2021年 ザ・ラグビーチャンピオンシップのテレビ放送予定と試合結果

ラグビー・チャンピオンシップ ラグビー
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2021年8月14日(土)~10月2日(土)にかけて南半球の4カ国で開催される2021年「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」(南半球4カ国対抗戦)の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場国、テレビ放送予定を紹します。

(2021.10.2)
・南アフリカがニュージーランドを下し、世界ランキング1位に返り咲き。

(2021.9.25)
・ニュージーランドが5連勝で7回目の優勝。

(2021.9.18)
・オーストラリアが南アフリカに2連勝。
・ニュージーランドが開幕4連勝。

(2021.9.13)
・ニュージーランドが開幕3連勝。
・オーストラリアが南アフリカに劇的な勝利。

(2021.9.5)
・ニュージーランドが開幕2連勝。

(2021.9.4)
・日程変更の修正を行いました。

(2021.8.23)
・南アフリカが2連勝と好スタートを切った。
・新型コロナウイルスの影響により、日程の変更、未定が相次いでいます。
 
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ザ・ラグビーチャンピオンシップ

1996年から2011年まで3カ国(ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカ)によるトライ・ネイションズとして開催され、2012年からアルゼンチンが加わり、南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」として(ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカ・アルゼンチン)による全12試合の総当たりによってチャンピオンが争われます。

世界トップクラスのチームで争われるラグビー最高峰の大会の1つであり、攻撃的でアグレッシブなハイレベルの戦いが見られるのも特徴の一つです。そして、2023年フランス大会に向け、新戦力や次世代のスタ-候補の活躍も期待できる大会でもあります。

また、今大会では新ルールが適用され、その1つとしてフィフティ・トゥエンティツーがあり、自陣からボールを蹴って、相手の22mライン内にワンタッチ以上されたボールがタッチラインを出た場合、蹴った側のマイボールラインアウトでの再開となります。

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大会概要

大会名 ザ・ラグビーチャンピオンシップ
(The Rugby Championship)
開催期間 2021年8月14日(土)~10月2日(土)
開催地 ① オークランド/ニュージーランド
② シドニー/オーストラリア
③ ポート・エリザベス/南アフリカ
④ ブエノスアイレス/アルゼンチン
会場 ① イーデン・パーク
② スタジアム・オーストラリア
③ ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム
④ エスタディオ・ホセ・アマルフィタニ
⑤オプタス・スタジアム
⑥シーバス・スーパー・スタジアム
⑦サンコープ・スタジアム
⑧クイーンズランド・カントリー・バンク・スタジアム
試合数 全12試合
日本との時差 ① 日本が3時間遅れています。
② 日本が1時間遅れています。
③ 日本が7時間進んでいます。
④ 日本が12時間進んでいます。
⑤ 日本が1時間進んでいます。
⑥ 日本が1時間遅れています。
⑦ 日本が1時間遅れています。
⑧ 日本が1時間遅れています。

【4カ国のホーム】
① ニュージーランド ② オーストラリア
③ 南アフリカ    ④ アルゼンチン
⑤:代替地域(パース/オーストラリア)
⑥:代替地域(ゴールドコースト/オーストラリア)
⑦:代替地域(ブリスベン/オーストラリア)
⑧:代替地域(タウンズビル/オーストラリア)

歴代優勝国

ザ・ラグビーチャンピオンシップの過去9年間の優勝国を紹介します。

2012年にアルゼンチンが参加し、4カ国対抗となって以降、最多優勝国はニュージーランドの6回となります。

2020年大会は、南アフリカが辞退したため、ザ・ラグビーチャンピオンシップとしての開催ではなく、3カ国対抗トライ・ネーションズとして大会が行われました。

優勝国
2019 南アフリカ
2018 ニュージーランド
2017 ニュージーランド
2016 ニュージーランド
2015 オーストラリア
2014 ニュージーランド
2013 ニュージーランド
2012 ニュージーランド

大会日程

2021年8月14日(土)から始まり、10月2日(土)の第6節(最終節)まで、約8週間をかけて全12試合が行われます。

  月日 対戦カード
第1節 8月14日() ニュージーランド vs オーストラリア
8月15日() 南アフリカ vs アルゼンチン
第2節 8月22日() アルゼンチン vs 南アフリカ
9月5日() オーストラリア vs ニュージーランド
第3節 9月12日() ニュージーランド vs アルゼンチン
南アフリカ vs オーストラリア
第4節 9月18日() オーストラリア vs 南アフリカ
アルゼンチン vs ニュージーランド
第5節 9月25日() ニュージーランド vs 南アフリカ
オーストラリア vs アルゼンチン
第6節 10月2日() アルゼンチン vs オーストラリア
南アフリカ vs ニュージーランド

 

出場4カ国

※情報及び世界ランキングは2021年8月9日時点

南アフリカ(SOUTH AFRICA)
世界ランキング 1位

【ザ・ラグビーチャンピオンシップ成績】
・優勝1回
・通算19勝4分19敗

【ワールドカップ成績】
・優勝:3回
(1995年、2007年、2019年)

【前回大会】(2019年)
・優勝

愛称:スプリングボクス

フィジカルを前面に押し出したセットピースと相手にボールを保持させながら圧倒的な守備力で前進してエリアを獲得しリズムを作り出す伝統的なスタイルは健在であり、2019年大会以来となる優勝と2023年フランスワールドカップで連覇を目指すラグビー大国。

キャプテンのシヤ・コリシを中心にSOのハンドレ・ポラード、SHのファフ・デクラークと言った世界的なプレーヤーとNO8のヤスパー・ヴィザら若手が一致団結したチームは、控えメンバーも強力で選手層の厚さを感じさせます。

ニュージーランドとともに優勝候補筆頭と言って良いでしょう。

ニュージーランド(NEW ZEALAND)
世界ランキング 2位

【ザ・ラグビーチャンピオンシップ成績】
・優勝6回
・通算36勝2分4敗

【ワールドカップ成績】
・優勝:3回
(1987年、2011年、2015年)

【前回大会】(2019年)
・3位

愛称:オールブラックス

ラグビーワールドカップ優勝回数3回、4カ国対抗戦となってからも6回の優勝を誇り、2010年から2017年にかけて8年連続ワールドラグビー年間最優秀チーム賞を受賞、唯一すべての対戦相手に対して勝ち越しているチームとして君臨しているラグビー最強国。

パワー・キック・パス・ランすべてにおいて高いクオリティを持っており、サポートランナーが多く絡む素早く厚みのある攻撃力が魅力的なチームです。

今大会の優勝候補筆頭と言って良いでしょう。

オーストラリア(AUSTRALIA)
世界ランキング 6位

【ザ・ラグビーチャンピオンシップ成績】
・優勝1回
・通算19勝3分20敗

【ワールドカップ成績】
・優勝:2回
(1991年、1999年)

【前回大会】(2019年)
・2位

愛称:ワラビーズ

紛れもなくラグビー大国の1つであることは間違いないなく、ラグビーワールドカップでは2回優勝、4カ国対抗戦となった今大会も2015年に優勝を飾っている。しかし、近年は国際大会での優勝はなく、ビッグタイトルからも遠ざかっています。

洗練された高度な戦術とFLマイケル・フーパーら世界トップレベルのプレーヤーを数多く有しており、21歳SOノア・ロレシオにも注目が集まっています。

トップ2チームにどこまで食い下がれるか注目されます。

アルゼンチン(ARGENTINA)
世界ランキング 7位

【ザ・ラグビーチャンピオンシップ成績】
・優勝0回
・通算5勝1分36敗

【ワールドカップ成績】
・3位:1回
(2007年)
・ベスト4:1回
(2015年)

【前回大会】(2019年)
・4位

愛称:ロス・プーマス

2020年のトライ・ネーションズでは、ニュージーランド相手に歴史的勝利を挙げるなど、ここ10年で急速に力をつけてきたアメリカ大陸最強国。

バックスを使ってボールを動かす展開力ではなく、世界的プレーヤーの1人であるFLのパブロ・マテーラを中心とした強力なフィジカルによるシンプルなFWのアタッキング(クラッシュでリズムを作る)が特徴的なチームです。ディフェンスに難があるため、規律がしっかり守られているかが勝敗のカギの1つとなってくるでしょう。

4カ国で唯一初優勝を目指す。


~ザ・ラグビーチャンピオンシップの歴史~
3カ国対抗トライ・ネーションズとして1996年に第1回大会が開催されました。

当初、ニュージーランドオーストラリア南アフリカの3か国で開催されており、ラグビ-最高峰の国際大会の1つとして知られています。

2012年からアルゼンチンが加わり、4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」に大会名が変更されました。

加入歴の浅いアルゼンチンだけは、まだ優勝経験がありません。
 

大会レギュレーション

4カ国によるホーム&アウェイ総当たりのリーグ戦(全12試合)

①勝点制
 勝ち=4pts
 引き分け=2pts
 敗け=0pts

②ボーナスポイント
・相手より3トライ以上多く獲得した場合:1pts
・7点差以内での負けの場合:1pts

テレビ放送

【BS放送】WOWOWが全ラウンド放送!!
【動画配信】WOWOWオンデマンドで全ラウンド配信!!

【BS放送】WOWOW 

全ラウンド放送!!  ※日本時間

WOWOWプライム:191ch
WOWOWライブ:192ch
:生中継

第1節/Round1

南アフリカ vs アルゼンチン
 8月14日(土) 23:50~26:10
 WOWOWプライム

ニュージーランド vs オーストラリア
 8月15日(日) 02:20~04:35
 WOWOWライブ

第2節/Round2

アルゼンチン vs 南アフリカ
 8月22日(日) 03:30~06:00
 WOWOWライブ

オーストラリア vs ニュージーランド
 9月11日(土) 15:50~18:30
 WOWOWライブ

第3節/Round3

ニュージーランド vs アルゼンチン
 9月12日(日) 15:50~18:30
 WOWOWライブ

南アフリカ vs オーストラリア
 9月13日(月) 00:30~03:00
 WOWOWプライム

第4節/Round4

オーストラリア vs 南アフリカ
 9月18日(土) 15:50~18:30
 WOWOWプライム 

アルゼンチン vs ニュージーランド
 9月19日(日) 01:20~04:00
 WOWOWライブ

第5節/Round5

ニュージーランド vs 南アフリカ
 9月25日(土) 15:50~18:50
 WOWOWライブ 

オーストラリア vs アルゼンチン
 9月25日(土) 18:50~21:20
 WOWOWライブ

第6節/Round6

アルゼンチン vs オーストラリア
 10月2日(土) 15:50~18:50
 WOWOWプライム

南アフリカ vs ニュージーランド
 10月2日(土) 18:50~21:30
 WOWOWプライム

 

【動画配信】WOWOWオンデマンド 

全ラウンド放送!!  ※日本時間

WOWOWオンデマンド:ライブ配信

第1節/Round1

南アフリカ vs アルゼンチン
 8月14日(土) 23:50~26:10
 WOWOWオンデマンド

ニュージーランド vs オーストラリア
 8月14日(土) 12:50~15:20
 WOWOWオンデマンド

第2節/Round2

アルゼンチン vs 南アフリカ
 8月21日(土) 23:50~26:20
 WOWOWオンデマンド

オーストラリア vs ニュージーランド
 9月5日(日) 14:45~17:20
 WOWOWオンデマンド

第3節/Round3

ニュージーランド vs アルゼンチン
 9月12日(日) 15:50~18:30
 WOWOWオンデマンド

南アフリカ vs オーストラリア
 9月12日(日) 18:50~21:20
 WOWOWオンデマンド

第4節/Round4

オーストラリア vs 南アフリカ
 9月18日(土) 15:50~18:25
 WOWOWオンデマンド

アルゼンチン vs ニュージーランド
 9月18日(土) 18:50~21:15
 WOWOWオンデマンド

第5節/Round5

ニュージーランド vs 南アフリカ
 9月25日(土) 15:50~18:45
 WOWOWオンデマンド

オーストラリア vs アルゼンチン
 9月25日(土) 18:50~21:20
 WOWOWオンデマンド

第6節/Round6

アルゼンチン vs オーストラリア
 10月2日(土) 15:50~18:25
 WOWOWオンデマンド

南アフリカ vs ニュージーランド
 10月2日(土) 18:50~21:30
 WOWOWオンデマンド

 

試合結果

第1節/Round1
ニュージーランド 57 – 22 オーストラリア

ニュージーランド トライ 8 G 7 PG 1
オーストラリア  トライ 3 G 2 PG 1

【日時】
2021年8月14日(土) キックオフ 16:05(現地時間)

【会場】
イーデン・パーク

【都市】
オークランド(ニュージーランド)

【通算対戦成績】

ニュージーランド 引き分け オーストラリア
119勝 8分 45勝
 
4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」となって7回目の優勝を目指すニュージーランドと2回目の優勝を目指すオーストラリアのライバル同士の対戦となったオープニングマッチは、序盤から持ち味を出したニュージーランドが主導権を握る中、激しいプレーで対抗したオーストラリアが粘りを見せるものの、21-15とニュージーランドが6点差をつけ前半終了。後半早々、オーストラリアがビッグチャンスを掴むものの、トライに繋げない中、ロングパスに対しての対策が功を奏し、この試合2つ目のインターセプトからのトライを含むフェーズの少ない変幻自在な攻撃力を見せたニュージーランドが、最後まで緩むことなく攻撃を加え圧勝。57-22で開幕戦を制した。一方、オーストラリアは、激しさのあるフィジカルコンタクトを80分間通して行うことが出来なかった。
 
南アフリカ 32 – 12 アルゼンチン

南アフリカ  トライ 3 G 1 PG 5
アルゼンチン トライ 0 G 0 PG 4

【日時】
2021年8月14日(土) キックオフ 16:45(現地時間)

【会場】
ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム

【都市】
ポート・エリザベス(南アフリカ)

【通算対戦成績】

南アフリカ 引き分け アルゼンチン
27勝 1分 3勝
 
2大会ぶりの参加で控えメンバー中心の南アフリカとP.マテーラを中心としたアルゼンチンの対戦は、序盤から効率のよいプレーを見せた南アフリカが優位に試合を進め、2トライを挙げるなど危なげないプレーで21-9とリードして前半終了。後半もハイボールに強さを見せ、セットピースと相手にボールを保持させる必勝パターンに持ち込んだ南アフリカが地力の差を見せつけ、アルゼンチンに隙を与えず、32-12で完勝。幸先の良いスタートを切った。

〈第1節終了時点〉
順位 国名 勝点 得失差
1 ニュージーランド 1 0 0 5 +35
2 南アフリカ 1 0 0 5 +20
3 アルゼンチン 0 0 1 0 -20
4 オーストラリア 0 0 1 0 -35

 

第2節 / Round2
アルゼンチン 10 – 29 南アフリカ

アルゼンチン トライ 1 G 1 PG 1
南アフリカ  トライ 2 G 2 PG 5

【日時】
2021年8月21日(土) キックオフ 17:05(現地時間)

【会場】
ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム

【都市】
ポート・エリザベス(南アフリカ)

【通算対戦成績】

アルゼンチン 引き分け 南アフリカ
3勝 1分 28勝
 
新型コロナウイルスの影響によりホーム扱いながら会場は南アフリカでの開催となったアルゼンチンと危なげない内容で初戦を制した南アフリカの対戦となった第2節は、序盤の入りが良かったアルゼンチンだったが、南アフリカに13個のペナルティを与えるなどティフェンスでの規律が崩れ、徐々にリズムを取り戻した南アフリカが5本のペナルティゴ-ルを確実に成功させて3-15でリードして前半終了。後半47分、この試合最初のトライをあげた南アフリカが51分にも得意のモールからトライを奪い、試合を決定づける。終盤ニコラス・サンチェスがリズムを変え、初トライを奪ったものの、攻守で21個のペナルティを数えたアルゼンチンに対して優勢に試合を進めた南アフリカがチームプラン通りの内容で10-29で勝利。開幕2連勝を飾り、最高のスタートを切った。一方のアルゼンチンは、フィジカル、規律の改善が求められる試合となった。
 
オーストラリア 21 – 38 ニュージーランド

オーストラリア  トライ 3 G 3 PG 0
ニュージーランド トライ 6 G 1 PG 2

【日時】
2021年9月5日(日) キックオフ 15:00(現地時間)

【会場】
オプタス・スタジアム

【都市】
パース(オーストラリア)

【通算対戦成績】

オーストラリア 引き分け ニュージーランド
45勝 8分 120勝
 
第1節で快勝し19年連続「ブレディ・スロー・カップ」を保持したニュージーランドとホームでの雪辱に燃えるオーストラリアのライバル同士の対戦となった第2節、序盤からペナルティゴ-ルで着実に点数を重ね、中盤B.バレッドのショートキックを使ったビッグプレーと27分ボール処理のミスからJ.バレッドが退場により14人となった中、前半終了間際のモールからのトライと隙のないラグビーを見せたニュージーランドが18-0とリードして前半終了。後半に入り、20分の退場が明け15人に戻ったニュージーランドに対して初トライを挙げたオーストラリアだったが、その後は、攻めるオーストラリアに対して相手の取りこぼしやミスを見逃さず、3戦連続のインターセプトやカウンターなどでトライを重ねたニュージーランドが38-21で勝利。開幕2連勝を飾った。
 
〈第2節終了時点〉
順位 国名 勝点 得失差
1 ニュージーランド 2 0 0 10 +52
2 南アフリカ 2 0 0 9 +39
3 アルゼンチン 0 0 2 0 -39
4 オーストラリア 0 0 2 0 -52

 

第3節 / Round3
ニュージーランド 39 – 0 アルゼンチン

ニュージーランド トライ 5 G 4 PG 2
アルゼンチン   トライ 0 G 0 PG 0

【日時】
2021年9月12日(日) キックオフ 16:05(現地時間)

【会場】
シーバス・スーパー・スタジアム

【都市】
ゴールドコースト(オーストラリア)

【通算対戦成績】

ニュージーランド 引き分け アルゼンチン
31勝 0分 1勝
 
新型コロナウイルスの影響によりオーストラリアでのダブルヘッダーとなった第3節の第1試合、ホーム扱いのニュージーランドとここまで2連敗のアルゼンチンの対戦は、出だしの入りが良かったアルゼンチンは、攻撃面でN.サンチェス、ディフェンス面でP.マテーラが中心となり粘りを見せるものの、先制トライから終盤に2トライを挙げるなど、終始ゲームを支配したニュージーランドが22-0で前半を折り返す。後半は、B.バレットの素晴しいオフロ-ドパスからトライを奪うと、多彩な攻撃と安定したメンタリティーを見せたニュージーランドがアルゼンチンを圧倒。39-0でシャットアウトし開幕3連勝を飾った。アルゼンチンは、良いところはほとんどなく3連敗となった。
 
南アフリカ 26 – 28 オーストラリア

南アフリカ   トライ 3 G 1 PG 3
オーストラリア トライ 1 G 1 PG 7

【日時】
2021年9月12日(日) キックオフ 19:05(現地時間)

【会場】
シーバス・スーパー・スタジアム

【都市】
ゴールドコースト(オーストラリア)

【通算対戦成績】

南アフリカ 引き分け オーストラリア
48勝 3分 38勝
 
新型コロナウイルスの影響によりオーストラリアでのダブルヘッダーとなった第3節の第2試合、ホーム扱いではあるが、2019年のワールドカップ以来となる自国以外、そして有観客での試合となる南アフリカとここまで開幕2連敗のオーストラリアの対戦は、お互いの持ち味を出し合う展開の中、イエローカード直後にそれぞれトライを奪い、終盤南アフリカのブレークダウンを上手くかわしながらリズムを掴んだオーストラリアが得点重ねて11-19とオーストラリアがリードして前半終了。後半もオーストラリアがペナルティゴールでリードする流れの中、南アフリカも得意のモールで2トライを奪い、逆転に成功。しかし、1点差で迎えた終了間際にオーストラリアがスクラムでペナルティを獲得、約4年ぶり(1541日)の代表復帰となったQ.クーパーがペナルティゴールを決め、世界王者の南アフリカ相手に劇的な逆転勝利。今大会の初勝利を飾った。
 
〈第3節終了時点〉
順位 国名 勝点 得失差
1 ニュージーランド 3 0 0 15 +91
2 南アフリカ 2 0 1 10 +37
3 オーストラリア 1 0 2 4 -50
4 アルゼンチン 0 0 3 0 -78
 
第4節 / Round4
オーストラリア 30 – 17 南アフリカ

オーストラリア トライ 4 G 2 PG 2
南アフリカ   トライ 1 G 0 PG 4

【日時】
2021年9月18日(土) キックオフ 16:05(現地時間)

【会場】
サンコープ・スタジアム

【都市】
ブリスベン(オーストラリア)

【通算対戦成績】

オーストラリア 引き分け 南アフリカ
39勝 3分 48勝
 
新型コロナウイルスの影響により第3節からオーストラリア国内での開催となった今大会。場所をブリスベンのサンコープ・スタジアムに移しての第4節の第1試合、今大会初勝利を飾ったオーストラリアと前節終了間際に逆転負けを喫した南アフリカの対戦は、試合開始からリズムを掴んだオーストラリアがオフロードパスを効果的に使い、CTBのL.イキタウの2トライなどでリード。一方の南アフリカは、タックルミスも多く、持ち味が出せない中でもペナルティゴ-ルで着実に得点を重ね、15-12とオーストラリアのリードながら僅差で前半を折り返す。後半早々、SHのF.デクラークの判断力の良さからトライを挙げ、逆転に成功した南アフリカだったが、中盤以降ディフェンスからのターンオーバーなどで2トライを重ねたオーストラリアが17個のペナルティを相手に与えながらモールのディフェンスなど攻守に素晴しいプレーを見せ、30-17で勝利。世界王者の南アフリカ相手に2連勝を飾った。
 
アルゼンチン 13 – 36 ニュージーランド

アルゼンチン   トライ 1 G 1 PG 2
ニュージーランド トライ 5 G 4 PG 1

【日時】
2021年9月18日(土) キックオフ 19:05(現地時間)

【会場】
サンコープ・スタジアム

【都市】
ブリスベン(オーストラリア)

【通算対戦成績】

アルゼンチン 引き分け ニュージーランド
1勝 0分 32勝
 
開幕から良いところなく3連敗のアルゼンチンと開幕3連勝と順当に勝ち点を積み重ねるニュージーランドの第4節は、序盤からミスもありながらも多彩な攻撃を見せたニュージーランドが、3トライを奪い、アルゼンチンを圧倒。アルゼンチンもゴール前で数少ないチャンスを作るものの、ペナルティでチャンスを潰し、前半を終えて24-3とニュージーランドがリードして折り返す。後半も優勢に試合を進めるニュージーランドに対して、粘り強く前に出るディフェンスで圧力をかけ、ボールを保持し見事なキックパスからトライを奪うなど意地を見せたアルゼンチンだったが、最後はオフロードパスやディフェンス力、強靭なメンタリティーで地力を見せたニュージーランドが36-13でアルゼンチンを振り切り、開幕4連勝を飾った。
 
〈第4節終了時点〉
順位 国名 勝点 得失差
1 ニュージーランド 4 0 0 20 +114
2 南アフリカ 2 0 2 10 +24
3 オーストラリア 2 0 2 9 -37
4 アルゼンチン 0 0 4 0 -101
 
第5節 / Round5
ニュージーランド 19 – 17 南アフリカ

ニュージーランド トライ 1 G 1 PG 4
南アフリカ    トライ 1 G 0 PG 4

【日時】
2021年9月25日(土) キックオフ 16:05(現地時間)

【会場】
クイーンズランド・カントリー・バンク・スタジアム

【都市】
タウンズビル(オーストラリア)

【通算対戦成績】

ニュージーランド 引き分け 南アフリカ
60勝 4分 36勝
 
1921年8月13日、13-5でニュージーランドが勝利した初対戦から100年目を迎えると共に100試合目の節目となるニュージーランドと南アフリカというワールドカップ3回優勝同士で世界ランキング1位と2位の対戦となった第5節は、試合開始早々、カウンターから先制トライを挙げたニュージーランドに対して、5分に相手のハイパントのキャッチミスからトライを奪った南アフリカが、11分にもペナルティゴールを決めて逆転に成功。その後は、ニュージーランド、南アフリカともに持ち味を出し前半を終えてニュージーランドが13-11とリードして折り返す。後半も一進一退の攻防が展開される中、南アフリカが素早いディフェンスとセットピースで優位に立ち、終盤77分まで1点リードしたものの、ペナルティからゴールを奪われ、逆転負け。ニュージーランドが南アフリカを19-17で破り、最終節を待たずに7回目の優勝を飾った。
 
オーストラリア 27 – 8 アルゼンチン

オーストラリア トライ 3 G 3 PG 2
アルゼンチン  トライ 1 G 0 PG 1

【日時】
2021年9月25日(土) キックオフ 19:05(現地時間)

【会場】
クイーンズランド・カントリー・バンク・スタジアム

【都市】
タウンズビル(オーストラリア)

【通算対戦成績】

オーストラリア 引き分け アルゼンチン
26勝 3分 6勝
南アフリカに対し、2連勝を飾ったオーストラリアとここまで全敗ながら前節ニュージーランド相手に粘りを見せたアルゼンチンの対戦は、出だしから良いリズムで試合に入ったアルゼンチンだったが、先制のチャンスを活かせない。一方のオーストラリアは、直後の4分に先制トライを奪うと、18分にも絶妙なキックパスからトライを奪うなど終始主導権を掴み、前半17-3とリードして折り返す。後半早々、ラインアウトからモールで押込みトライを挙げ、更に攻勢を仕掛けるアルゼンチンだったが、55分のシンビンから流れを失うと、その後はオーストラリアに完全にペースを握られたまま試合終了。タックルミスが31回と規律の面での不安定さが見られたアルゼンチンに対して持ち味を発揮したオーストラリアが27-8で勝利。3連勝を飾った。
 
〈第5節終了時点〉
順位 国名 勝点 得失差
1 ニュージーランド 5 0 0 24 +116
2 オーストラリア 3 0 2 13 -18
3 南アフリカ 2 0 3 11 +22
4 アルゼンチン 0 0 5 0 -120
 
第6節 / Round6(最終節)
アルゼンチン 17 – 32 オーストラリア

アルゼンチン  トライ 2 G 2 PG 1
オーストラリア トライ 5 G 2 PG 1

【日時】
2021年10月2日(土) キックオフ 16:05(現地時間)

【会場】
シーバス・スーパー・スタジアム

【都市】
ゴールドコースト(オーストラリア)

【通算対戦成績】

アルゼンチン 引き分け オーストラリア
6勝 3分 27勝
 
ここまで5連敗ながら前節良いゲームを見せたアルゼンチンと序盤の2連敗から3連勝と調子を上げてきたオーストラリアの対戦となった最終戦は、序盤からアルゼンチンが攻守に安定したプレーで互角の展開を見せる。しかし、26分にLOラヴァニニのイエローカードにより1人少なくなったアルゼンチンに対して、27分に先制トライを奪い、その後も1トライを加えたオーストラリアが15-3とリードして前半終了。後半に入り、リズムを掴んだオーストラリアが立て続けにトライを奪い、アルゼンチンを一気に突き放す。その後、アルゼンチンもラインアウトからのパターンを変えて代表デビュー戦となる身長176cm、107kgと小柄なPRの22歳トマス・ガジョが2トライを挙げる活躍を見せ、食い下がるものの、最後は32-17でオーストラリアがアルゼンチンを下し、4勝2敗の2位で大会を終えた。アルゼンチンは、6連敗となり、規律を含め攻守に課題の多い大会となった。
 
南アフリカ 31 – 29 ニュージーランド

南アフリカ    トライ 2 G 0 PG 6 DG 1
ニュージーランド トライ 3 G 1 PG 4

【日時】
2021年10月2日(土) キックオフ 19:05(現地時間)

【会場】
シーバス・スーパー・スタジアム

【都市】
ゴールドコースト(オーストラリア)

【通算対戦成績】

南アフリカ 引き分け ニュージーランド
37勝 4分 60勝
前節で優勝は決まったものの、4連敗は阻止したい世界ランキング2位の南アフリカと全勝でのフィナーレを迎えたい世界ランキング1位のニュージーランドのライバル同士プライドをかけた101回目の対戦は、前半6分、ニュージーランドのミスによるターンオーバーを活かした南アフリカが先制トライ。お互いにペナルティゴールを加えた後、今度は南アフリカのミスからキックパスを活かし、トライを奪ったニュージーランドが同点に追いつく。その後もお互いにミスが続く中、ニュージーランドがチャンスから2トライを奪い、前半を20-14とリードして折り返す。後半に入り、自らのミスからチャンスを逃していた南アフリカだったが、ペナルティゴールで点差を詰めると、試合の流れを変える新ルール(50-22)を活かして攻め込むと、モールからの展開からトライを奪い、逆転に成功。その後、お互いに1ペナルティゴールずつ加えて迎えた終盤75分、微妙な判定からニュージーランドがペナルティゴールを決めて26-25と逆転に成功。直後の76分、南アフリカのエルトン・ヤンチースのドロップゴールが決まり再逆転。しかし、78分キックオブレシーブからニュージーランドがペナルティを獲得し再度逆転。ドラマは終わらず、アデショナルタイムにゴール前でペナルティを獲得した南アフリカがペナルティゴールを決めて試合終了。最後まで縺れた試合は、南アフリカが31-29でニュージーランドを破り、101試合目となる最終戦を勝利で終えるとともに世界ランキング1位に返り咲いた。ニュージーランドの全勝優勝(グランドスラム)は成らなかったが、ターンオーバーなどお互いのキープレーヤーが素晴しい活躍を見せた最高の試合となった。
 
〈第6節終了時点〉
順位 国名 勝点 得失差
1 ニュージーランド 5 0 1 25 +114
2 オーストラリア 4 0 2 18 -3
3 南アフリカ 3 0 3 15 +24
4 アルゼンチン 0 0 6 0 -135

 

ラグビー
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