2021年2月25日(木)~2月28日(日)にかけてアメリカ・フロリダ州ブレーデントンにあるザ・コンセッション・ゴルフクラブ(The Concession Golf Club)で開催される2020-2021シーズン第21戦「WGC ワークデイ選手権 at ザ・コンセッション(World Golf Championships-Workday Championship at The Concession)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは松山英樹、稲森佑貴が出場
※2014年から8年連続8回目の出場となります。
※稲森佑貴は初出場となります。
WGC ワークデイ選手権
例年、WGCメキシコ選手権としてメキシコ・メキシコシティにあるクラブ・デ・ゴルフ・チャプルテペック(Club de Golf Chapultepec)で開催されてきた今大会は、新型コロナウイルスの影響を受け、舞台をアメリカ・フロリダ州ブレーデントンにあるザ・コンセッション・ゴルフクラブ(The Concession Golf Club)に移しての開催となり、予選カットなしの4日間トーナメントとして行われます。
世界ゴルフ選手権は4つの大会(Dell Technologies Match Play、FedEx St. Jude Invitational、Mexico Championship、HSBC Champions)で構成され、1999年にスタートし、2008年までは3大会、2009年にHSBC Championsが追加され、メジャー・トーナメントに次ぐイベントとして現在の形になっています。
例年、年間4試合組まれている世界ゴルフ選手権ですが2020-2021シーズンは、新型コロナウイルスの影響を受けて3試合で行われます。
今大会は、3試合のうちの初戦となります。
世界ランキング50位以内、各国ツアーのランキング上位選手など世界のトッププレーヤーが集結した豪華なフィールドとなります。
日本からは松山英樹が出場。
松山英樹は2014年のPGAツアー参戦から出場し、今大会で8回目の出場となります。2014年から2017年までは、20位、30位台を推移していましたが、2019年に19位に入ると、2020年には6位タイに入っています。
WGC ワークデイ選手権 開催会場
【アメリカ・フロリダ州ブレーデントン】
ザ・コンセッション・ゴルフクラブ(The Concession Golf Club)
コース | Yardage | Par |
ザ・コンセッション・ゴルフクラブ (The Concession Golf Club) |
7,564 | 72 |
アメリカ・フロリダ州ブレーデントンにあるザ・コンセッション・ゴルフクラブはフロリダで最高のプライベート・ゴルフコースの1つとして有名であり、今大会がPGAツアー初開催となります。
ジャック・ニクラスとトニー・ジャクリンによって共同で設計されたチャンピオンコースは、2006年に「ベスト・ニュー・プライベートコース」としてオープン、2015年にはNCAAディビジョンⅠチャンピオンシップを開催しました。
チャンピオンコースのほかに、世界25のベスト・パー3・コースである「ザ・ギミー・パー3(The Gimme Par-3)」や「スネーク・エーカー・パッティングコース(Snake Acre Putting Course)」が併設されています。
Hole | Yardage | Par |
1 | 428 | 4 |
2 | 476 | 4 |
3 | 605 | 5 |
4 | 237 | 3 |
5 | 478 | 4 |
6 | 183 | 3 |
7 | 606 | 5 |
8 | 402 | 4 |
9 | 450 | 4 |
10 | 410 | 4 |
11 | 211 | 3 |
12 | 349 | 4 |
13 | 545 | 5 |
14 | 222 | 3 |
15 | 424 | 4 |
16 | 442 | 4 |
17 | 610 | 5 |
18 | 486 | 4 |
OUT | 3,865 | 36 |
IN | 3,699 | 36 |
Total | 7,564 | 72 |
WGC ワークデイ選手権 スケジュール
2021年2月25日(木)~2月28日(日)
【予選カットなし】
2月25日(木) 大会1日目
2月26日(金) 大会2日目
2月27日(土) 大会3日目
2月28日(日) 大会最終日
WGC ワークデイ選手権 賞金
【賞金総額】
$10,500,000
【優勝賞金 】
$1,820,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した73名の出場選手はPDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2021年2月21日時点
ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)
国籍:アメリカ
生年月日:1984年6月22日(36歳)
身長:193.0cm
体重:86.2kg
① PGAツアー:24勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2020)
恵まれた体格から軽く300yを超す平均飛距離と正確性を持って長年PGAツアーのトップで活躍し、イーグル率、バーディ率、スコアのアベレージも高いランキングを維持しています。
これまでメジャータイトルに縁がないことで知られていたが、2016年の全米オープン優勝を機に常にメジャー大会の優勝候補に名前を連ねる一方で、過去4回メジャー・トーナメントの最終日をトップでスタートしながら、4回とも逆転を許し、優勝を逃しているというビッグトーナメントにおいて勝負弱い面も見せていました。
しかし、2019-2020シーズンに初の年間王者に輝くと、2020年11月に行われたマスターズで初優勝を飾り、メジャー2勝目を手にすると名実ともに世界NO1に君臨しています。
2020-2021シーズンも5試合に出場し、優勝1回、トップ10入り3回と抜群の成績を上げています。
今大会との相性は良く、2009年の初出場以来、12年連続出場し、優勝3回(2015年、2017年、2019年)トップ10入り3回と抜群の成績を残しています。
パワーランキングは1位。
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
国籍:スペイン
生年月日:1994年11月10日(26歳)
身長:188.0cm
体重:99.8kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
恵まれた体格とパワーでコンパクトなスウィングながら平均300ヤードの飛距離を飛ばし、安定した成績で常に上位に顔を出しています。
メンタル面の充実により、2019-2020シーズンには世界ランキング1位も経験、2020-2021シーズンもPGAツアーで8試合中トップ10入り5回と安定した成績を残しています。
4年連続で出場している今大会は、初出場した2017年と2020年に3位タイの成績を残しています。
パワーランキングは4位。
ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年4月29日(27歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:13勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:1勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2017年、松山英樹との優勝争いを制し、全米プロゴルフ選手権初優勝、メジャー初タイトルを獲得した実力者です。
4日間の中でビッグスコアを出せる爆発力に加え、近年は4日間の安定性も出てきています。
2020-2021シーズンも8試合に出場し、すべてトップ10入り4回と安定感抜群のプレーを展開しています。
6年連続出場となる今大会は、初出場となった2016年以降、4年連続でトップ10入りするなど、安定した成績を残している。
パワーランキングは12位。
パトリック・リード(Patrick Reed)
国籍:アメリカ
生年月日:1990年8月5日(30歳)
身長:182.9cm
体重:90.7kg
① PGAツアー:9勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
安定したドローボールとジョーダン・スピースと並び、センスを感じるPGAツアー屈指のショートゲームの上手さを誇るショットメーカー。
パッティングも上手く、どんな状況でも動じない強靭なメンタルの持ち主でもあります。
2013年にPGAツアーに参戦すると、この年の「Wyndham Championship」でツアー初優勝。
2018年には、「Masters Tournament」でメジャー・トーナメントの初タイトルを手にするなど、若い時から才能を開花させています。
2020-2021シーズンも6試合に出場し、優勝1回、トップ20入り3回と成績も安定しています。
今大会は、2014年から8年連続の出場となり、初出場した2014年と2020年と2回の優勝を飾っています。ディフェンディングチャンピオンとして注目が集まります。
パワーランキングは14位。
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(28歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。
抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。
2019-2020シーズンに復調の兆しが見え、2020-2021シーズンに入って11試合に出場し、トップ10入り1回、予選落ち2回とまだまだ結果には繋がっていない。
2021年に入ってからは、ショットの精度が全盛期に近い感じが見え、期待が持てます。
2014年から出場し、今大会で7回目(2018年は欠場)となります。2019年までは20位から30位台を推移していましたが、2020年に6位タイに入り、優勝への期待も高まりました。
パワーランキングは選出されず。
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
WGC ワークデイ選手権のテレビ放送
【BS放送】NHK BS1で3日目・最終日のラウンドをライブ放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
生:生中継
【BS放送】NHK BS1
2月28日(日) 第3日
- 6:00~8:00 (101ch) 生
- 8:00~8:10 (SUB102ch) 生
3月1日(月) 第4日(最終日)
- 6:00~7:49 (101ch) 生
- 7:49~8:00 (SUB102ch) 生
※延長あり
【CS放送】ゴルフネットワーク
全ラウンド生中継!! ※日本時間
2月26日(金) 第1日
- 3:00~8:00 生
2月27日(土) 第2日
- 3:00~8:00 生
2月28日(日) 第3日
- 2:00~8:15 生
※延長あり
3月1日(月) 第4日 (最終日)
- 2:00~8:15 生
※延長あり
【動画配信】GOLFTV
全日程LIVE配信
WGC ワークデイ選手権 試合結果
コース | Yardage | Par |
ザ・コンセッション・ゴルフクラブ (The Concession Golf Club) |
7,564 | 72 |
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
11:31(01:31)
C.モリカワ/W.シンプソン/J.ニーマン
12:15(02:15)
T.ハットン/H.イングリッシュ/G.ウッドランド
12:26(02:26)
P.キャントレー/J.ローズ/C.オルティス
12:37(02:37)
B.デシャンボー/P.リード/V.ホブランド
12:48(02:48)
J.ラーム/T.フィナウ/松山英樹
10番ホールスタート
11:31(01:31)
J.トーマス/R.マキロイ/M.ホーマ
11:42(01:42)
D.ジョンソン/B.ケプカ/D.バーガー
11:53(01:53)
X.シャウフェレ/M.フィッツパトリック/A.スコット
12:59(02:59)
W.ザラトリス/B.ワトソン/S.ヴァリマキ
13:10(03:10)
D.ヴァン・トンダー/B.ケネディ/稲森佑貴
※時差:日本は14時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間2月25日(木)の10:58だと日本時間2月26日(金)の0:58、現地時間2月25日(木)の13:10だと日本時間2月26日(金)の3:10になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目
首位 | ウェブ・シンプソン | -6 | 66 |
マシュー・フィッツパトリック | -6 | 66 | |
3T | ブルックス・ケプカ | -5 | 67 |
ビリー・ホーシェル | -5 | 67 | |
セルヒオ・ガルシア | -5 | 67 | |
ケビン・キスナー | -5 | 67 | |
7T | ウェイド・オームスビー | -4 | 68 |
イム・ソンジェ | -4 | 68 | |
キャメロン・スミス | -4 | 68 | |
パトリック・リード | -4 | 68 | |
ジョン・ラーム | -4 | 68 | |
トニー・フィナウ | -4 | 68 | |
35T | 松山 英樹 | E | 72 |
44T | 稲森 佑貴 | +1 | 73 |
【詳細】
松山英樹
6バーディ、1ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギー(72)
稲森佑貴
4バーディ、5ボギー(73)
スタート時の天候は晴れ、気温16.1℃、風速1.3m/sというコンデションの中、大会1日目が行われた。
1日目トップに立ったのは、通算6アンダーで並んだ世界ランキング9位のウェブ・シンプソンとPGAツアー初優勝を狙うマシュー・フィッツパトリック。
ウェブ・シンプソンは、序盤、フェアウェイバンカーや池に入れるなどティーショットが不安定だったが、フェアウェイキープ率64.29% (9/14)と後半は立て直し、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パットが1.615とプレーに安定感を見せ、15番からの3連続バーディを含む、7バーディ、1ボギー(66)をマークした。
同じくトップに並んだマシュー・フィッツパトリックもフェアウェイキープ率が71.43% (10/14)、パーオン率83.33% (15/18)とショットが好調、約11.3mのバーディパットを決めるなど、平均パットも1.600と冴え、6バーディ、0ボギー(66)とノーボギーでラウンド。前週の好調を維持し、幸先の良いスタートを切った。
1打差の3位タイには、2週前の「Waste Management Phoenix Open」で優勝したブルックス・ケプカら4人が並んだ。2打差の7位タイには、2020年大会覇者のパトリック・リード、世界ランキング2位のジョン・ラーム、2試合連続2位のトニ-・フィナウら6人がつけた。3打差の13位タイには、世界ランキング8位のロリー・マキロイ、若手のスコッティ・シェフラー、ホアキン・ニーマンら6人が並んだ。
世界ランキング1位で優勝候補筆頭のダスティン・ジョンソン、ブライソン・デシャンボーが5オーバー・64位タイ、ハリス・イングリッシュが6オーバー・68位タイと実力者が大きく出遅れた。マシュー・ウルフは途中棄権となった。
松山英樹は、前半はティーショットもフェアウェイを捉え、3バーディで折り返したものの、後半は一転、ティーショットを池に入れるなどスコアを崩し、6バーディ、1ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギー(72)通算イーブンパー・35位タイと出入りの激しいプレーとなった。
稲森佑貴は、パッティングで苦戦したが、フェアウェイキープ率100.00% (14/14)と持ち味の曲がらないショットを武器に粘りのプレーを見せて、4バーディ、5ボギー(73)でラウンド、通算1オーバー・44位タイからのスタートとなった。
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
11:42(01:42)
W.ザラトリス/B.ワトソン/S.ヴァリマキ
11:53(01:53)
D.ヴァン・トンダー/B.ケネディ/稲森佑貴
12:37(02:37)
J.トーマス/R.マキロイ/M.ホーマ
12:48(02:48)
D.ジョンソン/B.ケプカ/D.バーガー
12:59(02:59)
X.シャウフェレ/M.フィッツパトリック/A.スコット
10番ホールスタート
11:09(01:09)
T.ハットン/H.イングリッシュ/G.ウッドランド
11:20(01:20)
P.キャントレー/J.ローズ/C.オルティス
11:31(01:31)
B.デシャンボー/P.リード/V.ホブランド
11:42(01:42)
J.ラーム/T.フィナウ/松山英樹
12:37(02:37)
C.モリカワ/W.シンプソン/J.ニーマン
※時差:日本は14時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間2月26日(金)の10:58だと日本時間2月27日(土)の0:58、現地時間2月26日(金)の13:10だと日本時間2月27日(土)の3:10になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目
首位 | ブルックス・ケプカ | -11 | 66 |
2T | キャメロン・スミス | -10 | 66 |
ビリー・ホーシェル | -10 | 67 | |
コリン・モリカワ | -10 | 64 | |
5T | トニー・フィナウ | -9 | 67 |
ウェブ・シンプソン | -9 | 69 | |
マシュー・フィッツパトリック | -9 | 69 | |
8T | パトリック・リード | -8 | 68 |
ケビン・キスナー | -8 | 69 | |
10T | ルイ・ウーストハイゼン | -7 | 68 |
エイブラハム・アンサー | -7 | 66 | |
12 | 松山 英樹 | -6 | 66 |
20T | 稲森 佑貴 | -3 | 68 |
【詳細】
松山英樹
1イーグル、7バーディ、3ボギー(66)
稲森佑貴
4バーディ、0ボギー(68)
初日に引き続き、穏やかなコンデションの中、大会2日目が行われ、日本の松山英樹、稲森佑貴がスコアを伸ばし上位に浮上した。
2日目を終えて単独トップに立ったのは、通算11アンダー、今季2勝目を狙うブルックス・ケプカ。
ブルックス・ケプカは、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率77.78% (14/18)とバーディチャンスのほとんどを2.0m以内につけるなどショットが好調で、約6.6mのパットを決めるなどパーオン時における平均パットも1.500と安定し、15番からの3連続バーディを含む、7バーディ、1ボギー(66)をマークし、2位に1打差をつけた。
1打差の2位タイには、前週4位に入り、好調を維持しているキャメロン・スミス、ビリー・ホーシェル、2日目のベストスコアタイの「64」でラウンドしたコリン・モリカワが並んだ。
2打差の5位タイには、2週連続2位タイのトニ-・フィナウら3人、前年優勝者のパトリック・リードが3打差の8位タイにつけた。
ジャスティン・トーマス、ロリー・マキロイ、若手のスコッティ・シェフラーは、5アンダー・13位タイ、初日大きく出遅れたブライソン・デシャンボーが「64」をマークし、3アンダー・20位タイに浮上した。一方で世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンはスコアを伸ばしたものの、2オーバー・54位タイと苦しい展開となった。
松山英樹は、出だしの10番でバーディと幸先の良いスタートを切ると、13番でも69yを直接カップインしてイーグルを奪うなど前半スコアを5つ伸ばして折り返すと、後半もスコアを1つ伸ばしてホールアウト。通算6アンダー・12位に浮上した。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率66.67% (12/18)、約7.4mのパットを決めるなどパーオン時における平均パットが1.333となった。稲森佑貴は2日目もフェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率72.22% (13/18)と持ち味を活かしたプレーを展開し、パーオン時における平均パットも1.692と上昇し、4バーディ、0ボギー(68)をマーク。通算3アンダー・20位タイと順位を上げた。
日本選手の大会3日目以降の活躍に期待したい。
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
11:45(01:45)
J.ニーマン/C.チャンプ
12:05(02:05)
稲森佑貴/S.ムニョス
12:15(02:15)
B.デシャンボー/W.ザラトリス
12:25(02:25)
J.デイ/S.ガルシア
12:45(02:45)
R.マキロイ/J.コクラック
12:55(02:55)
S.シェフラー/J.トーマス
13:05(03:05)
A.アンサー/松山英樹
13:25(03:25)
M.フィッツパトリック/P.リード
13:35(03:35)
T.フィナウ/W.シンプソン
13:45(03:45)
B.ホーシェル/C.モリカワ
13:55(03:55)
B.ケプカ/C.スミス
※時差:日本は14時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間2月27日(土)の7:50だと日本時間2月27日(土)の21:50、現地時間2月27日(土)の13:55だと日本時間2月28日(日)の3:55になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目
首位 | コリン・モリカワ | -15 | 67 |
2T | ビリー・ホーシェル | -13 | 69 |
ブルックス・ケプカ | -13 | 70 | |
4 | ウェブ・シンプソン | -12 | 69 |
5T | ロリー・マキロイ | -11 | 66 |
パトリック・リード | -11 | 69 | |
7T | ヴィクトル・ホブランド | -10 | 66 |
スコッティ・シェフラー | -10 | 67 | |
松山 英樹 | -10 | 68 | |
マシュー・フィッツパトリック | -10 | 71 | |
28T | 稲森 佑貴 | -3 | 72 |
【詳細】
松山英樹
6バーディ、2ボギー(68)
稲森佑貴
3バーディ、3ボギー(72)
天候は晴れ時々くもり、気温16.1℃、風速1.8m/sというコースコンデションの中でスタートした大会3日目、松山英樹が通算10アンダー・7位タイの好位置に浮上した。
3日目を終えて単独トップに立ったのは、通算15アンダー、今季初優勝を狙うコリン・モリカワ。
コリン・モリカワは、アプローチとサンドセーブに苦労し、17番Par5をボギーとする場面も見られたが、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パット1.500とショット・パッティングともに3日間通して安定し、9.7mのロングパットを決めるなど5番からの5連続バーディを含む、8バーディ、3ボギー(67)をマークし、2位に2打差をつけた。
2打差の2位タイには、前週4位に入り、2018年「Zurich Classic of New Orleans」以来となるPGAツアー6勝目を狙うビリー・ホーシェルと出だしでつまずいたものの、その後、持ち直したブルックス・ケプカがつけた。
3打差の単独4位には、初日トップに立ったウェブ・シンプソン。4打差の5位タイには、久々の優勝争いに顔を出したロリー・マキロイと前年優勝者のパトリック・リードがつけた。
5打差の7位タイには、若手の3人(ヴィクトル・ホブランド、スコッティ・シェフラー、マシュー・フィッツパトリック)と松山英樹が並んだ。
世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンは1アンダー・42位タイ、同2位のジョン・ラーム、ザンダー・シャウフェレ、アダム・スコットはイーブンパー・45位タイと実力者が下位に低迷した。
松山英樹は、出だしの1番でガードバンカーからの3打目を直接入れてチップインバーディと幸先の良いスタートを切ると、3番でもバーディと前半スコアを1つ伸ばして折り返すと、後半の12番、14番のチップイン、16番は8.5mを決める、17番とバーディを奪いホールアウト。通算10アンダー・7位に浮上した。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)とティーショットが安定し、アプローチとバンカーショットが素晴しかった。
稲森佑貴は3日目は、出だしの2番でボギーが先行したものの、6番、7番と連続バーディとし前半を折り返すと、後半は我慢のゴルフで3バーディ、3ボギー(72)でラウンドし、通算3アンダー・28位タイと順位を落とした。しかし、日本ツアーが始まっていない中でフェアウェイキープ率85.71% (12/14)と持ち味を活かしたプレーは見事だった。最終日は少しでも上位でフィニッシュしてほしいです。
日本選手の大会最終日の活躍に期待したい。
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
09:50(11:50)
A.スコット/J.ラーム
10:50(00:50)
稲森佑貴/B.デシャンボー
13:10(03:10)
松山英樹/M.フィッツパトリック
13:20(03:20)
V.ホブランド/S.シェフラー
13:30(03:30)
R.マキロイ/P.リード
13:40(03:40)
B.ケプカ/W.シンプソン
13:50(03:50)
C.モリカワ/B.ホーシェル
※時差:日本は14時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間2月28日(日)の7:35だと日本時間2月28日(日)の21:35、現地時間2月28日(日)の13:50だと日本時間2月29日(月)の3:50になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日
首位 | コリン・モリカワ | -18 | 69 |
2T | ヴィクトル・ホブランド | -15 | 67 |
ブルックス・ケプカ | -15 | 70 | |
ビリー・ホーシェル | -15 | 70 | |
5 | スコッティ・シェフラー | -14 | 68 |
6T | ルイ・ウーストハイゼン | -12 | 69 |
ロリー・マキロイ | -12 | 71 | |
ウェブ・シンプソン | -12 | 72 | |
9T | ジェイソン・コクラック | -11 | 69 |
パトリック・リード | -11 | 72 | |
15T | 松山 英樹 | -8 | 74 |
48T | 稲森 佑貴 | +3 | 78 |
【詳細】
松山英樹
3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(74)
稲森佑貴
1バーディ、3ボギー、2ダブルボギー(78)
16:00時点の天候は晴れ時々くもり、気温28.9℃、風速5.8m/sというコースコンデションの中で決勝ラウンド最終日が行われた。
2位以下が池やグリーン周りのアプローチ、パッティングに苦労する中、確実なプレーで世界ゴルフ選手権「ワークデイ・チャンピオンシップ」を制したのはコリン・モリカワ。
コリン・モリカワは、スタ-ト直後の2番でボギーとしながらも、フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率72.22% (13/18)とショットが安定し、アプローチ、パッティング(11番3.8mパーパット、12番2.4mバーディパット)にも冴えを見せ、4バーディ、1ボギー(69)でラウンドし、前日からのトップを維持したまま、世界ゴルフ選手権初優勝と共に2020-2021シーズン初勝利、2020年「全米プロゴルフ選手権」以来となるPGAツアー4勝目を手にした。
コリン・モリカワは、タイガー・ウッズ以来となる25歳を前にしてのメジャー・トーナメントと世界ゴルフ選手権の覇者となった。
1打差の通算15アンダー・2位タイには、8バーディ、3ボギー(67)をマークし、ショット・パッティングともに良かったヴィクトル・ホブランド、最後まで波に乗れなかったブルックス・ケプカとビリー・ホーシェルが入った。ヴィクトル・ホブランドはこれにより、フェデックスカップランキングで2位に浮上した。
通算14アンダー単独の5位には、終盤まで優勝争いを演じながら16番ティーショットを池に入れてチャンスを失ったスコッティ・シェフラーが入り、12アンダー6位タイには、ロリー・マキロイとウェブ・シンプソン、前回優勝者のパトリック・リードは通算11アンダー・9位タイで大会を終えた。
注目のブライソン・デシャンボーは、376yを記録するも通算6アンダー・22位タイ、パワーランキング1位のダスティン・ジョンソンは、通算5オーバー・54位タイと振るわなかった。
松山英樹は、ショットの出来は良かったが、3パットを打つなどパッティングが入らず、ショットとパットが上手くかみ合わず、3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(74)と2つスコアを落とし、通算8アンダー・15位タイで大会を終えた。
稲森佑貴は、3番ホールではティーショットで87yの差をつけられるなど、一緒にラウンドしたブライソン・デシャンボーの飛距離に圧倒されたのか、持ち味であるフェアウェイキープ率も85.71% (12/14)、パーオン率も61.11% (11/18)、パーオン時における平均パットも2.091と良いところなく、1バーディ、3ボギー、2ダブルボギー(78)と大きくスコアを崩し、通算3オーバー・48位タイで2回目となる世界ゴルフ選手権を後にした。
日本選手それぞれの今後の活躍を期待したい。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
(最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
(パーオン時の平均パット数)
1位
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
282.1y (320.0y) |
1.615 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
88.89% (16/18) |
286.1y (311.0y) |
1.438 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
77.78% (14/18) |
297.8y (326.0y) |
1.500 |
ROUND4 | 92.86% (13/14) |
72.22% (13/18) |
276.4y (320.0y) |
1.692 |
TOTAL | 83.93% (47/56) |
77.78% (56/72) |
285.6y (326.0y) |
1.554 |
RANK | T5 | T2 | 60/58 | 2 |
2位タイ
ヴィクトル・ホブランド(Viktor Hovland)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 57.14% (8/14) |
72.22% (13/18) |
295.0y (327.0y) |
1.769 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
77.78% (14/18) |
288.1y (317.0y) |
1.643 |
ROUND3 | 100.00% (14/14) |
77.78% (14/18) |
289.4y (342.0y) |
1.643 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
83.33% (15/18) |
268.8y (330.0y) |
1.600 |
TOTAL | 76.79% (43/56) |
77.78% (56/72) |
285.3y (342.0y) |
1.661 |
RANK | T14 | T2 | 61/T32 | 14 |
2位タイ
ブルックス・ケプカ(Brooks Koepka)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
72.22% (13/18) |
293.7y (339.0y) |
1.769 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
289.6y (327.0y) |
1.500 |
ROUND3 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
288.7y (338.0y) |
1.800 |
ROUND4 | 35.71% (5/14) |
72.22% (13/18) |
289.6y (347.0y) |
1.769 |
TOTAL | 64.29% (36/56) |
76.39% (55/72) |
290.4y (347.0y) |
1.709 |
RANK | T53 | T6 | 50/22 | 27 |
2位タイ
ビリー・ホーシェル(Billy Horschel)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 100.00% (14/14) |
77.78% (14/18) |
280.0y (310.0y) |
1.643 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
295.1y (317.0y) |
1.667 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
83.33% (15/18) |
297.8y (322.0y) |
1.733 |
ROUND4 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
289.6y (314.0y) |
1.667 |
TOTAL | 82.14% (46/56) |
77.78% (56/72) |
290.6y (322.0y) |
1.679 |
RANK | T7 | T2 | T48/T61 | 18 |
15位タイ
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
61.11% (11/18) |
286.8y (351.0y) |
1.545 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
289.7y (322.0y) |
1.333 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
61.11% (11/18) |
312.1y (351.0y) |
1.636 |
ROUND4 | 64.29% (9/14) |
72.22% (13/18) |
294.4y (312.0y) |
1.923 |
TOTAL | 71.43% (40/56) |
65.28% (47/72) |
295.7y (351.0y) |
1.617 |
RANK | T32 | T35 | 38/T15 | T7 |
48位タイ
稲森 佑貴(Yuki Inamori)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 100.00% (14/14) |
66.67% (12/18) |
279.9y (302.0y) |
1.833 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
72.22% (13/18) |
283.4y (294.0y) |
1.692 |
ROUND3 | 85.71% (12/14) |
61.11% (11/18) |
271.5y (289.0y) |
1.727 |
ROUND4 | 85.71% (12/14) |
61.11% (11/18) |
276.4y (289.0y) |
2.091 |
TOTAL | 89.29% (50/56) |
65.28% (47/72) |
277.8y (302.0y) |
1.830 |
RANK | T2 | T35 | 71/T70 | 63 |
優勝したコリン・モリカワは、全体を通してフェアウェイキープ率、パーオン率、パーオン時の平均パット数が素晴しく、安定していた。松山英樹は、数値で見るとショットが良いとパッティングが入らない、逆も同じでショットとパッティングがかみ合っていなかった。稲森佑貴は、飛距離不足とパッティングの出来が良くなかった。
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