2022年9月29日(木)~10月2日(日)にかけてアメリカ・テキサス州ザ・コロニーにあるオールド・アメリカン・ゴルフクラブ(Old American Golf Club)で開催される2022年シーズン第27戦「アセンダントLPGAベネフィティング・ボランティアズ・オブ・アメリカ(The Ascendant LPGA benefiting Volunteers of America)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは、畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、上原彩子の5名が出場します。
※畑岡奈紗:2017年大会の初出場から2大会ぶり3回目の出場
※笹生優花:初出場
※古江彩佳:初出場
※渋野日向子:初出場
※上原彩子:2014年大会の初出場から5大会連続8回目の出場
※笹生優花の国籍は、2022年シーズンから日本に登録が変更となりました。(LPGA公式サイトをもとにしています)
アセンダントLPGAベネフィティング・ボランティアズ・オブ・アメリカ
2013年に第1回大会が開催され、今回で節目となる10回目を迎えるまだまだ歴史の浅いトーナメントとなっています。
初代チャンピオンでもあるメジャー7勝を含むLPGAツアー21勝を誇るパク・インビが大会最多となる2回の優勝(2013年、2015年)を飾るなど、韓国勢が5回の優勝を誇っています。
また、2017年大会で野村敏京が優勝を飾り、LPGAツアー3勝目を挙げています。
前回大会では、初日からコースレコード(63)をマークしたコ・ジンヨンが優勝を飾っています。
舞台となるのは、初開催から変わらず、オールド・アメリカン・ゴルフクラブ(Old American Golf Club)になります。
今大会は賞金総額:$1,700,000、CMEポイント:500、予選・決勝ラウンドを含む4日間72ホールのストローク・プレーで行われます。
【大会記録】
・LOWEST 18 HOLE:63
2017年:ドリー・カーター(Old American Golf Club)
2019年:ステファニー・メドウ(Old American Golf Club)
2021年:コ・ジンヨン(Old American Golf Club)
・WINNING SCORE:-18
2019年:シャイアン・ナイト(Old American Golf Club)
世界ランキング2位のネリー・コルダや2週連続優勝を目指すツアールーキーで同3位のアタヤ・ティティクル、同5位のリディア・コ、同6位のブルック・ヘンダーソン、同8位のレクシー・トンプソン、同10位の畑岡奈紗ら世界ランキングトップ10から6名が出場するフィールドとなっています。
日本からは畑岡奈紗と笹生優花、LPGAツアー・ルーキーの古江彩佳と渋野日向子、上原彩子の5名が出場します。
世界ランキングは9月26日時点
アセンダントLPGAベネフィティング・ボランティアズ・オブ・アメリカ 開催会場
【アメリカ・テキサス州ザ・コロニー】
オールド・アメリカン・ゴルフクラブ(Old American Golf Club)
コース | Yardage | Par |
オールド・アメリカン・ゴルフクラブ (Old American Golf Club) |
6,517 | 71 |
アメリカ・テキサス州ザ・コロニーにあるオールド・アメリカン・ゴルフクラブは、シックスフロア博物館やダラス美術館といった芸術と文化、商業の中心地である近代都市ダラスの北にある都市ザ・コロニーの西、ルイスビル湖の湖畔に位置するゴルフコースです。
2010年に建築家トリップ・デービスとジャスティン・レナードによって設計されたコースは、1920年から1930年のアメリカ初期のコースとリンクスコースを感じさせるだけではなく、湖畔の景色と自然に配慮した穏やかな環境を活かした創りとなっています。
【特徴のあるホール】
・11番Par3:最も風の影響を受けやすい難関ホール。
・13番Par5:風の影響に加えて池も絡むホール。
・14番Par4:2nd地点が狭く、最もタフな最難関ホール。
・18番Par4:距離のあるタフなフィニッシングホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:プレミア・バミューダグラス
・ラフ:プレミア・バミューダグラス
・グリーン:ミニベルデ・バミューダグラス
Hole | Yardage | Par |
1 | 414 | 4 |
2 | 545 | 5 |
3 | 176 | 3 |
4 | 426 | 4 |
5 | 174 | 3 |
6 | 502 | 5 |
7 | 177 | 3 |
8 | 370 | 4 |
9 | 402 | 4 |
10 | 389 | 4 |
11 | 176 | 3 |
12 | 400 | 4 |
13 | 555 | 5 |
14 | 399 | 4 |
15 | 346 | 4 |
16 | 156 | 3 |
17 | 499 | 5 |
18 | 411 | 4 |
OUT | 3,186 | 35 |
IN | 3,331 | 36 |
Total | 6,517 | 71 |
アセンダントLPGAベネフィティング・ボランティアズ・オブ・アメリカ スケジュール
2022年9月29日(木)~10月2日(日)
9月29日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
9月30日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
10月1日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
10月2日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
アセンダントLPGAベネフィティング・ボランティアズ・オブ・アメリカ 賞金
【賞金総額】
$1,700,000
【優勝賞金 】
$255,000
※全選手の獲得賞金は大会終了後に下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載します。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した132名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2022年9月26日時点
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
国籍:日本
生年月日:1999年1月13日(23歳)
身長:157.5cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2015年と2016年のIMGアカデミー・世界ジュニア選手権で日本人初の2連覇を達成し、2016年の日本女子オープンで優勝、JLPGAのメジャー選手権で史上初のアマチュアで最年少18歳のチャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、6年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Walmart NW Arkansas Championship presented by P&G」でトーナメント・レコードの通算21アンダーでツアー初優勝を飾ると、年間2勝をあげる活躍を見せ、獲得賞金も100万ドルを超えました。
その後、2019年シーズンには、「Kia Classic」でツアー3勝目、2021年シーズンも2勝を飾り、LPGAツアー通算5勝をあげるものの、2018年の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」と2021年の「全米女子オープン」でともにプレーオフで敗れるなど、メジャータイトルには、惜しくも手が届いていません。
ショットの前に小刻みにジャンプする独特のルーティンを持ち、ショートゲームとパッティングのクオリティの高さが持ち味です。一方でショットには課題が残っています。
2021年シーズンは、平均飛距離53位(260.67y)パーオン率49位(71.61%)平均パット26位(29.70)とショット・パッティングともに上位ではなく、1ラウンドあたりの平均スコア25位(70.46)だったものの、優勝2回と全米女子オープンでもプレーオフを戦うなど、5月以降は内容も良くなっていました。
2022年シーズンは21試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り7回、トップ25入り15回とここにきて安定感のあるプレーを見せています。
2大会ぶり3回目の出場となる今大会での最高成績は11位タイとなります。
古江 彩佳(Ayaka Furue)
国籍:日本
生年月日:2000年5月27日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
ナショナル・チームで腕を磨き、2019年の富士通レディースで優勝、JLPGAツアー史上7人目のアマチュア・チャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後も2019年1回、2020年3回、2021年3回とJLPGAツアーで7勝を挙げ、統合された2020-2021シーズンには「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝く活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。
初出場となった2020年シーズンの「全米女子オープン」では予選落ちを喫したが、2021年シーズンに行われた2つのメジャー・トーナメント「AIG全英女子オープン」と「アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」では、それぞれ20位タイとキャリア最高の4位に入っています。
その後、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を7位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。
フェアウェイを外さない正確なティーショットと安定感のあるショートアイアン、そして最大の持ち味は、パッティングのクオリティの高さと言えるでしょう。
2021年シーズンの詳細データはありません。
2022年シーズンは22試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り3回、トップ25入り9回と安定感のあるプレーを続けています。
前週からの好調を維持し、初出場となる今大会で今季2勝目なるか注目です。
笹生 優花(Yuka Saso)
国籍:日本
生年月日:2001年6月20日(21歳)
身長:166.0cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:1勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2018年のアジアン・ゲームズ(アジア大会)にフィリピン代表の一員として出場し、ゴールド・メダルを獲得。翌年の2019年には、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア・ゴルフ選手権で3位タイに入り、ガールズ・ジュニアPGAチャンピオンシップでは優勝を飾るなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後の2020年には、JLPGAツアーで2勝を挙げる活躍を見せています。
その後、キム・アリム(2020年 全米女子オープン)、ソフィア・ポポフ(2020年 AIG全英女子オープン)、渋野日向子(2019年 AIG全英女子オープン)に続き、3年ぶりに非会員として、2021年の「全米女子オープン」でメジャー・トーナメント優勝という快挙を達成、LPGAツアー初勝利を飾り、これを機に、2021年シーズン途中から世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、2年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアーに本格参戦してからは、4回のトップ10フィニッシュを飾るなど、安定した成績を残しています。
身長は決して大きくないが、平均飛距離270ヤードを超える力強いティーショットと深いラフからでも方向性を出せる正確なアイアンショット、ショートゲームの多彩さなど高いレベルのゴルフを見せています。
2021年シーズンは、平均飛距離12位(271.95y)平均パット7位(29.09)サンドセーブ率1位(63.64%)1ラウンドあたりの平均スコア4位(69.36)と特徴が活かされた数値となっており、最終戦のCMEグループ・ツアーチャンピオンシップにも出場、賞金ランキングも6位、世界ランキングではトップ10に入るなど、素晴しい活躍を見せています。
2022年シーズンは20試合に出場し、トップ10入り2回、予選落ち7回とここまでは良い結果を残せていません。
最終日に崩れたものの、久々の優勝争いを演じるなど復調の兆しの見えた前週からの好調を維持し、初出場となる今大会でも活躍できるか注目されます。
渋野 日向子(Hinako Shibuno)
国籍:日本
生年月日:1998年11月15日(23歳)
身長:167.0cm
体重:62.0kg
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:1勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2018年にプロ転向、翌年(2019年)には、LPGA日本ツアーで「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2021年シーズンを終えてLPGA日本ツアーで6勝を挙げる活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。
ハイライトとなったのは、2019年の「AIG Women’s British Open」で海外メジャー・トーナメント初優勝。これは1977年の「KPMG Women’s PGA Championship」で優勝した樋口久子に次いで日本人2人目の快挙であり、2014年の「Amundi Evian Championship」で優勝したキム・ヒョージュに次いで、この10年でメジャー・デビューで優勝した2人目のプレーヤーです。
直後にLPGAツアーメンバーには加わらず、その後はスポット参戦を繰り返しながら、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を20位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。
トップの位置が低いコンパクトなテイクバックから安定感のあるショットと強気なパッティングが持ち味と言えるでしょう。
2021年シーズンの詳細データはありません。
2022年シーズンは、18試合に出場し、トップ10入り4回、トップ25入り5回とまずまずの結果を残しています。
前週も予選落ちを喫するなど、結果が安定しない中で迎える今大会では、予選通過と上位進出に期待がかかります。
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
アセンダントLPGAベネフィティング・ボランティアズ・オブ・アメリカのテレビ放送
【BS放送】WOWOWが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】WOWOWオンデマンドで全ラウンドLIVE配信!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!
【BS放送】WOWOW
全ラウンド生中継!! ※日本時間
WOWOWプライム:191ch
WOWOWライブ:192ch
生:生中継
9月30日(金) 第1日
01:30~04:45
WOWOWライブ 生
10月1日(土) 第2日
01:30~04:45
WOWOWライブ 生
10月2日(日) 第3日
02:00~05:30
WOWOWプライム 生
10月3日(月) 第4日 (最終日)
02:00~06:00
WOWOWライブ 生
【動画配信】WOWOWオンデマンド
WOWOWオンデマンド:ライブ配信
・9月30日(金) 01:30~04:45 同時配信
・9月29日(木) 21:45~27:16 専用カメラ(渋野日向子、笹生優花)
・10月1日(土) 01:30~04:46 同時配信
・9月30日(土) 22:10~27:48 専用カメラ(畑岡奈紗、古江彩佳)
・10月2日(日) 02:00~05:20 同時配信
・10月1日(土) 22:20~28:15 専用カメラ(畑岡奈紗、古江彩佳)
・10月3日(月) 02:00~05:20 同時配信
・10月2日(日) 22:20~28:05 専用カメラ(畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳)
※日本人選手の専用カメラによる配信、見逃し配信についてはWOWOW公式サイトをご覧ください。
【動画配信】GOLFTV
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
9月30日(金) 第1日
01:30~04:30
10月1日(土) 第2日
01:30~04:30
10月2日(日) 第3日
02:00~05:00
10月3日(月) 第4日 (最終日)
02:00~05:00
アセンダントLPGAベネフィティング・ボランティアズ・オブ・アメリカ 試合結果
コース | Yardage | Par |
オールド・アメリカン・ゴルフクラブ (Old American Golf Club) |
6,517 | 71 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:04(22:04)
キム・アリム/M.スターク/C.ナイト
08:15(22:15)
B.M.ヘンダーソン/N.コルダ/キム・セヨン
08:26(22:26)
J.コルダ/M.サグストロム/L.コ
12:43(02:43)
L.サラス/G.ホール/L.ヴ
13:05(03:05)
A.ユーイング/チェ・ヘジン/P.パットラム
10番ホールスタート
07:53(21:53)
渋野日向子/S.ルイス/P.アナナルカルン
08:04(22:04)
M.カン/イ・ジョンウン6/C.ブティエ
08:26(22:26)
笹生優花/C.マッソン/アン・ナリン
12:43(02:43)
A.スタンフォード/N.K.マドセン/古江彩佳
12:54(02:54)
M.カストレン/S.シュメルツェル/A.ティティクル
13:05(03:05)
D.カン/畑岡奈紗/G.ロペス
13:16(03:16)
J.クプチョ/A.ノルドクビスト/L.トンプソン
13:49(03:49)
上原彩子/チャン・ユンシュアン(アマ)/C.エルバン
※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月29日(木)の07:20だと日本時間9月29日(木)の21:20あたり、現地時間9月29日(木)の14:00だと日本時間9月30日(金)の04:00になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | リン・シユ | -6 | 65 |
T2 | アタヤ・ティティクル | -5 | 66 |
リゼット・サラス | -5 | 66 | |
T4 | マディー・シェリク | -4 | 67 |
チャーリー・ハル | -4 | 67 | |
モリヤ・ジュタヌガーン | -4 | 67 | |
レクシー・トンプソン | -4 | 67 | |
T8 | アリヤ・ジュタヌガーン | -3 | 68 |
エミリー・クリスティン・ペダーセン | -3 | 68 | |
セリーヌ・ブティエ | -3 | 68 | |
T11 | 古江 彩佳 | -2 | 69 |
T19 | 畑岡 奈紗 | -1 | 70 |
T60 | 上原 彩子 | +2 | 73 |
笹生 優花 | +2 | 73 | |
T105 | 渋野 日向子 | +5 | 76 |
【詳細】
古江 彩佳
2バーディ(69)
畑岡 奈紗
4バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(70)
上原 彩子
1バーディ、3ボギー(73)
笹生 優花
2バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(73)
渋野 日向子
2バーディ、7ボギー(76)
11時00分時点での天候は晴れ、気温21.0℃、湿度33%、風速7.5m/s(東南東)というコース・コンディションの中、132名(1名途中棄権)による予選ラウンド1日目が行われた。
午前中に比べ、風の強さが弱まった午後からのスタート組がスコアを伸ばす展開となった予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、今季2位2回を含むトップ10入り4回、トップ25入り15回と安定感のあるプレーを見せ、直近の3試合でも優勝争いを演じるなど好調を維持しているLPGAツアー初優勝を目指す中国のリン・シユ。
出だしの1番Par4でバーディ先行のスタートを切ったリン・シユは、4番Par4でボギーを叩いたものの、続く5番Par3でバウンスバックに成功すると、8番と折り返した10番のPar4でバーディ。更にバーディを奪った13番とイーグルとした17番の2つのPar5でスコアを3つ伸ばすなど、フェアウェイキープ率53.85% (7/13)ながら、パーオン率77.78% (14/18)、パット数(27)の1イーグル、5バーディ、1ボギー(65)でラウンド、6アンダー・単独トップで初日を終えた。
2大会連続優勝を目指す世界ランキング3位でツアールーキーのアタヤ・ティティクルは、11番Par3でバーディと幸先の良いスタートを切ると、15番Par4から3連続バーディ。更に折り返してからも2番Par5と8番Par4でスコアを伸ばし、上りの9番Par4でボギー叩いたものの、フェアウェイキープ率69.23% (9/13)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(28)の6バーディ、1ボギー(66)でラウンド、ボギーフリーとなる5バーディ(66)でラウンドしたリゼット・サラスと共に5アンダー・2位タイと好位置で初日を終えた。
直近の2試合で安定したプレーを見せている古江彩佳は、11番Par3でバーディ先行のスタートを切ると、その後は7ホール連続パーで通過し折り返した1番Par4でこの日2つ目のバーディ。その後は前半同様パープレーでホールアウト。4つあるPar5でスコアを伸ばせなかったものの、午前に比べ、風も弱いコンディションの中、フェアウェイキープ率92.31% (12/13)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(27)のボギーフリーとなる2バーディ(69)でまとめ、2アンダー・11位タイと好スタートを切った。
出だしからピンチが続く中、4ホールをパーで凌いで迎えた14番Par4でティーショットをフェアウェイの中央にあるバンカーに打ち込むと、3打目はグリーン左サイドのバンカー、ショートサイドからの4打目もよせきれずダブルボギーと出だしからつまずいた畑岡奈紗だったが、17番Par5でバーディを奪うと、続く18番Par4でボギーを叩いたものの、折り返した1番Par4と2番Par5で連続バーディ。イーブンパーにスコアを戻すと、4番Par4でもバーディ。その後はパープレーでホールアウト。フェアウェイキープ率61.54% (8/13)、パーオン率50.00% (9/18)、パット数(25)の4バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(70)と後半に巻き返しを見せ、1アンダー・19位タイで初日を終えた。
10番Par4からスタートした上原彩子は、15番Par4と16番Par3で連続ボギー。続く17番Par5でバーディを奪い、スコアを1つ返して折り返したものの、3番Par3でボギー。その後もスコアを戻すことが出来ずにホールアウト。フェアウェイキープ率84.62% (11/13)、パーオン率44.44% (8/18)、パット数(28)の1バーディ、3ボギー(72)とスコアを2つ落とし、2オーバー・60位タイで初日を終えた。
前週の大会で復調の兆しが見えかけた笹生優花は、ミドルパット決めた13番Par5とグリーン右手前からのアプローチを直接決めた14番Par4で連続バーディの好スタートを切ったものの、距離のあるバーディパットがフリンジまでこぼれ、更にここから3パットを叩いた16番Par3でダブルボギー。一気に流れを失うと、距離の短い17番Par5でスコアを伸ばせず折り返した2番Par5でもショットの乱れから4オン2パットのボギー。更に7番Par3でもティーショットをバンカーに打ち込むミスからよせきれずボギー。フェアウェイキープ率69.23% (9/13)、パーオン率55.56% (10/18)、パット数(29)とショットとパッティングともに安定せず、2バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(73)でフィニッシュ、通算2オーバー・60位タイと初日から出遅れた。
出だしの10番Par4でショートサイドのバンカーから見事なリカバリーを見せたものの、短いパーパットを外してボギースタートとなった渋野日向子は、強風が吹きつける中、2打目でグリーンを捉えられず、3打目のアプローチをよせられなかった13番Par5及び14番と15番のPar4の3つのホールで3連続ボギーを叩くと、17番と折り返した2番の2つのPar5でスコアを伸ばせず迎えた3番Par3でも3パットのボギー。6番Par5で3打目のアプローチをよせてバーディを奪ったものの、7番Par3ではティーショットからアプローチと乱れてボギー。8番Par4で2打目をピンそばにつけてバーディを奪ったものの、上りの9番Par4でもアプローチをよせきれずボギーでホールアウト。フェアウェイキープ率84.62% (11/13)、パーオン率44.44% (8/18)、パット数(30)とセカンドショットからショートゲーム、パッティングと精彩を欠き、2バーディ、7ボギー(76)とスコアを5つ落とし、通算5オーバー・105位タイと初日から大きく出遅れた。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:53(21:53)
A.スタンフォード/N.K.マドセン/古江彩佳
08:04(22:04)
M.カストレン/S.シュメルツェル/A.ティティクル
08:15(22:15)
D.カン/畑岡奈紗/G.ロペス
08:26(22:26)
J.クプチョ/A.ノルドクビスト/L.トンプソン
08:59(22:59)
上原彩子/チャン・ユンシュアン(アマ)/C.エルバン
12:43(02:43)
渋野日向子/S.ルイス/P.アナナルカルン
12:54(02:54)
M.カン/イ・ジョンウン6/C.ブティエ
13:16(03:16)
笹生優花/C.マッソン/アン・ナリン
10番ホールスタート
07:53(21:53)
L.サラス/G.ホール/L.ヴ
08:04(22:04)
A.ブハイ/A.ジュタヌガーン/リン・シユ
08:26(22:26)
C.ハル/S.シューベルト/M.ジュタヌガーン
13:05(03:05)
B.M.ヘンダーソン/N.コルダ/キム・セヨン
13:16(03:16)
J.コルダ/M.サグストロム/L.コ
※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月30日(金)の07:20だと日本時間9月30日(金)の21:20あたり、現地時間9月30日(金)の14:00だと日本時間10月1日(土)の04:00になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | チャーリー・ハル | -11 | 64 |
T2 | アタヤ・ティティクル | -9 | 67 |
リン・シユ | -9 | 68 | |
4 | リンディ・ダンカン | -8 | 65 |
T5 | ジェシカ・コルダ | -7 | 66 |
エミリー・クリスティン・ペダーセン | -7 | 67 | |
モリヤ・ジュタヌガーン | -7 | 68 | |
8 | リディア・コ | -6 | 66 |
T9 | マデリーン・サグストロム | -5 | 68 |
ユ・ソヨン | -5 | 68 | |
セリーヌ・ブティエ | -5 | 69 | |
アリヤ・ジュタヌガーン | -5 | 69 | |
マディー・シェリク | -5 | 70 | |
レクシー・トンプソン | -5 | 70 | |
T18 | 古江 彩佳 | -3 | 70 |
T40 | 笹生 優花 | +1 | 70 |
畑岡 奈紗 | +1 | 73 | |
T64 | 上原 彩子 | +3 | 72 |
T98 | 渋野 日向子 | +6 | 72 |
【詳細】
古江 彩佳
3バーディ、2ボギー(70)
笹生 優花
3バーディ、2ボギー(70)
畑岡 奈紗
2バーディ、4ボギー(73)
上原 彩子
3バーディ、4ボギー(72)
渋野 日向子
3バーディ、4ボギー(72)
予選CUTライン:+3
渋野日向子、キム・セヨン、N.コルダは予選落ちとなりました。
11時00分時点での天候は晴れ、気温19.0℃、湿度42%、風速3.8m/s(東南東)というコース・コンディションの中、128名(1名失格、2名棄権)による予選ラウンド2日目が行われた。
初日に比べ、風も弱くて穏やかなコンディションとなった予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、2016年シーズンの最終戦「CME Group Tour Championship」以来、約6年9か月ぶりのLPGAツアー2勝目を目指すチャーリー・ハル。
前週の5位タイから好調を維持し、トップと2打差の4位タイで2日目を迎えたチャーリー・ハルは、12番と15番のPar4、そして距離の短い17番Par5でバーディを奪い、良い展開のまま前半を終える。折り返した1番Par4でフリンジから距離のある左に大きく曲がるラインを読み切りバーディを奪うと、続く2番Par5でも距離のある右に大きく曲がるラインを読み切り連続バーディ。更に2打目をピンそばにつけた4番Par4でもバーディを奪うと、5番Par3でグリーン右手前からパターでのアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、8番と9番のPar4でともに2打目をピンそばにつけ連続バーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率84.62% (11/13)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(24)とパッティングに冴えを見せ、8バーディ、1ボギー(64)とスコアを7つ伸ばし、通算11アンダー・単独トップで決勝ラウンド進出を決めた。
トップと2打差の2位タイには、9番Par4でダブルボギーを叩きながらも段の下から距離のあるイーグルパットを決めた17番Par5と2打目をピンそばにつけバーディを奪った最終18番Par4の上り2ホールで3つスコアを伸ばす盛り返しを見せた2週連続優勝を目指すアタヤ・ティティクルと単独トップからスタートし、4バーディ、1ボギー(68)とスコアを3つ伸ばしたリン・シユの2名が通算9アンダーで並んだ。
出だしの1番Par4でのピンチをパーで凌ぎ、まずまずのスタートとなった古江彩佳だったが、2番Par5及び4番と8番のPar4で絶好のバーディチャンスを活かせないなどスコアを伸ばせないまま、前半を終える。折り返した10番Par4で下りのバーディパットを決めたものの、アプローチをミスした12番Par4でボギーを叩くと、3打目をピンハイにつけた13番Par5でバウンスバックに成功した後の14番Par4で3パットのボギーとなかなか流れを掴めない中で迎えた最終18番Par4で2打目をピンそばにつけタップインバーディでホールアウト。フェアウェイキープ率92.31% (12/13)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(30)の3バーディ、2ボギー(70)とスコアを1つ伸ばし、通算3アンダー・18位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
出だしの1番Par4でボギー先行のスタートとなった笹生優花は、ピンチを凌いで迎えた5番Par3で右に大きく曲がるラインを読み切ったパターでのアプローチを直接決めてバーディを奪うと、7番Par3でもバーディ。9番Par4でボギーを叩き、スタート時のスコアで迎えた11番Par3でバーディを奪うと、その後はスコアを伸ばせず、フェアウェイキープ率61.54% (8/13)、パーオン率38.89% (7/18)、パット数(24)とショットに精彩を欠いたものの、3バーディ、2ボギー(73)と2日目はスコアを1つ伸ばし、通算1オーバー・40位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
出だしの1番Par4でアプローチをよせきれずボギーが先行する展開となった畑岡奈紗は、チャンスとピンチが交互に訪れる中、5ホールをパーで通過し迎えた7番Par3で3パットのボギーを叩くと、9番Par4でもティーショットをハザードに打ち込むなどショットが乱れてボギー。更に折り返した10番Par4でのピンチを凌ぎ、12番Par4ではミドルパットを決めてバーディを奪ったものの、13番Par5で2打目からミスが連続し4オン2パットのボギー。その後、17番Par5でミドルパットを決めてバーディを奪ったものの、フェアウェイキープ率69.23% (9/13)、パーオン率55.56% (10/18)、パット数(28)とショットに精彩を欠き、2バーディ、4ボギー(73)とスコアを2つ落とし、決勝ラウンド進出を決めたものの、通算1オーバー・40位タイに後退した。
3番Par3でバーディ先行のスタートを切った上原彩子は、続く4番Par4でボギーを叩いたものの、6番Par5と9番Par4でバーディ。スコアをイーブンパーに戻して前半を終える。折り返した10番Par4でボギー、更に14番と15番のPar4でも連続ボギーと後半はスコアを3つ落としたものの、フェアウェイキープ率69.23% (9/13)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(30)の3バーディ、4ボギー(72)とスコアを1つ落とすに留め、通算3オーバー・64位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
初日、5オーバー・105位タイと出遅れた渋野日向子は、出だしの1番Par4とアプローチをよせた6番Par5でバーディを奪い、巻き返しが期待されたものの、9番Par4でのボギーをきっかけに、折り返した13番Par5でもボギー。更に15番Par4と16番Par3でも連続ボギーと後半崩れ、続く17番Par5でバーディを奪ったものの、フェアウェイキープ率69.23% (9/13)、パーオン率50.00% (9/18)、パット数(26)とショットに精彩を欠き、2日目も3バーディ、4ボギー(72)とスコアを1つ落とし、通算6オーバー・98位タイでフィニッシュ、今季4回目の2週連続予選落ちを喫した。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:26(22:26)
N.K.マドセン/古江彩佳/F.キンハルト
08:48(22:48)
G.ロペス/L.サラス/キム・アリム
08:59(22:59)
L.トンプソン/M.シェリク/アン・ナリン
09:10(23:10)
M.サグストロム/C.ブティエ/A.ジュタヌガーン
09:21(23:21)
M.ジュタヌガーン/L.コ/ユ・ソヨン
09:32(23:32)
L.ダンカン/J.コルダ/E.K.ペダーセン
09:43(23:43)
C.ハル/A.ティティクル/リン・シユ
10番ホールスタート
07:20(21:20)
笹生優花/C.マッソン/Y.ノー
07:53(21:53)
畑岡奈紗/イン・ルオニン/A.コープス
09:21(23:21)
上原彩子/G.ドライバーグ/G.メンドーサ
※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間10月1日(土)の07:20だと日本時間10月1日(土)の21:20あたり、現地時間10月1日(土)の09:43だと日本時間10月1日(土)の23:43になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | リン・シユ | -11 | 69 |
チャーリー・ハル | -11 | 71 | |
T3 | セリーヌ・ブティエ | -10 | 66 |
リディア・コ | -10 | 67 | |
5 | マディー・シェリク | -9 | 67 |
T6 | ユ・ソヨン | -8 | 68 |
モリヤ・ジュタヌガーン | -8 | 70 | |
アタヤ・ティティクル | -8 | 72 | |
T9 | キム・アリム | -7 | 67 |
ポーナノン・パットラム | -7 | 67 | |
レクシー・トンプソン | -7 | 69 | |
リンディ・ダンカン | -7 | 72 | |
T21 | 畑岡 奈紗 | -3 | 67 |
T34 | 古江 彩佳 | -1 | 73 |
T42 | 笹生 優花 | E | 70 |
80 | 上原 彩子 | +9 | 77 |
【詳細】
畑岡 奈紗
6バーディ、2ボギー(67)
古江 彩佳
3バーディ、5ボギー(73)
笹生 優花
5バーディ、4ボギー(70)
上原 彩子
1バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(77)
12時00分時点での天候は晴れ、気温21.0℃、湿度39%、風速2.8m/s(東南東)というコース・コンディションの中、80名による決勝ラウンド3日目が行われた。
混戦となった決勝ラウンド3日目を終えてトップタイに並んだのは、今季2位2回を含むトップ10入り4回、トップ25入り15回と安定感のあるプレーを見せ、直近の3試合でも優勝争いを演じるなど好調を維持しているLPGAツアー初優勝を目指す中国のリン・シユと2016年シーズンの最終戦「CME Group Tour Championship」以来、約6年9か月ぶりのLPGAツアー2勝目を目指すチャーリー・ハル。
初日からトップに立つなど2日間安定したプレーを見せているリン・シユは、出だしから無難なスタートを切って迎えた5番Par3と6番Par5で連続バーディを奪うと、前半を2バーディで終える。後半に入り、12番Par4で右に曲がるラインを読み切ってバーディを奪い、2位に2打差をつけたものの、13番Par5と14番Par4でのチャンスを活かせず1打差に詰め寄られた16番Par3でグリーン左サイドからのアプローチをよせきれずボギー。フェアウェイキープ率100.00% (13/13)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(28)の3バーディ、1ボギー(69)とスコアを2つ伸ばし、通算11アンダー・トップタイで3日目を終えた。
単独トップでスタートしたチャーリー・ハルは、4番Par4でバーディを先行させると、5番Par3でボギーを叩いたものの、6番Par5でバウンスバックに成功し、前半スコアを1つ伸ばして折り返す。折り返した10番Par4でティーショットを右のブッシュに打ち込むミスからアンプレアブルとなった3打目もグリーンに乗せられず、4オン2パットのダブルボギーを叩き、単独2位に後退するものの、15番Par4でフリンジからのバーディパットを決めてトップと1打差に迫ると、その後の上がり3ホールをパーでホールアウト。フェアウェイキープ率84.62% (11/13)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(28)の3バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(71)とスコアを伸ばせなかったものの、通算11アンダー・トップタイで3日目を終えた。
1打差の3位タイには、LPGAツアー3勝目を目指すセリーヌ・ブティエとLPGAツアー17勝を誇るリディア・コが通算10アンダーで並んだ。
出だしの10番Par4でティーショットを大きく右に曲げたトラブルから3打目もピンに絡めずボギー発進となった畑岡奈紗は、13番Par5でも4打目のアプローチをよせられずボギーと序盤からつまずいたものの、グリーンの傾斜を利用してピンそばにつけた15番Par4とミドルパットを決めた16番Par3で連続バーディを奪うと、18番Par4でも左に曲がるラインを読み切りバーディ。更に折り返した2番Par5で3打目をピンハイにつけバーディを奪うと、ティーショットをピンそばにつけた5番Par3と3打目をピンそばにつけた6番Par5で連続バーディと後半にかけリズムを取り戻してフィニッシュ。フェアウェイキープ率61.54% (8/13)、パーオン率77.78% (14/18)、パット数(28)の6バーディ、2ボギー(67)とスコアを4つ伸ばし、通算3アンダー・21位タイまで順位を上げて3日目を終えた。
出だしの1番Par4で2打目のミスから難しいライからのバンカーショットを大きくオーバーし、ボギースタートとなった古江彩佳は、3番Par3でミドルパットを決めてバーディを奪うと、5番Par3でもバンカーショットをよせられずボギーを叩いたものの、6番Par5でグリーン左サイドからのロブショットをピンそばにつけバウンスバックに成功。前半をパープレーで折り返したものの、アプローチをよせられなかった11番Par3と3パットを叩いた12番Par4、そしてショートサイドからの3打目のアプローチを乗せられず4オンとなった13番Par5で3連続ボギー。その後、4ホールをパーで通過し迎えた最終18番Par4で距離のある下りのバーディパットを決めてホールアウトしたものの、フェアウェイキープ率69.23% (9/13)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(31)の3バーディ、5ボギー(73)とスコアを2つ落とし、通算1アンダー・34位タイで3日目を終えた。
10番Par4と11番Par3で連続ボギーと出だしからつまずいた笹生優花は、12番Par4と13番Par5で連続バーディを奪ったものの、14番Par4と16番Par3でボギー。続く17番Par5でバウンスバックに成功するものの、出入りの激しいプレーでスコアを1つ落とし前半を終える。折り返した4番Par4と6番Par5でバーディを奪うなど、後半はスコアを2つ伸ばしてホールアウト。フェアウェイキープ率53.85% (7/13)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(29)の5バーディ、4ボギー(70)とスコアを1つ伸ばし、通算イーブンパー・42位タイで3日目を終えた。
11番Par3でボギーが先行した上原彩子は、14番Par4でダブルボギーを叩くと、18番Par4でもボギー。折り返した1番Par4でバウンスバックに成功するものの、3番Par3と4番Par4、そして5番Par3で3連続ボギーを叩くなど大きくスコアを落としてホールアウト。フェアウェイキープ率76.92% (10/13)、パーオン率38.89% (7/18)、パット数(31)の1バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(77)とスコアを6つ落とし、通算9オーバー・80位で3日目を終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:26(22:26)
イン・ルオニン/A.ヴァレンズエラ/畑岡奈紗
09:10(23:10)
M.ジュタヌガーン/A.ティティクル/キム・アリム
09:21(23:21)
L.コ/M.シェリク/ユ・ソヨン
09:32(23:32)
リン・シユ/C.ハル/C.ブティエ
10番ホールスタート
07:20(21:20)
N.K.マドセン/古江彩佳/G.メンドーサ
07:31(21:31)
E.タリー/L.ヨハンソン/笹生優花
09:43(23:43)
L.ハートレッジ/上原彩子
※時差:日本は14時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間10月2日(日)の07:20だと日本時間10月2日(日)の21:20あたり、現地時間10月2日(日)の09:43だと日本時間10月2日(日)の23:43になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | チャーリー・ハル | -18 | 64 |
2 | リン・シユ | -17 | 65 |
3 | リディア・コ | -16 | 65 |
4 | アタヤ・ティティクル | -12 | 67 |
T5 | シャイアン・ナイト | -11 | 63 |
モリヤ・ジュタヌガーン | -11 | 68 | |
T7 | リゼット・サラス | -10 | 67 |
ユ・ソヨン | -10 | 69 | |
9 | セリーヌ・ブティエ | -9 | 72 |
10 | レクシー・トンプソン | -8 | 70 |
T11 | 畑岡 奈紗 | -7 | 67 |
T20 | 古江 彩佳 | -5 | 67 |
T42 | 笹生 優花 | E | 71 |
T78 | 上原 彩子 | +11 | 73 |
【詳細】
畑岡 奈紗
5バーディ、1ボギー(67)
古江 彩佳
5バーディ、1ボギー(67)
笹生 優花
4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)
上原 彩子
2ボギー(73)
12時00分時点での天候は晴れ、気温24.0℃、湿度35%、風速2.2m/s(東南東)というコース・コンディションの中、80名による決勝ラウンド最終日が行われた。
中盤からリディア・コとチャーリー・ハル、そしてリン・シユによる3つ巴となった優勝争いを制したのは、2016年シーズンの最終戦「CME Group Tour Championship」以来、約6年9か月ぶりのLPGAツアー2勝目を目指すチャーリー・ハル。
トップタイで最終日を迎えたチャーリー・ハルは、2番Par5で最初のバーディを奪うと、4番Par4でもバーディ。更にミドルパットを決めた6番Par5と距離のある左に曲がるラインを読み切った7番Par3で連続バーディ。続く8番Par4でボギーを叩いたものの、下りのパットを決めた12番Par4とグリーン奥からの難しいアプローチを確実によせた13番Par5、そして2打目をピンそばによせた最も難しい14番Par4で3連続バーディ。17番Par5でリン・シユのイーグルによって一時トップに並ばれたものの、同じ17番Par5で3打目をピンそばにつけてバーディを奪い、再び単独トップに立つと、最終18番Par4をパーでホールアウト。フェアウェイキープ率84.62% (11/13)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(26)の8バーディ、1ボギー(64)とスコアを7つ伸ばし、通算18アンダーでフィニッシュ。約6年9か月ぶりのLPGAツアー2勝目を飾った。
トップと1打差の単独2位には、トップタイからスタートし、最終日もフェアウェイキープ率100.00% (13/13)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(28)とほぼ完璧なプレーを見せ、17番Par5でのイーグルで一時トップを捉えるなど、1イーグル、5バーディ、1ボギー(65)とスコアを6つ伸ばし、通算17アンダーでフィニッシュしたリン・シユが入った。
リン・シユは今季3度目の2位となり、またしてもLPGAツアー初優勝に手が届かなかった。
トップと2打差の単独3位には、ボギーフリーとなる6バーディ(65)でラウンドしたリディア・コ、通算12アンダー単独4位には、2週連続優勝を目指したツアールーキーのアタヤ・ティティクルが入った。また、キャリア・ベストとなる8バーディ(63)をマークしたシャイアン・ナイトが5位タイに入った。
ティーショットをピン奥につけた3番Par3でバーディを先行させた畑岡奈紗は、3打目のアプローチをよせきれなかったものの、ミドルパットを決めた6番Par5とグリーン奥からのアプローチを直接決めた7番Par3、そしてミドルパットを決めた8番とロングパット決めた9番のPar4で圧巻の4連続バーディを奪い、良い形で折り返したものの、11番Par3でティーショットを右サイドに外し、アプローチもよせきれずボギーを叩くと、その後はパッティングが決まらず、スコアを伸ばせないままフィニッシュ。フェアウェイキープ率84.62% (11/13)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(29)の5バーディ、1ボギー(67)とスコアを4つ伸ばし、通算7アンダー・11位タイで最終日を終えた。
出だしから5ホール連続パーと無難なスタートを切った古江彩佳は、15番Par4でバーディを先行させると、左に曲がるラインを読み切った17番Par5と距離のあるパットを決めた18番Par4で連続バーディ。更に3打目をピンそばにつけた2番Par5とティーショットをピンそばにつけた3番Par3でも連続バーディ。その後、5ホールをパーで通過し迎えた上りの9番Par4でバンカーからの3打目をよせきれずボギーフィニッシュとなったものの、フェアウェイキープ率84.62% (11/13)、パーオン率55.56% (10/18)、パット数(23)の5バーディ、1ボギー(67)とパッティングに冴えを見せ、通算5アンダー・20位タイで最終日を終えた。
出だしの10番Par4でバーディを先行させた笹生優花だったが、続く2番Par3でボギーを叩くと、その後はパープレーで前半を終える。折り返した10番Par4と3番Par3でバーディ、5番Par3でボギー、7番Par3でバーディとスコアを2つ伸ばして迎えた9番Par4でダブルボギーを叩いてフィニッシュ。フェアウェイキープ率69.23% (9/13)、パーオン率50.00% (9/18)、パット数(26)の4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(72)とスコアを伸ばせず、通算イーブンパー・42位タイで最終日を終えた。
11番Par3からボギー発進となった上原彩子は、その後10ホールをパーで通過し迎えた4番Par4で2つ目のボギーを叩くと、その後もバーディなしとスコアを伸ばせずフィニッシュ。フェアウェイキープ率92.31% (12/13)、パーオン率50.00% (9/18)、パット数(28)の2ボギー(73)とスコアを2つ落とし、通算11オーバー・78位タイで最終日を終えた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREEN IN REG
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
PPR:PUTTS PER ROUND
(ラウンドあたりのパット数)
1位
チャーリー・ハル(Charley Hull)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 84.62% (11/13) |
55.56% (10/18) |
249.0y | 25 |
ROUND2 | 84.62% (11/13) |
72.22% (13/18) |
263.0y | 24 |
ROUND3 | 84.62% (11/13) |
61.11% (11/18) |
248.0y | 28 |
ROUND4 | 84.62% (11/13) |
83.33% (15/18) |
246.0y | 26 |
TOTAL | 84.62% (44/52) |
68.06% (49/72) |
251.0y | 25 |
2位
リン・シユ(Xiyu Lin)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 53.85% (7/13) |
77.78% (14/18) |
252.0y | 27 |
ROUND2 | 84.62% (11/13) |
72.22% (13/18) |
251.0y | 28 |
ROUND3 | 100.00% (13/13) |
66.67% (12/18) |
251.0y | 28 |
ROUND4 | 100.00% (13/13) |
83.33% (15/18) |
261.0y | 28 |
TOTAL | 84.62% (44/52) |
75.00% (54/72) |
253.0y | 27 |
3位
リディア・コ(Lydia Ko)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 61.54% (8/13) |
44.44% (8/18) |
250.0y | 24 |
ROUND2 | 69.23% (9/13) |
77.78% (14/18) |
248.0y | 27 |
ROUND3 | 76.92% (10/13) |
55.56% (10/18) |
244.0y | 22 |
ROUND4 | 84.62% (11/13) |
88.89% (16/18) |
244.0y | 28 |
TOTAL | 73.08% (38/52) |
66.67% (48/72) |
246.0y | 25 |
11位タイ
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 61.54% (8/13) |
50.00% (9/18) |
276.0y | 25 |
ROUND2 | 69.23% (9/13) |
55.56% (10/18) |
257.0y | 28 |
ROUND3 | 61.54% (8/13) |
77.78% (14/18) |
276.0y | 28 |
ROUND4 | 84.62% (11/13) |
83.33% (15/18) |
255.0y | 29 |
TOTAL | 69.23% (36/52) |
66.67% (48/72) |
266.0y | 27 |
20位タイ
古江 彩佳(Ayaka Furue)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 92.31% (12/13) |
61.11% (11/18) |
252.0y | 27 |
ROUND2 | 92.31% (12/13) |
72.22% (13/18) |
251.0y | 30 |
ROUND3 | 69.23% (9/13) |
66.67% (12/18) |
242.0y | 31 |
ROUND4 | 84.62% (11/13) |
55.56% (10/18) |
242.0y | 23 |
TOTAL | 84.62% (44/52) |
63.89% (46/72) |
247.0y | 27 |
42位タイ
笹生 優花(Yuka Saso)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 69.23% (9/13) |
55.56% (10/18) |
256.0y | 29 |
ROUND2 | 61.54% (8/13) |
38.89% (7/18) |
279.0y | 24 |
ROUND3 | 53.85% (7/13) |
61.11% (11/18) |
262.0y | 29 |
ROUND4 | 69.23% (9/13) |
50.00% (9/18) |
273.0y | 26 |
TOTAL | 63.46% (33/52) |
51.39% (37/72) |
267.0y | 27 |
78位タイ
上原 彩子(Ayako Uehara)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 84.62% (11/13) |
44.44% (8/18) |
222.0y | 28 |
ROUND2 | 69.23% (9/13) |
66.67% (12/18) |
223.0y | 30 |
ROUND3 | 76.92% (10/13) |
38.89% (7/18) |
238.0y | 31 |
ROUND4 | 92.31% (12/13) |
50.00% (9/18) |
238.0y | 28 |
TOTAL | 80.77% (42/52) |
50.00% (36/72) |
230.0y | 29 |
98位タイ(予選カット)
渋野 日向子(Hinako Shibuno)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 84.62% (11/13) |
44.44% (8/18) |
239.0y | 30 |
ROUND2 | 69.23% (9/13) |
50.00% (9/18) |
246.0y | ― |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 84.62% (11/13) |
44.44% (8/18) |
242.0y | 30 |
優勝したチャーリー・ハルはパッティングが素晴しく、2位のリン・シユと3位のリディア・コはショット・パッティングともに安定した数値であり、11位タイの畑岡奈紗はショットとパッティングがかみ合わず、20位タイの古江彩佳はパーオン率が低めで42位タイの笹生優花はショットの数値が低め、78位タイの上原彩子はパーオン率の数値が低めだった。
全選手の結果
※2022年大会(2022シーズン)
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