2021-2022シーズン シュライナーズ・チルドレンズ・オープンのテレビ放送予定と試合結果【PGA米国男子ツアー】

シュライナーズ・チルドレンズ・オープン PGAツアー
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2021年10月7日(木)~10月10日(日)にかけてアメリカ・ネバダ州ラスベガスにあるTPCサマーリン(TPC Summerlin)で開催される2021-2022シーズンの第3戦「シュライナーズ・チルドレンズ・オープン(Shriners Children’s Open)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。

日本からは松山英樹が出場

※松山英樹は、2015年大会の初出場から3年連続4回目の出場となります。

(2021.10.12)
・出場した全選手の最終結果(順位と獲得賞金)をPDFにて掲載しました。

(2021.10.11)
・1位、2位、3位タイと松山英樹のSTATISTICSを掲載ました。
・イム・ソンジェが制し、PGAツアー2勝目を飾った。
・大会最終日の結果(トップ10と松山英樹)を掲載しました。
・松山英樹は67位タイ。

(2021.10.10)
・大会最終日の全選手と松山英樹を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会3日目の結果(トップ10と松山英樹)を掲載しました。
・松山英樹は63位タイ。

(2021.10.9)
・大会3日目の全選手と松山英樹を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会2日目の結果(トップ10と松山英樹)を掲載しました。
・松山英樹は57位タイ。

(2021.10.8)
・大会2日目の松山英樹を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会1日目の結果(トップ10と松山英樹)を掲載しました。
・松山英樹は10位タイ。

(2021.10.7)
・大会1日目の松山英樹を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・ホール・ロケーションを掲載しました。

(2021.10.5)
・パワーランキングが発表され、1位K.ナ、2位W.ザラトリス、3位S.バーンズ、松山英樹は14位。
・最終エントリーが確定した144名の出場選手をPDFにて掲載しました。

 
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シュライナーズ・チルドレンズ・オープン

1983年に第1回大会「Panasonic Las Vegas Pro Celebrity Classic」としてスタートし、39回目を迎える今大会は、1996年にタイガーウッズがプロ転向後、デービス・ラブIIIとのプレーオフを制し、ツアー初勝利を飾った事でも知られています。

優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。

直近5年間の優勝スコアを見ても2018年大会(9アンダー)を除く4大会で20アンダーを超える伸ばし合いの大会となっています。

また、TPCサマーリンは、標高の関係から飛ばし屋が有利なコースと言われていますが、セカンドショットとグリーンの勝負となることでも知られ、2021年大会のマーティン・レアード、2020年大会のケビン・ナと言った優勝者を見てもショットメーカーにもチャンスがあるコースと言えるでしょう。

2回の優勝経験を持つケビン・ナや前回大会優勝のマーティン・レアード、2021年のマスタ-ズ・トーナメントで2位に入ったウィル・ザラトリスが出場となっています。

3年連続4回目の出場となる松山英樹は、2015年大会で10位タイに入っています。

【パワー・ランキング】
1位:ケビン・ナ
2位:ウィル・ザラトリス
3位:サム・バーンズ
4位:スコッティ・シェフラー
5位:ブルックス・ケプカ
6位:ウェブ・シンプソン
7位:エイブラハム・アンサー
8位:ルイ・ウーストハイゼン
9位:ホアキン・ニーマン
10位:イム・ソンジェ
11位:ヴィクトル・ホブランド
12位:マシュー・ウルフ
13位:キム・シウ
14位:松山 英樹
15位:コーリー・コナーズ

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シュライナーズ・チルドレンズ・オープン 開催会場

【アメリカ・ネバダ州ラスベガス】
TPCサマーリン(TPC Summerlin)

コース Yardage Par
TPCサマーリン
(TPC Summerlin)
7,255 71

 

「TPCサマーリン」は、1991年ボビー・ウィードによって、標高800m地帯のネバダ砂漠の中に造られ、居住地を沿うように設計されたレイアウトとなっており、峡谷・ベントグラスグリーン・豊かな植物・険しい砂漠を背景とした素晴らしいコースとなっています。

広いフェアウェイとアンジュレーションのある大きなグリーン、92個にも及ぶ数多くのバンカーが配置されています。バックナインの12番、そして終盤の16番、17番、18番は池が絡む重要なホールとなっているため、15番、16番でイーグルもしくはバーディが取れるか、そして、セカンドショットとグリーンでの出来が優勝へのカギとなるでしょう。

【特徴のあるホール】
・12番Par4:距離が長く、池の絡むホール。
・16番Par5:確実にスコアを伸ばしたいホール。
・17番Par3:池の絡む狭いグリーン。
・18番Par4:上りで距離のあるPar4。

【芝の種類】
・フェアウェイ:419 バミューダグラス
・ラフ:419 バミューダグラス
・グリーン:A-1/A-4 ベントグラス
Hole Yardage Par
1 408 4
2 469 4
3 492 4
4 450 4
5 197 3
6 430 4
7 382 4
8 239 3
9 563 5
10 420 4
11 448 4
12 442 4
13 606 5
14 168 3
15 341 4
16 560 5
17 196 3
18 444 4
OUT 3,630 35
IN 3,625 36
Total 7,255 71
※2022年大会 HOLE LOCATIONS

シュライナーズ・チルドレンズ・オープン スケジュール

2021年10月07日(木)~10月10日(日)

10月07日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
10月08日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
10月09日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
10月10日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)

シュライナーズ・チルドレンズ・オープン 賞金

【賞金総額】

 $7,000,000

【優勝賞金 】

 $1,260,000

※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。

 

出場選手一覧

最終エントリーが確定した144名の出場選手は、PDFをご覧ください。


注目選手

※選手情報及び世界ランキングは2021年10月3日時点

松山 英樹(Hideki Matsuyama)
世界ランキング 19位
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(29歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg

① PGAツアー:6勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・マスターズ:1勝
 ・全米オープン:0勝
 ・全英オープン:0勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:0回

2010年アジア・パシフィックア・マチュアで日本人として初優勝を含む2連覇を達成し、2011年マスタ-ズ・トーナメントで日本人初のローアマチュアを獲得するなどアマチュア時代から活躍し2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで9年目のシーズンを迎えます。

本格参戦となった2013-2014シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide Insurance」で初優勝を飾り、3年間のシード権を獲得。2016-2017シーズンには、世界ゴルフ選手権で優勝したアジア人初のプレーヤーとなり、年間3勝をあげ、世界ランキング2位まで上り詰めました。

その後、通算5勝を飾る活躍を見せる中、2020-2021シーズン4月に行われたメジャー・トーナメント「マスターズ・トーナメント」で初のタイトルを獲得し、日本人初の男子メジャー・チャンピオンになりました。更に、ケリー・ミドルコフ(アメリカ)、ジャック・ニクラス(アメリカ)、ベン・クレンショー(アメリカ)、タイガー・ウッズ(アメリカ)、フィル・ミケルソン(アメリカ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)に次ぐ、ロー・アマチュア獲得からチャンピオンになった7番目のプレーヤーとなりました。

また、ダスティン・ジョンソンに次いで、デビュー以来、8年連続でツアーチャンピオンシップに進出し、大記録と言える素晴しい成績を残しています。

抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げます。

2020-2021シーズンは、平均飛距離62位(299.9y)フェアウェイキープ率80位(62.25%)パーオン率69位(67.03%)とショットは良し悪しが頻繁に見られ、SG:パッティング(-0.433)とパッティングが決まらない印象でした。

2021-2022シーズンは、開幕戦に出場し6位タイと言う好スタートを切りました。

3年連続4回目の出場となる今大会での成績は、2015年大会に10位タイが最高成績であり、2020-2021シーズンは予選落ちという結果に終わっています。


最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!

シュライナーズ・チルドレンズ・オープンのテレビ放送

【BS放送】NHK BS1で3日目のラウンドをライブ放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!

:生中継

【BS放送】NHK BS1

10月10日(日) 第3日

  • 07:00~09:00 (SUB102ch)
    ※延長あり

10月11日(月) 第4日(最終日)

  • 10:00~12:00 (SUB102ch)
    ※延長あり

 

【CS放送】ゴルフネットワーク 

全ラウンド生中継!!  ※日本時間

10月08日() 第1日

  • 06:00~09:00

10月09日() 第2日

  • 06:30~07:30

10月10日(日) 第3日

  • 06:45~07:00

10月11日(月) 第4日 (最終日)

  • 06:00~09:15
    ※延長あり

 

【動画配信】GOLFTV 

全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間

10月07日(木) 第1日

  • 22:30~翌09:00

10月08日() 第2日

  • 22:30~翌09:00

10月10日(日) 第3日

  • 06:00~09:00

10月11日(月) 第4日 (最終日)

  • 06:00~09:00

【GDOサイトで無料ライブ配信】

10月08日() 第1日

  • 06:00~08:00

10月09日() 第2日

  • 06:00~08:00

 

シュライナーズ・チルドレンズ・オープン 試合結果

コース Yardage Par
TPCサマーリン
(TPC Summerlin)
7,255 71

 

大会1日目(予選ラウンド)

大会1日目
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 07:02(23:02)
 S.スターリングス/T.グーチ/W.ザラトリス
 07:24(23:24)
 J.コクラック/S.ムニョス/L.ウーストハイゼン
 12:13(04:13)
 S.バーンズ/A.アンサー/B.ケプカ
 12:24(04:24)
 M.レアード/W.シンプソン/S.シェフラー 
 12:35(04:35)
 E.ファン・ロイエン/J.ニーマン/R.ファウラー 
10番ホールスタート
 07:13(23:13)
 松山英樹/V.ホブランド/A.スコット
 07:24(23:24)
 H.イングリッシュ/P.リード/R.パーマー
 07:46(23:46)
 S.シンク/C.コナーズ/P.ケーシー

※時差:日本は16時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間10月07日(木)の06:40だと日本時間10月07日(木)の22:40あたり、現地時間10月07日(木)の13:41だと日本時間10月08日(金)の05:41になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 カン・ソンフン -10 61
T2 イム・ソンジェ -8 63
  チャーリー・ホフマン -8 63
  チャド・ラミー -8 63
T5 アダム・シェンク -7 64
  テイラー・グーチ -7 64
  チェッソン・ハドリー -7 64
  マット・ジョーンズ -7 64
  マシュー・ウルフ -7 64
T10 ニック・テイラー -6 65
  松山 英樹 -6 65
  ルイ・ウーストハイゼン -6 65
  テイラー・ペンドリス -6 65
  ブランドン・ハジー -6 65
  アニルバン・ラヒリ -6 65
  ロリー・サバティーニ -6 65

【詳細】
松山 英樹
7バーディ、1ボギー(65)

10時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温23.3℃、湿度39%、風速1.8m/s(東南東)というコース・コンディションの中、144名による予選ラウンド1日目が行われた。

予選ラウンド1日目を終えてトップに立ったのは、2019年の「AT&T Byron Nelson」以来となるPGAツアー2勝目を狙う34歳のカン・ソンフン。

カン・ソンフンは、フェアウェイキープ率が64.29% (9/14)ながら、パーオン率88.89% (16/18)、パーオン時における平均パットが1.438とアイアンショットとパッティングがかみ合った安定感のあるプレーで、10番スタートの前半を5アンダーで折り返すと、3番で3パットのボギーを叩いたものの、6番で6.0m、最終ホールとなった9番Par5では、5.4mのイーグルパットを決め、後半もスコアを伸ばし、1イーグル、9バーディ、1ボギー(61)でラウンド、10アンダー2位に2打差をつけ、最高のスタートを切った。

2打差の2位タイには、フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パーオン時における平均パットが1.571と安定したプレーを見せ、12番からの5連続バーディを含む1イーグル、6バーディを奪い、ボギーフリーとなる(63)をマークした同じ韓国のイム・ソンジェとPGAツアー5勝目を狙うベテラン44歳のチャーリー・ホフマン、ツアールーキーのチャド・ラミーが8アンダーで並んだ。

7アンダー・5位タイには、復活を期すマシュー・ウルフら5名、6アンダー・10位タイには、松山英樹やルイ・ウーストハイゼンら7名が並ぶ大混戦となった。

2週連続優勝を狙うサム・バーンズは、5アンダー・17位タイ、ウィル・ザラトリスは、3アンダー・60位タイで初日を終えた。

10番でバーディを奪い、幸先の良いスタートを切った松山英樹は、12番で7.1mを決めてバーディ、続く13番Par5も確実にバーディ、その後は、あまりチャンスが無かったものの、18番でバーディを奪い、前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半に入り、2番で11.0mを決めてバーディ、7番で3パットのボギーを叩いたものの、続く8番で下りの難しいスライスラインを決めるなど上がり2ホールを連続バーディとし、ホールアウト。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率72.22% (13/18)とショットは良くなかったものの、全体的にパッティングに冴えを見せ、7バーディ、1ボギー(65)でラウンド、6アンダー・10位タイと好位置で初日を終えた。

大会2日目(予選ラウンド)

大会2日目
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 12:13(04:13)
 松山英樹/V.ホブランド/A.スコット
 12:24(04:24)
 H.イングリッシュ/P.リード/R.パーマー
 12:46(04:46)
 S.シンク/C.コナーズ/P.ケーシー
10番ホールスタート
 07:13(23:13)
 S.バーンズ/A.アンサー/B.ケプカ
 07:24(04:24)
 M.レアード/W.シンプソン/S.シェフラー 
 07:35(04:35)
 E.ファン・ロイエン/J.ニーマン/R.ファウラー 
 12:02(04:02)
 S.スターリングス/T.グーチ/W.ザラトリス
 12:24(04:24)
 J.コクラック/S.ムニョス/L.ウーストハイゼン

※時差:日本は16時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間10月08日(金)の06:40だと日本時間10月08日(金)の22:40あたり、現地時間10月08日(金)の13:41だと日本時間10月09日(土)の05:41になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 イム・ソンジェ -14 65
  チャド・ラミー -14 65
T3 サム・バーンズ -13 63
  アダム・シェンク -13 65
5 アーロン・ワイズ -12 62
T6 アンドリュー・パットナム -11 64
  アダム・ハドウィン -11 64
  マット・ジョーンズ -11 67
  マシュー・ウルフ -11 67
  ロリー・サバティーニ -11 66
  ハリー・ホール -11 65
  テイラー・グーチ -11 67
T57 松山 英樹 -5 72

【詳細】
松山 英樹
3バーディ、4ボギー(72)

予選CUTライン:-5
W.シンプソン、R.ファウラー、W.ザラトリスは予選落ちとなりました。


14時00分時点での天候は、晴れ時々くもり、気温22.8℃、湿度53%、風速5.4m/s(南南西)というコース・コンディションの中、144名による予選ラウンド2日目が行われた。

予選ラウンド2日目を終えてトップに並んだのは、PGAツアー2勝目を狙うイム・ソンジェとツアールーキーでアメリカの29歳チャド・ラミー。

初日に続いてフェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率94.44% (17/18)、パーオン時における平均パットが1.647とショット・パッティングともに抜群の安定感を見せたイム・ソンジェは、出だしの10番でバーディを奪い、幸先の良いスタートを切ると、13番、15番でもバーディを奪い、前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入っても2番で7.0mを決めるなど1番、2番で連続バーディ、9番Par5でもバーディを奪い、2日目もボギーフリーとなる6バーディ(65)でラウンド、通算14アンダーで決勝ラウンド進出を決めた。

フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率94.44% (17/18)と抜群のショット力とパーオン時における平均パットが1.647と安定したパッティングを見せたチャド・ラミーは、11番、12番の連続バーディで幸先の良いスタートを切ると、その後も15番、17番、18番でバーディを奪い、前半スコアを5つ伸ばして折り返す。後半スタートの1番で3パットのボギーを叩いたものの、6番、9番でスコアを伸ばし、7バーディ、1ボギー(65)でラウンド、通算14アンダーでイム・ソンジェと並びトップタイで決勝ラウンド進出を決めた。

1打差の2位タイには、ボギーフリーとなる8バーディ(63)をマークし、2週連続優勝を狙うサム・バーンズとPGAツアー初優勝を目指す29歳のアダム・シェンクが、通算13アンダーで並んだ。

トップと2打差の単独5位には、13番からの4連続バーディを含む9バーディでボギーフリーとなる2日目のベストスコア(62)をマークしたアーロン・ワイズが通算12アンダーで決勝ラウンド進出を決めた。

初日、6アンダー・10位タイと好スタートを切った松山英樹は、5番でバーディを奪ったものの、6番でアプローチを寄せきれずボギー、9番Par5でバーディを奪い、前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半11番で2打目をグリーン奥にこぼすとアプローチもグリーンに乗らずボギー、13番Par5でバーディを奪ったものの、16番Par5ではティーショットを右に曲げ、そのボールがギャラリーの頭部を直撃するアクシデントが起こるなど、3オン3パットのボギー、最終18番もボギーとし、2日目は3バーディ、4ボギー(72)とスコアを1つ落とし、通算5アンダーでホールアウト。予選カットラインぎりぎりで決勝ラウンド進出を決めた。

大会3日目(決勝ラウンド)

大会3日目
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 07:15(23:15)
 松山英樹/A.スコット
 10:25(02:25)
 B.ケプカ/R.ワレンスキー
 12:40(04:40)
 A.ワイズ/A.パットナム
 12:50(04:50)
 S.バーンズ/A.シェンク
 13:00(05:00)
 イム・ソンジェ/C.ラミー

※時差:日本は16時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間10月09日(土)の06:50だと日本時間10月09日(土)の22:50あたり、現地時間10月09日(土)の13:00だと日本時間10月10日(日)の05:00になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 アダム・シェンク -18 66
2 マシュー・ウルフ -17 65
T3 アンドリュー・パットナム -16 66
  サム・バーンズ -16 68
  チャド・ラミー -16 69
6 イム・ソンジェ -15 70
T7 ハリー・ホール -14 68
  アダム・ハドウィン -14 68
9 ラント・グリフィン -13 64
T10 マシュー・ニースミス -12 65
  チャールズ・ハウエルIII -12 66
  ルイ・ウーストハイゼン -12 69
  ロリー・サバティーニ -12 70
  アーロン・ワイズ -12 71
T63 松山 英樹 -5 71

【詳細】
松山 英樹
4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)

13時00分時点での天候は、
晴れ時々くもり、気温23.3℃、湿度26%、風速3.1m/s(北西)というコース・コンディションの中、73名による決勝ラウンド3日目が行われた。

決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、PGAツアー初優勝を狙うアメリカの29歳アダム・シェンク。

トップと1打差の3位タイからスタートしたアダム・シェンクは、フェアウェイキープ率50.00% (7/14)とティーショットが安定せず、2番でティーショットを右に曲げてボギー、続く3番で6.9mのバーディパット決めてバウンスバックに成功するものの、5番でボギーと序盤から凌ぐプレーを強いられる。しかし、好調なアイアンショットとパッティングで7番から3連続バーディを奪い、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入り、11番でグリーン奥からの難しいアプローチを1.0mに寄せてパーを拾うなど、14番までは粘りのプレーを見せる。終盤1オン可能な15番と16番Par5で確実にバーディを奪い、最終18番でも2.3mのバーディパットを決め、
3日目7バーディ、2ボギー(66)とスコアを5つ伸ばし、通算18アンダー単独トップでホールアウト。PGAツアー初優勝に向け、絶好の位置で最終日を迎えることになった。

トップと1打差の2位には、2021-2022シーズンに入り、復調の兆しの見えるマシュー・ウルフが、ボギーフリーとなる1イーグル、4バーディ(65)でラウンドし、通算17アンダーでつけた。

2打差の3位タイには、2018年の「Barracuda Championship」以来となるPGAツアー2勝目を狙うアンドリュー・パットナムと2週連続優勝を狙うサム・バーンズ、最終組でラウンドしたツアールーキーでアメリカの29歳チャド・ラミーが通算16アンダーで並んだ。

5アンダー・57位タイからスタートした松山英樹は、3番でバンカーから1.3mに寄せるものの、パーパットが決まらずボギー、続く4番では、2打目をピン奥3.6mにつけバーディ、5番Par3ではティーショットをバンカーに入れ、2打目もグリーンオーバーのボギー、6番は4.0mのパットを決めてバーディ、9番Par5で確実にバーディを奪ったものの、出入りの激しいプレーでスコアを1つしか伸ばせず前半を6アンダーで折り返す。後半に入り、11番、12番とチャンスを逃すと、13番Par5でも2オンに成功しながら3パットのパーと波に乗れない展開が続く。16番Par5でバーディを奪ったものの、最終18番の2打目を池に打ち込み、4オン2パットのダブルボギー。ショット・パッティングともに波に乗れない展開の中、4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)とスコアを伸ばせず、通算5アンダー・63位タイに後退した。

大会最終日(決勝ラウンド)

大会最終日
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 07:35(23:35)
 松山英樹/E.グリジョ
 07:55(23:55)
 C.オルティス/B.ケプカ
 12:10(04:10)
 C.ハウエルIII/L.ウーストハイゼン
 12:40(04:40)
 C.ラミー/イム・ソンジェ
 12:50(04:50)
 A.パットナム/S.バーンズ
 13:00(05:00)
 A.シェンク/M.ウルフ

※時差:日本は16時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間10月10日(日)の06:50だと日本時間10月10日(日)の22:50あたり、現地時間10月10日(日)の13:00だと日本時間10月10日(月)の05:00になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 イム・ソンジェ -24 62
2 マシュー・ウルフ -20 68
T3 マーク・リーシュマン -19 63
  ロリー・サバティーニ -19 64
  アダム・シェンク -19 70
T6 ラント・グリフィン -18 66
  アダム・ハドウィン -18 67
T8 ヘイデン・バックリー -17 63
  アーロン・ワイズ -17 66
  ハリー・ホール -17 68
T67 松山 英樹 -4 72

【詳細】
松山 英樹
1イーグル、2バーディ、5ボギー(72)

14時00分時点での天候は、
晴れ、気温24.4℃、湿度18%、風速1.3m/s(東)というコース・コンディションの中、72名による決勝ラウンド最終日が行われた。

大混戦の中、素晴しいプレーで今大会を制したのは、PGAツアー1勝の韓国の23歳イム・ソンジェ。

トップと3打差の15アンダー・6位からスタートしたイム・ソンジェは、フェアウェイキープ率こそ57.14% (8/14)と低かったものの、パーオン率94.44% (17/18)、パーオン時における平均パットが1.471とアイアンショットとパッティングが素晴しく、出だしの1番で9.3mの長いバーディパットを決め、波に乗ると、4番でもバーディ、6番、7番で連続バーディ、9番Par5も確実にバーディを奪い、前半スコアを5つ伸ばして折り返す。後半に入り、12番で見られたアイアンショットに加え、パッティングが素晴しく、9番から5連続バーディを奪い、後続を一気に突き放すと、その後も危なげないプレーでホールアウト。終わってみれば、ボギーフリーとなる9バーディと最終日のベストスコア(62)をマークし、通算24アンダー・2位に4打差をつけて優勝。PGAツアー2勝目を飾った。

20アンダー・2位には、フェアウェイキープ率28.57% (4/14)、パーオン率61.11% (11/18)とショットに精彩を欠いたものの、2020-2021シーズンの「Shriners Hospitals for Children Open」以来、約1年ぶりのトップ10入りを果たし、復調の兆しの見えるマシュー・ウルフが、最終日も5バーディ、2ボギー(68)とスコアを3つ伸ばし、大会を終えた。

3位タイには、PGAツアー6勝の37歳マーク・リーシュマンと東京オリンピック銀メダリストの45歳ロリー・サバティーニのベテランと単独トップからスタートしたアダム・シェンクが、通算19アンダーで並んだ。

連覇のかかったマーティン・レアードは、16アンダー・11位タイ、2週連続優勝の期待がかかったサム・バーンズは、通算15アンダー・14位タイ、ブルックス・ケプカは、4アンダー・67位タイで大会を終えた。

5アンダー・63位タイからスタートした松山英樹は、出だしの1番でアプローチを寄せきれずボギー、2番も1.7mのパーパットを決めきれず、連続ボギーと流れの良くない中で迎えた5番Par3のティーショットをピンハイの63cmにつけてバーディ、8番でボギーを叩いたものの、9番Par5ではフリンジからの8.6mを決めてイーグル。前半アイアンショットとアプローチに精彩を欠きながらイーブンパーで折り返す。後半に入り、10番でバーディを奪ったものの、12番からアイアンショットの精度が悪くなり、終盤16番Par5では2打目を池に打ち込みボギー、続く17番Par3もバンカーからのアプローチが寄らず連続ボギーと最後まで波に乗れず、1イーグル、2バーディ、5ボギー(72)とスコアを1つ落とし、通算4アンダー・67位タイで大会を終えた。

STATISTICS

DA:DRIVING ACCURACY
  (フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
  (パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
  (平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
  (最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
  (パーオン時の平均パット数)
 

1位
イム・ソンジェ(Sungjae Im)

  DA GIR DD/LD PPG
ROUND1 85.71%
(12/14)
77.78%
(14/18)
318.2y
(328.0y)
1.571
ROUND2 71.43%
(10/14)
94.44%
(17/18)
310.5y
(354.0y)
1.647
ROUND3 78.57%
(11/14)
77.78%
(14/18)
311.2y
(347.0y)
1.471
ROUND4 57.14%
(8/14)
94.44%
(17/18)
325.5y
(334.0y)
2.000
TOTAL 73.21%
(41/56)
86.11%
(62/72)
316.3y
(354.0y)
1.661
RANK T34 2 48/T44 T15

 

2位
マシュー・ウルフ(Matthew Wolff)

  DA GIR DD/LD PPG
ROUND1 64.29%
(9/14)
100.00%
(18/18)
341.6y
(360.0y)
1.611
ROUND2 71.43%
(10/14)
77.78%
(14/18)
330.4y
(343.0y)
1.643
ROUND3 64.29%
(9/14)
66.67%
(12/18)
335.4y
(350.0y)
1.636
ROUND4 28.57%
(4/14)
61.11%
(11/18)
327.4y
(334.0y)
1.750
TOTAL 57.14%
(32/56)
76.39%
(55/72)
333.7y
(360.0y)
1.655
RANK T106 T40 7/T33 12

 

3位タイ
マーク・リーシュマン(Marc Leishman)

  DA GIR DD/LD PPG
ROUND1 64.29%
(9/14)
77.78%
(14/18)
315.4y
(339.0y)
1.643
ROUND2 78.57%
(11/14)
72.22%
(13/18)
337.0y
(366.0y)
1.538
ROUND3 64.29%
(9/14)
61.11%
(11/18)
327.4y
(381.0y)
1.400
ROUND4 78.57%
(11/14)
83.33%
(15/18)
329.1y
(342.0y)
1.545
TOTAL 71.43%
(40/56)
73.61%
(53/72)
327.2y
(381.0y)
1.528
RANK T42 T57 14/5 3

 

3位タイ
ロリー・サバティーニ(Rory Sabbatini)

  DA GIR DD/LD PPG
ROUND1 78.57%
(11/14)
77.78%
(14/18)
293.9y
(318.0y)
1.643
ROUND2 71.43%
(10/14)
83.33%
(15/18)
291.6y
(314.0y)
1.667
ROUND3 64.29%
(9/14)
55.56%
(10/18)
307.3y
(339.0y)
1.500
ROUND4 85.71%
(12/14)
77.78%
(14/18)
282.5y
(327.0y)
2.000
TOTAL 75.00%
(42/56)
73.61%
(53/72)
293.8y
(339.0y)
1.679
RANK T18 T57 136/T98 T27

 

3位タイ
アダム・シェンク(Adam Schenk)

  DA GIR DD/LD PPG
ROUND1 64.29%
(9/14)
77.78%
(14/18)
312.1y
(350.0y)
1.500
ROUND2 85.71%
(12/14)
83.33%
(15/18)
309.9y
(325.0y)
1.600
ROUND3 50.00%
(7/14)
77.78%
(14/18)
298.2y
(342.0y)
1.750
ROUND4 64.29%
(9/14)
66.67%
(12/18)
315.5y
(342.0y)
1.571
TOTAL 66.07%
(37/56)
76.39%
(55/72)
308.9y
(350.0y)
1.600
RANK T74 T40 86/T55 5

 

67位タイ
松山 英樹(Hideki Matsuyama)

  DA GIR DD/LD PPG
ROUND1 64.29%
(9/14)
72.22%
(13/18)
322.7y
(325.0y)
1.615
ROUND2 71.43%
(10/14)
72.22%
(13/18)
297.2y
(340.0y)
1.846
ROUND3 57.14%
(8/14)
66.67%
(12/18)
315.4y
(341.0y)
1.600
ROUND4 71.43%
(10/14)
55.56%
(10/18)
311.9y
(339.0y)
1.750
TOTAL 66.07%
(37/56)
66.67%
(48/72)
311.8y
(341.0y)
1.708
RANK T74 T110 72/T92 T45

 

優勝したイム・ソンジェは、アイアンショットの安定感に加え、パッティングを含むショートゲームも素晴しかった。2位となったマシュー・ウルフも3位タイの3名も比較的パッティング良かった。松山英樹は、ショット・パッティングともにあまり良くなく、特に、アイアンショットの方向性と縦距離にばらつきが多く、特徴の1つでもあったSCRAMBLINGが全体の97番目、SAND SAVESが0回の120番目とショートゲームに不安が残る結果となった。

全選手の結果

出場した全選手のリザルトと獲得賞金はPDFをご覧ください。 
 
※PGA公式サイト参照
※2022年大会(2021-2022シーズン)

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