2022年5月12日(木)~5月15日(日)にかけてアメリカ・テキサス州マッキニーにあるTPCクレイグ・ランチ(TPC Craig Ranch)で開催される2021-2022シーズンの第30戦「AT&Tバイロン・ネルソン(AT&T Byron Nelson)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは、松山英樹、小平智が出場
※松山英樹は、2018年大会の初出場から4大会連続4回目の出場となります。
※小平智は、2大会連続3回目の出場となります。
AT&Tバイロン・ネルソン
1944年に初開催されて以来、67回目を迎える今大会は、翌週に行われるメジャー・トーナメント「全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)」の前哨戦としても注目されています。
また「AT&Tバイロン・ネルソン(AT&T Byron Nelson)」は、メジャー5勝を含む通算52勝のテキサス出身の伝説的ゴルファーであるバイロン・ネルソンを称える大会として知られています。
「バイロン・ネルソン」
・通算52勝
・メジャ-5勝(マスターズ2勝、全米プロゴルフ選手権2勝、全米オープン1勝)
・11連勝を含む年間18勝を記録(2000年にタイガー・ウッズが記録更新)
「連覇達成者」
・サム・スニード(1957-58)
・ジャック・ニクラス(1970-71)
・トム・ワトソン(1978-80)
・イ・キョンフン(2021-22)
「トーナメント・レコード」
・26アンダー(262)
第1回大会の覇者バイロン・ネルソンや大会3勝のサム・スニード、2連覇のジャック・ニクラス(1970年-1971年)、3連覇を含む4勝(1975年、1978年-1980年)をあげたトム・ワトソン、1996年のフィル・ミケルソン、1997年のタイガー・ウッズと言ったレジェンドが優勝者に名を連ねる中、日本人の丸山茂樹が2002年にPGAツアー2勝目を飾った大会でもあります。
直近では韓国勢(2019年大会のカン・スンと2021年大会のイ・キョンフン)が2大会連続優勝を飾っています。
会場となるのは、2021年大会から新たにトーナメント・コースとして使用された「TPCクレイグ・ランチ(TPC Craig Ranch)」になります。
賞金総額は$9,100,000、優勝者には2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと6つのトーナメント(マスタ-ズ・トーナメント、RBCヘリテージ、全米プロゴルフ選手権、チャールズ・シュワブ・チャレンジ、ザ・メモリアル・トーナメント、2023年大会のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ)の出場権が付与(予定)されます。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーを筆頭に同8位のジャスティン・トーマスや同9位のジョーダン・スピース、同10位のサム・バーンズらトップ10から4名、更に同11位のダスティン・ジョンソンや同12位のザンダー・シャウフェレ、同16位のブルックス・ケプカ、同17位のホアキン・ニーマンを含むトップ20から9名が出場する比較的強いフィールドとなっています。
日本からは4回目となる松山英樹と小平智が出場します。
※世界ランキングは2022年5月8日時点
【パワー・ランキング】
1位:スコッティ・シェフラー
2位:ジャスティン・トーマス
3位:ウィル・ザラトリス
4位:ジョーダン・スピース
5位:サム・バーンズ
6位:テイラー・グーチ
7位:ザンダー・シャウフェレ
8位:ホアキン・ニーマン
9位:ブライアン・ハーマン
10位:松山 英樹
11位:マーク・リーシュマン
12位:ダスティン・ジョンソン
13位:ジョナサン・ベガス
14位:キャメロン・チャンプ
15位:アーロン・ワイズ
AT&Tバイロン・ネルソン 開催会場
【アメリカ・テキサス州マッキニー】
TPCクレイグ・ランチ(TPC Craig Ranch)
コース | Yardage | Par |
TPCクレイグ・ランチ (TPC Craig Ranch) |
7,468 | 72 |
アメリカ・テキサス州マッキニーのダラス郊外にある「TPCクレイグ・ランチ」は、クレイグ・ランチのコミュニティ内にあるアメリカでトップクラスのプライベート・ゴルフクラブです。
PGAツアー16勝、国際タイトルとシニアをそれぞれ5回、1973年の全英オープン、ライダーカップ米国代表(1973年・1975年)と輝かしい実績を持つトム・ワイスコフによって設計されたコースは、2004年にオープンし、PGAツアー2回目の開催となります。
2008年に全国ツアー選手権、2012年には下部ツアーにあたるウェブ・ドットコムツアー選手権を開催しています。
【特徴のあるホール】
・3番Par4:ティーショットがカギとなる左ドッグレッグ。
・14番Par4:左サイドに池が絡む1オン可能なホール。
・15番Par3:池越えの距離のあるPar3。
・16番Par4:最もタフなホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:ゾイシア
・ラフ:バミューダ
・グリーン:ベント
Hole | Yardage | Par |
1 | 431 | 4 |
2 | 466 | 4 |
3 | 420 | 4 |
4 | 219 | 3 |
5 | 569 | 5 |
6 | 361 | 4 |
7 | 232 | 3 |
8 | 482 | 4 |
9 | 564 | 5 |
10 | 471 | 4 |
11 | 457 | 4 |
12 | 547 | 5 |
13 | 512 | 4 |
14 | 330 | 4 |
15 | 216 | 3 |
16 | 492 | 4 |
17 | 147 | 3 |
18 | 552 | 5 |
OUT | 3,744 | 36 |
IN | 3,724 | 36 |
Total | 7,468 | 72 |
AT&Tバイロン・ネルソン スケジュール
2022年5月12日(木)~5月15日(日)
5月12日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
5月13日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
5月14日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
5月15日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
バレロ・テキサス・オープン 賞金
【賞金総額】
$9,100,000
【優勝賞金 】
$1,638,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した156名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2022年5月8日時点
スコッティ・シェフラー (Scottie Scheffler)
国籍:アメリカ
生年月日:1996年6月21日(25歳)
身長:190.5cm
体重:90.7kg
① PGAツアー:4勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2013年の「全米ジュニア・アマチュア」を制覇、エリン・ヒルズで行われた2016-2017シーズンの「全米オープン」でローアマチュアを獲得するするなど、アマチュア時代の活躍を経て、プロ転向後の2019年には、PGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」で2勝を挙げ、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2019-2020シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで3年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2019-2020シーズンでは23試合に出場し、優勝こそなかったものの、3位2回を含むトップ5入り6回、トップ10入り7回と素晴らしい成績を残し、フェデックスカップ・ポイントランキングで5位に入る活躍でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
また、プレーオフ・シリーズ第1戦「THE NORTHERN TRUST」の第2ラウンドではPGAツアー史上11人目の50台となる「59」を記録しています。
その後も安定した成績を残していたものの、初優勝に手が届かないまま迎えた2021-2022シーズンの2月に行われた「WM Phoenix Open」でプレーオフの末に初優勝を飾ると、3月の「Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard」で2勝目、更に3週間後の「World Golf Championships-Dell Technologies Match Play」で世界選手権初制覇を果たすなど、直近の5試合で3勝と覚醒。マーティン・カイマーの26歳1カ月30日の記録を抜いて、PGAツアーデビューから僅か2年7カ月でジョン・ラームの25歳8カ月9日に次ぐ、25歳9カ月6日という史上6番目の若さで世界ランキング1位に駆け上がりました。
恵まれた体格を活かした飛距離を武器としたプレーに加え、パッティングを含めたショートゲームも素晴しく、ショット・ショートゲーム・パッテイングと総合的に高いレベルを保っています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離36位(305.0y)フェアウェイキープ率65位(63.49%)パーオン率45位(68.08%)とまずまずの数値を残し、平均パット(1.719)とパッティングも安定しており、1ラウンドあたりのバーディ数が7位(4.39)と高い数値を誇っています。
2021-2022シーズンは、14試合に出場し「WM Phoenix Open」と「Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard」「World Golf Championships-Dell Technologies Match Play」そしてメジャー・トーナメント「Masters Tournament」での優勝4回を含むトップ10入り7回、トップ25入り10回とここまで抜群の結果を残しています。
3大会連続3回目の出場となる今大会での成績は、初出場となった2019年大会の35位タイ、2021年大会の47位タイとあまり良くはありませんが、今季の活躍から優勝候補筆頭と言っても良いでしょう。
パワーランキングは1位。
ジャスティン・トーマス (Justin Thomas)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年4月29日(29歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:14勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:1勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2017)
2010年「全米ジュニア・アマチュア」で準優勝、2012年「全米アマチュア」では準決勝進出、ハスキンズ賞とニクラス賞の両方を受賞するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンのPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」を経て、2014-2015シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで節目となる8年目のシーズンを迎えます。
本格参戦して2年目の2015-2016シーズンには「CIMB Classic」でPGAツアー初優勝。優勝1回、3位4回を含むトップ10入り7回、トップ25入り10回の活躍を見せ、2年連続でフェデックスカップのプレーオフに進出、初のツアーチャンピオンシップに出場しました。
2016-2017シーズンには「CIMB Classic」で連覇を達成、同シーズン1月に行われた「SBS Tournament of Champions」では松山英樹に3打差をつけPGAツアー3勝目。翌週に行われた「Sony Open in Hawaii」では、初日に(59)をマーク、PGAツアー最年少記録となる23歳8カ月14日での50台と72ホールの最少スコアを樹立し大会史上4人目となる完全優勝で2大会連続優勝。更に8月の「全米プロゴルフ選手権」でも松山英樹との優勝争いを制しメジャー初優勝を飾るなど、メジャー・トーナメント1勝を含む歴史的なシーズン5勝を挙げ、2016-2017シーズンの年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」及び「アーノルド・パーマー賞」の栄光を手にしました。
ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズ、ジョーダン・スピースに次ぐ、1960年以降で25歳までにメジャーを含むシーズン5勝を獲得した4人目のプレーヤーとなりました
その後、2017-2018シーズンにはロリー・マキロイの22歳10カ月の記録に次ぐ、25歳14日という史上4番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上、2019-2020シーズンには「World Golf Championships-FedEx St. Jude Invitational」2020-2021シーズンには「THE PLAYERS Championship」と言ったビッグタイトルを獲得するなど、これまでにPGAツアーで14勝(2022年3月27日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人となっています。
4日間の中でビッグスコアを出せる爆発力に加え、ティーショットからアイアンショットまで自在に球種を打ち分けられるクオリティの高さとショートゲームの上手さがあります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離16位(311.1y)パーオン率6位(72.40%)SG: TEE-TO-GREEN(1.757)で2位、平均スコア2位(69.617)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。
2021-2022シーズンは、11試合に出場し、3位2回を含むトップ10入り6回、トップ25入り8回と優勝こそないものの、安定した結果を残しています。
2015年大会の初出場以来となる6大会ぶり2回目の出場となる今大会での成績は、55位タイが最高成績となります。4日間浮き沈みのない安定したパフォーマンスを披露できるかがカギとなるでしょう。
パワーランキングは2位。
ジョーダン・スピース (Jordan Spieth)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年7月27日(28歳)
身長:185.4cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:13勝
② メジャー・トーナメント:3勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2015)
2009年の「AJGA Rolex Player of the Year」に選出、2009年と2011年に「全米ジュニア・アマチュア」を制し、タイガー・ウッズ以来2人目となる複数回優勝を成し遂げ、2012年の「全米オープン」でローアマチュアを獲得、世界アマチュアランキング1位に輝くなどアマチュア時代から活躍し、2013年シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで節目となる10年目のシーズンを迎えます。
プロ転向後、本格参戦となった2013年シーズンには10代で「John Deere Classic」を制するなど、初優勝1回を含むトップ10入り9回を達成、FedExCupを7位で終えるというPGAツアーの歴史の中でトップのルーキー・パフォーマンスを披露し「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に輝いています。
2014-2015シーズンには、タイガー・ウッズの大会記録に並ぶ通算18アンダーで4月の「マスタ-ズ・トーナメント」を初めて制すると、6月に行われた「全米オープン」も初制覇、9月に行われた「TOUR Championship by Coca-Cola」でも優勝し、メジャー・トーナメント2勝を含む歴史的なシーズン5勝を挙げ、ロリー・マキロイの22歳10カ月の記録を抜いて、タイガー・ウッズの21歳5カ月16日に次ぐ、22歳20日という史上2番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上、2014-2015シーズンの年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の栄光を手にしました。
2015-2016年シーズンの「マスタ-ズ・トーナメント」では、まさかの展開から史上4人目となる連覇を逃したものの、2016-2017シーズンには「全英オープン」のタイトルを獲得、メジャー通算3勝を挙げ、キャリア・グランドスラムへ向けて「全米プロゴルフ選手権」を残すのみとなりました。
その後、2018年のトレーニング中に右手を怪我し、グリップの形を変えたことによる影響で思ったようなスウィングが出来なくなり、スランプに陥りましたが、2020-2021シーズンに入り、結果が付いてくるようになると、確固たる自信を取り戻し、元のグリップに戻したスウィングに自信が持てるようになったことで完全復活に成功。これまでにPGAツアーで12勝(2022年3月27日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人となっています。
アイアンショットのクオリティの高さとプレースタイルの特徴でもあるセンスを感じるショートゲームの上手さはPGAツアー屈指である一方、ドライバー・ショットの精度に課題が残っています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離23位(308.6y)フェアウェイキープ率128位(57.82%)パーオン率24位(70.60%)SG:パッティング(-0.131)とティーショットとパッティングに苦労していた印象です。
2021-2022シーズンは、11試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り2回、トップ25入り4回という結果を残しています。
9大会連続11回目の出場となる今大会での成績は、トップ10入り1回(2021年大会)とあまり良い結果を残していませんが、2大会連続優勝の期待がかかります。
パワーランキングは4位。
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(30歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2010年アジア・パシフィックア・マチュアで日本人として初優勝を含む2連覇を達成し、2011年マスタ-ズ・トーナメントで日本人初のローアマチュアを獲得するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで9年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2013-2014シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide Insurance」で初優勝を飾り、3年間のシード権を獲得。2016-2017シーズンには、世界ゴルフ選手権で優勝したアジア人初のプレーヤーとなり、年間3勝をあげ、世界ランキング2位まで上り詰めました。
その後、通算5勝を飾る活躍を見せる中、2020-2021シーズン4月に行われたメジャー・トーナメント「マスターズ・トーナメント」で初のタイトルを獲得し、日本人初の男子メジャー・チャンピオンになりました。更に、ケリー・ミドルコフ(アメリカ)、ジャック・ニクラス(アメリカ)、ベン・クレンショー(アメリカ)、タイガー・ウッズ(アメリカ)、フィル・ミケルソン(アメリカ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)に次ぐ、ロー・アマチュア獲得からチャンピオンになった7番目のプレーヤーとなりました。
また、ダスティン・ジョンソンに次いで、デビュー以来、8年連続でツアーチャンピオンシップに進出し、大記録と言える素晴しい成績を残しています。
抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げます。
2020-2021シーズンは、平均飛距離62位(299.9y)フェアウェイキープ率80位(62.25%)パーオン率69位(67.03%)とショットは良し悪しが頻繁に見られ、SG:パッティング(-0.433)とパッティングが決まらない印象でした。
2021-2022シーズンは、12試合に出場し「ZOZOチャンピオンシップ」と「Sony Open in Hawaii」の優勝2回を含むトップ10入り4回、トップ25入り7回、賞金ランキング3位・フェデックスカップポイントランキング4位と素晴らしいスタートを切っています。
4大会連続4回目の出場となる今大会は、マスタ-ズ・トーナメント以来となる約1カ月ぶりの試合となります。
パワーランキングは10位。
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AT&Tバイロン・ネルソンのテレビ放送
【BS放送】NHK BS1で3日目をライブ・最終日のラウンドを録画で放送
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!
生:生中継
【BS放送】NHK BS1
5月15日(日) 第3日
- 05:24~07:00 (SUB102ch) 生
※延長あり
5月16日(月) 第4日(最終日)
- 09:00~10:50 (101ch)(録画)
- 10:50~11:00 (SUB102ch)(録画)
※延長あり
【CS放送】ゴルフネットワーク
全ラウンド生中継!! ※日本時間
5月13日(金) 第1日
- 05:00~08:00 生
5月14日(土) 第2日
- 05:00~07:00 生
5月15日(日) 第3日
- 02:00~07:00 生
※延長あり
5月16日(月) 第4日 (最終日)
- 02:00~07:00 生
※延長あり
【動画配信】GOLFTV
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
5月12日(木) 第1日
- 20:45~翌08:00 生
5月13日(金) 第2日
- 20:45~翌08:00 生
5月14日(土) 第3日
- 21:00~翌08:00 生
5月15日(日) 第4日 (最終日)
- 21:00~翌08:00 生
【GDOサイトで無料ライブ配信】
5月13日(金) 第1日
- 05:00~07:00 生
5月14日(土) 第2日
- 05:00~07:00 生
AT&Tバイロン・ネルソン 試合結果
コース | Yardage | Par |
TPCクレイグ・ランチ (TPC Craig Ranch) |
7,468 | 72 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
12:00(02:00)
A.ハドウィン/B.ハジー/A.ライ
12:33(02:33)
C.チャンプ/L.グリフィン/D.フリテッリ
12:44(02:44)
J.ニーマン/M.リーシュマン/A.スコット
12:55(02:55)
S.バーンズ/T.ホージ/J.トーマス
13:06(03:06)
J.スピース/S.シェフラー/イ・キョンフン
13:39(03:39)
P.ぺレス/W.ザラトリス/M.ハバード
10番ホールスタート
07:34(21:34)
T.グーチ/小平智/B.ワトソン
07:45(21:45)
松山英樹/J.デイ/M.ヒューズ
07:56(21:56)
X.シャウフェレ/K.キスナー/D.ジョンソン
12:55(02:55)
J.コクラック/M.ウルフ/H.ステンソン
※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間5月12日(木)の06:50だと日本時間5月12日(木)の20:50あたり、現地時間5月12日(木)の14:12だと日本時間5月13日(金)の04:12になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | セバスチャン・ムニョス | -12 | 60 |
T2 | ミト・ペレイラ | -8 | 64 |
ピーター・マルナティ | -8 | 64 | |
イ・キョンフン | -8 | 64 | |
ジャスティン・ローワー | -8 | 64 | |
6 | カイル・ウィルシャー | -7 | 65 |
T7 | シーマス・パワー | -6 | 66 |
カルロス・オルティス | -6 | 66 | |
シャール・シュワーツェル | -6 | 66 | |
J.J.スポーン | -6 | 66 | |
デビッド・スキンズ | -6 | 66 | |
T12 | 松山 英樹 | -5 | 67 |
T79 | 小平 智 | -1 | 71 |
【詳細】
松山 英樹
1イーグル、4バーディ、1ボギー(67)
小平 智
5バーディ、4ボギー(71)
13時00分時点での天候は晴れ、気温30.6℃、湿度51%、風速5.4m/s(南)というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド1日目が行われた。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、2019-2020シーズン「Sanderson Farms Championship」以来となるPGAツアー2勝目を狙うセバスチャン・ムニョス。
出だしの1番Par4で絶好のバーディチャンスを逃したものの、続く2番Par4で4.4mのパットを決めてバーディ先行のスタートを切ったセバスチャン・ムニョスは、5番Par5で7.8mのバーディパットを決めると、続く距離の短い6番Par4では2打目をピンそば1.1mにつけ連続バーディ。8番Par4でティーショットを左に曲げ、ペナルティ後のネイティブエリアからの3打目もグリーンに乗らず、4オン1パットのボギーを叩いたものの、続く9番Par5で2オンに成功、4.7mのイーグルパットを決めて折り返すと、10番と11番のPar4で2打目をそれぞれピンそば86cmと97cmにつけるスーパーショットを放ち連続バーディ、更に12番Par5でも残り237yの2打目をピンそば1.7mにつけイーグルを奪うなど、9番からの4ホールでスコアを6つ伸ばす圧巻のプレーを披露。これでも勢いは止まらず、距離の短い14番Par4で1.9mのパットを決めてバーディを奪うと、16番Par4では2打目をピンハイ1.1mにつけバーディ、続く17番Par3では3.2mのパットを決めて連続バーディ、更に最終18番Par5でも3.6mのパットを決めて3連続バーディでフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率88.89% (16/18)、パーオン時における平均パット(1.313)とほぼ完璧なプレーを見せ、2イーグル、9バーディ、1ボギーのコース・レコードとなる(60)をマーク、12アンダー単独トップで初日のラウンドを終えた。
セバスチャン・ムニョスは、2021年11月に行われた「The RSM Classic」の初日にも(60)をマークしており、同じシーズンに(60)以下のラウンドを2度記録したPGAツアー史上初のプレーヤーになりました。
トップと4打差の2位タイには、若手の注目株の1人であるミト・ペレイラとボギーフリーとなる2イーグル、4バーディ(64)でラウンドしたピーター・マルナティ、ボギーフリーとなる1イーグル、6バーディ(64)でラウンドした大会連覇を目指すイ・キョンフン、ジャスティン・ローワーが8アンダーで並んだ。
マスタ-ズ・トーナメント以来、約1か月ぶりの試合となる松山英樹は、12番Par5でピンまで残り251yの2打目を見事ピンそば1.0mに2オン、楽々とイーグルパットを決めて最高のスタートを切ると、330yと距離の短い14番Par4では2打目を38cmにつけバーディ。続く15番Par3でもティーショットをピンそば66cmにつけるスーパーショットを放ち連続バーディ。17番Par3では難しいスタンスからパーをセーブ、折り返した1番Par4での2.0mのバーディチャンス、4番Par3でのピンチを含む7ホールをパーで通過し迎えた5番Par5で7.4mのバーディパットを決めると、続く6番Par4でもフェアウェイバンカーからの2打目をピン手前2.9mにつけ連続バーディ。その後8番Par4で3パットのボギーを叩き、9番Par5でも1.4mのバーディチャンスを活かせなかったものの、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率77.78% (14/18)、SCRAMBLING:100%とショットとショートゲーム、パッティングともに素晴しく、1イーグル、4バーディ、1ボギー(67)でラウンド、ダスティン・ジョンソンやホアキン・ニーマン、アダムスコット、ジョーダン・スピースそして世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーら実力者とともに5アンダー・12位タイの好位置で初日を終えた。
開幕前日に繰り上がりの出場が決まり、3週連続出場でチャンスを活かしたい小平智は、出だしの10番Par4でグリーン奥から下りの難しいアプローチを直接決めてバーディ先行の好スタートを切ると、続く11番Par4でも7.8mのパットを決めて連続バーディ。その後12番Par5と1.6mのバーディチャンスを逃した14番Par4を含め6ホールをパーで通過し迎えた18番Par5で3打目をグリーン手前のバンカーに入れるミスからボギーを叩くと、折り返した1番Par4で6.7mのバーディパットを決めるものの、直後の2番Par4でティーショットから2打目とミスが続きボギー。5番Par5の3打目と6番Par4の2打目をそれぞれ2.6mと1.7mにつけ連続バーディを奪うものの、7番Par3でティーショットを大きく右に外し、難しいアプローチを1.3mによせるもパーセーブ成らずボギー。更に9番Par5でもグリーン手前から3打目のアプローチをグリーンに乗せられずボギーフィニッシュ。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率61.11% (11/18)、SCRAMBLING:42.86%、パーオン時における平均パット(1.636)とショットに安定感を欠き、後半出入りの激しいプレーとなりながらも、5バーディ、4ボギー(71)とスコアを1つ伸ばし、1アンダー・78位タイで初日のラウンドを終えた。
タフなスケジュールと練習ラウンドも出来ない条件の中ではあったものの、13位タイに入った昨季同様、上位進出に期待したい。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:45(21:45)
J.コクラック/M.ウルフ/H.ステンソン
12:44(02:44)
T.グーチ/小平智/B.ワトソン
12:55(02:55)
松山英樹/J.デイ/M.ヒューズ
13:06(03:06)
X.シャウフェレ/K.キスナー/D.ジョンソン
10番ホールスタート
06:50(20:50)
A.ハドウィン/B.ハジー/A.ライ
07:23(21:23)
C.チャンプ/L.グリフィン/D.フリテッリ
07:34(21:34)
J.ニーマン/M.リーシュマン/A.スコット
07:45(21:45)
S.バーンズ/T.ホージ/J.トーマス
07:56(21:56)
J.スピース/S.シェフラー/イ・キョンフン
08:29(22:29)
P.ぺレス/W.ザラトリス/M.ハバード
※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間5月13日(金)の06:50だと日本時間5月13日(金)の20:50あたり、現地時間5月13日(金)の14:12だと日本時間5月14日(土)の04:12になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | ライアン・パーマー | -15 | 62 |
デビッド・スキンズ | -15 | 63 | |
セバスチャン・ムニョス | -15 | 69 | |
4 | ジャスティン・ローワー | -14 | 66 |
5 | シャール・シュワーツェル | -13 | 65 |
T6 | ホアキン・ニーマン | -12 | 65 |
ジョーダン・スピース | -12 | 65 | |
イ・キョンフン | -12 | 68 | |
T9 | ジェイソン・コクラック | -11 | 65 |
ボー・ホスラー | -11 | 64 | |
松山 英樹 | -11 | 66 | |
シーマス・パワー | -11 | 67 | |
ミト・ペレイラ | -11 | 69 | |
アレックス・ノレン | -11 | 63 | |
T85 | 小平 智 | -4 | 69 |
【詳細】
松山 英樹
6バーディ(66)
小平 智
1イーグル、4バーディ、3ボギー(69)
予選CUTライン:-5
小平智、S.バーンズ、W.ザラトリス、T.グーチ、B.ワトソンは予選落ちとなりました。
13時00分時点での天候は晴れ、気温31.1℃、湿度41%、風速5.4m/s(南)というコース・コンディションの中、156名(1名途中棄権)による予選ラウンド2日目が行われた。
予選ラウンド2日目を終えてトップに並んだのは、PGAツアー4勝を誇るライアン・パーマーとルーキーでPGAツアー初優勝を目指すデビッド・スキンズ、そして初日単独トップに立った2019-2020シーズン「Sanderson Farms Championship」以来となるPGAツアー2勝目を狙うセバスチャン・ムニョス。
10番Par4からスタートしたライアン・パーマーは、12番Par5で3打目のアプローチをよせてバーディを先行させると、13番と14番のPar4でそれぞれ2.2mと6.5mのパットを決めて3連続バーディ。続く15番Par3ではグリーン奥の傾斜を使ってピンそば25cmにつけるスーパーショットから4連続バーディ。更に17番Par3では2.4m、続く18番Par5では3打目のアプローチを36cmにつけ連続バーディと前半スコアを6つ伸ばす。折り返した後半も3番Par4での1.1mのバーディパットを決めたのを皮切りに、5番Par5では2オンからのバーディ、6番Par4も2打目のアプローチをよせて連続バーディ。9番Par5もバーディでフィニッシュ。ほぼ完璧なプレーでボギーフリーとなる10バーディ(62)でラウンド、通算15アンダートップタイで決勝ラウンド進出を決めた。
6アンダー・7位タイからスタートしたデビッド・スキンズは、2番と3番のPar4でそれぞれ2.2mと1.8mのパットを決めて連続バーディ。その後1バーディ、1ボギーで迎えた7番Par3で3.4mのパットを決めてバーディを奪うと、8番Par4と9番Par5でそれぞれ1.6m、53cmのパットを決めて3連続バーディ。更に折り返した10番と11番のPar4でもそれぞれ2.9m、6.6mのパットを決めて5連続バーディ。その後も14番Par4と最終18番Par5でスコアを伸ばしホールアウト。ティーショットは乱れたものの、アイアンショットとパッティングが冴え、10バーディ、1ボギー(63)でラウンド、通算15アンダートップタイで決勝ラウンド進出を決めた。
初日(60)をマークし、ロケットスタートを決めたセバスチャン・ムニョスだったが、2日目は序盤からボギーが先行する展開の中、前半はスコアを1つ落とし折り返す。後半に入り、1番Par4で5.4mのバーディパットを決めて2日目をイーブンパーに戻すと、5番Par5で2オンからバーディ、続く6番Par4でも2.4mを決めて連続バーディ。更に8番Par4でも2打目をピンハイ1.7mにつけバーディ。2日目はショットに苦労したものの、5バーディ、2ボギー(69)でラウンド、ライアン・パーマーとデビッド・スキンズとともに通算15アンダートップタイで決勝ラウンド進出を決めた。
トップと3打差の6位タイには、ともに7アンダーをマークしたホアキン・ニーマンとジョーダン・スピース、連覇を狙うイ・キョンフンの3名が通算12アンダーで並んだ。
世界ランキング8位のジャスティン・トーマスは、通算10アンダー・15位タイ、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは、通算9アンダー・20位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
3番Par4で3.1mのパットを決めてバーディ先行のスタートを切った松山英樹は、5番Par5で2打目をピン奥4.2mにつけると、イーグルパットはカップに蹴られたものの、楽々バーディ。続く6番Par3でも2打目のアプローチをバックスピンで46cmにつけ連続バーディ。9番Par5ではティーショットを右サイドのバンカーに入れ、2打目は出すだけとなりながら、3打目を2.7mにつけバーディ。折り返した11番Par4と12番Par5でそれぞれ1.8m、左に大きく曲がる5.7mのパットを決めて連続バーディ。その後は6ホールをパーで通過しホールアウト。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率77.78% (14/18)、SCRAMBLING(100.00%)パーオン時における平均パット(1.643)とショートゲームとパッティングが良く、ボギーフリーとなる6バーディ(66)でラウンド、通算11アンダー・9位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
予選通過に向け、序盤からスコアを伸ばしたい小平智は、2番と3番のPar4で惜しくもチャンスを逃して迎えた4番Par3で3.8mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切ると、チャンスホールでもある5番Par5での絶好のバーディチャンスをパー、続く6番Par4でボギーとスコアを落として迎えた9番Par5で2打目を2.6mにつけイーグルを奪うと、折り返した10番Par4で4.3mを決めてバーディ。更に12番Par5では2オン、続く13番Par4ではピンハイ2.0mにつけ連続バーディ。6アンダーまでスコアを伸ばし、予選通過が見えてきたところで迎えた15番Par3、グリーン奥からの難しい足場から見事なアプローチを見せるものの、1.8mのパーパットを外すと、続く16番Par4ではアプローチをよせきれず、痛い連続ボギー。最終18番Par5でも2.3mのバーディパットを決めきれずホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率83.33% (15/18)と安定したショットで数多くのチャンスを作ったものの、パーオン時における平均パット(1.733)とパッティングが決まらず、1イーグル、4バーディ、3ボギー(69)とスコアを3つ伸ばしたものの、予選カットラインに1打及ばず、通算4アンダー・85位タイで惜しくも予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
09:50(23:50)
D.ライリー/A.スコット/T.ホージ
11:00(01:00)
B.ホスラー/松山英樹/S.パワー
11:10(01:10)
J.スピース/イ・キョンフン/J.コクラック
13:20(01:20)
J.ローワー/C.シュワーツェル/J.ニーマン
13:30(01:30)
R.パーマー/D.スキンズ/S.ムニョス
10番ホールスタート
09:20(23:20)
D.ジョンソン/M.トンプソン/I.ポールター
※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間5月14日(土)の09:20だと日本時間5月14日(土)の23:20あたり、現地時間5月14日(土)の11:30だと日本時間5月15日(日)の01:30になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | セバスチャン・ムニョス | -21 | 66 |
2 | ジョーダン・スピース | -20 | 64 |
3 | ホアキン・ニーマン | -19 | 65 |
T4 | ジェームス・ハーン | -18 | 61 |
ジャスティン・トーマス | -18 | 64 | |
T6 | イ・キョンフン | -17 | 67 |
シャール・シュワーツェル | -17 | 68 | |
ライアン・パーマー | -17 | 70 | |
T9 | デービス・ライリー | -16 | 64 |
スコッティ・シェフラー | -16 | 65 | |
ボー・ホスラー | -16 | 67 | |
T18 | 松山 英樹 | -14 | 69 |
【詳細】
松山 英樹
7バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(69)
13時00分時点での天候は晴れ、気温32.8℃、湿度43%、風速1.3m/s(南)というコース・コンディションの中、84名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、初日からトップを維持している2019-2020シーズン「Sanderson Farms Championship」以来となるPGAツアー2勝目を狙うセバスチャン・ムニョス。
2番Par4で11.8mのロングパットを決めてバーディ先行の好スタートを切ったセバスチャン・ムニョスは、4番Par4と5番Par5でのチャンスを活かせず迎えた6番Par4でショートサイドの難しいグリーンサイドバンカーからの2打目を直接決めてイーグルを奪うと、9番Par5でも3打目をバックスピンでピンそば1.0mにつけバーディ。更に折り返した10番Par4では2打目を64cmにつけ連続バーディ。その後も2オンした12番Par5と1オン可能でグリーン奥からのバンカーショットをピンそば89cmによせた14番Par4でバーディを奪うなど順調にスコアを伸ばし、16番Par4ではボギーを叩いたものの、3日目も88.89% (16/18)と高いパーオン率を維持し、1イーグル、5バーディ、1ボギー(66)でラウンド、通算21アンダーまでスコアを伸ばし、3日目を終えた。
2番Par4で絶好のバーディチャンスを逃しながら3番Par4で7.2mのパットを決めてバーディ先行の好スタートを切ったジョーダン・スピースは、2オンした5番Par5とグリーンサイドバンカーからの2打目を2.2mに寄せた6番Par4で連続バーディを奪うと、8番Par4では2打目を56cmにつけタップインバーディ。続く9番Par5で2オンから楽々バーディを奪うと、折り返した10番Par4でも3.5mのパットを決めて3連続バーディ。その後も12番Par5では2オン、14番Par4では1オンに成功しバーディ。15番Par3ではグリーン奥からのアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、最終18番Par5ではアプローチをよせてバーディフィニッシュ。9バーディ、1ボギー(64)でラウンド、通算20アンダー2大会連続優勝に向け、好位置で3日目を終えた。
トップと2打差の3位には、8バーディ、1ボギー(65)でラウンドし、今季2勝目を狙うホアキン・ニーマンが通算19アンダーでつけた。
トップと3打差の4位タイには、1イーグル、9バーディの3日目のベストスコア(61)をマークしたジェームス・ハーンとボギーフリーとなる8バーディ(64)でラウンドしたジャスティン・トーマスが通算18アンダーで並んだ。
通算17アンダー・6位タイには、連覇を狙うイ・キョンフンら3名、通算16アンダー・9位タイには、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーら3名が並んだ。
予選2日間を終えて順調にスコアを伸ばしてきた松山英樹は、出だしの1番Par4で2打目をピンそば91cmにつけタップインバーディ。続く2番Par4でも3.6mのミドルパットを決めて連続バーディの好スタートを切ったものの、直後の3番Par4で2打目がショート、3打目のアプローチもよせきれずボギーを叩くと、優しい5番Par5でもティーショットを右サイドのバンカーに入れ、3オンしたものの、3パットのボギーでスコアが振り出しに戻る。続く6番Par4と7番Par3でそれぞれ4.0mと1.9mのパットを決めて連続バーディで盛り返すと、折り返した12番Par5でグリーン左サイドからのアプローチを1.4mによせてバーディ。続く13番Par4でも2打目をピンそば1.9mにつけ連続バーディ。しかし、その後はピンチが続き迎えた17番Par3でティーショットをグリーン手前のバンカーに打ち込むと、2打目でグリーンを捉えられず、3打目もピンを大きくオーバー。3.1mのボギーパットも決めきれずダブルボギー。最終18番Par5では2打目を3.4mにつけるスーパーショットからタップインバーディでホールアウト。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率83.33% (15/18)、SCRAMBLING:33.33%とティーショットとショートゲームに苦労し、7バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(69)とスコアを3つ伸ばしたものの、通算14アンダー・18位タイに後退し、3日目のラウンドを終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
10:20(00:20)
D.ジョンソン/T.マリナックス/A.スマザーマン
10:30(00:30)
松山英樹/S.パワー/キム・ジュヒョン
11:00(01:00)
S.シェフラー/B.ホスラー/C.ベズイデンホウト
11:10(01:10)
C.シュワーツェル/R.パーマー/D.ライリー
11:20(01:20)
J.ハーン/J.トーマス/イ・キョンフン
11:30(01:30)
S.ムニョス/J.スピース/J.ニーマン
10番ホールスタート
10:20(00:20)
I.ポールター/C.チャンプ/V.テイラー
※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間5月15日(日)の09:20だと日本時間5月15日(日)の23:20あたり、現地時間5月15日(日)の11:30だと日本時間5月16日(月)の01:30になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | イ・キョンフン | -26 | 63 |
2 | ジョーダン・スピース | -25 | 67 |
T3 | 松山 英樹 | -24 | 62 |
セバスチャン・ムニョス | -24 | 69 | |
T5 | ザンダー・シャウフェレ | -23 | 61 |
ライアン・パーマー | -23 | 66 | |
ジャスティン・トーマス | -23 | 67 | |
8 | シャール・シュワーツェル | -22 | 67 |
T9 | ピーター・マルナティ | -21 | 66 |
デービス・ライリー | -21 | 67 | |
ジェームス・ハーン | -21 | 69 |
【詳細】
松山 英樹
1イーグル、9バーディ、1ボギー(62)
13時00分時点での天候は晴れ、気温32.8℃、湿度47%、風速4.0m/s(南南東)というコース・コンディションの中、84名による決勝ラウンド最終日が行われた。
ハイスコアでトップと5打差の中に11名がひしめく大混戦を制したのは、前回大会覇者で連覇とPGAツアー2勝目を狙うイ・キョンフン。
2番Par4で15.6mと長いバーディパットと決めて、勢いをつけたイ・キョンフンは、続く3番Par4でもフリンジから5.1mの左に曲がるラインを決めて連続バーディ。更に5番Par5でグリーン手前から3打目のバンカーショットをピンそばによせてバーディを奪うと、距離の短い6番Par4でも2.4mのパットを決めて連続バーディ。9番Par5でも1.7mのバーディパットを決め、ショットが乱れる場面も多かったものの、前半スコアを5つ伸ばして折り返すと、フリンジから3.0mのパーパットを決めた10番Par4と11番Par4でのチャンスをパーで通過し迎えた12番Par5で残り238yの2打目をピン奥1.4mにつけるスーパーショットからイーグルを奪うと、続く13番Par4でも4.4mを決めてバーディ。その後16番Par4と17番Par3でのピンチをそれぞれアプローチとパッティングで凌ぐと、1打リードで迎えた最終18番Par5で2オンに成功、イーグルパットは惜しくも決まらなかったものの、タップインバーディでフィニッシュ。フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率66.67% (12/18)のショットに対して、SCRAMBLING:100.00%、SG: PUTTING(3.033)とパッティングを含むショートゲームが素晴しく、ボギーフリーとなる1イーグル、7バーディ(63)をマーク、スコアを9つ伸ばし、通算26アンダーで逆転優勝、1980年に3連覇を達成したトム・ワトソン以来となる42年ぶりの大会連覇を達成した。
トップと1打差の2位と好位置からスタートしたジョーダン・スピースは、出だしの1番Par4でフェアウェイバンカーからの2打目が土手に当たりショート、9.9mのパーパットも外しボギーとつまずくと、2番Par4で2.3mを決めてバウンスバックに成功するも、3番Par4でティーショットのミスから3打目のアプローチもよせきれずボギー。しかし、アプローチを1.4mにつけた5番Par5とグリーン手前のバンカーからの2打目を61cmつけた6番Par4で連続バーディを奪い、流れを引き戻すと、8番Par4では2打目を36cmにつけるスーパーショットからタップインバーディ。続く9番Par5でも2オンから連続バーディ。折り返した10番Par4で2.0mのバーディパットからまさかの3パットのボギーを叩いたものの、12番Par5では2オン、14番Par4では1オンに成功しバーディ。16番Par4と17番Par3での絶好のチャンスを逃し、2打追いかける展開で迎えた最終18番Par5でグリーンエッジからのアプローチを決めきれずバーディフィニッシュ。8バーディ、3ボギー(67)とスコアを5つ伸ばしたものの、優勝に1打及ばず、通算25アンダー・2位で4日間のトーナメントを終えた。
過去にアダム・スコットただ1人だけが達成しているテキサス・スラム(ヒューストン・オープン、テキサス・オープン、AT&Tバイロン・ネルソン、チャールズ・シュワブ・チャレンジ)に王手をかけることは出来なかった。
2番Par4で1.9m、続く3番Par4で1.6mとともに素晴しいショットから連続バーディの好スタートを切った松山英樹は、4番Par3でバーディチャンスを逃したものの、5番Par5でグリーン奥からのアプローチをよせてバーディを奪うと、6番Par4では2.5mを決めて連続バーディ。7番Par3でも3.5mのバーディパットを決めると、8番Par4では2打目をピンハイ2.1mにつけ圧巻の4連続バーディ。9番Par5から折り返した11番Par4にかけてティーショットが左右に乱れ、パープレーが続いたものの、12番Par5で2オンに成功、楽々バーディを奪うと、1オンに成功した14番Par4とティーショットを1.3mにつけた15番Par3で連続バーディ。16番Par4でグリーン奥からのアプローチをよせきれずボギーを叩くものの、最終18番Par5で残り230yの2打目をピンそば1.9mにつけるスーパーショットからイーグルでフィニッシュ。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パット(1.385)の1イーグル、9バーディ、1ボギー(62)とスコアを10つ伸ばす怒涛の追い上げを見せたものの、通算24アンダー優勝に2打及ばず、セバスチャン・ムニョスと並び、3位タイで4日間のトーナメントを終えた。
次週行われるメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」に弾みをつける大会となった。
トップと3打差の5位タイには、ボギーフリーとなる1イーグル、9バーディと最終日のベストスコア(61)をマークしたザンダー・シャウフェレとライアン・パーマー、ジャスティン・トーマスの3名が通算23アンダーで並んだ。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは、通算19アンダー・15位タイで4日間のトーナメントを終えた。
15番Par3でマーク・リーシュマン、17番Par3ではジャスティン・ローワーがホールインワンを達成しています。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
(最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
(パーオン時の平均パット数)
1位
イ・キョンフン(K.H. Lee)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
94.44% (17/18) |
306.1y (326.0y) |
1.588 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
306.3y (327.0y) |
1.769 |
ROUND3 | 57.14% (8/14) |
72.22% (13/18) |
306.5y (329.0y) |
1.583 |
ROUND4 | 50.00% (7/14) |
66.67% (12/18) |
308.0y (327.0y) |
1.769 |
TOTAL | 66.07% (37/56) |
76.39% (55/72) |
306.7y (329.0y) |
1.673 |
RANK | T40 | T25 | 69/125 | T39 |
2位
ジョーダン・スピース(Jordan Spieth)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
324.3y (359.0y) |
1.667 |
ROUND2 | 50.00% (7/14) |
72.22% (13/18) |
311.7y (350.0y) |
1.615 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
324.4y (329.0y) |
1.692 |
ROUND4 | 57.14% (8/14) |
72.22% (13/18) |
314.6y (369.0y) |
1.615 |
TOTAL | 62.50% (35/56) |
70.83% (51/72) |
318.7y (369.0y) |
1.647 |
RANK | T62 | T70 | 22/T35 | 25 |
3位タイ
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
300.7y (316.0y) |
1.714 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
77.78% (14/18) |
310.9y (344.0y) |
1.643 |
ROUND3 | 57.14% (8/14) |
83.33% (15/18) |
301.6y (328.0y) |
1.385 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
320.3y (348.0y) |
1.667 |
TOTAL | 66.07% (37/56) |
77.78% (56/72) |
308.3y (348.0y) |
1.607 |
RANK | T40 | T13 | 59/T75 | T10 |
3位タイ
セバスチャン・ムニョス(Sebastián Muñoz)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
88.89% (16/18) |
292.3y (350.0y) |
1.313 |
ROUND2 | 57.14% (8/14) |
77.78% (14/18) |
315.6y (340.0y) |
1.786 |
ROUND3 | 57.14% (8/14) |
88.89% (16/18) |
307.7y (325.0y) |
1.800 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
83.33% (15/18) |
320.5y (350.0y) |
1.625 |
TOTAL | 67.86% (38/56) |
84.72% (61/72) |
309.0y (350.0y) |
1.623 |
RANK | T29 | 1 | T53/72 | 15 |
85位タイ(予選カット)
小平 智(Satoshi Kodaira)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
61.11% (11/18) |
284.2y (312.0y) |
1.636 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
83.33% (15/18) |
290.8y (313.0y) |
1.733 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 67.86% (19/28) |
72.22% (26/36) |
287.5y (313.0y) |
1.692 |
RANK | T29 | T52 | 139/152 | T53 |
優勝したイ・キョンフンは、ショット・パッティングともにバランスが取れていて、SAND SAVES:1位タイ、SCRAMBLING:1位とショートゲームが安定していた。2位のジョーダン・スピースは、以前のパッティングの良さから、ショット力にプレースタイルが変わりつつある内容だった。松山英樹は、SG: APPROACH TO THE GREEN:1位とアイアンショットが素晴しかった。セバスチャン・ムニョスは、全体的に安定したプレーを見せていた。予選落ちとなった小平智だったが、プレー内容は良かったと思う。
※2022年大会(2021-2022シーズン)
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