2022年1月6日(木)~1月9日(日)にかけてアメリカ・ハワイ州マウイ島カパルアにあるプランテーション・コース・アット・カパルア(Plantation Course at Kapalua)で開催される2021-2022シーズンの第10戦「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(Sentry Tournament of Champions)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは、松山英樹が出場
※松山英樹は、2015年大会の初出場から2年連続5回目の出場となります。
セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ
1953年に「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」として初開催され、1999年からハワイに会場を移して70回目を迎える今大会は、2020-2021シーズンのPGAツアー優勝者と2021-2022シーズンのフォールシーズン(9月から11月)のPGAツアー優勝者、東京オリンピックの優勝者のみに出場資格が与えられるトーナメントとなっています。
ウィンターブレーク明けの2022年のツアー最初の大会としてハワイ州マウイ島カパルアにあるプランテーション・コース・アット・カパルア(Plantation Course at Kapalua)で開催されます。
トーナメント・レコード:31アンダー(261)アーニー・エルス(2003年)
コースレコード:62
過去10年の優勝者を見てみると、ダスティン・ジョンソン(2013年大会、2018年大会)とジャスティン・トーマス(2017年大会、2020年大会)の2名が2回の優勝を飾っています。
優勝者には、2023-2024シーズンまでの2年間のシード権、フェデックスカップポイントが500ポイントと4つのトーナメント(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ、ザ・プレーヤーズ選手権、マスタ-ズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権)の出場権が付与されます。
世界ランキング1位のジョン・ラームや同2位のコリン・モリカワ、2020-2021シーズンの年間王者に輝いたパトリック・キャントレー、3回目の優勝を目指すジャスティン・トーマスら世界ランキングトップ20から16名が出場します。
2021年の「マスタ-ズ・トーナメント」と2021-2022シーズンの「ZOZOチャンピオンシップ」で優勝し、出場資格を得た松山英樹も2年連続5回目の出場となります。
チャンピオン達による素晴らしいプレーが見応えとなります。
【パワー・ランキング】
1位:ジャスティン・トーマス
2位:コリン・モリカワ
3位:ザンダー・シャウフェレ
4位:ジョン・ラーム
5位:ジョーダン・スピース
6位:パトリック・キャントレー
7位:ヴィクトル・ホブランド
8位:ブライソン・デシャンボー
9位:イム・ソンジェ
10位:パトリック・リード
11位:ダニエル・バーガー
12位:エイブラハム・アンサー
13位:キャメロン・スミス
14位:サム・バーンズ
15位:テイラー・グーチ
セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 開催会場
【アメリカ・ハワイ州マウイ島カパルア】
プランテーション・コース・アット・カパルア(Plantation Course at Kapalua)
コース | Yardage | Par |
プランテーション・コース・アット・カパルア (Plantation Course at Kapalua) |
7,596 | 73 |
ハワイ州カパルアにある「プランテーション・コース・アット・カパルア」は、マウイ島の西、プウ・ククイ山の北西、多くのビーチがあるリゾート地に位置しています。
ハワイの雄大な自然の中、元はパイナップル畑だった場所に造られたコースです。
1991年にビル・クーアとマスタ-ズ・トーナメント2回(1984年、1995年)の優勝を含むPGAツアー19勝を誇るベン・クレンショーによって設計され、2019年に同じくビル・クーアとベン・クレンショーによって改修されたコースは、風光明媚な景色とPGAツアーで唯一のPar73のセッティングが特徴と言えます。
【特徴のあるホール】
・1番Par4:500yを越えるホール。
・15番Par5:傾斜も強く、強烈な打ち上げの2nd。
・17番Par4:550yと距離のあるコースを代表するホール。
・18番Par5:PGAツアーで最長の40mの打ち下ろしホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:セレブレーション・バミューダ
・ラフ:セレブレーション・バミューダ
・グリーン:ティフイーグル・バミューダ
Hole | Yardage | Par |
1 | 520 | 4 |
2 | 219 | 3 |
3 | 424 | 4 |
4 | 422 | 4 |
5 | 526 | 5 |
6 | 424 | 4 |
7 | 522 | 4 |
8 | 199 | 3 |
9 | 550 | 5 |
10 | 384 | 4 |
11 | 161 | 3 |
12 | 424 | 4 |
13 | 383 | 4 |
14 | 301 | 4 |
15 | 541 | 5 |
16 | 369 | 4 |
17 | 550 | 4 |
18 | 677 | 5 |
OUT | 3,806 | 36 |
IN | 3,790 | 37 |
Total | 7,596 | 73 |
セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ スケジュール
2022年1月06日(木)~1月09日(日)
【予選カットなし】
1月06日(木) 大会1日目
1月07日(金) 大会2日目
1月08日(土) 大会3日目
1月09日(日) 大会最終日
セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 賞金
【賞金総額】
$8,200,000
【優勝賞金 】
$1,340,000(2020-2021シーズン)
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した38名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2022年1月2日時点
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
国籍:スペイン
生年月日:1994年11月10日(27歳)
身長:188.0cm
体重:99.8kg
① PGAツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
恵まれた体格から生み出されるパワーを活かし、コンパクトなスウィングながら平均309.0yの飛距離と安定感抜群のアイアンショット、メンタル面の充実により世界のトップにまで上り詰めたスペインの26歳。
2020-2021シーズンは、平均飛距離19位(309.0y)パーオン率2位(71.93%)と抜群のショット力を活かしたプレーで1ラウンドあたりのバーディ数(4.51)平均スコア1位(69.300)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。
2020-2021シーズンは、22試合に出場し、優勝1回、2位2回、3位2回を含むトップ10入り15回、35位タイ以下では、予選落ち1回と途中棄権の2回だけと抜群の結果を残し、最終戦のツアーチャンピオンシップでは2位に終わり年間王者の獲得は成らなかったものの、賞金ランキングと世界ランキングでは1位に輝いています。
2021-2022シーズンは、開幕戦1試合(ライダーカップを除く)に出場し、予選落ちとなっています。
2018年大会の初出場から5年連続5回目の出場となる今大会での成績は、2018年大会の2位、2019年大会の8位タイ、2020年大会の10位、2021年大会の7位タイとすべてトップ10入りを果たしています。相性の良く、大会初制覇に期待がかかります。
パワーランキングは、4位。
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
国籍:アメリカ
生年月日:1997年2月6日(24歳)
身長:175.3cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:1勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日系4世でアマチュア時代には、世界アマチュアランキング1位も獲得し、2018-2019シーズン6月にプロに転向、PGAツアーに参戦すると、タイガー・ウッズが1997年8月に記録した25戦連続予選通過の最長記録に次ぐ22戦連続予選通過を記録するなど目覚ましい活躍をみせています。
更に、プロ転向後、僅か29試合目、しかもメジャー・トーナメント2戦目でメジャー・タイトル「全米プロゴルフ選手権」を獲得すると、2020-2021シーズンには「全英オープン」も制し、これまでにメジャー・トーナメント2勝を含むPGAツアー5勝を飾っています。
2021年10月17日時点で世界ランキング3位につけており、今後も注目度が最も高いプレーヤーの1人でしょう。
平均的な飛距離と身長175.3cmと決して大きくはない体格でありながらプレーに自信と品を感じ、技術的にクオリティが高く、メンタル面でもポジティブであり、平常心で戦える力を持ち合わせていて、マネジメントに関してもクレバーさを感じさせます。一方で、唯一のウィークポイントとなっているのがパッティングとなります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離112位(295.2y)ながら、パーオン率5位(70.80%)、SG:APPROACH THE GREEN(1.170)で1位、SG:TEE-TO-GREEN(1.528)で2位とショットに関しては世界トップクラスに対して、SG:PUTTING(-0.457)で178位とパッティングに課題を残したシーズンとなりました。
2021-2022シーズンは、3試合(ライダーカップを除く)に出場し、2位、7位タイ、5位タイと好スタートを切っています。
2020年大会の初出場から3年連続3回目の出場となる今大会での成績は、2年連続7位タイでのフィニッシュとなっています。
パワーランキングは2位。
ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年10月25日(28歳)
身長:177.8cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:4勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
アマチュア時代の2014年にカリフォルニア州・アマチュア・チャンピオンに輝き、2015年からPGAツアーの下部組織に当たるKORN FERRY TOURに参戦し、2016-2017シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに戦いの場を移し、PGAツアーで6年目のシーズンを迎えます。
ルーキー・イヤーとなった2016-2017シーズンの7月に行われた「The Greenbrier Classic」でPGAツアー初優勝を飾ると、プレーオフ・シリーズの最終戦「TOUR Championship」も制し、優勝2回を含むトップ10入り4回を成し遂げ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
その後も、2019年大会の「World Golf Championships-HSBC Champions」や「Sentry Tournament of Champions」で勝利を掴み、ビッグマッチに絶大な力を発揮するとともに、4勝すべてが逆転での勝利であることから、勝負強さも持ち合わせています。
2021年に開催された「東京オリンピック」では、ゴールド・メダリストに輝き、残りは、毎年期待されながら手が届かないメジャー・トーナメントの優勝になるでしょう。
PGAツアーの選手としては小柄ながら、安定したスウィングから放たれる300.0yを超す平均飛距離とアイアンショットのキレ、安定感のあるパッティングとすべてにおいて高いレベルのクオリティを維持しています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離22位タイ(307.6y)、SG:APPROACH THE GREEN(0.650)で14位、SG:PUTTING(0.480)で16位、SG:TEE-TO-GREEN(1.004)で17位、SG:TOTAL(1.484)で5位とバランスの取れた結果を残しています。
2021-2022シーズンは、3試合(ライダーカップを除く)に出場し、優勝とトップ10入りはないものの、まずまずのスタートを切っています。
2018年大会の初出場から5年連続5回目の出場となる今大会での成績は、2019年大会で優勝、その後も2020年大会で2位タイ、2021年大会で5位タイと抜群の結果を残しています。大会との相性の良さから優勝候補と言っても良いでしょう。
パワーランキングは3位。
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(29歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2010年アジア・パシフィックア・マチュアで日本人として初優勝を含む2連覇を達成し、2011年マスタ-ズ・トーナメントで日本人初のローアマチュアを獲得するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで9年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2013-2014シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide Insurance」で初優勝を飾り、3年間のシード権を獲得。2016-2017シーズンには、世界ゴルフ選手権で優勝したアジア人初のプレーヤーとなり、年間3勝をあげ、世界ランキング2位まで上り詰めました。
その後、通算5勝を飾る活躍を見せる中、2020-2021シーズン4月に行われたメジャー・トーナメント「マスターズ・トーナメント」で初のタイトルを獲得し、日本人初の男子メジャー・チャンピオンになりました。更に、ケリー・ミドルコフ(アメリカ)、ジャック・ニクラス(アメリカ)、ベン・クレンショー(アメリカ)、タイガー・ウッズ(アメリカ)、フィル・ミケルソン(アメリカ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)に次ぐ、ロー・アマチュア獲得からチャンピオンになった7番目のプレーヤーとなりました。
また、ダスティン・ジョンソンに次いで、デビュー以来、8年連続でツアーチャンピオンシップに進出し、大記録と言える素晴しい成績を残しています。
抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げます。
2020-2021シーズンは、平均飛距離62位(299.9y)フェアウェイキープ率80位(62.25%)パーオン率69位(67.03%)とショットは良し悪しが頻繁に見られ、SG:パッティング(-0.433)とパッティングが決まらない印象でした。
2021-2022シーズンは、4試合に出場し、「ZOZOチャンピオンシップ」の優勝1回を含むトップ10入り2回とフォールシーズンとしては、順調なスタートを切っています。
2015年大会の初出場から2年連続5回目の出場となる今大会での成績は、2021年大会で最下位の41位タイに終わったものの、2015年大会は3位タイ、2017年大会は2位、2018年大会は4位タイと4回出場して3回のトップ5入りを果たすなど相性の良い大会と言えるだけに、2022年最初の優勝に期待がかかります。
パワーランキングは、選出されず。
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズのテレビ放送
【BS放送】NHK BS1で3日目・最終日のラウンドをライブ放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!
生:生中継
【BS放送】NHK BS1
1月9日(日) 第3日
- 10:00~11:50 (101ch) 生
- 11:50~12:00 (SUB102ch) 生
※延長あり
1月10日(月) 第4日(最終日)
- 08:00~09:50 (101ch) 生
- 09:50~10:00 (SUB102ch) 生
※延長あり
【CS放送】ゴルフネットワーク
全ラウンド生中継!! ※日本時間
1月7日(金) 第1日
- 08:00~12:00 生
1月8日(土) 第2日
- 08:00~12:00 生
1月9日(日) 第3日
- 08:00~12:15 生
※延長あり
1月10日(月) 第4日 (最終日)
- 06:00~10:15 生
※延長あり
【動画配信】GOLFTV
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
1月7日(金) 第1日
- 05:15~12:00 生
1月8日(土) 第2日
- 05:15~12:00 生
1月9日(日) 第3日
- 05:15~12:00 生
1月10日(月) 第4日 (最終日)
- 03:30~10:00 生
【GDOサイトで無料ライブ配信】
1月7日(金) 第1日
- 08:00~11:00 生
1月8日(土) 第2日
- 08:00~11:00 生
セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 試合結果
コース | Yardage | Par |
プランテーション・コース・アット・カパルア (Plantation Course at Kapalua) |
7,596 | 73 |
大会1日目
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
09:50(04:50)
V.ホブランド/B.ケプカ
11:55(06:55)
T.フィナウ/B.デシャンボー
12:05(07:05)
松山英樹/P.ミケルソン
12:15(07:15)
C.モリカワ/P.リード
12:25(07:25)
J.スピース/J.トーマス
12:35(07:35)
J.ラーム/X.シャウフェレ
12:45(07:45)
P.キャントレー/H.イングリッシュ
※時差:日本は19時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間1月6日(木)の09:40だと日本時間1月7日(金)の04:40あたり、現地時間1月6日(木)の12:45だと日本時間1月7日(金)の07:45になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目
首位 | キャメロン・スミス | -8 | 65 |
T2 | ダニエル・バーガー | -7 | 66 |
ジョン・ラーム | -7 | 66 | |
パトリック・キャントレー | -7 | 66 | |
T5 | エリック・ファン・ロイエン | -6 | 67 |
ケビン・ナ | -6 | 67 | |
イム・ソンジェ | -6 | 67 | |
T8 | ガリック・ヒーゴ | -5 | 68 |
ジョエル・ダーメン | -5 | 68 | |
ブルックス・ケプカ | -5 | 68 | |
テイラー・グーチ | -5 | 68 | |
コリン・モリカワ | -5 | 68 | |
T13 | 松山 英樹 | -4 | 69 |
【詳細】
松山 英樹
5バーディ、1ボギー(69)
10時00分時点での天候は、晴れ、気温24.4℃、湿度72%、風速3.6m/s(北東)というコース・コンディションの中、38名による大会1日目が行われた。
大会1日目を終えてトップに立ったのは、フォールシーズンでトップ10入り2回と好調なスタートを切り、PGAツアー4勝目を狙うオーストラリアのキャメロン・スミス。
2番Par3でボギー叩き、スタートでつまずいたキャメロン・スミスだったが、続く3番Par4で2打目を1.2mにつけバーディ、バウンスバックに成功すると、5番Par5ではピン奥からの13.5mのパットを決めてイーグル。9番Par5でも3打目を1.9mにつけバーディ。2番ホールを除けば、安定感のあるプレーで着実にスコアを伸ばし、前半を3アンダーで折り返す。風が強くなった後半の11番Par3でティーショットをバンカーに入れ、ピンチを迎えるが、3.5mのパットを決めてパーで凌ぐと、13番Par4では1.1m、続く14番Par4でも2.2mにつけ、距離の短いホールで連続バーディ。さらに15番Par5でも11.4mのパットを決めて2つ目のイーグル。16番でもバーディを奪うなど、4ホールで5つスコアを伸ばす圧巻のプレーを披露。17番Par4、18番Par5では僅かにパットが決まらず、惜しくもスコアを伸ばせなかったものの、フェアウェイキープ率80.00% (12/15)、パーオン率77.78% (14/18)の安定したショットとパーオン時における平均パットが1.500、SG: PUTTINGが3.4261と素晴しく冴えを見せたパッティングで2イーグル、5バーディ、1ボギー(65)でラウンド、8アンダートップで初日を終えた。
トップと1打差の2位タイには、2020-2021シーズン最終戦「ツアーチャンピオンシップ」以来の試合でフェアウェイキープ率100.00% (15/15)、パーオン率88.89% (16/18)と抜群のショット力を見せ、8バーディ、1ボギー(66)でラウンドしたダニエル・バーガーと5番からの3連続バーディを含むボギーフリーとなる7バーディ(66)をマークした世界ランキング1位のジョン・ラーム、出だしの1番Par4でいきなりボギーを叩きながら、15番Par5のイーグルを含む13番から17番にかけて1イーグル、4バーディと一気にスコアを伸ばし、トータルでも1イーグル、6バーディ、1ボギー(66)でラウンドした2020-2021シーズンの年間王者パトリック・キャントレーの3名が、7アンダーで並んだ。
世界ランキング2位のコリン・モリカワは、7バーディ、2ボギー(68)でラウンドし、現時点でフェデックスカップポイントでトップを走るテイラー・グーチら5名と並んで5アンダーで初日を終えた。
パワーランキング3位のザンダー・シャウフェレは、ブライソン・デシャンボー、松山英樹と並んで4アンダー・13位タイ、ジョーダン・スピースは、2アンダー・25位タイとまずまずのスタートを切った。一方で連覇を狙うハリス・イングリッシュは、イーブンパー・35位、パワーランキング1位で最多の3回目の優勝を狙うジャスティン・トーマスは、9番Par5でダブルボギーを叩くなど、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(74)とスコアを崩し、1オーバー・36位タイと大きく出遅れた。
2021年10月の「ZOZOチャンピオンシップ」以来の試合となった松山英樹は、3番Par4でティーショットを左に曲げながらも3.3mのパットを決めてパーで凌ぐと、5番Par5で確実に2オンに成功、2パットのバーディ。9番Par5でチャンスがあったものの、前半はチャンスとなるようなバーディパットも少なかったが、スコアを1つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番から12番にかけて3.0mから4.0m前後のバーディチャンスにつけるものの、パットが決まらない展開が続く。しかし、距離の短い13番Par4で3.1mを決めてバーディ、14番Par4では93yの2打目をピン奥からバックスピンでピンそば51cmにつけ、確実にバーディ。15番Par5では、13.5mのイーグルパットを2つで決めてバーディ。16番Par4も92yの2打目をピン奥からバックスピンでピンそば1.4mにつけてバーディ、4連続バーディで一気に順位を上げる。しかし、最終18番Par5でティーショットを左のネイティブエリアに打ち込むと、3打目でもグリーンに届かず4オン。7.8mのパーパットも決まらずボギー。しかし、5バーディ、1ボギー(69)でラウンド、トップと4打差の4アンダー・13位タイで初日を終えた。
大会2日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
09:40(04:40)
P.リード/J.トーマス
10:30(05:30)
P.ミケルソン/J.スピース
11:00(06:00)
松山英樹/X.シャウフェレ
11:55(06:55)
T.グーチ/C.モリカワ
12:35(07:35)
J.ラーム/P.キャントレー
12:45(07:45)
C.スミス/D.バーガー
※時差:日本は19時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間1月7日(金)の09:40だと日本時間1月8日(土)の04:40あたり、現地時間1月7日(金)の12:45だと日本時間1月8日(土)の07:45になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目
首位 | キャメロン・スミス | -17 | 64 |
T2 | ジョン・ラーム | -14 | 66 |
ダニエル・バーガー | -14 | 66 | |
4 | パトリック・キャントレー | -13 | 67 |
T5 | 松山 英樹 | -12 | 65 |
イム・ソンジェ | -12 | 67 | |
7 | ケビン・ナ | -11 | 68 |
T8 | サム・バーンズ | -10 | 64 |
シーマス・パワー | -10 | 65 | |
キム・シウ | -10 | 65 | |
ザンダー・シャウフェレ | -10 | 67 | |
スチュワート・シンク | -10 | 67 | |
マーク・リーシュマン | -10 | 67 | |
ブルックス・ケプカ | -10 | 68 |
【詳細】
松山 英樹
1イーグル、7バーディ、1ボギー(65)
10時00分時点での天候は、晴れ、気温23.9℃、湿度76%、風速2.7m/s(北)というコース・コンディションの中、38名による大会2日目が行われた。
大会2日目を終えてトップをキープしたのは、初日8アンダーと好調なスタートを切ったPGAツアー4勝目を狙うオーストラリアのキャメロン・スミス。
1番Par4では2打目をバンカーに入れボギー、続く2番Par3では12.1mから3パットと出だしから連続ボギーの苦しいスタートとなったキャメロン・スミスだったが、3番、4番のPar4をパーで通過して迎えた5番Par5でショートサイドのフェアウェイからパターで10.8mの右に曲がるラインを読み切りイーグルを奪うと、続く6番Par4では2打目を1.8mにつけバーディ、7番Par4も残り205yの2打目を89cmにつけるスーパーショットを見せ、連続バーディ。3ホールでスコアを4つ伸ばすと、9番Par5でも3打目をバックスピンで69cmにつけ楽々バーディ。序盤つまずいたものの、前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入り、好調なパッティングで10番と12番のPar4でバーディを奪うと、チャンスホールの13番、14番のPar4ではスコアを伸ばせなかったが、15番Par5では2.7mのイーグル逃しのバーディ、16番Par4では2.1m、17番Par4では4.7mを決めてバーディ、最終18番Par5でも2オンに成功し、バーディ。上がりの4ホールを4連続バーディで締め、2日目も好調なパッティングで1イーグル、9バーディ、2ボギーと2日目のベストスコアタイ(64)をマークし、通算17アンダーでフィニッシュした。
トップと3打差の2位タイには、フェアウェイキープ率100.00% (15/15)、パーオン率100.00% (18/18)と抜群の安定感を見せ、この日もボギーフリーとなる7バーディ(66)をマークし、2日間ボギーフリーと隙の無いプレーを見せた世界ランキング1位のジョン・ラームと2日目もフェアウェイキープ率93.33% (14/15)、パーオン率88.89% (16/18)とショットに安定感が戻り、ボギーフリーとなる1イーグル、5バーディ(66)でラウンドしたダニエル・バーガーが、通算14アンダーで並んだ。
トップと4打差の4位には、パーオン率100.00% (18/18)と安定したプレーでボギーフリーとなる6バーディ(67)とスコアを6つ伸ばしたパトリック・キャントレーがつけた。
パワーランキング3位のザンダー・シャウフェレは、10アンダー・8位タイ、同2位のコリン・モリカワは、8アンダー・22位タイ、同1位のジャスティン・トーマスは、5アンダー・32位タイで2日目を終えた。
トップと4打差の13位タイからスタートした松山英樹は、2番Par3でショートサイドからのバンカーを確実によせてパーで切り抜けると、続く3番Par4でフェアウェイセンターからの2打目をピンハイ91cmにつけバーディ。5番Par5では、残り227yの2打目をピンハイ2.1mにつけイーグル、7番Par4では、5.7mのパットを決めてバーディと順調にスコアを伸ばす。8番Par3ではティーショットからアプローチ、パットと良くなくボギーとしたものの、9番Par5を楽々バーディとし、前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番Par4では、2.2mのバーディチャンスを活かせなかったものの、13番Par4では、ピンまで残り103yの2打目を10cmにつけるスーパーショットを放ちバーディ、続く14番でもピンまで残り90yの2打目をバックスピンで79cmにつけ連続バーディ。勢いは止まらず、15番Par5では2オンに成功し、楽々バーディ、16番Par4でも6.4mを決めて初日に続き、同じホールで4連続バーディ。最終18番Par5では初日に続き、ティーショットを左に曲げたものの、パーでホールアウト。アイアンショットとパッティングに冴えを見せ、1イーグル、7バーディ、1ボギー(65)と一気にスコアを8つ伸ばし、トップと5打差の通算12アンダー・5位タイまで順位を上げ、2日目のラウンドを終えた。
大会3日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
10:20(05:20)
J.スピース/J.トーマス
12:25(07:25)
K.ナ/S.バーンズ
12:35(07:35)
松山英樹/イム・ソンジェ
12:45(07:45)
D.バーガー/P.キャントレー
12:55(07:55)
C.スミス/J.ラーム
※時差:日本は19時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間1月8日(土)の09:50だと日本時間1月9日(日)の04:50あたり、現地時間1月8日(土)の12:55だと日本時間1月9日(日)の07:55になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会3日目
首位 | キャメロン・スミス | -26 | 64 |
ジョン・ラーム | -26 | 61 | |
3 | ダニエル・バーガー | -21 | 66 |
T4 | マット・ジョーンズ | -20 | 62 |
イム・ソンジェ | -20 | 65 | |
パトリック・キャントレー | -20 | 66 | |
7 | マーク・リーシュマン | -18 | 65 |
T8 | ジャスティン・トーマス | -17 | 61 |
松山 英樹 | -17 | 68 | |
T10 | キャメロン・デービス | -16 | 66 |
ケビン・キスナー | -16 | 66 | |
スチュワート・シンク | -16 | 67 | |
ケビン・ナ | -16 | 68 |
【詳細】
松山 英樹
5バーディ(68)
12時00分時点での天候は、晴れ、気温24.4℃、湿度68%、風速4.5m/s(北北東)というコース・コンディションの中、38名による大会3日目が行われた。
大会3日目を終えてトップに並んだのは、初日からトップをキープし、PGAツアー4勝目を狙うオーストラリアのキャメロン・スミスと2021年9月下旬の「ライダーカップ」以来、約2か月ぶりの試合ながら、ここまで素晴しいプレーを見せている世界ランキング1位のジョン・ラーム。
1番から3番にかけて難しいホールをパーで通過したキャメロン・スミスは、5番Par5で2オンに成功し、楽々バーディを奪うと、7番Par4では3.9mを決めてバーディ、9番Par5でも3打目をよせてバーディを奪い、前半は3番と6番でティーショットが乱れたものの、安定したプレーでスコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番Par4では2打目を1.5mにつけバーディ、続く11番Par3では6.3mを決めて連続バーディ。12番と13番のPar4ではチャンスを活かせなかったものの、チャンスホールである14番Par4と15番Par5で確実にバーディを奪う。さらに、16番Par4では2打目を2.0mにつけてバーディ、17番Par4でも8.8mのパットを決めるなど4連続バーディ。最終18番Par5ではスコアを伸ばせなかったものの、ボギーフリーとなる9バーディ(64)でフィニッシュ。フェアウェイキープ率は60.00% (9/15)だったが、パーオン率88.89% (16/18)、パーオン時における平均パット(1.563)とショットとパッティングともに安定したプレーを見せ、通算26アンダーでトップをキープした。
スタートの1番Par4から好調なショットでチャンスを作ったジョン・ラームは、2番Par3で4.6mを決めてバーディを先行させる。4番Par4でティーショットを右に曲げてOB、ボギーを叩いたものの、続く5番Par5で確実にバーディを奪い、バウンスバックに成功。6番Par4のチャンスは活かせなかったものの、7番Par4では4.3m、8番Par3ではティーショットを1.0mにつけるスーパーショット、9番Par5は2オン2パットで3連続バーディを奪い、前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番Par4では1.5m、続く11番Par3では4.7mを決めて連続バーディ。12番と13番のPar4ではチャンスを活かせなかったものの、14番Par4では1.3mを決めてバーディ、続く15番Par5では、残り220yの2打目をピンそば1.2mにつけるスーパーショットを見せてイーグル。さらに16番Par4では4.9m、17番Par4も8.8mを決めてバーディ、最終18番Par5でも確実にバーディを奪い、上り5ホールでスコアを6つ伸ばす圧巻のプレーを披露。フェアウェイキープ率80.00% (12/15)、パーオン率88.89% (16/18)、パーオン時における平均パット(1.375)と3日目もショット・パッティングともにほぼ完璧なプレーで1イーグル、11バーディ、1ボギーのコースレコード(61)をマーク、通算26アンダーで一気にトップに並んだ。
トップと5打差の3位には、14番からの5連続バーディを含む7バーディ(66)ボギーフリーでラウンドしたダニエル・バーガーが通算21アンダーでつけた。
トップを走るジョン・ラームと同じく2イーグル、8バーディのコースレコード(61)をマークしたジャスティン・トーマスが松山英樹と並んで通算17アンダー・8位タイに浮上した。
難しいホールが続く1番から3番をパーで通過し、まずまずのスタートを切った松山英樹は、5番Par5で2オンに成功し、バーディを奪ったものの、7番Par4と3打目をミスした9番Par5でスコアを伸ばせず、前半を終えた。後半12番Par4で2.1mのバーディパットを決めきれず、後半に入っても、なかなかチャンスを活かせない展開が続く。しかし、13番Par4でティーショットを右に曲げながらもカート道路で跳ねるラッキーを活かし、2打目を2.6mにつけバーディ、距離の短い14番Par4も1.9mを決めて連続バーディ。チャンスホールの15番Par5は3打目をよせきれずパー。16番Par4では1.6m、17番Par4でも3.9mを決めて連続バーディ。3日目は、ボギーフリーとなる5バーディ(68)でラウンドしたものの、全体的にショット・パッティングがかみ合わず、通算17アンダートップと9打差の8位タイに後退した。
大会最終日
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:20(03:20)
P.ミケルソン/H.イングリッシュ
09:35(04:35)
X.シャウフェレ/S.バーンズ
10:15(05:15)
松山英樹/C.デービス
10:25(05:25)
M.リーシュマン/J.トーマス
10:35(05:35)
イム・ソンジェ/P.キャントレー
10:45(05:45)
D.バーガー/M.ジョーンズ
12:55(05:55)
C.スミス/J.ラーム
※時差:日本は19時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間1月9日(日)の07:50だと日本時間1月10日(月)の02:50あたり、現地時間1月9日(日)の10:55だと日本時間1月10日(月)の05:55になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会最終日
優勝 | キャメロン・スミス | -34 | 65 |
2 | ジョン・ラーム | -33 | 66 |
3 | マット・ジョーンズ | -32 | 61 |
4 | パトリック・キャントレー | -26 | 67 |
T5 | コリン・モリカワ | -25 | 62 |
ジャスティン・トーマス | -25 | 65 | |
ダニエル・バーガー | -25 | 69 | |
T8 | ケビン・キスナー | -24 | 65 |
イム・ソンジェ | -24 | 69 | |
T10 | キャメロン・デービス | -23 | 66 |
マーク・リーシュマン | -23 | 68 | |
T13 | 松山 英樹 | -21 | 69 |
【詳細】
松山 英樹
5バーディ、1ボギー(69)
12時00分時点での天候は、晴れ、気温25.6℃、湿度61%、風速3.6m/s(北西)というコース・コンディションの中、38名による大会最終日が行われた。
最終18番まで縺れた世界ランキング1位のジョン・ラームとの優勝争いを制し、PGAツアー4勝目を飾ったのはオーストラリアのキャメロン・スミス。
フェアウェイキープ率93.33% (14/15)、パーオン率88.89% (16/18)、パーオン時における平均パット(1.625)と最終日も安定したプレーを見せたキャメロン・スミスは、難しいホールが続く1番から3番をパーで通過すると、4番Par4で2打目を1.6mにつけバーディ、続く5番Par5も確実にバーディを奪い、好調なスタートを切る。その後、8番Par3では7.0m、9番Par5は38cmを決めて連続バーディ。前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半に入り、好調なパッティングがショートする場面も見られたが、13番Par4では2.2mを決めてバーディ、続く14番Par4でも1オンに成功し、楽々バーディ。15番Par5も獲って3連続バーディ。そして、1打リードで迎えた最終18番Par5も2打目をグリーンのフリンジまで運ぶと、28.1mのアプローチも確実によせてバーディ。ボギーフリーとなる8バーディ(65)でラウンド、途中トップに並ばれる場面もあったものの、1打差をつけて逃げ切った。
初日から安定感抜群のプレーでトップを譲らず、トーナメント・レコードとなる通算34アンダーをマークした見事な優勝だった。
1打差の2位には、15番Par5で絶好のイーグルパットを外すなど、終盤惜しいチャンスを活かせなかった世界ランキング1位のジョン・ラームが、通算33アンダーで入った。
2打差の3位には、序盤からショットとパッティングがかみ合った素晴しいプレーを見せ、13番Par4では、残り85yの2打目を直接決めてイーグル、15番Par5でも2打目をピンそば1.2mにつけるスーパーショットを放ちイーグルを奪うなど、最終日2イーグル、8バーディとコースレコードタイに並ぶ(61)をマークした41歳オーストラリアのマット・ジョーンズが、通算32アンダーで入った。
通算26アンダー・4位には、2020-2021シーズンの年間王者パトリック・キャントレー、通算25アンダー・5位タイには、1イーグル、9バーディ(62)をマークした世界ランキング2位のコリン・モリカワら3名が並んだ。
通算17アンダー・8位タイからスタートした松山英樹は、難しい4番Par4で奥からのアプローチをよせきれず、ボギーと出だしからつまづいたものの、続く5番Par5で3打目のアプローチをよせてバーディ、6番Par4でも残り57yの難しいラフからのアプローチを手前から転がしてピンそば43cmによせて連続バーディ。しかし、9番Par5で1.1mのバーディパットを外し、リズムに乗れないまま、前半を終えた。後半に入っても4.0mから5.0m前後のパッティングが入らない展開が続く中、14番1オン可能なPar4でバーディを奪うと、15番Par5では、残り267yの難しいライからの2打目を2.4mにつけるスーパーショットを放つ。イーグルこそ獲れなかったものの、連続バーディ。その後も16番と17番のPar4でも絶好のバーディチャンスに掴むが、パッティングが入らずパー。最終18番では見事なアプローチからバーディを奪ったものの、5バーディ、1ボギー(69)と4つしかスコアを伸ばせず、通算21アンダー・13位タイで大会を終えた。
フェアウェイキープ率93.33% (14/15)、パーオン率88.89% (16/18)に対して、SG: PUTTINGが-3.653とパッティングが決まらなかった。
通算31アンダーというトーナメント・レコードを上位3名が更新し、コースレコードも3名が更新、1950年以降のPGAツアーでの最小スコアも3名が更新とハイスコアの展開となった今大会は、最後までハイレベルな戦いが繰り広げられた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
(最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
(パーオン時の平均パット数)
1位
キャメロン・スミス(Cameron Smith)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 80.00% (12/15) |
77.78% (14/18) |
289.6y (362.0y) |
1.500 |
ROUND2 | 66.67% (10/15) |
88.89% (16/18) |
300.0y (345.0y) |
1.500 |
ROUND3 | 60.00% (9/15) |
88.89% (16/18) |
300.6y (388.0y) |
1.625 |
ROUND4 | 93.33% (14/15) |
88.89% (16/18) |
320.5y (385.0y) |
1.563 |
TOTAL | 75.00% (45/60) |
86.11% (62/72) |
302.6y (388.0y) |
1.548 |
RANK | T14 | T5 | 4/T21 | 2 |
2位
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 86.67% (13/15) |
88.89% (16/18) |
279.4y (357.0y) |
1.750 |
ROUND2 | 100.00% (15/15) |
100.00% (18/18) |
309.9y (378.0y) |
1.778 |
ROUND3 | 80.00% (12/15) |
88.89% (16/18) |
292.0y (401.0y) |
1.733 |
ROUND4 | 60.00% (9/15) |
83.33% (15/18) |
302.8y (388.0y) |
1.375 |
TOTAL | 81.67% (49/60) |
90.28% (65/72) |
296.0y (401.0y) |
1.662 |
RANK | T6 | 1 | 10/4 | 10 |
3位
マット・ジョーンズ(Matt Jones)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 60.00% (9/15) |
66.67% (12/18) |
277.6y (364.0y) |
1.667 |
ROUND2 | 60.00% (9/15) |
83.33% (15/18) |
279.1y (371.0y) |
1.733 |
ROUND3 | 66.67% (10/15) |
94.44% (17/18) |
295.8y (400.0y) |
1.412 |
ROUND4 | 73.33% (11/15) |
94.44% (17/18) |
303.5y (380.0y) |
1.412 |
TOTAL | 65.00% (39/60) |
84.72% (61/72) |
289.0y (400.0y) |
1.541 |
RANK | T34 | T8 | 23/T5 | 1 |
13位タイ
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 66.67% (10/15) |
88.89% (16/18) |
273.6y (358.0y) |
1.813 |
ROUND2 | 73.33% (11/15) |
77.78% (14/18) |
280.3y (377.0y) |
1.571 |
ROUND3 | 53.33% (8/15) |
88.89% (16/18) |
284.7y (379.0y) |
1.750 |
ROUND4 | 93.33% (14/15) |
88.89% (16/18) |
280.1y (381.0y) |
1.750 |
TOTAL | 71.67% (43/60) |
86.11% (62/72) |
279.7y (381.0y) |
1.726 |
RANK | T20 | T5 | 34/T30 | 23 |
優勝したキャメロン・スミスは、ショットの安定感に加えて、SG: PUTTINGが6.464(パットで6ストローク以上伸ばしている)とパッティングが素晴しかった。2位のジョン・ラームは、2日目にフェアウェイキープ率、パーオン率ともに100.00%を記録するなど、ショットが素晴しかった。3位のマット・ジョーンズもショットに加え、SG: PUTTINGが6.340(パットで6ストローク以上伸ばしている)とパッティングが素晴しかった。松山英樹は、ショットに比べ、SG: PUTTINGが-2.096(パットで2ストローク以上落としている)とパッティングが決まっていなかった。
※2022年大会(2021-2022シーズン)
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