2020-2021シーズン ツアーチャンピオンシップのテレビ放送予定と試合結果【PGA米国男子ツアー】

ツアーチャンピオンシップ PGAツアー
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2021年9月2日(木)~9月5日(日)にかけてアメリカ・ジョージア州アトランタにあるイースト・レイク・ゴルフクラブ(East Lake Golf Club)で開催される2020-2021シーズンのプレーオフ・シリーズ最終戦「ツアーチャンピオンシップ(TOUR Championship)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。

日本からは松山英樹が出場

※松山英樹は、2014年から8年連続8回目の出場となります。

(2021.9.6)
・P.キャントレーが初の年間王者に輝いた。
・大会最終日の結果(全選手)を掲載しました。
・松山英樹は26位タイ。

(2021.9.5)
・大会最終日の全選手と松山英樹を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会3日目の結果(全選手)を掲載しました。
・松山英樹は26位タイ。

(2021.9.4)
・大会3日目の全選手と松山英樹を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会2日目の結果(全選手)を掲載しました。
・松山英樹は26位タイ。

(2021.9.3)
・大会2日目の全選手と松山英樹を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会1日目の結果(全選手)を掲載しました。
・松山英樹は30位。

(2021.8.31)
・大会1日目の全選手と松山英樹を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・パワーランキングが発表され、1位J.ラーム、2位B.デシャンボー、3位T.フィナウ、松山英樹は23位。
・ホール・ロケーションを掲載しました。

(2021.8.30)
・最終エントリーが確定した30名の出場選手をPDFにて掲載しました。
 
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プレーオフ・シリーズの仕組み

①ザ・ノーザントラスト(第1戦)
 FedEx Point Ranking 125位までの選手が出場
   ⇓
②BMWチャンピオンシップ(第2戦)
 FedEx Point Ranking 70位までの選手が出場
   ⇓
③ツアーチャンピオンシップ(最終戦)
 FedEx Point Ranking 30位までの選手が出場

FedEx Point Ranking Starting Stroke
1 -10
2 -8
3 -7
4 -6
5 -5
6-10 -4
11-15 -3
16-20 -2
21-25 -1
26-30 E
※FedEx Point Rankingによって与えられたスコアからスタートする
(1位の選手と26-30位の選手とでは、10打差がついた状態でスタート)
 最終スコアのトップが年間王者を手にします。

優勝者=年間王者

賞金総額 7,500万ドル/150位(内30位までの総額57,925,000ドル)
年間王者ボーナス賞金 1,800万ドル

《30位までの内訳》
FedEx
Ranking
ボーナス賞金 FedEx
Ranking
ボーナス賞金
1 $18,000,000 16 $720,000
2 $6,500,000 17 $700,000
3 $5,000,000 18 $680,000
4 $4,000,000 19 $660,000
5 $3,000,000 20 $640,000
6 $2,500,000 21 $620,000
7 $2,000,000 22 $600,000
8 $1,500,000 23 $580,000
9 $1,250,000 24 $565,000
10 $1,000,000 25 $550,000
11 $950,000 26 $540,000
12 $900,000 27 $530,000
13 $850,000 28 $520,000
14 $800,000 29 $510,000
15 $760,000 30 $500,000

《31-150位までの内訳》

FedEx
Ranking
ボーナス賞金 FedEx
Ranking
ボーナス賞金
31 $250,000 51 $195,000
32 $236,000 52 $194,000
33 $228,000 53 $193,000
34 $221,000 54 $192,000
35 $214,000 55 $191,000
36 $211,000 56 $190,000
37 $209,000 57 $189,000
38 $208,000 58 $188,000
39 $207,000 59 $187,000
40 $206,000 60 $186,000
41 $205,000 61-65 $185,000
42 $204,000 66-70 $175,000
43 $203,000 71-85 $140,000
44 $202,000 86-100 $130,000
45 $201,000 101-125 $120,000
46 $200,000 126-150 $85,000
47 $199,000    
48 $198,000    
49 $197,000    
50 $196,000    

※2020-2021シーズン

 
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ツアーチャンピオンシップ

1987年にナビスコ・チャンピオンシップとしてスタートし5回目を迎えた1991年からザ・ツアーチャンピオンシップとして開催され、2011年からツアーチャンピオンシップとして11回目の開催、大会として合計33回目を迎えるトーナメントとなります。

2018-2019シーズンから大会前のフェデックスカップポイントランキングに応じて、スコアが割り振られるシステムが変更されました。また、賞金総額が$60,000,000とスポーツ界におけるボーナスが最高額であり、フェデックスカップポイントランキング150位までボーナスが支給されます。

第1回大会の覇者は、メジャー8勝を含むPGAツアー39勝のトム・ワトソンが輝き、ザ・ツアーチャンピオンシップとして初めて開催された1991年の覇者は、メジャー1勝を含むPGAツアー13勝のクレイグ・スタドラ―、フェデックスカップポイントが採用された2007年と年間王者が統一される前の最後の年となる2018年を制したのは、メジャー15勝を含むPGAツアー82勝のタイガー・ウッズでした。そして、タイガー・ウッズが大会最多となる3勝(1999、2007、2018)、フィル・ミケルソンが2勝(2000、2009)を飾っています。

フェデックスカップポイントが導入された2007年の最初のチャンピオンはタイガー・ウッズで2009年とチャンピオンに2回輝いています。その後、2015年には、ジョーダン・スピース、2017年にはジャスティン・トーマス、2018年にはジャスティン・ローズがトロフィーを獲得しています。プレーオフ最終戦の勝者が年間王者となるようにルールが変更された2019年には、ロリー・マキロイが2016年に次ぐ2回目の優勝を飾り、最多トロフィーでタイガー・ウッズに並びました。2020年はダスティン・ジョンソンにとって最初のトロフィーを獲得しています。

PGAツアーのプレーオフ・シリーズ最終戦となる今大会は、フェデックスカップポイントランキングトップ30名によって年間王者を決める2020-2021シーズン最後のビッグトーナメントとなります。

優勝者には公式の優勝記録と5年間のPGAツアー・シード権、ボーナスとして1,500万ドルという、とてつもない賞金が与えられる夢の舞台となります。また、出場資格を持つ30名全員に、2021-2022シーズンのマスタ-ズ・トーナメント、全米オープン、全英オープンの出場資格が付与されます。

最終戦は、FedExCupの順位によるストローク・ベースのボーナス・システム(Starting FedExCup Strokes)によって決められたスコアからのスタートとなり、2020-2021シーズンのトップ30名による4日間・72ホール・予選カットなしの真剣勝負が堪能できます。

フェデックスカップポイントランキングトップ30位に絞られた世界ランキングトップ30から26名(16位のティレル・ハットン、20位のウェブ・シンプソン、22位のポール・ケーシー、24位のマシュー・フィッツパトリックを除く)のプレーヤーが出場する非常に強力なフィールドとなります。

日本からは松山英樹が出場。
8年連続8回目の出場となる松山英樹は、トップ10入り3回(2016、2018、2019)となっています。

【連続プレーオフ最終戦トップ30入り】
・13年連続(2009~2021):D.ジョンソン(PGAツアー最長記録)
・8年連続(2014~2021):松山英樹、P.リード
・6年連続(2016~2021):J.トーマス
 
【パワー・ランキング】
1位:ジョン・ラーム
2位:ブライソン・デシャンボー
3位:トニ-・フィナウ
4位:ジャスティン・トーマス
5位:パトリック・キャントレー
6位:ロリー・マキロイ
7位:ダスティン・ジョンソン
8位:ザンダー・シャウフェレ
9位:ブルックス・ケプカ
10位:ジョーダン・スピース
11位:イム・ソンジェ
12位:サム・バーンズ
13位:エイブラハム・アンサー
14位:ヴィクトル・ホブランド
15位:スコッティ・シェフラー
16位:コーリー・コナーズ
17位:キャメロン・スミス
18位:ダニエル・バーガー
19位:ジェイソン・コクラック
20位:ルイ・ウーストハイゼン
21位:ハリス・イングリッシュ
22位:セルヒオ・ガルシア
23位:松山 英樹
24位:コリン・モリカワ
25位:エリック・ファン・ロイエン
26位:ビリー・ホーシェル
27位:ホアキン・ニーマン
28位:スチュワート・シンク
29位:ケビン・ナ
30位:パトリック・リード

ツアーチャンピオンシップ 開催会場

【アメリカ・ジョージア州アトランタ】
イースト・レイク・ゴルフクラブ(East Lake Golf Club)

コース Yardage Par
イースト・レイク・ゴルフクラブ
(East Lake Golf Club)
7,346 70

 

ジョージア州アトランタにある「イースト・レイク・ゴルフクラブ」は、米国南部経済および交通の中心として急成長を続けるアトランタのダウンタウンの東約5.0マイルに位置し、伝説的なゴルファーであるボビー・ジョーンズのホームコースとして知られ、アトランタで最も古い歴史を持つプライベートゴルフコースです。また、ボビー・ジョーンズルームには、数々の記念品が展示されています。

1904年に設立し、トム・ベンデローによって設計され、1913年ドナルド・ロスによって改修され、その後リース・ジョーンズよって再び改修(1994年、2008年、2016年)が行われたコースは、縦に約640m、横に1,300mの長方形のブロックで囲まれた中で構成され、中央にある大きな湖を挟んで左右に展開される特徴を持ち、長年にわたり、1950年と2001年の全米女子アマチュア、1963年のライダーカップを含む多くのゴルフトーナメントを主催しており、2004年からは、FedExCupプレーオフ・シリーズの最終戦であるツアーチャンピオンシップを開催しています。

アップダウンのきつく、大きな木々でセパレートされた狭いフェアウェイ(狭いところで幅25y)と奥からの傾斜が特に強く速いグリーン。また、ラフが深く、深いバンカーが巧みに配置されていて、フェアウェイキープ率の高さがスコアメイクの絶対条件となるため、ティーショットのクオリティの高さが求められる非常に難易度の高いPGAツアー屈指の難コースとなっています。また、200yを超える池の絡む15番パ-3は威圧感があり風が吹くと更に選手にとって厳しいホールとなるでしょう。スロープと高低差のあるホール・ロケーションとバミューダ芝のラフがスコアに良し悪しに影響を及ぼすため、フェアウェイキープが絶対条件となります。

・簡単なホール:12番、13番、17番、18番
・難しいホール:14番、15番、16番



【特徴のあるホール】
・8番Par4:左サイドに続く池。
・9番Par3:池と大きく難しいグリーン。
・14番Par4:長くてタイトな最も難易度の高いホール。
・15番Par3:難関ホール。

【芝の種類】
・フェアウェイ:マイヤー・ゾイシア・グラス
・ラフ:ティフウェイ・バミューダ・グラス
・グリーン:ミニヴェルデ・ウルトラドワーフ・バミューダ
Hole Yardage Par
1 469 4
2 197 3
3 391 4
4 479 4
5 442 4
6 525 5
7 481 4
8 455 4
9 235 3
10 424 4
11 214 3
12 389 4
13 440 4
14 520 4
15 211 3
16 454 4
17 430 4
18 590 5
OUT 3,674 35
IN 3,672 35
Total 7,346 70
※2021年 HOLE LOCATIONS

ツアーチャンピオンシップ スケジュール

2021年9月2日(木)~9月5日(日)
【予選カットなし】

9月2日(木) 大会1日目
9月3日(金) 大会2日目
9月4日(土) 大会3日目
9月5日(日) 大会最終日

ツアーチャンピオンシップ 賞金

【賞金総額】

 $60,000,000

【優勝賞金 】

 $15,000,000

※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。

 

出場選手一覧

最終エントリーが確定した30名の出場選手は、PDFをご覧ください。


注目選手

※選手情報及び世界ランキングは2021年8月29日時点

ジョン・ラーム(Jon Rahm)
世界ランキング 1位
国籍:スペイン
生年月日:1994年11月10日(26歳)
身長:188.0cm
体重:99.8kg

① PGAツアー:6勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・マスターズ:0勝
 ・全米オープン:1勝
 ・全英オープン:0勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:0回

恵まれた体格とパワーでコンパクトなスウィングながら平均300ヤードの飛距離を飛ばし、安定した成績で常に上位に顔を出しています。

メンタル面の充実により、世界ランキング1位も経験しています。
レギュラー・シーズン終了時点でパーオン率3位(71.62%)と抜群のショット力を活かしたプレーで平均スコア1位(69.429)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。

2020-2021シーズンも21試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り14回、35位タイ以下では、予選落ち1回と途中棄権の2回だけと抜群の結果を残しています。プレーオフ・シリーズ第1戦が3位、第2戦は9位タイながら最終日まで優勝争いに絡む安定感抜群のプレーを見せています。

2017年から5年連続5回目の出場となる今大会での成績は、2017年に7位タイ、2020年は4位に入っており、ここまで好調を維持している事と世界ランキング1位であることからトップと4打差からのスタートとなりますが、優勝候補筆頭と言って良いでしょう。

パワーランキングは1位。

パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)
世界ランキング 4位
国籍:アメリカ
生年月日:1992年3月17日(29歳)
身長:182.9cm
体重:86.2kg

① PGAツアー:5勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・マスターズ:0勝
 ・全米オープン:0勝
 ・全英オープン:0勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:0回

2011年6月に開催された「Travelers Championship」の2日目に10アンダー(60)でラウンド、PGAツアーの歴史の中でアマチュアによる最初の60以上をマークするなどアマチュア時代から活躍し2012年6月にプロ転向、2014年からPGAツアー本格参戦し2018年「Shriners Hospitals for Children Open」でPGAツアー初優勝、その後「ザ・メモリアル・トーナメント」の2勝を含むPGAツアー5勝を誇っています。

安定した平均飛距離と高いパーオン率を活かしたプレーが特徴的なプレーヤーであり、パーオン率3位(69.82%)と平均スコア1位(69.806)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。

2020-2021シーズンも23試合に出場し、シーズン最多の優勝3回を含むトップ10入り6回を記録している一方で、予選落ち5回と安定感に欠ける部分も残っています。プレーオフ・シリーズ第1戦が11位タイ、第2戦ではプレー・オフを制し優勝と安定感抜群のプレーを見せています。

2017年の初出場から2年ぶり4回目の出場となる今大会での成績は、20位台とトップ10入りはありませんが、フェデックスカップポイントランキング1位でのスタートとプレーオフ・シリーズの好調さを維持できれば初の年間王者のタイトルを獲得できるでしょう。

パワーランキングは5位。

ブライソン・デシャンボー (Bryson DeChambeau)
世界ランキング 7位
国籍:アメリカ
生年月日:1993年9月16日(27歳)
身長:185.4cm
体重:106.7kg

① PGAツアー:8勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・マスターズ:0勝
 ・全米オープン:1勝
 ・全英オープン:0勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:0回

ゴルフに対するユニークな考え方(アイアンの長さがすべて6アイアンと同じ)と強力なフィジカル・トレーニングによって筋力が9kg増と強靭な体へと変貌をとげ、再開後に約20y伸びた平均飛距離を武器に、2019-2020シーズンは驚異的(平均飛距離322.1yと1位マーク)な数値を記録しました。

更に、ショートゲーム・パッティングも良くなり、全体的にウィークポイントが無くなった新しいゴルフ・スタイル(圧倒的な飛距離のアドバンテージによるゴルフの変化)を確立すると、難コースを攻略し、1人だけ別次元の強さを見せ、2020-2021シーズン最初の2020年全米オープンの初タイトルを手にしました。

2020-2021シーズンは、21試合に出場して優勝2回を含むトップ10入り8回、予選落ち2回と素晴らしい成績を残しています。また、優勝した「アーノルドパーマー・インビテーショナル」では、池越えのPar5で果敢に1オンに挑戦するなど、アグレッシブなプレーで観客を魅了しています。2021年3月後半からプレーに精彩を欠き、結果も伴っていませんでしたが、「World Golf Championships-FedEx St. Jude Invitational」で8位タイと久々のトップ10入りをマーク、プレーオフ・シリーズ第1戦は31位ながら第2戦では2位と最後まで優勝争いを演じました。

2018年から4年連続4回目の出場となる今大会での成績は、2019年の12位タイが最高順位で、トップ10入りはありません。トップと3打差と好位置からのスタートに加え、前週からの好調なパッティングが維持できれば、初の年間王者も可能でしょう。

パワーランキングは2位。

トニー・フィナウ(Tony Finau)
世界ランキング 9位
国籍:アメリカ
生年月日:1989年9月14日(31歳)
身長:193.0cm
体重:90.7kg

① PGAツアー:2勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・マスターズ:0勝
 ・全米オープン:0勝
 ・全英オープン:0勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:0回

立派な体格から繰り出される飛距離を武器に2015年にPGAツアーにデビューすると、2016年「Puerto Rico Open at Coco Beach」でツアー初優勝、素晴しいキャリアのスタートを飾りました。

一方で2020-2021年のレギュラーシーズン終了時点で8回も2位(内プレーオフ3回)に終わるなど勝負弱さが露呈していましたが、プレーオフ・シリーズ第1戦「THE NORTHERN TRUST」で2016年の最初の優勝から1,975日ぶり143試合目、PGAツアーのキャリア・スタート以来、31歳11か月9日の189試合目で、ようやく2度目のPGAツアータイトルを獲得しました。

ハーフトップまでしかバックスウィングしないコンパクトなスウィングが特徴ですが、実際は最後まで上がるバックスウィングでフルショットするとPGAツアーNo.1の飛ばし屋と言われ、フルショット時のデータは、ボール初速206マイル、キャリー383ヤードを記録しました。(200マイルを超えることと1マイル上げることはかなり大変である)

2020-2021シーズンは、ストローク・ゲインの(AROUND-THE-GREEN、TEE-TO-GREEN、TOTAL)でトップ20に入りなど、安定したプレーを見せています。

2020-2021シーズンも26試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り8回、予選落ち5回と波はあるものの、安定した結果を残しています。プレーオフ・シリーズ第1戦が1位、第2戦は15位タイと素晴らしい結果となっています。

2017年から5年連続5回目の出場となる今大会での成績は、2017年の7位タイと2019年の7位が最高ですが、トップと2打差の2位と絶好の位置からのスタートで迎える今大会での活躍は、期待できるでしょう。

パワーランキングは3位。

松山 英樹(Hideki Matsuyama)
世界ランキング 17位
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(29歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg

① PGAツアー:6勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・マスターズ:1勝
 ・全米オープン:0勝
 ・全英オープン:0勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:0回

日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。

抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げます。

メジャー・トーナメントの1つである「マスターズ・トーナメント」を制したことで、世界のトッププレーヤーとして更なる活躍が期待されます。

2020-2021シーズンは、26試合に出場し優勝1回を含むトップ10入り3回、予選落ち4回という結果が残っています。プレーオフ・シリーズ第1戦が43位タイ、第2戦は46位タイと結果は良くなく、特に3日目以降にスコアを伸ばせていません。

2014年から8年連続8回目の出場となる今大会の成績は、2016年の5位、2018年の4位タイ、2019年の9位タイとトップ10に3回入っています。トップと9打差と厳しいスタート順位となりますが、年間王者に向けて注目です。

パワーランキングは23位。


最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!

ツアーチャンピオンシップのテレビ放送

【BS放送】NHK BS1で3日目・最終日のラウンドライブ放送予定!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!

:生中継

【BS放送】NHK BS1

9月5日(日) 第3日

  • 6:00~7:00 (101ch)
  • 7:00~8:00 (SUB102ch)
    ※延長あり

9月6日(月) 第4日(最終日)

  • 5:00~6:49 (101ch)
  • 6:49~7:00 (SUB102ch)
    ※延長あり

 

【CS放送】ゴルフネットワーク 

全ラウンド生中継!!  ※日本時間

9月3日() 第1日

  • 2:00~7:00

9月4日() 第2日

  • 2:00~7:00

9月5日(日) 第3日

  • 2:00~8:00

9月6日(月) 第4日 (最終日)

  • 1:00~7:15
    ※延長あり

 

【動画配信】GOLFTV 

全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間

9月3日() 第1日

  • 0:45~7:00

9月4日() 第2日

  • 0:45~7:00

9月5日(日) 第3日

  • 0:45~8:00

9月6日(月) 第4日 (最終日)

  • 1:30~7:00

【GDOサイトで無料ライブ配信】

9月3日() 第1日

  • 2:00~6:00

9月4日() 第2日

  • 2:00~6:00

 

ツアーチャンピオンシップ 試合結果

コース Yardage Par
イースト・レイク・ゴルフクラブ
(East Lake Golf Club)
7,346 70

 

大会1日目

大会1日目
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 12:20(01:20)
 C.コナーズ/松山英樹
 12:30(01:30)
 K.ナ/B.ケプカ
 12:50(01:50)
 D.ジョンソン/R.マキロイ
 13:00(02:00)
 V.ホブランド/L.ウーストハイゼン
 13:30(02:30)
 H.イングリッシュ/A.アンサー
 13:40(02:40)
 C.スミス/J.トーマス
 13:50(02:50)
 B.デシャンボー/J.ラーム
 14:00(03:00)
 P.キャントレー/T.フィナウ

※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月2日(木)の11:40だと日本時間9月3日(金)の0:40あたり、現地時間9月2日(木)の14:00だと日本時間9月3日(金)の3:00になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
ツアーチャンピオンシップ
大会1日目
首位 パトリック・キャントレー -13 67
2 ジョン・ラーム -11 65
T3 ハリス・イングリッシュ -8 66
  ブライソン・デシャンボー -8 69
T5 ヴィクトル・ホブランド -7 66
  キャメロン・スミス -7 68
  ジャスティン・トーマス -7 67
T8 ケビン・ナ -6 66
  トニー・フィナウ -6 72
T10 ビリー・ホーシェル -5 65
  ブルックス・ケプカ -5 67
  ジェイソン・コクラック -5 67
  ダスティン・ジョンソン -5 68
  ルイ・ウーストハイゼン -5 68
  ジョーダン・スピース -5 69
  エイブラハム・アンサー -5 69
T17 スコッティ・シェフラー -4 67
  コーリー・コナーズ -4 67
  ザンダー・シャウフェレ -4 68
  ロリー・マキロイ -4 68
T21 コリン・モリカワ -3 70
  サム・バーンズ -3 71
T23 セルヒオ・ガルシア -2 68
  イム・ソンジェ -2 71
25 エリック・ファン・ロイエン -1 69
T26 スチュワート・シンク +1 72
  ホアキン・ニーマン +1 72
 T28 パトリック・リード +2 72
  ダニエル・バーガー +2 72
 30 松山 英樹 +6 77

【詳細】
松山 英樹
1バーディ、5ボギー、1トリプルボギー(77)

13時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温28.3℃、湿度52%、風速3.1m/sというコース・コンディションの中、30名による大会1日目が行われた。

大会1日目を終えてトップをキープしたのは、プレーオフ・シリーズ第2戦で優勝を飾り、2020-2021シーズン最多となる3勝をマーク、フェデックスカップポイントランキング1位のパトリック・キャントレー。

フェデックスカップポイントランキング1位による10アンダーのアドバンテージを持ってスタートしたパトリック・キャントレーは、3番でグリーン奥から6.6mの難しいアプローチを直接決めてバーディ、5番でアプローチを寄せきれずボギーとするものの、6番Par5で2.5mのバーディパットを決めてバウンスバックに成功。7番、8番でのチャンスは活かせなかったものの、前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半は、12番でバーディ、520.0yの難しい14番Par4をパー、最終18番では2オンに成功し楽々バーディとスコアを2つ伸ばしたものの、フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パットが1.769、SG: PUTTINGも-1.395という結果から分かる様に6.0mから8.0mのバーディパットが多くチャンスが作れていなかった。しかし、初日は4バーディ、1ボギー(67)でラウンド、通算13アンダーとスコアを3つ伸ばし、まずまずのスタートを切った。

プレーオフ・シリーズから好調を維持している世界ランキング1位のジョン・ラームは、出だしの1番Par4で残り37.0yの3打目を直接決めてバーディと好スタートを切ると、4番でも6.9mのパットを決めてバーディ、6番Par5でも2オンに成功し楽々バーディとここまで危なげないプレーでスコアを3つ伸ばす。しかし、7番でティーショットを左に曲げ、3打目のバンカーショットも寄せきれずボギーとすると、続く8番でもティーショットのミスから4オン1パットのボギーを叩き、良くない流れのまま前半を折り返す。後半ティーショットに安定感が戻ると12番、13番で2打目をピンそばにつけ連続バーディ、17番、最終18番でも連続バーディを奪い、初日7バーディ、2ボギー(65)でラウンド、ティーショットとバンカーショットに苦労したものの、後半は危なげないプレーでスコアを伸ばし、通算11アンダー・トップに2打差の2位に浮上した。

6番Par5でのバーディの後、15番Par3で手前から転がりながらカップに吸い込まれ、ホールインワンを達成し続く16番、17番でもピンそばにつけ連続バーディとパーオン率77.78% (14/18)とスタートから安定感のあるプレーを見せたハリス・イングリッシュと出だしの2番から連続ボギー、6番、7番で連続バーディ、9番ボギーと前半スコアを1つ落とし後半15番Par3でもティーショットを池に入れボギーを叩きながら、16番からの3連続バーディを奪い、初日バンカーショットを含むアプローチに苦労し出入りの激しいプレーとなりながらスコアを1つ伸ばしたブライソン・デシャンボーが通算8アンダー・トップと5打差の3位タイにつけた。

安定感のあるアイアンショットと初日好調だったパッティングでスコアを伸ばしたセルヒオ・ガルシアが3番からの4連続バーディを含む7バーディ(65)とボギーフリーのラウンドで7アンダー1打差の4位につけた。

トップと6打差の5位タイには、ヴィクトル・ホブランドとキャメロン・スミス、ジャスティン・トーマスの3名が通算7アンダーで並んだ。

プレーオフ・シリーズ第1戦で優勝し8アンダー2位からスタートしたトニ-・フィナウは、3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(72)とスコアを崩しスコアを4つ伸ばしたケビン・ナとともに通算6アンダー・8位タイに後退した。

フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率38.89% (7/18)、パーオン時における平均パットが2.000、SCRAMBLING(54.55%)、SG:TOTALが-8.233とショット・ショートゲーム・パッティングともに精彩を欠いた松山英樹は、2番Par3でティーショットをショートサイドのバンカーに入れ、寄せきれずボギー、5番Par4ではティーショットを隣のホール(右サイド)に打ち込み、3打目のバンカーショットも寄せきれず、7.6mのパーパットも決めきれずにボギー、6番Par5でもティーショットを右に曲げ、フェアウェイからの3打目もバンカーに入れてパー、8番もグリーン手前の花道からミス(残り14.3m)しボギー、9番Par3ではティーショットを難しい右に外しボギーと前半スコアを4つ落として折り返す。後半10番Par4でもティーショットを左サイドの木々の中に打ち込むと、2打目、3打目と出せずに4打目でグリーン手前、結局5オン2パットのトリプルボギー、13番で2.1mにつけバーディを奪ったものの、15番Par3では3パットのボギー、16番2.5mのバーディパットも決まらずと最後まで流れが良くなく1バーディ、5ボギー、1トリプルボギー(77)でホールアウト。通算6オーバー・30位で初日を終えた。

2日目以降のプレーに期待したい。

大会2日目

大会2日目
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 11:45(00:45)
 D.バーガー/松山英樹
 12:35(01:35)
 X.シャウフェレ/R.マキロイ
 13:25(02:25)
 T.フィナウ/B.ホーシェル
 13:35(02:35)
 J.トーマス/K.ナ
 13:45(02:45)
 V.ホブランド/C.スミス
 13:55(02:55)
 H.イングリッシュ/B.デシャンボー
 14:05(03:05)
 P.キャントレー/J.ラーム

※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月3日(金)の11:45だと日本時間9月4日(土)の0:45あたり、現地時間9月3日(金)の14:05だと日本時間9月4日(土)の3:05になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会2日目
首位 パトリック・キャントレー -17 66
2 ジョン・ラーム -16 65
3 ブライソン・デシャンボー -11 67
4 ジャスティン・トーマス -10 67
T5 トニー・フィナウ -9 67
  ケビン・ナ -9 67
  ヴィクトル・ホブランド -9 68
  キャメロン・スミス -9 68
  ハリス・イングリッシュ -9 69
T10 ロリー・マキロイ -8 66
  ジョーダン・スピース -8 67
  ルイ・ウーストハイゼン -8 67
T13 ジェイソン・コクラック -7 68
  ビリー・ホーシェル -7 68
15 ダスティン・ジョンソン -6 69
T16 ザンダー・シャウフェレ -5 69
  エイブラハム・アンサー -5 70
18 ブルックス・ケプカ -4 71
19 サム・バーンズ -3 70
T20 セルヒオ・ガルシア -2 70
  イム・ソンジェ -2 70
  スコッティ・シェフラー -2 72
  コーリー・コナーズ -2 72
24 スチュワート・シンク -1 68
25 コリン・モリカワ E 73
T26 ダニエル・バーガー +1 69
  松山 英樹 +1 65
  パトリック・リード +1 69
 T29 ホアキン・ニーマン +2 71
  エリック・ファン・ロイエン +2 73

【詳細】
松山 英樹
7バーディ、2ボギー(65)

12時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温25.6℃、湿度43%、風速4.0m/sというコース・コンディションの中、30名による大会2日目が行われた。

大会2日目を終えてトップをキープしたのは、プレーオフ・シリーズ第2戦で優勝を飾り、2020-2021シーズン最多となる3勝をマーク、フェデックスカップポイントランキング1位のパトリック・キャントレー。

13アンダー・2位に2打差をつけ単独トップでスタートしたパトリック・キャントレーは、6番Par5のバーディ以外は、4.5m以内のバーディチャンスにつける場面はなかったものの、確実にパーをセーブし前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半10番、11番とバーデチャンスを活かせなかったものの、13番で残り122.0yの2打目をバックスピンでピンそば13cmにつけるスーパーショットを披露し楽々バーディ、17番でこの日なかなか決まらなかった4.7m前後のパットを決めてバーディ、最終18番Par5もバーディを奪い、2日目もパーオン率88.89% (16/18)と安定したアイアンショットと確実に2パットで決めるパッティングでボギーフリーとなる4バーディ(66)でラウンド、通算17アンダーまでスコアを伸ばしトップをキープした。

初日、5アンダーをマークし一気に単独2位まで浮上したジョン・ラームは、2番、3番、6番Par5、
8番とバーディチャンスを活かせなかったものの、7番で1.6mのパットを決めてバーディを奪い、前半を折り返す。後半12番で3.9mを決めてバーディ、続く13番ではピンまで10.9mのグリーン手前の花道からパターを使ったアプローチを直接決めてバーディ、14番ではティーショットを右の林に打ち込み、2打目は出すだけとなりボギーとするものの、16番では2.8mのスライスライン、17番では7.9mのスライスライン、最終18番ではバンカーから3打目をピンそば20cmにつけるなど上がり3ホールを3連続バーディで締めて、2日目も6バーディ、1ボギー(65)でラウンド、ショット・パッティングともにばらつきがあったものの、要所を抑えたプレーでスコアを5つ伸ばし通算16アンダー・トップに1打差の2位で2日目を終えた。

83.33% (15/18)と高いパーオン率で5バーディ、2ボギー(67)とスコアを3つ伸ばしたブライソン・デシャンボーが通算11アンダー・3位、フェアウェイキープ率35.71% (5/14)というティーショットの乱れと終盤16番、17番で連続ボギーがありながら1イーグル、4バーディ、3ボギー(67)をマークしスコアを3つ伸ばしたジャスティン・トーマスが通算10アンダー・4位につけた。

9アンダー・5位タイには5バーディ、2ボギー(67)でラウンドしたトニ-・フィナウら5名、8アンダー・10位タイには、2016年と2019年に年間王者に輝いたロリー・マキロイと2015年の年間王者ジョーダン・スピース、今季好調のルイ・ウーストハイゼンが並んだ。

連覇のかかったダスティン・ジョンソンは、8番でティーショットを池に打ち込み、ダブルボギーを叩くなど、3バーディ、1ダブルボギー(69)とスコアを1つしか伸ばせず、通算6アンダー・15位で2日目を終えた。

初日(77)を叩き、6オーバー・最下位からのスタートとなった松山英樹は、2番Par3で3.2mのパットを決めてバーディが先行する。続く3番のバーディチャンスは活かせなかったものの、5番では2.2mを決めてバーディ、6番Par5ではバンカーからの3打目を71cmによせてバーディ、7番では6.2mを決めて3連続バーディ、8番でティーショットを右に大きく曲げたものの、前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半に入り、11番でバンカーから寄せきれずボギーが先行するが、12番で2.7mを決めてバーディ、難しい14番でボギーを叩くも、16番、最終18番でバーディを奪い、2日目もフェアウェイキープ率21.43% (3/14)、パーオン率61.11% (11/18)と数値は低かったものの、曲がり幅は小さくなり、パッティングが安定し7バーディ、2ボギーのベストスコアタイとなる(65)をマーク、スコアを5つ伸ばし通算1オーバー・26位タイに順位を上げた。

大会3日目

大会3日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 12:55(01:55)
 松山英樹/P.リード
 14:25(03:25)
 H.イングリッシュ/R.マキロイ
 14:35(03:35)
 V.ホブランド/C.スミス
 14:45(03:45)
 T.フィナウ/K.ナ
 14:55(03:55)
 B.デシャンボー/J.トーマス
 15:05(04:05)
 P.キャントレー/J.ラーム

※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月4日(土)の12:45だと日本時間9月5日(日)の1:45あたり、現地時間9月4日(土)の15:05だと日本時間9月5日(日)の4:05になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会3日目
首位 パトリック・キャントレー -20 67
2 ジョン・ラーム -18 68
3 ジャスティン・トーマス -15 65
4 ケビン・ナ -13 66
T5 エイブラハム・アンサー -10 65
  ビリー・ホーシェル -10 67
T7 ヴィクトル・ホブランド -9 70
  ブライソン・デシャンボー -9 72
T9 ダスティン・ジョンソン -8 68
  ザンダー・シャウフェレ -8 67
  ジョーダン・スピース -8 70
12 ルイ・ウーストハイゼン -7 71
T13 セルヒオ・ガルシア -6 66
  キャメロン・スミス -6 73
  トニ-・フィナウ -6 73
16 ジェイソン・コクラック -5 72
T17 スコッティ・シェフラー -4 68
  サム・バーンズ -4 69
  ハリス・イングリッシュ -4 75
  ロリー・マキロイ -4 74
21 パトリック・リード -3 66
T22 コリン・モリカワ -2 68
  ダニエル・バーガー -2 67
  コーリー・コナーズ -2 70
  イム・ソンジェ -2 70
T26 エリック・ファン・ロイエン E 68
  松山 英樹 E 69
  スチュワート・シンク E 71
 29 ホアキン・ニーマン +2 70
 WD ブルックス・ケプカ E 49

【詳細】
松山 英樹
4バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(69)

14時00分時点での天候は晴れ、気温27.8℃、湿度43%、風速2.2m/sというコース・コンディションの中、30名による大会3日目が行われた。

大会3日目を終えて依然としてトップをキープしたのは、プレーオフ・シリーズ第2戦で優勝を飾り、2020-2021シーズン最多となる3勝をマーク、フェデックスカップポイントランキング1位のパトリック・キャントレー。

17アンダー・2位に1打差をつけ単独トップでスタートしたパトリック・キャントレーは、1番バンカーからの3打目が寄らずピンチを迎えるが、4.5mのパットを決めてパーセーブに成功。5番でも2打目を左奥に外しながら3.5mを決めてパーセーブと序盤から何とかパーをセーブする展開の中で迎えた6番Par5でバーディを奪うと、続く7番でも3.8mを決めて連続バーディ、難しい9番Par3でも右上からの9.0mの難しい下りのフックラインを読み切りバーディと前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半10番でもバーディを奪い、21アンダーまでスコアを伸ばしたものの、11番Par3でティーショットが乱れてボギー、13番でバーディを奪い、再び21アンダーにスコアを戻したものの、難しい14番ではティーショットを大きく左に曲げ、ラフからのショットに苦しみ4オン1パットのボギー、16番ではフェアウェイからの2打目をミスし難しいアプローチも寄せきれずボギー、17番で絶好のバーディチャンスを活かせなかったものの、最終18番で7.0mのバーディパットを決めて良い形でホールアウト。3日目はショットで苦労したものの、好調なパッティングでスコアを作り、6バーディ、3ボギー(67)でラウンド、通算20アンダー・2位に2打差をつけトップをキープした。

16アンダー・トップと1打差の2位からスタートしたジョン・ラームは、1番、2番を危なげなくパーで通過すると、3番登りの5.3mを決めてバーディ、6番Par5でもバーディを奪いトップに並ぶ。しかし、
8番ティーショットのミスからボギーを叩き、前半トップと3打差の17アンダーで折り返す。後半は13番で8.0mをバーディパットを決めたものの、最終18番も含めチャンスらしいチャンスが無くスコアを1つ伸ばすにとどまり、3日目は3バーディ、1ボギー(68)とスコアを2つ伸ばし通算18アンダー・トップと2打差でホールアウトした。パーオン率は77.78% (14/18)だったが、チャンスにつける場面は少なかった。

15アンダー・3位には、ショット・パッティングともに安定感のあるプレーを見せたジャスティン・トーマスが、12番からの3連続バーディを含む6バーディ、1ボギーで3日目のベストスコアタイとなる(65)をマーク、通算15アンダー・トップと5打差で2017年以来、そして、タイガー・ウッズとロリー・マキロイに次ぐ2回目の年間王者に向け最終日逆転優勝を狙える位置に浮上した。

13アンダー・4位には、2日間連続ボギーフリー、3日間でボギーが1つと安定感抜群のプレーを見せているケビン・ナがつけた。

2日目からティーショットに安定感が見られるようになってきた松山英樹は、2番で3.1m、3番で3.7mの
バーディチャンスにつけるなど、スコアアップには繋がらなかったものの良い感じのスタートを切ると、難しい4番では下りの6.7mを決めてバーディ、5番も完璧なティーショットから2打目を登りの3.0mにつけてバーディ、6番はティーショットを左に曲げたものの、木の後ろから見事なショットでガードバンカーまで運ぶと、3打目を43cmにつけバーディとし前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半10番で2.2m、続く11番では傾斜を上手く使い3.3mにつけるなど、ここでもバーディには繋がらなかったものの、ショットのキレが戻ってきた。13番でも8.6mの下りの難しいラインを読み切りバーディを奪うなど、14番までは素晴しいプレーを披露した。しかし、15番Par3で難しいピンを果敢に攻めたティーショットを池に打ち込みダブルボギー、17番ではバーディチャンスから返しの1.3mを外し3パットのボギー、最終18番も2オンに成功しながら3パットのパーと終盤スコアを崩し、3日目は4バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(69)とスコアを1つ伸ばし通算イーブンパー・26位タイで終えた。

15番のミスから流れが変わってしまったが、SG: OFF THE TEEも0.517とプラスに転じ、パーオン率も72.22% (13/18)、SCRAMBLINGも80.00%と良くなってきている印象を受けた。

大会最終日

大会最終日
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 11:45(00:45)
 松山英樹/S.シンク
 13:05(02:05)
 J.スピース/L.ウーストハイゼン
 13:15(02:15)
 D.ジョンソン/X.シャウフェレ
 13:25(02:25)
 V.ホブランド/B.デシャンボー
 13:35(02:35)
 A.アンサー/B.ホーシェル
 13:45(02:45)
 J.トーマス/K.ナ
 13:55(02:55)
 P.キャントレー/J.ラーム

※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月5日(日)の11:40だと日本時間9月6日(月)の00:40あたり、現地時間9月5日(日)の13:55だと日本時間9月6日(月)の2:55になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会最終日
優勝 パトリック・キャントレー -21 69
2 ジョン・ラーム -20 68
3 ケビン・ナ -16 67
4 ジャスティン・トーマス -15 70
T5 ザンダー・シャウフェレ -14 64
  ヴィクトル・ホブランド -14 65
7 ブライソン・デシャンボー -13 66
8 ダスティン・ジョンソン -11 67
T9 エイブラハム・アンサー -10 70
  ビリー・ホーシェル -10 70
T11 ダニエル・バーガー -8 64
  トニ-・フィナウ -8 68
  ジェイソン・コクラック -8 67
T14 ロリー・マキロイ -7 67
  セルヒオ・ガルシア -7 69
  キャメロン・スミス -7 69
  ルイ・ウーストハイゼン -7 70
T18 ハリス・イングリッシュ -6 68
  サム・バーンズ -6 68
T20 イム・ソンジェ -4 68
  ジョーダン・スピース -4 74
T22 エリック・ファン・ロイエン -3 67
  コーリー・コナーズ -3 69
  スコッティ・シェフラー -3 71
25 パトリック・リード -2 71
T26 松山 英樹 E 70
  スチュワート・シンク E 70
  コリン・モリカワ E 72
 29 ホアキン・ニーマン +4 72
 WD ブルックス・ケプカ E

【詳細】
松山 英樹
4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(70)

12時00分時点での天候は晴れ、気温26.7℃、湿度48%、風速2.7m/sという穏やかなコース・コンディションの中、29名(ブルックス・ケプカが3日目に途中棄権)による大会最終日が行われた。

ジョン・ラームとのマッチレースとなった最終日、最終18番までもつれた大接戦を制し初の年間王者に輝いたのは、PGAツアー5
勝、今季最多の3勝を飾っているパトリック・キャントレー。

初の年間王者に向け、単独トップでスタートしたパトリック・キャントレーは、2番で2打目をピンハイ2.1mにつけバーディ、5番で23.1mの長いバーディパットから3パットのボギー、スコアを伸ばしたい6番Par5で確実にバーディを奪い、バウンスバックに成功。8番で2.7mのバーディパットを外すと、9番Par3のティーショットをミスしラフからのアプローチも寄せきれずボギー。前半はスコアを伸ばせず20アンダーで折り返す。後半12番で3.9mのバーディパットを決めきれず、続く相性の良い13番では2打目をピン手前1.4mにつけるスーパーショットを見せるもバーディパットを決めきれずパーとするなど、3日目ほどパッティングが決まらず、15番Par3でもティーショットを右に打ち出しあわや池と言う場面が見られるなど、流れが良くない方へ行きかける中で迎えた16番の2打目を1.8mにつけバーディを奪い底力を見せる。17番でショット・アプローチをミスし最大のピンチを迎えるが、1.8mのボギーパットを決めて1ストロークのリードを保ち、最終18番に突入。ここで確実に2オンに成功しバーディ、最終日も4バーディ、3ボギー(69)とスコアを1つ伸ばし通算21アンダー2位に1打差をつけ逃げ切り、初の年間王者に輝き、優勝賞金$15,000,000(約16億4625万円 ※1$:109.75円換算しています)を手にした。

トップと2打差の単独2位でスタートしたジョン・ラームは、2番、6番、8番と4.0m前後のパットを決めきれない展開の中でも5番でピンそば28cmにつけるスーパーショットを見せ、楽々バーディを奪いトップと1打差で前半を折り返す。後半も13番、16番、17番と数少ないバーディチャンスを活かせず、1打差で迎えた最終18番も果敢にピンを狙ったものの、イーグルは奪えずバーディでフィニッシュ。最終日ボギーフリーとなる2バーディ(68)とスコアを2つ伸ばしたものの、通算20アンダー1打及ばず2位で大会を終えた。

ジョン・ラームにとって2位に終わった2020年10月の「ZOZOチャンピオンシップ」、3日目終了時点で6打差をつけトップに居ながら棄権となった「ザ・メモリアル・トーナメント」そして今回とすべてパトリック・キャントレーが優勝するという結果となった。

最終日も3バーディ(67)と3日間連続ボギーフリー、4日間通じてもボギーがわずか1個と安定感抜群のプレーを見せたケビン・ナが通算16アンダー・自己最高の3位でフィニッシュした。

15アンダー・4位には2017年大会以来、2回目の年間王者を狙ったジャスティン・トーマス、14アンダー・5位タイには東京オリンピック金メダリストのザンダー・シャウフェレとヴィクトル・ホブランド、13アンダー・7位には今季活躍したブライソン・デシャンボー、11アンダー・8位には連覇を狙ったダスティン・ジョンソンが入った。

松山英樹は、出だしの1番、2番ともに見事なアプローチでピンチを凌いだものの、3番でティーショットをラフに打ち込み、2打目ガードバンカー、3打目も寄せきれずボギースタート。5番でもティーショットを左に曲げピンチを迎えるが、ここはアプローチで凌ぎパーをセーブ。6番Par5で3打目をミスするものの、3.6mのパットを決めてバーディ、7番ではピンチ、8番では絶好のバーディチャンスを逃し、ともにパーで通過し前半をイーブンパーで折り返す。後半もショットが安定しない中、12番でバーディを奪い、1アンダーとスコアを伸ばしたものの、難しい14番Par4でティーショットを左に曲げ、2打目は難しい方のバンカーに打ち込み4オン、2.4mのボギーパットも外し、このホールダブルボギー。アイランドグリーンの15番Par3ではピンを果敢に攻め、1.5mのパットを決めてバーディ。17番ではフェアウェイからの2打目をグリーン手前のバンカーに入れて寄せきれずにボギー、最終18番はピンそば30cmにつける見事なバンカーショットからバーディフィニッシュ。最終日は4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(70)でラウンド、スコアを伸ばすことは出来ず、通算イーブンパー・26位タイでシーズンを終了した。

日本人選手初のメジャー・トーナメント優勝(マスタ-ズ・トーナメント)、8年連続ツアーチャンピオンシップ出場と素晴らしい活躍だったと思います。

※PGA公式サイト参照

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