2022年6月23日(木)~6月26日(日)にかけてアメリカ・メリーランド州ベセスダにあるコングレッショナル・カントリークラブ(Congressional Country Club)のブルー・コース(Blue Course)で開催される2022年シーズンの第16戦、メジャー・トーナメント「KPMG全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women’s PGA Championship)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは下記の5名が出場します。
【LPGAツアー】
・畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子
【JLPGAツアー】
・西郷真央
※畑岡奈紗:2017年大会の初出場から6大会連続6回目の出場
※笹生優花:2021年大会の初出場から2大会連続2回目の出場
※渋野日向子:2020年大会の初出場から3大会連続3回目の出場
※古江彩佳、西郷真央:初出場
※笹生優花の国籍は、2022年シーズンから日本に登録が変更となりました。(LPGA公式サイトをもとにしています)
KPMG全米女子プロゴルフ選手権
1955年に始まり、2015年から男子のPGA of America(全米プロゴルフ協会)の主催となった「KPMG全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women’s PGA Championship)」は、LPGAツアーの中で2番目に長い歴史を誇り、今回で68回目を迎えます。
オープン競技とは異なり、プロゴルフ選手のみに出場が制限されるため、クオリティの高い技術力が要求されるコース・セッティングが行われ、全体的にレベルの高い、アグレッシブなプレーが展開されるトーナメントと言えるでしょう。
最多4回の優勝を誇るミッキー・ライトや3回優勝のキャシー・ウィットワースと言った名プレーヤーに加え、1970年代後半から1980年代後半にかけて3回の優勝を果たしたナンシー・ロペスやパティ・シーハンと言ったレジェンドが優勝者に名を連ねています。
近年では、朴セリとアニカ・ソレンスタム(2003年から2005年にかけて3連覇)パク・インビ(2013年から2015年にかけて3連覇)が3回の優勝を飾り、前回大会ではネリー・コルダがメジャー初タイトルを手にしています。
また、1977年大会で樋口久子が日本人としてメジャー大会初制覇を果たしています。
会場となるのは、これまでに5度のメジャー・チャンピオンシップを開催してきた「コングレッショナル・カントリークラブ(Congressional Country Club)のブルー・コース(Blue Course)」であり、女子メジャー初開催となります。
賞金総額は$4,500,000、優勝者には賞金$675,000(2021年シーズン)とCMEポイントが650ポイント、KPMG全米女子プロゴルフ選手権の生涯出場資格、他の4つのメジャー・トーナメントでの5年間の出場資格、LPGAツアー5年間のシード権が付与されます。
【大会記録】
・LOWEST 18 HOLE:63
1984年:パティ・シーハン(Jack Nicklaus Sports Center)
2020年:キム・セヨン(Aronimink Golf Club)
2021年:ネリー・コルダ(Atlanta Athletic Club, Highlands Course)
・WINNING SCORE:-19
2010年:クリスティ・カー(Locust Hill Country Club)
2011年:ヤニ・ツェン(Locust Hill Country Club)
2015年:パク・インビ(Westchester Country Club)
2021年:ネリー・コルダ(Atlanta Athletic Club, Highlands Course)
世界ランキング1位のコ・ジンヨンを筆頭に、連覇を目指す同2位のネリー・コルダや今季の全米女子オープンを制した同3位のミンジー・リー、今季のメジャー第1戦を制したジェニファー・クプチョなど、世界ランキングトップ10がすべて出場、世界最高峰のプレーヤーが勢揃いするメジャー・トーナメントならではの強力なフィールドとなっています。
日本からは世界ランキング7位の畑岡奈紗を始め、笹生優花と古江彩佳、渋野日向子のLPGAツアーメンバー4名に加え、今季JLPGAツアー5勝の西郷真央の5名が出場します。
※世界ランキングは2022年6月20日時点
KPMG全米女子プロゴルフ選手権 開催会場
【アメリカ・メリーランド州ベセスダ】
コングレッショナル・カントリークラブ(Congressional Country Club)
コース | Yardage | Par |
ブルー・コース (Blue Course) |
6,894 | 72 |
アメリカ・メリーランド州ベセスダにあるコングレッショナル・カントリークラブは、アメリカ合衆国議会議事堂やホワイトハウス、最高裁判所がある政治の中心地ワシントンD.C.の北西に位置し、ブルー・コースとゴールド・コースと言った世界的に有名な2つのコースで構成され、1924年にオープンした歴史のあるカントリークラブです。
会場以外では三権機関の他に、国立自然博物館や国立アメリカ歴史博物館、航空宇宙博物館、リンカーン・メモリアル、タイダル・ベイスンと言った名所で楽しい時間を過ごすことが出来るでしょう。
1924年にデブルー・エメットによって設計され、2019年から2020年にかけてアンドリュー・グリーンが改修を行ったコースは、膨大な数の木々が伐採され、フェアウェイが広くなり、かつて並木道と言われた面影はなく、全米オープンが開催された当時とはまったく異なりましたが、歴史のあるコントラストの美しいゴルフクラブです。また、15番ホールのグリーンからは10番と18番、そしてクラブハウスの壮大な景色を眺めることが出来ます。
1959年に行われた全米女子アマチュアを皮切りに、1964年と1997年、そして2011年の全米オープンと1976年の全米プロゴルフ選手権、1995年の全米シニアオープンを開催しています。
1980年から1986年にかけてPGAツアー「ケンパー・オープン」が開催され、その後も「AT&Tナショナル」や他のトーナメントが開催される中、2022年と2027年に「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」2036年には「ライダーカップ」の開催が決定されています。
【特徴のあるホール】
・4番Par4:距離のある右ドッグレッグ。
・5番Par4:ティーショットがカギとなるホール。
・6番Par5:グリーンを囲む池とバンカー。
・7番Par3:グリーン周りのスロープと最も深いバンカー。
・10番Par3:約12mの打ち下ろしとなる池の絡むトリッキーな最難関ホールの1つ。
・11番Par4:ティーショットがカギとなるホール。
・14番Par4:最も素晴らしグリーンの1つ。
・15番Par4:最も距離のある打ち上げのホール。
・16番Par5:最も戦略的なホール。
・17番Par4:縦長の難しいグリーン。
・18番Par4:グリーン左と奥が池に囲まれた2打目が難しいエキサイティングな最終ホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:007/マッチプレー・ベントグラス
・ラフ:トール・フェスキュー/ケンタッキー・ブルーグラス
・グリーン:007/ピラニア/コウホウ・ベントグラス
Hole | Yardage | Par |
1 | 370 | 4 |
2 | 192 | 3 |
3 | 416 | 4 |
4 | 436 | 4 |
5 | 369 | 4 |
6 | 538 | 5 |
7 | 174 | 3 |
8 | 325 | 4 |
9 | 585 | 5 |
10 | 138 | 3 |
11 | 540 | 5 |
12 | 405 | 4 |
13 | 179 | 3 |
14 | 396 | 4 |
15 | 440 | 4 |
16 | 555 | 5 |
17 | 399 | 4 |
18 | 437 | 4 |
OUT | 3,405 | 36 |
IN | 3,489 | 36 |
Total | 6,894 | 72 |
KPMG全米女子プロゴルフ選手権 スケジュール
2022年6月23日(木)~6月26日(日)
6月23日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
6月24日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
6月25日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
6月26日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
KPMG全米女子プロゴルフ選手権 賞金
【賞金総額】
$9,000,000
【優勝賞金 】
$1,350,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した156名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2022年6月20日時点
コ・ジンヨン(Jin Young Ko)
国籍:韓国
生年月日:1995年7月7日(26歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:13勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・ANAインスピレーション:1勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:1回(2019)
LPGA韓国ツアーで通算10勝、2015年には「全英女子オープン」で2位に入る活躍を見せ、非会員ながら2017年「LPGA KEB Hana Bank Championship」でLPGAツアー初勝利を飾り、これを機に、2018年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、5年目のシーズンを迎えます。
ツアー・ルーキーとして臨んだ2018年シーズンのデビュー戦「ISPS Handa Women’s Aus Open」でいきなり優勝を飾ると、25試合で優勝1回を含むトップ10入り13回、トップ25入り18回、予選落ち僅かに1回と抜群の成績を記録し「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」を受賞しました。
その後も「Rolex Player of the Year」2回(2019、2021)賞金女王2回(2019-2020)「Rolex ANNIKA Major Award」と「Vare Trophy」を1回ずつ受賞するなど、2022年シーズン3月27日時点でメジャー・トーナメント2勝(2019年)を含むLPGAツアー通算13勝という抜群の成績を残し、一気に世界のトップへと駆け上がりました。
あらゆる状況の変化にも柔軟に対応可能なショットのクオリティの高さとコース・マネジメント能力、冷静な判断が可能な強いメンタルを持っていて、総合的に高いレベルのプレーヤーと言えるでしょう。
2021年シーズンは、平均飛距離71位(258.40y)に対して、フェアウェイキープ率13位(79.74%)パーオン率2位(78.77%)と抜群のショット力と平均パット19位(29.55)の安定したパッティング、1ラウンドあたりの平均スコア2位(68.87)と高いスコアリング・アベレージを誇りました。更に、14ラウンド連続60台というLPGAツアー記録タイの成績を残しています。
2022年シーズンは8試合に出場し、今季のメジャー2戦目「U.S. Women’s Open presented by ProMedica」で4位に入るなど、優勝1回を含むトップ10入り4回とここまで順調な仕上がりを見せ、更に16ラウンド連続60台というLPGAツアー新記録を達成しています。
2大会連続4回目の出場となる今大会での成績は、初出場となった2018年大会での11位タイが最高と良い結果を残せていませんが、今季もここまで安定感抜群のプレーを見せているだけに今大会で活躍が期待される1人と言えるでしょう。
ネリー・コルダ(Nelly Korda)
国籍:アメリカ
生年月日:1998年7月28日(23歳)
身長:177.8cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:1勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2013年に15歳で全米女子オープンに出場、17歳となった2015年には、ハーダー・ホール・ウィメンズ・インビテーショナルを受賞するなど、アマチュア時代から活躍し、プロに転向した2016年からLPGAツアーの下部ツアーに当たるSymetra Tourに参戦、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、LPGAツアーで6年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Taiwan Swinging Skirts LPGA presented by CTBC」でツアー初優勝を飾ると、2019年シーズンには「ISPS Handa Women’s Australian Open」と連覇を果たした「Taiwan Swinging Skirts LPGA presented by CTBC」を含む年間2勝をあげ、ソルハイムカップのアメリカ代表にも選ばれました。
その後、2021年シーズンには、6月に行われたメジャー・トーナメント「全米女子プロゴルフ選手権」でメジャー初タイトルを獲得、8月に行われた「東京オリンピック」でもゴールド・メダリストに輝くなど、LPGAツアーで年間4勝をあげ、世界ランキング1位に上り詰めました。
長身を活かしたスウィングから放たれる飛距離とアイアンショットの精度は、ツアー屈指の実力を誇ります。課題とされるアプローチとパッティングも改善されつつあり、全体的にレベルの高いゴルフとなっています。
2021年シーズンは、平均飛距離7位(275.12y)パーオン率5位(77.24%)と抜群のショット力を活かしたプレーで、1ラウンドあたりの平均スコア1位(68.77)と高いスコアリング・アベレージを誇り、4勝を挙げ、賞金ランキング2位、世界ランキングでは1位に輝いています。
2022年シーズンは5試合に出場し、トップ10入り3回、全てトップ25入りと好スタートを切り、治療による離脱の後、全米女子オープンでツアーに復帰し8位タイ、前週は2位タイと好調を維持しています。
6大会連続6回目の出場となる今大会は、優勝1回を含むトップ10入り2回と素晴らしい成績を残しています。治療からの復帰3戦目となる今大会には大会連覇がかかります。
ミンジー・リー(Minjee Lee)
国籍:オーストラリア
生年月日:1996年5月27日(26歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:1勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2012年に全米女子ジュニア優勝、2013年に全豪女子アマチュアを獲得すると、2014年にはアマチュアとしてALPGAツアー「オーツ・ビクトリアン・オープン」で優勝、同年に行われたメジャー・トーナメント「クラフト・ナビスコ選手権」でローアマチュアの獲得とマーク H.マコーマック・メダルの受賞、更に「初代インターナショナル・クラウン」で唯一のアマチュアとして出場するなどアマチュア時代から活躍し、2014年9月にプロに転向すると世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、8年目のシーズンを迎えます。
ツアー・ルーキーとして臨んだ2015年シーズンの「Kingsmill Championship Presented by JTBC」でいきなり優勝を飾ると、29試合で優勝1回を含むトップ10入り7回、トップ25入り19回、予選落ち5回と素晴しい成績を残しました。
その後もコンスタントに優勝を積み重ねる中、2021年シーズンの「The Amundi Evian Championship」でメジャー初優勝。2022年シーズン5月30日時点でメジャー・トーナメント1勝(2021年)を含むLPGAツアー通算7勝という成績を残し、世界トップクラスのプレーヤーに駆け上がりました。
ショット力とショートゲーム、パッティングまで安定感抜群のクオリティの高さと、爆発力を持ち合わせている世界トップクラスのプレーヤーと言えるでしょう。
2021年シーズンは、平均飛距離41位(262.71y)フェアウェイキープ率62位(74.41%)パーオン率17位(74.71%)平均パット69位(30.17)1ラウンドあたりの平均スコア22位(70.32)と全体的な数値は良くありませんでしたが、メジャー初優勝を含むトップ10入り7回という成績を残しています。
2022年シーズンは10試合に出場し、優勝2回を含むトップ10入り4回、トップ25入り9回を記録、2022年6月20日時点でCMEポイントランキング、賞金ランキングともに1位に立っています。
8大会連続8回目の出場となる今大会との相性は良くなく、2016年大会での12位タイが最高成績となっていますが、今季はここまで安定感抜群の素晴しいプレーを見せているだけにメジャー2大会連続優勝が期待される優勝候補の1人と言って良いでしょう。
リディア・コ(Lydia Ko)
国籍:ニュージーランド
生年月日:1997年4月24日(25歳)
身長:165.1cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:17勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・ANAインスピレーション:1勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:1回(2015)
2012年に全米と全豪の女子アマチュアの2冠を達成、2012年から2013年にかけてLPGA米国女子ツアー主催の6つのメジャー・トーナメントでローアマチュアを獲得、更に史上最年少15歳4か月2日で2012年LPGAツアー「CNカナディアン女子オープン」優勝と4つのプロ・トーナメントを制するなど、アマチュア時代から活躍し、2013年10月にプロに転向すると世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、節目となる10年目のシーズンを迎えます。
ツアー・ルーキーとして臨んだ2014年シーズンには「CME Group Tour Championship」の優勝を含む3勝をマーク、史上最年少での獲得賞金200万ドル超えとともに「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」を受賞しました。
その後、2015年には史上最年少17歳で世界ランキング1位を獲得、更に史上最年少18歳でメジャー・トーナメント「エビアン・チャンピオンシップ」で優勝を飾るなどシーズン5勝を飾り、賞金女王と「Rolex Player of the Year」を受賞しました。
2016年にもメジャー・トーナメント「ANAインスピレーション」を含むシーズン4勝を飾り、2014年シーズンから2016年シーズンにかけて獲得賞金が3年連続200万ドル超え、2021年には「Founders Award」と「Vare Trophy」を受賞するなど、2022年シーズン3月27日時点でメジャー・トーナメント2勝を含むLPGAツアー通算17勝、オリンピック2大会連続メダリスト(2016年リオ・オリンピックで銀メダル、2020年東京オリンピックでは銅メダル)と数々のタイトルと記録を樹立し、長きにわたり世界のトップで活躍しています。
平均飛距離はツアーの中でも高くはないものの、高低左右と多彩に打ち分けるショット力とショートゲームはクオリティが高く、マネジメント能力とメンタルも強いのであらゆる状況に対応可能なプレーヤーと言って良いでしょう。
2021年シーズンは、平均飛距離64位(259.21y)、フェアウェイキープ率129位(65.52%)、パーオン率34位(73.06%)に対して、Putts per GIR1位(1.72)、平均パット2位(28.79)ショートゲームを含めたパッティングが素晴しく、1ラウンドあたりの平均スコア3位(69.33)と高いスコアリング・アベレージを誇りました。
2022年シーズンは11試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り6回、全てトップ25入りと抜群の安定感を誇っていますが、フェアウェイキープ率が154位、パーオン率が46位とショットに苦労しています。一方でパッティングアベレージが1位とショートゲームを含めたパッティングが素晴しいです。
10大会連続10回目の出場となる今大会は、2014年大会が3位、2016年大会が2位と惜しくも優勝に手が届いていません。今季の好調さを大舞台で発揮できるかがカギとなるでしょう。
アタヤ・ティティクル(Atthaya Thitikul)
国籍:タイ
生年月日:2003年2月20日(19歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2017年7月にタイで行われたLET(レディース・ヨーロピアン・ツアー)「欧州女子タイ選手権」をアマチュアとして史上最年少の14歳4か月19日で制し、アマチュア時代のリディア・コが保持していた最年少記録を更新、世界アマチュア・ランキング1位を獲得し、若くして才能を開花させると「世界ジュニア女子選手権」で連覇達成(2018-2019)、2018年に初開催となった「アジア・パシフィック女子アマチュア選手権」で優勝。更に2018年に行われた「ANAインスピレーション」と「全英リコー女子オープン」でローアマチュアに輝くなど、アマチュア時代から脚光を浴びています。
2020年にプロ転向、同年のタイLPGAツアーで5勝を飾り、賞金女王を獲得すると、2021年にはLET(レディース・ヨーロピアン・ツアー)で2勝を飾り、「Race to Costa Del Sol」を獲得、「Rookie of the Year」と「Player of the Year」を受賞しました。
また、非会員で出場した2021年5月に行われたLPGAツアー「Honda LPGA Thailand」では、終盤まで優勝争いを演じ2位、メジャー・トーナメント「The Amundi Evian Championship」では5位、「ISPS Handa World Invitational」では4位、翌週の「Trust Golf Women’s Scottish Open」では2位タイと素晴らしい成績を残しています。
LPGA最終予選会(Qシリーズ)を3位で通過し、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。
体格は決して大きくないが、キャリーで平均飛距離270.0yを超えるショットを武器にパーオン率も高く、パッテイングの出来次第で上位で戦えると言った状況を常に作ることができるプレーヤーです。
2021年シーズンの詳細データはありません。
2022年シーズンは13試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り6回、トップ25入り9回とここまで素晴らしい結果を残しています。
初出場ながら前週5位タイに入った好調を維持し、世界ランキング5位で挑む今大会でどの様な活躍を見せるのか注目です。
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
国籍:日本
生年月日:1999年1月13日(23歳)
身長:157.5cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2015年と2016年のIMGアカデミー・世界ジュニア選手権で日本人初の2連覇を達成し、2016年の日本女子オープンで優勝、JLPGAのメジャー選手権で史上初のアマチュアで最年少18歳のチャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、6年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Walmart NW Arkansas Championship presented by P&G」でトーナメント・レコードの通算21アンダーでツアー初優勝を飾ると、年間2勝をあげる活躍を見せ、獲得賞金も100万ドルを超えました。
その後、2019年シーズンには、「Kia Classic」でツアー3勝目、2021年シーズンも2勝を飾り、LPGAツアー通算5勝をあげるものの、2018年の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」と2021年の「全米女子オープン」でともにプレーオフで敗れるなど、メジャータイトルには、惜しくも手が届いていません。
ショットの前に小刻みにジャンプする独特のルーティンを持ち、ショートゲームとパッティングのクオリティの高さが持ち味です。一方でショットには課題が残っています。
2021年シーズンは、平均飛距離53位(260.67y)パーオン率49位(71.61%)平均パット26位(29.70)とショット・パッティングともに上位ではなく、1ラウンドあたりの平均スコア25位(70.46)だったものの、優勝2回と全米女子オープンでもプレーオフを戦うなど、5月以降は内容も良くなっていました。
2022年シーズンは13試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り3回、トップ25入り9回とここにきて安定感のあるプレーを見せています。
6大会連続6回目の出場となる今大会では、プレーオフで敗れたものの、2位タイに入った2018年大会と2020年大会の3位と好成績を残しています。相性の良い大会でメジャー初制覇なるか注目です。
パティ・タヴァタナキット(Patty Tavatanakit)
国籍:タイ
生年月日:1999年10月11日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:1勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
UCLAで7回の優勝とWGCAのオール・アメリカンのファースト・チームに2度選出、2018年の全米女子オープンで5位タイに入り、ローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、プロに転向した2019年からLPGAツアーの下部ツアーに当たるSymetra Tourに参戦、3週連続優勝を果たし、平均スコア(69.382)、Par4の平均スコア(3.931)、Par5の平均スコア(4.583)で1位を獲得。2019年の「Gaelle Truet Rookie of theYear」に選ばれ、賞金ランキングで2位に入り、2020年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、3年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアー1年目は、14試合に出場し、トップ10入り1回、予選落ち7回と結果を残せなかったが、2年目となる2021年シーズンに才能が開花。4月に行われた「ANA Inspiration」で大会4人目となる完全優勝(wire-to-wire)を達成し、メジャー・トーナメント優勝という快挙とともに、LPGAツアー初優勝を飾りました。
その後も安定した活躍を続け、優勝1回を含むトップ10入り10回を記録し、「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」と「Rolex ANNIKA Major award」を受賞しました。
体格は決して大きくないが、ゆっくりとしたテイクバックから一気にフリ抜かれるティーショットの平均飛距離は、ツアー屈指の270yを越え、飛んで曲がらない安定感も持っています。さらにショートゲームやパッティングも高いレベルにあります。
2021年シーズンは、平均飛距離8位(274.70y)に対して、パーオン率48位(71.62%)と低かったものの、平均パット11位(29.23)1ラウンドあたりの平均スコア11位(69.83)と高いスコアリング・アベレージを誇り、獲得賞金も100万ドルを超えました。
2022年シーズンは10試合に出場し、トップ10入り2回、トップ25入り5回と優勝こそ無いものの、安定した結果を残していますが、直近では2大会連続予選落ちを喫しています。
3大会連続3回目の出場となる今大会での最高成績は、前回大会の5位タイとなります。直近の結果は良くありませんが、メジャー2勝目に向け、どのようなプレーを見せるのか楽しみです。
笹生 優花(Yuka Saso)
国籍:日本
生年月日:2001年6月20日(21歳)
身長:166.0cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:1勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2018年のアジアン・ゲームズ(アジア大会)にフィリピン代表の一員として出場し、ゴールド・メダルを獲得。翌年の2019年には、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア・ゴルフ選手権で3位タイに入り、ガールズ・ジュニアPGAチャンピオンシップでは優勝を飾るなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後の2020年には、JLPGAツアーで2勝を挙げる活躍を見せています。
その後、キム・アリム(2020年 全米女子オープン)、ソフィア・ポポフ(2020年 AIG全英女子オープン)、渋野日向子(2019年 AIG全英女子オープン)に続き、3年ぶりに非会員として、2021年の「全米女子オープン」でメジャー・トーナメント優勝という快挙を達成、LPGAツアー初勝利を飾り、これを機に、2021年シーズン途中から世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、2年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアーに本格参戦してからは、4回のトップ10フィニッシュを飾るなど、安定した成績を残しています。
身長は決して大きくないが、平均飛距離270ヤードを超える力強いティーショットと深いラフからでも方向性を出せる正確なアイアンショット、ショートゲームの多彩さなど高いレベルのゴルフを見せています。
2021年シーズンは、平均飛距離12位(271.95y)平均パット7位(29.09)サンドセーブ率1位(63.64%)1ラウンドあたりの平均スコア4位(69.36)と特徴が活かされた数値となっており、最終戦のCMEグループ・ツアーチャンピオンシップにも出場、賞金ランキングも6位、世界ランキングではトップ10に入るなど、素晴しい活躍を見せています。
2022年シーズンは11試合に出場し、トップ10入り2回とあまり結果が出ていない中、フェアウェイキープ率が120位、パーオン率が87位とショットに苦労し、直近では2大会連続予選落ちを喫しています。
2大会連続2回目の出場となる今大会でどこまで調子を上げられるか注目されます。
チェ・ヘジン(Hye-Jin Choi)
国籍:韓国
生年月日:1999年8月23日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:0勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2015年「世界ジュニア女子選手権(個人とチームの両方)」と2016年「カナダ女子アマチュア選手権」2017年「オーストラリア女子アマチュア選手権」に加え、2017年のKLPGAツアー「ChoJung Sparkling Water Yongpyong Resort Open」と「Bogner-MBN Ladies Open」で優勝。更に50年ぶりのアマチュア優勝が期待された2017年の「全米女子オープン」で2位に入り、ローアマチュアに輝くなど若くして才能を開花させ、アマチュア時代から脚光を浴びています。
2017年にプロ転向、2019年にはKLPGAツアーで5勝を飾り、賞金女王を獲得。これまでにKLPGAツアーで11勝を挙げています。
また、LPGAツアー非会員で出場した2018年「ISPS Handa Women’s Australian Open」と2020年「ISPS HandaVicOpen」でともに2位に入る素晴らしい成績を残しています。
LPGA最終予選会(Qシリーズ)を8位タイで通過し、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。
ティーショットからアイアンショット、パッティングを含むショートゲームまでクオリティの高さが光るオールラウンド・プレーヤーと言えるでしょう。
2021年シーズンの詳細データはありません。
2022年シーズンは12試合に出場し、トップ10入り6回、トップ25入り10回とここまで素晴らしい結果を残しています。
初出場となる今大会では、ここまで安定感抜群のプレーを見せているだけに優勝も期待されます。
古江 彩佳(Ayaka Furue)
国籍:日本
生年月日:2000年5月27日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:0勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
ナショナル・チームで腕を磨き、2019年の富士通レディースで優勝、JLPGAツアー史上7人目のアマチュア・チャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後も2019年1回、2020年3回、2021年3回とJLPGAツアーで7勝を挙げ、統合された2020-2021シーズンには「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝く活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。
初出場となった2020年シーズンの「全米女子オープン」では予選落ちを喫したが、2021年シーズンに行われた2つのメジャー・トーナメント「AIG全英女子オープン」と「アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」では、それぞれ20位タイとキャリア最高の4位に入っています。
その後、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を7位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。
フェアウェイを外さない正確なティーショットと安定感のあるショートアイアン、そして最大の持ち味は、パッティングのクオリティの高さと言えるでしょう。
2021年シーズンの詳細データはありません。
2022年シーズンは13試合に出場し、トップ10入り1回、トップ25入り4回と安定感のあるプレーを続けています。
ツアーでの連戦が続く中、初出場となる今大会では上位進出に期待したいところです。
渋野 日向子(Hinako Shibuno)
国籍:日本
生年月日:1998年11月15日(23歳)
身長:167.0cm
体重:62.0kg
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:1勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2018年にプロ転向、翌年(2019年)には、LPGA日本ツアーで「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2021年シーズンを終えてLPGA日本ツアーで6勝を挙げる活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。
ハイライトとなったのは、2019年の「AIG Women’s British Open」で海外メジャー・トーナメント初優勝。これは1977年の「KPMG Women’s PGA Championship」で優勝した樋口久子に次いで日本人2人目の快挙であり、2014年の「Amundi Evian Championship」で優勝したキム・ヒョージュに次いで、この10年でメジャー・デビューで優勝した2人目のプレーヤーです。
直後にLPGAツアーメンバーには加わらず、その後はスポット参戦を繰り返しながら、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を20位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。
トップの位置が低いコンパクトなテイクバックから安定感のあるショットと強気なパッティングが持ち味と言えるでしょう。
2021年シーズンの詳細データはありません。
2022年シーズンは、10試合に出場し、トップ10入り3回、トップ25入り3回とまずまずの結果を残していますが、前週予選落ちと調子に波があります。
3大会連続3回目の出場となる今大会では、40位タイか最高成績と結果は出ていませんが、大舞台での勝負強さに期待したいところです。
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KPMG全米女子プロゴルフ選手権のテレビ放送
【BS放送】WOWOWが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】WOWOWオンデマンドで全ラウンドLIVE配信!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!
※大会1日目は無料放送!!
【BS放送】WOWOW
全ラウンド生中継!! ※日本時間
WOWOWプライム:191ch
WOWOWライブ:192ch
生:生中継
6月24日(金) 第1日
00:00~04:15(無料放送)
WOWOWライブ 生
6月25日(土) 第2日
00:00~04:15
WOWOWライブ 生
6月26日(日) 第3日
02:00~05:30
WOWOWライブ 生
6月27日(月) 第4日 (最終日)
02:00~06:00
WOWOWライブ 生
【動画配信】WOWOWオンデマンド
WOWOWオンデマンド:ライブ配信
・6月24日(金) 00:00~04:15 同時配信
・6月23日(木) 20:50~32:10 専用カメラ(日本勢5名)
・6月25日(土) 00:00~04:15 同時配信
・6月24日(金) 21:00~32:05 専用カメラ(日本勢5名)
・6月26日(日) 02:00~05:46 同時配信
・6月25日(土) 21:45~28:38 専用カメラ(畑岡奈紗、笹生優花、渋野日向子、西郷真央)
・6月27日(月) 02:00~05:29 同時配信
・6月26日(日) 21:30~28:11 専用カメラ(畑岡奈紗、笹生優花、西郷真央)
※日本人選手の専用カメラによる配信、見逃し配信についてはWOWOW公式サイトをご覧ください。
【動画配信】GOLFTV
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
6月24日(金) 第1日
00:00~04:00
6月25日(土) 第2日
00:00~04:00
6月26日(日) 第3日
02:00~05:00
6月27日(月) 第4日 (最終日)
02:00~05:00
KPMG全米女子プロゴルフ選手権 試合結果
コース | Yardage | Par |
ブルー・コース (Blue Course) |
6,894 | 72 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:33(20:33)
パク・インビ/N.コルダ/B.M.ヘンダーソン
07:44(20:44)
ユ・ソヨン/A.ユーイング/J.クプチョ
07:55(20:55)
H.グリーン/畑岡奈紗/L.サラス
08:06(21:06)
コ・ジンヨン/A.スタンフォード/M.カストレン
08:17(21:17)
M.カン/S.シュメルツェル/西郷真央
08:28(21:28)
M.ハリガエ/L.ヴ/イ・ジョンウン6
13:17(02:17)
チェ・ヘジン/A.ティティクル/C.シガンダ
13:39(02:39)
P.デラクール/A.コープス/P.ルサン=ブシャール
10番ホールスタート
08:22(21:22)
アン・ナリン/A.ブハイ/チョン・インジ
12:50(01:50)
キム・セヨン/A.ノルドクビスト/ミンジー・リー
13:01(02:01)
L.コ/A.ジュタヌガーン/J.コルダ
13:12(02:12)
R.オトゥール/L.マグワイア/N.K.マドセン
13:23(02:23)
L.トンプソン/C.ハル/渋野日向子
13:34(02:34)
B.アルトマーレ/Y.ノー/笹生優花
13:45(02:45)
P.タヴァタナキット/M.ジュタヌガーン/M.アレックス
13:56(02:56)
M.リード/G.ロペス/M.サグストロム
14:18(03:18)
古江彩佳/A.ロドリゲス/M.マーティン
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月23日(木)の07:00だと日本時間6月23日(木)の20:00あたり、現地時間6月23日(木)の14:34だと日本時間6月24日(金)の03:34になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | チョン・インジ | -8 | 64 |
T2 | チェ・ヘジン | -3 | 69 |
ポーナノン・パットラム | -3 | 69 | |
T4 | ポーラ・レト | -2 | 70 |
ジェニファー・チャン | -2 | 70 | |
T6 | ネリー・コルダ | -1 | 71 |
ブルック・ヘンダーソン | -1 | 71 | |
ジェニファー・クプチョ | -1 | 71 | |
ハナ・グリーン | -1 | 71 | |
畑岡 奈紗 | -1 | 71 | |
キム・アリム | -1 | 71 | |
キム・セヨン | -1 | 71 | |
キム・インキョン | -1 | 71 | |
古江 彩佳 | -1 | 71 | |
T15 | 渋野 日向子 | E | 72 |
笹生 優花 | E | 72 | |
T50 | 西郷 真央 | +2 | 74 |
【詳細】
畑岡 奈紗
2バーディ、1ボギー(71)
古江 彩佳
4バーディ、3ボギー(71)
渋野 日向子
3バーディ、3ボギー(72)
笹生 優花
3バーディ、3ボギー(72)
西郷 真央
3バーディ、5ボギー(74)
11時00分時点での天候はくもり、気温18.0℃、湿度97%、風速1.4m/s(東南東)というコース・コンディションの中、156名による予選ラウンド1日目が行われた。
朝に降った雨の影響でグリーンが柔らかく、止まるコンディションの中、予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、2018年「LPGA KEB Hana Bank Championship」以来、3年7か月の優勝を狙うメジャー2勝を含むLPGAツアー3勝を誇る韓国のチョン・インジ。
11番Par5でバーディ先行の好スタートを切ったチョン・インジは、15番Par4で2つ目のバーディを奪うと、続く16番Par5で距離のある複雑な左右に曲がるラインを読み切り連続バーディ。更に17番と18番のPar4でも2打目をピンそばにつけ4連続バーディ。折り返した1番Par4でグリーン手前からのアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、続く2番Par3で下りのミドルパットを決めてバウンスバックに成功すると、ミドルパットを決めた3番Par4と右に曲がるラインを読み切った4番Par4で連続バーディ。更に7番Par3でティーショットをピンハイにつけバーディを奪うと、上り2ホールをパーでホールアウト。フェアウェイキープ率100.00% (14/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(25)とほぼ完璧なプレーを見せ、9バーディ、1ボギーのベストスコア(64)をマーク、8アンダー単独トップで初日のラウンドを終えた。
3アンダー・2位タイには、ボギーフリーとなる3バーディ(69)でラウンドしたチェ・ヘジンと2番Par3でホールインワンを達成したポーナノン・パットラムが並んだ。
1アンダー・6位タイには、連覇を狙うネリー・コルダや歴代優勝者のブルック・ヘンダーソン、ハナ・グリーン、キム・セヨン、そして2週連続優勝を目指すジェニファー・クプチョやキム・アリムと言ったメジャーチャンピオンを含め9名が並んだ。
メジャー初優勝を目指す畑岡奈紗は、3番Par4で3打目のアプローチを大きくオーバーするものの、距離のあるパーパットを決めると、ティーショットをピンそばにつけた7番Par3ではバーディを奪えなかったものの、9番Par5でもミドルパットを決めてパーセーブに成功。雨も降った難しいコンディションの中、パープレーで折り返し迎えた11番Par5で3打目をピンハイにつけて最初のバーディ。タフな15番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、右に曲がるミドルパットを決めた16番Par5でバウンスバックに成功。最終18番Par4でも距離のあるパーパットを決めてホールアウト。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(29)の1アンダー・6位タイで初日のラウンドを終えた。
出だしの10番Par3でティーショットをバンカーに打ち込み、ボギー先行のスタートとなった古江彩佳は、14番Par4でもボギーを叩くものの、15番Par4でバウンスバックに成功。折り返した3番Par4で大きく左に曲がるラインを読み切りバーディを奪うと、5番Par5でアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、ラフからの2打目をピンそばにつけた6番とフリンジからのロングパットを決めた7番のPar4で連続バーディ。フェアウェイキープ率100.00% (14/14)、パーオン率55.56% (10/18)、パット数(27)の1アンダー・6位タイで初日のラウンドを終えた。
10番Par3のティーショットをピンそばにつけバーディ発進となった渋野日向子は、タフな15番Par4で3打目のアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、ピンそばにつけた17番Par4とグリーン奥からのアプローチを直接決めた1番Par4でバーディ。その後は4番Par4と6番Par5でともに3パットのボギーを叩くなどスコアを2つ落としてホールアウト。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率88.89% (16/18)、パット数(34)とパッティングに苦労したものの、イーブンパー・15位タイで初日のラウンドを終えた。
出だしの10番Par3でのチャンスを活かせなかったものの、12番Par4でバーディ先行のスタートを切った笹生優花は、13番Par3でアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、その後8ホールをパーで通過し迎えた4番Par4で下りのミドルパットを決めてバーディ、更に7番Par3でもバーディを奪い、2アンダーまでスコアを伸ばすものの、アプローチをよせきれなかった8番Par4とパーパットを決められなかった9番Par5で連続ボギーフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(33)と安定したショットでイーブンパー・15位タイで初日のラウンドを終えた。
1番Par4で3パットのボギースタートとなったメジャー2戦目の西郷真央は、2番Par3で長めのパットを決めてバウンスバックに成功。3番と4番のPar4で短いパーパットを外し連続ボギーを叩くと、5番Par4で2打目をピンそばにつけバーディを奪ったものの、9番Par5で3パットのボギー。折り返し迎えた14番Par4で先にボギーを叩いたものの、最終18番Par4でグリーン手前からのアプローチを直接決めてバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(33)とパッティングに苦労し、2オーバー・76位タイで初日のラウンドを終えた。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:33(20:33)
キム・セヨン/A.ノルドクビスト/ミンジー・リー
07:44(20:44)
L.コ/A.ジュタヌガーン/J.コルダ
08:06(21:06)
L.トンプソン/C.ハル/渋野日向子
08:17(21:17)
B.アルトマーレ/Y.ノー/笹生優花
08:28(21:28)
P.タヴァタナキット/M.ジュタヌガーン/M.アレックス
09:01(22:01)
古江彩佳/A.ロドリゲス/M.マーティン
13:39(02:39)
アン・ナリン/A.ブハイ/チョン・インジ
10番ホールスタート
08:00(21:00)
チェ・ヘジン/A.ティティクル/C.シガンダ
08:22(21:22)
P.デラクール/A.コープス/P.ルサン=ブシャール
12:50(01:50)
パク・インビ/N.コルダ/B.M.ヘンダーソン
13:01(02:01)
ユ・ソヨン/A.ユーイング/J.クプチョ
13:12(02:12)
H.グリーン/畑岡奈紗/L.サラス
13:23(02:23)
コ・ジンヨン/A.スタンフォード/M.カストレン
13:34(02:34)
M.カン/S.シュメルツェル/西郷真央
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月24日(金)の07:00だと日本時間6月24日(金)の20:00あたり、現地時間6月24日(金)の14:34だと日本時間6月25日(土)の03:34になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | チョン・インジ | -11 | 69 |
T2 | リディア・コ | -5 | 67 |
ジェニファー・クプチョ | -5 | 68 | |
T4 | キャロライン・イングリス | -4 | 68 |
キム・セヨン | -4 | 69 | |
ジェニファー・チャン | -4 | 70 | |
ブルック・ヘンダーソン | -4 | 69 | |
ハナ・グリーン | -4 | 69 | |
T9 | ミンジー・リー | -3 | 68 |
リン・シユ | -3 | 68 | |
チェ・ヘジン | -3 | 72 | |
レクシー・トンプソン | -3 | 67 | |
ポーナノン・パットラム | -3 | 72 | |
T14 | 笹生 優花 | -2 | 70 |
T17 | 畑岡 奈紗 | -1 | 72 |
T27 | 西郷 真央 | E | 70 |
T54 | 渋野 日向子 | +3 | 75 |
T73 | 古江 彩佳 | +4 | 77 |
【詳細】
笹生 優花
1イーグル、3バーディ、3ボギー(70)
畑岡 奈紗
4バーディ、4ボギー(72)
西郷 真央
4バーディ、2ボギー(70)
渋野 日向子
3バーディ、6ボギー(75)
古江 彩佳
2バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(77)
予選CUTライン:+3
古江彩佳、P.タヴァタナキット、Y.ノー、N.K.マドセンは予選落ちとなりました。
11時00分時点での天候はくもり、気温23.0℃、湿度77%、風速1.4m/s(北)というコース・コンディションの中、155名(1名棄権)による予選ラウンド2日目が行われた。
予選ラウンド2日目を終えて単独トップをキープしたのは、2018年「LPGA KEB Hana Bank Championship」以来、3年7か月の優勝を狙うメジャー2勝を含むLPGAツアー3勝を誇る韓国のチョン・インジ。
各選手がスコアメイクに苦労する中、初日に異次元のスタートを切ったチョン・インジは、2日目も2番Par3でティーショットをピン手前につけバーディ先行の好スタートを切ると、2打目をピンそばにつけた4番と下りの難しいロングパットを決めた5番のPar4で連続バーディ。7番Par3と1オン可能な245yの8番Par4で連続ボギーを叩いたものの、折り返した10番Par3でバーディ。その後7ホールをパーで通過し迎えた最終18番Par4でバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率88.89% (16/18)、パット数(31)と2日目も安定したプレーで5バーディ、2ボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、通算11アンダー単独トップで決勝ラウンド進出を決めた。
5アンダー・2位タイには、6バーディ、1ボギーと2日目のベストスコアタイとなる(69)でラウンドしたリディア・コと2週連続優勝を目指すジェニファー・クプチョが並んだ。
4アンダー・4位タイには、歴代優勝者のハナ・グリーン、ブルック・ヘンダーソン、キム・セヨンを含む5名、3アンダー・9位タイには、若手注目のチェ・ヘジンや今季好調のミンジー・リー、レクシー・トンプソンと言った実力者を含めた5名が並んだ。
出だしからスコアを伸ばせない展開の中、9番Par5でアプローチをよせきれずボギーを叩いた笹生優花だったが、折り返した10番Par3でティーショットをピン奥につけバウンスバックに成功すると、続く11番Par5で2打目をピン左サイドにつけイーグル。更に13番Par3でも2打目をピンそばにつけバーディを奪うと、14番Par4でティーショットを左に曲げてボギーを叩いたものの、17番Par4で2打目をバックスピンでピンハイによせてバーディ。最終18番Par4で短いパーパットを外しボギーでホールアウトしたものの、フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(30)の通算2アンダー・14位タイで決勝ラウンドに進んだ。
11番Par5で3パットのボギーと出だしからつまずいた畑岡奈紗は、14番Par4で2打目をピン手前につけバーディを奪うものの、17番Par4で難しいライからのアプローチをよせきれずボギー。折り返した4番Par4からはバーディの後ボギーという流れを繰り返す出入りの激しいゴルフを展開する中、1オン可能な245yの8番Par4で1オン2パットのバーディ。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(32)の通算1アンダー・17位タイで決勝ラウンドに進んだ。
出だしの10番Par3でボギー、12番Par4でバーディ、13番Par3でボギーとスコアを1つ落として折り返した西郷真央は、1番Par4で2打目をピンそばにつけバーディを奪うと、6番Par5では右に曲がるミドルパットを決めてバーディ。更に1オン可能な245yの8番Par4でもグリーン手前からのアプローチをよせてバーディ。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(30)と安定したプレーで通算イーブンパー・27位タイで決勝ラウンドに進んだ。
ピンそばにつけた2番Par3と下りのミドルパットを決めた3番Par4、更にグリーン手前からのアプローチを直接決めた4番Par4で3連続バーディと絶好のスタートを切った渋野日向子だったが、5番Par4と7番Par3でショートサイドに外すミスからボギー。折り返した10番Par3で3パットのボギーを叩くと、12番Par4では3打目のバンカーショットをよせきれずボギー。13番Par3と14番Par4でバーディチャンスを逃し迎えた15番Par4でグリーン奥からの難しいアプローチをよせきれずボギーを叩くと、最終18番Par4でもティーショットのミスから3打目もよせきれずボギーフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率50.00% (9/18)、パット数(28)の通算3オーバー・54位タイで決勝ラウンドに進んだ。
5番Par4でボギー先行のスタートとなった古江彩佳は、7番Par3と8番Par4でともにミドルパットを決めて連続バーディを奪うものの、折り返した10番Par3でティーショットを左のバンカーに打ち込みボギーを叩くと、11番Par5でも連続ボギー。更に14番と15番のPar4でダブルボギーとボギー、17番Par4では3パットのボギーと後半スコアを落としフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(33)の通算4オーバー・73位タイで予選落ちとなった。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
09:06(22:06)
チェラ・チョイ/A.ノルドクビスト/J.コルダ
09:28(22:28)
畑岡奈紗/キム・アリム/M.カストレン
10:01(23:01)
P.パットラム/A.イン/笹生優花
10:12(23:12)
リン・シユ/チェ・ヘジン/L.トンプソン
10:23(23:23)
B.M.ヘンダーソン/H.グリーン/ミンジー・リー
10:45(23:45)
チョン・インジ/L.コ/J.クプチョ
10番ホールスタート
08:49(21:49)
西郷真央/ジ・ウンヒ/C.ナイト
09:22(22:22)
N.コルダ/キム・ヒョージュ/L.ヴ
10:06(23:06)
渋野日向子/J.シン/B.アルトマーレ
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月25日(土)の08:44だと日本時間6月25日(土)の21:44あたり、現地時間6月25日(土)の10:50だと日本時間6月25日(土)の23:50になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | チョン・インジ | -8 | 75 |
T2 | チェ・ヘジン | -5 | 70 |
レクシー・トンプソン | -5 | 70 | |
キム・セヨン | -5 | 71 | |
5 | ハナ・グリーン | -4 | 72 |
T6 | アタヤ・ティティクル | -3 | 68 |
ブルック・ヘンダーソン | -3 | 73 | |
ジェニファー・チャン | -3 | 73 | |
ジェニファー・クプチョ | -3 | 74 | |
T10 | ステファニー・メドウ | -2 | 72 |
ミンジー・リー | -2 | 73 | |
T12 | 笹生 優花 | -1 | 73 |
T35 | 畑岡 奈紗 | +2 | 75 |
T54 | 西郷 真央 | +4 | 76 |
【詳細】
笹生 優花
3バーディ、4ボギー(73)
畑岡 奈紗
3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(75)
西郷 真央
3バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(76)
渋野 日向子
3日目開始前に棄権となりました。
13時00分時点での天候は晴れ、気温32.0℃、湿度55%、風速2.2m/s(北)というコース・コンディションの中、71名(1名棄権)による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えて単独トップをキープしたのは、2018年「LPGA KEB Hana Bank Championship」以来、3年7か月の優勝を狙うメジャー2勝を含むLPGAツアー3勝を誇る韓国のチョン・インジ。
出だしの1番Par4でボギー、続く2番Par3でバウンスバックに成功したチョン・インジは、7番Par3でボギーを叩くと、折り返した11番Par5でもアプローチをよせきれずボギー。スコアを落とす展開の中、12番と14番のPar4でともに2打目をピンそばにつけ連続バーディ。しかし、15番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩くと、16番Par5では2打目のミスから3打目をブッシュに打ち込み、アンプレアブルとなった4打目もグリーンオーバー、6オン1パットのダブルボギー。その後の上がり2ホールをパーでホールアウト。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(31)と2ndショットに乱れが目立ち、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(75)とスコアを3つ落としたものの、通算8アンダー単独トップで3日目を終えた。
トップと3打差の通算5アンダー・2位タイにはツアー・ルーキーで最も活躍が期待される1人のチェ・ヘジンとメジャー覇者のレクシー・トンプソン、歴代優勝者のキム・セヨンの3名が並んだ。
通算4アンダー・単独5位には歴代優勝者のハナ・グリーン、トップと5打差の6位タイにはツアールーキーで今季1勝のアタヤ・ティティクルと歴代優勝者のブルック・ヘンダーソン、LPGAツアー初優勝を目指すジェニファー・チャンと2週連続優勝を目指すジェニファー・クプチョの4名が並んだ。
6番Par5で2打目を池に打ち込み、3日目もボギーが先行した笹生優花は、1オン可能な253yの8番Par4でバンカーからの2打目をピンそばにつけバーディ。その後、折り返した14番Par4でバンカーショットをよせきれずボギーを叩くものの、15番Par4と16番Par5でミドルパットを決めて連続バーディ。しかし、ティーショットを曲げた17番と3パットの最終18番のPar4を連続ボギーを叩きホールアウト。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(30)とティーショットが良くなく、通算1アンダー・12位タイで3日目を終えた。
4番Par4でアプローチをよせきれずボギー先行のスタートとなった畑岡奈紗は、5番Par4で2打目をピンそばにつけバウンスバックに成功すると7番Par3ではミドルパットを決めてバーディ。折り返した11番Par5でボギーを叩き迎えた13番Par3でティーショットをピンそばにつけバーディを奪うものの、2打目をグリーン右サイドに外した14番とバンカーショットをよせられなかった15番のPar4で連続ボギー。更に16番Par5ではティーショットからミスが続き、4オン3パットのダブルボギー。フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率44.44% (8/18)、パット数(29)とショットに精彩を欠き、通算2オーバー・35位タイで3日目を終えた。
メジャー2大会連続予選通過を果たした西郷真央は、15番Par4でボギーが先行するものの、チップインを決めた16番Par5とロングパットを決めた17番Par4で連続バーディ。折り返した1番Par4で短いパーパットを外しボギーを叩いたものの、4番Par4で距離のある段の下からのバーディパットを決めて流れを戻しかけた矢先の5番Par4でディボットからの2打目がグリーンに乗らずボギーを叩くと、ショートサイドからのバンカーショットをよせられなかった6番Par5と7番Par3でも連続ボギー。1オン可能な253yの8番Par4でもバーディチャンスを活かせず迎えた9番Par5ではグリーン奥からの4打目と5打目のアプローチをよせきれず、ダブルボギーフィニッシュ。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(32)の通算4オーバー・54位タイでで3日目のラウンドを終えた。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
09:35(22:35)
A.イン/笹生優花/L.コ
09:46(22:46)
チェラ・チョイ/A.ノルドクビスト/J.コルダ
09:57(22:57)
S.メドウ/ミンジー・リー/コ・ジンヨン
10:08(23:08)
B.M.ヘンダーソン/J.チャン/J.クプチョ
10:19(23:19)
キム・セヨン/H.グリーン/A.ティティクル
10:30(23:30)
チョン・インジ/チェ・ヘジン/L.トンプソン
10番ホールスタート
08:34(21:34)
パク・インビ/L.ヴ/畑岡奈紗
09:22(22:22)
S.ケンプ/ウェイリン・スー/西郷真央
※時差:日本は13時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月26日(日)の08:29だと日本時間6月26日(日)の21:29あたり、現地時間6月26日(日)の10:35だと日本時間6月26日(日)の23:35になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | チョン・インジ | -5 | 75 |
T2 | ミンジー・リー | -4 | 70 |
レクシー・トンプソン | -4 | 73 | |
4 | アタヤ・ティティクル | -3 | 72 |
T5 | 畑岡 奈紗 | -1 | 69 |
キム・ヒョージュ | -1 | 71 | |
キム・セヨン | -1 | 76 | |
ハナ・グリーン | -1 | 75 | |
チェ・ヘジン | -1 | 76 | |
T10 | リリア・ヴ | E | 70 |
ステファニー・キリアコウ | E | 72 | |
ジ・ウンヒ | E | 72 | |
ジェシカ・コルダ | E | 73 | |
ステファニー・メドウ | E | 74 | |
ジェニファー・チャン | E | 75 | |
T30 | 西郷 真央 | +4 | 72 |
笹生 優花 | +4 | 77 |
【詳細】
畑岡 奈紗
4バーディ、1ボギー(69)
西郷 真央
4バーディ、4ボギー(72)
笹生 優花
2バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(77)
13時00分時点での天候は晴れ、気温31.0℃、湿度52%、風速4.4m/s(南)というコース・コンディションの中、71名による決勝ラウンド最終日が行われた。
風もあり、グリーンも硬くなったコンディションの中、各選手がスコアメイクに苦労する混戦模様となった最終日、終盤まで縺れた優勝争いを制したのは、2018年「LPGA KEB Hana Bank Championship」以来、3年7か月の優勝を狙うメジャー2勝を含むLPGAツアー3勝を誇る韓国のチョン・インジ。
2番Par3、4番Par4でボギーと序盤からつまずいたチョン・インジは、6番と3パットの9番のPar5でもボギー。スコアを4つ落とし、トップを明け渡したものの、折り返した11番Par5でミドルパットを決めてバーディを奪うと、12番Par4で再び3パットのボギーを叩いたものの、その後はピンチがありながらも3ホールをパーで通過。迎えた16番Par5でピン手前からのバーディパットを決めて単独トップに躍り出ると、最終18番Par4のピンチもパーで切り抜けフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(33)の2バーディ、5ボギー(75)と3日目同様、スコアを3つ落としたものの、通算5アンダーで優勝。1998年の朴セリ、2011年のヤニ・ツェン、2019年のハナ・グリーンに次ぐ、大会史上4人目の完全優勝(ワイヤー・トゥ・ワイヤー)を達成した。
これでチョン・インジは、2015年「全米女子オープン」と2016年「エビアン・チャンピオンシップ」に続くメジャー3勝目、LPGAツアー4勝目を飾った。
1打差の2位タイには、17番Par4での3パットが響いたものの、5バーディ、3ボギー(70)とスコアを2つ伸ばした全米女子オープン覇者のミンジー・リーと難易度の高い15番Par4でバーディを奪い、2位に2打差をつけ単独トップをキープしながら、課題とされるショートゲームとパッティングで終盤16番Par5と17番Par4で連続ボギーを叩き、スコアを落としたレクシー・トンプソンが通算4アンダーで並んだ。
レクシー・トンプソンは、2021年の全米オープンに続き、悔しい2位タイでのフィニッシュとなった。
11番Par5でアプローチをよせてバーディ先行のスタートを切った畑岡奈紗は、14番Par4で2打目のミスからアプローチをよせきれずボギー。パープレーで折り返し迎えた4番Par4で下りのロングパットを決めてバーディを奪うと、6番と9番のPar5でともに3打目をピンそばにつけバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(27)でラウンドし、全体で唯一の60台をマーク、通算1アンダー・5位タイで4日間のトーナメントを終えた。
11番Par5で左に曲がるラインを読み切りバーディ先行のスタートを切った西郷真央は、13番Par3でグリーン奥からの下りのアプローチをよせきれずボギー。その後5ホールをパーで通過し折り返した1番Par4で短いパーパットを外しボギーを叩くと、3番Par4でもボギー。しかし、4番Par4でミドルパットを決めてバウンスバックに成功すると、6番Par5では3打目をピンそばにつけバーディ。8番Par4でアプローチを大きくオーバーしボギーを叩くものの、上がりの9番Par5の3打目をピンそばにつけバーディフィニッシュ。。フェアウェイキープ率78.57% (13/14)、パーオン率61.11% (11/18)、パット数(29)の通算4オーバー・30位タイで4日間のトーナメントを終えた。
2番Par3でボギー先行のスタートとなった笹生優花は、5番Par4で4パットのダブルボギーを叩くと、7番Par3でもボギー。前半から大きくスコアを落とし、流れに乗れないまま折り返し迎えた11番Par5で2オンからバーディを奪うものの、短いパーパットを外した12番Par4とアプローチをよせきれなかった13番Par3で連続ボギー。14番Par4で2打目をピンそばにつけバーディを奪うものの、最終18番Par4でティーショットを左に曲げるミスから3打目のアプローチもよせきれずボギーフィニッシュ。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(36)の通算4オーバー・30位タイで4日間のトーナメントを終えた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREEN IN REG
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
PPR:PUTTS PER ROUND
(ラウンドあたりのパット数)
1位
チョン・インジ(In Gee Chun)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 100.00% (14/14) |
83.33% (15/18) |
234.0y | 25 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
88.89% (16/18) |
233.0y | 31 |
ROUND3 | 85.71% (12/14) |
72.22% (13/18) |
248.0y | 31 |
ROUND4 | 85.71% (12/14) |
66.67% (12/18) |
229.0y | 33 |
TOTAL | 89.29% (50/56) |
77.78% (56/72) |
236.0y | 30 |
2位タイ
ミンジー・リー(Minjee Lee)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
254.0y | 34 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
77.78% (14/18) |
244.0y | 28 |
ROUND3 | 92.86% (13/14) |
72.22% (13/18) |
256.0y | 31 |
ROUND4 | 85.71% (12/14) |
72.22% (13/18) |
256.0y | 30 |
TOTAL | 87.50% (49/56) |
76.39% (55/72) |
252.0y | 30 |
2位タイ
レクシー・トンプソン(Lexi Thompson)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
83.33% (15/18) |
256.0y | 35 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
257.0y | 28 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
83.33% (15/18) |
273.0y | 31 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
257.0y | 31 |
TOTAL | 76.79% (43/56) |
79.17% (57/72) |
261.0y | 31 |
5位タイ
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
66.67% (12/18) |
233.0y | 29 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
256.0y | 32 |
ROUND3 | 42.86% (6/14) |
44.44% (8/18) |
244.0y | 29 |
ROUND4 | 92.86% (13/14) |
66.67% (12/18) |
249.0y | 27 |
TOTAL | 75.00% (42/56) |
62.50% (45/72) |
245.0y | 29 |
30位タイ
西郷 真央(Mao Saigo)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 100.00% (14/14) |
72.22% (13/18) |
230.0y | 33 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
83.33% (15/18) |
251.0y | 30 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
61.11% (11/18) |
253.0y | 32 |
ROUND4 | 78.57% (11/14) |
61.11% (11/18) |
257.0y | 29 |
TOTAL | 87.50% (49/56) |
69.44% (50/72) |
248.0y | 31 |
30位タイ
笹生 優花(Yuka Saso)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
83.33% (15/18) |
262.0y | 33 |
ROUND2 | 57.14% (8/14) |
72.22% (13/18) |
268.0y | 30 |
ROUND3 | 64.29% (9/14) |
66.67% (12/18) |
272.0y | 30 |
ROUND4 | 64.29% (9/14) |
72.22% (13/18) |
271.0y | 36 |
TOTAL | 67.86% (38/56) |
73.61% (53/72) |
268.0y | 32 |
WD(棄権)
渋野 日向子(Hinako Shibuno)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 92.86% (13/14) |
88.89% (16/18) |
― | 34 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
50.00% (9/18) |
― | 28 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 89.29% (25/28) |
69.44% (25/36) |
― | 31 |
73位タイ(予選カット)
古江 彩佳(Ayaka Furue)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 100.00% (14/14) |
55.56% (10/18) |
― | 27 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
66.67% (12/18) |
― | 33 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 92.86% (26/28) |
61.11% (22/36) |
― | 30 |
優勝したチョン・インジ、2位タイのミンジー・リー、レクシー・トンプソンともにショット・パッテイングともに比較的安定した数値だった。5位タイの畑岡奈紗は、ショットの数値がそこまで良くなく、西郷真央はパーオン率、笹生優花はティーショットの数値がそこまで良くはなかった。
全選手の結果
※KPMG Women’s PGA Championship 公式サイト参照
※2022年大会(2022シーズン)
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