2022年9月8日(木)~9月11日(日)にかけてアメリカ・オハイオ州シンシナティにあるケンウッド・カントリークラブ(Kenwood Country Club)のケンデール・コース(Kendale Course)で開催される2022年シーズン第24戦「クローガー・クイーン・シティ・チャンピオンシップ(Kroger Queen City Championship presented by P&G)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは、畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、上原彩子、野村敏京の6名が出場します。
※畑岡奈紗:初出場
※笹生優花:初出場
※古江彩佳:初出場
※渋野日向子:初出場
※上原彩子:初出場
※野村敏京:初出場
※笹生優花の国籍は、2022年シーズンから日本に登録が変更となりました。(LPGA公式サイトをもとにしています)
クローガー・クイーン・シティ・チャンピオンシップ
2022年シーズンに新設された今大会は、30年以上(33年ぶり)の時を経て、オハイオ州シンシナティでの開催となります。世界トップランカーの多くが集まる中、記念すべき第1回大会を制するのは一体誰なのか、注目される大会となるでしょう。
舞台となるのは、1930年にオープンし、92年の歴史を誇るケンウッド・カントリークラブ(Kenwood Country Club)にあるケンデール・コース(Kendale Course)になります。
今大会は賞金総額:$1,750,000、CMEポイント:500、予選・決勝ラウンドを含む4日間72ホールのストローク・プレーで行われます。
2022年「全米女子オープン」を制した世界ランキング2位のミンジー・リーや2022年「アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」を制した同5位のブルック・ヘンダーソンに加え、今季最初のメジャーを制した同11位のジェニファー・クプチョ、メジャー最終戦「AIG全英女子オープン」を制したアシュリー・ブハイら今季のメジャー4つを制した4名を含む世界ランキングトップ20から13名が出場する強力なフィールドとなっています。
日本からは世界ランキング9位の畑岡奈紗と笹生優花、LPGAツアー・ルーキーの古江彩佳と渋野日向子、上原彩子と復活を期す野村敏京の6名が出場します。
世界ランキングは9月5日時点
クローガー・クイーン・シティ・チャンピオンシップ 開催会場
【アメリカ・オハイオ州シンシナティ】
ケンウッド・カントリークラブ(Kenwood Country Club)
コース | Yardage | Par |
ケンデール・コース (Kendale Course) |
6,515 | 72 |
アメリカ・オハイオ州シンシナティにあるケンウッド・カントリークラブは、かつて世界最長のつり橋として知られていたジョン・A・ローブリング橋やMLB最古の球団「シンシナティ・レッズ」のホームスタジアムでもあるグレート・アメリカン・ボール・パーク、桜と共に美しい景色が魅力的なエデン・パークなど、歴史的な文化が集うシンシナティの中心地から北東に位置し、1930年にビル・ディデルによって設計されたエメラルド・クラブであり、〈ケンデール・コース〉と〈ケンビュー・コース〉で構成された36ホールのプライベートコースです。
〈ケンデール・コース〉
1930年にウィリアム・ディッデルによって設計され、2021年にフライ/ストラカ・ゴルフコース・デザイン・チームによって改修された自然の景観に溶け込んだ繊細で美しいコースとなっています。
〈ケンビュー・コース〉
ケンデール・コースとは対照的に雄大で高低差があり、狭いフェアウェイと厳しいグリーンが特徴的なショット力が試されるコースとなっています。
オープンから僅か3年後の1933年に全米アマチュアを主催し、1954年にウェスタン・オープン、1963年には全米女子オープンを開催しています。
【特徴のあるホール】
・18番Par4:距離のあるタフなフィニッシングホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:ポアナ/ベントグラス
・ラフ:ポアナ/ブルーグラス/ターフ・タイプ・フェスキュー
・グリーン:ポアナ/ベントグラス
クローガー・クイーン・シティ・チャンピオンシップ スケジュール
2022年9月8日(木)~9月11日(日)
9月08日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
9月09日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
9月10日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
9月11日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
クローガー・クイーン・シティ・チャンピオンシップ 賞金
【賞金総額】
$1,750,000
【優勝賞金 】
$262,500
※全選手の獲得賞金は大会終了後に下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載します。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した144名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2022年9月5日時点
ミンジー・リー(Minjee Lee)
国籍:オーストラリア
生年月日:1996年5月27日(26歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:1勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2012年に全米女子ジュニア優勝、2013年に全豪女子アマチュアを獲得すると、2014年にはアマチュアとしてALPGAツアー「オーツ・ビクトリアン・オープン」で優勝、同年に行われたメジャー・トーナメント「クラフト・ナビスコ選手権」でローアマチュアの獲得とマーク H.マコーマック・メダルの受賞、更に「初代インターナショナル・クラウン」で唯一のアマチュアとして出場するなどアマチュア時代から活躍し、2014年9月にプロに転向すると世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、8年目のシーズンを迎えます。
ツアー・ルーキーとして臨んだ2015年シーズンの「Kingsmill Championship Presented by JTBC」でいきなり優勝を飾ると、29試合で優勝1回を含むトップ10入り7回、トップ25入り19回、予選落ち5回と素晴しい成績を残しました。
その後もコンスタントに優勝を積み重ねる中、2021年シーズンの「The Amundi Evian Championship」でメジャー初優勝。2022年シーズン5月30日時点でメジャー・トーナメント1勝(2021年)を含むLPGAツアー通算7勝という成績を残し、世界トップクラスのプレーヤーに駆け上がりました。
ショット力とショートゲーム、パッティングまで安定感抜群のクオリティの高さと、爆発力を持ち合わせている世界トップクラスのプレーヤーと言えるでしょう。
2021年シーズンは、平均飛距離41位(262.71y)フェアウェイキープ率62位(74.41%)パーオン率17位(74.71%)平均パット69位(30.17)1ラウンドあたりの平均スコア22位(70.32)と全体的な数値は良くありませんでしたが、メジャー初優勝を含むトップ10入り7回という成績を残しています。
2022年シーズンは16試合に出場し、優勝2回を含むトップ10入り6回、トップ25入り12回を記録、2022年9月5日時点でCMEポイントランキング、賞金ランキングともに1位に立っています。
直近の2試合では良い結果が出ていませんが、新規大会で調子を戻せるかが優勝へのカギとなるでしょう。
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
国籍:日本
生年月日:1999年1月13日(23歳)
身長:157.5cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2015年と2016年のIMGアカデミー・世界ジュニア選手権で日本人初の2連覇を達成し、2016年の日本女子オープンで優勝、JLPGAのメジャー選手権で史上初のアマチュアで最年少18歳のチャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、6年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Walmart NW Arkansas Championship presented by P&G」でトーナメント・レコードの通算21アンダーでツアー初優勝を飾ると、年間2勝をあげる活躍を見せ、獲得賞金も100万ドルを超えました。
その後、2019年シーズンには、「Kia Classic」でツアー3勝目、2021年シーズンも2勝を飾り、LPGAツアー通算5勝をあげるものの、2018年の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」と2021年の「全米女子オープン」でともにプレーオフで敗れるなど、メジャータイトルには、惜しくも手が届いていません。
ショットの前に小刻みにジャンプする独特のルーティンを持ち、ショートゲームとパッティングのクオリティの高さが持ち味です。一方でショットには課題が残っています。
2021年シーズンは、平均飛距離53位(260.67y)パーオン率49位(71.61%)平均パット26位(29.70)とショット・パッティングともに上位ではなく、1ラウンドあたりの平均スコア25位(70.46)だったものの、優勝2回と全米女子オープンでもプレーオフを戦うなど、5月以降は内容も良くなっていました。
2022年シーズンは19試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り7回、トップ25入り15回とここにきて安定感のあるプレーを見せています。
前週も7位タイと好調を維持して迎える新規大会の初代チャンピオンに期待がかかります。
古江 彩佳(Ayaka Furue)
国籍:日本
生年月日:2000年5月27日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
ナショナル・チームで腕を磨き、2019年の富士通レディースで優勝、JLPGAツアー史上7人目のアマチュア・チャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後も2019年1回、2020年3回、2021年3回とJLPGAツアーで7勝を挙げ、統合された2020-2021シーズンには「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝く活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。
初出場となった2020年シーズンの「全米女子オープン」では予選落ちを喫したが、2021年シーズンに行われた2つのメジャー・トーナメント「AIG全英女子オープン」と「アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」では、それぞれ20位タイとキャリア最高の4位に入っています。
その後、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を7位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。
フェアウェイを外さない正確なティーショットと安定感のあるショートアイアン、そして最大の持ち味は、パッティングのクオリティの高さと言えるでしょう。
2021年シーズンの詳細データはありません。
2022年シーズンは19試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り2回、トップ25入り7回と安定感のあるプレーを続けています。
直近の2試合では上位には絡んでいませんが、安定した結果を残しているだけにLPGAツアー2勝目が期待されます。
渋野 日向子(Hinako Shibuno)
国籍:日本
生年月日:1998年11月15日(23歳)
身長:167.0cm
体重:62.0kg
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:1勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2018年にプロ転向、翌年(2019年)には、LPGA日本ツアーで「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2021年シーズンを終えてLPGA日本ツアーで6勝を挙げる活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。
ハイライトとなったのは、2019年の「AIG Women’s British Open」で海外メジャー・トーナメント初優勝。これは1977年の「KPMG Women’s PGA Championship」で優勝した樋口久子に次いで日本人2人目の快挙であり、2014年の「Amundi Evian Championship」で優勝したキム・ヒョージュに次いで、この10年でメジャー・デビューで優勝した2人目のプレーヤーです。
直後にLPGAツアーメンバーには加わらず、その後はスポット参戦を繰り返しながら、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を20位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。
トップの位置が低いコンパクトなテイクバックから安定感のあるショットと強気なパッティングが持ち味と言えるでしょう。
2021年シーズンの詳細データはありません。
2022年シーズンは、15試合に出場し、トップ10入り4回、トップ25入り4回とまずまずの結果を残しています。
前週も予選落ちを喫するなど、直近の6試合で4回の予選落ちと中々結果が出ていない状況の中でどの様なプレーを見せるのか注目されます。
笹生 優花(Yuka Saso)
国籍:日本
生年月日:2001年6月20日(21歳)
身長:166.0cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:1勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2018年のアジアン・ゲームズ(アジア大会)にフィリピン代表の一員として出場し、ゴールド・メダルを獲得。翌年の2019年には、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア・ゴルフ選手権で3位タイに入り、ガールズ・ジュニアPGAチャンピオンシップでは優勝を飾るなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後の2020年には、JLPGAツアーで2勝を挙げる活躍を見せています。
その後、キム・アリム(2020年 全米女子オープン)、ソフィア・ポポフ(2020年 AIG全英女子オープン)、渋野日向子(2019年 AIG全英女子オープン)に続き、3年ぶりに非会員として、2021年の「全米女子オープン」でメジャー・トーナメント優勝という快挙を達成、LPGAツアー初勝利を飾り、これを機に、2021年シーズン途中から世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、2年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアーに本格参戦してからは、4回のトップ10フィニッシュを飾るなど、安定した成績を残しています。
身長は決して大きくないが、平均飛距離270ヤードを超える力強いティーショットと深いラフからでも方向性を出せる正確なアイアンショット、ショートゲームの多彩さなど高いレベルのゴルフを見せています。
2021年シーズンは、平均飛距離12位(271.95y)平均パット7位(29.09)サンドセーブ率1位(63.64%)1ラウンドあたりの平均スコア4位(69.36)と特徴が活かされた数値となっており、最終戦のCMEグループ・ツアーチャンピオンシップにも出場、賞金ランキングも6位、世界ランキングではトップ10に入るなど、素晴しい活躍を見せています。
2022年シーズンは18試合に出場し、トップ10入り2回、予選落ち7回とあまり結果が出ていない中、フェアウェイキープ率が133位、パーオン率が75位とショットに苦労している印象があります。
前週の38位タイで連続予選落ちは回避出来たものの、まだまだ調子が上がってこない中、今大会で復調の兆しが見えてくることに期待したい。
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
クローガー・クイーン・シティ・チャンピオンシップのテレビ放送
【BS放送】WOWOWが第2ラウンド生中継放送!!
【動画配信】WOWOWオンデマンドで第1ラウンドを先行ライブ配信、第2ラウンド以降を同時配信!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!
【BS放送】WOWOW
第2ラウンド生中継!! ※日本時間
WOWOWプライム:191ch
WOWOWライブ:192ch
生:生中継
9月9日(金) 第1日
16:00~19:15
WOWOWライブ
9月10日(土) 第2日
05:00~08:15
WOWOWプライム 生
9月11日(日) 第3日
06:15~09:45
WOWOWライブ
9月12日(月) 第4日 (最終日)
06:15~09:00
WOWOWプライム
【動画配信】WOWOWオンデマンド
WOWOWオンデマンド:予選ラウンドライブ配信
・9月9日(金) 05:00~08:14 先行ライブ配信
・9月8日(木) 21:40~27:10 専用カメラ(渋野日向子、畑岡奈紗、古江彩佳)
・9月10日(土) 05:00~08:14 同時配信
・9月10日(土) 02:40~07:59 専用カメラ(渋野日向子、畑岡奈紗、古江彩佳)
・9月11日(日) 06:15~09:34 同時配信
・9月11日(日) 00:15~05:55 専用カメラ(古江彩佳、畑岡奈紗)
・9月12日(月) 06:15~09:09 同時配信
・9月11日(日) 20:25~25:49 専用カメラ(古江彩佳、畑岡奈紗)
※日本人選手の専用カメラによる配信、見逃し配信についてはWOWOW公式サイトをご覧ください。
【動画配信】GOLFTV
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
9月9日(金) 第1日
05:00~08:00
9月10日(土) 第2日
05:00~08:00
9月11日(日) 第3日
03:00~06:00
9月12日(月) 第4日 (最終日)
03:00~06:00
クローガー・クイーン・シティ・チャンピオンシップ 試合結果
コース | Yardage | Par |
ケンデール・コース (Kendale Course) |
6,515 | 72 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:14(21:14)
渋野日向子/M.ジュタヌガーン/P.タヴァタナキット
08:36(21:36)
笹生優花/B.アルトマーレ/S.シューベルト
08:47(21:47)
畑岡奈紗/P.アナナルカルン/古江彩佳
12:52(01:52)
野村敏京/S.ヌーティネン/A.オルソン
13:36(02:36)
J.コルダ/A.ティティクル/L.トンプソン
13:47(02:47)
A.ブハイ/D.カン/J.クプチョ
14:20(03:20)
上原彩子/S.ビラウビ/ヤン・ジン
10番ホールスタート
08:36(21:36)
B.M.ヘンダーソン/ミンジー・リー/P.クリーマー
08:47(21:47)
L.マグワイア/S.ルイス/キム・セヨン
13:14(02:14)
J.シン/K.タン/チェ・ヘジン
13:25(02:25)
キム・ヒョージュ/ウェイリン・スー/アン・ナリン
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月8日(木)の07:30だと日本時間9月8日(木)の20:30あたり、現地時間9月8日(木)の14:31だと日本時間9月9日(金)の03:31になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | リン・シユ | -8 | 64 |
2 | 畑岡 奈紗 | -7 | 65 |
T3 | サラ・ケンプ | -6 | 66 |
キム・アリム | -6 | 66 | |
T5 | アタヤ・ティティクル | -5 | 67 |
チェ・ヘジン | -5 | 67 | |
キャサリン・ペリー=ハムスキー | -5 | 67 | |
ジャスミン・スワンナプラ | -5 | 67 | |
キム・セヨン | -5 | 67 | |
モリヤ・ジュタヌガーン | -5 | 67 | |
T19 | 古江 彩佳 | -3 | 69 |
T46 | 上原 彩子 | -1 | 71 |
野村 敏京 | -1 | 71 | |
T83 | 笹生 優花 | +1 | 73 |
渋野 日向子 | +1 | 73 |
【詳細】
畑岡 奈紗
8バーディ、1ボギー(65)
古江 彩佳
4バーディ、1ボギー(69)
上原 彩子
3バーディ、1ダブルボギー(71)
野村 敏京
4バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(71)
笹生 優花
2バーディ、3ボギー(73)
渋野 日向子
3バーディ、1ボギー、1トリプルボギー(73)
09時00分時点での天候は晴れ、気温14.0℃、湿度98%、風速0.6m/s(北北東)というコース・コンディションの中、144名による予選ラウンド1日目が行われた。
プリファード・ライが適用された予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、世界ランキング34位でLPGAツアー初優勝を目指す中国の26歳リン・シユ。
出だしの10番Par4から3連続バーディと絶好のスタートを切ったリン・シユは、14番Par3と15番Par5でも連続バーディ。更に18番Par4でもバーディを奪い、最高の形で前半を終えると、折り返した3番Par3と4番Par5でも連続バーディ。7番Par4で3パットのボギーを叩くものの、続く8番Par3でグリーン右サイドからパターで直接決めてバウンスバックに成功するなど、ほぼ完璧なプレーを見せ、フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(23)の9バーディ、1ボギー(64)でラウンド、8アンダー・単独トップで初日を終えた。
4番Par5で3打目をピンハイにつけバーディ先行のスタートを切った畑岡奈紗は、長めのパットを決めた7番と奥の傾斜を利用してピンハイにつけた9番のPar4でバーディを奪うと、長めのパットを決めた11番Par3と3打目をピンそばにつけた12番Par5で連続バーディ。13番Par4でティーショットを左に曲げるミスからボギーを叩いたものの、14番Par3と15番Par5、そして16番Par4といずれもミドルパットを決めて3連続バーディ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率88.89% (16/18)、パット数(27)と安定したショットと好調なパッティングがかみ合ったプレーで8バーディ1ボギー(65)でラウンド、トップと1打差の7アンダー・単独2位と好位置で初日を終えた。
トップと2打差の3位タイには、LPGAツアー初優勝を目指すサラ・ケンプと2020年「全米女子オープン」以来となるLPGAツアー2勝目を目指すキム・アリムが6アンダーで並んだ。
トップと3打差の5位タイには、LPGAツアー1勝のアタヤ・ティティクルと今季予選落ちなしと抜群の安定感を見せているチェ・ヘジンのルーキー・オブ・ザ・イヤー最有力候補の2名を含む6名が5アンダーで並んだ。
出だしの1番Par4でティーショットをバンカーに打ち込むミスをきっかけにボギー先行のスタートとなった古江彩佳だったが、距離のある右に曲がるラインを読み切った3番Par3でバウンスバックに成功すると、見事なバンカーショットを見せた6番Par4を含む5ホールをパーで通過し迎えた9番Par4で2打目をピンハイにつけバーディ。その後、折り返した13番と17番のPar4でともにミドルパットを決めてバーディとスコアを伸ばしてフィニッシュ。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(28)の4バーディ、1ボギー(69)でラウンド、3アンダー・19位タイで初日を終えた。
LPGAツアー復帰2戦目となった上原彩子は、2番Par5でダブルボギーとスタートからつまずいたものの、その後はパープレーを続ける中、9番Par4で2打目をピンそばにつけ最初のバーディを奪うと、折り返した10番Par4と11番Par3でもピンそばにつけて連続バーディ。スコアを1アンダーにすると、その後は7ホールをパーでホールアウト。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(30)の3バーディ、1ダブルボギー(71)でラウンド、1アンダー・46位タイで初日を終えた。
4番Par5でダブルボギーとスタートからつまずいた野村敏京は、折り返した11番Par3で最初のバーディを奪うと、2打目をピンそばにつけた13番Par4とミドルパットを決めた14番Par3で連続バーディ。16番Par4で2打目を左に大きく曲げ、3打目のミスからボギーを叩くものの、17番Par4で2打目をピンそばにつけバウンスバックに成功するなど、フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(28)の4バーディ、1ボギー、1ダブルボギー(71)でラウンド、1アンダー・46位タイで初日を終えた。
2番Par5でボギー先行のスタートとなった笹生優花は、折り返した10番Par4で最初のバーディを奪うものの、11番Par3でボギー。13番Par4でバーディを奪うものの、最終18番Par4でボギーと終始、波に乗れずホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率50.00% (9/18)、パット数(27)の2バーディ、3ボギー(73)でラウンド、1オーバー・83位タイで初日を終えた。
4番Par5でミドルパットを決めてバーディ先行のスタートを切った渋野日向子だったが、7番Par4でグリーン手前からのアプローチがグリーンオーバー、4オンするものの、短いパットを外すなど3パットのトリプルボギー。更に折り返した11番Par3でもグリーン奥からのバンカーショットをよせきれずボギーとするものの、15番Par5で3打目をピンそばにつけタップインバーディを奪うと、17番Par4でもグリーン手前から強めにヒットされたアプローチが直接決まる運にも助けられてバーディ。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(29)の3バーディ、1ボギー、1トリプルボギー(73)でラウンド、1オーバー・83位タイで初日を終えた。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:14(21:14)
J.シン/K.タン/チェ・ヘジン
08:25(21:25)
キム・ヒョージュ/ウェイリン・スー/アン・ナリン
08:36(21:36)
L.サラス/イ・ジョンウン6/リン・シユ
13:36(02:36)
B.M.ヘンダーソン/ミンジー・リー/P.クリーマー
13:47(02:47)
L.マグワイア/S.ルイス/キム・セヨン
10番ホールスタート
07:52(20:52)
野村敏京/S.ヌーティネン/A.オルソン
08:36(21:36)
J.コルダ/A.ティティクル/L.トンプソン
08:47(21:47)
A.ブハイ/D.カン/J.クプチョ
09:20(22:20)
上原彩子/S.ビラウビ/ヤン・ジン
13:14(02:14)
渋野日向子/M.ジュタヌガーン/P.タヴァタナキット
13:25(02:25)
A.ジュタヌガーン/チェラ・チョイ/キム・アリム
13:36(02:36)
笹生優花/B.アルトマーレ/S.シューベルト
13:47(02:47)
畑岡奈紗/P.アナナルカルン/古江彩佳
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月9日(金)の07:30だと日本時間9月9日(金)の20:30あたり、現地時間9月9日(金)の14:31だと日本時間9月10日(土)の03:31になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | イ・ジョンウン6 | -13 | 63 |
2 | リン・シユ | -12 | 68 |
3 | アリー・ユーイング | -11 | 64 |
T4 | マリア・ファッシ | -10 | 66 |
サラ・ケンプ | -10 | 68 | |
T6 | メーガン・カン | -9 | 66 |
アンドレア・リー | -9 | 66 | |
アリヤ・ジュタヌガーン | -9 | 67 | |
キム・アリム | -9 | 69 | |
畑岡 奈紗 | -9 | 70 | |
T26 | 古江 彩佳 | -4 | 71 |
T61 | 笹生 優花 | -1 | 70 |
上原 彩子 | -1 | 72 | |
T99 | 野村 敏京 | +2 | 75 |
T113 | 渋野 日向子 | +3 | 74 |
【詳細】
畑岡 奈紗
2バーディ(70)
古江 彩佳
3バーディ、2ボギー(71)
笹生 優花
5バーディ、3ボギー(70)
上原 彩子
3バーディ、3ボギー(72)
野村 敏京
2バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(75)
渋野 日向子
1バーディ、3ボギー(74)
予選CUTライン:-1
渋野日向子、野村敏京、J.クプチョ、ミンジー・リー、キム・ヒョージュ、P.タヴァタナキット、L.トンプソンは予選落ちとなりました。
14時00分時点での天候は晴れ、気温29.0℃、湿度53%、風速2.8m/s(南東)というコース・コンディションの中、143名(1名棄権)による予選ラウンド2日目が行われた。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、世界ランキング43位で2019年の「全米女子オープン」以来となるLPGAツアー2勝目を目指す韓国の26歳イ・ジョンウン6。
2番Par5でバーディ先行のスタートを切ったイ・ジョンウン6は、5番Par4でバーディを奪い、勢いに乗ると、7番Par4から4連続バーディ。更に12番Par5で距離のあるバーディパットを決めると、ティーショットをピンそばにつけた14番Par3と左右に曲がる複雑なラインを読み切った16番Par4でもバーディ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パット数(23)とほぼ完璧なプレーでボギーフリーでトーナメント・レコードとなる9バーディ(63)をマーク、通算13アンダー・単独トップで決勝ラウンド進出を決めた。
トップと1打差の単独2位には、初日単独トップに立ち、2日目もショット・パッティングともに安定感抜群のプレーを見せたリン・シユがボギーフリーとなる4バーディ(68)でラウンド、通算12アンダーでつけた。
トップと2打差の単独3位には、2番Par5から6連続バーディを奪うなど、9バーディ、1ボギー(64)とスコアを8つ伸ばしたアリー・ユーイングがLPGAツアー3勝目に向けて好位置で2日目を終えた。
トップと1打差の単独2位からスタートした畑岡奈紗は、12番、13番、14番とチャンスを活かせず迎えた16番Par4でラフからの2打目をピンそばにつけバーディを奪うと、折り返した4番Par5でも3打目をピンそばにつけバーディ。その後は6番Par4のピンチや上がりの9番Par4のチャンスを共にパーでホールアウトするなど、スコアを伸ばせずフィニッシュ。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(29)のボギーフリーとなる2バーディ(70)でまとめ、通算9アンダー・6位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
14番Par3と16番Par4でともにピンそばにつけバーディとスコアを伸ばして前半を折り返した古江彩佳だったが、1番Par4で2打目をグリーン左サイドに外すミスからアプローチもよせられずボギーと叩くと、2打目をピンそばにつけた6番Par4でバーディを奪ったものの、8番Par3で3打目のアプローチのミスからボギーを叩くなど、後半はスコアを1つ落としホールアウト。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(27)の3バーディ、2ボギー(71)とスコアを1つ伸ばし、通算4アンダー・26位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
10番、13番、16番でバーディと好スタートを切った笹生優花は、18番Par4でボギーを叩いたものの、折り返した2番と4番のPar5でバーディ。その後、5番Par4と8番Par3でボギーを叩くなど、終盤スコアを落としたものの、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(29)の5バーディ、3ボギー(70)とスコアを2つ伸ばし、通算1アンダー・61位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
10番Par4でバーディと幸先の良いスタートを切った上原彩子は、13番とバンカーからの3打目をよせきれなかった16番、そして折り返した1番と3つのPar4でボギーを叩いたものの、2番Par5でバウンスバックに成功。更に上りの9番Par4でもバーディを奪い、ホールアウト。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(31)の3バーディ、3ボギー(72)でまとめ、通算1アンダー・61位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
13番Par4でボギー、続く14番Par3でダブルボギーと序盤で大きくつまずいた野村敏京は、17番と18番のPar4でも連続ボギー。折り返してからはパープレーを続け、終盤の7番Par4と8番Par3で連続バーディを奪ったものの、フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(31)の2バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(75)と前半の5オーバーが響き、通算2オーバー・99位タイで4大会連続の予選落ちとなった。
3パットの10番Par4と3打目のアプローチをオーバーした11番Par3で連続ボギーと出だしからつまずいたスタートとなった渋野日向子は、15番Par5でもティーショットから2打目とラフを渡り歩き、4打目のアプローチもよせられずボギー。その後もチャンスでパットが決まらずと苦しいラウンドが続く中、11ホールをパーで通過し迎えた上りの9番Par4で2打目をピンそばにつけタップインバーディでホールアウトしたものの、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(33)の1バーディ、3ボギー(74)とスコアを2つ落とし、通算3オーバー・113位タイで2大会連続の予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:晴れ時々くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:33(20:33)
上原彩子/J.シン
08:04(21:04)
笹生優花/ルイシン・リュー/C.ダニエルソン
10:05(23:05)
H.グリーン/古江彩佳/カン・ヘジ
11:22(00:22)
畑岡奈紗/A.イン/A.ノルドクビスト
11:33(00:33)
アンドレア・リー/A.ジュタヌガーン/キム・アリム
11:44(00:44)
M.ファッシ/S.ケンプ/M.カン
11:55(00:55)
イ・ジョンウン6/リン・シユ/A.ユーイング
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月10日(土)の07:24だと日本時間9月10日(土)の20:24あたり、現地時間9月10日(土)の11:55だと日本時間9月11日(日)の00:55になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | アリー・ユーイング | -16 | 67 |
2 | マリア・ファッシ | -15 | 67 |
3 | リン・シユ | -14 | 70 |
T4 | メーガン・カン | -12 | 69 |
アリヤ・ジュタヌガーン | -12 | 69 | |
サラ・ケンプ | -12 | 70 | |
イ・ジョンウン6 | -12 | 73 | |
8 | キム・アリム | -11 | 70 |
9 | アンドレア・リー | -10 | 71 |
T10 | ブルック・ヘンダーソン | -9 | 69 |
アン・ナリン | -9 | 69 | |
アンナ・ノルドクビスト | -9 | 70 | |
T30 | 古江 彩佳 | -4 | 72 |
畑岡 奈紗 | -4 | 77 | |
T50 | 笹生 優花 | -2 | 71 |
上原 彩子 | -2 | 71 |
【詳細】
古江 彩佳
3バーディ、3ボギー(72)
畑岡 奈紗
1バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(77)
笹生 優花
5バーディ、4ボギー(71)
上原 彩子
2バーディ、1ボギー(71)
11時00分時点での天候は晴れ、気温24.0℃、湿度73%、風速1.7m/s(南東)というコース・コンディションの中、75名(1名棄権)による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて単独トップに立ったのは、世界ランキング52位で2021年「Bank of Hope LPGA Match-Play Hosted by Shadow Creek」以来、約1年3か月ぶりのLPGAツアー3勝目を目指すアメリカの29歳アリー・ユーイング。
1番Par4と2番Par5で連続バーディの好スタートを切ったアリー・ユーイングは、4番Par5でも3打目をピンハイにつけバーディ。その後はパープレーを続け、スコアを3つ伸ばして折り返し迎えた10番Par4であわやイーグルかと思われる2打目のスーパーショットでタップインバーディを奪うと、ともに3打目をピンそばにつけた12番と15番のPar5でもバーディ。最終18番Par4で3打目のアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率88.89% (16/18)、パット数(29)と安定したプレーで6バーディ、1ボギー(67)でラウンド、通算16アンダー・単独トップで3日目を終えた。
トップと1打差の単独2位には、序盤からスコアを伸ばし、15番Par5では3打目のアプローチを直接決めてイーグルを奪ったマリア・ファッシが通算15アンダーでつけた。
トップと2打差の単独3位には、初日から安定したプレーを続けているLPGAツアー初優勝を目指すリン・シユ、単独トップからスタートしたイ・ジョンウン6はスコアを1つ落とし、通算12アンダー・4位タイに後退した。
3番Par3で距離のあるバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切った古江彩佳は、4番Par5でグリーン手前から4打目のアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、1オン可能な7番Par4でアプローチを確実によせてバーディ。前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半に入り、11番Par3でボギーを叩くと、3打目をピンそばにつけた12番Par5でバーディを奪ったものの、13番Par4で3パットのボギーと一転、スコアを1つ落としてホールアウト。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(30)の3バーディ、3ボギー(72)でラウンド、通算4アンダー・30位タイで3日目を終えた。
予選ラウンドを好位置で通過した畑岡奈紗だったが、3番Par3でグリーン奥からのアプローチをよせきれずボギーを叩くと、6番Par4ではフリンジから3パットのボギーと序盤からスコアを崩す展開を強いられる中、9番Par4で距離のあるバーディパットを決めて折り返したものの、10番Par4でバンカーからの3打目をよせきれずボギー。更に12番Par5でフェアウェイからの2打目をグリーン右サイドの池に打ち込み、4打目のミスから5打目のアプローチもよせきれずダブルボギーを叩くと、15番Par5でもフェアウェイバンカーに打ち込んだティーショットのミスから2打目もバンカーの縁に当てて4オン2パットのボギーと後半は大きくスコアを落とし、ホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(33)の1バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(77)でラウンド、通算4アンダー・30位タイと順位を落として3日目を終えた。
3番Par3でバンカーからの2打目をよせきれずボギースタートとなった笹生優花は、4番Par5でミドルパットを決めてバウンスバックに成功すると、6番と7番のPar4で連続バーディ。前半スコアを2つ伸ばして折り返したものの、後半は10番Par4でバーディ、11番Par3と12番Par5で連続ボギー、13番Par4でバーディと出入りの激しい展開から最終18番Par4でもボギーとスコアを1つ落とし、ホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(30)の5バーディ、4ボギー(71)でラウンド、通算2アンダー・50位タイで3日目を終えた。
2日目の上がり9番Par4でのバーディによって予選を通過した上原彩子は、4番Par5でボギーが先行するものの、1オン可能な7番Par4でラフからの2打目をピンハイにつけバーディ。その後、スコアを伸ばせない展開が続く中、14番Par3でバーディを奪うなど、スコアを1つ伸ばしてホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率55.56% (10/18)、パット数(27)の2バーディ、1ボギー(71)でラウンド、通算2アンダー・50位タイで3日目を終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:くもり時々雨
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:41(20:41)
リウ・ユ/H.グリーン/古江彩佳
09:09(22:09)
B.M.ヘンダーソン/アン・ナリン/A.ノルドクビスト
09:20(22:20)
イ・ジョンウン6/キム・アリム/アンドレア・リー
09:31(22:31)
M.カン/A.ジュタヌガーン/S.ケンプ
09:42(22:42)
A.ユーイング/M.ファッシ/リン・シユ
10番ホールスタート
07:30(20:30)
畑岡奈紗/L.コフリン/アリソン・リー
08:03(21:03)
M.ジュタヌガーン/笹生優花/L.ソブロン・ガルメス
08:14(21:14)
L.サラス/上原彩子/J.シン
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間9月11日(日)の07:30だと日本時間9月11日(日)の20:30あたり、現地時間9月11日(日)の09:42だと日本時間9月11日(日)の22:42になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | アリー・ユーイング | -22 | 66 |
2 | リン・シユ | -21 | 65 |
3 | マリア・ファッシ | -16 | 71 |
4 | イ・ジョンウン6 | -14 | 70 |
T5 | マリナ・アレックス | -13 | 67 |
アンドレア・リー | -13 | 69 | |
キム・アリム | -13 | 70 | |
8 | サラ・ケンプ | -12 | 72 |
9 | アタヤ・ティティクル | -11 | 69 |
T10 | ジェシカ・コルダ | -10 | 66 |
モルガン・メトロー | -10 | 70 | |
メーガン・カン | -10 | 74 | |
アリヤ・ジュタヌガーン | -10 | 74 | |
T20 | 畑岡 奈紗 | -7 | 69 |
T33 | 笹生 優花 | -5 | 69 |
T42 | 上原 彩子 | -3 | 71 |
T58 | 古江 彩佳 | E | 76 |
【詳細】
畑岡 奈紗
6バーディ、3ボギー(69)
笹生 優花
4バーディ、1ボギー(69)
上原 彩子
3バーディ、2ボギー(71)
古江 彩佳
1バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(76)
12時00分時点での天候はくもり、気温24.0℃、湿度77%、風速3.1m/s(南南西)というコース・コンディションの中、75名による決勝ラウンド最終日が行われた。
硬くて速いグリーンに各選手が手こずる中、リン・シユとの一騎打ちとなった優勝争いを制したのは、LPGAツアー2勝を誇るアリー・ユーイング。
出だしからスコアを伸ばせず、7番Par4を終えてリン・シユにトップを明け渡したアリー・ユーイングだったが、9番Par4で距離のあるバーディパットを決めてトップに並ぶと、バンカーからの3打目をよせた12番Par5と2打目をピン奥につけた13番Par4、ともにティーショットと3打目をピンそばにつけた14番Par3と15番Par5、そして2打目をピンハイにつけた16番Par4で圧巻の5連続バーディ。終盤リン・シユに1打差まで迫られるものの、17番と最終18番のPar4のピンチをパーで凌ぎホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率94.44% (17/18)、パット数(29)と安定感抜群のプレーでボギーフリーとなる6バーディ(66)でラウンド、通算22アンダーで逃げ切り、2021年「Bank of Hope LPGA Match-Play Hosted by Shadow Creek」以来、約1年3か月ぶりのLPGAツアー3勝目を飾ると共に初代チャンピオンに輝いた。
3番Par3と4番Par5で連続バーディの好スタートを切ったリン・シユは、7番Par4でバーディを奪い、単独トップに立つと、9番Par4で並ばれたものの、左に曲がるラインを読み切った12番Par5と2打目をピンそばにつけた13番Par4で連続バーディ。その後、5連続バーディを奪ったアリー・ユーイングに2打差をつけられる展開を強いられる中、16番と最終18番のPar4でともにミドルパットを決めてバーディを奪うなど粘りを見せ、フェアウェイキープ率100.00% (14/14)、パーオン率88.89% (16/18)、パット数(27)のボギーフリーとなる7バーディ(65)と素晴らしいラウンドを行ったものの、1打及ばず、通算21アンダー・単独2位でホールアウト。LPGAツアー初優勝は成らなかった。
10番Par4からスタートした畑岡奈紗は、ともにミドルパットを決めた12番Par5と14番Par3でバーディを先行させると、18番Par4で3打目をよせられずボギーを叩いたものの、折り返した1番Par4で距離のある右に曲がるラインを読み切りバーディ。更にティーショットをピンそばにつけた3番Par3と下りの左に曲がるラインを読み切った5番Par4でもバーディ。その後、グリーン奥からのアプローチをよせきれなかった6番Par4でボギーを叩くと、8番Par3でミドルパットを決めてバーディを奪うものの、上りの9番Par4でラフに打ち込んだティーショットのミスからボギーと終盤はスコアを落としたものの、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(27)の6バーディ、3ボギー(69)とスコアを3つ伸ばしてホールアウト。通算7アンダー・20位タイで4日間のトーナメントを終えた。
出だしの10番Par4でバーディ先行のスタートを切った笹生優花は、14番Par4でもバーディを奪うと、折り返した2番Par5でもバーディを奪い、順調にスコアを伸ばす中、3番Par3でボギーを叩いたものの、7番Par4でバーディ。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(28)の4バーディ、1ボギー(69)とスコアを3つ伸ばしてホールアウト。通算5アンダー・33位タイで4日間のトーナメントを終えた。
12番Par5と16番Par4でバーディ先行のスタートを切った上原彩子は、18番Par4と折り返した4番Par5でボギーを叩き、スコアがスタート時まで戻るものの、上りの9番Par4でバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(29)の3バーディ、2ボギー(71)でラウンド、通算3アンダー・42位タイで4日間のトーナメントを終えた。
2番Par5での3パット、ともにアプローチをよせられなかった3番Par3と4番Par5で3連続ボギーと出だしから大きくつまずいたスタートとなった古江彩佳は、その後もスコアを伸ばせない展開が続く中、14番Par3でティーショットをピンそばにつけバーディを奪うものの、16番Par4でフェアウェイからの2打目をグリーン手前のバンカーに打ち込むと、法面から出すだけとなり、4オン2パットのダブルボギー。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(32)と硬くて速いグリーンに苦労し、1バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(76)とスコアを崩し、通算イーブンパー・58位タイで4日間のトーナメントを終えた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREEN IN REG
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
PPR:PUTTS PER ROUND
(ラウンドあたりのパット数)
1位
アリー・ユーイング(Ally Ewing)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
280.0y | 27 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
83.33% (15/18) |
261.0y | 25 |
ROUND3 | 92.86% (13/14) |
88.89% (16/18) |
277.0y | 29 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
94.44% (17/18) |
278.0y | 29 |
TOTAL | 82.14% (46/56) |
83.33% (60/72) |
274.0y | 27 |
2位
リン・シユ(Xiyu Lin)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 92.86% (13/14) |
72.22% (13/18) |
275.0y | 23 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
83.33% (15/18) |
248.0y | 29 |
ROUND3 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
274.0y | 31 |
ROUND4 | 100.00% (14/14) |
88.89% (16/18) |
275.0y | 27 |
TOTAL | 92.86% (52/56) |
81.94% (59/72) |
268.0y | 27 |
3位
マリア・ファッシ(Maria Fassi)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
66.67% (12/18) |
297.0y | 26 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
77.78% (14/18) |
308.0y | 26 |
ROUND3 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
298.0y | 28 |
ROUND4 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
300.0y | 29 |
TOTAL | 78.57% (44/56) |
73.61% (53/72) |
300.0y | 27 |
20位タイ
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
88.89% (16/18) |
273.0y | 27 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
247.0y | 29 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
61.11% (11/18) |
283.0y | 33 |
ROUND4 | 78.57% (11/14) |
66.67% (12/18) |
270.0y | 27 |
TOTAL | 78.57% (44/56) |
72.22% (52/72) |
268.0y | 29 |
33位タイ
笹生 優花(Yuka Saso)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
50.00% (9/18) |
281.0y | 27 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
288.0y | 29 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
293.0y | 30 |
ROUND4 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
291.0y | 28 |
TOTAL | 76.79% (43/56) |
66.67% (48/72) |
288.0y | 28 |
42位タイ
上原 彩子(Ayako Uehara)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
72.22% (13/18) |
244.0y | 30 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
61.11% (11/18) |
228.0y | 31 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
55.56% (10/18) |
261.0y | 27 |
ROUND4 | 92.86% (13/14) |
66.67% (12/18) |
251.0y | 29 |
TOTAL | 83.93% (47/56) |
63.89% (46/72) |
246.0y | 29 |
58位タイ
古江 彩佳(Ayaka Furue)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 92.86% (13/14) |
72.22% (13/18) |
272.0y | 28 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
61.11% (11/18) |
233.0y | 27 |
ROUND3 | 85.71% (12/14) |
66.67% (12/18) |
256.0y | 30 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
61.11% (11/18) |
253.0y | 32 |
TOTAL | 85.71% (48/56) |
65.28% (47/72) |
253.0y | 29 |
99位タイ(予選カット)
野村 敏京(Haru Nomura)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
72.22% (13/18) |
235.0y | 28 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
61.11% (11/18) |
238.0y | 31 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 89.29% (25/28) |
66.67% (24/36) |
236.0y | 29 |
113位タイ(予選カット)
渋野 日向子(Hinako Shibuno)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 92.86% (13/14) |
61.11% (11/18) |
267.0y | 29 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
253.0y | 33 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 85.71% (24/28) |
66.67% (24/36) |
260.0y | 31 |
優勝したアリー・ユーイング、2位のリン・シユ、3位のマリア・ファッシともに4日間通じて安定感抜群の数値でした。20位タイの畑岡奈紗はまずまずの数値であり、33位タイの笹生優花、42位タイの上原彩子はパーオン率が低く、58位タイの古江彩佳はパーオン率とパッティングの数値が低かった。
全選手の結果
※2022年大会(2022シーズン)
コメント