンの18番Par5がキーとなります。

LPGAツアーでも屈指の距離を誇り、起伏の大きなフェアウェイとグリーン、深いラフ、左右のドッグレッグに加え、風の強さやピンの位置によって難易度が変化する難コースです。全体的に飛ばし屋に有利であることに変わりはありませんが、2019年優勝者コ・ジンヨンのように、状況変化に対応できるティーショットを含めた正確なショットとコースマネジメント能力が求められるでしょう。

【トーナメント・レコード】
・「-19」ドッティ・ペッパー(1999年)
・「62」ロレーナ・オチョア(2006年)、リディア・コ(2021年)

【特徴のあるホール】
・6番:ティーショットがカギ。
・14番から16番:風の影響を受けるティーショット。
・18番Par5:アイランドグリーン。

【芝の種類】
・フェアウェイ:ペレニアル・ライグラス
・ラフ:ペレニアル・ライグラス
・グリーン:ポアトリビアリス
Hole Yardage Par
1 379 4
2 521 5
3 438 4
4 418 4
5 185 3
6 394 4
7 395 4
8 171 3
9 539 5
10 385 4
11 546 5
12 398 4
13 428 4
14 149 3
15 409 4
16 419 4
17 179 3
18 489 5
OUT 3,440 36
IN 3,402 36
Total 6,842 72
※2022年 HOLE LOCATIONS

ザ・シェブロン・チャンピオンシップ スケジュール

2022年3月31日(木)~4月3日(日)

3月31日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
4月01日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
4月02日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
4月03日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)

ザ・シェブロン・チャンピオンシップ 賞金

【賞金総額】

 $5,000,000

【優勝賞金 】

 $750,000

※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。

 

出場選手一覧

最終エントリーが確定した115名の出場選手は、PDFをご覧ください。


注目選手

※選手情報及び世界ランキングは2022年3月28日時点

コ・ジンヨン(Jin Young Ko)
世界ランキング 1位
国籍:韓国
生年月日:1995年7月7日(26歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:13勝

② メジャー・トーナメント:2勝
 ・ANAインスピレーション:1勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:1回(2019)

LPGA韓国ツアーで通算10勝、2015年には「全英女子オープン」で2位に入る活躍を見せ、非会員ながら2017年「LPGA KEB Hana Bank Championship」でLPGAツアー初勝利を飾り、これを機に、2018年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、5年目のシーズンを迎えます。

ツアー・ルーキーとして臨んだ2018年シーズンのデビュー戦「ISPS Handa Women’s Aus Open」でいきなり優勝を飾ると、25試合で優勝1回を含むトップ10入り13回、トップ25入り18回、予選落ち僅かに1回と抜群の成績を記録し「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」を受賞しました。

その後も「Rolex Player of the Year」2回(2019、2021)賞金女王2回(2019-2020)「Rolex ANNIKA Major Award」と「Vare Trophy」を1回ずつ受賞するなど、2022年シーズン3月27日時点でメジャー・トーナメント2勝(2019年)を含むLPGAツアー通算13勝という抜群の成績を残し、一気に世界のトップへと駆け上がりました。

あらゆる状況の変化にも柔軟に対応可能なショットのクオリティの高さとコース・マネジメント能力、冷静な判断が可能な強いメンタルを持っていて、総合的に高いレベルのプレーヤーと言えるでしょう。

2021年シーズンは、平均飛距離71位(258.40y)に対して、フェアウェイキープ率13位(79.74%)パーオン率2位(78.77%)と抜群のショット力と平均パット19位(29.55)の安定したパッティング、1ラウンドあたりの平均スコア2位(68.87)と高いスコアリング・アベレージを誇りました。更に、14ラウンド連続60台というLPGAツアー記録タイの成績を残しています。

2022年シーズンは、2試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り2回と絶好のスタートを切り、更に16ラウンド連続60台というLPGAツアー新記録を達成しています。

2大会連続5回目の出場となる今大会は、優勝1回(2019年)を含むトップ10入り1回(前回大会の7位タイ)という成績を残しています。今季最高のスタートを切っており、2度目のタイトル獲得に向けて万全と言えるでしょう。

リディア・コ(Lydia Ko)
世界ランキング 3位
国籍:ニュージーランド
生年月日:1997年4月24日(24歳)
身長:165.1cm
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:17勝

② メジャー・トーナメント:2勝
 ・ANAインスピレーション:1勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:1回(2015)

2012年に全米と全豪の女子アマチュアの2冠を達成、2012年から2013年にかけてLPGA米国女子ツアー主催の6つのメジャー・トーナメントでローアマチュアを獲得、更に史上最年少15歳4か月2日で2012年LPGAツアー「CNカナディアン女子オープン」優勝と4つのプロ・トーナメントを制するなど、アマチュア時代から活躍し、2013年10月にプロに転向すると世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、節目となる10年目のシーズンを迎えます。

ツアー・ルーキーとして臨んだ2014年シーズンには「CME Group Tour Championship」の優勝を含む3勝をマーク、史上最年少での獲得賞金200万ドル超えとともに「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」を受賞しました。

その後、2015年には史上最年少17歳で世界ランキング1位を獲得、更に史上最年少18歳でメジャー・トーナメント「エビアン・チャンピオンシップ」で優勝を飾るなどシーズン5勝を飾り、賞金女王と「Rolex Player of the Year」を受賞しました。

2016年にもメジャー・トーナメント「ANAインスピレーション」を含むシーズン4勝を飾り、2014年シーズンから2016年シーズンにかけて獲得賞金が3年連続200万ドル超え、2021年には「Founders Award」と「Vare Trophy」を受賞するなど、2022年シーズン3月27日時点でメジャー・トーナメント2勝を含むLPGAツアー通算17勝、オリンピック2大会連続メダリスト(2016年リオ・オリンピックで銀メダル、2020年東京オリンピックでは銅メダル)と数々のタイトルと記録を樹立し、長きにわたり世界のトップで活躍しています。

平均飛距離はツアーの中でも高くはないものの、高低左右と多彩に打ち分けるショット力とショートゲームはクオリティが高く、マネジメント能力とメンタルも強いのであらゆる状況に対応可能なプレーヤーと言って良いでしょう。

2021年シーズンは、平均飛距離64位(259.21y)、フェアウェイキープ率129位(65.52%)、パーオン率34位(73.06%)に対して、Putts per GIR1位(1.72)、平均パット2位(28.79)ショートゲームを含めたパッティングが素晴しく、1ラウンドあたりの平均スコア3位(69.33)と高いスコアリング・アベレージを誇りました。

2022年シーズンは、4試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り3回、全てトップ25入りと好スタートを切っています。

10大会連続10回目の出場となる今大会は、優勝1回(2016年)を含むトップ10入り3回という成績を残しています。前回大会は最終日にコースレコードタイとなる(62)をマークし2位に入るなど、今大会でも活躍が期待される1人です。

アタヤ・ティティクル(Atthaya Thitikul)
世界ランキング 5位
国籍:タイ
生年月日:2003年2月20日(19歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:1勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2017年7月にタイで行われたLET(レディース・ヨーロピアン・ツアー)「欧州女子タイ選手権」をアマチュアとして史上最年少の14歳4か月19日で制し、アマチュア時代のリディア・コが保持していた最年少記録を更新、世界アマチュア・ランキング1位を獲得し、若くして才能を開花させると「世界ジュニア女子選手権」で連覇達成(2018-2019)、2018年に初開催となった「アジア・パシフィック女子アマチュア選手権」で優勝。更に2018年に行われた「ANAインスピレーション」と「全英リコー女子オープン」でローアマチュアに輝くなど、アマチュア時代から脚光を浴びています。

2020年にプロ転向、同年のタイLPGAツアーで5勝を飾り、賞金女王を獲得すると、2021年にはLET(レディース・ヨーロピアン・ツアー)で2勝を飾り、「Race to Costa Del Sol」を獲得、「Rookie of the Year」と「Player of the Year」を受賞しました。

また、非会員で出場した2021年5月に行われたLPGAツアー「Honda LPGA Thailand」では、終盤まで優勝争いを演じ2位、メジャー・トーナメント「The Amundi Evian Championship」では5位、「ISPS Handa World Invitational」では4位、翌週の「Trust Golf Women’s Scottish Open」では2位タイと素晴らしい成績を残しています。

LPGA最終予選会(Qシリーズ)を3位で通過し、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。

体格は決して大きくないが、キャリーで平均飛距離270.0yを超えるショットを武器にパーオン率も高く、パッテイングの出来次第で上位で戦えると言った状況を常に作ることができるプレーヤーです。

2021年シーズンの詳細データはありません。

2022年シーズンは、5試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り3回、トップ25入り4回と素晴らしいスタートを切っています。

2018年大会以来、2回目の出場となる今大会では2週連続優勝の期待もかかる注目の選手となっています。

畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
世界ランキング 9位
国籍:日本
生年月日:1999年1月13日(23歳)
身長:157.5cm
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:5勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2015年と2016年のIMGアカデミー・世界ジュニア選手権で日本人初の2連覇を達成し、2016年の日本女子オープンで優勝、JLPGAのメジャー選手権で史上初のアマチュアで最年少18歳のチャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、6年目のシーズンを迎えます。

LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Walmart NW Arkansas Championship presented by P&G」でトーナメント・レコードの通算21アンダーでツアー初優勝を飾ると、年間2勝をあげる活躍を見せ、獲得賞金も100万ドルを超えました。

その後、2019年シーズンには、「Kia Classic」でツアー3勝目、2021年シーズンも2勝を飾り、LPGAツアー通算5勝をあげるものの、2018年の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」と2021年の「全米女子オープン」でともにプレーオフで敗れるなど、メジャータイトルには、惜しくも手が届いていません。

ショットの前に小刻みにジャンプする独特のルーティンを持ち、ショートゲームとパッティングのクオリティの高さが持ち味です。一方でショットには課題が残っています。

2021年シーズンは、平均飛距離53位(260.67y)パーオン率49位(71.61%)平均パット26位(29.70)とショット・パッティングともに上位ではなく、1ラウンドあたりの平均スコア25位(70.46)だったものの、優勝2回と全米女子オープンでもプレーオフを戦うなど、5月以降は内容も良くなっていました。

2022年シーズンは、6試合に出場し、トップ10入り0回、トップ25入り5回とまずまずのスタートを切っています。

5大会連続5回目の出場となる今大会での相性は良いとは言えず、2020年大会の7位タイを除くと30位タイ以下に低迷しています。初日からのスタートダッシュに期待したいところです。

笹生 優花(Yuka Saso)
世界ランキング 11位
国籍:日本
生年月日:2001年6月20日(20歳)
身長:166.0cm
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:1勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:1勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2018年のアジアン・ゲームズ(アジア大会)にフィリピン代表の一員として出場し、ゴールド・メダルを獲得。翌年の2019年には、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア・ゴルフ選手権で3位タイに入り、ガールズ・ジュニアPGAチャンピオンシップでは優勝を飾るなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後の2020年には、JLPGAツアーで2勝を挙げる活躍を見せています。

その後、キム・アリム(2020年 全米女子オープン)、ソフィア・ポポフ(2020年 AIG全英女子オープン)、渋野日向子(2019年 AIG全英女子オープン)に続き、3年ぶりに非会員として、2021年の「全米女子オープン」でメジャー・トーナメント優勝という快挙を達成、LPGAツアー初勝利を飾り、これを機に、2021年シーズン途中から世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、2年目のシーズンを迎えます。

LPGAツアーに本格参戦してからは、4回のトップ10フィニッシュを飾るなど、安定した成績を残しています。

身長は決して大きくないが、平均飛距離270ヤードを超える力強いティーショットと深いラフからでも方向性を出せる正確なアイアンショット、ショートゲームの多彩さなど高いレベルのゴルフを見せています。

2021年シーズンは、平均飛距離12位(271.95y)平均パット7位(29.09)サンドセーブ率1位(63.64%)1ラウンドあたりの平均スコア4位(69.36)と特徴が活かされた数値となっており、最終戦のCMEグループ・ツアーチャンピオンシップにも出場、賞金ランキングも6位、世界ランキングではトップ10に入るなど、素晴しい活躍を見せています。

2022年シーズンは、5試合に出場し、トップ10入り2回と優勝こそ無いものの、好スタートを切っています。しかし、直近の3試合では予選落ち、43位タイ、12位タイと結果にばらつきがあります。

2大会連続2回目の出場となる今大会は、飛距離のあるプレーヤーに有利となるコースであることから、メジャー・トーナメント2勝目に向けて期待されます。

パティ・タヴァタナキット(Patty Tavatanakit)
世界ランキング 14位
国籍:タイ
生年月日:1999年10月11日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:1勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・ANAインスピレーション:1勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

UCLAで7回の優勝とWGCAのオール・アメリカンのファースト・チームに2度選出、2018年の全米女子オープンで5位タイに入り、ローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、プロに転向した2019年からLPGAツアーの下部ツアーに当たるSymetra Tourに参戦、3週連続優勝を果たし、平均スコア(69.382)、Par4の平均スコア(3.931)、Par5の平均スコア(4.583)で1位を獲得。2019年の「Gaelle Truet Rookie of theYear」に選ばれ、賞金ランキングで2位に入り、2020年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、3年目のシーズンを迎えます。

LPGAツアー1年目は、14試合に出場し、トップ10入り1回、予選落ち7回と結果を残せなかったが、2年目となる2021年シーズンに才能が開花。4月に行われた「ANA Inspiration」で大会4人目となる完全優勝(wire-to-wire)を達成し、メジャー・トーナメント優勝という快挙とともに、LPGAツアー初優勝を飾りました。

その後も安定した活躍を続け、優勝1回を含むトップ10入り10回を記録し、「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」と「Rolex ANNIKA Major award」を受賞しました。

体格は決して大きくないが、ゆっくりとしたテイクバックから一気にフリ抜かれるティーショットの平均飛距離は、ツアー屈指の270yを越え、飛んで曲がらない安定感も持っています。さらにショートゲームやパッティングも高いレベルにあります。

2021年シーズンは、平均飛距離8位(274.70y)に対して、パーオン率48位(71.62%)と低かったものの、平均パット11位(29.23)1ラウンドあたりの平均スコア11位(69.83)と高いスコアリング・アベレージを誇り、獲得賞金も100万ドルを超えました。

2022年シーズンは、5試合に出場し、トップ10入り1回、トップ25入り4回と優勝こそ無いものの、安定したスタートを切っています。

2017年の初出場から4大会連続5回目の出場となる今大会は、ディフェンディング・チャンピオンとして飛距離を活かしたダイナミックなゴルフで連覇に挑みます。

古江 彩佳(Ayaka Furue)
世界ランキング 15位
国籍:日本
生年月日:2000年5月27日(21歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:0勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

ナショナル・チームで腕を磨き、2019年の富士通レディースで優勝、JLPGAツアー史上7人目のアマチュア・チャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後も2019年1回、2020年3回、2021年3回とJLPGAツアーで7勝を挙げ、統合された2020-2021シーズンには「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝く活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。

初出場となった2020年シーズンの「全米女子オープン」では予選落ちを喫したが、2021年シーズンに行われた2つのメジャー・トーナメント「AIG全英女子オープン」と「アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」では、それぞれ20位タイとキャリア最高の4位に入っています。

その後、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を7位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。

フェアウェイを外さない正確なティーショットと安定感のあるショートアイアン、そして最大の持ち味は、パッティングのクオリティの高さと言えるでしょう。

2021年シーズンの詳細データはありません。

2022年シーズンは、4試合に出場し、トップ10入り0回、トップ25入り2回とまずまずのスタートとなっています。

初出場となる今大会でも安定感のあるプレーとコース・マネジメントで優勝を含めた上位進出が期待されます。

渋野 日向子(Hinako Shibuno)
世界ランキング 49位
国籍:日本
生年月日:1998年11月15日(23歳)
身長:167.0cm
体重:62.0kg

① LPGA米国女子ツアー:1勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:1勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2018年にプロ転向、翌年(2019年)には、LPGA日本ツアーで「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2021年シーズンを終えてLPGA日本ツアーで6勝を挙げる活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。

ハイライトとなったのは、2019年の「AIG Women’s British Open」で海外メジャー・トーナメント初優勝。これは1977年の「KPMG Women’s PGA Championship」で優勝した樋口久子に次いで日本人2人目の快挙であり、2014年の「Amundi Evian Championship」で優勝したキム・ヒョージュに次いで、この10年でメジャー・デビューで優勝した2人目のプレーヤーです。

直後にLPGAツアーメンバーには加わらず、その後はスポット参戦を繰り返しながら、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を20位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。

トップの位置が低いコンパクトなテイクバックから安定感のあるショットと強気なパッティングが持ち味と言えるでしょう。

2021年シーズンの詳細データはありません。

2022年シーズンは、3試合に出場し、トップ10入り1回、トップ25入り0回とまずまずのスタートとなっています。

3大会連続3回目の出場と今大会では、予選通過と上位進出に期待したい。


最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!

ザ・シェブロン・チャンピオンシップのテレビ放送

【BS放送】WOWOWが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】WOWOWオンデマンドで全ラウンドLIVE配信!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!

【BS放送】WOWOW 

全ラウンド生中継!!  ※日本時間

WOWOWプライム:191ch
WOWOWライブ:192ch
:生中継

4月1日() 第1日

 01:00~05:15(前半)無料放送
 08:00~10:15(後半)無料放送
 WOWOWライブ  

4月2日() 第2日

 01:00~05:15(前半)
 08:00~10:15(後半)
 WOWOWライブ  

4月3日(日) 第3日

 06:00~10:30
 WOWOWライブ 

4月4日(月) 第4日 (最終日)

 06:00~11:00
 WOWOWライブ  

 

【動画配信】WOWOWオンデマンド 

WOWOWオンデマンド:ライブ配信

・4月1日(金) 01:00~04:59 同時配信(前半)
・4月1日(金) 08:00~10:14 同時配信(後半)
・3月31日(木) 23:45~10:33 専用カメラ(畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、横峯さくら)

・4月2日(土) 01:00~05:14 同時配信(前半)
・4月2日(土) 08:00~10:14 同時配信(後半)
・4月2日(土) 00:30~10:10 専用カメラ(畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、横峯さくら)

・4月3日(日) 06:00~10:29 同時配信
・4月3日(日) 00:25~10:05 専用カメラ(畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子)

・4月4日(月) 06:00~10:29 同時配信
・4月4日(月) 01:35~09:32 専用カメラ(畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子)

※日本人選手の専用カメラによる配信、見逃し配信についてはWOWOW公式サイトをご覧ください。

 

【動画配信】GOLFTV 

全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間

4月1日(金) 第1日

 01:00~10:00

4月2日() 第2日

 01:00~10:00

4月3日(日) 第3日

 06:00~10:00

4月4日(月) 第4日 (最終日)

 06:00~10:00

 

ザ・シェブロン・チャンピオンシップ 試合結果

コース Yardage Par
ダイナ・ショア・トーナメントコース
(Dinah Shore Tournament Course)
6,842 72

 

大会1日目(予選ラウンド)

大会1日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 07:47(23:47)
 キム・ヒョージュ/P.アナナルカルン
 08:19(00:19)
 A.ノルドクビスト/古江彩佳
 08:27(00:27)
 L.サラス/J.クプチョ
 08:51(00:51)
 N.A.ウーン(アマ)/チェ・ヘジン
 12:55(04:55)
 Y.ノー/M.カストレン
 13:03(05:03)
 チョン・インジ/イ・ジョンウン6
 13:11(05:11)
 N.K.マドセン/ウェイリン・スー
 13:51(05:51)
 パク・ソンヒョン/P.ルサン=ブシャール
 14:07(06:07)
 アン・ナリン/C.トーマス

10番ホールスタート
 07:15(23:15)
 キム・アリム/C.ハル
 07:55(23:55)
 畑岡奈紗/キム・セヨン
 08:03(00:03)
 ミンジー・リー/H.グリーン
 08:11(00:11)
 S.ルイス/笹生優花
 08:19(00:19)
 J.コルダ/L.マグワイア
 08:27(00:27)
 L.トンプソン/コ・ジンヨン
 12:47(04:47)
 A.ティティクル/パク・インビ
 13:19(05:19)
 D.カン/P.タヴァタナキット
 13:27(05:27)
 B.M.ヘンダーソン/L.コ
 13:35(05:35)
 渋野日向子/P.デラクール
 13:51(05:51)
 J.ジャクソン/横峯さくら

※時差:日本は16時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間3月31日(木)の07:15だと日本時間3月31日(木)の23:15あたり、現地時間3月31日(木)の14:07だと日本時間4月1日(金)の06:07になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください

大会1日目(予選ラウンド)
首位 ジェニファー・クプチョ -6 66
  ミンジー・リー -6 66
3 パティ・タヴァタナキット -5 67
T4 ガブリエラ・ラッフェルズ -4 68
  リディア・コ -4 68
  ジョージア・ホール -4 68
  アンナ・ノルドクビスト -4 68
  キャロライン・マッソン -4 68
  パジャレー・アナナルカルン -4 68
T10 ポーリーヌ・ルサン=ブシャール -3 69
  渋野 日向子 -3 69
  アニー・パーク -3 69
  サラ・シュメルツェル -3 69
  レクシー・トンプソン -3 69
  ローレン・スティーブンソン -3 69
T27 古江 彩佳 -1 71
  畑岡 奈紗 -1 71
T90 横峯 さくら +3 75
  笹生 優花 +3 75

【詳細】
渋野 日向子
1イーグル、2バーディ、1ボギー(69)

古江 彩佳
1バーディ(71)

畑岡 奈紗
4バーディ、3ボギー(71)

横峯 さくら
3バーディ、6ボギー(75)

笹生 優花
3バーディ、6ボギー(75)

09時00分時点での天候は晴れ、気温19.0℃、湿度51%、風速1.7m/s(西北西)というコース・コンディションの中、115名による予選ラウンド1日目が行われた。

予選ラウンド1日目を終えてトップタイに並んだのは、2019年「Augusta National Women’s Amateur」の初代チャンピオンでLPGAツアー初優勝を狙うジェニファー・クプチョとLPGAツアー6勝を誇り、2021年「The Amundi Evian Championship」に次ぐ、メジャー・トーナメント2勝目を狙うミンジー・リー。

出だしの1番Par4と2番Par5で連続バーディと幸先の良いスタートを切ったジェニファー・クプチョは、4番Par4と5番Par3でも連続バーディ。6番と7番のPar4でのチャンスを逃して迎えた8番Par3でティーショットをダフり、グリーン手前からのアプローチもよせきれずボギーを叩いたものの、9番Par5でミドルのバーディパットを決めてバウンスバックに成功。スコアを4つ伸ばして折り返すと、11番Par5と12番Par3でともにピンそばにつけ連続バーディを奪い、6アンダー単独トップに躍り出ると、続く13番Par4ではピン奥からの下りのパットを決めて3連続バーディ、更に14番Par3でもグリーン右奥のフリンジからのミドルパットを決めて4連続バーディ。一気に8アンダーまでスコアを伸ばした矢先の15番Par4で3パットのボギーを叩くと、16番Par4でもフェアウェイからの2打目をショートサイドのバンカーに打ち込み、上手いリカバリーショットを見せたものの、短いパットを外し連続ボギー。最終18番Par5はパーでホールアウト。初日9バーディ、3ボギー(66)をマークし、6アンダートップタイでラウンドを終えた。

11番Par5でバーディ先行のスタートを切ったミンジー・リーは、13番Par4と14番Par3で連続バーディ、3ホール連続パーで迎えた18番Par5で2オンに成功、イーグルは逃したものの、タップインバーディ。前半ノーボギーのスコアを4つ伸ばし折り返す。後半の2番Par5で2打目をグリーン手前まで運ぶと、素晴しいアプローチからタップインバーディ。その後6ホールをパーで迎えた9番Par5でしっかりバーディフィニッシュ。ボギーフリーとなる6バーディ(66)でラウンド、ジェニファー・クプチョと並び、6アンダートップタイで初日を終えた。

トップと1打差の単独3位には、7バーディ、2ボギー(67)でラウンドした連覇を目指すパティ・タヴァタナキットがつけ、2打差の4位タイには世界ランキング3位のリディア・コら6名が5アンダーで並んだ。一方で世界ランキング1位のコ・ジンヨンは、連続アンダーパー記録が34でストップするなど、2ボギー(74)の2オーバー・78位タイと大きく出遅れた。

午後スタートの渋野日向子は、出だしから安定感のあるショットとパッティングでパープレーを続ける中、18番Par5で3打目をピンハイにつけバーディ。1アンダーで折り返した2番Par5では2オンに成功し、距離のあるパットを決めてイーグル。5番Par3でティーショットを右サイドに外し、アプローチがよらずボギーを叩いたものの、7番Par4で2打目をピンハイにつけバーディ、9番Par5でのバーディチャンスは活かせなかったものの、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(29)と1日を通して安定したプレーで1イーグル、2バーディ、1ボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、3アンダー・10位タイで初日のラウンドを終えた。

1番Par4からスタートした古江彩佳は、出だしからチャンスが少ない中、アプローチを確実によせるなど、8ホール連続パーで迎えた9番Par5で距離のあるパットを決めてバーディを奪い、1アンダーで折り返すと、後半は9ホールすべてパーとスコアを伸ばせずホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率55.56% (10/18)、パット数(27)とショートゲームに冴えを見せ、ボギーフリーとなる1バーディ(71)でラウンド、1アンダー27位タイで初日を終えた。

10番Par4からスタートした畑岡奈紗は、11番Par5でグリーン手前からの4打目のアプローチをショート、長めのパーパットを決めきれずボギーと出だしでつまずく。13番Par4でミドルのバーディパットを決めてスコアをイーブンパーに戻したものの、16番Par4でラインの読み違いから短めのパーパットを外しボギー。前半を1オーバーで折り返して迎えた2番Par5でグリーン手前からのアプローチをよせてバーディ。6番Par4で下りのパットを決めてバーディを奪い、スコアを1アンダーに伸ばした直後の7番Par4で短いパーパットを外し3パットのボギー。しかし、9番Par5でミドルパットを決めてバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(28)の4バーディ、3ボギー(71)でラウンド、1アンダー27位タイで初日を終えた。

10番Par4からスタートした横峯さくらは、13番Par4で下りのパットを決めてバーディを先行させるものの、続く14番Par3と16番Par4で短いパーパットを外すなど3連続ボギー。折り返した後半も2番Par5でバーディを先行させるものの、直後の3番Par4でボギー、5番Par3のボギー後の6番Par4でバウンスバックに成功するも7番Par4でボギーと出入りの激しいゴルフで3バーディ、6ボギー(75)とスコアを3つ落とし、3オーバー・90位タイで初日のラウンドを終えた。

3週間ぶりの試合となる笹生優花は、11番Par5で畑岡奈紗同様、グリーン手前からの4打目のアプローチをよせきれずパーパットもカップに蹴られボギー先行のスタート。14番Par3でもティーショットをピン左のショートサイドのバンカーに打ち込むと、難しいバンカーショットをよせきれずボギー、続く15番Par4の2打目をピンそばにつけバウンスバックに成功するも、18番Par5でティーショットを左に曲げて木に当たったボールが池に入り、4オン2パットのボギー。前半を2オーバーで折り返して迎えた2番Par5で2オンに成功、距離のあるイーグルパットを確実によせてバーディを奪うが、続く3番Par4で短いパーパットを外しボギー。4番Par4でラフからの2打目をピンそばにつけバウンスバックに成功したものの、6番と7番のPar4でのチャンスを逃した直後の8番Par3のティーショットを左奥のラフに打ち込むと、下りの速いアプローチをよせきれずボギー、続く9番Par5でも3オンしながら長めのバーディチャンスから3パットで連続ボギーフィニッシュ。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(33)の3バーディ、6ボギー(75)でラウンド、3オーバー・90位タイで初日を終えた。

大会2日目(予選ラウンド)

大会2日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 07:47(23:47)
 A.ティティクル/パク・インビ
 08:19(00:19)
 D.カン/P.タヴァタナキット
 08:27(00:27)
 B.M.ヘンダーソン/L.コ
 08:35(00:35)
 渋野日向子/P.デラクール
 08:51(00:51)
 J.ジャクソン/横峯さくら
 12:55(04:55)
 畑岡奈紗/キム・セヨン
 13:03(05:03)
 ミンジー・リー/H.グリーン
 13:11(05:11)
 S.ルイス/笹生優花
 13:19(05:19)
 J.コルダ/L.マグワイア
 13:27(05:27)
 L.トンプソン/コ・ジンヨン

10番ホールスタート
 08:11(00:11)
 N.K.マドセン/ウェイリン・スー
 08:51(00:51)
 パク・ソンヒョン/P.ルサン=ブシャール
 12:47(04:47)
 キム・ヒョージュ/P.アナナルカルン
 13:19(05:19)
 A.ノルドクビスト/古江彩佳
 13:27(05:27)
 L.サラス/J.クプチョ
 13:51(05:51)
 N.A.ウーン(アマ)/チェ・ヘジン

※時差:日本は16時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間4月1日(金)の07:15だと日本時間3月31日(木)の23:15あたり、現地時間4月1日(金)の13:59だと日本時間4月2日(土)の05:59になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください

大会2日目(予選ラウンド)
首位 渋野 日向子 -9 66
T2 アニー・パーク -8 67
  パティ・タヴァタナキット -8 69
  ジェニファー・クプチョ -8 70
T5 キム・セヨン -7 67
  キム・ヒョージュ -7 67
T7 ナンナ・コルツ・マドセン -6 67
  アリー・ユーイング -6 68
T9 セリーヌ・ブティエ -5 69
  レクシー・トンプソン -5 70
  キャロライン・マッソン -5 71
  パジャレー・アナナルカルン -5 71
  ガブリエラ・ラッフェルズ -5 71
  ジョージア・ホール -5 71
  ミンジー・リー -5 73
T29 古江 彩佳 -2 71
T67 笹生 優花 +1 70
  畑岡 奈紗 +1 74
T94 横峯 さくら +5 74

【詳細】
渋野 日向子
7バーディ、1ボギー(66)

古江 彩佳
4バーディ、3ボギー(71)

笹生 優花
1イーグル、2バーディ、2ボギー(70)

畑岡 奈紗
1バーディ、3ボギー(74)

横峯 さくら
3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(74)


予選CUTライン:+1
横峯さくら、G.ロペス、キム・アリム、イ・ジョンウン6は、予選落ちとなりました。

09時00分時点での天候は晴れ、気温20.0℃、湿度48%、風速0.6m/s(北西)というコース・コンディションの中、115名による予選ラウンド2日目が行われた。

予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、2019年「AIG Women’s British Open」に次ぐ、メジャー・トーナメント2勝目を狙う渋野日向子。

初日を終えてトップと3打差の好位置につけた渋野日向子は、出だしの1番Par4で2打目をピンそばつける圧巻のショットでタップインバーディ、続く2番Par5でもグリーン奥からラフとフリンジの境に止まった難しいアプローチを確実によせて連続バーディの好スタートを切ると、5番Par3でミドルパットを決めてバーディ、続く6番Par4でもグリーン左サイドの傾斜を利用した2打目をピンハイにつけ連続バーディ。8番Par3で短いパーパットを外し3パットのボギーを叩いたものの、9番Par5でミドルパットを決めてバウンスバックに成功、スコアを4つ伸ばして折り返すと、10番Par4では残り112yからの2打目が入るかというスーパーショットを放ち、タップインバーディ。13番Par4ではグリーン奥のフリンジからのアプローチを直接決めてバーディ。その後、5ホールをパーで通過してホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(27)と
初日に続き2日目も安定感抜群のプレーを見せ、7バーディ、1ボギー(66)でラウンド、通算9アンダー・単独トップで決勝ラウンド進出を決めた。

10番Par4からスタートしたLPGAツアー1勝のアニー・パークは、14番Par3でバーディ先行させると、15番Par4でボギーを叩いたものの、直後の16番Par4でバウンスバックに成功、18番Par5でもミドルパットを決めてバーディを奪って折り返すと、1番Par4と2番Par5で難しいラインのミドルパットを決めて連続バーディ。3番と4番のPar4を見事なリカバリーショットからパーセーブに成功すると、6番Par4でも左に曲がるラインを読み切りバーディ。7番Par4からの上がり3ホールでのチャンスは活かせなかったものの、安定したショットと素晴らしいパッティングで6バーディ、1ボギー(67)とスコアを5つ伸ばし、通算8アンダー・2位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

2番Par5と4番Par4でバーディを奪い、好スタートを切ったパティ・タヴァタナキットだったが、6番Par4でティーショットを右サイドのラフに入れ、レイアップからの3打目もよらずボギー。7番Par4でバウンスバックに成功するも、8番Par3でバンカーからよせきれずボギー、9番Par5でもスコアを伸ばせずとリズムを掴めずに折り返す。11番Par5で2打目を左のバンカーに打ち込み、ピン方向に打ち出せない状況からミドルパットを決めてバーディを奪うものの、13番Par4でショートサイドからのアプローチをよせきれずボギー。14番Par3と15番Par4のチャンスを活かせず迎えた17番Par3でミドルパットを決めてバーディを奪うと、最終18番Par5で2打目を大きく左に曲げながら、柔らかく上げたアプローチを傾斜を使ってピンそばによせて連続バーディフィニッシュ。中盤は流れが良くなかったものの、6バーディ、3ボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、アニー・パーク、ジェニファー・クプチョと並び、通算8アンダー・2位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

ミンジー・リーと同じくトップタイからスタートしたジェニファー・クプチョは、出だしからチャンスを活かせず、パープレーで折り返す。後半に入ってもパープレーを続ける中、7番Par4でミドルパットを決めて20ホールぶりのバーディを奪うと、9番Par5もバーディでホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率83.33% (15/18)ながら、パット数(31)とパッティングが決まらなかったものの、粘りのプレーでボギーフリーとなる2バーディ(70)でラウンド、通算8アンダー・2位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

10番Par4からスタートした古江彩佳は、13番と15番のPar4でボギーが先行する展開の中、16番Par4で下りのバーディパットを決めてバウンスバックに成功して折り返すと、4番Par4でフリンジからのパットを決めてバーディ、続く5番Par3でグリーン手前からのアプローチパットが大きくオーバーしボギーを叩いたものの、7番Par4でロングパットを決めてバーディ、更に9番Par5でも3打目をピンハイにつけバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(29)の4バーディ、3ボギー(71)でラウンド、2アンダー・29位タイで3試合すべて予選通過を果たした。

2番Par5でイーグルを奪い、好スタートを切った笹生優花は、6ホールをパーで迎えた9番Par5でラフからの3打目をピンそばにつけバーディ。通算イーブンパーまでスコアを戻して折り返すものの、12番Par4で短いパーパットを外しボギー、更に14番Par3でもショートサイドからの難しいバンカーショットが大きくオーバーしボギーを叩いたものの、予選カットラインに1打足りず迎えた最終18番Par5の3打目をピンハイにつけバーディ。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(30)の1イーグル、2バーディ、2ボギー(70)とスコアを2つ伸ばし、畑岡奈紗と同じく通算1オーバー・67位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

出だし3ホールをパーで通過し迎えた4番Par4でグリーン奥のラフからのアプローチが大きくオーバー、ボギー先行の立ち上がりから続く5番Par3でも短いパーパットを外し連続ボギー。更に7番Par4でもグリーン左サイドからのアプローチをよせきれずボギーと苦しいスタートとなった畑岡奈紗は、前半スコアを3つ落として折り返す。後半の10番Par4で2打目をピンそばにつけバーディを奪ったものの、その後は8ホール連続パーでフィニッシュ。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(33)の1バーディ、3ボギー(74)とスコアを2つ落とし、通算1オーバー・67位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

予選通過を目指し3オーバー・90位タイからスタートした横峯さくらは、2番Par5でバーディを先行させたものの、直後の3番Par4で3打目のバンカーショットをよせきれずボギー。更に6番Par4では3打目を左奥の建物のある場所に打ち込みOB、5オン2パットのダブルボギー、8番Par3でもフリンジからのパットをオーバーさせてボギーとスコアを崩す中、9番Par5でバウンスバックに成功するもスコアを2つ落として折り返す。後半も13番Par4で先にボギーを叩く苦しい展開の中、16番でバーディを奪うなど粘りを見せたものの、3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(74)とスコアを2つ落とし、通算5オーバー・94位タイで2日間のプレーを終えた。

大会3日目(決勝ラウンド)

大会3日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 07:51(23:51)
 畑岡奈紗
 08:31(00:31)
 A.アショク/笹生優花
 09:31(01:31)
 ユ・ソヨン/パク・インビ
 10:01(02:01)
 チェ・ヘジン/B.M.ヘンダーソン
 10:51(02:51)
 古江彩佳/P.レト
 11:41(03:41)
 コ・ジンヨン/A.ティティクル
 12:51(04:51)
 ミンジー・リー/J.コルダ
 13:01(05:01)
 G.ホール/G.ラッフェルズ
 13:21(05:21)
 C.ブティエ/L.トンプソン
 13:31(05:31)
 N.K.マドセン/A.ユーイング
 13:41(05:41)
 キム・ヒョージュ/キム・セヨン
 13:51(05:51)
 P.タヴァタナキット/J.クプチョ
 14:01(06:01)
 渋野日向子/A.パーク

※時差:日本は16時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間4月2日(土)の07:51だと日本時間4月2日(土)の23:51あたり、現地時間4月2日(土)の14:01だと日本時間4月3日(日)の06:01になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。

※全選手のスタート時間は下記をご覧ください

大会3日目(決勝ラウンド)
首位 ジェニファー・クプチョ -16 64
2 パティ・タヴァタナキット -10 70
3 ジェシカ・コルダ -9 67
4 アニー・パーク -7 73
T5 ブルック・ヘンダーソン -6 67
  ハナ・グリーン -6 68
  レクシー・トンプソン -6 71
  ガブリエラ・ラッフェルズ -6 71
  ナンナ・コルツ・マドセン -6 72
  キム・ヒョージュ -6 73
T11 笹生 優花 -5 66
T21 渋野 日向子 -4 77
T26 古江 彩佳 -3 71
T52 畑岡 奈紗 E 71

【詳細】
笹生 優花
7バーディ、1ボギー(66)

渋野 日向子
2バーディ、3ボギー、2ダブルボギー(77)

古江 彩佳
4バーディ、3ボギー(71)

畑岡 奈紗
1イーグル、1ボギー(71)


14時00分時点での天候は晴れ、気温26.0℃、湿度29%、風速1.7m/s(東)というコース・コンディションの中、75名による決勝ラウンド3日目が行われた。

決勝ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、2019年「Augusta National Women’s Amateur」の初代チャンピオンでLPGAツアー初優勝を狙うジェニファー・クプチョ。

予選ラウンド2日目を粘りのゴルフでボギーフリーの2バーディ(70)で終え、決勝ラウンド3日目をトップと1打差の通算8アンダー2位タイからスタートしたジェニファー・クプチョは、2番Par5でバーディを先行させると、続く3番と4番のPar4でともにミドルパットを決めて3連続バーディ、更に5番Par3ではティーショットをショートサイドのピンハイにつけ4連続バーディ。7番Par4で40yのバンカーショットをよせて見事なパーセーブを見せると、8番Par3では右に曲がるラインのミドルパットを決めてバーディと前半スコアを5つ伸ばす最高の形で折り返す。後半に入り、10番Par4の2打目をショートサイドのピンハイにつける完璧なショットでバーディを奪うと、続く11番Par5では距離のあるグリーンサイドからの3打目のバンカーショットをピンそばにつけ連続バーディ。更に12番Par4でも左に曲がるラインを読み切り3連続バーディ。13番ではフリンジとラフの境目からアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、流れを失うことなく、17番Par3ではラッキーなバウンドでピンそばにつけ、下りの左に曲がるラインを読み切りバーディ、最終18番Par5はパーでホールアウト。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(25)と完璧なプレーで4連続と3連続を含む9バーディ、1ボギー(64)でラウンド、スコアを8
つ伸ばし、通算16アンダー・2位に6打差をつけ、メジャー・トーナメントはもちろん、LPGAツアー初優勝に向けて最終日に挑むことになる。

出だしの1番Par4と2番Par5で連続バーディと好スタートを切ったパティ・タヴァタナキットは、4番Par4でティーショット、2打目とラフを渡り歩きボギー、6番Par4でミドルパットを決めてバーディを奪い返したものの、9番Par5ではティーショットを曲げるなどして5オンのボギー。10番Par4でラフからの2打目をピンそばにつけてバーディを奪うと、続く11番Par5では2打目をピン奥に2オン。絶好のイーグルパットは外したものの、連続バーディと後半も好スタートを切るが、13番Par4でティーショットを左に曲げボギー。17番Par3でもボギーを叩く中、最終18番Par5でバウンスバックに成功しホールアウト。ティーショットが安定しなかったものの、6バーディ、4ボギー(70)とスコアを2つ伸ばし、通算10アンダー・単独2位で3日目のラウンドを終えた。

通算9アンダー単独3位には、飛距離を活かし安定したぷれーで6バーディ、1ボギー(67)とスコアを5つ伸ばしたジェシカ・コルダ、7アンダー単独4位には、スコアを1つ落としたものの、粘りのプレーを見せたアニー・パークがつけた。

1オーバー・67位タイからスタートし、出だしの1番Par4でボギー叩いた笹生優花だったが、2番Par5でグリーン手前から3打目のアプローチをよせてバウンスバックに成功すると、続く3番Par4でも2打目をピンハイにつけ連続バーディ。5番Par3でもバーディを奪い、スコアを3つ伸ばして折り返すと、12番と13番のPar4で連続バーディ。更に16番Par4でもグリーン奥のセミラフから右に曲がるラインを読み切りバーディ、最終18番Par5でも2オンに成功(残り201y)イーグルパットは決めきれなかったものの、バーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(26)と安定したプレーで7バーディ、1ボギー(66)でラウンド、スコアを5つ伸ばし通算5アンダー・11位タイまで順位を上げ、3日目を終えた。

単独トップという最高の位置で決勝ラウンド3日目を迎えた渋野日向子は、2番Par5でティーショット、2打目とラフを渡り歩きながら、グリーン奥のラフからのアプローチを直接決めてバーディ先行の好スタートを切ったものの、5番Par3でグリーン手前からのアプローチをよせきれずボギーを叩いて迎えた7番Par4でティーショットを左に曲げると、2打目を手前の木に当て、ラフからの3打目もグリーンオーバー、逆目の難しいアプローチもよせきれずダブルボギー。8番Par3と9番Par5のチャンスは活かせず前半スコアを2つ落として折り返す。後半に入り、10番Par4でも2打目のショートから3打目のアプローチをミス、短いボギーパットも決めきれず、4オン2パットで2つ目のダブルボギー。前半からの良くない流れを変えることが出来ず、11番Par5のチャンスを活かせず迎えた12番Par4ではパーパットがカップに切られ3パットのボギー。16番Par4でもバンカーからよせきれずボギーと苦しい展開となる中、17番Par3でティーショットをピンそばにつけバーディ。最終18番はパーでホールアウト。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率55.56% (10/18)、パット数(31)と終始、苦しいラウンドで2バーディ、3ボギー、2ダブルボギー(77)と大きくスコア落とし、通算4アンダー・21位タイで3日目のラウンドを終えた。

2日間安定したプレーを続けている古江彩佳は、2番Par5で3打目のアプローチをショートしたものの、ミドルパットを決めてバーディ先行。その後6ホール連続パーで迎えた9番Par5の3打目をバックスピンでピンそばにつけバーディ。前半をボギーフリーの2バーディで折り返す。後半の13番Par4でボギーを叩いたものの、15番Par4でミドルパットを決めてバーディ、続く16番Par4でも2打目をピンそばにつけ連続バーディ。難しい2ホールでスコアを伸ばした直後の17番Par3でボギーを叩くと、最終18番Par5でもティーショットを左の池に打ち込み、4オン2パットで連続ボギーフィニッシュ。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(29)の4バーディ、3ボギー(71)でラウンド、終盤スコアを崩したものの、3日間(71)と確実なプレーを見せ、通算3アンダー・26位タイで3日目を終えた。

出だしの2番Par5で2オンに成功、ピン奥からの左に曲がるラインを読み切りイーグル先行の好スタートを切った畑岡奈紗だったが、6番Par4で絶好のバーディパットを外すなど、その後7ホール連続パーとスコアを伸ばせず前半を折り返すと、後半の11番Par5で短いパーパットを外しボギー。その後、最終18番Par5で短いバーディパットを外すなど、前半同様7ホール連続パーでフィニッシュ。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率72.22% (13/18)とショットの安定感は戻ってきたものの、パット数(31)とパッティングに苦労し、1イーグル、1ボギー(71)とスコアを1つ伸ばすに留まり、通算イーブンパー・52位タイで3日目のラウンドを終えた。

また、この日の畑岡奈紗は、トップスタートの1人でのラウンドをなった。

大会最終日(決勝ラウンド)

大会最終日
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 09:40(01:40)
 M.カストレン/畑岡奈紗
 10:00(02:00)
 チェ・ヘジン/J.スワンナプラ
 10:40(02:40)
 P.ルサン=ブシャール/A.ジュタヌガーン
 11:30(03:30)
 古江彩佳/P.レト
 11:50(03:50)
 渋野日向子/B.アルトマーレ
 13:00(05:00)
 笹生優花/A.ティティクル
 13:10(05:10)
 N.K.マドセン/キム・ヒョージュ
 13:20(05:20)
 L.トンプソン/G.ラッフェルズ
 13:30(05:30)
 B.M.ヘンダーソン/H.グリーン
 13:40(05:40)
 J.コルダ/A.パーク
 13:50(05:50)
 J.クプチョ/P.タヴァタナキット

※時差:日本は16時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間4月3日(日)の07:50だと日本時間4月3日(日)の23:50あたり、現地時間4月3日(日)の13:50だと日本時間4月4日(月)の05:50になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。

※全選手のスタート時間は下記をご覧ください

大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 ジェニファー・クプチョ -14 74
2 ジェシカ・コルダ -12 69
3 ピア・バブニック -11 66
T4 渋野 日向子 -10 66
  セリーヌ・ブティエ -10 67
  レクシー・トンプソン -10 68
  パティ・タヴァタナキット -10 72
T8 アリソン・リー -8 67
  ハナ・グリーン -8 70
  ナンナ・コルツ・マドセン -8 70
  キム・ヒョージュ -8 70
T17 畑岡 奈紗 -5 67
  笹生 優花 -5 72
T44 古江 彩佳 -1 74

【詳細】
渋野 日向子
7バーディ、1ボギー(66)

畑岡 奈紗
7バーディ、2ボギー(67)

笹生 優花
3バーディ、3ボギー(72)

古江 彩佳
1バーディ、3ボギー(74)


14時00分時点での天候は晴れ、気温27.0℃、湿度29%、風速3.9m/s(北北西)というコース・コンディションの中、74名(1名失格)による決勝ラウンド最終日が行われた。

ミッション・ヒルズ・カントリークラブ(Mission Hills Country Club)のダイナ・ショア・トーナメント・コース(Dinah Shore Tournament Course)で開催される最後の大会を制し、恒例となった「Poppie’s Pond(コンクリートで造られた人工の池)」への最後のダイブを果たしたのは、2019年「Augusta National Women’s Amateur」の初代チャンピオンでLPGAツアー初優勝を狙うジェニファー・クプチョ。

決勝ラウンド3日目を終えて2位に6打差をつけ、メジャ-制覇に最も近い位置で最終日を迎えたジェニファー・クプチョは、2番Par5でミドルパットを決めてバーディ先行の好スタートを切る。3番Par4でバンカーからの3打目をミスしボギーとしたものの、4番Par4で距離のある上りのバーディパットを決めてバウンスバックに成功すると、続く5番Par3でも途中から尾根を下る距離のある左に曲がるラインを読み切り連続バーディ。6番と7番のPar4ではロングパットを2パットで凌ぎパーセーブ。しかし、8番Par3でラフからのアプローチをミスし、最初のボギーを叩くと、折り返した10番Par4でも2打目のバンカーショットをミスし、アプローチをよせるものの、短いパーパットを外し連続ボギー。続く11番Par5でミドルパットを決めてバウンスバックに成功。しかし、13番Par4では短いパーパットを外し3パット、続く14番Par3でもアプローチをミスし連続ボギー。流れが良くない中、15番Par4で2打目がピンに絡む完璧なショットを放ち、タップインバーディ。4打差のリードを保ち迎えた17番Par3でグリーン手前のラフからのアプローチをよせきれずボギー、最終18番Par5も3パットの連続ボギーでホールアウト。最終日はフェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(31)と苦しい場面も多かったものの、要所で素晴しいショットとパッテイングで5バーディ、7ボギー(74)でラウンド、ショットからパッティングまで4日間通じて全てに安定したプレーを見せ、通算14アンダー・2位に2打差をつけ、LPGAツアー初優勝をメジャ-制覇で飾った。

2打差の単独2位には、3番Par4で残り168yのラフからの2打目を直接決めてイーグル、11番Par5とロングパットを決めた12番Par4で連続バーディ、終盤ストレッチする場面もありながら1イーグル、2バーディ、1ボギー(69)とスコアを3つ伸ばしたジェシカ・コルダが通算12アンダーで入った。

単独3位には、1イーグル、5バーディ、1ボギー(66)でラウンドしたスロベニアの18歳ピア・バブニックが通算11アンダーで入った。

3日目に大きくスコアを落とし、通算4アンダー・21位タイで最終日を迎えた渋野日向子は、2番Par5でグリーン手前からのアプローチをよせきれなかったものの、微妙な距離のパットを決めてバーディ先行の好スタートを切ると、続く3番Par4ではフリンジから距離のある左に曲がるラインを読み切り連続バーディ、更に4番Par4でも2打目をピンハイにつけ3連続バーディ。8番Par3でボギーを叩いたものの、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。10番Par4で2打目をピンそばにつけバーディを奪うと、続く11番Par5ではグリーン手前から3打目のアプローチをよせて連続バーディ。更に12番Par4でも2打目をピンハイにつけ右に曲がるラインを読み切り、この日、2回目の3連続バーディ。リズム良くホールを重ね、14番Par3でもピンハイからミドルパットを決めてバーディ。その後はパープレーでホールアウト。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(25)とショット・パッテイングともに安定したプレーで7バーディ、1ボギー(66)でラウンド
、通算10アンダー・4位タイでメジャー初戦を終えた。

2番Par5でグリーン手前から3打目のアプローチをよせてバーディと好スタートを切った畑岡奈紗は、7番Par4でミドルパットを決めてバーディ、更に9番Par5でも3打目をピンそばにつけバーディ。前半を3バーディで折り返す。後半の10番Par4で最初のボギーを叩いたものの、続く11番Par5でバウンスバックに成功、13番Par4で2つ目のボギーを叩くも14番Par3でこの日2回目のバウンスバックに成功。15番Par4で距離のあるパーパットを決めると、続く16番Par4でも距離のあるパットを決めてバーディ、最終18番Par5でも3打目をピンそばにつけバーディフィニッシュ。最終日はフェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パット数(25)と安定感のあるプレーで7バーディ、2ボギー(67)でラウンド、スコアを5つ伸ばし、4日間を通じてコンスタントにスコアを出せなかったものの、通算5アンダー・17位タイでメジャー初戦を終えた。

通算5アンダー・11位タイからスタートした笹生優花は、2番Par5でグループ手前からのアプローチをよせてバーディを先行させるものの、4番Par4で3打目のアプローチをよせきれずボギー、6番Par4では2打目を難しいグリーン左サイドのバンカーに入れると、アプローチがショート、フリンジからのパーパットも外しボギー。スコアを1つ落として折り返すと、10番と12番のPar4でチャンスを活かせなかったものの、11番Par5でアプローチをよせてバーディ。しかし、15番Par4でラフからの2打目を隣のホールに曲げ、3オンしたものの、距離のあるパットを決めきれずボギー。最終18番Par5をバーディでホールアウトしたものの、最終日はフェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(28)の3バーディ、3ボギー(72)とスタート時と変わらず、通算5アンダー・17位タイでメジャー初戦を終えた。

通算3アンダー・26位タイからスタートした古江彩佳は、3ホールをパーで通過し迎えた4番Par4で2打目、3打目とバンカーに入れ、アプローチもよせきれずボギー先行。その後、8番Par3でバーディを奪い、スタート時と同じ3アンダーで折り返す。後半に入り、13番Par4では3打目がピンによらずボギーを叩くと、15番Par4でも2打目をグリーン奥の難しいバンカーに入れてボギー。72ホール目の最終18番Par5は惜しくもパーでホールアウト。最終日はフェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率50.00% (9/18)、パット数(28)の1バーディ、3ボギー(74)とスコアを2つ落としたものの、3日間(71)と堅実なプレーを見せ、通算1アンダー・44位タイでメジャー初戦を終えた。

また、韓国のチェラ・チョイが17番Par3でホールインワンを達成した。

STATISTICS

FH:FAIRWAYS HIT
  (フェアウェイキープ率)
GIR:GREEN IN REG
  (パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
  (平均飛距離)
PPR:PUTTS PER ROUND
  (ラウンドあたりのパット数)


1位
ジェニファー・クプチョ(Jennifer Kupcho)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 78.57%
(11/14)
66.67%
(12/18)
271.0y 24
ROUND2 78.57%
(11/14)
83.33%
(15/18)
277.0y 31
ROUND3 92.86%
(13/14)
83.33%
(15/18)
297.0y 25
ROUND4 64.29%
(9/14)
61.11%
(11/18)
275.0y 31
TOTAL 78.57%
(44/56)
73.61%
(53/72)
280.0y 27

 

2位
ジェシカ・コルダ(Jessica Korda)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 57.14%
(8/14)
72.22%
(13/18)
281.0y 30
ROUND2 71.43%
(10/14)
66.67%
(12/18)
294.0y 28
ROUND3 71.43%
(10/14)
88.89%
(16/18)
315.0y 30
ROUND4 57.14%
(8/14)
72.22%
(13/18)
285.0y 28
TOTAL 64.29%
(36/56)
75.00%
(54/72)
294.0y 29

 

3位
ピア・バブニック(Pia Babnik)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 57.14%
(8/14)
83.33%
(15/18)
296.0y 31
ROUND2 71.43%
(10/14)
61.11%
(11/18)
295.0y 26
ROUND3 71.43%
(10/14)
83.33%
(15/18)
281.0y 32
ROUND4 64.29%
(9/14)
66.67%
(12/18)
278.0y 24
TOTAL 66.07%
(37/56)
73.61%
(53/72)
287.0y 28

 

4位タイ
渋野 日向子(Hinako Shibuno)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 78.57%
(11/14)
72.22%
(13/18)
274.0y 29
ROUND2 78.57%
(11/14)
83.33%
(15/18)
279.0y 27
ROUND3 57.14%
(8/14)
55.56%
(10/18)
264.0y 31
ROUND4 92.86%
(13/14)
72.22%
(13/18)
288.0y 25
TOTAL 76.79%
(43/56)
70.83%
(51/72)
276.0y 28

 

17位タイ
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 71.43%
(10/14)
61.11%
(11/18)
277.0y 28
ROUND2 57.14%
(8/14)
72.22%
(13/18)
274.0y 33
ROUND3 71.43%
(10/14)
72.22%
(13/18)
282.0y 31
ROUND4 92.86%
(13/14)
77.78%
(14/18)
270.0y 25
TOTAL 73.21%
(41/56)
70.83%
(51/72)
276.0y 29

 

17位タイ
笹生 優花(Yuka Saso)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 71.43%
(10/14)
61.11%
(11/18)
308.0y 33
ROUND2 57.14%
(8/14)
72.22%
(13/18)
290.0y 30
ROUND3 64.29%
(9/14)
72.22%
(13/18)
314.0y 26
ROUND4 78.57%
(11/14)
61.11%
(11/18)
316.0y 28
TOTAL 67.86%
(38/56)
66.67%
(48/72)
307.0y 29

 

44位タイ
古江 彩佳(Ayaka Furue)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 78.57%
(11/14)
55.56%
(10/18)
249.0y 27
ROUND2 92.86%
(13/14)
66.67%
(12/18)
257.0y 29
ROUND3 64.29%
(9/14)
66.67%
(12/18)
261.0y 29
ROUND4 78.57%
(11/14)
50.00%
(9/18)
254.0y 28
TOTAL 78.57%
(44/56)
59.72%
(43/72)
255.0y 28

 

93位タイ(予選カット)
横峯 さくら(Sakura Yokomine)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 57.14%
(8/14)
50.00%
(9/18)
260.0y 30
ROUND2 57.14%
(8/14)
66.67%
(12/18)
266.0y 28
ROUND3
ROUND4
TOTAL 57.14%
(16/28)
58.33%
(21/36)
263.0y 29

 

優勝したジェニファー・クプチョは、ショットからパッテイングにかけて安定した数値だった。2位のジェシカ・コルダも飛距離を活かしたパーオン率の高さがあり、3位のピア・パブニックは、日によってバラつきがあった。渋野日向子は、3日目を除くと素晴しい数値であり、畑岡奈紗は最終日が良く、笹生優花は淡白な数値、古江彩佳は、パーオン率が低かった印象でした。

全選手の結果

出場した全選手のリザルトと獲得賞金はPDFをご覧ください。
 
※LPGA公式サイト参照
※2022年大会(2022シーズン)

コメント

error: このコンテンツのコピーは禁止されています
タイトルとURLをコピーしました