2023年 ザ・ラグビーチャンピオンシップのテレビ放送予定と試合結果【ラグビー世界最高峰の大会】

ザ・ラグビーチャンピオンシップ2023 ラグビー
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2023年7月8日(土)~7月29日(土)にかけて南半球の4カ国で開催される2023年「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」(南半球4カ国対抗戦)の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場国、テレビ放送予定を紹介します。

(2023.7.30)
・最終節が終了し、ニュージーランドが4連覇(2020年大会を含む)を達成しました。

(2023.7.15)
・第2節が終了しました。

(2023.7.9)
・第1節が終了しました。

(2023.6.20)
・2023年7月8日に開幕します。

 
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ザ・ラグビーチャンピオンシップ

1996年から2011年まで3カ国(ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカ)によるトライ・ネイションズとして開催され、2012年からアルゼンチンが加わり、南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」として(ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカ・アルゼンチン)による全12試合の総当たりによってチャンピオンが争われます。

世界トップクラスのチームで争われるラグビー最高峰の大会の1つであり、攻撃的でアグレッシブなハイレベルの戦いが見られるのも特徴の一つです。

今年は、2023年「ワールドカップ・フランス大会」開幕直前の開催となるために通常より期間が短縮され、各国1回の対戦による総当たり、全3節全6試合となります。

新ルールの適用やワールドカップに向けて新たな戦術も確立された中で迎える今大会では、どの様なプレーが展開されるのか注目されます。

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大会概要

大会名 ザ・ラグビーチャンピオンシップ
(The Rugby Championship)
開催期間 2023年7月8日()~7月29日()
開催地 ① オークランド/ニュージーランド

②-1 シドニー/オーストラリア
②-2 メルボルン/オーストラリア

③-1 プレトリア/南アフリカ
③-2 ヨハネスブルグ/南アフリカ

④-1 メンドーサ/アルゼンチン
会場 ①-1 マウント・スマート・スタジアム

②-1 コモンバンク・スタジアム
②-2 メルボルン・クリケット・グラウンド

③-1 ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム
③-2 エミレーツ・エアライン・パーク

④-1 エスタディオ・マルビナス・アルヘンティナス
試合数 全6試合
日本との時差 ① 日本より3時間進んでいます。
② 日本より1時間進んでいます。
③ 日本が7時間進んでいます。
④ 日本が12時間進んでいます。

【4カ国のホーム】
① ニュージーランド ② オーストラリア
③ 南アフリカ    ④ アルゼンチン

歴代優勝国

ザ・ラグビーチャンピオンシップの過去10年の優勝国を紹介します。

2012年にアルゼンチンが参加し、4カ国対抗となって以降、最多優勝国はニュージーランドの9回(2020年の3か国対抗を含む)となります。

2022年大会は、ニュージーランドが4勝2敗で南アフリカと並んだものの、勝ち点で上回り、歴代最多となる9回目(2020年の3か国対抗を含む)の優勝を飾っています。

優勝国
2022 ニュージーランド
2021 ニュージーランド
2020 ニュージーランド*
2019 南アフリカ
2018 ニュージーランド
2017 ニュージーランド
2016 ニュージーランド
2015 オーストラリア
2014 ニュージーランド
2013 ニュージーランド

※2020年大会はトライ・ネーションズ

大会日程

2023年7月8日()から始まり、7月29日()の第3節(最終節)まで、約3週間をかけて全6試合が行われます。

  月日 対戦カード
第1節 7月8日() 南アフリカ vs オーストラリア
アルゼンチン vs ニュージーランド
第2節 7月15日() ニュージーランド vs 南アフリカ
オーストラリア vs アルゼンチン
第3節 7月29日() オーストラリア vs ニュージーランド
南アフリカ vs アルゼンチン

 

出場4カ国

※情報及び世界ランキングは2023年6月19日時点

ニュージーランド(NEW ZEALAND)
世界ランキング 3位

【ザ・ラグビーチャンピオンシップ成績】
・優勝9回
・通算45勝2分7敗

【ワールドカップ成績】
・優勝:3回
(1987年、2011年、2015年)

【前回大会】(2022年)
・優勝

愛称:オールブラックス

ラグビーワールドカップ優勝回数3回、4カ国対抗戦となってからも9回の優勝を誇り、2010年から2017年にかけて8年連続ワールドラグビー年間最優秀チーム賞を受賞、唯一すべての対戦相手に対して勝ち越しているチームとして君臨しているラグビー最強国。

パワー・キック・パス・ランすべてにおいて高いクオリティを持っており、サポートランナーが多く絡む素早く厚みのある攻撃力が魅力的なチームです。

今大会も優勝候補筆頭と言って良いでしょう。

南アフリカ(SOUTH AFRICA)
世界ランキング 4位

【ザ・ラグビーチャンピオンシップ成績】
・優勝1回
・通算26勝4分24敗

【ワールドカップ成績】
・優勝:3回
(1995年、2007年、2019年)

【前回大会】(2022年)
・2位

愛称:スプリングボクス

フィジカルを前面に押し出したセットピースと相手にボールを保持させながら圧倒的な守備力で前進してエリアを獲得しリズムを作り出す伝統的なスタイルは健在であり、2019年大会以来となる優勝と2023年フランスワールドカップで連覇を目指すラグビー大国。

キャプテンのシヤ・コリシを中心にSOのハンドレ・ポラード、SHのファフ・デクラークと言った世界的なプレーヤーとNO8のヤスパー・ヴィザら若手が一致団結したチームは、控えメンバーも強力で選手層の厚さを感じさせます。

ニュージーランドとともに優勝候補筆頭と言って良いでしょう。

オーストラリア(AUSTRALIA)
世界ランキング 7位

【ザ・ラグビーチャンピオンシップ成績】
・優勝1回
・通算25勝3分26敗

【ワールドカップ成績】
・優勝:2回
(1991年、1999年)

【前回大会】(2022年)
・3位

愛称:ワラビーズ

紛れもなくラグビー大国の1つであることは間違いないなく、ラグビーワールドカップでは2回優勝、4カ国対抗戦となった今大会も2015年に優勝を飾っている。しかし、近年は国際大会での優勝はなく、ビッグタイトルからも遠ざかっています。

洗練された高度な戦術とFLマイケル・フーパーやSOアシュリー・クーパーら世界トップレベルのプレーヤーを数多く有しており、2023年の1月にHCに電撃就任した名将エディー・ジョーンズが、フィジカルとスマートなプレーに富んだスタイルのラグビーを展開できるのか期待が高まっています。

また、FLマイケル・フーパー不在時に大活躍した同じFLの24歳フレイザー・マクライト
が、今大会とともにワールドカップでも注目されます。

トップ2チームにどこまで食い下がれるか注目されます。

アルゼンチン(ARGENTINA)
世界ランキング 8位

【ザ・ラグビーチャンピオンシップ成績】
・優勝0回
・通算7勝1分46敗

【ワールドカップ成績】
・3位:1回
(2007年)
・ベスト4:1回
(2015年)

【前回大会】(2022年)
・4位

愛称:ロス・プーマス

2020年のトライ・ネーションズでは、ニュージーランド相手に歴史的勝利を挙げ、2022年に行われた前回大会では、ニュージーランドとオーストラリアを撃破するなど、ここ10年で急速に力をつけてきたアメリカ大陸最強国。

世界的プレーヤーの1人であるFLのパブロ・マテーラを中心とした強力なフィジカルによるシンプルなFWのアタッキング(クラッシュでリズムを作る)が特徴的であるとともに素早いアタックとFBの28歳エミリアノ・ボフェリという優秀なプレースキッカーによる正確なゴールを武器の1つとしているチームです。ディフェンスに難があるため、規律がしっかり守られているかが勝敗のカギの1つとなってくるでしょう。

また、6番・7番・8番とすべてのバックローのポジションをこなせ、バックス並みの足の速さが特徴の1つでもある将来有望なNo.8の22歳ファン・マルティン・ゴンザレスが、今大会とともにワールドカップでも注目されるでしょう。

4カ国で唯一初優勝を目指す。

また、2023年のフランス・ワールドカップでは日本代表とプールDの最終戦で対戦することでも注目されます。


~ザ・ラグビーチャンピオンシップの歴史~
3カ国対抗トライ・ネーションズとして1996年に第1回大会が開催されました。

当初、ニュージーランドオーストラリア南アフリカの3か国で開催されており、ラグビ-最高峰の国際大会の1つとして知られています。

2012年からアルゼンチンが加わり、4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」に大会名が変更されました。

加入歴の浅いアルゼンチンだけは、まだ優勝経験がありません。
 

大会レギュレーション

ワールドカップを直前に控え、通常開催と異なる今大会では、各チーム1回ずつの対戦となる4か国による総当たりのリーグ戦(全6試合)となります。

①勝点制
 勝ち=4pts
 引き分け=2pts
 敗け=0pts(7点差以上の負け)

②ボーナスポイント
・相手より3トライ以上獲得した場合:1pts
・7点差以内での負けの場合:1pts

テレビ放送

【BS放送】WOWOWが全ラウンド・全6試合を独占放送!!
【動画配信】WOWOWオンデマンドで全ラウンド・ライブ配信!!

【BS放送】WOWOW 

全ラウンド放送!!  ※日本時間

WOWOWプライム:191ch
WOWOWライブ:192ch
:生中継

第1節/Round1

南アフリカ vs オーストラリア

 7月8日(土) 23:50~26:20
 ※終了時間変更の場合あり

 WOWOWプライム 

アルゼンチン vs ニュージーランド

 7月9日(日) 03:55~06:25
 ※終了時間変更の場合あり

 WOWOWプライム 

第2節/Round2

ニュージーランド vs 南アフリカ

 7月15日(土) 15:50~18:20
 ※終了時間変更の場合あり

 WOWOWライブ 

オーストラリア vs アルゼンチン

 7月15日(土) 18:30~21:00
 ※終了時間変更の場合あり

 WOWOWプライム 

第3節/Round3

オーストラリア vs ニュージーランド

 7月29日(土) 18:30~21:00
 ※終了時間変更の場合あり

 WOWOWプライム

南アフリカ vs アルゼンチン

 7月29日(土) 23:50~14:50
 ※終了時間変更の場合あり

 WOWOWプライム

 

【動画配信】WOWOWオンデマンド 

全ラウンド放送!!  ※日本時間

WOWOWオンデマンド:ライブ配信

第1節/Round1

南アフリカ vs オーストラリア

 7月8日(土) 23:50~(同時配信)

 WOWOWオンデマンド

アルゼンチン vs ニュージーランド

 7月9日(日) 03:55~(同時配信)

 WOWOWオンデマンド

第2節/Round2

ニュージーランド vs 南アフリカ

 7月15日(土) 15:50~(同時配信)

 WOWOWオンデマンド

オーストラリア vs アルゼンチン

 7月15日(土) 18:30~(同時配信)

 WOWOWオンデマンド

第3節/Round3

オーストラリア vs ニュージーランド

 7月29日(土) 18:30~(同時配信)

 WOWOWオンデマンド

南アフリカ vs アルゼンチン

 7月29日(土) 23:50~(同時配信)

 WOWOWオンデマンド

 

詳細はWOWOW公式サイトをご覧ください。

 

試合結果

第1節/Round1
南アフリカ 43 – 12 オーストラリア

南アフリカ   トライ 4 G 3 PG 1 PT 2
オーストラリア トライ 2 G 1 PG 0

【日時】
2023年7月8日(土) キックオフ 17:05(現地時間)

【会場】
ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム

【都市】
プレトリア(南アフリカ)

【通算対戦成績】

南アフリカ 引き分け オーストラリア
50勝 3分 40勝
 
前回大会、勝ち点1差で優勝を逃したホームの南アフリカと2勝4敗の3位という結果に終わったオーストラリアのオープニングマッチは、試合開始早々、センターライン付近からのラインアウトを左サイドに展開したオーストラリアが先制トライを挙げたものの、13分にペナルティゴールを決めた南アフリカが、直後の15分に持ち味を活かしたプレーで逆転トライ。その後も優勢に試合を進めた南アフリカが、29分にモールから左サイドに2つ目のトライを挙げるなど、17-5とリードして前半を終えると、後半も50分に3つ目のトライ。更に53分にはモールで押し込みペナルティトライ、68分にもペナルティトライ、74分に6つ目のトライを挙げるなど、後半も南アフリカがオーストラリアを圧倒、全体を通して主導権を与えず、43-12で完勝し開幕戦を制した。
 
アルゼンチン 12 – 41 ニュージーランド

アルゼンチン   トライ 2 G 1 PG 0
ニュージーランド トライ 7 G 3 PG 0

【日時】
2023年7月8日(土) キックオフ 16:10(現地時間)

【会場】
エスタディオ・マルビナス・アルヘンティナス

【都市】
メンドーサ(アルゼンチン)

【通算対戦成績】

アルゼンチン 引き分け ニュージーランド
2勝 0分 35勝
 
前回大会でニュージーランドから勝利を挙げるなど、2勝したホームのアルゼンチンと大会4連覇を目指すニュージーランドの対戦は、前半だけでペナルティが10個と規律が乱れたアルゼンチンに対して、試合開始早々から持ち味のラグビーで完全に主導権を掴んだニュージーランドが、5個のトライを奪うなど、31-0とリードして前半を終える。後半に入り、序盤から積極的に攻撃を仕掛けるアルゼンチンが2トライ返すなど、ペナルティも少なくなり、粘りを見せたものの、全体を通して主導権を持ち続けたニュージーランドが43-12で完勝、幸先の良いスタートを切った。

〈第1節終了時点〉
順位 国名 勝点 得失差
1 南アフリカ 1 0 0 5 31
1 ニュージーランド 1 0 0 5 29
1 アルゼンチン 0 0 1 0 -29
1 オーストラリア 0 0 1 0 -31

 

第2節 / Round2
ニュージーランド 35 – 20 南アフリカ

ニュージーランド トライ 4 G 3 PG 3
南アフリカ    トライ 3 G 1 PG 1

【日時】
2023年7月15日(土) キックオフ 19:05(現地時間)

【会場】
マウント・スマート・スタジアム

【都市】
オークランド(ニュージーランド)

【通算対戦成績】

ニュージーランド 引き分け 南アフリカ
62勝 4分 38勝
 
ともに開幕戦を制し、この試合で勝利したチームが優勝に最も近づく重要な一戦となった第2節、ホームのニュージーランドと南アフリカの対戦は、開始早々の4分に9フェーズをミスなく継続してトライに結び付けたニュージーランドがゴールも含めて7点を先制すると、ペナルティゴールで3点を追加した直後の14分にも2つ目のトライ。その後もキックを多用したバランスの良いラグビーで優位に試合を進めたニュージーランドが20-3とリードして前半を終える。後半の52分にモールから1トライを返した南アフリカは、61分にもWTBチェスリン・コルビのトライで追い上げを見せたものの、68分と76分のトライで突き放したニュージーランドが、35-20で勝利し、開幕2連勝を飾った。南アフリカは、要所でのミスが目立った一戦となった。
 
オーストラリア 31 – 34 アルゼンチン

オーストラリア トライ 4 G 4 PG 1
アルゼンチン  トライ 4 G 4 PG 2

【日時】
2023年7月15日(土) キックオフ 19:55(現地時間)

【会場】
コモンバンク・スタジアム

【都市】
シドニー(オーストラリア)

【通算対戦成績】

オーストラリア 引き分け アルゼンチン
28勝 3分 8勝
 
ともに開幕戦で敗れ、優勝に望みを繋げるうえで負けることが出来ないホームのオーストラリアとアルゼンチンの対戦は、開始早々の5分に先制トライを挙げたオーストラリアに対して、24分のトライで同点に追いついたアルゼンチンが優位に試合を進める中、10-10の同点で前半を終える。後半も前半の勢いそのままに、先にトライを奪ったアルゼンチンに対して、オーストラリアも1トライ返すなど、一進一退の攻防が続く中、68分のトライでアルゼンチンが10点差をつけると、72分と自軍5.0m地点でのインター・セプトから独走した74分のトライでオーストラリアに逆転を許したものの、試合終了間際の79分にモールから逆転トライに結び付けたアルゼンチンが34-31で劇的勝利、オーストラリアに対して主導権を与えずに初めて2連勝を飾った。一方のオーストラリアは歴史上初めてアルゼンチンに連敗を喫した。
 
〈第2節終了時点〉
順位 国名 勝点 得失差
1 ニュージーランド 2 0 0 9 44
2 南アフリカ 1 0 1 5 16
3 アルゼンチン 1 0 1 4 -26
4 オーストラリア 0 0 2 1 -34

 

第3節 / Round3(最終節)
オーストラリア 7 – 38 ニュージーランド

オーストラリア  トライ 1 G 1 PG 0
ニュージーランド トライ 6 G 4 PG 0

【日時】
2023年7月29日(土) キックオフ 19:58(現地時間)

【会場】
メルボルン・クリケット・グラウンド

【都市】
メルボルン(オーストラリア)

【通算対戦成績】

オーストラリア 引き分け ニュージーランド
45勝 8分 124勝
 
ホームのオーストラリアと勝てば4連覇(2020年大会を含む)が決まるニュージーランドの対戦は、開始早々からお互いに1トライずつ奪う展開の中、リードしながらも1人少ないオーストラリアに対して、34分にモールを押し込んでトライに繋げたニュージーランドがアディショナルタイムにもトライを挙げ、前半を19-7とリードして終えると、後半開始早々からのオーストラリアの猛攻を無失点で凌ぐ中でペースを掴み、その後、3トライを奪うなど、試合を通じて主導権を握ったニュージーランドが38-7で完勝、4連覇を達成した。
 
南アフリカ 22 – 21 アルゼンチン

南アフリカ  トライ 3 G 2 PG 1
アルゼンチン トライ 2 G 1 PG 3

【日時】
2023年7月29日(土) キックオフ 17:05(現地時間)

【会場】
エミレーツ・エアライン・パーク

【都市】
ヨハネスブルグ(南アフリカ)

【通算対戦成績】

南アフリカ 引き分け アルゼンチン
31勝 1分 3勝
 
ホームの南アフリカと2勝目を目指すアルゼンチンの対戦は、開始早々から注目された南アフリカ代表初キャップのSHグラント・ウィリアムズが負傷退場する中、2つのペナルティゴールでリードしたアルゼンチンに対して、徐々にペースを掴んだ南アフリカが持ち味を活かした攻撃で2トライを挙げるなど、15-9とリードして前半を終える。後半に入ると一転してアルゼンチンが積極的な攻撃で完全に主導権を掴む中、僅かなミスをトライに繋げた南アフリカが、終盤にかけてアルゼンチンの猛攻を凌ぎ、22-21で辛くも勝利した。一方で敗れはしたものの、互角以上の試合を見せたアルゼンチンの強さが光った。
 
〈第3節(最終節)終了〉
順位 国名 勝点 得失差
1 ニュージーランド 3 0 0 14 75
2 南アフリカ 2 0 1 9 17
3 アルゼンチン 1 0 2 5 -27
4 オーストラリア 0 0 3 1 -65
 
最終戦を終えて、2023年ザ・ラグビーチャンピオンシップは、順調な仕上がりを見せたニュージーランドが4大会連続10回目の優勝を飾り、2位の南アフリカは持ち味のスタイルを活かした戦いを見せた。3位に入ったアルゼンチンの活躍が光った一方でオーストラリアの不振が目立った大会でもあった。
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