2021年7月15日(木)~7月18日(日)にかけてイングランド・ケントのサンドウィッチにあるロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ(Royal St. George’s GC)で開催される2020-2021シーズン第43戦メジャー・トーナメント「全英オープン(The Open Championship)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは星野陸也、金谷拓実、木下稜介、稲森佑貴、永野竜太郎の5名が出場。
※金谷拓実(2019年から2年連続2回目)(2020年を除く)
※稲森佑貴(2019年から2年連続2回目)(2020年を除く)
※星野陸也、木下稜介、永野竜太郎(初出場)
全英オープンゴルフ
例年7月中旬に開催される4大メジャー・トーナメントの1つであり、シーズン最後のメジャー・トーナメントとなります。
1860年に始まり、今大会で149回目を迎える世界で最も古い歴史を誇るメジャー・トーナメントとなり、4大大会で唯一のアメリカ以外での開催となります。
大会の特徴は、硬いフェアウェイとバンカー、フェスキューに加え、強く重たい海風と1日を通じて変化する天候といった自然が作り出す環境の変化が大きい、海岸沿いに面したリンクスコースとなるでしょう。
海風や天候の急激な変化など自然に対しての技術面、体力面、精神面とあらゆる対応能力が求められる大会と言えるでしょう。
今大会は、148名のプレーヤーが出場し、予選・決勝ラウンドを含む4日間72ホールのストロークプレーで行われます。
世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンを始め、同2位のジョン・ラーム、同3位のジャスティン・トーマス、同4位のコリン・モリカワ、同5位のザンダー・シャウフェレ、同6位のブライソン・デシャンボーなど世界ランキングトップ50(世界ランキング18位の松山英樹、同27位のイム・ソンジェ、同36位のケビン・ナ、同37位のマシュー・ウルフの4名を除く)が集結した強力なフィールドとなりました。
日本からは、東京オリンピック代表でもある星野陸也、木下稜介、永野竜太郎と言った初出場選手と2年連続2回目となる金谷拓実と稲森佑貴の5名が出場します。
【パワー・ランキング】
1位:ジョン・ラーム
2位:ザンダー・シャウフェレ
3位:ジョーダン・スピース
4位:ブルックス・ケプカ
5位:ルイ・ウーストハイゼン
6位:マシュー・フィッツパトリック
7位:ヴィクトル・ホブランド
8位:パトリック・リード
9位:パトリック・キャントレー
10位:コリン・モリカワ
11位:ジャスティン・トーマス
12位:スコッティ・シェフラー
13位:ロリー・マキロイ
14位:シェーン・ローリー
15位:イアン・ポールター
16位:トニー・フィナウ
17位:ハリス・イングリッシュ
18位:ダスティン・ジョンソン
19位:ルーカス・ハーバート
20位:アレックス・ノレン
全英オープンゴルフ 開催会場
【イングランド・ケント・サンドウィッチ】
ロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ(Royal St. George’s GC)
コース | Yardage | Par |
ロイヤル・セントジョージズGC (Royal St. George’s GC) |
7,189 | 70 |
イングランド・ケント・サンドウィッチにある「ロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ」は、ロンドンから東南の約131Km(車で約1時間45分)の場所に位置し、南にはドーバー海峡があります。
創設者であるウィリアム・レイドロー・パーブス博士によって1887年に設立された「ロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ」は、世界の主要なコースの1つとしてランクされています。
15回目の開催となる「ロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ」での全英オープンは、1894年にスコットランド以外で初めて開催され、その後、スコットランドのコース以外での最多開催となります。
1894年から1949年までは、歴代1位となる6回の優勝記録を持つハリー・バードン、5回の優勝を誇るジョン・ヘンリー・テイラー、4回の優勝を誇るウォルター・ヘーゲンとボビー・ロック、3回の優勝を誇るヘンリー・コットン、優勝1回のジャック・ホワイトとレッグ・ホワイトクームが名を連ねています。
32年ぶりの開催となった1981年は、ビル・ロジャースが通算4アンダーで優勝、1985年には、スコットランドのサンディ・ライル(1988年にマスターズ優勝)が2オーバーで制し、1993年にはオーストラリアのグレッグ・ノーマンが通算13アンダーをマークし、1986年以来となる2度目の優勝を手にしました。2003年には、ベン・カーティスが3オーバーで優勝、2011年には、北アイルランドのダレン・クラークが5アンダーで優勝を飾っています。
【特徴のあるホール】
・4番Par4:特徴的なフェアウェイバンカー。
・6番Par3:メイデンとして知られている。
・8番Par4:最もタフなホールの1つ。大きなグリーンが特徴。
・17番Par4:起伏のあるフェアウェイ。
【芝の種類】
・フェアウェイ/ラフ:(ー)
・グリーン:(ー)
Hole | Yardage | Par |
1 | 445 | 4 |
2 | 421 | 4 |
3 | 239 | 3 |
4 | 491 | 4 |
5 | 422 | 4 |
6 | 174 | 3 |
7 | 566 | 5 |
8 | 450 | 4 |
9 | 412 | 4 |
10 | 415 | 4 |
11 | 238 | 3 |
12 | 379 | 4 |
13 | 456 | 4 |
14 | 547 | 5 |
15 | 496 | 4 |
16 | 162 | 3 |
17 | 426 | 4 |
18 | 450 | 4 |
OUT | 3,620 | 35 |
IN | 3,569 | 35 |
Total | 7,189 | 70 |
全英オープンゴルフ スケジュール
2021年7月15日(木)~7月18日(日)
7月15日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
7月16日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
7月17日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
7月18日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
全英オープンゴルフ 賞金
【賞金総額】
$11,500,000
【優勝賞金 】
$2,070,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した156名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2021年7月11日時点
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
国籍:スペイン
生年月日:1994年11月10日(26歳)
身長:188.0cm
体重:99.8kg
① PGAツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
恵まれた体格とパワーでコンパクトなスウィングながら平均300ヤードの飛距離を飛ばし、安定した成績で常に上位に顔を出しています。
メンタル面の充実により、世界ランキング1位も経験しています。
抜群のショット力を活かしたプレーで高いスコアリングアベレージを誇っています。
2020-2021シーズンも18試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り11回と安定した成績を残しています。全米プロゴルフ選手権では8位タイ、ザ・メモリアル・トーナメントでは棄権となったものの、3日目終了時点で2位に6打差をつけ、そして、全米オープンで悲願のメジャー・トーナメント制覇を成し遂げています。
2016年から5年連続5回目(2020年は除く)の出場となる今大会での成績は、2019年に11位タイに入ったものの、全体的に相性は良くありません。しかし、メジャー連覇に向け優勝候補筆頭と言って良いでしょう。
パワーランキングは1位。
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
国籍:アメリカ
生年月日:1997年2月6日(24歳)
身長:175.3cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:4勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:1勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日系4世で2018-2019シーズン6月にプロ転向し、PGAツアーに参戦すると、タイガ-・ウッズが1997年8月に記録した25戦連続予選通過の最長記録に次ぐ22戦連続予選通過するなど目覚ましい活躍をみせ、メジャー・トーナメント「全米プロゴルフ選手権」を含む3勝をあげています。
平均的な飛距離と身長175.3cmと決して大きくはない体格でありながらプレーに自信と品を感じ、技術的にクオリティが高く、メンタルもポジティブで平常心で戦える力を持ち合わせていて、マネジメントに関してもクレバーさを感じさせ、将来が期待される逸材です。
プロ転向後、わずが29試合目、しかもメジャートーナメント2戦目でメジャー・タイトル「全米プロゴルフ選手権」を獲得しました。一方、唯一のウィークポイントはパッティングになります。
2020-2021シーズンは、18試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り7回と2021年に入り成績が安定してしてきています。また、タイガー・ウッズ以来となる25歳を前にしてのメジャー・トーナメントと世界ゴルフ選手権の覇者となったことでモチベーションも上がっています。直近の4試合でもメジャー・トーナメント「PGA Championship」で8位タイ、「Charles Schwab Challenge」で14位タイ、「the Memorial Tournament presented by Nationwide」ではプレーオフで敗れはしたものの、2位、メジャー・トーナメント「全米オープン」では4位タイに入るなど、トップ10入り3回と好調を維持しています。
初出場となる今大会で約1カ月ぶりの試合ながら好調を維持しているプレーをどこまで発揮できるかがカギとなってくるでしょう。
パワーランキングは10位。
ブライソン・デシャンボー (Bryson DeChambeau)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年9月16日(27歳)
身長:185.4cm
体重:106.7kg
① PGAツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
ゴルフに対するユニークな考え方(アイアンの長さがすべて6アイアンと同じ)と強力なフィジカル・トレーニングによって筋力が9kg増と強靭な体へと変貌をとげ、再開後に約20y伸びた平均飛距離を武器に、2019-2020シーズンは驚異的(平均飛距離322.1yと1位マーク)な数値を記録しました。
更に、ショートゲーム・パッティングも良くなり、全体的にウィークポイントが無くなった新しいゴルフ・スタイル(圧倒的な飛距離のアドバンテージによるゴルフの変化)を確立すると、難コースを攻略し、1人だけ別次元の強さを見せ、2020-2021シーズン最初の2020年全米オープンの初タイトルを手にしました。
2020-2021シーズンは、17試合に出場して優勝2回を含むトップ10入り6回、予選落ち1回と素晴らしい成績を残しています。また、優勝した「アーノルドパーマー・インビテーショナル」では、池越えのPar5で果敢に1オンに挑戦するなど、アグレッシブなプレーで観客を魅了しています。2021年3月後半からプレーに精彩を欠き、結果も伴っていません。
2017年の初出場から4年連続4回目(2020年を除く)の出場となる今大会での成績は予選落ち2回と51位タイと結果を残せていませんが、注目の1人であるでしょう。
パワーランキングは選出されず。
ロリー・マキロイ(Rory McIlroy)
国籍:北アイルランド
生年月日:1989年5月4日(32歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:19勝
② メジャー・トーナメント:4勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:2回(2016,2019)
PGAツアーの選手としては小柄ながら抜群の飛距離と見惚れるほどの素晴しいスウィングで観客を魅了しています。
2018-2019シーズン最終戦のツアー・チャンピオンシップの覇者で年間王者に輝いています。
シーズン後半に入り、ショットの調整によるキープ率(正確性重視)より本来の飛距離を活かしたプレーに切り替えたことで結果が付いてくるようになり、2週前の「Wells Fargo Championship」で2020年「World Golf Championships-HSBC Champions」以来、約1年6カ月ぶりの優勝を飾りました。
2020-2021シーズンに入り、9月の全米オープンでは8位タイ、11月のマスターズでは5位タイながらPGAツアーでは16試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り6回とシーズン後半に入り、復調の兆しが見え、約1年6カ月ぶりの優勝を飾るなど、調子を取り戻しつつあります。
2007年の初出場から5年連続12回目の出場となる今大会の成績は、優勝1回(2014年)を含むトップ10入り5回を記録しています。
パワーランキングは13位。
ヴィクトル・ホブランド (Viktor Hovland)
国籍:ノルウェー
生年月日:1997年9月18日(23歳)
身長:177.8cm
体重:74.8kg
① PGAツアー:2勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2018-2019シーズンにマスタ-ズと全米オープンのローアマチュアを獲得し、世界アマチュアランキング1位を経験したノルウェーの23歳。
PGAツアーメンバーとなった2019-2020シーズンに22歳の若さで2020年「Puerto Rico Open」を制し、PGAツアー初優勝(ノルウェー初)を飾ると、勢いのまま、ツアー・チャンピオンシップにツアールーキーで進みました。
飛距離もある程度出ますし、抜群のショット力とアプローチ力を活かすショットメーカー。全体的にムラの少ないプレーを見せます。
2020-2021シーズンは、19試合に出場して優勝1回を含むトップ10入り6回(2位2回、3位2回)と素晴らしい成績を残しています。
初出場となる今大会でも注目の若手の1人です。
パワーランキングは7位。
ジョーダン・スピース (Jordan Spieth)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年7月27日(27歳)
身長:185.4cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:12勝
② メジャー・トーナメント:3勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2015)
2009年と2011年に「全米ジュニア・アマチュア」を制し、タイガー・ウッズ以来2人目となる複数回優勝を成し遂げ、世界アマチュアランキング1位にも輝きました。
プロ転向後の2013年には、10代で「ジョン・ディア・クラシック」を制するなど初優勝1回を含むトップ10入り9回という歴史に残るルーキー・パフォーマンスを披露し、新人王に輝きました。
2015年には、タイガー・ウッズの大会記録に並ぶ通算18アンダーで「マスタ-ズ・トーナメント」を初制覇すると、「全米オープン」も初制覇、メジャー・トーナメント2勝を含む、歴史的なシーズン5勝を挙げ、世界ランキング1位、2015年の年間王者、年間最優秀選手の栄光を手にしました。
2016年の「マスタ-ズ・トーナメント」では、まさかの展開で連覇を逃したが、2017年には「全英オープン」のタイトルを獲得し、メジャー通算3勝を挙げる活躍を見せていましたが、2018年のトレーニング中に右手を怪我し、グリップの形を変えたことによる影響で思ったようなスウィングが出来なくなり、スランプに陥りました。しかし、2021年に入り、結果が付いてくるようになると、確固たる自信を取り戻し、元のグリップに戻したスウィングに自信が持てるようになりました。
プレースタイルの特徴でもあるセンスを感じるショートゲームの上手さとパッティングはPGAツアー屈指であり、観客を魅了します。一方でドライバー・ショットの精度が課題とされています。
2020-2021シーズンは、20試合に出場して優勝1回を含むトップ10入り8回、予選落ち4回とシーズントータルでは、結果にばらつきが目立ちますが、2021年に限れば12試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り8回と素晴しく、完全復活に近い状態になったと言えるでしょう。
2013年から8年連続8回目(2020年を除く)の出場となる今大会での最高成績は、2017年の優勝、トップ10入り3回、予選落ちなしと比較的相性の良い大会と言えるでしょう。2021年に入って好調を維持しているだけに優勝候補の一角と言って良いでしょう。
パワーランキングは3位
ガリック・ヒーゴ(Garrick Higgo)
国籍:南アフリカ
生年月日:1999年5月12日(22歳)
身長:182.9cm
体重:83.9kg
① PGAツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2019年にプロ転向した南アフリカの若手注目株の1人である22歳のレフティ。
ヨーロピアンツアーにデビューしてわずか7試合目の「2020 Open de Portugal at Royal Obidos」で初優勝を飾ると、その後、わずか26試合の出場でありながら3勝を挙げ、タイガー・ウッズの持つ記録に並んでいます。
2021年「全米プロゴルフ選手権」に初出場、予選を通過して8オーバー・64位タイの成績を挙げると、PGAツアー非会員でありながらPGAツアー2試合目となる6月の「2021 Palmetto Championship at Congaree」で初優勝(1988年以来、2試合目で勝った記録)を飾りました。
力感の無いスウィングから320yを楽に超す飛距離とアイアンショットのキレが素晴しく、パッテイングを含めたショートゲームにも高いクオリティを持ち合わせており、メンタル面も充実しています。
初出場となる今大会では、若手の注目選手の1人として期待がかかります。
パワーランキングは選出されず。
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
全英オープンゴルフのテレビ放送
【地上波】テレビ朝日系列にて全ラウンド生中継放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
生:生中継
【地上波】テレビ朝日系列
7月15日(木) 第1日
- 18:45~20:54 生(一部地域を除く)
- 23:15~翌4:00 生
7月16日(金) 第2日
- 23:15~翌4:00 生
※延長あり
7月17日(土) 第3日
- 23:10~翌4:00 生
※延長あり
7月18日(日) 第4日(最終日)
- 22:05~翌2:55 生
※延長あり
【CS放送】ゴルフネットワーク
全ラウンド生中継!! ※日本時間
7月15日(木) 第1日
- 14:30~翌4:00 生
7月16日(金) 第2日
- 14:00~翌4:00 生
7月17日(土) 第3日
- 18:00~翌4:00
※延長あり
7月18日(日) 第4日 (最終日)
- 17:00~翌3:00
※延長あり
【動画配信】AbemaTV
4日間生中継!! ※日本時間
SPORTS LIVE4 チャンネル
7月15日(木) 第1日
- 19:00~翌5:00 生
7月16日(金) 第2日
- 19:00~翌5:00 生
7月17日(土) 第3日
- 19:00~翌5:00 生
7月18日(日) 第4日 (最終日)
- 19:00~翌5:00 生
全英オープンゴルフ 試合結果
コース | Yardage | Par |
ロイヤル・セントジョージズGC (Royal St. George’s GC) |
7,189 | 70 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:03(16:03)
B.ケプカ/J.コクラック/G.ヒーゴ
09:25(17:25)
J.スピース/B.デシャンボー/B.グレース
09:58(17:58)
S.ローリー/J.ラーム/L.ウーストハイゼン
10:20(18:20)
D.ジョンソン/W.ザラトリス/J.ローズ
11:04(19:04)
C.トリンガーリ/金谷拓実/M.シュナイダー
11:15(19:15)
L.グリフィン/星野陸也/C.ワースデール
13:04(21:04)
P.キャントレー/M.フィッツパトリック/R.フォックス
13:26(21:26)
C.モリカワ/C.コナーズ/S.ムニョス
14:48(22:48)
P.ミケルソン/T.ハットン/K.キスナー
14:59(22:59)
X.シャウフェレ/R.マッキンタイヤー/R.ファウラー
15:10(23:10)
J.トーマス/T.フリートウッド/A.スコット
15:21(23:21)
R.マキロイ/P.リード/C.スミス
15:43(23:43)
A.ロズネル/木下稜介/B.ハッチンソン
16:05(00:05)
稲森佑貴/J.ウォーカー/R.セリア
16:16(00:16)
R.カールベリ/永野竜太郎/N.ポプルトン
※時差:日本は8時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月15日(木)の6:35だと日本時間7月15日(木)の14:35あたり、現地時間7月15日(木)の16:16だと日本時間7月16日(金)の00:16になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | ルイ・ウーストハイゼン | -6 | 64 |
T2 | ジョーダン・スピース | -5 | 65 |
ブライアン・ハーマン | -5 | 65 | |
T4 | マッケンジー・ヒューズ | -4 | 66 |
ディラン・フリテッリ | -4 | 66 | |
スチュワート・シンク | -4 | 66 | |
ベンジャミン・エベール | -4 | 66 | |
ウェブ・シンプソン | -4 | 66 | |
T9 | アンディ・サリバン | -3 | 67 |
ジャスティン・ハーディング | -3 | 67 | |
ダニー・ウィレット | -3 | 67 | |
ジャック・シニア | -3 | 67 | |
ジャスティン・ローズ | -3 | 67 | |
スコッティ・シェフラー | -3 | 67 | |
アン・ビョンフン | -3 | 67 | |
コリン・モリカワ | -3 | 67 | |
マルセル・シーム | -3 | 67 | |
トミー・フリートウッド | -3 | 67 | |
T48 | 金谷 拓実 | E | 70 |
永野 竜太郎 | E | 70 | |
T91 | 木下 稜介 | +2 | 72 |
T127 | 星野 陸也 | +4 | 74 |
T137 | 稲森 佑貴 | +5 | 75 |
【詳細】
金谷拓実
2バーディ、2ボギー(70)
永野竜太郎
1イーグル、2ボギー(70)
木下稜介
6バーディ、2ボギー、3ダブルボギー(72)
星野陸也
3バーディ、7ボギー(74)
稲森佑貴
2バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(75)
午後16時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温16.0℃、湿度94%、風速3.1m/sというコース・コンデションの中、156名による予選ラウンド1日目が行われた。
予選ラウンド1日目を終えてトップに立ったのは、2010年「The Open Championship」覇者であり、今季も優勝こそ無いものの、全米プロゴルフ選手権と全米オープンでともに2位を含む直近5試合でトップ10入り4回と抜群の安定感を見せているルイ・ウーストハイゼン。
午前スタートとなったルイ・ウーストハイゼンは、4番で難しいアプローチをきっちりピンによせてパーセーブするなど7番ホールまでパープレーを続けながら8番と9番で連続バーディを奪い、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番でバーディパットを決めて3連続バーディとすると、13番、14番では2ndショットをピンそばにつけ楽々バーディ、15番ではピンチを招くものの、3rdショットをピンそばにつけパーをキープ。16番Par3でも見事なショットを見せて楽々バーディを奪うとティーショットに比べ、パーオン率77.78% (14/18)、SCRAMBLING:100%、パーオン時における平均パット(1.44)とアイアンショットとショートゲーム、パッテイングが素晴しく、ボギーフリーとなる6バーディ(64)でラウンド、通算6アンダー2位に1打差をつけ、最高の滑り出しを切った。
1打差の2位タイには、2021年「Valero Texas Open」で優勝を飾り、完全復活に近い状態に戻ってきた2017年「The Open Championship」覇者のジョーダン・スピースとメジャー初優勝を目指すPGAツアー2勝のブライアン・ハーマン。
出だしの3番でボギーと幸先の悪いスタートとなったジョーダン・スピースだったが、5番でロングパットを決めてバーディ、続く6番Par3ではピンそばによせて楽々バーディ、7番、8番もバーディパットを決めて4連続バーディとし前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半も15番、16番で連続バーディを奪うなどパーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パット(1.50)とアイアンショットとパッテイングがかみ合い、6バーディ、1ボギー(65)でラウンド、好スタートを切った。
出だしの1番から3連続バーディと最高のスタートを切ったブライアン・ハーマンは、5番、8番でもバーディを奪い、9番をボギーとしたものの、前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半に入ってもスコアを1つ伸ばすなど、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パーオン時における平均パット(1.50)とショット・パッテイングともに安定したプレーを見せ、7バーディ、2ボギー(65)でラウンド、ジョーダン・スピースとともに通算5アンダーで並んだ。
2打差の4位タイには、PGAツアー1勝のマッケンジー・ヒューズとディラン・フリテッリ、今季2勝を飾っているベテランのスチュワート・シンク、ベンジャミン・エベール、ウェブ・シンプソンの5名が通算4アンダーで並び、3打差の9位タイには、コリン・モリカワやトミー・フリートウッドら10名が通算3アンダーで並んだ。
優勝が期待されているダスティン・ジョンソンとヴィクトル・ホブランド、17番で2ndショットを直接決めてイーグルを奪ったブラント・スネデカーが通算2アンダー・19位タイ、ブルックス・ケプカ、ホアキン・ニーマン、12番で2ndショットを直接決めてイーグルを奪ったウィル・ザラトリス、ザンダー・シャウフェレ、リッキー・ファウラーは通算1アンダー・32位タイで初日を終えた。一方、ともに全米オープン覇者で期待されたブライソン・デシャンボーとパワーランキング1位のジョン・ラームは通算1オーバー・74位タイと出遅れた。
金谷拓実は、出だしの3ホールをパーでスタートすると、4番フリンジからのロングパットを決めてバーディ、続く5番でもチャンスを掴むものの活かせずにパー。7番Par5をボギーとし前半スコアを伸ばせずに折り返す。後半もパープレーを続ける中で14番Par5で先にバーディを奪うものの、続く15番でボギーと最後まで流れを掴めず、2バーディ、2ボギー(70)でラウンド、12番で2ndショットを直接決めてイーグルを奪うなど終始、粘りのプレーを見せ、1イーグル、2ボギー(70)でラウンドした初出場の永野竜太郎とともに通算イーブンパー・48位タイで初日を終えた。
パッテイングが決まり、6つのバーティを奪いながら2つのボギーと3つのダブルボギーを叩くなど、出入りの激しいプレーでスコアを伸ばせず、通算2オーバー・91位タイの木下稜介、出だしからブッシュに打ち込んだり、3パットなどバタバタしたプレーでボギー4つと苦しいスタートとなり、後半も少し良くなったものの、スコアを落とし通算4オーバー・127位タイの星野陸也、前半からボギーが先行し、パーオン率38.89% (7/18)とショットに苦しみ、2バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(75)通算5オーバー・137位タイの稲森佑貴の3名が初日を終えて大きく出遅れた。
2日目の巻き返しに期待したい。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:03(16:03)
P.キャントレー/M.フィッツパトリック/R.フォックス
08:25(16:25)
C.モリカワ/C.コナーズ/S.ムニョス
09:47(17:47)
P.ミケルソン/T.ハットン/K.キスナー
09:58(17:58)
X.シャウフェレ/R.マッキンタイヤー/R.ファウラー
10:09(18:09)
J.トーマス/T.フリートウッド/A.スコット
10:20(18:20)
R.マキロイ/P.リード/C.スミス
10:42(18:42)
A.ロズネル/木下稜介/B.ハッチンソン
11:04(19:04)
稲森佑貴/J.ウォーカー/R.セリア
11:15(19:15)
R.カールベリ/永野竜太郎/N.ポプルトン
13:04(21:04)
B.ケプカ/J.コクラック/G.ヒーゴ
14:26(22:26)
J.スピース/B.デシャンボー/B.グレース
14:59(22:59)
S.ローリー/J.ラーム/L.ウーストハイゼン
15:21(23:21)
D.ジョンソン/W.ザラトリス/J.ローズ
16:05(00:05)
C.トリンガーリ/金谷拓実/M.シュナイダー
16:16(00:16)
L.グリフィン/星野陸也/C.ワースデール
※時差:日本は8時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月16日(金)の6:35だと日本時間7月16日(金)の14:35あたり、現地時間7月16日(金)の16:16だと日本時間7月17日(土)の00:16になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | ルイ・ウーストハイゼン | -11 | 65 |
2 | コリン・モリカワ | -9 | 64 |
3 | ジョーダン・スピース | -8 | 67 |
T4 | ディラン・フリテッリ | -7 | 67 |
ダスティン・ジョンソン | -7 | 65 | |
スコッティ・シェフラー | -7 | 66 | |
T7 | ダニエル・ヴァン・トンダー | -6 | 66 |
エミリアーノ・グリジョ | -6 | 64 | |
マルセル・シーム | -6 | 67 | |
アンディ・サリバン | -6 | 67 | |
ジャスティン・ハーディング | -6 | 67 | |
T65 | 木下 稜介 | +1 | 69 |
T78 | 永野 竜太郎 | +2 | 72 |
金谷 拓実 | +2 | 72 | |
T130 | 星野 陸也 | +6 | 72 |
154 | 稲森 佑貴 | +16 | 81 |
【詳細】
木下稜介
3バーディ、2ボギー(69)
永野竜太郎
1バーティ、3ボギー(72)
金谷 拓実
3バーディ、1ボギー、2ダブルボギー(72)
星野陸也
3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(72)
稲森佑貴
7ボギー、2ダブルボギー(81)
予選CUTライン:+1
永野竜太郎、金谷拓実、星野陸也、稲森祐貴、P.キャントレー、P.リード、W.ザラトリス(棄権)は予選落ちとなりました。
午前10時00分時点での天候はくもり、気温17.8℃、湿度86%、風速3.1m/sというコース・コンデションの中、155名(W.ザラトリスは棄権)による予選ラウンド2日目が行われた。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、2010年「The Open Championship」覇者であり、今季も優勝こそ無いものの、全米プロゴルフ選手権と全米オープンでともに2位を含む直近5試合でトップ10入り4回と抜群の安定感を見せているルイ・ウーストハイゼン。
フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率83.33% (15/18)、SCRAMBLING:94.12%、パーオン時における平均パット(1.61)と初日に続き、ショット・パッテイングともに抜群の安定感を見せたルイ・ウーストハイゼンは、1番で幸先の良いバーティ・スタートを切ると、7番Par5でもきっちりバーディを奪い、前半は大人しいプレーながらスコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入ると、安定感のあるショットとパッテイングがが冴え、12番はスーパーショットでピンそば、13番ではパッテイングで連続バーディを奪い、ハイライトとなった14番Par5では2オンに成功。イーグルパットを決めるなど3ホールで一気にスコアを4つ伸ばした。その後、16番Par3のティーショットを右のポットバンカーに入れて今大会最初のボギー、17番ではフェアウェイからショートサイドに外すなど、ショットのばらつきが出たものの、シンプルでリズムの良いスウィングで要所を抑え、2日目も1イーグル、4バーディ、1ボギー(65)でラウンド、通算11アンダー2位に2打差をつけ、決勝ラウンド進出を決めた。
ルイ・ウーストハイゼンは、通算11アンダー・36ホールのスコア(129)でラウンドし、1992年「Muirfield (Par71)」と2012年「Royal Lytham St. Anne (Par70)」でそれぞれニック・ファルドとブラント・スネデカーがマークした36ホールでの最小スコア(130)の全英オープン・レコードを更新しました。
2打差の2位には、パーオン率83.33% (15/18)と安定したショット力を見せたコリン・モリカワが、前半からスコアを伸ばし、後半に入っても11番、12番で連続バーディを奪うなど、7バーディ、1ボギーと2日目のベストスコアタイとなる(64)でラウンド、初日の9位タイから一気に浮上した。
2位タイからスタートしたジョーダン・スピースは、抜群のアイアンショットで出だしの1番、2番を連続バーディで発進、3番をボギーとしたものの、4番ではロングパットを決めてバーディ、5番では難しいアプローチからパーをセーブ。6番ではピンそばにつけたバーディチャンスを活かせなかったものの、その後はパープレーを続け、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入ってもショット・パッテイングともに安定しており、10番、12番でロングパットを決めてバーディを奪う。15番を3パットのボギーとしたものの、2日目も5バーディ、2ボギー(67)と手堅くまとめ、通算8アンダー単独3位で決勝ラウンド進出を決めた。
4打差の7アンダー・4位タイには、後半4バーディを奪ったディラン・フリテッリと7バーディ、2ボギー(65)をマークした世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン、2019-2020年シーズン新人賞のスコッティ・シェフラーが並んだ。
6打差の通算5アンダー・12位タイには、ボギーフリーとなる6バーディ(64)でラウンドした世界ランキング2位のジョン・ラーム、ブルックス・ケプカら4名が並んだ。
木下稜介は、出だしの1番でバーディを奪い、幸先の良いスタートを切る。折り返して10番、11番で連続ボギーを叩いたものの、13番、14番で連続バーディを奪い返し、2日目も3バーディ、2ボギー(69)と粘りのプレーで通算1オーバー・65位タイと初出場で初の決勝ラウンド進出を決めた。
永野竜太郎は、粘りのプレーで最後まで健闘したものの、終盤16番、17番、18番と絶好のバーディ・チャンスを決めきれず、カットラインに1打及ばず、通算2オーバー・78位タイで予選落ちとなった。
金谷拓実も4番でダブルボギーを叩く苦しいスタートから5番、11番(約12.0mのロングパット)でバーディを奪って持ち直したものの、13番でティーショットを左のフェスキューに打ち込みボギー、続く14番ではフェアウェイからの2ndショットがシャンクし右サイドにOB、このホールをダブルボギー。15番、16番をパーで凌ぎ、18番ではバーディを奪ったものの、1打及ばず、通算2オーバー・78位タイで予選落ちとなった。
星野陸也は、2日目もボギーが先行する苦しい展開から、終盤2バーディとスコアを縮めたものの、2日目もスコアを落とし通算6オーバー・130位タイで大会を終えた。
稲森佑貴もバーディなしの7ボギー、2ダブルボギー(81)と大きく崩れ、通算16オーバー・154位で大会を終えた。
※ジョナサン・トムソン(イングランド)が16番ホールでホールインワンを達成しました。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
09:30(17:30)
T.グーチ/B.デシャンボー
10:00(18:00)
木下稜介/P.サクサンシン
10:30(18:30)
S.バーンズ/H.イングリッシュ
10:40(18:40)
A.アンサー/J.コクラック
11:45(19:45)
V.ホブランド/J.ニーマン
12:05(20:05)
J.トーマス/A.スコット
13:10(21:10)
W.シンプソン/T.フリートウッド
14:20(22:20)
C.コナーズ/C.スミス
14:45(22:45)
J.ラーム/C.トリンガーリ
15:35(23:35)
D.ジョンソン/S.シェフラー
15:45(23:45)
J.スピース/D.フリテッリ
15:55(23:55)
L.ウーストハイゼン/C.モリカワ
※時差:日本は8時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月17日(土)の9:20だと日本時間7月17日(土)の17:20あたり、現地時間7月17日(土)の15:55だと日本時間7月17日(土)の23:55になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ルイ・ウーストハイゼン | -12 | 69 |
2 | コリン・モリカワ | -11 | 68 |
3 | ジョーダン・スピース | -9 | 69 |
T4 | コーリー・コナーズ | -8 | 66 |
スコッティ・シェフラー | -8 | 69 | |
T6 | ジョン・ラーム | -7 | 68 |
マッケンジー・ヒューズ | -7 | 68 | |
ディラン・フリテッリ | -7 | 70 | |
T9 | キャメロン・スミス | -6 | 68 |
ジャスティン・ハーディング | -6 | 70 | |
マルセル・シーム | -6 | 70 | |
T64 | 木下 稜介 | +3 | 72 |
【詳細】
木下稜介
2バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(72)
午後17時00分時点での天候は晴れ、気温17.2℃、湿度82%、風速4.9m/sというコース・コンデションの中、77名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて単独トップをキープしたのは、2010年「The Open Championship」覇者であり、今季も優勝こそ無いものの、全米プロゴルフ選手権と全米オープンでともに2位を含む直近5試合でトップ10入り4回と抜群の安定感を見せているルイ・ウーストハイゼン。
初日から安定感抜群のプレーでトップをキープするルイ・ウーストハイゼンは、出だしの1番、2番でバーディチャンスにつけるなど危なげのないスタートを切る。その後は2ndの乱れを絶妙なアプローチでカバーしパーセーブを続ける。7番par5で2オンに成功しこの日最初のバーディを奪うと、9番でもバーディを奪い、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入り、11番でアプローチを寄せきれずボギーを叩くと13番もボギーとしトップに並ばれると、14番でもアプローチを寄せきれずパーとスコアを伸ばせない。16番でバーディを奪い、3日目は3バーディ、2ボギー(69)とスコアを1つ伸ばし通算12アンダー単独トップでホールアウトした。
2打差の単独2位からスタートしたコリン・モリカワは、出だしの1番をバンカーからのリカバリーでパーをキープするものの、続く2番でティーショットをバンカーに入れて出すだけ3rdショットもよらずボギーが先行する。5番でもティーショットのミスからボギーを叩きスコアを2つ落とすものの、7番par5で2オンに成功しこの日最初のバーディを奪うと、続く8番ではロングパットを決めて連続バーディ、前半スコアを落とさずに折り返す。序盤のバタついたプレーからリズムを取り戻した後半は、安定したショットを武器に13番ではロングパット、14番ではイーグル逃しで連続バーディを奪いトップタイに並ぶ。その後も多くのチャンスを作るなど安定したプレーを続け、4バーディ、2ボギー(68)でラウンド、通算11アンダー・1打差の単独2位で3日目を終えた。
トップと3打差の単独3位からスタートしたジョーダン・スピースは、出だしの1番を無難にパーで終えると続く2番で2ndショットをピンそばにつけ楽々バーディ、4番では奥からのロングパットを決めてバーディ、5番を3パットのボギーとするものの、続く6番、7番par5で連続バーディを奪い、前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番でバーディを奪うものの、11番ではショットが乱れボギー、その後もティーショットやアイアンショットが左右に乱れ、何とかパーをセーブする苦しい展開が続く中、16番ではチャンスを逃してパー、17番では2ndショットをミスしボギー、18番ではバーディチャンスから短いパーパットを外してまさかの連続ボギー。5バーディ、4ボギー(69)でホールアウト。後味の良くない3日目のフィニッシュとなったが、通算9アンダートップと3打差の単独3位で最終日に挑むこととなった。
4打差の通算8アンダー・4位タイにはコーリー・コナーズとスコッティ・シェフラー、5打差の通算7アンダー・6位タイには、全米オープン覇者のジョン・ラームら3名が並んだ。期待された世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンは、通算4アンダー・18位タイ、ブルックス・ケプカは、通算3アンダー・25位タイに後退した。
※ダニー・ウィレットが10番Par4の2ndショットを直接決めてイーグルを奪った。
日本から唯一決勝ラウンドに進んだ木下稜介は、前半からボギー、ダブルボギーが先行する苦しい展開から前半スコアを4つ落として折り返す。後半に入り、リズムが良くなると10番、14番でバーディを奪い、3日目は2バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(72)でラウンド、通算3オーバー・64位タイで3日目を終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:20(16:20)
S.バーンズ/R.ファウラー
09:00(17:00)
木下稜介/JC.リッチー
09:30(17:30)
J.ニーマン/X.シャウフェレ
11:40(19:40)
T.フリートウッド/V.ホブランド
14:15(22:15)
J.ラーム/S.シェフラー
14:25(22:25)
C.コナーズ/J.スピース
14:35(22:35)
C.モリカワ/L.ウーストハイゼン
※時差:日本は8時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月18日(日)の8:00だと日本時間7月18日(日)の16:00あたり、現地時間7月18日(日)の14:35だと日本時間7月18日(日)の22:35になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | コリン・モリカワ | -15 | 66 |
2 | ジョーダン・スピース | -13 | 66 |
T3 | ジョン・ラーム | -11 | 66 |
ルイ・ウーストハイゼン | -11 | 71 | |
5 | ディラン・フリテッリ | -9 | 68 |
T6 | ブルックス・ケプカ | -8 | 65 |
マッケンジー・ヒューズ | -8 | 69 | |
T8 | ダスティン・ジョンソン | -7 | 67 |
ロバート・マッキンタイア | -7 | 67 | |
ダニエル・バーガー | -7 | 68 | |
スコッティ・シェフラー | -7 | 71 | |
T59 | 木下 稜介 | +2 | 69 |
【詳細】
木下稜介
2バーディ、1ボギー(69)
午後17時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温16.1℃、湿度83%、風速3.6m/sという4日間通じて例年の全英オープンとは思えないほどの穏やかなコース・コンデションの中、77名による決勝ラウンド最終日が行われた。
ショット・パッティング・メンタルと終始、安定したプレーで2年ぶりの開催となった全英オープンを制したのは、これまでメジャー1勝、PGAツアー4勝を飾っているコリン・モリカワ。
トップと1打差の2位からスタートしたコリン・モリカワは、出だしの1番、2番でチャンスを活かせずパー、3番、4番ではピンチを凌ぐなど6番までパープレーを展開、7番Par5で最初にバーディを奪うと、続く8番では完璧なショットでバーディ、9番では約6.0mのバーティパットを決めて3連続バーディ。前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番で難しいアプローチからパーセーブに成功すると14番Par5で確実にバーディを奪い後続を突き放すと、15番のピンチも素晴らしいアプローチでパーセーブ。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パット(1.56)とショット・パッティングともに素晴しいプレーを見せ、最終日ボギーフリーとなる4バーディ(66)でラウンドし、通算15アンダーで全英オープン初優勝。
2020年の「全米プロゴルフ選手権」に次いで、史上初のメジャー・トーナメント2大会で初出場・初優勝の快挙を達成した。
2017年以来、2回目の優勝がかかっていたジョーダン・スピースは、ショットが安定せず、出だしの1番から3番にかけてピンチの連続、辛うじてパーをキープするものの、4番、6番とショットが乱れボギーを叩く。しかし、7番Par5で2オンに成功しダブルブレイクのイーグルパットを決めると9番でも下りのスライスラインのバーディパットを決めて前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半の10番でロングパットを決めてバーディとすると、13番、14番ではショットをピンそばによせて連続バーディ。その後も15番、17番とバーディチャンスを作りながらも活かせず、1イーグル、4バーディ、2ボギー(66)でラウンド、通算13アンダー優勝したコリン・モリカワに2打及ばず単独2位で大会を終えた。
2021年「全米オープン」チャンピオンとして臨んだジョン・ラームは、出だしの2番でボギーを叩き幸先の良くないスタートを切ると、4番、5番、6番と絶好のバーディチャンスを活かせない。7番Par5でピンそば2オンに成功しイーグルを奪うものの、続く8番でティーショットを曲げてボギー。9番も絶好のチャンスを活かせず、前半はスコアを伸ばせずに折り返す。後半の10番、11番でもバーディチャンスを活かせないストレスの溜まる展開が続く中でも冷静にプレーするジョン・ラームは、13番から16番にかけて4連続バーディを奪い追い上げを見せる。しかし、17番、18番のチャンスも活かせなかったように最終日は8回ものバーディチャンスを逃し、1イーグル、4バーディ、2ボギー(66)と伸び悩み、通算11アンダー・3位タイで大会を終えた。
初日からトップをキープし完全優勝での2010年以来2回目の全英オープン優勝を目指したルイ・ウーストハイゼンだったが、最終日は、ショットが右に流れるなど3日目までとはまったく違ったプレーとなり、4番でボギーが先行するとチャンスホールの7番Par5で2ndをポットバンカーに入れ、3rdショットはトップし逆サイドのバンカーへとまさかのボギー。前半スコアを2つ落としトップを譲ると、後半11番、14番でバーディを奪うものの、最後までリズムに乗れず2バーディ、3ボギー(71)とスコアを落とし、通算11アンダー・3位タイで大会を終えた。全米プロゴルフ選手権は2位タイ、全米オープンは2位、今大会は3位タイと優勝争いを演じながら優勝には届かなかった。
ブルックス・ケプカが通算8アンダー・6位タイに入り、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン、スコッティ・シェフラーが通算7アンダー・8位タイに入った。
日本から唯一決勝ラウンドに進んだ木下稜介は、ショット・パッティングともに安定したプレーを見せ、最終日は2バーディ、1ボギー(69)とアンダーパーでラウンド、通算2オーバー・59位タイで大会を終えた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
(最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
(パーオン時の平均パット数)
1位
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 50.00% (7/14) |
72.22% (13/18) |
―y (―y) |
1.500 |
ROUND2 | 57.14% (8/14) |
83.33% (15/18) |
―y (―y) |
1.500 |
ROUND3 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
―y (―y) |
1.560 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
―y (―y) |
1.610 |
TOTAL | 60.71% (34/56) |
75.00% (54/72) |
339.0y (―y) |
1.540 |
RANK | T59 | T6 | T22/― | T5 |
2位
ジョーダン・スピース(Jordan Spieth)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
77.78% (14/18) |
―y (―y) |
1.500 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
83.33% (15/18) |
―y (―y) |
1.670 |
ROUND3 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
―y (―y) |
1.500 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
―y (―y) |
1.670 |
TOTAL | 66.07% (37/56) |
73.61% (53/72) |
335.0y (―y) |
1.580 |
RANK | T29 | T16 | T37/― | T15 |
3位タイ
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
―y (―y) |
1.670 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
94.44% (17/18) |
―y (―y) |
1.670 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
―y (―y) |
1.780 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
88.89% (16/18) |
―y (―y) |
1.670 |
TOTAL | 69.64% (39/56) |
80.56% (58/72) |
338.0y (―y) |
1.690 |
RANK | T12 | T1 | T25/― | T82 |
3位タイ
ルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 42.86% (6/14) |
77.78% (14/18) |
―y (―y) |
1.440 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
83.33% (15/18) |
―y (―y) |
1.610 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
61.11% (11/18) |
―y (―y) |
1.780 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
―y (―y) |
1.610 |
TOTAL | 69.64% (39/56) |
73.61% (53/72) |
335.0y (―y) |
1.610 |
RANK | T12 | T16 | T37/― | T21 |
59位タイ
木下 稜介(Ryosuke Kinoshita)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 42.86% (6/14) |
55.56% (10/18) |
―y (―y) |
1.440 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
―y (―y) |
1.610 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
66.67% (12/18) |
―y (―y) |
1.720 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
―y (―y) |
1.780 |
TOTAL | 64.29% (36/56) |
66.67% (48/72) |
273.0y (―y) |
1.640 |
RANK | T36 | T66 | 155/― | T38 |
78位タイ(予選カット)
永野 竜太郎(Ryutaro Nagano)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 50.00% (7/14) |
55.56% (10/18) |
―y (―y) |
1.500 |
ROUND2 | 50.00% (7/14) |
61.11% (11/18) |
―y (―y) |
1.610 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 50.00% (14/28) |
58.33% (21/36) |
298.0y (―y) |
1.560 |
RANK | T118 | T127 | T141/― | T8 |
78位タイ(予選カット)
金谷 拓実(Takumi Kanaya)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
55.56% (10/18) |
―y (―y) |
1.560 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
50.00% (9/18) |
―y (―y) |
1.500 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 64.29% (18/28) |
52.78% (19/36) |
282.0y (―y) |
1.530 |
RANK | T36 | T141 | T150/― | T1 |
130位タイ(予選カット)
星野 陸也(Rikuya Hoshino)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
―y (―y) |
1.830 |
ROUND2 | 35.71% (5/14) |
55.56% (10/18) |
―y (―y) |
1.560 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 53.57% (15/28) |
61.11% (22/36) |
304.0y (―y) |
1.690 |
RANK | T103 | T116 | T130/― | T82 |
154位(予選カット)
稲森 佑貴(Yuki Inamori)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 57.14% (8/14) |
38.89% (7/18) |
―y (―y) |
1.610 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
50.00% (9/18) |
―y (―y) |
1.940 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 60.71% (17/28) |
44.44% (16/36) |
282.0y (―y) |
1.780 |
RANK | T74 | T154 | T150/― | T134 |
優勝したコリン・モリカワは、抜群のショット力に加え、課題とされるパッティングでも安定したプレーを見せていた。2位のジョーダン・スピースは4日間通じてバランスの良いプレーを見せ、3位タイのジョン・ラームはパッティングに苦労し、同じく3位タイのルイ・ウーストハイゼンは、全体的に素晴しかったが最終日だけ良いプレーが出来なかった。日本勢は、世界との差を感じさせられる内容のプレーとなった。
全選手の結果
※The Open公式サイト参照
コメント