2021年7月1日(木)~7月4日(日)にかけてアメリカ・ミシガン州デトロイトにあるデトロイト・ゴルフクラブ(Detroit Golf Club)で開催される2020-2021シーズン第40戦「ロケット・モーゲージ・クラシック(Rocket Mortgage Classic)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは松山英樹、小平智が出場
※松山英樹は、2019年から3年連続3回目の出場となります。
※小平智は、2019年の初出場から2年ぶり2回目の出場となります。
ロケット・モーゲージ・クラシック
デトロイト市で開催された最初のPGAツアーとして2019年にスタートし、2021年で3回目を迎える歴史の浅い今大会は、「デトロイト・ゴルフクラブ」が舞台となっています。
PGAツアー初優勝となったネイト・ラシュリーが第1回大会を制し、2020年に行われた第2回大会は、肉体改造に成功し平均飛距離350.6yを記録したブライソン・デシャンボーが制しています。
世界ランキング6位で連覇のかかるブライソン・デシャンボー、同9位パトリック・リード、同13位のウェブ・シンプソン、今季2勝のジェイソン・コクラック、フィル・ミケルソンらトップ30から8名が出場するフィールドとなっています。
【パワー・ランキング】
1位:ブライソン・デシャンボー
2位:ジェイソン・コクラック
3位:ウィル・ザラトリス
4位:松山英樹
5位:ウェブ・シンプソン
6位:パトリック・リード
7位:ケビン・キスナー
8位:ドク・レッドマン
9位:ジェイソン・デイ
10位:ホアキン・ニーマン
11位:バッバ・ワトソン
12位:セップ・ストラカ
13位:小平智
14位:ゲーリー・ウッドランド
15位:アレックス・ノレン
日本からは松山英樹と小平智が出場します。
松山英樹は、2019年13位タイ、2020年21位タイの成績を残しています。小平智は、2019年に出場して予選落ちとなっています。
ロケット・モーゲージ・クラシック 開催会場
【アメリカ・ミシガン州デトロイト】
デトロイト・ゴルフクラブ(Detroit Golf Club)
コース | Yardage | Par |
デトロイト・ゴルフクラブ (Detroit Golf Club) |
7,370 | 72 |
アメリカ・ミシガン州デトロイトにある「デトロイト・ゴルフクラブ」は、1899年に設立され、ドナルド・ロスによって設計された2つのシグネチャー・ゴルフコースがある美しいプライベート・ゴルフクラブです。また様々なオプション(プールやテニスコート、イベントなど)も充実しています。
また、デトロイトには、メジャーリーグのデトロイト・タイガース、NFLのデトロイト・ライオンズが本拠地を構えています。
ドナルド・ロスによって設計されたノース・コースとサウス・コースが1916年までに完成しています。その後、R.T.ジョーンズ/A.ヒルズ/B.ヘフナーによって改修が行われ、「ロケット・モーゲージ・クラシック」のトーナメントプレーにも使用されています。
【特徴のあるホール】
・11番Par3:コースで最も難しいホール。
・14番Par5:コース唯一の池が絡むホール。
・18番Par4:左ドッグレッグで、フェアウェイが排水路によって分断され、最もアンジュレーションのきついグリーン
【芝の種類】
・フェアウェイ:ベントグラス/ポアナ
・ラフ:ブルーグラス・ミックス 4
・グリーン:ベントグラス/ポアナ
Hole | Yardage | Par |
1 | 397 | 4 |
2 | 453 | 4 |
3 | 393 | 4 |
4 | 635 | 5 |
5 | 167 | 3 |
6 | 461 | 4 |
7 | 552 | 5 |
8 | 372 | 4 |
9 | 207 | 3 |
10 | 425 | 4 |
11 | 233 | 3 |
12 | 489 | 4 |
13 | 393 | 4 |
14 | 555 | 5 |
15 | 160 | 3 |
16 | 446 | 4 |
17 | 577 | 5 |
18 | 455 | 4 |
OUT | 3,637 | 36 |
IN | 3,733 | 36 |
Total | 7,370 | 72 |
ロケット・モーゲージ・クラシック スケジュール
2021年7月1日(木)~7月4日(日)
7月1日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
7月2日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
7月3日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
7月4日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
ロケット・モーゲージ・クラシック 賞金
【賞金総額】
$7,500,000
【優勝賞金 】
$1,350,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した出場選手156名はPDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2021年6月27日時点
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(29歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。
抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げます。
メジャー・トーナメントの1つである「マスターズ・トーナメント」を制したことで、世界のトッププレーヤーとして更なる活躍が期待されます。
2020-2021シーズンは、21試合に出場し、トップ10入り2回(優勝1回を含む)、予選落ち3回という結果が残っています。
2021年に入ってからは全体的にショット・パッティングともに良くなってきており、マスタ-ズ・トーナメントでも、抜群のショートゲームを見せています。
2019年の初開催から3年連続3回目の出場となる今大会での成績は、2019年が13位タイ、2020年が21位タイとまずまずと言ったところでしょうか。
パワーランキングは4位。
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
ロケット・モーゲージ・クラシックのテレビ放送
【BS放送】NHK BS1で3日目・最終日のラウンドライブ放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!
生:生中継
【BS放送】NHK BS1
7月4日(日) 第3日
- 5:00~7:00 (SUB102ch) 生
※延長あり
7月5日(月) 第4日(最終日)
- 5:00~7:00 (SUB102ch) 生
※延長あり
【CS放送】ゴルフネットワーク
予選ラウンド生中継!! ※日本時間
7月2日(金) 第1日
- 4:00~7:00 生
7月3日(土) 第2日
- 4:00~7:00 生
7月4日(日) 第3日
- 2:00~7:15
※延長あり
7月5日(月) 第4日 (最終日)
- 2:00~7:15
※延長あり
【動画配信】GOLFTV
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
7月1日(木) 第1日
- 19:45~翌7:00 生
7月2日(金) 第2日
- 19:45~翌7:00 生
7月3日(土) 第3日
- 21:15~翌7:00 生
7月4日(日) 第4日 (最終日)
- 21:15~翌7:00 生
【GDOサイトで無料ライブ配信】
7月2日(金) 第1日
- 4:00~6:00 生
7月3日(土) 第2日
- 4:00~6:00 生
ロケット・モーゲージ・クラシック 試合結果
コース | Yardage | Par |
デトロイト・ゴルフクラブ (Detroit Golf Club) |
7,370 | 72 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
15:35(04:35)
P.マルナティ/S.ストラカ/W.ザラトリス
16:15(05:15)
J.コクラック/P.リード/W.シンプソン
16:25(05:25)
B.デシャンボー/C.チャンプ/K.ヒコック
10番ホールスタート
07:15(20:15)
S.ムニョス/K.キスナー/小平智
07:45(20:45)
M.ホーマ/M.ウルフ/B.ワトソン
07:55(20:55)
F.ミケルソン/松山英樹/R.ファウラー
16:25(05:25)
G.ヒーゴ/J.ニーマン/R.ノックス
※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月1日(木)の6:45だと日本時間7月1日(木)の19:45あたり、現地時間7月1日(木)の17:15だと日本時間7月2日(金)の06:15になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | デービス・トンプソン | -9 | 63 |
T2 | ブランドン・ハジー | -7 | 65 |
トム・ルイス | -7 | 65 | |
ホアキン・ニーマン | -7 | 65 | |
ロジャー・スローン | -7 | 65 | |
T6 | シーマス・パワー | -6 | 66 |
J.J.スポーン | -6 | 66 | |
T8 | ケビン・キスナー | -5 | 67 |
小平 智 | -5 | 67 | |
ジェイソン・デイ | -5 | 67 | |
マシュー・ウルフ | -5 | 67 | |
キム・シウ | -5 | 67 | |
ファビアン・ゴメス | -5 | 67 | |
ハンク・レビオダ | -5 | 67 | |
マイケル・グリジック | -5 | 67 | |
トロイ・メリット | -5 | 67 | |
パット・ペレス | -5 | 67 | |
ロバート・ストレブ | -5 | 67 | |
クリス・カーク | -5 | 67 | |
ジョセフ・ブラムレット | -5 | 67 | |
T56 | 松山 英樹 | -2 | 70 |
【詳細】
小平智
7バーディ、2ボギー(67)
松山英樹
4バーディ、1ダブルボギー(70)
午後16時00分時点での天候はくもり、気温23.9℃、湿度65%、風速6.3m/sというコース・コンデションの中、156名による予選ラウンド1日目が行われた。
途中、悪天候による中断によって3時間15分遅れのスタートとなるなど、日没サスペンデッドとなった初日を終えてトップに立ったのは、6月の「Palmetto Championship at Congaree」でプロデビューを果たしたばかりでPGAツアー3戦目の22歳デービス・トンプソン。
デービス・トンプソンは、出だしの10番で1.9mにつけバーディを奪うと、続く11番でも53cmにつけ連続バーディ、13番でもバーディ、15番では9.7mを決めてバーディ、17番もバーディを奪い、前半スコアを5つ伸ばして折り返す。初日はフェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率94.44% (17/18)、パーオン時における平均パットが1.471とショット・パッテイングともに素晴しく、後半に入っても1番、3番でバーディ、7番、8番で連続バーディを奪うなど、ボギーフリーとなる9バーディ(63)をマーク、通算9アンダーと最高の滑り出しを切った。
2打差の2位タイには、ボギーフリーとなる7バーディ(65)をマークし、PGAツアー初優勝を目指すブランドン・ハジー、トム・ルイス、ロジャー・スローンの3名と同じくボギーフリーとなる7バーディ(65)をマークし、PGAツアー2勝目を狙うホアキン・ニーマンの4名が通算7アンダーで並んだ。
3打差の6位タイには、シーマス・パワーとJ.J.スポーン、4打差の8位タイには、小平智、復活が待たれるジェイソン・デイ、マシュー・ウルフ、ハンク・レビオダら13名が並んだ。
前週も初日トップタイに立つなど好調を維持している小平智は、出だしの10番で2ndショットをピンそば1.8mにつけると、確実に決めてバーディ発進。12番でティーショットを右サイドに曲げ、ピンチとなるがバンカーから見事なリカバリーを見せてパーをセーブすると、続く13番では1.3mにつけバーディ、14番Par5ではバーディこそ取れなかったが、見事なアプローチでタップインパー、15番Par3では、ティーショットをピンそば2.1mにつけバーディ、17番Par5では絶好のポジションからの3rdショットを奥に外し、悔しいボギーを叩くものの、前半はほぼ危なげないプレーでスコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入り、1番で2ndショットを66cmにつけ、タップインバーディ、続く2番では4.8mのバーディパットをしっかり決めて連続バーディ、15番では4.9mを決めてバーディ、8番でボギーを叩くものの、最終9番Par3のティーショットを3.5mのバーディチャンスにつけると、しっかり決めてバウンスバックに成功。初日、7バーディ、2ボギー(67)をマーク、通算5アンダー暫定ながら7位タイと好スタートを切った。
Par5でバーディなしの1ボギーとスコアを伸ばせなかったのはもったいないですが、フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パット1.462、SG: PUTTING(2.748)とショットとパッテイングがかみ合った素晴しいプレーだった。
10番スタートとなった松山英樹は、2ndショットをミス、アプローチもよせきれない中で3.8mを決めてパー、続く12番、13番とバーディチャンスを活かせない中で迎えた14番Par5。ティーショットを左サイドに曲げたものの、3rdショットを2.5mにつけバーディ、15番Par3では74cmにつけ楽々バーディ、16番では、4.1mのスライスラインを決めてバーディ、17番Par5では2オンに成功。7.5mのイーグルパットはカップにけられたものの、確実にバーディを奪い、4連続バーディ。18番はパーとしたものの、前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半に入り、ティーショットが左右にブレる場面が多くなる中、1番では2.8m、7番では3.4m、その他3番、4番、6番とバーディチャンスにつけながらカップに蹴られるなど3.0m~5.0mのパッテイングが決まらずパープレー。迎えた8番372yの短いPar4、アイアンでのティーショットを左に曲げ、2ndをフリンジまで運んだものの、バーディパットがショート、2.2mのパーパットを外すと1.2mのボギーパットも外し、まさかの3パットのダブルボギー。最終9番も3.8mのバーディパットを決めきれずパー。4バーディ、1ダブルボギー(70)でラウンド、通算2アンダー暫定56位タイで初日を終えた。
パーオン率83.33% (15/18)、SG: APPROACH TO THE GREEN(3.247)ながらパーオン時における平均パットが1.800、SG: PUTTING(-2.707)とショットとパッテイングがかみ合わなかった。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:55(20:55)
G.ヒーゴ/J.ニーマン/R.ノックス
12:30(01:30)
S.ムニョス/K.キスナー/小平智
13:00(02:00)
M.ホーマ/M.ウルフ/B.ワトソン
13:10(02:10)
F.ミケルソン/松山英樹/R.ファウラー
10番ホールスタート
07:05(20:05)
P.マルナティ/S.ストラカ/W.ザラトリス
07:45(20:45)
J.コクラック/P.リード/W.シンプソン
07:55(20:55)
B.デシャンボー/C.チャンプ/K.ヒコック
※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月2日(金)の6:45だと日本時間7月2日(金)の19:45あたり、現地時間7月2日(金)の14:00だと日本時間7月3日(土)の03:00になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | ホアキン・ニーマン | -10 | 69 |
トム・ルイス | -10 | 69 | |
T3 | トロイ・メリット | -9 | 68 |
クリス・カーク | -9 | 68 | |
マックス・ホーマ | -9 | 65 | |
T6 | パット・ペレス | -8 | 69 |
ラッセル・ノックス | -8 | 65 | |
ブランドン・ハジー | -8 | 71 | |
キャメロン・デービス | -8 | 68 | |
ショーン・オヘア | -8 | 66 | |
ケビン・キスナー | -8 | 69 | |
リッチー・ワレンスキー | -8 | 68 | |
デービス・トンプソン | -8 | 73 | |
T98 | 小平 智 | -1 | 76 |
WD | 松山 英樹 | ー | ー |
【詳細】
小平智
2バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(76)
松山英樹
棄権
予選CUTライン:-3
小平智は、予選落ちとなりました。
松山英樹は、新型コロナウイルスの検査で陽性と判定され、大会2日目のスタート前に棄権しました。
午後13時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温22.8℃、湿度52%、風速6.7m/sというコース・コンデションの中、156名による予選ラウンド2日目が行われた。
予選ラウンド2日目を終えてトップに立ったのは、2020年「A Military Tribute at The Greenbrier」の初優勝以来となるPGAツアー2勝目を狙うホアキン・ニーマンとPGAツアー初優勝を目指すトム・ルイス。
初日、ボギーフリーとなる7アンダーをマークしたホアキン・ニーマンは、初日に比べるとフェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パーオン時における平均パットが1.818と低くなったものの、SCRAMBLINGが100%、SG: TOTALが2.368とプラスを維持し、2日目も8番、14番、17番でバーディを奪い、ボギーフリーとなる3バーディ(69)とスコアを3つ伸ばし、通算10アンダーで予選ラウンド2日目を終えた。
同じくトップタイに並んだトム・ルイスも2番、4番でバーディを奪い、幸先の良いスタートを切ると、その後はパーをキープし、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半は13番でのバーディ1つに終わったものの、安定したショットとパッテイングでこの日もボギーフリーとなる3バーディ(69)でスコアをまとめ、ホアキン・ニーマンとともにトップタイで決勝ラウンド進出を決めた。
3位タイには、2日目のベストスコアタイとなる7アンダー(65)をマークしたマックス・ホーマら3名が通算9アンダーで並んだ。
初日単独トップに立ったデービス・トンプソンは、スコアを1つ落としたものの、2日目のベストスコアタイとなる7アンダー(65)をマークしたラッセル・ノックスら8名とともに通算8アンダーで並んだ。
大会連覇の期待がかかったブライソン・デシャンボーは、ショットに精彩を欠き、通算1アンダーとスコアを伸ばせず予選落ちとなった。
初日5アンダー・8位タイと好発進を切った小平智は、出だしの1番で幸先よくバーディ、4番Par5でボギーとするものの、6番でバーディと前半は安定したプレーでスコアを1つ伸ばして折り返す。しかし、後半に入り、11番、12番とパーオンできずアプローチも寄せきれず連続ボギーを叩くと、14番Par5の3rdショットをミスしボギー、予選通過がかかった最終18番でもショットが乱れ、3パットのダブルボギーを叩くなど、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(76)とスコアを崩し、通算1アンダー・98位タイで5試合ぶりの予選落ちとなった。
特に後半はショットに安定性もなく、アプローチもよせられない場面も多く、全体を通してもSG: APPROACH TO THE GREENが-3.209、SCRAMBLING:44.44%、パーオン率50.00% (9/18)と苦しいラウンドとなり、シード権がかかる終盤戦で痛い予選落ちとなってしまった。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:35(20:35)
F.ミケルソン
10:35(23:35)
R.ファウラー/キム・シウ
12:45(01:45)
M.ウルフ/イム・ソンジェ
14:05(03:05)
J.ニーマン/T.ルイス
※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月3日(土)の7:35だと日本時間7月3日(土)の20:35あたり、現地時間7月3日(土)の14:05だと日本時間7月4日(日)の03:05になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | トロイ・メリット | -14 | 67 |
ホアキン・ニーマン | -14 | 68 | |
T3 | ハンク・レビオダ | -13 | 66 |
キャメロン・デービス | -13 | 67 | |
5 | ブランドン・ハジー | -12 | 68 |
T6 | ジェイソン・コクラック | -11 | 67 |
ケビン・キスナー | -11 | 69 | |
リッチー・ワレンスキー | -11 | 69 | |
パット・ペレス | -11 | 69 | |
クリス・カーク | -11 | 70 | |
トム・ルイス | -11 | 71 |
午後16時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温26.7℃、湿度48%、風速4.9m/sというコース・コンデションの中、77名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップに並んだのは、2018年「Barbasol Championship」以来となるPGAツアー3勝目を狙うトロイ・メリットと2020年「A Military Tribute at The Greenbrier」の初優勝以来となるPGAツアー2勝目を狙うホアキン・ニーマン。
トップと1打差の3位タイからスタートしたトロイ・メリットは、出だしの1番でバーディを奪うと、3番でも3.0mを決めてバーディ、5番Par3ではピンそば20cmにつけバーディ、7番Par5でもバーディと前半はほほ完璧なプレーでスコアを4つ伸ばし折り返す。後半に入り、3日目のハイライトとなった11番Par3。218yを5Iで放ったボールは2バウンド目がカップに吸い込まれ、PGAツアーでキャリア初のホールインワンを達成。12番をボギーとし、その後スコアを伸ばせなかったものの、1イーグル、4バーディ、1ボギー(67)とショット・パッテイングに加え、ショートゲームでも冴えを見せ、通算14アンダーで最終日を迎える。
トップタイからスタートしたホアキン・ニーマンは、出だしの1番で幸先の良いバーディを奪うと、3日目はフェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率77.78% (14/18)、SCRAMBLING100.00%と安定感抜群のショットとアプローチで着実にスコアを伸ばし、3日目もボギーフリーとなる4バーディ(68)でラウンド、トロイ・メリットとともに通算14アンダートップタイで3日目を終えた。
1打差の3位タイには、ハンク・レビオダとキャメロン・デービス、2打差の単独5位には、飛距離の出るブランドン・ハジーがつけた。
6位以下も大混戦となり、グリーンの状態も柔らかいだけに最後まで多くのプレーヤーにチャンスが残る最終日となるでしょう。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:10(21:10)
W.ザラトリス/F.ミケルソン
13:35(02:35)
K.キスナー/R.ワレンスキー
13:45(02:45)
B.ハジー/J.コクラック
13:55(02:55)
H.レビオダ/C.デービス
14:05(03:05)
T.メリット/J.ニーマン
※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間7月4日(日)の7:35だと現地時間7月4日(日)の20:35あたり、現地時間7月4日(日)の14:05だと日本時間7月5日(月)の03:05になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | キャメロン・デービス | -18 | 67 |
T2 | トロイ・メリット | -18 | 68 |
ホアキン・ニーマン | -18 | 68 | |
T4 | アレックス・ノレン | -17 | 64 |
ハンク・レビオダ | -17 | 68 | |
T6 | バッバ・ワトソン | -16 | 64 |
ブランドン・ハジー | -16 | 68 | |
T8 | マーク・アンダーソン | -15 | 66 |
イム・ソンジェ | -15 | 67 | |
シーマス・パワー | -15 | 67 | |
ケビン・キスナー | -15 | 68 |
午後16時00分時点での天候は晴れ、気温31.7℃、湿度43%、風速2.5m/sというコース・コンデションの中、77名による決勝ラウンド最終日が行われた。
グリーンが止まるコンデションでアグレッシブなプレーによるスコアの伸ばし合いとなった大混戦を抜け出し、3名によるプレーオフを制したのは、PGAツアー初優勝を飾ったオーストラリアの26歳キャメロン・デービス。
トップと1打差の3位タイからスタートしたキャメロン・デービスは、前半を1バーディ、1ボギーのイーブンパーで折り返すと、ショット・パッテイングともに要所を抑えたプレーで12番から3連続バーディを奪う。16番をボギーとし優勝争いから脱落したと思われた中、17番Par5でガードバンカーから3rdショットを直接決めてイーグルを奪うと、最終18番でもバーディを奪い、最終日1イーグル、5バーディ、2ボギー(67)通算18アンダーでホールアウト。プレーオフに持ち込んだ。
トップタイからスタートしたトロイ・メリットは、出だしの1番でバーディを奪い、好スタートを切るものの、続く2番でボギー、その後は3番から6番まで絶好のチャンスがありながら活かせず、前半をイーブンパーで折り返す。後半に入り、ショット・パッテイングともに安定すると10番でバーディ、13番、14で連続バーディ、16番、17番でも連続バーディを奪い、最終日6バーディ、2ボギー(68)でラウンド、プレーオフに進んだ。
同じくトップタイからスタートしたホアキン・ニーマンは、3日目ほどの安定性はなかったものの、着実にパーをセーブ。3番でのバーディのみながら、前半スコアを伸ばして折り返す。後半に入り、10番でバーディを奪うと、ティーショットが左右にブレながらも13番では、素晴らしいアプローチでピンチを凌ぐ。チャンスホールとなる14番、15番ではスコアを伸ばせなかったものの、16番ではピンそば64cmにつけバーディ、17番では2ndショットを4.3mにつけるスーパーショットを見せ、イーグルこそ取れなかったものの楽々バーディを奪い、最終日もボギーフリーとなる4バーディ(68)で72ホールボギーなしの素晴らしいプレーを見せて、通算18アンダートップタイでホールアウト。プレーオフに進んだ。
3名によるプレーオフ1ホール目、バーディチャンスにつけた2名に対して、絶好の位置からの2ndショットをグリーン奥に外したホアキン・ニーマンは、難しいアプローチを大きくオーバー、このホールをボギーとして脱落。1ホール目、2ホール目とチャンスを活かせないキャメロン・デービスと2ホール目、3ホール目とアプローチでピンチを凌いだトロイ・メリット。4ホール目となったPar5では、お互いに2オンに成功しバーディ。迎えた5ホール目のPar3でグリーン手前に外し、アプローチからの1.8mのパーパットを外したトロイ・メリットに対して、確実にグリーンオンさせたキャメロン・デービスがパーセーブに成功しPGAツアー初優勝。今季7人目の初優勝、オーストラリア選手として4人目のPGAツアー優勝となった。
1打差の4位タイには、キャリアベストタイとなる8アンダー(64)をマークしたアレックス・ノレンとPGAツアー初優勝を狙ったハンク・レビオダが通算17アンダーで並んだ。
2打差の6位タイには、飛距離を特徴とするバッバ・ワトソンとブランドン・ハジーが通算16アンダーで並んだ。
プレーオフで敗れ、リー・トレビノ、2019年「Wyndham Championship」のJ.T.ポストン以来、3人目の72ホールノーボギーでの優勝はならなかったものの、4日間72ホールをノーボギーでラウンドしたホアキン・ニーマンのプレーは素晴しかった。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
(最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
(パーオン時の平均パット数)
1位
キャメロン・デービス(Cam Davis)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
88.89% (16/18) |
299.5y (311.0y) |
1.750 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
278.5y (327.0y) |
1.667 |
ROUND3 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
321.1y (331.0y) |
1.667 |
ROUND4 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
297.3y (345.0y) |
1.667 |
TOTAL | 71.43% (40/56) |
76.39% (55/72) |
299.1y (345.0y) |
1.691 |
RANK | T59 | T41 | 10/T12 | 21 |
2位タイ
トロイ・メリット(Troy Merritt)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
77.78% (14/18) |
275.8y (311.0y) |
1.500 |
ROUND2 | 100.00% (14/14) |
66.67% (12/18) |
260.1y (305.0y) |
1.667 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
302.5y (309.0y) |
1.667 |
ROUND4 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
297.1y (313.0y) |
1.571 |
TOTAL | 85.71% (48/56) |
76.39% (55/72) |
283.9y (313.0y) |
1.600 |
RANK | T2 | T41 | 64/T128 | 3 |
2位タイ
ホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
88.89% (16/18) |
293.2y (324.0y) |
1.563 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
61.11% (11/18) |
285.9y (327.0y) |
1.818 |
ROUND3 | 85.71% (12/14) |
77.78% (14/18) |
284.6y (324.0y) |
1.786 |
ROUND4 | 57.14% (8/14) |
77.78% (14/18) |
306.4y (348.0y) |
1.714 |
TOTAL | 69.64% (39/56) |
76.39% (55/72) |
292.5y (348.0y) |
1.709 |
RANK | T74 | T41 | 30/T7 | 32 |
98位タイ(予選カット)
小平 智(Satoshi Kodaira)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 92.86% (13/14) |
72.22% (13/18) |
273.0y (291.0y) |
1.462 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
50.00% (9/18) |
258.1y (316.0y) |
1.778 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 85.71% (24/28) |
61.11% (22/36) |
265.6y (316.0y) |
1.591 |
RANK | T2 | T131 | T132/T112 | 2 |
WD(棄権)
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
83.33% (15/18) |
279.9y (308.0y) |
1.800 |
ROUND2 | ― | ― | ー | ― |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 64.29% (9/14) |
83.33% (15/18) |
279.9y (308.0y) |
1.800 |
RANK | ― | ― | ―/― | ― |
優勝したキャメロン・デービス、2位タイに入ったトロイ・メリットとホアキン・ニーマンともに止まるグリーンに対してアグレッシブな攻めを見せて、要所でのパッテイングが決まっていた。小平智は、2日目の出来の悪さが響いた。松山英樹は、途中棄権となりました。
コメント