2021年11月18日(木)~11月21日(日)にかけてアメリカ・フロリダ州ネープルズにあるティブロン・ゴルフクラブ(Tiburón Golf Club)で開催される2021年シーズン最終戦「CMEグループ・ツアー選手権(CME Group Tour Championship)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは、畑岡奈紗、笹生優花の2名が出場。
※畑岡奈紗:2018年から4年連続4回目の出場
※笹生優花:初出場
※笹生優花の国籍は、LPGA公式サイトをもとにしています。
シーズン最終戦の仕組み
RACE TO CME GLOBE Point Ranking 60位までの選手が出場
※すべてのプレーヤーが同列からスタートします。
(シーズン中に獲得したポイントと順位は削除されます)
最終スコアのトップがRace to the CME Globe Championを手にします。
優勝者=Race to the CME Globe Champion
賞金総額 500万ドル/60位
優勝賞金 150万ドル
《1-30位までの内訳》
順位 | 賞金 | 順位 | 賞金 |
1 | $1,500,000 | 16 | $52,143 |
2 | $480,000 | 17 | $49,449 |
3 | $310,882 | 18 | $47,093 |
4 | $226,432 | 19 | $45,072 |
5 | $175,912 | 20 | $43,389 |
6 | $142,236 | 21 | $42,040 |
7 | $116,976 | 22 | $40,695 |
8 | $98,453 | 23 | $39,346 |
9 | $86,666 | 24 | $38,001 |
10 | $78,246 | 25 | $36,652 |
11 | $71,510 | 26 | $35,474 |
12 | $66,456 | 27 | $34,296 |
13 | $62,247 | 28 | $33,115 |
14 | $58,542 | 29 | $31,937 |
15 | $55,175 | 30 | $30,759 |
《31-60位までの内訳》
順位 | 賞金 | 順位 | 賞金 |
31 | $29,748 | 46 | $17,624 |
32 | $28,737 | 47 | $17,118 |
33 | $27,727 | 48 | $16,613 |
34 | $26,716 | 49 | $16,108 |
35 | $25,705 | 50 | $15,602 |
36 | $24,865 | 51 | $15,097 |
37 | $24,022 | 52 | $14,762 |
38 | $23,182 | 53 | $14,424 |
39 | $22,339 | 54 | $14,086 |
40 | $21,496 | 55 | $13,752 |
41 | $20,823 | 56 | $13,414 |
42 | $20,150 | 57 | $13,076 |
43 | $19,478 | 58 | $12,741 |
44 | $18,802 | 59 | $12,403 |
45 | $18,129 | 60 | $12,068 |
※2021年シーズン
CMEグループ・ツアー選手権
1996年にITT・ツアー・チャンピオンシップとしてスタートした今大会は、その後、幾度かの変更を経て、2014年からCMEグループ・ツアー選手権として8回目の開催、大会として合計26回目を迎えるトーナメントとなります。
2019年シーズンから賞金総額:$5,000,000、優勝賞金:$1,500,000となります。
CMEグループ・ツアー選手権となった2014年のチャンピオンは3名によるプレーオフを制したリディア・コでその後、2015年にはクリスティ・カー、2016年にはチャーリー・ハル、2017年にはアリヤ・ジュタヌガーン、2018年にはレクシー・トンプソンがチャンピオンに輝き、優勝賞金:$500,000を獲得しています。優勝賞金が1,500,000に大幅アップした2019年には、キム・セヨンが初優勝を飾り、新型コロナウイルスの影響により賞金額が少なくなった2020年は、当時世界ランキング1位のコ・ジンヨンが初の「Race to the CME Globe Champion」に輝いています。
LPGAツアーの最終戦となる今大会は、CMEグループ・ツアー選手権の直前に開催されたトーナメント終了時点で、各大会に与えられたポイントを基にRace to the CME Globeのポイントランキング上位60名(2選手欠場のため、今大会は62位までが出場)によって「Race to the CME Globe Champion」を決める2021年シーズン最後のビッグトーナメントとなります。
優勝したプレーヤーには、年間女王と女子史上最高の$1,500,000が与えられます。
最終戦は、PGAツアーで採用されているFedExCupの順位によるストローク・ベースのボーナス・システム(Starting FedExCup Strokes)によって決められたスコアからのスタートと異なり、シーズン中に獲得したポイントと順位は削除され、すべてのプレーヤーが同列からのスタートとなり、2021年シーズンのトップ60名による4日間・72ホール・予選カットなしの真剣勝負が堪能できます。
世界ランキング1位のネリー・コルダや同2位のコ・ジンヨンら世界ランキングトップ60から世界ランキング3位のパク・インビと引退を表明した同17位のフォン・シャンシャンを除く42名が出場する強力なフィールドとなりました。
日本からは畑岡奈紗と笹生優花が出場。
4年連続4回目出場の畑岡奈紗は、トップ10入り1回(2018年)となっています。笹生優花は、初出場。
CMEグループ・ツアー選手権 開催会場
【アメリカ・フロリダ州ネープルズ】
ティブロン・ゴルフクラブ(Tiburón Golf Club)
コース | Yardage | Par |
ティブロン・ゴルフクラブ (Tiburón Golf Club) |
6,556 | 72 |
フロリダ州ネープルズにある「ティブロン・ゴルフクラブ」は、27,000平方フィートの地中海スタイルのクラブハウスと〈ゴールド・コース〉と〈ブラック・コース〉の2つのコースで構成され、どちらも「全英オープン」で2回の優勝経験を持つグレッグ・ノーマンによって設計されました。ちなみにティブロンとはスペイン語でサメを意味します。また、リッツ・カールトン・ゴルフリゾート・ナポリが隣接しています。
〈ゴールド・コース〉
・1998年にオープンし、7,382ヤードまでプレー可能な18ホールのパー72のセッティングとなっています。
〈ブラック・コース〉
・2001年にオープンし、チャンピオンシップ・ティーから最大で6,949ヤードまでプレー可能な18ホールのパー72のセッティングとなっています。
LPGAツアーのCMEグループ・ツアー選手権とPGAツアーのQBEシュートアウトを開催しています。
【特徴のあるホール】
・4番Par4:左サイドに続く池。
・5番Par3:池と大きく難しいグリーン。
・16番Par3:池が絡むホール。
・18番Par4:難易度の高いホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:セレブレーション・バミューダ
・ラフ:なし
・グリーン:ティフイーグル・バミューダ
CMEグループ・ツアー選手権 スケジュール
2021年11月18日(木)~11月21日(日)
【予選カットなし】
11月18日(木) 大会1日目
11月19日(金) 大会2日目
11月20日(土) 大会3日目
11月21日(日) 大会最終日
CMEグループ・ツアー選手権 賞金
【賞金総額】
$5,000,000
【優勝賞金 】
$1,500,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した60名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2021年11月15日時点
ネリー・コルダ(Nelly Korda)
国籍:アメリカ
生年月日:1998年7月28日(23歳)
身長:177.8cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:1勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
父親のペトル・コルダはテニスの全豪オープン・シングルス優勝、姉のジェシカはLPGAツアー6勝、弟のセバスチャンはテニスとスポーツ一家に生まれ、現在は姉のジェシカと共にLPGAツアーに参戦しています。
恵まれた体格とパワーから生み出される飛距離はツアー屈指であり、キレのあるショットでチャンスを演出しています。課題とされるアプローチとパッティングは改善されつつあり、非常に良い状態と言えるでしょう。
2021年シーズンは16試合に出場して優勝4回を含むトップ10入り9回と安定した素晴しい成績を残しています。また、東京オリンピックでゴールド・メダルを手にし、前週も優勝と最終戦に向け、好調を維持しています。
CMEポイントランキングでは2位に後退したものの、世界ランキングと賞金ランキングで1位に返り咲き、2017年の初出場から5年連続5回目の出場となる今大会は、2017年が8位タイ、2019年が2位、2019年が3位タイと優勝にあと1歩まで近づいています。勢いに乗って迎える今大会は、優勝候補筆頭と言って良いでしょう。
コ・ジンヨン(Jin Young Ko)
国籍:韓国
生年月日:1995年7月7日(26歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:11勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・ANAインスピレーション:1勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:1回(2019)
2017年シーズンに非会員ながら「LPGA KEB Hana Bank Championship」に勝利し、2018年シーズンからLPGA米国女子ツアーに本格参戦すると、この年の1勝を皮切りに2019年シーズンにはメジャー・トーナメント2勝を含む4勝をあげ、一気に世界のトップへと駆け上がりました。
あらゆる状況の変化にも柔軟に対応可能なショットのクオリティの高さとコース・マネジメント能力、冷静な判断が可能な強いメンタルを持っています。
2021年シーズンは、18試合に出場し、優勝4回を含むトップ10入り12回、予選落ちは僅かに1回と安定感のある抜群の成績を残しています。特に、直近の6試合では、優勝3回、2位タイ、6位タイ2回と文句なしの結果を残しており、更に14ラウンド連続60台というLPGAツアー記録タイの成績を残すなど、ほぼ完璧なプレーを見せています。
2017年の初出場から5年連続5回目の出場となる今大会は、2020年に初優勝を飾っています。3週連続優勝は逃したものの、直近の好調さからも、連覇の可能性も十分にあるでしょう。
笹生 優花(Yuka Saso)
国籍:フィリピン
生年月日:2001年6月20日(20歳)
身長:166.0cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:1勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
8歳でゴルフを始め、アマチュア時代には、2018年アジアン・ゲームズ(アジア大会)にフィリピン代表の一員として金メダルを獲得。2019年には、オーガスタ・ナショナル女子アマチュアゴルフ選手権で3位タイ、ガールズ・ジュニアPGAチャンピオンシップで優勝を飾っています。
プロ転向後の2020年国内女子ツアーで2勝を挙げる活躍を見せる中、2021年シーズン「全米女子オープン」でメジャー初優勝、LPGAツアー初勝利を飾りました。
キム・アリム(2020年 全米女子オープン)、ソフィア・ポポフ(2020年 AIG全英女子オープン)、渋野日向子(2019年 AIG全英女子オープン)に続き、3年ぶりに非会員としてメジャー優勝を果たしたプレーヤーとなります。
体格は決して大きくないが、平均飛距離270ヤードを超える力強いティーショットと深いラフからでも方向性を出せる正確なアイアンショットに加え、ショートゲームも安定しています。
2021年シーズンは12試合に出場してメジャー優勝1回を含むトップ10入り6回とここまでは素晴しい成績を残しています。直近の4試合でも4位タイが2回と優勝争いを演じる活躍を見せています。
初出場となる今大会は、フェアウェイも広く、ショットを活かせるコースだけに、優勝に絡むプレーができるでしょう。
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
国籍:日本
生年月日:1999年1月13日(22歳)
身長:157.5cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・ANAインスピレーション:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2016年に最年少18歳のアマチュアで日本女子オープンのタイトルを獲得すると2017年からLPGAツアーに参戦し、これまでにLPGAツアー3勝を挙げています。
ショットの前に小刻みにジャンプする独特のルーティンを持ち、ツアー3勝を積み上げた原動力は日本選手に良くみられる様に100y以内のショットのクオリティの高さでしょう。更に、アプローチやバンカーショット、パッティングにも定評があります。
平均的な飛距離だけに課題とされるティーショット出来(フェアウェイキープ率)がスコアに大きく作用するでしょう。今季もここまでフェアウェイキープ率71.59%で78位、パーオン率68.38%で101位とショットに苦労している印象です。
2021年シーズンは、20試合に出場して序盤はショットも安定せずに結果も出ていなかったものの、マッチプレーでベスト16に入り、きっかけを掴むと、「全米女子オープンゴルフ」では、プレーオフで敗れ、2位に終わったが、その後、優勝1回を含むトップ10入り4回と復調の兆しの見えた素晴しいプレーを見せています。しかし、今季2勝目を飾った後の3試合は、パッティングに精彩を欠き、予選落ちと51位タイ、40位タイと結果を残せていません。
2018年の初出場から4年連続4回目の出場となる今大会は、2018年に9位に入っています。直前の状態は良くなかっただけに、どこまで改善されたかが、優勝のカギとなるでしょう。
パティ・タヴァタナキット(Patty Tavatanakit)
国籍:タイ
生年月日:1999年10月11日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・ANAインスピレーション:1勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2018年全米女子オープンでローアマチュア(5位タイ)を獲得するなど、若くして才能を開花させると2019年シーズンのシメトラ・ツアー(下部ツアー)では、3週連続優勝を果たし、平均スコア(69.382)、Par4の平均スコア(3.931)、Par5の平均スコア(4.583)で1位を獲得。2019年「Gaelle Truet Rookie of theYear」に選ばれ、賞金ランキング2位に入り、2020年シーズンからLPGAツアーに本格参戦しているタイ出身で注目の若手選手。
2021年シーズン最初のメジャー・トーナメント「ANAインスピレーション」で今大会4人目となる完全優勝を達成し、LPGAツアー初勝利を飾りました。
体格は決して大きくないが、ゆっくりとしたテイクバックから一気にフリ抜かれるティーショットの平均飛距離は、ここまで275.49y(7位)とツアー屈指であり、飛んで曲がらない安定感を持っています。ショートゲームとパッティングもそつなくこなします。
2021年シーズンは18試合に出場して優勝1回を含むトップ10入り10回と素晴らしい成績を残しています。直近の試合でも調子を上げてきています。
初出場となる今大会で「ANAインスピレーション」以来となるLPGAツアー2勝目なるか注目です。
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CMEグループ・ツアー選手権のテレビ放送
【BS放送】WOWOWが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】WOWOWオンデマンドで全ラウンドLIVE配信!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!
【BS放送】WOWOW
大会2日目から生中継!! ※日本時間
WOWOWプライム:191ch
WOWOWライブ:192ch
生:生中継
11月19日(金) 第1日
4:00~6:15
WOWOWライブ (録画)
※大会スケジュールの変更に伴い、録画放送となりました。
11月20日(土) 第2日
4:00~7:15
WOWOWライブ 生
11月21日(日) 第3日
4:00~6:45
WOWOWライブ 生
11月22日(月) 第4日 (最終日)
3:00~7:00
WOWOWライブ 生
※放送時間、変更の場合あり
【動画配信】WOWOWオンデマンド
WOWOWオンデマンド:ライブ配信
・11月19日(金) 4:00~6:15
※大会スケジュールの変更に伴い、録画放送となりました。
・11月20日(土) 4:00~7:30
・11月21日(日) 4:00~7:25
・11月22日(月) 3:00~6:10
※見逃し配信についてはWOWOW公式サイトをご覧ください。
【動画配信】GOLFTV
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
11月19日(金) 第1日
3:00~6:00
11月20日(土) 第2日
3:00~6:00
11月21日(日) 第3日
3:00~6:00
11月22日(月) 第4日 (最終日)
3:00~6:00
CMEグループ・ツアー選手権 試合結果
コース | Yardage | Par |
ティブロン・ゴルフクラブ (Tiburón Golf Club) |
6,556 | 72 |
大会1日目
天候:雨
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:39(21:39)
J.クプチョ/M.カストレン/H.グリーン
07:51(21:51)
A.ユーイング/A.ノルドクビスト/チョン・インジ
08:27(22:27)
M.ジュタヌガーン/イ・ジョンウン6/笹生優花
08:39(22:39)
キム・セヨン/D.カン/J.コルダ
08:51(22:51)
B.M.ヘンダーソン/ミンジー・リー/畑岡奈紗
09:03(23:03)
P.タヴァタナキット/A.ジュタヌガーン/L.トンプソン
09:15(23:15)
コ・ジンヨン/N.コルダ/L.コ
10番ホールスタート
07:27(21:27)
R.オトゥール/エイミー・ヤン/Y.ノー
07:51(21:51)
N.K.マドセン/M.サグストロム/M.カン
08:27(22:27)
ジ・ウンヒ/B.アルトマーレ/A.イン
※時差:日本は14時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間11月18日(木)の7:27だと日本時間11月18日(木)の21:27あたり、現地時間11月18日(木)の09:15だと日本時間11月18日(木)の23:15になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目
首位 | イ・ジョンウン6 | -8 | 64 |
T2 | キム・セヨン | -7 | 65 |
セリーヌ・ブティエ | -7 | 65 | |
ミナ・ハリガエ | -7 | 65 | |
ジェニファー・クプチョ | -7 | 65 | |
T6 | ネリー・コルダ | -6 | 66 |
ジャスミン・スワンナプラ | -6 | 66 | |
ミンジー・リー | -6 | 66 | |
笹生 優花 | -6 | 66 | |
ユ・ソヨン | -6 | 66 | |
ハナ・グリーン | -6 | 66 | |
ウェイリン・スー | -6 | 66 | |
ギャビー・ロペス | -6 | 66 | |
T25 | 畑岡 奈紗 | -3 | 69 |
【詳細】
笹生 優花
1イーグル、6バーディ、1ダブルボギー(66)
畑岡 奈紗
5バーディ、2ボギー(69)
12時00分時点での天候は雨、気温25.0℃、湿度84%、風速3.6m/s(東北東)というコース・コンディションの中、60名による大会1日目が行われた。
風もなく、グリーンも止まり、プリファードライでのラウンドとなった大会1日目を終えてトップに立ったのは、2019年5月下旬に行われた「全米女子オープン」以来、約2年6か月ぶりのLPGAツアー2勝目を狙うイ・ジョンウン6。
フェアウェイキープ率100.00% (14/14)、パーオン率100.00% (18/18)、パット数(28)と初日、ショット・パットともに素晴しいプレーを見せたイ・ジョンウン6は、出だしの1番Par5をパーとするなど、スタートからの5ホールでスコアを伸ばせなかったものの、6番Par5で最初のバーディを奪うと、8番Par3、9番と連続バーディ、前半スコアを3つ伸ばして折り返す。後半に入っても11番、14番Par5でバーディを奪うと、16番では距離のあるパットを決めてバーディ、17番では3打目のアプローチを確実に寄せてバーディ、最終18番も長めのパットを決めるなど、上り3ホールを3連続バーディでフィニッシュ。初日ボギーフリーとなる8アンダー(64)でラウンド、2位に1打差をつけ、好スタートを切った。
前週プレーオフで敗れたものの、優勝争いを演じ、12試合ぶりのトップ10フィニッシュを飾ったキム・セヨンは、今大会も好調なショットとパッティングで9バーディ、2ボギー(65)とスコアを7つ伸ばし、トップと1打差の通算7アンダー・2位タイで初日を終えた。
キム・セヨンと同じくトップと1打差の2位タイには、10月の「ShopRite LPGA Classic presented by Acer」の優勝以来、調子の上がっていないものの、持ち味の正確なショットとパッティングでボギーフリーとなる7バーディ(65)でラウンドしたセリーヌ・ブティエと4つのPar5で1イーグル、3バーディと確実にスコアを伸ばし、ボギーフリーとなる1イーグル、5バーディ(65)でラウンド、2021年のソルハイム・カップ米国チームのメンバーに選ばれたミナ・ハリガエが7アンダーで並んだ。
更に、前週から好調を維持し、今大会もフェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率94.44% (17/18)と初日から好調なショットで、アグレッシブなプレーを展開、11番からの3連続バーディを含む7バーディ、ボギーフリーとなる(65)でラウンドし、2021年のソルハイム・カップ米国チームのメンバーに選ばれたジェニファー・クプチョも7アンダーで初日を終えた。
2打差の6位タイには、世界ランキングと賞金ランキングでトップに立ち、12番Par3と15番で3パットのボギーを喫し、パッティングに課題を残したものの、好調なショットで8バーディ、2ボギー(66)でまとめたネリー・コルダとミンジー・リー、笹生優花、ユ・ソヨン、ハナ、グリーンといったメジャーチャンピオンを含む8名が6アンダーで並んだ。
3番でバーディを奪い、幸先の良いスタートを切った笹生優花は、6番Par5でも3打目をしっかり寄せてバーディ、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番でティーショットを曲げてロストボール、ダブルボギーを叩いたものの、12番Par3から3連続バーディを奪い、流れを取り戻すと、距離の短い17番Par5で2打目をピン奥につけ、右に曲がるラインを読み切りイーグル、最終18番もピン奥のフリンジから長めのパットを決めてバーディを奪うなど、1イーグル、6バーディ、1ダブルボギー(66)と中盤から終盤にかけてスコアを伸ばし、6アンダー・6位タイで初日を終えた。
出だしの1番Par5から5ホール連続パーで通過した畑岡奈紗は、6番Par5で2オンに成功、イーグルとは成らなかったものの、確実にバーディを奪い、続く7番でも長めのパットを決め、連続バーディと幸先の良いスタートを切ったものの、121yにセットされた8番Par3でティーショットをグリーン手前に外し、パターでのアプローチから短めのパーパットを外しボギー。9番では、長めのパーパットを決めてピンチを凌ぎ、前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半に入り、12番Par3でも短いパーパットを外し、ボギー。13番でバーディを奪い、バウンスバックに成功すると、15番では右に曲がるラインを決めてバーディ、16番Par3ではロングパットを決めて連続バーディ、チャンスホールでもある17番Par5でスコアを伸ばせなかったものの、5バーディ、2ボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、トップと5打差の3アンダー・25位タイで初日を終えた。
大会2日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:35(22:35)
エイミー・ヤン/Y.ノー
09:05(23:05)
D.カン/B.M.ヘンダーソン
10:05(00:05)
コ・ジンヨン/L.コ
10:15(00:15)
畑岡奈紗/チェラ・チョイ
11:05(01:05)
J.コルダ/P.タヴァタナキット
11:35(01:35)
ジ・ウンヒ/L.トンプソン
11:55(01:55)
N.コルダ/G.ホール
12:15(02:15)
ユ・ソヨン/笹生優花
12:25(02:25)
ウェイリン・スー/H.グリーン
12:35(02:35)
キム・セヨン/G.ロペス
12:45(02:45)
M.ハリガエ/C.ブティエ
12:55(02:55)
イ・ジョンウン6/J.クプチョ
※時差:日本は14時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間11月19日(金)の8:05だと日本時間11月19日(金)の22:05あたり、現地時間11月19日(金)の12:55だと日本時間11月20日(土)の02:55になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目
首位 | セリーヌ・ブティエ | -14 | 65 |
T2 | ギャビー・ロペス | -10 | 68 |
ミンジー・リー | -10 | 68 | |
ミナ・ハリガエ | -10 | 69 | |
T5 | ジョージア・ホール | -9 | 68 |
ジ・ウンヒ | -9 | 68 | |
ネリー・コルダ | -9 | 69 | |
イ・ジョンウン6 | -9 | 71 | |
T9 | コ・ジンヨン | -8 | 67 |
アリー・ユーイング | -8 | 68 | |
メーガン・カン | -8 | 69 | |
レクシー・トンプソン | -8 | 69 | |
T19 | 畑岡 奈紗 | -6 | 69 |
T29 | 笹生 優花 | -5 | 73 |
【詳細】
畑岡 奈紗
4バーディ、1ボギー(69)
笹生 優花
5バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(73)
14時00分時点での天候は晴れ、気温28.0℃、湿度63%、風速5.8m/s(北東)というコース・コンディションの中、59名(1名途中棄権)による大会2日目が行われた。
初日に続き、プリファードライでのラウンドとなった大会2日目を終えてトップに立ったのは、10月の「ShopRite LPGA Classic presented by Acer」に続く今季2勝目、LPGAツアー通算3勝目を狙うセリーヌ・ブティエ。
風が強く、グリーンも硬くなってきたコンディションの中、初日に続き、安定したプレーを見せたセリーヌ・ブティエは、1番Par5で確実にバーディを奪い、幸先の良いスタートを切ると、8番Par3でボギー、続く9番でバーディを奪い、バウンスバックに成功。前半はチャンスはありながら活かせずに静かなラウンドとなったものの、後半に入り、持ち味でもある正確なショットと好調なパッテイングを活かしたプレーを展開、10番でバーディを奪うと、12番Par3では、距離のあるパットを決めてバーディ、続く13番ではグリーン手前から難しいアプローチを直接決めて連続バーディ、14番Par5は、3打目をピンそばにつけたものの、バーディパットを決めきれずパー。続く15番で好調なパッテイングからバーディ、17番Par5では2オンに成功し、確実にバーディを奪うと、最終18番でも2打目をピンハイにつけ、連続バーディフィニッシュ。後半、怒涛のバーディラッシュを見せ、8バーディ、1ボギーと厳しいコンディションの中、2日連続の(65)をマーク、スコアを7つ伸ばし、通算14アンダー・2位に4打差をつけ、ラウンドを終えた。
4打差の2位タイには、パッテイングで苦労したものの、キレのあるショットでチャンスを活かし、5バーディ、1ボギー(68)とスコアを4つ伸ばしたギャビー・ロペスと最終18番でフェアウェイセンターに落ちたティーショットが左サイドのレッドペナルティエリアまで転がり、3打目もグリーンにのらず、フリンジからのパーパットも外し、不運なボギーフィニッシュとなりながら、13番でフリンジから距離のあるバーディパットを決めるなど、持ち味の安定したショットで5バーディ、1ボギー(68)とスコアを伸ばしたミンジー・リー、上り2ホールを連続バーディと3日目に繋がる良いフィニッシュとなったミナ・ハリガエが通算10アンダーで並んだ。
5打差の5位タイには、7バーディ、3ボギー(68)でラウンドした2018年「Ricoh Women’s British Open」の覇者であるジョージア・ホールとボギーフリーとなる4バーディ(68)でラウンドした2009年「U.S. Women’s Open」の覇者ジ・ウンヒ、2021年「KPMG Women’s PGA Championship」の覇者で、世界ランキングと賞金ランキング、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトル争いとジュリ・インクスター以来となるアメリカ人プレーヤーとして年間5勝がかかるネリー・コルダ、単独トップからスタートしたものの、3バーディ、2ボギー(71)とスコアを1つしか伸ばせなかった2019年「U.S. Women’s Open」の覇者イ・ジョンウン6というメジャー・トーナメント覇者の4名が通算9アンダーで並んだ。
8アンダー・9位タイには、世界ランキングと賞金ランキング、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトルをかけ、ネリー・コルダとの熾烈な争いを繰り広げているコ・ジンヨンと好調を維持しているレクシー・トンプソンら4名が並んだ。
トップと5打差の25位タイからスタートした畑岡奈紗は、1番Par5で3オンから距離のあるパットを強めにヒットし、幸先よくバーディを奪うと、4番でもピン手前約8.0mにつけてバーディ、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入り、10番では2打目をピンハイにつけてバーディ、15番では、ボギーを叩いたものの、17番Par5では2オンに成功、イーグルとは成らなかったものの楽々バーディ。前半は、バンカーからのピンチをパーで凌ぐなど、苦しい場面もあったものの、全体的にパッティングが良くなってきており、2日目も4バーディ、1ボギー(69)とスコアを3つ伸ばし、通算6アンダー・19位タイに浮上した。
トップと2打差の6位タイからスタートした笹生優花は、出だしの1番Par5で3打目のアプローチを寄せてバーディとしたものの、3番ではティーショットを左のブッシュに打ち込み、2打目でグリーンを捉えたものの、3パットのボギー、続く4番では2打目がバンカー、3打目もバンカーから出せずに4オン、長めのパットを入れて何とかボギーで凌ぐ。6番Par5では、フリンジからの距離のあるイーグルパットがカップの縁を回ったものの、楽々バーディ。しかし、続く7番でティーショットを左のブッシュに打ち込み、2打目も右のウェストバンカーに入れ、70yと距離のある3打目をグリーンオーバー、ここから3パットを叩き、ダブルボギー。続く8番Par3でフリンジからの距離のあるパットを決めてバーディを奪い、前半スコアを1つ落とし折り返す。後半に入り、10番、12番Par3ではチャンスを活かせずパー。13番で2打目をピンハイにつけバーディ、14番、15番でもチャンスを活かせないまま迎えた16番Par3でティーショットを右に外し、アプローチを寄せきれず、長めのパーパットを外してボギー。17番Par5では2オンに成功、確実にバーディを奪ったものの、最終18番ではフェアウェイに落ちたティーショットが左サイドのレッドペナルティエリアまで転がり、3オン2パットのボギーと出入りの激しいプレーとなった2日目、5バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(73)とスコアを1つ落とし、通算5アンダー・29位タイに後退した。
大会3日目
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
10:00(00:00)
H.グリーン/笹生優花
10:50(00:50)
畑岡奈紗/スヒョン・オー
11:30(01:30)
R.コ/N.K.マドセン
12:00(02:00)
コ・ジンヨン/A.ユーイング
12:10(02:10)
N.コルダ/イ・ジョンウン6
12:20(02:20)
G.ホール/ジ・ウンヒ
12:30(02:30)
ミンジー・リー/M.ハリガエ
12:40(02:40)
C.ブティエ/G.ロペス
※時差:日本は14時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間11月20日(土)の7:50だと日本時間11月20日(土)の21:50あたり、現地時間11月20日(土)の12:40だと日本時間11月21日(日)の02:40になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目
首位 | 畑岡 奈紗 | -14 | 64 |
コ・ジンヨン | -14 | 66 | |
ネリー・コルダ | -14 | 67 | |
セリーヌ・ブティエ | -14 | 72 | |
T5 | ギャビー・ロペス | -13 | 69 |
ミナ・ハリガエ | -13 | 69 | |
T7 | レオナ・マグワイア | -12 | 66 |
ナンナ・コルツ・マドセン | -12 | 67 | |
レクシー・トンプソン | -12 | 68 | |
T10 | メーガン・カン | -11 | 69 |
イ・ジョンウン6 | -11 | 70 | |
ミンジー・リー | -11 | 71 | |
T40 | 笹生 優花 | -4 | 73 |
【詳細】
畑岡 奈紗
8バーディ(64)
笹生 優花
4バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(73)
14時00分時点での天候はくもり、気温29.0℃、湿度72%、風速8.0m/s(東北東)というコース・コンディションの中、59名(1名途中棄権)による大会3日目が行われた。
トップと3打差の中に12名がひしめく大混戦となった大会3日目を終えてトップに並んだのは、今季2勝、LPGAツアー通算5勝の畑岡奈紗、ともに今季4勝、世界ランキングと賞金ランキング、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトルをかけ、熾烈な争いを繰り広げているコ・ジンヨンとネリー・コルダ、10月の「ShopRite LPGA Classic presented by Acer」に続く今季2勝目、LPGAツアー通算3勝目を狙うセリーヌ・ブティエの4名。
トップと8打差の19位タイからスタートした畑岡奈紗は、タフな2番から4番をパーで通過、6番Par5でスコアを伸ばせず、7番、8番でもチャンスを活かせない展開の中、9番でバーディを奪い、前半スコアを1つ伸ばして折り返すと、10番でピンそばにつけバーディ、12番Par3では、あわやホールインワンかというショットからバーディ、14番Par5で確実にバーディを奪うと、続く15番では残り151yの2打目をピンハイにつけバーディ、16番Par3では、長めのパットを決めて3連続バーディ、距離の短い17番Par5の2打目がグリーンオーバー、奥からの難しいアプローチを見事に寄せてバーディ、更に最終18番でも果敢にピンを攻めて5連続バーディ。後半はボギーなしの7バーディ(29)と圧巻のプレーを見せ、トータルでもボギーフリーとなる8バーディ、3日目のベストスコアとなる(64)をマーク、通算14アンダー・トップタイでラウンドを終えた。
フェアウェイキープ率100.00% (14/14)、パーオン率94.44% (17/18)と強風の中、ショットが素晴しく、また、パッティングも決まり、ほぼ完璧なプレーだった。
トップと6打差の9位タイからスタートしたコ・ジンヨンは、出だしの1番Par5でバーディを奪えなかったものの、2番で最初のバーディ、続く3番、4番とタフな3ホールで3連続バーディを奪うと、5番Par3では、奥からのパットを決めて5連続バーディ、更に、6番Par5ではグリーンサイドバンカーから3打目をしっかり寄せてバーディ、7番でもバーディ、8番Par3では奥からの右に曲がるラインを読み切り、圧巻の7連続バーディ。15アンダーで一気に単独トップに躍り出たものの、優しい9番でバーディパットが強く入り、3パットのボギー。前半スコアを6つ伸ばしたものの、ここから完全に勢いが止まり、後半は、15番とタフなコンディションとなった最終18番を除く7ホールでバーディチャンスを迎るものの、スコアを伸ばすことが出来ず、パープレー。しかし、3日目は7バーディ、1ボギー(66)と左手首の怪我を抱えながらもスコアを6つ伸ばし、トップタイでラウンドを終えた。
トップと5打差の5位タイからスタートしたネリー・コルダは、出だしの1番Par5でバーディの後の2番Par3でボギー、5番Par3ではグリーン奥からのアプローチを直接決めてバーディ、9番でもバーディを奪い、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。11番でバーディの後の12番Par3でティーショットを左に外しボギーとするなど、波に乗れない展開となる中、14番Par5で2オンに成功、ピン奥からのイーグルパットは決まらなかったものの、確実にバーディを奪う。更に、距離の短い17番Par5では、アイアンでの2打目をピンハイにつけイーグル。この日、1イーグル、5バーディ、2ボギー(67)とスコアを5つ伸ばし、通算14アンダートップタイで3日目を終えた。
2位に4打差をつけ、単独トップでスタートしたセリーヌ・ブティエだったが、6番Par5以外、チャンスも少なく、前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半12番Par3でティーショットを左に外し、アプローチを寄せきれずボギー、14番Par5でもスコアを伸ばせず、16番Par3でもアプローチを寄せきれずボギー、距離の短い17番Par5でバーディを奪ったものの、3日目はアイアンショットとパッティングともに苦労し、2バーディ、2ボギー(72)とスコアを伸ばせず、通算14アンダーでラウンドを終えた。
5アンダー・29位タイからスタートし、巻き返しが期待された笹生優花だったが、1番Par5をボギーとすると、4番で2打目をグリーン左サイドに池に入れてダブルボギーを叩くなど、序盤からスコアを落とす展開となった。7番で最初にバーディを奪い、309yにセットされた10番Par4で1オンに成功し、楽々バーディを奪うものの、続く11番でボギー。14番でバーディを奪うものの、16番Par3ではアプローチを寄せきれずボギー。最終18番は2打目をピンハイにつけバーディを奪ったものの、出入りの激しいプレーで4バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(73)とスコアを1つ落とし、通算4アンダー・40位タイに後退して3日目を終えた。
大会最終日
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:47(22:47)
ユ・ソヨン/J.スワンナプラ/L.コ
09:59(23:59)
M.カン/イ・ジョンウン6/ミンジー・リー
10:11(00:11)
L.マグワイア/N.K.マドセン/L.トンプソン
10:23(00:23)
C.ブティエ/G.ロペス/M.ハリガエ
10:35(00:35)
畑岡奈紗/コ・ジンヨン/N.コルダ
10番ホールスタート
09:47(23:47)
笹生優花/J.コルダ/C.マッソン
※時差:日本は14時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間11月21日(日)の8:47だと日本時間11月21日(日)の22:47あたり、現地時間11月21日(日)の10:35だと日本時間11月22日(月)の00:35になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
大会最終日
優勝 | コ・ジンヨン | -23 | 63 |
2 | 畑岡 奈紗 | -22 | 64 |
T3 | ミナ・ハリガエ | -18 | 67 |
セリーヌ・ブティエ | -18 | 68 | |
T5 | メーガン・カン | -17 | 66 |
ミンジー・リー | -17 | 66 | |
ネリー・コルダ | -17 | 69 | |
8 | レクシー・トンプソン | -16 | 68 |
T9 | リディア・コ | -15 | 64 |
チョン・インジ | -15 | 65 | |
ギャビー・ロペス | -15 | 70 | |
48 | 笹生 優花 | -3 | 73 |
【詳細】
畑岡 奈紗
9バーディ、1ボギー(64)
笹生 優花
2バーディ、3ボギー(73)
13時00分時点での天候はくもり、気温28.0℃、湿度72%、風速4.5m/s(東北東)というコース・コンディションの中、59名(1名途中棄権)による大会最終日が行われた。
4名がトップに並ぶ大混戦の中でスタートした最終日、隙の無い完璧なプレーで、終始リードを保ち、最終戦を制したのは、コ・ジンヨン。
大会連覇が期待されるコ・ジンヨンは、出だしの1番Par5で長めのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切ると、タフな3番では長めのパットを決め、4番ではショットでピンそばにつけて連続バーディ。6番Par5では2打目がグリーンオーバーしたものの、辛うじてレッドペナルティエリアに入らず、ここからの難しいアプローチを見事に寄せてバーディ、8番Par3でも2打目をピンハイにつけバーディ、9番は、奥から左に曲がる長めのラインを決めて連続バーディ。3日目同様、前半ショット・パッティングともに隙の無い、ほぼ完璧なプレーを見せ、ボギーフリーとなる6バーディ、20アンダーに乗せ、2位に3打差をつけ折り返す。後半に入り、320yと優しい10番で絶好のバーディチャンスを逃したものの、11番で距離のある下りの右に曲がるラインを読み切りバーディ。更に13番も好調なパッテイングで距離のある下りの左に曲がるラインを読み切りバーディ。14番Par5でバーディを奪えなかったものの、タフな15番と16番Par3は、危なげなくパーで通過。そして、485yと距離の短い17番Par5で2オンに成功、2パットで確実にバーディを奪うと、最終18番もパーオンに成功し、距離のある下りの右に曲がる難しいラインを読み切り、タップインパー。フェアウェイキープ率100.00 (14/14)、パーオン率100.00 (18/18)、パット数(28)と最後まで全く隙を見せず、完璧なプレーでボギーフリーとなる9バーディと最終日のベストスコア(63)でラウンド、トーナメント・レコードの通算23アンダーで優勝。連覇とともに「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」、「賞金女王」のタイトルも獲得、今季LPGAツアー最多となる5勝をマーク、通算12勝を飾り、2021年シーズンを終えた。
出だしの1番Par5こそバーディを奪えなかったものの、2番で2打目をピンハイにつける見事なショットで楽々バーディ、続く3番でも上りで長めのパットを決め、タフな2ホールで連続バーディと好スタートを切った畑岡奈紗は、6番Par5で2打目をショートサイドに外すと、バンカー越えの難しいライからのアプローチをミスし、手前のバンカーに入れ、4打目のバンカーショットも寄らずにボギーとする。しかし、続く7番でピン左サイドのフリンジから約6.0mのバーティパットを決めてバウンスバックに成功すると、9番で長めのパットを決めてバーディ。前半スコアを3つ伸ばし、単独2位で折り返す。後半に入り、320yと優しい10番とタフな11番でピンに絡むショットから連続バーディを奪う。その後も12番Par3、13番、14番Par5とチャンスつけるものの、僅かにパットが入らずパーとスコアを伸ばせない展開が続く中、最もタフな15番でショットからパッテイングまで完璧なプレーでバーディを奪うと、485yと距離の短い17番Par5でもグリーン右サイドからの3打目を寄せてバーディを奪う。トップと2打差で迎えた最終18番でも2打目をピンの右サイドにつけバーディと最終日も9バーディ、1ボギーと2日連続の(64)でラウンド、トップに1打及ばまかったものの、前回大会までのトーナメント・レコードを更新し、通算22アンダーでフィニッシュ、惜しくも2位で大会を終えた。
タフな3番、4番で連続バーディと好スタートを切り、5番Par3をボギーとしたものの、続く6番Par5と7番で連続バーディを奪い、前半スコアを2つ伸ばして折り返し、後半の320yと優しい10番と485yと距離の短い17番Par5でもバーディを奪い、6バーディ、1ボギー(67)とスコアを5つ伸ばしたLPGAツアー初優勝を目指すミナ・ハリガエと2日目に単独トップに立ち、最終日も1イーグル、4バーディ、2ボギー(68)とスコアを伸ばしたものの、優勝に手が届かなかったセリーヌ・ブティエが通算18アンダー・3位タイに入った。
13番で2打目を直接決めてイーグルを奪うなど、最終日ボギーフリーとなる1イーグル、4バーディ(66)でラウンドしたメーガン・カンと同じく最終日ボギーフリーとなる1イーグル、4バーディ(66)でラウンドしたミンジー・リー、最終日をトップタイでスタートしながら15番で3パットのボギーを叩くなど、パッティングが決まらず、4バーディ、1ボギー(69)とスコアを3つしか伸ばせなかったネリー・コルダが、通算17アンダー・5位タイに入った。
通算16アンダー・8位には、5バーディ、1ボギー(68)でラウンドしたものの、課題とされるパッティングで苦労したレクシー・トンプソン、9位タイには、ボギーフリーとなる1イーグル、6バーディ(64)でラウンドしたリディア・コと13番で2打目を直接決めてイーグルを奪うなど、1イーグル、6バーディ、1ボギー(65)でラウンドしたチョン・インジのベア・トロフィーのタイトルを争った2名とメキシコのギャビー・ロペスが通算15アンダーで入った。
通算4アンダー・40位タイからスタートした笹生優花は、320yと優しい10番で果敢に1オンを狙ってブッシュに入れてボギーを叩くなど、ボギーが先行する展開の中、2バーディ、3ボギー(73)とスコアを1つ落とし、ラウンド終了。通算3アンダー・48位で大会を終えた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREEN IN REG
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
PPR:PUTTS PER ROUND
(ラウンドあたりのパット数)
1位
コ・ジンヨン(Jin Young Ko)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
72.22% (13/18) |
242.0y | 28 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
100.00% (18/18) |
263.0y | 32 |
ROUND3 | 85.71% (12/14) |
100.00% (18/18) |
253.0y | 30 |
ROUND4 | 100.00% (14/14) |
100.00% (18/18) |
281.0y | 28 |
TOTAL | 91.07% (51/56) |
93.06% (67/72) |
260.0y | 29 |
2位
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
77.78% (14/18) |
244.0y | 30 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
83.33% (15/18) |
253.0y | 31 |
ROUND3 | 100.00% (14/14) |
94.44% (17/18) |
243.0y | 28 |
ROUND4 | 92.86% (13/14) |
88.89% (16/18) |
266.0y | 26 |
TOTAL | 92.86% (52/56) |
86.11% (62/72) |
251.0y | 28 |
3位タイ
ミナ・ハリガエ(Mina Harigae)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 92.86% (13/14) |
83.33% (15/18) |
221.0y | 26 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
66.67% (12/18) |
244.0y | 28 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
66.67% (12/18) |
268.0y | 28 |
ROUND4 | 100.00% (14/14) |
83.33% (15/18) |
254.0y | 29 |
TOTAL | 87.50% (49/56) |
75.00% (54/72) |
247.0y | 27 |
3位タイ
セリーヌ・ブティエ(Celine Boutier)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
94.44% (17/18) |
267.0y | 28 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
88.89% (16/18) |
265.0y | 29 |
ROUND3 | 100.00% (14/14) |
72.22% (13/18) |
261.0y | 32 |
ROUND4 | 100.00% (14/14) |
72.22% (13/18) |
254.0y | 29 |
TOTAL | 89.29% (50/56) |
81.94% (59/72) |
261.0y | 29 |
48位
笹生 優花(Yuka Saso)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) |
77.78% (14/18) |
259.0y | 26 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
61.11% (11/18) |
288.0y | 29 |
ROUND3 | 100.00% (14/14) |
61.11% (11/18) |
260.0y | 30 |
ROUND4 | 92.86% (13/14) |
77.78% (14/18) |
255.0y | 31 |
TOTAL | 91.07% (51/56) |
69.44% (50/72) |
265.0y | 29 |
優勝したコ・ジンヨ、2位に入った畑岡奈紗ともに、ショットとパッティングで数値の上では遜色がなかったが、プレーの要所で決めきれるかどうかの僅かな差が勝敗を分けた結果となった。しかし、ともに素晴しいプレーだった。3位タイに入ったミナ・ハリガエとセリーヌ・ブティエも数値的には素晴しかったが、それ以上のプレーが上位2名だった。笹生優花は、飛距離を活かしたダイナミックなプレーを見せた。
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