2022年6月16日(木)~6月19日(日)にかけてアメリカ・マサチューセッツ州ブルックラインにあるザ・カントリークラブ(The Country Club)で開催される2021-2022シーズンの第35戦メジャー・トーナメント「全米オープンゴルフ(U.S. Open)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは、松山英樹、小平智、星野陸也、香妻陣一朗、杉山知靖、出水田大二郎、中島啓太(アマ)の7名が出場します。
※松山英樹:2013年大会の初出場から10大会連続10回目の出場
※小平智:2017年大会の初出場から4大会ぶり3回目の出場
※星野陸也:2018年大会の初出場から2大会連続3回目の出場
※香妻陣一朗:初出場
※杉山知靖:初出場
※出水田大二郎:初出場
※中島啓太(アマ):初出場
全米オープンゴルフ
1860年に創設された世界最古のトーナメント「全英オープン」に次ぐ、2番目に古い歴史を持つ「全米オープン(U.S. Open)」は、1895年に創設されたアメリカで最も権威のあるトーナメントとして知られており、今回で122回目を迎えます。
狭いフェアウェイと深いラフ、硬くて速いグリーンにコースがセッティングされるため、優勝スコアがオーバー・パーになる事も珍しくなく、忍耐力が試されるタフなトーナメントと言えるでしょう。
最多4回の優勝を誇るウィリー・アンダーソン(1903年から1905年にかけて唯一の3連覇)やボビー・ジョーンズ、ベン・ホーガンの3名、2回優勝のウォルター・ヘーゲンやジーン・サラゼンと言った名プレーヤーに加え、1960年から1990年にかけて最多タイとなる4回の優勝を果たしたジャック・ニクラスや2回優勝のリートレビノ、ヘイル・アーウィン、カーティス・ストレンジと言ったレジェンドが優勝者に名を連ねています。
1990年以降は2回の優勝を誇るアーニー・エルスやレティーフ・グーセンと言った海外勢の優勝が増える中、タイガー・ウッズが3回の優勝(2000年、2002年、2008年)を飾り、近年ではブルックス・ケプカが連覇(2017年から2018年)を達成しています。
前回大会では、ジョン・ラームが自身初のメジャー制覇を成し遂げ、更にスペイン勢として初の全米オープン優勝という快挙を達成しています。
会場となるのは、これまでに3度の全米オープンを開催してきた「ザ・カントリークラブ(The Country Club)」であり、今回で34年ぶり4度目の開催となります。
賞金総額は$12,500,000(2020-2021シーズン)優勝者には2026-2027シーズンまでの5年間のシード権、フェデックスカップポイントが600ポイント付与されます。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーを筆頭に、連覇を狙うジョン・ラームやメジャー2大会連続優勝を狙うジャスティン・トーマスなど、世界ランキングトップ50名がすべて出場、今大会3回の優勝を誇るタイガー・ウッズは欠場となりましたが、キャリア・グランドスラムの期待がかかるフィル・ミケルソンも参戦と世界最高峰のプレーヤーが集まる強力なフィールドとなっています。
日本からはメジャー2勝目を狙う松山英樹を筆頭に、カナダで行われた予選を通過した小平智やアメリカでの予選を通過した星野陸也と香妻陣一朗に加え、千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブで行われた予選を通過した杉山知靖と出水田大二郎、2021年のアジア・パシフィック・アマチュア選手権で優勝した中島啓太(アマ)の7名が出場します。
※世界ランキングは2022年6月13日時点
【パワー・ランキング】
1位:ジャスティン・トーマス
2位:ロリー・マキロイ
3位:スコッティ・シェフラー
4位:サム・バーンズ
5位:ジョン・ラーム
6位:ザンダー・シャウフェレ
7位:シェーン・ローリー
8位:ジョーダン・スピース
9位:マシュー・フィッツパトリック
10位:キャメロン・スミス
11位:パトリック・キャントレー
12位:マックス・ホーマ
13位:コリン・モリカワ
14位:トニー・フィナウ
15位:ウィル・ザラトリス
16位:ホアキン・ニーマン
17位:コーリー・コナーズ
18位:ダニエル・バーガー
19位:ビリー・ホーシェル
20位:松山 英樹
全米オープンゴルフ 開催会場
【アメリカ・マサチューセッツ州ブルックライン】
ザ・カントリークラブ(The Country Club)
コース | Yardage | Par |
ザ・カントリークラブ (The Country Club) |
7,254 | 70 |
アメリカ・マサチューセッツ州ブルックラインにあるザ・カントリークラブは、歴史的建造物や近代的な高層ビル、大学が共存する歴史と最先端の学術が調和した港町ボストンの南西に位置し、USGAの設立に貢献した5つのクラブの1つとして、1882年に創設された全米で最も古いカントリークラブの1つです。
会場以外では歴史のあるボストン美術館やフリーダム・トレイル、ボストン・レッドソックスの本拠地でもあるフェンウェイ・パークと言った名所で楽しい時間を過ごすことが出来るでしょう。
1893年と1894年及び1927年に設計され、2013年と2019年にギル・ハンスによって改修されたコースは、歴史と伝統を誇るクラシックなゴルフコースとなっています。
1902年に行われた第1回全米アマチュアを皮切りに、1913年と1963年、そして1988年の全米オープンを含む過去16回のUSGAチャンピオンシップを開催しているコースとして知られ、今大会で17回目となります。
1913年は20歳のフランシス・ウィメットがプレーオフでエドワード・レイとハリー・バードンを破り、アマチュアの中で最初に優勝を飾りました。1963年にはジュリアス・ボロスがジャッキー・クピットとアーノルド・パーマーとのプレーオフを制し、更に1988年でもカーティス・ストレンジがニック・ファルドとのプレーオフを制するなど、過去3大会はすべてプレーオフでの決着と興味深い結果となっています。
【特徴のあるホール】
・3番Par4:499yとタフなホール。
・5番Par4:1オン可能なホール。
・6番Par3:中央が低くなっている大きなグリーン。
・11番Par3:4つのバンカーとクリークで守られた砲台グリーン。
・14番Par5:2nd地点から約9.0mある壁の様なフェアウェイが特徴的。
・17番Par4:左ドッグレッグと小さなグリーン。
・18番Par4:左ドッグレッグと複雑なグリーン。
【芝の種類】
・フェアウェイ:ポアナ/クリーピング・ベント
・ラフ:ポアナ/ブルーグラス/ライ
・グリーン:ポアナ
Hole | Yardage | Par |
1 | 488 | 4 |
2 | 215 | 3 |
3 | 499 | 4 |
4 | 493 | 4 |
5 | 310 | 4 |
6 | 192 | 3 |
7 | 375 | 4 |
8 | 557 | 5 |
9 | 427 | 4 |
10 | 499 | 4 |
11 | 131 | 3 |
12 | 473 | 4 |
13 | 440 | 4 |
14 | 619 | 5 |
15 | 510 | 4 |
16 | 202 | 3 |
17 | 373 | 4 |
18 | 451 | 4 |
OUT | 3,556 | 35 |
IN | 3,698 | 35 |
Total | 7,254 | 70 |
全米オープンゴルフ スケジュール
2022年6月16日(木)~6月19日(日)
6月16日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
6月17日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
6月18日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
6月19日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
全米オープンゴルフ 賞金
【賞金総額】
$17,500,000
【優勝賞金 】
$3,150,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した156名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2022年6月12日時点
スコッティ・シェフラー (Scottie Scheffler)
国籍:アメリカ
生年月日:1996年6月21日(25歳)
身長:190.5cm
体重:90.7kg
① PGAツアー:4勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2013年の「全米ジュニア・アマチュア」を制覇、エリン・ヒルズで行われた2016-2017シーズンの「全米オープン」でローアマチュアを獲得するするなど、アマチュア時代の活躍を経て、プロ転向後の2019年には、PGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」で2勝を挙げ、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2019-2020シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで3年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2019-2020シーズンでは23試合に出場し、優勝こそなかったものの、3位2回を含むトップ5入り6回、トップ10入り7回と素晴らしい成績を残し、フェデックスカップ・ポイントランキングで5位に入る活躍でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
また、プレーオフ・シリーズ第1戦「THE NORTHERN TRUST」の第2ラウンドではPGAツアー史上11人目の50台となる「59」を記録しています。
その後も安定した成績を残していたものの、初優勝に手が届かないまま迎えた2021-2022シーズンの2月に行われた「WM Phoenix Open」でプレーオフの末に初優勝を飾ると、3月の「Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard」で2勝目、更に3週間後の「World Golf Championships-Dell Technologies Match Play」で世界選手権初制覇を果たすなど、5試合で3勝と覚醒。マーティン・カイマーの26歳1カ月30日の記録を抜いて、PGAツアーデビューから僅か2年7カ月でジョン・ラームの25歳8カ月9日に次ぐ、25歳9カ月6日という史上6番目の若さで世界ランキング1位に駆け上がると、翌週行われた「Masters Tournament」でメジャー初優勝を飾りました。
恵まれた体格を活かした飛距離を武器としたプレーに加え、パッティングを含めたショートゲームも素晴しく、ショット・ショートゲーム・パッテイングと総合的に高いレベルを保っています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離36位(305.0y)フェアウェイキープ率65位(63.49%)パーオン率45位(68.08%)とまずまずの数値を残し、平均パット(1.719)とパッティングも安定しており、1ラウンドあたりのバーディ数が7位(4.39)と高い数値を誇っています。
2021-2022シーズンは、18試合に出場し「WM Phoenix Open」と「Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard」「World Golf Championships-Dell Technologies Match Play」そしてメジャー・トーナメント「Masters Tournament」での優勝4回を含むトップ10入り8回、トップ25入り13回とここまで抜群の結果を残しています。
2大会連続5回目の出場となる今大会での成績は、前回大会の7位タイが最高となっています。全米プロゴルフ選手権での予選落ち以降は2位1回、18位タイと結果を残しているだけに世界ランキング1位の実力を見せつけ、メジャー2連勝なるか期待されるプレーヤーです。
パワーランキングは3位。
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
国籍:スペイン
生年月日:1994年11月10日(27歳)
身長:188.0cm
体重:99.8kg
① PGAツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2014年の世界アマチュア選手権で優勝、2015年には、世界アマチュア・ランキング1位とマーク H.マコーマック・メダルを受賞、更に、2015年と2016年には、史上初となる男子のアマチュアゴルファーで最高の選手に授与されるベン・ホーガン・アワードを2回受賞、2016年の全米オープンでローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、スペシャル・テンポラリー・メンバーとして、2015-2016シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで7年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2016-2017シーズンの「Farmers Insurance Open」で初優勝を飾ると、2019-2020シーズンには、「the Memorial Tournament presented by Nationwide」と「BMW Championship」を含む年間2勝をあげ、4年連続4回目のツアーチャンピオンに出場しました。
その後もPGAツアーとヨーロピアンツアーで活躍を見せる中、2020-2021シーズンの6月に行われたメジャー・トーナメント「全米オープン」でメジャー初タイトルを獲得、セベ・バレステロス以来となるスペイン勢2人目の世界ランキング1位を経験するなど、世界屈指のプレーヤーとなっています。
恵まれた体格から生み出されるパワーを活かし、コンパクトなスウィングながら平均309.0yの飛距離と安定感抜群のアイアンショット、メンタル面の充実により世界のトップにまで上り詰めました。
2020-2021シーズンは、平均飛距離19位(309.0y)パーオン率2位(71.93%)と抜群のショット力を活かしたプレーで1ラウンドあたりのバーディ数(4.51)平均スコア1位(69.300)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。
2021-2022シーズンは、13試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り6回、トップ25入り9回と実力通りの安定した結果を残しています。
7大会連続7回目の出場となる今大会は、2019年大会で3位タイ、2021年大会で優勝を飾っています。連覇に向け、今大会でも優勝候補の1人と言えるでしょう。
パワーランキングは5位。
ロリー・マキロイ(Rory McIlroy)
国籍:北アイルランド
生年月日:1989年5月4日(33歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:21勝
② メジャー・トーナメント:4勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:2回(2016,2019)
2004年に優勝したジュニア・ライダーカップのヨーロッパ代表、2005年から2006年にかけてアイルランドの2つのアマチュア・タイトルを獲得、更に2006年8月にはヨーロピアン・アマチュア、2007年の全英オープンでローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、2007年にプロ転向、2010年シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで12年目のシーズンを迎えます。
2009年「Dubai Desert Classic」で欧州ツアー初優勝を飾ると、本格参戦となった2010年シーズンの「Quail Hollow Championship」でPGAツアー初優勝、翌年の2011年シーズンには、メジャー・トーナメント「全米オープン」でメジャー初タイトルを獲得。更に2012年シーズンには「全米プロゴルフ選手権」を制し、メジャー2勝目を獲得するなど、タイガー・ウッズの21歳5カ月16日に次ぐ、22歳10カ月という史上2番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上するとともにルーク・ドナルドに続く、欧米両ツアーでの賞金王も手にしています。
2013-14シーズンには2度目の「全米プロゴルフ選手権」制覇と「全英オープン」を制し、キャリア・グランドスラムへ向けて「マスタ-ズ・トーナメント」を残すのみとなりました。
その後も2015-2016シーズンと2018-2019シーズンに2度の年間王者に輝くなど、これまでにPGAツアーで20勝(2022年6月6日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人です。
PGAツアーのプレーヤーとしては小柄ながら抜群の飛距離とキレのある素晴しいスウィングから放たれるアイアンショットの高さとインパクト音は、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)と並び、高いレベルにあります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離2位(319.3y)ながら、フェアウェイキープ率145位(57.36%)パーオン率99位(65.77%)とショットのバラつきがはっきりと現れていました。一方で、1ラウンドあたりのバーディ数(4.51)とSG:トータルが7位(1.368)と高い数値を誇っています。
2021-2022シーズンは、10試合に出場し「THE CJ CUP @ SUMMIT」「RBC Canadian Open」の優勝2回を含むトップ10入り6回、トップ25入り8回と素晴らしい成績を残しています。
14大会連続14回目の出場となる今大会での成績は、優勝1回(2011年大会)を含むトップ10入り6回と素晴らしいものの、予選落ちも5回と結果の良し悪しがはっきりしています。前週優勝で好調の中、今大会はどちらの方に傾くのかも注目の1つとなるでしょう。
パワーランキングは2位。
パトリック・キャントレー (Patrick Cantlay)
国籍:アメリカ
生年月日:1992年3月17日(30歳)
身長:182.9cm
体重:86.2kg
① PGAツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2021)
2011年の「SCGAアマチュア選手権」で優勝、「全米アマチュア選手権」で準優勝、同年の「全米オープン」でローアマチュアに輝くと、翌週に行われた「トラベラーズ選手権」の第2ラウンドでPGAツアーの歴史の中でアマチュアとして史上最少スコアとなる「60」をマーク。世界トップランクのアマチュアとしてマーク H.マコーマック・メダルを獲得、更にフレッド・ハスキンズ賞とジャック・ニクラス賞をダブル受賞。翌年の2012年「マスタ-ズ・トーナメント」でもローアマチュアに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで9年目のシーズンを迎えます。
プロ転向後、本格参戦となった2013-2014シーズンは僅か5試合の出場に留まり、その後も2013年に発覚した背骨の疲労骨折の影響により2014-2015シーズンは1試合、2015-2016シーズンは出場なしと怪我に苦しむ中、2016-2017シーズンで2位1回と3位タイ1回を含むトップ10入り4回を果たし、カムバックに成功、2017-2018シーズンの「Shriners Hospitals for Children Open」でプレーオフを制し、PGAツアー初優勝を飾っています。
その後、2018-2019シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide」での2勝目を皮切りに、2020-2021シーズンには地元で行われた「ZOZO CHAMPIONSHIP @ SHERWOOD」とコリン・モリカワとのプレーオフを制して大会2勝目を飾つた「the Memorial Tournament presented by Nationwide」更にプレーオフ・シリーズ第2戦「BMW Championship」と最終戦「TOUR Championship」を制し、2016-2017シーズンのジャスティン・トーマスとダスティン・ジョンソン以来となる1シーズンで4回以上の勝利を収め、年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の栄光を手にしています。
これまでにPGAツアーで7勝(2022年5月30日時点)を挙げている世界トップクラスのプレーヤーの1人となっています。
ショットのクオリティの高さとショートゲームの上手さはPGAツアーの中でもトップクラスの実力を誇り、冷静な判断力も含めて安定感抜群のプレーを見せています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離50位(302.8y)フェアウェイキープ率101位(60.71)パーオン率10位(70.16%)SG:パッティング(0.402)と安定していました。
2021-2022シーズンは、12試合に出場し、優勝1回と2位2回を含むトップ10入り7回、トップ25入り7回とまずまずの結果を残し、全米プロゴルフ選手権では予選落ちを喫したものの、直近の3試合では優勝1回、3位タイ1回と安定しています。
5大会連続7回目の出場となる今大会での成績は、前回大会の15位タイが最高であまり良い結果は残せていませんが、メジャー初優勝に向けて注目されるプレーヤーの1人です。
パワーランキングは11位。
ジャスティン・トーマス (Justin Thomas)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年4月29日(29歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:15勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2017)
2010年「全米ジュニア・アマチュア」で準優勝、2012年「全米アマチュア」では準決勝進出、ハスキンズ賞とニクラス賞の両方を受賞するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンのPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」を経て、2014-2015シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで節目となる8年目のシーズンを迎えます。
本格参戦して2年目の2015-2016シーズンには「CIMB Classic」でPGAツアー初優勝。優勝1回、3位4回を含むトップ10入り7回、トップ25入り10回の活躍を見せ、2年連続でフェデックスカップのプレーオフに進出、初のツアーチャンピオンシップに出場しました。
2016-2017シーズンには「CIMB Classic」で連覇を達成、同シーズン1月に行われた「SBS Tournament of Champions」では松山英樹に3打差をつけPGAツアー3勝目。翌週に行われた「Sony Open in Hawaii」では、初日に(59)をマーク、PGAツアー最年少記録となる23歳8カ月14日での50台と72ホールの最少スコアを樹立し大会史上4人目となる完全優勝で2大会連続優勝。更に8月の「全米プロゴルフ選手権」でも松山英樹との優勝争いを制しメジャー初優勝を飾るなど、メジャー・トーナメント1勝を含む歴史的なシーズン5勝を挙げ、2016-2017シーズンの年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」及び「アーノルド・パーマー賞」の栄光を手にしました。
ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズ、ジョーダン・スピースに次ぐ、1960年以降で25歳までにメジャーを含むシーズン5勝を獲得した4人目のプレーヤーとなりました
その後、2017-2018シーズンにはロリー・マキロイの22歳10カ月の記録に次ぐ、25歳14日という史上4番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上、2019-2020シーズンには「World Golf Championships-FedEx St. Jude Invitational」2020-2021シーズンには「THE PLAYERS Championship」と言ったビッグタイトルを獲得するなど、これまでにPGAツアーで15勝(2022年6月6日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人となっています。
4日間の中でビッグスコアを出せる爆発力に加え、ティーショットからアイアンショットまで自在に球種を打ち分けられるクオリティの高さとショートゲームの上手さがあります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離16位(311.1y)パーオン率6位(72.40%)SG: TEE-TO-GREEN(1.757)で2位、平均スコア2位(69.617)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。
2021-2022シーズンは、16試合に出場し、2回目の制覇となった「全米プロゴルフ選手権」での優勝1回、3位3回を含むトップ10入り9回、トップ25入り11回と素晴らしい成績を残しています。
7大会連続8回目の出場となる今大会での成績は、トップ10入り2回、予選落ち2回とばらつきがありますが、前週3位と良い状態で迎えるメジャーで2大会連続優勝なるか注目されます。
パワーランキングは1位。
キャメロン・スミス (Cameron Smith)
国籍:オーストラリア
生年月日:1993年8月18日(28歳)
身長:180.3cm
体重:78.0kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2013シーズンにPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」に参戦、2014シーズンには「アジアン・ツアー」で活躍、2014-2015シーズンに非会員としてPGAツアーに参戦し「全米オープン」で4位タイに入るなどの活躍を見せ、スペシャル・テンポラリー・メンバーを獲得。その後スペシャル・テンポラリー・メンバーとして2014-2015シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2015-2016シーズンには、トップ10入り0回、予選落ち11回と苦労したものの、2016-2017シーズンのペアマッチ「Zurich Classic of New Orleans」でPGAツアー初優勝を飾り、2年間のシード権を手にすると、2019-2020シーズン「Sony Open in Hawaii」でPGAツアー2勝目。その後も「Zurich Classic of New Orleans」で再び優勝を飾るなど、安定した成績を残しています。
パッティングの上手さに加え、ショットのクオリティもレベルアップし、総合的に安定した高いレベルのゴルフを見せています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離85位(297.9y)パーオン率103位(65.72%)のショット力に対して、平均パット1位(1.689)、SG:パッティング(0.573)で10位とパッティングが素晴しく、バーディ・アベレージも4.48で4位に入っています。
2021-2022シーズンは、13試合に出場し「Sentry Tournament of Champions」そしてビッグタイトルとなる「THE PLAYERS Championship」での優勝2回を含むトップ10入り5回、トップ25入り9回と素晴らしい結果を残しています。
5大会連続7回目の出場となる今大会での最高成績は、初出場となった2015年大会での4位タイとなります。以後は予選落ちを2度経験するなど、相性は良いとは言えませんが、今季の好調さと爆発力で優勝に絡む活躍を見せてくれるでしょう。
パワーランキングは10位。
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
国籍:アメリカ
生年月日:1997年2月6日(25歳)
身長:175.3cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:1勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日系4世でアマチュア時代には、世界アマチュアランキング1位も獲得し、2018-2019シーズン6月にプロに転向、PGAツアーに参戦すると、タイガー・ウッズが1997年8月に記録した25戦連続予選通過の最長記録に次ぐ22戦連続予選通過を記録するなど目覚ましい活躍をみせています。
更に、プロ転向後、僅か29試合目、しかもメジャー・トーナメント2戦目でメジャー・タイトル「全米プロゴルフ選手権」を獲得すると、2020-2021シーズンには「全英オープン」も制し、これまでにメジャー・トーナメント2勝を含むPGAツアー5勝を飾っています。
2021年10月17日時点で世界ランキング3位につけており、今後も注目度が最も高いプレーヤーの1人でしょう。
平均的な飛距離と身長175.3cmと決して大きくはない体格でありながらプレーに自信と品を感じ、技術的にクオリティが高く、メンタル面でもポジティブであり、平常心で戦える力を持ち合わせていて、マネジメントに関してもクレバーさを感じさせます。一方で、唯一のウィークポイントとなっているのがパッティングとなります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離112位(295.2y)ながら、パーオン率5位(70.80%)、SG:APPROACH THE GREEN(1.170)で1位、SG:TEE-TO-GREEN(1.528)で2位とショットに関しては世界トップクラスに対して、SG:PUTTING(-0.457)で178位とパッティングに課題を残したシーズンとなりました。
2021-2022シーズンは、13試合に出場し、2位2回を含むトップ10入り6回と優勝こそ無いものの、安定感抜群の結果を残しています。「Masters Tournament」での5位以降はトップ25以下と結果は残せていません。
4大会連続4回目の出場となる今大会は、前回大会で4位タイに入る活躍を見せ、優勝候補の1人であるものの、直近の3試合で40位台以下と予選落ち1回という結果となっています。
パワーランキングは13位。
ジョーダン・スピース (Jordan Spieth)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年7月27日(28歳)
身長:185.4cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:13勝
② メジャー・トーナメント:3勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2015)
2009年の「AJGA Rolex Player of the Year」に選出、2009年と2011年に「全米ジュニア・アマチュア」を制し、タイガー・ウッズ以来2人目となる複数回優勝を成し遂げ、2012年の「全米オープン」でローアマチュアを獲得、世界アマチュアランキング1位に輝くなどアマチュア時代から活躍し、2013年シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで節目となる10年目のシーズンを迎えます。
プロ転向後、本格参戦となった2013年シーズンには10代で「John Deere Classic」を制するなど、初優勝1回を含むトップ10入り9回を達成、FedExCupを7位で終えるというPGAツアーの歴史の中でトップのルーキー・パフォーマンスを披露し「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に輝いています。
2014-2015シーズンには、タイガー・ウッズの大会記録に並ぶ通算18アンダーで4月の「マスタ-ズ・トーナメント」を初めて制すると、6月に行われた「全米オープン」も初制覇、9月に行われた「TOUR Championship by Coca-Cola」でも優勝し、メジャー・トーナメント2勝を含む歴史的なシーズン5勝を挙げ、ロリー・マキロイの22歳10カ月の記録を抜いて、タイガー・ウッズの21歳5カ月16日に次ぐ、22歳20日という史上2番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上、2014-2015シーズンの年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の栄光を手にしました。
2015-2016年シーズンの「マスタ-ズ・トーナメント」では、まさかの展開から史上4人目となる連覇を逃したものの、2016-2017シーズンには「全英オープン」のタイトルを獲得、メジャー通算3勝を挙げ、キャリア・グランドスラムへ向けて「全米プロゴルフ選手権」を残すのみとなりました。
その後、2018年のトレーニング中に右手を怪我し、グリップの形を変えたことによる影響で思ったようなスウィングが出来なくなり、スランプに陥りましたが、2020-2021シーズンに入り、結果が付いてくるようになると、確固たる自信を取り戻し、元のグリップに戻したスウィングに自信が持てるようになったことで完全復活に成功。これまでにPGAツアーで13勝(2022年6月6日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人となっています。
アイアンショットのクオリティの高さとプレースタイルの特徴でもあるセンスを感じるショートゲームの上手さはPGAツアー屈指である一方、ドライバー・ショットの精度に課題が残っています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離23位(308.6y)フェアウェイキープ率128位(57.82%)パーオン率24位(70.60%)SG:パッティング(-0.131)とティーショットとパッティングに苦労していた印象です。
2021-2022シーズンは、15試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り4回、トップ25入り7回とまずまずの結果を残していますが、良し悪しがはっきりしています。
11大会連続11回目の出場となる今大会での成績は、2015年大会で優勝と言う素晴しい結果を残していますが、その後はトップ10入り0回、予選落ち2回と結果が付いてきていません。
パワーランキングは8位。
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(30歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2010年アジア・パシフィックア・マチュアで日本人として初優勝を含む2連覇を達成し、2011年マスタ-ズ・トーナメントで日本人初のローアマチュアを獲得するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで9年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2013-2014シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide Insurance」で初優勝を飾り、3年間のシード権を獲得。2016-2017シーズンには、世界ゴルフ選手権で優勝したアジア人初のプレーヤーとなり、年間3勝をあげ、世界ランキング2位まで上り詰めました。
その後、通算5勝を飾る活躍を見せる中、2020-2021シーズン4月に行われたメジャー・トーナメント「マスターズ・トーナメント」で初のタイトルを獲得し、日本人初の男子メジャー・チャンピオンになりました。更に、ケリー・ミドルコフ(アメリカ)、ジャック・ニクラス(アメリカ)、ベン・クレンショー(アメリカ)、タイガー・ウッズ(アメリカ)、フィル・ミケルソン(アメリカ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)に次ぐ、ロー・アマチュア獲得からチャンピオンになった7番目のプレーヤーとなりました。
また、ダスティン・ジョンソンに次いで、デビュー以来、8年連続でツアーチャンピオンシップに進出し、大記録と言える素晴しい成績を残しています。
抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げます。
2020-2021シーズンは、平均飛距離62位(299.9y)フェアウェイキープ率80位(62.25%)パーオン率69位(67.03%)とショットは良し悪しが頻繁に見られ、SG:パッティング(-0.433)とパッティングが決まらない印象でした。
2021-2022シーズンは、15試合に出場し、「ZOZOチャンピオンシップ」と「Sony Open in Hawaii」の優勝2回を含むトップ10入り5回、トップ25入り8回、賞金ランキング9位・フェデックスカップポイントランキング7位の結果を残しています。
10大会連続10回目の出場となる今大会は、2017年大会での2位タイが最高成績となります。メジャー2勝目に向け、期待が高まります。
パワーランキングは20位。
海外メジャー4大会(マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権)のタイトルをすべて獲得すること。
【キャリア・グランドスラム達成した選手】
●ジーン・サラゼン(アメリカ)
●ベン・ホーガン(アメリカ)
●ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)
●ジャック・ニクラウス(アメリカ)
●タイガー・ウッズ(アメリカ)
【キャリア・グランドスラム達成に必要なタイトル】
◎ロリー・マキロイ(マスタ-ズ)
◎フィル・ミケルソン(全米オープン)
◎ジョーダン・スピース(全米プロゴルフ選手権)
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
全米オープンゴルフのテレビ放送
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】DAZNが全ラウンドLIVE配信!!
【動画配信】ABEMAが全ラウンドLIVE配信!!
生:生中継
【CS放送】ゴルフネットワーク
全ラウンド生中継!! ※日本時間
6月16日(木) 第1日
- 20:00~翌09:00 生
※延長あり
6月17日(金) 第2日
- 20:00~翌09:00 生
※延長あり
6月18日(土) 第3日
- 23:00~翌09:00 生
※延長あり
6月19日(日) 第4日 (最終日)
- 22:00~翌08:00 生
※延長あり
※スカパー!からゴルフネットワークを視聴する方法は公式サイトスカパー!でご確認下さい。
【動画配信】DAZN
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
6月17日(金) 第1日
- 00:00~(セッション1)生
- 04:00~(セッション2)生
6月18日(土) 第2日
- 00:00~(セッション1)生
- 04:00~(セッション2)生
6月18日(土) 第3日
- 23:00~(セッション1)生
6月19日(日) 第3日
- 03:00~(セッション2)生
6月19日(日) 第4日 (最終日)
- 22:00~(セッション1)生
6月20日(月) 第4日 (最終日)
- 02:00~(セッション2)生
※DAZNの新規加入については公式サイトでご確認下さい。
【動画配信】ABEMA
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
6月17日(金) 第1日
- 00:00~ 生
6月18日(土) 第2日
- 00:00~ 生
6月19日(日) 第3日
- 01:00~ 生
6月20日(月) 第4日 (最終日)
- 00:00~ 生
※ABEMAの新規加入については公式サイトでご確認下さい。
全米オープンゴルフ 試合結果
コース | Yardage | Par |
ザ・カントリークラブ (The Country Club) |
7,254 | 70 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:晴れのちくもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:18(20:18)
C.モリカワ/J.ピオット/J.ラーム
07:29(20:29)
J.スピース/A.スコット/M.ホーマ
07:40(20:40)
B.ホーシェル/P.キャントレー/D.バーガー
08:02(21:02)
J.ニーマン/C.ヤング/W.ザラトリス
08:35(21:35)
B.ホスラー/K.サモーア/小平智
08:46(21:46)
R.マンセル/杉山知靖/R.スローン
13:03(02:03)
イム・ソンジェ/M.ペレイラ/E.ファン・ロイエン
13:14(02:14)
J.トーマス/V.ホブランド/T.フィナウ
13:36(02:36)
M.フィッツパトリック/W.シンプソン/D.ジョンソン
13:47(02:47)
P.ミケルソン/S.ローリー/L.ウーストハイゼン
13:58(02:58)
D.リー/中島啓太(アマ)/N.テイラー
14:20(03:20)
R.ブランド/星野陸也/R.フォックス
10番ホールスタート
07:29(20:29)
S.ストーリングス/D.ライリー/V.ペレス
07:40(20:40)
R.マキロイ/松山英樹/X.シャウフェレ
08:35(21:35)
L.グリフィン/J.ダーメン/香妻陣一朗
12:52(01:52)
T.グーチ/A.アルナウス/T.ホージ
13:03(02:03)
K.ナ/S.ガルシア/T.ハットン
13:14(02:14)
S.バーンズ/A.アンサー/T.ピータース
13:25(02:25)
B.ケプカ/C.スミス/S.シェフラー
13:47(02:47)
G.ウッドランド/J.ローズ/B.デシャンボー
13:58(02:58)
イ・キョンフン/T.フリートウッド/P.リード
14:31(03:31)
出水田大二郎/A.デュモン・デ・シャサート(アマ)/S.ソーデルベリ
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月16日(木)の06:45だと日本時間6月16日(木)の07:45あたり、現地時間6月16日(木)の14:42だと日本時間6月17日(金)の03:42になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | アダム・ハドウィン | -4 | 66 |
T2 | カラム・タレン | -3 | 67 |
デビッド・リングマース | -3 | 67 | |
ロリー・マキロイ | -3 | 67 | |
ジョエル・ダーメン | -3 | 67 | |
M.J.ダフュー | -3 | 67 | |
T7 | マシュー・フィッツパトリック | -2 | 68 |
ジャスティン・ローズ | -2 | 68 | |
ヘイデン・バックリー | -2 | 68 | |
マシュー・ネスミス | -2 | 68 | |
ブライアン・ハーマン | -2 | 68 | |
アーロン・ワイズ | -2 | 68 | |
ダスティン・ジョンソン | -2 | 68 | |
T26 | 松山 英樹 | E | 70 |
T79 | 中島 啓太(アマ) | +3 | 73 |
出水田 大二郎 | +3 | 73 | |
T102 | 小平 智 | +4 | 74 |
杉山 知靖 | +4 | 74 | |
T125 | 香妻 陣一朗 | +6 | 76 |
T136 | 星野 陸也 | +7 | 77 |
【詳細】
松山 英樹
3バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(70)
中島 啓太(アマ)
1バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(73)
出水田 大二郎
2バーディ、5ボギー(73)
小平 智
3バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(74)
杉山 知靖
4ボギー(74)
香妻 陣一朗
1バーディ、7ボギー(76)
星野 陸也
2バーディ、7ボギー、1ダブルボギー(77)
09時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温21.7℃、湿度57%、風速4.5m/s(南南西)というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド1日目が行われた。
予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、2016-2017シーズン「Valspar Championship」以来、5年3か月ぶりのPGAツアー2勝目を狙うアダム・ハドウィン。
出だしの2ホールを無難にパーで通過したアダム・ハドウィンは、3番Par4で3打目のアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、4番Par4で2打目をピンそば91cmにつけバウンスバックに成功すると、続く5番Par4でも2打目をピンそば66cmにつけ連続バーディ。更に2打目を1.1mにつけた7番Par4と2オンに成功した8番Par5、手前の傾斜を使ってピンそば74cmにつけた9番Par4で圧巻の3連続バーディ。折り返した12番Par4でティーショットから2打目、3打目のアプローチとラフからのショットが続きボギーを叩いたものの、続く13番Par4でグリーン手前から11.1mと距離のある右に曲がるラインを読み切りバウンスバックに成功すると、その後は見事なショートゲーム(SCRAMBLING:88.89%)とパッティングで上がり5ホールをパープレでホールアウト。終始、安定したプレーで6バーディ、2ボギー(66)でラウンド、4アンダー単独トップで初日を終えた。
1打差の2位タイには、8番Par5でイーグルを奪ったツアー・ルーキーでPGAツアー初優勝を目指すカラム・タレンとボギーフリーとなる3バーディ(67)でラウンドした2014-2015シーズン「the Memorial Tournament presented by Nationwide」以来、7年ぶりのPGAツアー2勝目を狙うデビッド・リングマース、そして上り9番Par4でボギーを叩いたものの、17ホールを終えてボギーフリーとなる4バーディのプレーを見せた2011年以来となる「全米オープン」2勝目を狙うロリー・マキロイ、更にPGAツアー2勝目を狙うジョエル・ダーメンとM.J.ダフューの5名が3アンダーで並んだ。
トップと2打差の7位タイには、2013年にこのコースで行われた全米アマチュア選手権で優勝したマシュー・フィッツパトリックやダスティン・ジョンソンら7名が2アンダーで並んだ。
世界ランキング2位で連覇を狙うジョン・ラームと同7位のコリン・モリカワ、同シーズンに「全米プロゴルフ選手権」と「全米オープン」で優勝と言う史上6人目の快挙に挑むジャスティン・トーマスら12名が1アンダーで並んだ。
メジャー2勝目を狙う松山英樹は、11番Par3でティーショットを2.6mのピンハイにつけバーディ先行の好スタートを切ったものの、直後の12番Par4でティーショットを大きく左に曲げて3オン、下りの左に曲がる4.2mのパーパットを外すと、返しの短いボギーパットも外し、3パットのダブルボギー。その後はティーショットが乱れた13番Par4と14番Par5、6Iでのティーショットを絶好のバーディチャンスにつけた16番Par3などを含む7ホールをパーで通過し迎えた2番Par3で5Iでのティーショットをグリーン左手前のバンカーに打ち込むと、2.1mのパーパットを決めきれずボギー。しかし、スコアを2つ落として迎えた6番Par3で6Iでのティーショットをピン手前2.2mにつけバーディを奪うと、8番Par5でのチャンスは活かせなかったものの、上りの9番Par4で2打目をピンハイ2.7mにつけバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率72.2% (13/18)、SCRAMBLING:88.89%、パーオン時における平均パット(1.72)とショット・ショートゲーム・パッティングとあまり良くはなかったものの、3バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(70)とスコアをまとめ、イーブンパー・26位タイで初日のラウンドを終えた。
メジャー2戦目となるアマチュアの中島啓太は、出だしの1番Par4でボギー。その後、パープレーを続ける中、8番Par5で2オンからバーディを奪い、スコアをイーブンパーに戻して折り返したものの、10番Par4でティーショットを大きく右に曲げ、ダブルボギーを叩くと、12番Par4でもボギー。1バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(73)の3オーバー・79位タイで初日のラウンドを終えた。
11番Par3でバーディ先行のスタートを切った出水田大二郎だったが、13番Par4から3連続ボギー。17番Par4でバーディを奪ったものの、折り返した6番Par3と9番Par4でボギーを叩き、2バーディ、5ボギー(73)でホールアウト。3オーバー・79位タイで初日のラウンドを終えた。
序盤からスコアを大きく落とし、その後も出入りの激しいゴルフを展開した小平智と11番からの4連続ボギーでスコアを落とした杉山知靖が、4オーバー・102位タイで初日のラウンドを終えた。
アメリカでの予選を通過し、全米オープンの切符を手にした香妻陣一朗と星野陸也は、ともに出だしからスコアを大きく落とす展開の中、途中バーディで粘りを見せるものの、折り返してからもスコアを戻すことが出来ず、それぞれ6オーバー・125位タイ、7オーバー・136位タイと大きく出遅れた。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:07(20:07)
T.グーチ/A.アルナウス/T.ホージ
07:18(20:18)
K.ナ/S.ガルシア/T.ハットン
07:29(20:29)
S.バーンズ/A.アンサー/T.ピータース
07:40(20:40)
B.ケプカ/C.スミス/S.シェフラー
08:02(21:02)
G.ウッドランド/J.ローズ/B.デシャンボー
08:13(21:13)
イ・キョンフン/T.フリートウッド/P.リード
08:46(21:46)
出水田大二郎/A.デュモン・デ・シャサート(アマ)/S.ソーデルベリ
13:14(02:14)
S.ストーリングス/D.ライリー/V.ペレス
13:25(02:25)
R.マキロイ/松山英樹/X.シャウフェレ
14:20(03:20)
L.グリフィン/J.ダーメン/香妻陣一朗
10番ホールスタート
07:18(20:18)
イム・ソンジェ/M.ペレイラ/E.ファン・ロイエン
07:29(20:29)
J.トーマス/V.ホブランド/T.フィナウ
07:51(20:51)
M.フィッツパトリック/W.シンプソン/D.ジョンソン
08:02(21:02)
P.ミケルソン/S.ローリー/L.ウーストハイゼン
08:13(21:13)
D.リー/中島啓太(アマ)/N.テイラー
08:35(21:35)
R.ブランド/星野陸也/R.フォックス
13:03(02:03)
C.モリカワ/J.ピオット/J.ラーム
13:14(02:14)
J.スピース/A.スコット/M.ホーマ
13:25(02:25)
B.ホーシェル/P.キャントレー/D.バーガー
13:47(02:47)
J.ニーマン/C.ヤング/W.ザラトリス
14:20(03:20)
B.ホスラー/K.サモーア/小平智
14:31(03:31)
R.マンセル/杉山知靖/R.スローン
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月17日(金)の06:45だと日本時間6月17日(金)の07:45あたり、現地時間6月17日(金)の14:42だと日本時間6月18日(土)の03:42になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | コリン・モリカワ | -5 | 66 |
ジョエル・ダーメン | -5 | 68 | |
T3 | ヘイデン・バックリー | -4 | 68 |
ジョン・ラーム | -4 | 67 | |
ロリー・マキロイ | -4 | 69 | |
アーロン・ワイズ | -4 | 68 | |
ボー・ホスラー | -4 | 67 | |
T8 | ニック・ハーディ | -3 | 68 |
スコッティ・シェフラー | -3 | 67 | |
マシュー・ネスミス | -3 | 69 | |
パトリック・ロジャース | -3 | 68 | |
ブライアン・ハーマン | -3 | 69 | |
T24 | 松山 英樹 | E | 70 |
T82 | 小平 智 | +5 | 71 |
T121 | 中島 啓太(アマ) | +8 | 75 |
星野 陸也 | +8 | 71 | |
T131 | 出水田 大二郎 | +10 | 77 |
T141 | 杉山 知靖 | +12 | 78 |
T144 | 香妻 陣一朗 | +13 | 77 |
【詳細】
松山 英樹
2バーディ、2ボギー(70)
小平 智
3バーディ、4ボギー(71)
中島 啓太(アマ)
3バーディ、6ボギー、1ダブルボギー(75)
星野 陸也
4バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(71)
出水田 大二郎
2バーディ、5ボギー、2ダブルボギー(77)
杉山 知靖
2バーディ、8ボギー、1ダブルボギー(78)
香妻 陣一朗
3バーディ、7ボギー、1トリプルボギー(77)
予選CUTライン:+3
小平智、中島啓太(アマ)、星野陸也、出水田大二郎、杉山知靖、香妻陣一朗、C.スミス、V.ホブランド、P.ミケルソンは予選落ちとなりました。
13時00分時点での天候は晴れ時々くもり、気温27.8℃、湿度60%、風速6.3m/s(南西)というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド2日目が行われた。
予選ラウンド2日目を終えてトップタイに並んだのは、世界ランキング7位で今季初優勝を狙うコリン・モリカワと2020-2021シーズン「Corales Puntacana Resort & Club Championship」以来となるPGAツアー2勝目を狙うジョエル・ダーメン。
出だしの2ホールを無難にパーで通過したコリン・モリカワは、12番Par4で2.9mのパットを決め、バーディ先行のスタートを切ると、14番Par5と17番Par4でそれぞれ3.9mと4.4mのパットを決めてバーディ。更に折り返した1番Par4でも段の下からの9.7mのパットを決めてバーディ。その後4番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、8番Par5で絶好のイーグルチャンスから確実にバーディを奪うなど安定したプレーで5バーディ、1ボギー(66)でラウンド、通算5アンダートップタイで決勝ラウンド進出を決めた。
序盤からバーディ先行の好スタートを切り、後半も無難にスコアをまとめたジョエル・ダーメンが、4バーディ、2ボギー(68)とスコアを2つ伸ばし、コリン・モリカワとともにトップタイで決勝ラウンド進出を決めた。
1イーグル、3バーディ、2ボギー(67)でラウンドした世界ランキング2位で大会連覇を狙うジョン・ラームと2日目もスコアを1つ伸ばしたロリー・マキロイと言った実力者らを含めた5名がトップと1打差の通算4アンダー・3位タイに並んだ。
トップと2打差の通算3アンダー・8位タイには、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、通算2アンダー・13位タイには、今季好調のサム・バーンズ、ツアールーキーで注目されるデービス・ライリーが通算1アンダー・6位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
2番Par3でティーショットを大きくショートし、アプローチをよせきれずボギー発進となった松山英樹は、7番Par4と8番Par5でのチャンスや9番Par4のピンチを含めた8ホールをパーで通過し迎えた11番Par3で4.9mの右に曲がるラインを読み切りバーディを奪うと、続く12番Par4でもラフからの2打目をピン奥3.0mにつけるスーパーショットを見せて連続バーディ。一気に流れを掴むかと思われた矢先の13番Par4でティーショットのミスからアプローチをよせきれずボギーを叩くと、その後は17番Par4での絶好のバーディチャンスを活かせないなど、パープレーでホールアウト。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パーオン時における平均パット(1.61)の2バーディ、2ボギー(70)でラウンド、イーブンパー・24位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
11番Par3でバーディ先行のスタートを切った小平智だったが、その後連続ボギーを叩くなど、スコアを1つ落として折り返すと、後半もボギーが先行する展開の中、スコアを伸ばせずホールアウト。通算5オーバー・82位タイで予選落ちとなった。
10番と12番のPar4でボギーと出だしからつまずいたアマチュアの中島啓太は、14番Par5でバーディを奪ったものの、15番と3パットとなった18番のPar4でもボギー。更に折り返した1番Par4でボギーを叩くと、続く2番Par3では2オン3パットのダブルボギー。その後、6.2mを決めた7番Par4と2オンに成功した8番Par5で連続バーディを奪ったものの、上りの9番Par4をボギーでホールアウト。2日目もスコアを5つ落とし、通算8オーバー・121位タイで予選落ちとなった。
12番Par4で1.4mのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切った星野陸也だったが、続く13番Par4でアプローチのミスからダブルボギーを叩くと、14番Par5から3ホールともアプローチをよせきれず3連続ボギー。折り返してからは、ともにピンそば1.7mにつけた1番と7番のPar4、2オンに成功した8番Par5でバーディを奪ったものの、2日目もスコアを1つ落とし、通算8オーバー・121位タイで予選落ちとなった。
初日まずまずのスタートを切った出水田大二郎だったが、出だしの2番Par3でボギーが先行すると、4番Par4から3連続ボギー。7番Par4と8番Par5で連続バーディを奪ったものの、9番Par4でボギー。更に折り返した10番Par4と16番Par3でともにティーショットのミスからダブルボギーを叩くなど、2日目はスコアを大きく7つ落とし、通算10オーバー・131位タイで予選落ちとなった。
出だしからダブルボギーと大きくつまずいた杉山知靖は、その後もスコアを崩し、通算12オーバー・141位タイ、香妻陣一朗も4連続ボギーなど、スコアを大きく崩し、通算13オーバー・144位タイでともに予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
12:55(01:55)
S.パワー/J.トーマス
13:06(02:06)
A.シェンク/松山英樹
14:39(03:39)
M.フィッツパトリック/S.バーンズ
15:01(04:01)
M.ネスミス/S.シェフラー
15:23(04:23)
A.ワイズ/R.マキロイ
15:34(04:34)
J.ラーム/H.バックリー
15:45(04:45)
J.ダーメン/C.モリカワ
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月18日(土)の09:49だと日本時間6月18日(土)の22:49あたり、現地時間6月18日(土)の15:45だと日本時間6月19日(日)の04:45になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | ウィル・ザラトリス | -4 | 67 |
マシュー・フィッツパトリック | -4 | 68 | |
3 | ジョン・ラーム | -3 | 71 |
T4 | キーガン・ブラッドリー | -2 | 69 |
アダム・ハドウィン | -2 | 70 | |
スコッティ・シェフラー | -2 | 71 | |
T7 | サム・バーンズ | -1 | 71 |
ロリー・マキロイ | -1 | 73 | |
ジョエル・ダーメン | -1 | 74 | |
10 | ニック・ハーディ | E | 73 |
T17 | 松山 英樹 | +2 | 72 |
【詳細】
松山 英樹
2ボギー(72)
14時00分時点での天候はくもり、気温18.9℃、湿度46%、風速7.2m/s(北西)というコース・コンディションの中、64名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップタイに並んだのは、先月行われた「全米プロゴルフ選手権」でプレーオフで敗れたものの、メジャーで好成績を続けているウィル・ザラトリスとここで行われた2013年「全米アマチュア選手権」を制しているマシュー・フィッツパトリック。
2番Par4で12.0mのバーディパットを決め、幸先の良いスタートを切ったウィル・ザラトリスは、4番Par4でも4.7mを決めてバーディ。7番Par4ではアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、9番Par4で5.9mを決めてバーディ。折り返してからはピンチの連続となりながらも見事なアプローチとパッティングでパーをセーブ。苦しい展開の中で迎えた15番Par4で2打目をピンハイ1.4mにつけバーディを奪うと、ティーショットを右に大きく曲げながら見事なバンカーショットを見せた最終18番Par4を含む上り3ホールをパーでホールアウト。タフなコンディションの中、4バーディ、1ボギーの3日目のベストスコア(67)をマーク、通算4アンダートップタイで最終日を迎えることになった。
1番Par5で3パットのボギーと出だしでつまずきながらも、ラフからのアプローチを2.9mによせた5番Par4と2オンに成功した8番Par5でバーディを奪ったマシュー・フィッツパトリックは、折り返した10番Par4でティーショットのミスからボギーを叩いたものの、続く3ホールのピンチをパーで凌ぐと、2オンに成功した14番Par5と2打目を1.6mにつけた15番Par4で連続バーディ。17番Par4でバーディを奪った後の最終18番Par4でティーショットのミスからボギーを叩いたものの、3日目は5バーディ、3ボギー(68)とスコアを2つ伸ばし、通算4アンダーでフィニッシュ。ウィル・ザラトリスとともにトップタイで最終日に挑むことになった。
トップと1打差の単独3位には、17番Pa4を終えて単独トップに立ちながら、最終18番Par4で2打目のバンカーショットを土手に当て、目玉となったグリーン手前からのバンカーショットもよせきれず、痛恨のダブルボギーフィニッシュとなったジョン・ラームが通算3アンダーでつけた。
トップと2打差の4位タイには、2011年「全米プロゴルフ選手権」に次ぐ、メジャー2勝目を目指すキーガン・ブラッドリーと初日単独トップに立ったアダム・ハドウィン、世界ランキング1位で2022年「マスタ-ズ・トーナメント」覇者のスコッティ・シェフラーの3名が通算2アンダーで並んだ。
予選ラウンド2日間を終えて、24位タイながらトップと5打差とまずまずの位置からスタートした松山英樹だったが、出だしの4ホールを無難にパーで通過し迎えた5番Par4でティーショットを大きく左に曲げると、フェスキューからの2打目がピンに直接当たり、はじかれたボールが左サイドのバンカー、3打目を1.7mにつけるものの、パーパットを決めきれずボギー。続く6番Par3ではアプローチをよせきれず連続ボギー。その後チャンスホールの8番Par5と9.5mのパーパットを決めた10番Par4、絶好のバーディチャンスを逃した11番Par3及び13番と15番のPar4を含めた12ホールをパープレーで終えるなどフェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パーオン時における平均パット(1.78)の2ボギー(72)でホールアウト。通算2オーバー・17位タイで3日目のラウンドを終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
12:28(01:28)
J.スピース/P.キャントレー
13:01(02:01)
松山英樹/D.ジョンソン
14:12(03:12)
R.マキロイ/S.バーンズ
14:23(03:23)
S.シェフラー/A.ハドウィン
14:34(03:34)
K.ブラッドリー/J.ラーム
14:45(03:45)
M.フィッツパトリック/W.ザラトリス
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月19日(日)の08:49だと日本時間6月19日(日)の21:49あたり、現地時間6月19日(日)の14:45だと日本時間6月20日(月)の03:45になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | マシュー・フィッツパトリック | -6 | 68 |
T2 | スコッティ・シェフラー | -5 | 67 |
ウィル・ザラトリス | -5 | 69 | |
4 | 松山 英樹 | -3 | 65 |
T5 | コリン・モリカワ | -2 | 66 |
ロリー・マキロイ | -2 | 69 | |
T7 | デニー・マッカーシー | -1 | 68 |
アダム・ハドウィン | -1 | 71 | |
キーガン・ブラッドリー | -1 | 71 | |
T10 | ゲーリー・ウッドランド | E | 69 |
ジョエル・ダーメン | E | 71 |
【詳細】
松山 英樹
5バーディ(65)
14時00分時点での天候はくもり、気温16.1℃、湿度49%、風速4.9m/s(北北西)というコース・コンディションの中、64名による決勝ラウンド最終日が行われた。
肌寒く、タフなコンディションとなった最終日、終盤まで縺れた優勝争いを制したのは、PGAツアー初優勝を目指すマシュー・フィッツパトリック。
3番Par4でピン奥から2.5mの左に曲がるラインを読み切りバーディ先行のスタートを切ったマシュー・フィッツパトリックは、301yと距離の短い5番Par4で1オンに成功、2パットのバーディを奪うと、続く6番Par3で3パットのボギーを叩いたものの、8番Par5で2オン2パットのバーディ。単独トップで折り返すと、バンカーショットから1.5mのパットを外した10番Par4と5.2mから3パットとなった11番Par3で連続ボギーを叩くものの、リズムは変わらず、13番Par4で14.7mと距離のある右に曲がる下りのラインを読み切ったバーディで再びトップに並ぶと、ティーショットを右に曲げた15番Par4でも5.7mのバーディパットを決めて単独トップに躍り出る。その後も安定感抜群のプレーで上り3ホールをパーでホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率94.44% (17/18)、パーオン時における平均パット(1.940)と安定感抜群のショット力を見せ、5バーディ、3ボギー(68)とスコアを2つ伸ばし、通算6アンダー1打差で逃げ切り、PGAツアー初優勝をメジャートーナメントで飾った。
アメリカ人プレーヤー以外で「全米アマチュア選手権」と「全米オープン」を制した最初のプレーヤーとなります。
ザ・カントリークラブで行われた2013年「全米アマチュア選手権」に次いで、同一クラブで行われた「全米オープン」も制した。これはペブルビーチ・ゴルフリンクスで記録したジャック・ニクラスに次いで史上2人目となります。
トップと1打差の2位タイには、出だしから連続バーディ。更に4番Par4と6番Par3でもミドルパットを決めるなど前半から4つスコアを伸ばし、折り返した10番Par4と11番Par3で連続ボギーを叩きながらも17番Par4でトップと1打差まで詰め寄る実力を見せた世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーと出だしから連続ボギーを叩きながらも3つのバーディで盛り返し、折り返した後半もスコアを伸ばせなかったものの、最後まで粘りを見せたウィル・ザラトリスが通算5アンダーで並んだ。
プレーオフで敗れた「全米プロゴルフ選手権」に続き、2位で終わったウィル・ザラトリスだが、今季のメジャーでは全てトップ10入りと素晴らしい結果を残しています。
2番Par3でフリンジからのアプローチを直接決めるなど、出だしの5ホールをパーで通過した松山英樹は、6番Par3でティーショットをピンそば53cmにつけるスーパーショットからバーディを奪うと、7番Par4では4.4mの左に曲がるラインを読み切り連続バーディ。折り返した11番Par3で2.7mのパーパットを決めてピンチを凌ぐと、8.5mの大きく左に曲がるラインを読み切った12番と11.9mの大きく右に曲がる下りのラインを読み切った13番のPar4で連続バーディ。更に16番Par3でも6.4mのバーディパットを決めてトップと2打差の単独4位に浮上。しかし、2打目をミスした17番とティーショットを右に曲げた最終18番のPar4でスコアを伸ばせずにホールアウト。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率72.22% (13/18)ながら、パーオン時における平均パット(1.390)とパッティングが決まり、ボギーフリーとなる5バーディ(65)と最終日のベストスコアをマーク、優勝には届かなかったものの、通算3アンダー・4位でメジャー3戦目を終えた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
(最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
(パーオン時の平均パット数)
1位
マシュー・フィッツパトリック(Matt Fitzpatrick)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
50.00% (9/18) |
300.6y (―y) |
1.39 |
ROUND2 | 57.14% (8/14) |
77.78% (14/18) |
317.7y (―y) |
1.83 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
318.6y (―y) |
1.94 |
ROUND4 | 78.57% (11/14) |
94.44% (17/18) |
300.1y (―y) |
1.61 |
TOTAL | 69.64% (39/56) |
72.22% (52/72) |
309.2y (―y) |
1.69 |
RANK | 5 | T1 | T16/― | T50 |
2位タイ
スコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
61.11% (11/18) |
291.1y (―y) |
1.61 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
321.9y (―y) |
1.67 |
ROUND3 | 64.29% (9/14) |
50.00% (9/18) |
325.5y (―y) |
1.56 |
ROUND4 | 57.14% (8/14) |
72.22% (13/18) |
314.5y (―y) |
1.33 |
TOTAL | 67.86% (38/56) |
65.28% (47/72) |
313.3y (―y) |
1.54 |
RANK | T6 | T11 | 10/― | T2 |
2位タイ
ウィル・ザラトリス(Will Zalatoris)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
72.22% (13/18) |
298.7y (―y) |
1.67 |
ROUND2 | 42.86% (6/14) |
61.11% (11/18) |
315.1y (―y) |
1.61 |
ROUND3 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
308.6y (―y) |
1.50 |
ROUND4 | 50.00% (7/14) |
61.11% (11/18) |
302.4y (―y) |
1.50 |
TOTAL | 55.36% (31/56) |
65.28% (47/72) |
306.2y (―y) |
1.57 |
RANK | T29 | T11 | T26/― | T5 |
4位
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 50.00% (7/14) |
72.22% (13/18) |
295.9y (―y) |
1.72 |
ROUND2 | 57.14% (8/14) |
66.67% (12/18) |
298.5y (―y) |
1.61 |
ROUND3 | 42.86% (6/14) |
66.67% (12/18) |
279.4y (―y) |
1.39 |
ROUND4 | 57.14% (8/14) |
72.22% (13/18) |
309.8y (―y) |
1.78 |
TOTAL | 51.79% (29/56) |
69.44% (50/72) |
295.9y (―y) |
1.63 |
RANK | T36 | 4 | 52/― | T22 |
82位タイ(予選カット)
小平智(Satoshi Kodaira)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
38.89% (7/18) |
275.9yy (―y) |
1.56 |
ROUND2 | 50.00% (7/14) |
61.11% (11/18) |
319.6yy (―y) |
1.72 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 64.29% (18/28) |
50.00% (18/36) |
297.8yy (―y) |
1.64 |
RANK | ― | ― | ―/― | ― |
121位タイ(予選カット)
中島啓太(Keita Nakajima)*
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 42.86% (6/14) |
55.56% (10/18) |
270.9yy (―y) |
1.61 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
318.4yy (―y) |
1.94 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 57.14% (16/28) |
61.11% (22/36) |
294.7yy (―y) |
1.78 |
RANK | ― | ― | ―/― | ― |
121位タイ(予選カット)
星野 陸也(Rikuya Hoshino)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 57.14% (8/14) |
44.44% (8/18) |
276.3yy (―y) |
1.67 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
61.11% (11/18) |
305.8yy (―y) |
1.61 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 60.71% (17/28) |
52.78% (19/36) |
291.0yy (―y) |
1.64 |
RANK | ― | ― | ―/― | ― |
131位タイ(予選カット)
出水田大二郎(Daijiro Izumida)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 57.14% (8/14) |
33.33% (6/18) |
285.5yy (―y) |
1.50 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
44.44% (8/18) |
276.0yy (―y) |
1.72 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 60.71% (17/28) |
38.89% (14/36) |
280.8yy (―y) |
1.61 |
RANK | ― | ― | ―/― | ― |
141位タイ(予選カット)
杉山知靖(Tomoyasu Sugiyama)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 42.86% (6/14) |
44.44% (8/18) |
296.9yy (―y) |
1.61 |
ROUND2 | 50.00% (7/14) |
44.44% (8/18) |
297.4yy (―y) |
1.83 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 46.43% (18/28) |
44.44% (16/36) |
297.1yy (―y) |
1.72 |
RANK | ― | ― | ―/― | ― |
144位タイ(予選カット)
香妻 陣一朗(Jinichiro Kozuma)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
33.33% (6/18) |
289.9yy (―y) |
1.61 |
ROUND2 | 35.71% (5/14) |
38.89% (7/18) |
298.7yy (―y) |
1.50 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 57.14% (16/28) |
36.11% (13/36) |
294.3yy (―y) |
1.56 |
RANK | ― | ― | ―/― | ― |
*:アマチュア
優勝したマシュー・フィッツパトリックは、ショットに安定感があり、2位タイのスコッティ・シェフラーとウィル・ザラトリスは、ともに飛距離からショット・パッティングと素晴らしかった。4位の松山英樹は、パーオン率が4位につけています。
※USGA 公式サイト参照
※2022年大会(2021-2022シーズン)
コメント