2023年1月19日(木)~1月22日(日)にかけてアメリカ・カリフォルニア州ラキンタにあるPGAウエスト(PGA West)のピート・ダイ・スタジアム・コース(Pete Dye Stadium Course)とニクラス・トーナメント・コース(Nicklaus Tournament Course)およびラキンタ・カントリークラブ(La Quinta Country Club)の3つのコースを使って開催される2022-2023シーズンの第12戦「ザ・アメリカンエキスプレス(The American Express)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本勢では小平智、蝉川泰果が出場します。
※小平智:2021年大会の初出場から2大会ぶり2回目の出場
※蝉川泰果:初出場
ザ・アメリカンエキスプレス
シーズンに2回あるプロ=アマ戦の1つで、1960年に「Palm Springs Desert Golf Classic」として第1回大会が開催され、1965年大会から2011年大会までの47年間「Bob Hope Desert Classic」として長年親しまれてきた今大会は、2020年大会から「The American Express」としてスタートし、今回で64回目を迎える歴史のあるトーナメントであると同時にメジャー6勝を含むPGAツアー45勝を誇るフィル・ミケルソンがホストを務める大会としても知られています。
また、ゴルフだけではなく、夜にはグラミー賞を受賞したアーティストによるスペシャルライブが行われるなど、エンターテインメントも充実しています。
第1回大会を制し、更に最多5回の優勝記録を誇るのは、1954年の全米アマチュア優勝、ライダーカップ・メンバー6回、メジャー7勝を含むPGAツアー62勝、そして静かなスポーツだったゴルフをアクティブな世界へと変えたアーノルド・パーマー。その後、ジャック・ニクラスと言ったレジェンドも優勝者に名を連ねる中、ビリー・キャスパーや唯一連覇を達成したジョニー・ミラー、ジョン・マハフィー、コーリー・ペイビン、ジョン・クック、フィル・ミケルソン、ビル・ハース、ハドソン・スワフォードの8名が2回の優勝を飾っています。
前回大会では、大混戦の中、終盤2位以下を一気に突き放したハドソン・スワフォードがPGAツアー3勝目を飾っています。
会場となるのは、PGAウエストのピート・ダイ・スタジアム・コース(予選・決勝)とニクラス・トーナメント・コース(予選)およびラキンタ・カントリークラブ(予選)になります。
大会での最少スコア(18ホール)は、59(13アンダー)であり、ニクラス・トーナメント・コースでのレコード(18ホール)は、61(11アンダー)となります。
今大会の賞金総額は$8,000,000、優勝者にはFEDEXCUP POINTS:500ポイントと2025年シーズンまでの2年間のシード権、2024年シーズンの「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」「ザ・プレーヤーズ選手権」「マスターズ」「全米プロゴルフ選手権」の出場権が付与される予選・決勝ラウンドを含む4日間72ホールのストローク・プレーで行われます。
【トーナメント・フォーマット】
・予選ラウンドは3日間・54ホール
(ピート・ダイ・スタジアム・コース(予選・決勝)とニクラス・トーナメント・コース(予選)およびラキンタ・カントリークラブ(予選)の3つのコースを1ラウンドずつプレーします。)
・3日間の予選ラウンドを終えて、65位タイまでが最終日の決勝ラウンドに進出します。
※プロアマ戦は、3日間で優勝チームを決めます。
世界ランキング2位のスコッティ・シェフラーを筆頭に、前々週の逆転優勝で今季1勝目をマークしている同4位のジョン・ラームや同5位のパトリック・キャントレー、同6位のザンダー・シャウフェレ、同7位のウィル・ザラトリスに加え、今季すでに1勝をマークし、ともに好調を維持している同12位のトニー・フィナウと同14位のキム・ジュヒョンなど世界ランキングトップ20から10名が出場する比較的強いフィールドとなっています。
日本勢では2回目の出場となる小平智とPGAツアー2連戦となる蝉川泰果が出場します。
※世界ランキングは2023年1月16日時点
【パワー・ランキング】
1位:ジョン・ラーム
2位:スコッティ・シェフラー
3位:パトリック・キャントレー
4位:トニー・フィナウ
5位:ウィル・ザラトリス
6位:キム・シウ
7位:アンドリュー・パットナム
8位:ブライアン・ハーマン
9位:サム・バーンズ
10位:トム・ホージ
11位:キム・ジュヒョン
12位:テイラー・モンゴメリー
13位:キャメロン・ヤング
14位:イム・ソンジェ
15位:サヒス・ティーガラ
ザ・アメリカンエキスプレス 開催会場
【アメリカ・カリフォルニア州ラキンタ】
PGAウエスト(PGA West)の中にある①、②およびラキンタ・カントリークラブ(La Quinta Country Club)で行われます。
コース | Yardage | Par | ラウンド | |
① | ピート・ダイ スタジアム・コース Pete Dye Stadium Course |
7,187 | 72 | 予選・決勝 |
② | ニクラス トーナメント・コース Nicklaus Tournament Course |
7,147 | 72 | 予選 |
ー | ラキンタ カントリークラブ La Quinta Country Club |
7,060 | 72 | 予選 |
アメリカ・カリフォルニア州ラキンタにある「PGAウエスト」は〈ピート・ダイ・スタジアム・コース〉と〈ニクラス・トーナメント・コース〉と言う2つの有名なコースで構成されるゴルフコースであり、ラキンタ・カントリークラブと共に今大会の会場となります。
〈ピート・ダイ・スタジアム・コース〉
ソルトン湖の北に位置し、山に囲まれた砂漠地帯の住宅地の中に名匠ピート・ダイによって1986年に設計されたコースは、1988年大会から2015年大会の間、使用が出来ないほどPGAツアー屈指の難コースとして知られています。
〈ニクラス・トーナメント・コース〉
1987年ジャック・ニクラスによって設計され、美しく、戦略的にデザインされたコースとなっています。
〈ラキンタ・カントリークラブ〉
1959年にローレンス・ヒューズによって設計され、1999年にダミアン・パスクッツォが改修を行った砂漠の中に造られたことを感じさせないフェアウェイの緑とバンカー、池からなるコントラストが美しく、ユーカリの木に囲まれたタイトで戦略性にとんだコースとなっています。
PGAツアー屈指の難コ-スとして知られ、アンジュレーションのきついフェアウェイ、速くて硬いアンジュレーションのあるグリーン、随所に配置された池やバンカー(特に16番ホールのグリーン左の深さ6mのバンカー)、全面バミューダ芝によって構成され、数々の名勝負を演出してきた名コースです。18ホール中、半数の9ホールで池が絡むホールとなっており、選手たちにプレッシャーを与える。特に、13番ホールと17番ホールの浮島のグリーンのPar3、左サイドに池が続く18番ホールと終盤に難易度が高いホールが続きます。
【特徴のあるホール】
・13番Par3:浮島のグリーン。
・16番Par5:最大18フィートの深さを誇るバンカー。
・17番Par4:浮島のグリーン。
・18番Par4:池が絡む難易度の高いホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:ティフグリーン328・バミューダ
・ラフ:ティフグリーン328・バミューダ
・グリーン:ティフドワーフ・バミューダ
Hole | Yardage | Par |
1 | 445 | 4 |
2 | 371 | 4 |
3 | 471 | 4 |
4 | 170 | 3 |
5 | 535 | 5 |
6 | 223 | 3 |
7 | 346 | 4 |
8 | 559 | 5 |
9 | 452 | 4 |
10 | 405 | 4 |
11 | 591 | 5 |
12 | 363 | 4 |
13 | 195 | 3 |
14 | 389 | 4 |
15 | 468 | 4 |
16 | 600 | 5 |
17 | 165 | 3 |
18 | 439 | 4 |
OUT | 3,572 | 36 |
IN | 3,615 | 36 |
Total | 7,187 | 72 |
こちらもピート・ダイ・スタジアム・コースと同じく、池とバンカーが巧みに配置されています。特に15番、18番ホールは難易度が高いホールとなっています。
【特徴のあるホール】
・15番Par5:難易度の高いホール。
・18番Par4:難易度の高いホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:ティフグリーン328・バミューダ
・ラフ:ティフグリーン328・バミューダ
・グリーン:ティフドワーフ・バミューダ
Hole | Yardage | Par |
1 | 378 | 4 |
2 | 444 | 4 |
3 | 192 | 3 |
4 | 549 | 5 |
5 | 364 | 4 |
6 | 462 | 4 |
7 | 527 | 5 |
8 | 172 | 3 |
9 | 461 | 4 |
10 | 370 | 4 |
11 | 528 | 5 |
12 | 165 | 3 |
13 | 419 | 4 |
14 | 442 | 4 |
15 | 572 | 5 |
16 | 440 | 4 |
17 | 209 | 3 |
18 | 453 | 4 |
OUT | 3,549 | 36 |
IN | 3,598 | 36 |
Total | 7,147 | 72 |
砂漠の中に造られたことを感じさせないフェアウェイの緑と小さなグリーン、バンカーと池からなるコントラストが美しく、ユーカリの木に囲まれたタイトで戦略性にとんだコースとなっています。
【特徴のあるホール】
・18番Par4:池の絡む難易度の高いホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:328コモン・バミューダ
・ラフ:コモン・バミューダ
・グリーン:ポアトリビアリス/ペレニアル・ライ
Hole | Yardage | Par |
1 | 382 | 4 |
2 | 434 | 4 |
3 | 202 | 3 |
4 | 384 | 4 |
5 | 516 | 5 |
6 | 527 | 5 |
7 | 168 | 3 |
8 | 389 | 4 |
9 | 399 | 4 |
10 | 405 | 4 |
11 | 543 | 5 |
12 | 202 | 3 |
13 | 547 | 5 |
14 | 469 | 4 |
15 | 206 | 3 |
16 | 454 | 4 |
17 | 421 | 4 |
18 | 412 | 4 |
OUT | 3,401 | 36 |
IN | 3,659 | 36 |
Total | 7,060 | 72 |
※2023年大会 HOLE LOCATIONS
ザ・アメリカンエキスプレス スケジュール
2023年1月19日(木)~1月22日(日)
1月19日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
1月20日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
1月21日(土) 大会3日目(予選ラウンド)
1月22日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
ザ・アメリカンエキスプレス 賞金
【賞金総額】
$8,000,000
【優勝賞金 】
$1,440,000
※全選手の獲得賞金は大会終了後に下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載します。
歴代優勝者
ザ・アメリカンエキスプレスの過去10大会の優勝者を紹介します。
最多優勝回数は、アーノルド・パーマーの5回となります。
前回大会を制したのは、PGAツアー3勝目を飾ったハドソン・スワフォードでした。
年 | 優勝者 |
2022 | ハドソン・スワフォード |
2021 | キム・シウ |
2020 | アンドリュー・ランドリー |
2019 | アダム・ロング |
2018 | ジョン・ラーム |
2017 | ハドソン・スワフォード |
2016 | ジェイソン・ダフナー |
2015 | ビル・ハース |
2014 | パトリック・リード |
2013 | ブライアン・ゲイ |
出場選手一覧
最終エントリーが確定した156名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2023年1月16日時点
スコッティ・シェフラー (Scottie Scheffler)
国籍:アメリカ
生年月日:1996年6月21日(26歳)
身長:190.5cm
体重:90.7kg
① PGAツアー:4勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2013年の「全米ジュニア・アマチュア」を制覇、エリン・ヒルズで行われた2016-2017シーズンの「全米オープン」でローアマチュアを獲得するするなど、アマチュア時代の活躍を経て、プロ転向後の2019年には、PGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」で2勝を挙げ、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2019-2020シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで4年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2019-2020シーズンでは23試合に出場し、優勝こそなかったものの、3位2回を含むトップ5入り6回、トップ10入り7回と素晴らしい成績を残し、フェデックスカップ・ポイントランキングで5位に入る活躍でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
また、プレーオフ・シリーズ第1戦「THE NORTHERN TRUST」の第2ラウンドではPGAツアー史上11人目の50台となる「59」を記録しています。
その後も安定した成績を残していたものの、初優勝に手が届かないまま迎えた2021-2022シーズンの2月に行われた「WM Phoenix Open」でプレーオフの末に初優勝を飾ると、3月の「Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard」で2勝目、更に3週間後の「World Golf Championships-Dell Technologies Match Play」で世界選手権初制覇を果たすなど、5試合で3勝と覚醒。マーティン・カイマーの26歳1カ月30日の記録を抜いて、PGAツアーデビューから僅か2年7カ月でジョン・ラームの25歳8カ月9日に次ぐ、25歳9カ月6日という史上6番目の若さで世界ランキング1位に駆け上がると、翌週行われた「Masters Tournament」でメジャー初優勝を飾りました。
恵まれた体格を活かした飛距離を武器としたプレーに加え、パッティングを含めたショートゲームも素晴しく、ショット・ショートゲーム・パッテイングと総合的に高いレベルを保っています。
2021-2022シーズンは、平均飛距離81位(301.7y)フェアウェイキープ率49位(63.84%)パーオン率10位(75.69%)平均パット(1.725)とショット・アプローチが安定していました。
2022-2023シーズンは、4試合に出場し、3位1回を含むトップ10入り3回、トップ25入り3回と上々の滑り出しを切っています。
4大会連続4回目の出場となる今大会では、2020年大会で3位に入っており、世界ランキング1位への返り咲きを狙うチャンスとなるでしょう。
パワーランキングは2位。
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
国籍:スペイン
生年月日:1994年11月10日(28歳)
身長:188.0cm
体重:99.8kg
① PGAツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2014年の世界アマチュア選手権で優勝、2015年には、世界アマチュア・ランキング1位とマーク H.マコーマック・メダルを受賞、更に、2015年と2016年には、史上初となる男子のアマチュアゴルファーで最高の選手に授与されるベン・ホーガン・アワードを2回受賞、2016年の全米オープンでローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、スペシャル・テンポラリー・メンバーとして、2015-2016シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2016-2017シーズンの「Farmers Insurance Open」で初優勝を飾ると、2019-2020シーズンには、「the Memorial Tournament presented by Nationwide」と「BMW Championship」を含む年間2勝をあげ、4年連続4回目のツアーチャンピオンに出場しました。
その後もPGAツアーとヨーロピアンツアーで活躍を見せる中、2020-2021シーズンの6月に行われたメジャー・トーナメント「全米オープン」でメジャー初タイトルを獲得、セベ・バレステロス以来となるスペイン勢2人目の世界ランキング1位を経験するなど、世界屈指のプレーヤーとなっています。
恵まれた体格から生み出されるパワーを活かし、コンパクトなスウィングながら、飛距離と安定感抜群のアイアンショット、メンタル面の充実により世界のトップにまで上り詰めました。
2021-2022シーズンは、平均パットが121位(1.768)だったものの、平均飛距離5位(318.9y)パーオン率3位(71.59%)と抜群のショット力を活かしたプレーで1ラウンドあたりのバーディ数(4.17)平均スコア12位(69.755)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。
2022-2023シーズンは、2試合に出場し、優勝1回を含むトップ5入り2回、トップ25入り2回と素晴らしいスタートを切っています。
2大会連続5回目の出場となる今大会では、2018年大会での優勝1回を含むトップ10入り2回と素晴らしい成績を残しています。好調を維持したまま、今季2勝目なるか注目されます。
パワーランキングは1位。
キム・ジュヒョン(Joohyung Kim)
国籍:韓国
生年月日:2002年6月21日(20歳)
身長:182.9cm
体重:–kg
① PGAツアー:2勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2019年のアジアンツアー「Panasonic Open India」を最年少優勝記録となる17歳146日で制し、2021年には韓国ツアーで賞金王を獲得、国際大会で6勝をマークするなど、若くして才能を開花させると、2021-2022シーズンの途中から世界最高峰の舞台であるPGAツアーに戦いの場を移し、2年目のシーズンを迎えます。
スポット参戦となった2021-2022シーズンの「Genesis Scottish Open」で単独3位に入ると、全英オープン後にスペシャル・テンポラリー・メンバーの資格を獲得、その後「Rocket Mortgage Classic」で単独7位に入り、2回目のトップ10フィニッシュを果たす。迎えたレギュラー・シーズンの最終戦「Wyndham Championship」の初日のスタートホールでクワドラプルボギー(+4)を叩きながら、最終日(61)でラウンドし、第二次世界大戦以降では2013年「John Deere Classic」でのジョーダン・スピース(19歳11カ月17日)に次ぐ、20歳2か月でPGAツアー初優勝を飾り、ツアーメンバーの資格を獲得。プレーオフ・シリーズ第2戦まで進んでいます。
2022-2023シーズンにはプレジデンツカップに初選出され、2勝3敗の成績を残す中、第3戦「Shriners Children’s Open」で2019-2020シーズン「Wyndham Championship」でのJ.T.ポストン以来となる4日間ボギーフリーでの優勝を達成、更に20歳以下での複数回優勝はタイガー・ウッズのツアーデビュー以来の快挙であり、PGAツアーの歴史の中でもラルフ・ガルダール(20歳2か月10日)に次ぐ、史上2番目(20歳3か月18日)の記録となります。
しなやかで美しいスウィングと安定感抜群のショット、高度なテクニックを駆使したショートゲームの上手さとメンタルの強さと言う総合的なポテンシャルの高さを持ち合わせています。
2021-2022シーズンは、途中からの参戦と言うこともあり、順位はありませんが、平均飛距離(301.1y)フェアウェイキープ率(71.11%)パーオン率(70.90%)平均パット(1.743)とティーショットからパッティングまで良い数値を残し、SCORING AVERAGEも(69.759)と素晴らしい結果を残しています。
2022-2023シーズンは、5試合に出場し「Shriners Children’s Open」での優勝1回を含むトップ10入り2回、トップ25入り4回と素晴らしいスタートを切っています。
今季初の予選落ちを喫した直後で2回目の出場となる今大会でPGAツアー3勝目なるか注目されます。
パワーランキングは11位。
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
ザ・アメリカンエキスプレスのテレビ放送
【BS放送】BSJapanextで3日目・最終日のラウンドを無料ライブ放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】U-NEXTが全ラウンド独占LIVE配信!!
生:生中継
【BS放送】BSJapanext
1月22日(日) 第3日
- 07:00~09:30 (263ch) 生
1月23日(月) 第4日(最終日)
- 07:00~09:30 (263ch) 生
〈PGAハイライト〉
- 1/23(月) 21:00~21:30
〈サキヨミPGA〉
- 1/23(月) 21:30~22:00
【動画配信】つながるジャパネット
※無料公式アプリ「つながるジャパネット」で同時配信
【CS放送】ゴルフネットワーク
全ラウンド生中継!! ※日本時間
1月20日(金) 第1日
- 05:00~09:00 生
1月21日(土) 第2日
- 05:00~09:00 生
1月22日(日) 第3日
- 05:00~09:00 生
※延長あり
1月23日(月) 第4日 (最終日)
- 05:00~09:00 生
※延長あり
※スカパー!からゴルフネットワークを視聴する方法は公式サイトスカパー!でご確認下さい。
【動画配信】U-NEXT
全ラウンド独占ライブ配信 ※日本時間
1月20日(金) 第1日
- 01:30~ 生
1月21日(土) 第2日
- 01:30~ 生
1月22日(日) 第3日
- 01:30~ 生
1月23日(月) 第4日 (最終日)
- 01:30~ 生
※U-NEXTを視聴する方法は公式サイトU-NEXTでご確認下さい。
ザ・アメリカンエキスプレス 試合結果
コース | Yardage | Par | ラウンド | |
① | ピート・ダイ スタジアム・コース Pete Dye Stadium Course |
7,187 | 72 | 予選・決勝 |
② | ニクラス トーナメント・コース Nicklaus Tournament Course |
7,147 | 72 | 予選 |
③ | ラキンタ カントリークラブ La Quinta Country Club |
7,060 | 72 | 予選 |
最終日(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
① ピート・ダイ・スタジアム・コース
1番ホールスタート
09:50(02:50)
M.シュミット/J.デイ/T.フィナウ
10:23(03:23)
S.バーンズ/T.モンゴメリー/D.ウー
10:34(03:34)
C.ベズイデンホウト/キム・ジュヒョン/H.ヒッグス
10:45(03:45)
J.ラーム/D.トンプソン/J.T.ポストン
10番ホールスタート
10:12(03:12)
P.キャントレー/D.ライリー/J.ローワー
※時差:日本は17時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間1月22日(日)の08:33だと日本時間1月23日(月)の01:33、現地時間1月22日(日)の10:45だと日本時間1月23日(月)の03:45になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
最終日(決勝ラウンド)
優勝 | ジョン・ラーム(SC) | -27 | 68 |
2 | デービス・トンプソン(SC) | -26 | 69 |
T3 | ザンダー・シャウフェレ(SC) | -25 | 62 |
クリス・カーク(SC) | -25 | 64 | |
5 | テイラー・モンゴメリー(SC) | -24 | 66 |
T6 | エリック・ファン・ロイエン(SC) | -23 | 62 |
マシュー・シュミット(SC) | -23 | 64 | |
ロビー・シェルトン(SC) | -23 | 66 | |
キム・ジュヒョン(SC) | -23 | 67 | |
J.T.ポストン(SC) | -23 | 68 |
(SC):スタジアム・コース
(NT):トーナメント・コース
(LQ):ラキンタCC
11時00分時点での天候は晴れ、気温12.2℃、湿度44%、風速1.3m/s(東)というコース・コンディションの中、69名による決勝ラウンド最終日が行われた。
トップタイでスタートした2名の伸び悩みにより、混戦となった最終日、終盤まで縺れた優勝争いを制したのは、世界ランキング5位でPGAツアー9勝目を狙うジョン・ラーム。
最終日の舞台となるピート・ダイ・スタジアム・コースでのラウンドとなったジョン・ラームは、出だしの1番と2番のPar4でそれぞれ2打目をピンそば66cmと53cmにつけるスーパーショットを放ち、連続バーディの好スタートを切ると、その後なかなかバーディパットが決まらずスコアを伸ばせない展開が続く中、2.2mを決めた9番Par4と3打目のアプローチをよせた11番Par5でバーディ。その後、ティーショットのミスから短いパットを外し、ボギーとした13番Par3でトップに並ばれたものの、16番Par5で2.6mのバーディパットを決めて抜け出すと、難しい17番Par3と最終18番Par4を確実にパーでホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パーオン時における平均パット(1.667)とパッティングが決まらずに我慢のゴルフを強いられたものの、5バーディ、1ボギー(68)とスコアを4つ伸ばし、通算27アンダーで優勝、今季2勝目と共にPGAツアー9勝目を飾った。
PGAツアー初優勝に向け、トップタイで最終日の舞台となったピート・ダイ・スタジアム・コースでのラウンドを迎えたデービス・トンプソンは、4番Par3で2.7mを決めてバーディを先行させると、続く5番Par5でティーショットを池に打ち込むミスからボギーを叩いたものの、6番Par3で14.5mを決めてバウンスバックに成功。更に9番Par4で段の上から8.2mの右に曲がるラインを読み切りバーディを奪うと、11番Par5でも3打目のアプローチをよせてバーディ。その後16番Par5、17番Par3と最終18番Par4で惜しいチャンスがあるなど、フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パット(1.714)の4バーディ、1ボギー(69)とショートゲームとパッティングが素晴らしく、スコアを3つ伸ばし、最後まで優勝したジョン・ラームを追い詰めたものの、通算26アンダーでフィニッシュ、ツアールーキーとしてPGAツアー初優勝は成らなかった。
トップと2打差の3位タイには、5番Par5でピンまで残り226yを直接決めてアルバトロスを達成するなど、ボギーフリーとなる1アルバトロス、7バーディ(62)をマークしたザンダー・シャウフェレとボギーフリーとなる8バーディ(64)でラウンドしたクリス・カークが通算25アンダーで並んだ。
今季好調のツアールーキーで注目のテイラー・モンゴメリーが通算25アンダー・単独5位、世界ランキング2位のスコッティ・シェフラーは、通算22アンダー・11位タイで大会を終えた。
3日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
① ピート・ダイ・スタジアム・コース
1番ホールスタート
08:30(01:30)
D.ライリー/B.ホスラー
08:41(01:41)
キム・ジュヒョン/S.ティーガラ
09:25(02:25)
J.ラーム/R.ファウラー
09:58(02:58)
T.フィナウ/S.シェフラー
10:09(03:09)
T.モンゴメリー/J.サー
10:31(03:31)
P.キャントレー/X.シャウフェレ
10:42(03:42)
D.トンプソン/W.ゴードン
10番ホールスタート
08:52(01:52)
J.ローズ/キム・シウ
② ニクラス・トーナメント・コース
1番ホールスタート
08:52(01:52)
T.ホージ/L.リスト
09:03(02:03)
M.シュミット/V.ノーマン
09:25(02:25)
S.バーンズ/H.イングリッシュ
10:31(03:31)
A.ワイズ/S.ムニョス
10番ホールスタート
10:31(03:31)
C.デービス/C.ベズイデンホウト
③ ラキンタ・カントリークラブ
1番ホールスタート
08:30(01:30)
A.ライ/小平智
10番ホールスタート
08:52(01:52)
J.T.ポストン/B.ハーマン
09:25(02:25)
イム・ソンジェ/J.デイ
09:58(02:58)
C.ヤング/W.ザラトリス
10:42(03:42)
カール・ヤン・イェチュン/蝉川泰果
※時差:日本は17時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間1月21日(土)の08:30だと日本時間1月22日(日)の01:30、現地時間1月21日(土)の10:42だと日本時間1月22日(日)の03:42になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
3日目(予選ラウンド)
首位 | ジョン・ラーム(SC) | -23 | 65 |
デービス・トンプソン(SC) | -23 | 67 | |
T3 | J.T.ポストン(LQ) | -19 | 66 |
クリスティアン・ベズイデンホウト(NT) | -19 | 62 | |
T5 | キム・ジュヒョン(SC) | -18 | 67 |
ハリー・ヒッグス(NT) | -18 | 62 | |
サム・バーンズ(NT) | -18 | 64 | |
テイラー・モンゴメリー(SC) | -18 | 65 | |
T9 | ディラン・ウー(NT) | -17 | 61 |
クリス・カーク(SC) | -17 | 63 | |
パットン・キザイア(SC) | -17 | 67 | |
イム・ソンジェ(LQ) | -17 | 68 | |
ロビー・シェルトン(NT) | -17 | 65 | |
スコッティ・シェフラー(SC) | -17 | 66 | |
T106 | 蝉川 泰果(LQ) | -5 | 66 |
T129 | 小平 智(LQ) | -2 | 71 |
(SC):スタジアム・コース
(NT):トーナメント・コース
(LQ):ラキンタCC
【詳細】
蝉川 泰果
9バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(66)
小平 智
4バーディ、3ボギー(71)
予選CUTライン:-10
蝉川泰果、小平智、H.イングリッシュ、A.ワイズは予選落ちとなりました。
10時00分時点での天候は晴れ、気温13.9℃、湿度30%、風速0.4m/s(北北西)というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド3日目が行われた。
予選ラウンド3日目を終えてトップタイに並んだのは、2023年の初戦となる「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」を制し、今季1勝をマークするなど、好調を維持しているジョン・ラームとコーン・フェリー・ツアーで1勝を挙げ、ツアールーキーとして、PGAツアー初優勝を目指すデービス・トンプソンの2名。
2日間好調なプレーを続け、3日目の舞台となるピート・ダイ・スタジアム・コースでのラウンドとなったジョン・ラームは、出だしの1番と2番のPar4で絶好のチャンスを活かせず迎えた3番Par4と4番Par3でそれぞれ2.0mと2.9mのともに右に曲がるラインを読み切り連続バーディを奪うと、5番Par5ではグリーン右サイドのフェアウェイから5.2mのパットを決めてイーグル。更に8番Par5、9番と折り返した10番のPar4でそれぞれ4.1m、6.1m、5.2mを決めて3連続バーディを奪うと、12番Par4では下りの8.2mを決めてバーディ。その後は多くのチャンスを活かせず、17番Par3で3パットのボギーを叩くなど、スコアを1つ落としてホールアウトしたものの、フェアウェイキープ率50.00% (7/14) 、パーオン率94.44% (17/18)、パーオン時における平均パット(1.588)とショット力と素晴らしいパッティングで1イーグル、6バーディ、1ボギー(65)でラウンド、トップを走るデービス・トンプソンに並ぶ通算23アンダー・トップタイで決勝ラウンド進出を決めた。
2日間で5つのイーグルを奪う活躍を見せ、単独トップで3日目の舞台となったピート・ダイ・スタジアム・コースでのラウンドを迎えたデービス・トンプソンは、1番Par4で2打目をピンハイ99cmにつけバーディ先行の好スタートを切ると、5番Par5でショートサイドからのアプローチを1.7mにつけバーディ。更に7番と奥のピンを果敢に攻めた9番のPar4でそれぞれ5.1mと2.7mを決めて順調にスコアを伸ばすと、折り返した12番Par4で2打目をバックスピンでピンそば18cmにつけタップインバーディ。その後、14番Par4で3パットのボギーを叩いたものの、16番Par5では3打目のアプローチをよせてバーディを奪うなど、フェアウェイキープ率71.43% (10/14) 、パーオン率83.33% (15/18)、パーオン時における平均パット(1.667)の6バーディ、1ボギー(67)とスコアを5つ伸ばし、ジョン・ラームに並ばれたものの、通算23アンダー・トップタイで決勝ラウンド進出を決めた。
トップと4打差の3位タイには、J.T.ポストンとボギーフリーとなる10バーディ(62)でラウンドしたクリスティアン・ベズイデンホウトの2名が通算19アンダーで並んだ。
注目のキム・ジュヒョンは、サム・バーンズやテイラー・モンゴメリーらと並び通算18アンダー・5位タイ、世界ランキング2位のスコッティ・シェフラーは、ニクラス・トーナメント・コースで6連続バーディを含む11バーディ、このコースでのレコードタイとなる(61)をマークしたディラン・ウー、イム・ソンジェらと並び、通算17アンダー・9位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
ビッグスコアが求められる3日目、ラキンタ・カントリークラブでのラウンドとなった蝉川泰果は、出だしの10番Par4と11番Par5で連続バーディの好スタートを切ると、13番Par5と14番Par4でも連続バーディ。更に16番と1番のPar4でのバーディで猛チャージが期待された矢先の3番Par3でボギーを叩くと、5番Par5ではまさかのダブルボギー。直後の6番Par5でバウンスバック、更に8番と9番のPar4で連続バーディを奪い、フェアウェイキープ率71.43% (10/14) 、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パット(1.429)の9バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(66)とスコアを6つ伸ばしたものの、通算5アンダー・106位タイで予選落ちとなった。
蝉川泰果と同じくビッグスコアが求められる3日目、ラキンタ・カントリークラブでのラウンドとなった小平智は、1番Par4でバーディ先行のスタートを切ったものの、2番Par4でボギー。その後、5番Par5と9番Par4でバーディを奪い、前半スコアを2つ伸ばして折り返したものの、10番Par4と11番Par5で連続ボギー。14番Par4でバーディを奪ったものの、フェアウェイキープ率50.00% (7/14) 、パーオン率66.67% (12/18)、パーオン時における平均パット(1.750)の4バーディ、3ボギー(71)とスコアを1つしか伸ばせず、通算2アンダー・129位タイで予選落ちとなった。
2日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
① ピート・ダイ・スタジアム・コース
1番ホールスタート
08:52(01:52)
カール・ヤン・イェチュン/蝉川泰果
09:25(02:25)
J.T.ポストン/B.ハーマン
09:58(02:58)
イム・ソンジェ/J.デイ
10:31(03:31)
C.ヤング/W.ザラトリス
10番ホールスタート
09:03(02:03)
A.ライ/小平智
② ニクラス・トーナメント・コース
1番ホールスタート
09:25(02:25)
J.ローズ/キム・シウ
10番ホールスタート
08:41(01:41)
P.キャントレー/X.シャウフェレ
08:52(01:52)
D.トンプソン/W.ゴードン
09:03(02:03)
D.ライリー/B.ホスラー
09:14(02:14)
キム・ジュヒョン/S.ティーガラ
09:58(02:58)
J.ラーム/R.ファウラー
10:31(03:31)
T.フィナウ/S.シェフラー
10:42(03:42)
T.モンゴメリー/J.サー
③ ラキンタ・カントリークラブ
1番ホールスタート
08:41(01:41)
C.デービス/C.ベズイデンホウト
10番ホールスタート
08:41(01:41)
A.ワイズ/S.ムニョス
09:25(02:25)
T.ホージ/L.リスト
09:36(02:36)
M.シュミット/V.ノーマン
09:58(02:58)
S.バーンズ/H.イングリッシュ
※時差:日本は17時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間1月20日(金)の08:30だと日本時間1月21日(土)の01:30、現地時間1月20日(金)の10:42だと日本時間1月21日(土)の03:42になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
2日目(予選ラウンド)
首位 | デービス・トンプソン(NT) | -18 | 64 |
2 | ジョン・ラーム(NT) | -16 | 64 |
T3 | キム・ジュヒョン(NT) | -13 | 62 |
J.T.ポストン(SC) | -13 | 66 | |
イム・ソンジェ(SC) | -13 | 66 | |
ジェイソン・デイ(SC) | -13 | 64 | |
タイラー・ダンカン(SC) | -13 | 67 | |
8 | パットン・キザイア(NT) | -12 | 63 |
T9 | ザンダー・シャウフェレ(NT) | -11 | 68 |
スコット・ピアシー(NT) | -11 | 67 | |
ジャスティン・ローズ(NT) | -11 | 67 | |
スコッティ・シェフラー(NT) | -11 | 65 | |
テイラー・モンゴメリー(NT) | -11 | 69 | |
T120 | 小平 智(SC) | -1 | 68 |
T140 | 蝉川 泰果(SC) | +1 | 75 |
(SC):スタジアム・コース
(NT):トーナメント・コース
(LQ):ラキンタCC
【詳細】
小平 智
7バーディ、3ボギー(68)
蝉川 泰果
2バーディ、2ボギー、1トリプルボギー(75)
11時00分時点での天候は晴れ、気温15.6℃、湿度20%、風速3.6m/s(北西)というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド2日目が行われた。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップをキープしたのは、コーン・フェリー・ツアーで1勝を挙げ、ツアールーキーとして、PGAツアー初優勝を目指すデービス・トンプソン。
初日からロケットスタートを見せたデービス・トンプソンは、2日目の舞台となったニクラス・トーナメント・コースでも勢いが衰えず、10番Par5でイーグルを奪うと、15番Par5でもバーディ。続く16番と折り返した1番のPar4でボギーを叩いたものの、3番Par3でのバーディを皮切りに4番Par5でイーグル、更に5番と6番のPar4でともにミドルパットを決めて連続バーディ、7番Par5では距離のあるパットを決めてこの日3つ目のイーグルを奪うなど、5ホールでスコアを7つ伸ばす圧巻のプレーを披露。フェアウェイキープ率85.71% (12/14) 、パーオン率72.22% (13/18)、パーオン時における平均パット(1.462)と素晴らしいラウンドで3イーグル、4バーディ、2ボギー(64)とスコアを8つ伸ばし、通算18アンダー・単独トップをキープして2日目を終えた。
初日から8アンダー(64)と好スタートを切ったジョン・ラームは、2日目の舞台となったニクラス・トーナメント・コースでも11番Par5でバーディを先行させると、14番Par4と15番Par5、そしてミドルパットを決めた16番Par4で3連続バーディを奪うと、折り返した2番Par4では2打目をピンそばにつけバーディ。その後、4番Par5と2打目をピンそばにつけた5番Par4で連続バーディを奪って迎えた7番Par5でもバーディを奪うなど、フェアウェイキープ率85.71% (12/14) 、パーオン率83.33% (15/18)、パーオン時における平均パット(1.600)と安定したプレーでボギーフリーとなる8バーディでラウンド、2日連続の(64)をマークし、トップと2打差に迫る通算16アンダー・単独2位で2日目を終えた。
トップと5打差の3位タイには、1イーグル、8バーディと2日目のベストスコア(62)をマークしたキム・ジュヒョンとイム・ソンジェの韓国勢、J.T.ポストン、ジェイソン・デイ、タイラー・ダンカンの5名が通算13アンダーで並んだ。
世界ランキング2位のスコッティ・シェフラーは、同6位のザンダー・シャウフェレ、テイラー・モンゴメリーらと共に通算11アンダー・トップと7打差の9位タイまで浮上した。
初日から大きく出遅れた小平智は、ピート・ダイ・スタジアム・コースでのラウンドとなった2日目、11番Par5で5.7mを決めて幸先の良いスタートを切ると、ともにアプローチをよせきれなかった13番Par3と15番Par4でボギーを叩いたものの、16番Par5と18番Par4でそれぞれ2.8mと5.2mのバーディパットを決めてスコアを1つ伸ばして折り返す。後半の1番Par4でアプローチをよせきれずボギーといきなりつまずいたものの、続く2番Par4で3.6mを決めてバウンスバックに成功すると、2オンに成功した5番Par5とグリーン手前からのアプローチを直接決めた6番Par3で連続バーディ。更に8番Par5でもスコアを伸ばしてホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率55.56% (10/18)、パーオン時における平均パット(1.500)の7バーディ、3ボギー(68)とスコアを4つ伸ばし、1アンダー・120位タイでフィニッシュ、予選通過に望みを繋いだ。
ピート・ダイ・スタジアム・コースでのラウンドとなった2日目にスコアを伸ばしたかった蝉川泰果は、6ホールをパーで通過し迎えた7番Par4で3パットのボギーを叩くと、8番と折り返した11番のPar5でスコアを伸ばせず迎えた12番Par4で8.8mを決めてバーディを奪うものの、13番Par3でアプローチをよせきれずボギー。更に15番Par4でも3.6mのバーディパットを決めたものの、16番Par5ではティーショットのミスから3打目を外してはいけないグリーン左サイドの深いバンカーに打ち込み、4打目で出せず、5打目でフェアウェイ、6打目のアプローチもフリンジで7オン1パットのトリプルボギー。フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パーオン時における平均パット(1.917)とショットからアプローチ、パッティングに至るまで精彩を欠き、2バーディ、2ボギー、1トリプルボギー(75)とスコアを3つ落とし、1オーバー・140位タイに後退、予選通過は難しい状況となった。
1日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
① ピート・ダイ・スタジアム・コース
1番ホールスタート
09:14(02:14)
A.ワイズ/S.ムニョス
09:58(02:58)
T.ホージ/L.リスト
10:09(03:09)
M.シュミット/V.ノーマン
10:31(03:31)
S.バーンズ/H.イングリッシュ
10番ホールスタート
09:14(02:14)
C.デービス/C.ベズイデンホウト
② ニクラス・トーナメント・コース
1番ホールスタート
09:36(02:36)
A.ライ/小平智
10番ホールスタート
08:41(01:41)
C.ヤング/W.ザラトリス
09:25(02:25)
カール・ヤン・イェチュン/蝉川泰果
09:58(02:58)
J.T.ポストン/B.ハーマン
10:31(03:31)
イム・ソンジェ/J.デイ
③ ラキンタ・カントリークラブ
1番ホールスタート
08:41(01:41)
T.フィナウ/S.シェフラー
08:52(01:52)
T.モンゴメリー/J.サー
09:14(02:14)
P.キャントレー/X.シャウフェレ
09:36(02:36)
D.ライリー/B.ホスラー
09:47(02:47)
キム・ジュヒョン/S.ティーガラ
10:31(03:31)
J.ラーム/R.ファウラー
10番ホールスタート
09:58(02:58)
J.ローズ/キム・シウ
※時差:日本は17時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間1月19日(木)の08:30だと日本時間1月20日(金)の01:30、現地時間1月19日(木)の10:42だと日本時間1月20日(金)の03:42になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
1日目(予選ラウンド)
首位 | デービス・トンプソン(LQ) | -10 | 62 |
T2 | タイラー・ダンカン(NT) | -8 | 64 |
テイラー・モンゴメリー(LQ) | -8 | 64 | |
マティアス・シュミット(SC) | -8 | 64 | |
サム・バーンズ(SC) | -8 | 64 | |
ジョン・ラーム(LQ) | -8 | 64 | |
T7 | ハリソン・エンディコット(SC) | -7 | 65 |
ディーン・バーメスター(NT) | -7 | 65 | |
エリック・コール(NT) | -7 | 65 | |
ザンダー・シャウフェレ(LQ) | -7 | 65 | |
エリック・ファン・ロイエン(SC) | -7 | 65 | |
J.T.ポストン(NT) | -7 | 65 | |
マイケル・ブロック(NT) | -7 | 65 | |
デニー・マッカーシー(LQ) | -7 | 65 | |
イム・ソンジェ(NT) | -7 | 65 | |
T85 | 蝉川 泰果(NT) | -2 | 70 |
T149 | 小平 智(NT) | +3 | 75 |
(SC):スタジアム・コース
(NT):トーナメント・コース
(LQ):ラキンタCC
【詳細】
蝉川 泰果
5バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(70)
小平 智
3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(75)
10時00分時点での天候は晴れ、気温11.7℃、湿度49%、風速0.9m/s(東南東)というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド1日目が行われた。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、コーン・フェリー・ツアーで1勝を挙げ、ツアールーキーとして、PGAツアー初優勝を目指すデービス・トンプソン。
ラキンタ・カントリークラブでの初日を迎えたデービス・トンプソンは、出だしの1番Par4でバーディを先行させると、3番Par3と4番Par4で連続バーディ、更に5番と6番のPar5では連続イーグル。9番Par4でもバーディを奪うなど、前半スコアを8つ伸ばして折り返すと、後半も13番Par5と最終18番Par4で着実にスコアを伸ばしてフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14) 、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パット(1.429)と安定したプレーでボギーフリーとなる2イーグル、6バーディ(62)でラウンド、10アンダー・単独トップで初日を終えた。
トップと2打差の2位タイには、2023年の初戦となる「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」を制し、今季1勝をマークするなど、好調を維持しているジョン・ラームとPGAツアー4勝を誇るサム・バーンズの実力者2名に加え、PGAツアー2勝目を目指すタイラー・ダンカン、ともにPGAツアー初優勝を目指すテイラー・モンゴメリーとマティアス・シュミットの注目のルーキーを含む5名が8アンダーで並んだ。
世界ランキング2位のスコッティ・シェフラーは、同5位のパトリック・キャントレーと共に4アンダー・トップと6打差の42位からのスタートとなった。
PGAツアー2連戦目でニクラス・トーナメント・コースでのラウンドとなった蝉川泰果は、11番Par5と13番Par4でバーディを先行させる好スタートを切ると、16番Par4でボギーを叩いたものの、折り返した4番Par5でバーディ。更に6番Par4と7番Par5でも連続バーディを奪うなど順調にスコアを伸ばしたものの、上りの9番Par4でダブルボギー。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パーオン時における平均パット(1.733)の5バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(70)でラウンド、2アンダー・85位タイで初日を終えた。
「ZOZOチャンピオンシップ」以来となるPGAツアーでニクラス・トーナメント・コースでのラウンドとなった小平智は、出だしの1番Par4でバーディと幸先の良いスタートを切ったものの、4番Par5と5番Par4で連続ボギー。続く6番Par4でバーディを奪うものの、7番Par5でダブルボギーとスコアを落として折り返す。後半も10番Par4でバーディを先行させるが、13番と16番のPar4でボギーを叩くなど、リズムを掴めず、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率38.89% (7/18)、パーオン時における平均パット(1.571)とショットに精彩を欠き、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(75)の3オーバー・149位タイでフィニッシュ、初日から大きく出遅れた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
(最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
(パーオン時の平均パット数)
1位
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
299.0y (305.0y) |
1.385 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
310.0y (321.0y) |
1.600 |
ROUND3 | 50.00% (7/14) |
94.44% (17/18) |
337.2y (341.0y) |
1.667 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
83.33% (15/18) |
317.3y (347.0y) |
1.588 |
TOTAL | 69.64% (39/56) |
83.33% (60/72) |
315.9y (347.0y) |
1.567 |
RANK | T40 | T2 | 15/T24 | 10 |
2位
デービス・トンプソン(Davis Thompson)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
77.78% (14/18) |
317.0y (333.0y) |
1.429 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
72.22% (13/18) |
310.0y (315.0y) |
1.462 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
83.33% (15/18) |
321.9y (329.0y) |
1.714 |
ROUND4 | 42.86% (6/14) |
77.78% (14/18) |
309.3y (341.0y) |
1.667 |
TOTAL | 71.43% (40/56) |
77.78% (56/72) |
314.6y (341.0y) |
1.571 |
RANK | T27 | T23 | T19/T42 | 11 |
3位タイ
ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
306.0y (316.0y) |
1.643 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
83.33% (15/18) |
318.0y (353.0y) |
1.800 |
ROUND3 | 50.00% (7/14) |
66.67% (12/18) |
315.9y (330.0y) |
1.462 |
ROUND4 | 64.29% (9/14) |
72.22% (13/18) |
324.6y (326.0y) |
1.667 |
TOTAL | 64.29% (36/56) |
75.00% (54/72) |
316.1y (353.0y) |
1.648 |
RANK | T81 | T49 | 14/12 | 56 |
3位タイ
クリス・カーク(Chris Kirk)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 50.00% (7/14) |
83.33% (15/18) |
301.5y (315.0y) |
1.733 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
66.67% (12/18) |
286.5y (289.0y) |
1.583 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
88.89% (16/18) |
328.5y (332.0y) |
1.500 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
309.0y (334.0y) |
1.438 |
TOTAL | 69.64% (39/56) |
79.17% (57/72) |
306.4y (334.0y) |
1.561 |
RANK | T40 | T18 | 58/T64 | 9 |
106位タイ(予選カット)
蝉川 泰果(Taiga Semikawa)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
83.33% (15/18) |
324.5y (348.0y) |
1.733 |
ROUND2 | 50.00% (7/14) |
66.67% (12/18) |
323.0y (346.0y) |
1.917 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
319.0y (320.0y) |
1.429 |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 61.90% (26/42) |
75.93% (41/54) |
322.2y (348.0y) |
1.683 |
RANK | T88 | T42 | 3/T19 | T82 |
129位タイ(予選カット)
小平 智(Satoshi Kodaira)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
38.89% (7/18) |
277.5y (300.0y) |
1.571 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
55.56% (10/18) |
288.0y (298.0y) |
1.500 |
ROUND3 | 50.00% (7/14) |
66.67% (12/18) |
280.5y (290.0y) |
1.75 |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 66.67% (28/42) |
53.70% (29/54) |
282.0y (300.0y) |
1.621 |
RANK | T66 | T155 | 150/154 | T38 |
優勝したジョン・ラームは、ショットとパッティングの数値が良く、2位のデービス・トンプソンは、ショットからパッティングまで安定していた。3位タイのザンダー・シャウフェレは、平均的な数値であり、クリス・カークは、パッティングが良かった。蝉川泰果は、ティーショットとパッティング、小平智はショットとパッティングの数値が低かった。
全選手の結果
※2023年大会(2022-2023シーズン)
コメント