2020-2021シーズン「バレロ・テキサス・オープン」のテレビ放送予定と試合結果 松山英樹出場【PGA米国男子ツアー】

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2021年4月1日(木)~4月4日(日)にかけてアメリカ・テキサス州サンアントニオにあるTPCサンアントニオ=AT&Tオークスコース(TPC San Antonio – AT&T Oaks Course)で開催される2020-2021シーズン第27戦「バレロ・テキサス・オープン(Valero Texas Open)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。

日本からは松山英樹、小平智が出場

※両選手ともに初出場となります。

(2021.4.5)
・出場した全選手の最終結果(順位と獲得賞金)をPDFにて掲載しました。
・ジョーダン・スピースが地元テキサスで2017年「全英オープン」以来となる復活優勝。PGAツアー通算12勝目を飾った。松山英樹は通算3アンダー・30位タイで大会を終えた。

(2021.4.4)
・大会最終日の全選手及び松山英樹を含む注目選手の組み合わせを掲載しました。
・雷雨の影響による約2時間30分の遅れを受けて、大会3日目の全選手及び松山英樹を含む注目選手の組み合わせのスタート時間を修正しました。

(2021.4.3)
・大会3日目の全選手及び松山英樹を含む注目選手の組み合わせを掲載しました。
・予選ラウンドを終えて松山英樹は通算3アンダー・トップと6打差の14位タイ、小平智は9オーバー・130位タイで2週連続予選落ちとなりました。

(2021.4.2)
・初日を終えて松山英樹は5アンダー・トップと3打差の4位タイと好スタート、小平智は4オーバー・110位タイと大きく出遅れた。

(2021.3.31)
・大会1日目と2日目の松山英樹と小平智を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・パワーランキング1位はジョーダン・スピース、前回大会優勝のコーリー・コナーズが2位、3位ライアン・パーマー、4位マット・クーチャー、5位がチャーリー・ホフマン。

(2021.3.30)
・最終エントリーが確定した144名の出場選手をPDFにて掲載しました。
・今大会のホール・ロケーションを掲載しました。
 
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バレロ・テキサス・オープン

「バレロ・テキサス・オープン(ValeroTexas Open)」は同じ都市で開催された最も古いプロゴルフツアー・トーナメントであり、90回目となる今大会も、テキサス州サンアントニオで開催されます。

1922年に初開催された「バレロ・テキサス・オープン(ValeroTexas Open)」は、1899年に初開催の「ウエスタン・オープン(Western Open)」と1904年に初開催された「カナディアン・オープン(Canadian Open)」に次いで3番目に古いPGAツアー・トーナメントです。

また、1895年に初開催となるUSGAが運営する「USオープン(U.S. Open)」と1916年に初開催のPGA of Americaが運営する「PGAチャンピオンシップ(the PGA Championship)」を含めても、北米で5番目に古いプロ・トーナメントとなります。

翌週に行われるメジャー・トーナメント「マスターズ・トーナメント(Masters Tournament)」の最終調整の場としてだけではなく、出場権をかけた最後のチャンスを勝ち取る大会としても注目されます。

今大会は、上限5,000人のギャラリーを入れての開催となります。

今大会は、世界ランキング13位のトニー・フィナウ、前週2位に入ったスコッティ・シェフラー、前回覇者のコーリー・コナーズ、2021年に入って7試合中トップ10入り4回と好調なゴルフを見せているジョーダン・スピース、リッキー・ファウラー、フィル・ミケルソンが出場するフィールドになりました。

日本からは松山英樹と小平智が出場します。両選手ともに初出場となる今大会、松山英樹は翌週のマスターズ・トーナメントに向けた調整、小平智は上位進出が期待されます。

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バレロ・テキサス・オープン 開催会場

【アメリカ・テキサス州サンアントニオ】
TPCサンアントニオ(TPC San Antonio)

コース Yardage Par
AT&Tオークス・コース
(AT&T Oaks Course)
7,494 72

 

アメリカ・テキサス州サンアントニオにあるTPCサンアントニオは、2010年1月にオープンし、ゴルフの最も革新的な2人の建築家であるピート・ダイとグレッグ・ノーマンによって設計された「AT&Tオークス・コース」と「AT&Tキャニオンズ・コース」という2つの異なるチャンピオンシップ・ゴルフコースからなります。

AT&Tオークス・コースは、グレッグ・ノーマンとプレーヤーコンサルタントのセルヒオ・ガルシアによって設計され、モダンなトーナメント・スタイルのコース(広大な芝生エリアと観客の盛り上がり)を大事にし、PGAツアーのバレロ・テキサス・オープンのホスト役を務め、2010年からPGAツアーのバレロテキサスオープンの会場となっています。

AT&Tキャニオンズ・コースは、広いフェアウェイと隣接する700エーカー以上の自然保護区のパノラマ・ビューが一望できます。

前回大会よりも更に距離が延び、30m程の高低差のあるテキサス特有の起伏を活かしたデザインと狭い並木道のフェアウェイと大きくて起伏の激しいグリーン、戦略的に配置されたバンカーやクリークなどグレッグ・ノーマンらしい挑戦的なコースレイアウトとなっています。多彩なボールコントロール(ドロー、フェード)、コースマネジメント能力が求められます。

【特徴のあるホール】
・4番Par4:18ホール中、最も狭いフェアウェイ。
・5番Par4:フェアウェイが狭く、難しい。
・16番Par3:グリーンの真ん中にあるバンカー。
・17番Par4:18ホール中、最も広いフェアウェイで1オン可能なホール。
・18番Par4:フェアウェイを二分するクリークによって、戦略性が求められる素晴しい最終ホール。

【芝の種類】
・フェアウェイ/ラフ:バミューダ/ライ/フェスキュー
・グリーン:バミューダ/ポアトリビアリス
Hole Yardage Par
1 454 4
2 602 5
3 213 3
4 481 4
5 401 4
6 403 4
7 207 3
8 604 5
9 474 4
10 447 4
11 405 4
12 410 4
13 241 3
14 567 5
15 464 4
16 183 3
17 347 4
18 591 5
OUT 3,839 36
IN 3,655 36
Total 7,494 72
※2021年 HOLE LOCATIONS

バレロ・テキサス・オープン スケジュール

2021年4月1日(木)~4月4日(日)

4月1日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
4月2日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
4月3日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
4月4日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)

バレロ・テキサス・オープン 賞金

【賞金総額】

 $7,700,000

【優勝賞金 】

 $1,386,000

※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。

 

出場選手一覧

最終エントリーが確定した144名の出場選手はPDFをご覧ください。

注目選手

※選手情報及び世界ランキングは2021年3月28日時点

トニー・フィナウ(Tony Finau)
世界ランキング 13位
国籍:アメリカ
生年月日:1989年9月14日(31歳)
身長:193.0cm
体重:90.7kg

① PGAツアー:1勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・マスターズ:0勝
 ・全米オープン:0勝
 ・全英オープン:0勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:0回

立派な体格から繰り出される飛距離を武器に2015年にPGAツアーにデビューすると、2016年「Puerto Rico Open at Coco Beach」でツアー初優勝を飾りました。一方で9回も2位に終わるなど勝負弱さが露呈しています。

ハーフトップまでしかバックスウィングしないコンパクトなスウィングが特徴ですが、実際は最後まで上がるバックスウィングでフルショットするとPGAツアーNo.1の飛ばし屋と言われ、フルショット時のデータは、ボール初速206マイル、キャリー383ヤードを記録しました。(200マイルを超えることと1マイル上げることはかなり大変)

2020-2021シーズンは13試合に出場し、トップ10入り6回と安定した結果を残していますが、2位が2回と後一歩、優勝には届いていません。

4回目の出場となる今大会は、過去に3位タイ(2017年)の成績を収めています。

パワーランキングは9位。

スコッティ・シェフラー (Scottie Scheffler)
世界ランキング 22位
国籍:アメリカ
生年月日:1996年6月21日(24歳)
身長:190.5cm
体重:90.7kg

① PGAツアー:0勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・マスターズ:0勝
 ・全米オープン:0勝
 ・全英オープン:0勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:0回

2017年の全米オープンでローアマチュアを獲得すると、プロ転向後の2019年にはコーンフェリーツアー(下部ツアー)で2勝を挙げ、最優秀選手に輝きました。

PGAツアー初参戦となった2019-2020シーズンでは、優勝こそなかったものの、トップ5入り6回と安定した成績を残し、新人として最終戦のツアー・チャンピオンシップに進むと、フェデックスポイントランキングで5位に入り、新人賞を獲得しました。また、プレーオフシリーズ第1戦「ザ・ノーザントラスト」の第2ラウンドで「59」(PGAツアー史上11人目となる50台)を記録しました。

恵まれた体格を活かした飛距離を武器としたゴルフを展開し、数多くのバーディを量産しています。一方、アプローチやパッティング、集中力などの課題も見られます、

2020-2021シーズンは、14試合に出場してトップ10入り3回、予選落ち4回と結果にばらつきが目立ちますが、直近の世界ゴルフ選手権で5位、2位と抜群の成績を残しています。

2回目の出場となる今大会では、20位(2019年)に入っています。前週からの好調を維持していれば初優勝も見えてくるでしょう。

パワーランキングは6位。

松山 英樹(Hideki Matsuyama)
世界ランキング 25位
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(29歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg

① PGAツアー:5勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・マスターズ:0勝
 ・全米オープン:0勝
 ・全英オープン:0勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:0回

日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。

抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。

2019-2020シーズンに復調の兆しが見えてはいたが、2020-2021シーズンに入って15試合に出場し、トップ10入り1回、予選落ち3回となかなか結果に結びついていません。

直近の試合では結果こそついてきていませんが、ティーショットにも安定感があり、パッティングも良い日もあるなど、全体的には良くなっているように感じます。ショットとパッティングがかみ合えば、2017年「World Golf Championships-HSBC Champions」以来となる優勝も見えてくるでしょう。

パワーランキングは選出されず。

ジョーダン・スピース (Jordan Spieth)
世界ランキング 53位
国籍:アメリカ
生年月日:1993年7月27日(27歳)
身長:185.4cm
体重:79.4kg

① PGAツアー:11勝

② メジャー・トーナメント:3勝
 ・マスターズ:1勝
 ・全米オープン:1勝
 ・全英オープン:1勝
 ・全米プロゴルフ選手権:0勝

③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2015)

2009年と2011年に「全米ジュニア・アマチュア」を制し、タイガー・ウッズ以来2人目となる複数回優勝を成し遂げ、世界アマチュアランキング1位にも輝きました。

プロ転向後の2013年には、10代で「ジョン・ディア・クラシック」を制するなど初優勝1回を含むトップ10入り9回という歴史に残るルーキー・パフォーマンスを披露し、新人王に輝きました。

2015年には、タイガー・ウッズの大会記録に並ぶ通算18アンダーで「マスタ-ズ・トーナメント」を初制覇すると、「全米オープン」も初制覇、メジャー・トーナメント2勝を含む、歴史的なシーズン5勝を挙げ、世界ランキング1位、2015年の年間王者、年間最優秀選手の栄光を手にしました。

2016年の「マスタ-ズ・トーナメント」では、まさかの展開で連覇を逃したが、2017年には「全英オープン」のタイトルを獲得し、メジャー通算3勝を挙げる活躍を見せていましたが、2018年のトレーニング中に右手を怪我し、グリップの形を変えたことによる影響で思ったようなスウィングが出来なくなり、スランプに陥りました。

プレースタイルの特徴でもあるセンスを感じるショートゲームの上手さとパッティングはPGAツアー屈指であり、観客を魅了します。一方でドライバー・ショットの精度が課題とされています。

2020-2021シーズンは、13試合に出場してトップ10入り4回、予選落ち4回と結果にばらつきが目立ちますが、2021年に入ると7試合に出場し、トップ10入り4回と復調の兆しが見えてきています。

5回目の出場となる今大会では、2015年に2位に入っています。直近の好調を維持していれば2017年「全英オープン」以来の優勝も見えてくるでしょう。

パワーランキングは1位。


最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!

バレロ・テキサス・オープンのテレビ放送

【BS放送】NHK BS1で3日目・最終日のラウンドライブ放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!

:生中継

【BS放送】NHK BS1

4月4日(日) 第3日

  • 5:00~7:10 (101ch)
  • 7:10~7:20 (SUB102ch)
    ※延長あり

4月5日(月) 第4日(最終日)

  • 5:00~6:49 (101ch)
  • 6:49~7:00 (SUB102ch)
    ※延長あり
【CS放送】ゴルフネットワーク 

全ラウンド生中継!!  ※日本時間

4月2日() 第1日

  • 5:00~8:00

4月3日() 第2日

  • 5:00~8:00

4月4日(日) 第3日

  • 2:00~7:15
    ※延長あり

4月5日(月) 第4日 (最終日)

  • 2:00~7:15
    ※延長あり
【動画配信】GOLFTV 

全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間

4月2日() 第1日

  • 5:00~8:00

4月3日() 第2日

  • 5:00~8:00

4月4日(日) 第3日

  • 2:00~7:00

4月5日(月) 第4日 (最終日)

  • 2:00~7:00

【GDOサイトで無料ライブ配信】

4月2日() 第1日

  • 5:00~7:00

4月3日() 第2日

  • 5:00~7:00

 

バレロ・テキサス・オープン 試合結果

コース Yardage Par
AT&Tオークス・コース
(AT&T Oaks Course)
7,494 72

 

大会1日目
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 08:31(22:31)
 B.スネデカー/小平智/D.ウィレット 
 12:53(02:53)
 J.ダーメン/C.チャンプ/T.フィナウ
 13:04(03:04)
 F.ミケルソン/M.クーチャー/松山英樹
 13:26(03:26)
 キム・シウ/L.グリフィン/A.ロング
10番ホールスタート
 07:47(21:47)
 B.マーティン/A.アンサー/C.デービス
 07:58(21:58)
 G.ウッドランド/R.ファウラー/S.シェフラー
 08:09(22:09)
 R.パーマー/C.コナーズ/J.スピース
 08:20(22:20)
 A.ランドリー/K.ブラッドリー/J.ウォーカー
 12:20(02:20)
 N.ワトニー/L.リスト/W.ゴードン

※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間4月1日(木)の7:25だと日本時間4月1日(木)の21:25あたり、現地時間4月1日(木)の14:21だと日本時間4月2日(金)の4:21あたりになると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目
首位 カミロ・ビジェガス -8 64
2T カン・ソンフン -6 66
  キャメロン・トリンガーリ -6 66
4T ジョーダン・スピース -5 67
  ノ・スンヨル -5 67
  松山 英樹 -5 67
7T スコッティ・シェフラー -4 68
  トム・ホージ -4 68
  フアン・セバスチャン・ムニョス -4 68
10T ケビン・スタドラー -3 69
  マット・ウォレス -3 69
  ビンセント・ウィーリー -3 69
110T 小平 智 +4 76

【詳細】
松山英樹
7バーディ、2ボギー(67)

小平智
2バーディ、6ボギー(76)

午前10時時点での天候は晴れ、気温15.0℃、風速4.5m/sというコンデションの中、大会1日目が行われた。

初日を終えてトップに立ったのは、2014年「Wyndham Championship」以来となるPGAツアー5勝目を狙うカミロ・ビジェガス。

10番ティーからスタートしたカミロ・ビジェガスは、出だしの10番でいきなりボギーのスタートとなったが、続く11番でチップインバーディ、18番でもチップインバーディと前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入っても2番からの4連続バーディを決めるなど、パーオン時における平均パット1.333が物語るように、長短のパットをことごとく決め、初日9バーディ、1ボギー(64)をマーク、通算8アンダーと最高の滑り出しをきった。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率50.00% (9/18)とショットのクオリティは低かったものの、2回のチップインなどパッティングを含めたショートゲームに冴えを見せた。

2打差の2位タイには、ともにPGAツアー2勝目を目指すカン・ソンフンとキャメロン・トリンガーリが通算6アンダーで並んだ。

3打差の4位タイには、直近の6試合でトップ10入り4回と結果を残し、復活優勝が待たれるパワーランキング1位のジョーダン・スピースとノ・スンヨル、そして久々の優勝の期待がかかる松山英樹が通算5アンダーで並んだ。

4打差の7位タイには、前週のマッチプレーで決勝まで進出したスコッティ・シェフラー、トム・ホージ、フアン・セバスチャン・ムニョスがつけた。

この試合で優勝し、マスタ-ズ・トーナメントの出場権を獲得したいリッキー・ファウラーは、ショット・パッティングともに精彩を欠き、通算4オーバー・110位タイと大きく出遅れ、マスタ-ズ・トーナメントの出場権獲得は厳しくなった。

1番スタートとなった松山英樹は、ティーショットが大きく曲がる場面も見られたが、全体的にショットとパッティングが良く、チップインを決めるなどショートゲームにも冴えを見せた。

小平智は、またしてもショットの調子は悪くないが、パッティングが決まらないという展開になり、通算4オーバー・110位タイと大きく出遅れた。

大会2日目
天候:くもりのち晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 07:25(21:25)
 N.ワトニー/L.リスト/W.ゴードン
 12:42(02:42)
 B.マーティン/A.アンサー/C.デービス
 12:53(02:53)
 G.ウッドランド/R.ファウラー/S.シェフラー
 13:04(03:04)
 R.パーマー/C.コナーズ/J.スピース
 13:15(03:15)
 A.ランドリー/K.ブラッドリー/J.ウォーカー
10番ホールスタート
 07:58(21:58)
 J.ダーメン/C.チャンプ/T.フィナウ
 08:09(22:09)
 F.ミケルソン/M.クーチャー/松山英樹
 08:31(22:31)
 キム・シウ/L.グリフィン/A.ロング
 13:26(03:26)
 B.スネデカー/小平智/D.ウィレット 

※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間4月2日(金)の7:25だと日本時間4月2日(金)の21:25あたり、現地時間4月2日(金)の14:21だと日本時間4月3日(土)の4:21あたりになると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目
首位 キャメロン・トリンガーリ -9 69
2T マット・ウォレス -7 68
  ジョーダン・スピース -7 70
4T ケビン・スタドラー -5 70
  カイル・スタンリー -5 68
  エリック・ファン・ロイエン -5 68
  ブラント・スネデカー -5 67
8T マット・クーチャー -4 70
  カミロ・ビジェガス -4 76
  ルーカス・グローバー -4 67
  ブランドン・ハジー -4 70
  アニルバン・ラヒリ -4 69
 
ドク・レッドマン
-4 68
14T
松山 英樹
-3 74
130T 小平 智 +9 77

【詳細】
松山英樹
2バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(74)

小平智
4バーディ、7ボギー、1ダブルボギー(77)

予選CUTライン:+2
小平智、トニ-・フィナウ、フィル・ミケルソンは予選落ちとなりました。

午前10時時点での天候はくもり、気温16.1℃、風速2.2m/sというコンデションの中、大会2日目が行われた。

予選2日目を終えてトップに立ったのは、2015年「Franklin Templeton Shootout (with Jason Day)
」以来となるPGAツアー2勝目を狙うキャメロン・トリンガーリ。

10番ティーからスタートしたキャメロン・トリンガーリは、出だしの10番、11番で連続ボギーと苦しいスタートとなったが、13番から5連続バーディを決め、流れを取り戻すと、後半は2バーディ、2ボギーとスコアをまとめ、2日目は7バーディ、4ボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、通算9アンダー単独トップに躍り出た。
フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率66.67% (12/18)とショットのクオリティは低かったものの、パッティングが良かった。

2打差の2位タイには、ヨーロピアンツアーで活躍し、4勝をマークしているマット・ウォレスと直近の試合でも好調を維持し、復活優勝が待たれるジョーダン・スピースが通算7アンダーで並んだ。

4打差の4位タイには、ケビン・スタドラー、カイル・スタンリー、エリック・ファン・ロイエン、ブラント・スネデカーの4人が通算5アンダーでつけ、5打差の通算4アンダー・8位タイには、ベテランのマット・クーチャー、初日トップに立ったものの、2日目大きくスコアを落としたカミロ・ビジェガスら6人が並んだ。

この試合で優勝し、マスタ-ズ・トーナメントの出場権を獲得したいリッキー・ファウラーは、4バーディ、0ボギー(68)とボギーフリーのラウンドで通算イーブンパー・32位タイに順位を上げた。マスタ-ズ・トーナメントの出場権獲得に望みをつないだ。

10番スタートとなった松山英樹は、12番のティーショットを大きく左に曲げ、4オン2パットのダブルボギースタートと出鼻をくじかれる展開の中、何とか粘りを見せ、2バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(74)でラウンドし、スコアを落としたものの、通算3アンダートップと6打差の14位タイで決勝ラウンド進出を決めた。フェアウェイキープ率35.71% (5/14)、パーオン時における平均パットが2.000と初日とは違う苦しいラウンドとなった。

小平智は、出だしの10番、11番で連続ボギーと苦しいスタートからバーディを奪うなど前半はスコアを1つ落とすだけに抑えたが、後半に入りダブルボギーを含め、一気にスコアを6つ落とし万事休す。スコアを5つ落とし通算9オーバー・130位タイで2週連続予選落ちとなった。

大会3日目
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 12:13(02:13)
 C.シュワーツェル/R.ファウラー/K.ブラッドリー
 13:30(03:30)
 松山英樹/K.ミッチェル/C.ホフマン
 14:25(04:25)
 C.トリンガーリ/M.ウォレス/J.スピース
10番ホールスタート
 13:41(03:41)
 J.ダーメン/C.チャンプ/L.グリフィン

※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間4月3日(土)の12:13だと日本時間4月4日(日)の02:13あたり、現地時間4月3日(土)の14:25だと日本時間4月4日(日)の4:25あたりになると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧くださいバレロ・テキサス・オープン 組合せ
大会3日目
首位 マット・ウォレス -12 67
  ジョーダン・スピース -12 67
3 チャーリー・ホフマン -10 65
4 キャメロン・トリンガーリ -8 73
5 アニルバン・ラヒリ -7 69
6T トム・ホージ -6 66
  ゲーリー・ウッドランド -6 67
  ルーカス・グローバー -6 70
  マット・クーチャー -6 70
10T クリス・カーク -5 67
  チェッソン・ハドリー -5 66
  フアン・セバスチャン・ムニョス -5 69
 
ブラント・スネデカー
-5 72
 
カミロ・ビジェガス
-5 71
 
カイル・スタンリー
-5 72
 
エリック・ファン・ロイエン
-5 72
26T
松山 英樹
-2 73

【詳細】
松山英樹
3バーディ、4ボギー(73)

午前15時時点での天候はくもり、気温22.8℃、風速5.8m/sというコンデションの中、78人による決勝ラウンド3日目が行われた。

雷雨の影響でスタート時間が2時間30分遅れてのラウンドとなった決勝ラウンド3日目を終えてトップに立ったのは、2019-2020シーズンからPGAツアーにフル参戦したマット・ウォレスと直近の試合で復活の兆しが見える
ジョーダン・スピース。

1番、2番と連続バーディでスタートしたマット・ウォレスは、体幹の強さを活かした安定感のあるショットを武器に、難しい前半でスコアを2つ伸ばして折り返すと、フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率72.22% (13/18)でありながらパーオン時における平均パットが1.692と後半も要所を抑えたプレーを展開、この日、6バーディ、1ボギー(67)でラウンド。
もう1人のジョーダン・スピースもボギー先行の苦しい立ち上がりながら9番でバーディを決めるなど粘りを見せて前半スコアを戻して折り返すと、12番でバーディを奪い、流れを取り戻す。14番、15番でも連続バーディ、17番では、すごく難しい位置から2ndのスーパーショット(ロブショット)を披露し、バーディ。18番もバーディを決め、この日、6バーディ、1ボギー(67)でラウンド。特に後半のプレーは素晴しかった。

ジョーダン・スピースの復活優勝のカギは、課題のフェアウェイキープ率35.71% (5/14)と勝ちきれるかでしょう。(3日目を終えてトップだったが最終日に崩れて優勝を逃す試合が2試合続いた)

2打差の3位には、2016年に今大会を制しているチャーリー・ホフマンがつけた。3日目は、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率94.44% (17/18)、パーオン時における平均パット1.706とショット・パッティングともに素晴しく、16番からの3連続バーディを含む、1イーグル、6バーディ、1ボギーと3日目のベストスコア(65)でラウンド。初日の95位タイから14位タイ、そして3位タイと順位を上げた。

4打差の4位には、後半3連続ボギーと叩くなど苦しい場面もあったが、終始、力感もなく落ち着いたプレーを見せ、297試合目でのPGAツアー初優勝を目指すキャメロン・トリンガーリがつけた。

6打差の6位タイには、ゲーリー・ウッドランド、マット・クーチャーら4人、7打差の10位タイには、18番で107yの3rdショットを決め、イーグルを奪ったブラント・スネデカーら7人が並んだ。


この試合で優勝し、マスタ-ズ・トーナメントの出場権を獲得したいリッキー・ファウラーは、通算3アンダー・21位タイに順位を上げ、PGAツアーデビュー以来10年連続出場のマスタ-ズ・トーナメントの出場権獲得に僅かな望みをつないだ。

難しい1番でボギー・スタートとなった松山英樹は、流れに乗れず、4番、5番(アイアンでのティーショットが右に大きく曲がる)もボギー、7番でバーディを奪うが、6番、8番でチャンスを物に出来ない。9番ではティーショットを左に大きく曲げると2ndショットがまさかのシャンク。このホールもボギーと苦しい展開の中、後半もチャンスを決めきれない。流れを掴みかけたときに大きなミスが出るなど、この日も3バーディ、4ボギー(73)とスコアを1つ落とし、通算2アンダー・26位タイと順位を落とした。


大会最終日
天候:晴れのちくもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 10:01(00:01)
 G.マクドウェル/カン・ソンフン/松山英樹
 10:56(00:56)
 B.ハジー/K.スタドラー/R.ファウラー
 11:40(01:40)
 G.ウッドランド/L.グローバー/M.クーチャー
 12:02(02:02)
 M.ウォレス/J.スピース/C.ホフマン
10番ホールスタート
 10:12(00:12)
 R.サバティーニ/L.グリフィン/S.シェフラー
 11:40(01:40)
 J.ダーメン/C.チャンプ/B.ホスラー
 12:02(02:02)
 B.スティール/W.ゴードン/K.ヴェンチュラ

※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間4月4日(日)の09:50だと日本時間4月4日(日)の23:50あたり、現地時間4月4日(日)の12:02だと日本時間4月5日(月)の2:02あたりになると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください

バレロ・テキサス・オープン 組合せ

大会最終日
優勝 ジョーダン・スピース -18 66
2 チャーリー・ホフマン -16 66
3 マット・ウォレス -14 70
4 ルーカス・グローバー -12 66
5 アニルバン・ラヒリ -10 69
6T ブラント・スネデカー -9 68
  クリス・カーク -9 68
  ゲーリー・ウッドランド -9 69
9T パットン・キザイア -8 65
  フアン・セバスチャン・ムニョス -8 69
  キャメロン・トリンガーリ -8 72
30T
松山 英樹
-3 71

【詳細】
松山英樹
1イーグル、5バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(71)

午後13時時点での天候は晴れ時々くもり、気温21.7℃、風速4.5m/sというコンデションの中、78人による決勝ラウンド最終日が行われた。

最終組で一緒にラウンドしたチャーリー・ホフマンとの大接戦を制し、多くのファンが待ち望む復活優勝を果たしたのは、地元テキサス出身のジョーダン・スピース。

トップタイでスタートしたジョーダン・スピースは、2番、3番で連続バーディを奪うなど、出だしの3ホールで素晴しいスタートを切ると、6番、8番でもバーディを奪い、前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入り12番でバーディパットを決め、一歩抜け出すと、14番、17番でもバーディを奪い、追い下がるチャーリー・ホフマンを突き放し、そのままリードを保ったままフィニッシュ。前半から流れを掴み、課題のフェアウェイキープ率も71.43% (10/14)と安定、パッティングも素晴らしく2020-2021シーズン初優勝、2017年「The Open Championship」以来となる4年ぶりのPGAツアー12勝目を飾った。

ジョーダン・スピースは、2020-2021シーズン3回目(過去2回はフェニックス・オープンは4位タイ、ペブルビーチ・プロアマでは3位タイ)となる最終日トップからのスタートで勝ち切れるかに注目が集まる中、ショットも切れ、パッティングも素晴らしく、盤石な体制で終始、流れもパターンも良い形を保ったプレーを展開した。

忘れられない復活優勝は、ジョーダン・スピースに確固たる自信を取り戻させ、元のグリップに戻したスウィングに自信を与え、復活を証明するものとなった。

2打差の通算16アンダー・2位には、ボギーフリーの6バーディ(66)でラウンドし、最終ホールまで優勝争いを演じた44歳ベテランのチャーリー・ホフマンが入った。前半3番、5番、6番とバーディを奪い、スコアを3つ伸ばし、2打差のまま後半に突入する。後半の10番から12にかけてのピンチをことごとくパーで凌ぐと、13番でチップインバーディを決め、1打差に迫るなど、最後まで粘りのプレーを見せた。15回出場しすべて予選通過、2016年の優勝を1回を含むトップ5入り4回と抜群の成績を残している相性の良い大会で、初日3オーバーからの見事なカムバックだった。

4打差の3位には、トップタイからスタートし、PGAツアー初優勝を目指したマット・ウォレスが入った。安定したショットが持ち味だぅたが、最終日はフェアウェイキープ率50.00% (7/14)とティーショットが乱れた。

4位には、通算12アンダーのルーカス・グローバー、5位には通算10アンダーのアニルバン・ラヒリが入った。

この試合で優勝し、マスタ-ズ・トーナメントの出場権を獲得したいリッキー・ファウラーは、通算5アンダー・17位タイに終わり、PGAツアーデビュー以来10年連続出場のマスタ-ズ・トーナメントの出場権獲得はならなかった。2位に入ったチャーリー・ホフマン、6位タイのブラント・スネデカーも同様だった。

松山英樹は、出だしの2番、4番でバーディと幸先良いスタートを切ったが、9番でティーショットを左サイドに曲げ左打ちで出すだけのボギー、10番もアプローチが寄らずボギーと苦しい流れの中、11番残り133yの2ndショットを直接決めイーグルを奪う。しかし、15番でティーショットが曲がりアンプレアブルのボギー、16番、17番を連続バーディで締めたものの、流れが目まぐるしく変わる出入りの激しいゴルフだった。全体的にパッティングの出来は良かったが、ミスの幅が大きかった。

来週のメジャートーナメント「マスタ-ズ・トーナメント」では、初日のようなプレーが見られることに期待したい。

STATISTICS
DA:DRIVING ACCURACY
  (フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
  (パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
  (平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
  (最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
  (パーオン時の平均パット数)

1位

ジョーダン・スピース(Jordan Spieth)

  DA GIR DD/LD PPG
ROUND1 42.86%
(6/14)
50.00%
(9/18)
291.1y
(334.0y)
1.444
ROUND2 57.14%
(8/14)
44.44%
(8/18)
303.9y
(339.0y)
1.500
ROUND3 35.71%
(5/14)
72.22%
(13/18)
317.1y
(334.0y)
1.692
ROUND4 71.43%
(10/14)
66.67%
(12/18)
313.9y
(332.0y)
1.417
TOTAL 51.79%
(29/56)
58.33%
(42/72)
306.5y
(339.0y)
1.524
RANK T78 T66 T33/T62 1

 

2位
チャーリー・ホフマン(Charley Hoffman)

  DA GIR DD/LD PPG
ROUND1 71.43%
(10/14)
55.56%
(10/18)
304.3y
(324.0y)
2.100
ROUND2 71.43%
(10/14)
66.67%
(12/18)
310.2y
(332.0y)
1.417
ROUND3 71.43%
(10/14)
94.44%
(17/18)
316.3y
(340.0y)
1.706
ROUND4 64.29%
(9/14)
61.11%
(11/18)
326.4y
(339.0y)
1.636
TOTAL 69.64%
(39/56)
69.44%
(50/72)
314.3y
(334.0y)
1.700
RANK 11 T8 T9/T56 38

 

30位タイ
松山 英樹(Hideki Matsuyama)

  DA GIR DD/LD PPG
ROUND1 57.14%
(8/14)
72.22%
(13/18)
299.5y
(403.0y)
1.538
ROUND2 35.71%
(5/14)
72.22%
(13/18)
317.8y
(323.0y)
2.000
ROUND3 57.14%
(8/14)
50.00%
(9/18)
291.0y
(318.0y)
1.667
ROUND4 35.71%
(5/14)
55.56%
(10/18)
292.8y
(318.0y)
1.400
TOTAL 46.43%
(26/56)
62.50%
(45/72)
300.3y
(403.0y)
1.667
RANK T109 T35 T67/T1 T18

 

130位タイ
小平 智(Satoshi Kodaira)

  DA GIR DD PPG
ROUND1 71.43%
(10/14)
55.56%
(10/18)
294.5y
(315.0y)
2.100
ROUND2 57.14%
(8/14)
50.00%
(9/18)
304.5y
(325.0y)
1.778
ROUND3
ROUND4
TOTAL 64.29%
(18/28)
52.78%
(19/36)
299.5y
(325.0y)
1.947
RANK

 

優勝したジョーダン・スピースは、課題とされるティーショットの精度は、グリップを元に戻したことによるスウィングの復調によって改善される方向に向かっていた。また、2015年の時の様にはまだまだ行かないものの、パッティングを含めた高いショートゲームの上手さが光った。松山英樹は、全体的にショットのばらつきによる精度の開きが目立った。小平智は、長期移動と連戦による疲労が数値に現れていた。

全選手の結果

出場した全選手のリザルトと獲得賞金はPDFをご覧ください。
 
※PGA公式サイト参照

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