2021年6月3日(木)~6月6日(日)にかけてアメリカ・オハイオ州ダブリンにあるミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブ(Muirfield Village Golf Club)で開催される2020-2021シーズン第36戦「ザ・メモリアル・トーナメント(the Memorial Tournament presented by Nationwide)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは松山英樹、金谷拓実が出場
※松山英樹は、2014年から7年連続7回目の出場となります。(2020年は中止)
※金谷拓実は、初出場(主催者推薦)
ザ・メモリアル・トーナメント
1976年にスタートし、今年で46回目を迎える今大会は、PGAツアー73勝(メジャー18勝を含む)を誇る帝王ジャック・ニクラスがホストを務め、例年「ミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブ」が舞台となり、優勝者には、3年間のシード権が与えられます。
タイガー・ウッズが3連覇(1999年~2001年)を含む5勝を挙げている大会としても知られ、日本では、松山英樹がPGAツアー初優勝を飾った大会として有名です。
【大会ホスト名/招待大会】
・アーノルド・パーマー
「Arnold Palmer Invitational」
・ジャック・ニクラス
「the Memorial Tournament」
・タイガー・ウッズ
「The Genesis Invitational」
PGAツアーでも格の高い大会の1つであり、世界ランキング2位のジャスティン・トーマス、同3位で前回大会覇者のジョン・ラーム、同4位のブライソン・デシャンボー、同5位のザンダー・シャウフェレ、同6位のコリン・モリカワを始め、直近の3試合でも好調なプレーを見せている同23位のジョーダン・スピースらトップ30から19名が出場し、メジャー級の強力なフィールドとなっています。
【パワー・ランキング】
1位:ブライソン・デシャンボー
2位:ジョーダン・スピース
3位:ジョン・ラーム
4位:ロリー・マキロイ
5位:コリン・モリカワ
6位:ルイ・ウーストハイゼン
7位:松山 英樹
8位:ザンダー・シャウフェレ
9位:ジャスティン・トーマス
10位:コーリー・コナーズ
11位:パトリック・キャントレー
12位:トニ-・フィナウ
13位:チャーリー・ホフマン
14位:ヴィクトル・ホブランド
15位:キャメロン・スミス
日本からは松山英樹と金谷拓実が出場します。
松山英樹は、2014年から出場し、2014年大会優勝(22歳での史上最年少優勝であり、日本選手初の優勝)、トップ5入り2回(2015年、2019年)と素晴らしい成績を残しています。
金谷拓実は、将来有望な若手選手として主催者推薦での初出場となります。
ザ・メモリアル・トーナメント 開催会場
【アメリカ・オハイオ州ダブリン】
ミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブ(Muirfield Village GC)
コース | Yardage | Par |
ミュアフィールド・ビレッジGC (Muirfield Village GC) |
7,543 | 72 |
アメリカ・オハイオ州ダブリンにある「ミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブ」は、PGAツアー73勝(メジャー18勝を含む)と輝かしい実績を持つ帝王ジャック・ニクラスによって設計された美しいプライベート・コースです。
1974年ジャック・ニクラスによって設計され、全長が2020年大会より87y伸び、2020年ジャック・ニクラスによる大幅なコース改修が行われています。(18ホール中16ホールで改修、12番、14番のみ改修なし)今後、数年改修の必要のないぐらいの仕上がりとなっています。
1972年に建設がスタートされ、1974年に正式にオープンし、数多くのシーンが演出されてきたコースは、全体的な美しさとリスク&リワードが活かされたレイアウト、最新のバンカーなど常に進化しています。
【特徴のあるホール】
・2番Par4:池とクリークが絡み正確なショットが要求される。
・5番Par4:フェアウェイを二分するクリークと小さく起伏の大きなグリーン。
・10番Par4:パワーと精度が求められる打ち上げのタフなPar4。
・12番Par3:手前が池で美しいPar3。
・14番Par4:1999年、2004年にタイガー・ウッズがグリーン奥からアプローチを決めたホール。
・15番Par5:大改修が行われ、チャレンジングなホールに変貌。
・16番Par3:池の絡む最も難しいホールの1つ。
・18番Par4:最も難しい右ドッグレッグ。
【芝の種類】
・フェアウェイ/ベント
・ラフ:ケンタッキー・ブルーグラス/ライ/フェスキュー
・グリーン:ベント
Hole | Yardage | Par |
1 | 490 | 4 |
2 | 459 | 4 |
3 | 392 | 4 |
4 | 210 | 3 |
5 | 547 | 5 |
6 | 455 | 4 |
7 | 592 | 5 |
8 | 200 | 3 |
9 | 417 | 4 |
10 | 472 | 4 |
11 | 588 | 5 |
12 | 180 | 3 |
13 | 455 | 4 |
14 | 360 | 4 |
15 | 561 | 5 |
16 | 200 | 3 |
17 | 485 | 4 |
18 | 480 | 4 |
OUT | 3,762 | 36 |
IN | 3,781 | 36 |
Total | 7,543 | 72 |
ザ・メモリアル・トーナメント スケジュール
2021年6月3日(木)~6月6日(日)
6月3日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
6月4日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
6月5日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
6月6日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)
ザ・メモリアル・トーナメント 賞金
【賞金総額】
$9,300,000
【優勝賞金 】
$1,674,000
※全選手の獲得賞金は下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載しています。
出場選手一覧
最終エントリーが確定した出場選手121名はPDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2021年5月30日時点
ロリー・マキロイ(Rory McIlroy)
国籍:北アイルランド
生年月日:1989年5月4日(32歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:19勝
② メジャー・トーナメント:4勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:2回(2016,2019)
PGAツアーの選手としては小柄ながら抜群の飛距離と見惚れるほどの素晴しいスウィングで観客を魅了しています。
2018-2019シーズン最終戦のツアー・チャンピオンシップの覇者で年間王者に輝いています。
シーズン後半に入り、ショットの調整によるキープ率(正確性重視)より本来の飛距離を活かしたプレーに切り替えたことで結果が付いてくるようになり、2週前の「Wells Fargo Championship」で2020年「World Golf Championships-HSBC Champions」以来、約1年6カ月ぶりの優勝を飾りました。
2020-2021シーズンに入り、9月の全米オープンでは8位タイ、11月のマスターズでは5位タイながらPGAツアーでは14試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り5回とシーズン後半に入り、復調の兆しが見え、2週前には約1年6カ月ぶりの優勝を飾り、好調を維持しています。
2010年から4年連続10回目の出場となる今大会でも成績は、トップ10に4回入っているものの、優勝は手にしていません。好不調の波が大きいが、爆発力があるだけに注目です。
パワーランキングは4位。
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(29歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。
抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げます。
メジャー・トーナメントの1つである「マスターズ・トーナメント」を制したことで、世界のトッププレーヤーとして更なる活躍が期待されます。
2020-2021シーズンは、19試合に出場し、トップ10入り2回(優勝1回を含む)、予選落ち3回という結果が残っています。
2021年に入ってからは全体的にショット・パッティングともに良くなってきており、マスタ-ズ・トーナメントでも、抜群のショートゲームを見せ、前々週の全米プロゴルフ選手権でも、首位争いを演じるなど良い所を見せています。
2014年から7年連続7回目の出場となる今大会での成績は、優勝1回(2014年)、トップ5入り2回(2015年、2019年)と素晴らしい成績を残しています。
パワーランキングは7位。
ジョーダン・スピース (Jordan Spieth)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年7月27日(27歳)
身長:185.4cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:12勝
② メジャー・トーナメント:3勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2015)
2009年と2011年に「全米ジュニア・アマチュア」を制し、タイガー・ウッズ以来2人目となる複数回優勝を成し遂げ、世界アマチュアランキング1位にも輝きました。
プロ転向後の2013年には、10代で「ジョン・ディア・クラシック」を制するなど初優勝1回を含むトップ10入り9回という歴史に残るルーキー・パフォーマンスを披露し、新人王に輝きました。
2015年には、タイガー・ウッズの大会記録に並ぶ通算18アンダーで「マスタ-ズ・トーナメント」を初制覇すると、「全米オープン」も初制覇、メジャー・トーナメント2勝を含む、歴史的なシーズン5勝を挙げ、世界ランキング1位、2015年の年間王者、年間最優秀選手の栄光を手にしました。
2016年の「マスタ-ズ・トーナメント」では、まさかの展開で連覇を逃したが、2017年には「全英オープン」のタイトルを獲得し、メジャー通算3勝を挙げる活躍を見せていましたが、2018年のトレーニング中に右手を怪我し、グリップの形を変えたことによる影響で思ったようなスウィングが出来なくなり、スランプに陥りました。しかし、2021年に入り、結果が付いてくるようになると、確固たる自信を取り戻し、元のグリップに戻したスウィングに自信が持てるようになりました。
プレースタイルの特徴でもあるセンスを感じるショートゲームの上手さとパッティングはPGAツアー屈指であり、観客を魅了します。一方でドライバー・ショットの精度が課題とされています。
2020-2021シーズンは、18試合に出場して優勝1回を含むトップ10入り8回、予選落ち4回とシーズントータルでは、結果にばらつきが目立ちますが、2021年に限れば12試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り8回と素晴しく、完全復活に近い状態になったと言えるでしょう。
2013年から9年連続9回目の出場となる今大会での最高成績は、2015年と2016年の3位タイで2019年も7位タイと優勝に手が届いていません。しかし、直近の3試合でもトップ10が2回、前週も優勝争いを演じ好調を維持しているだけに優勝候補の一角と言って良いでしょう。
パワーランキングは2位。
金谷 拓実(Takumi Kanaya)
国籍:日本(広島県)
生年月日:1998年5月23日(23歳)
身長:170.0cm
体重:62.0kg
① JGTOツアー:2勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・日本ゴルフツアー選手権:0勝
・日本プロゴルフ選手権:0勝
・日本オープン:0勝
・ゴルフ日本シリーズ:0勝
③ JGTO国内男子ツアー賞金王:0回
松山英樹以来、史上4人目となるアマチュア優勝達成やマスターズ・トーナメント予選通過などアマチュアとしての実績は十分であり、プロ転向後も国内ツアーで2勝と活躍しています。
特徴は、飛距離の低さを補うショット力とパッティングにあるでしょう。特にパッティングはリズムも良く、素晴らしいです。
2020年10月のプロ転向後の2020年ダンロップ・フェニックス・トーナメントを制し、日本ツアー2勝目を手にし、日本のトッププロへと着実に成長を続けています。
2020年9月9日時点まで世界アマチュア・ランキング1位を維持し、2020年の世界ナンバーワンアマチュア選手の称号「マーク・マコーマックメダル」を受賞。日本人史上初の快挙を遂げた。
主催者推薦での初出場となる今大会は、松山英樹がPGAツアー初優勝を飾った舞台でもある。偉大な先輩に続く活躍を期待したいです。
パワーランキングは選出されず。
最新の世界ランキングはこちらをご覧ください!
ザ・メモリアル・トーナメントのテレビ放送
【BS放送】NHK BS1で3日目・最終日のラウンドライブ放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが予選ラウンド生中継放送!!
【動画配信】GOLFTVが全ラウンドLIVE配信!!
生:生中継
【BS放送】NHK BS1
6月6日(日) 第3日
- 5:00~7:00 (101ch) 生
- 7:00~7:20 (SUB102ch) 生
※延長あり
6月7日(月) 第4日(最終日)
- 5:00~6:49 (101ch) 生
- 6:49~7:00 (SUB102ch) 生
※延長あり
【CS放送】ゴルフネットワーク
予選ラウンド生中継!! ※日本時間
6月4日(金) 第1日
- 4:00~7:00 生
6月5日(土) 第2日
- 4:00~7:00 生
6月6日(日) 第3日
- 12:00~15:00
6月7日(月) 第4日 (最終日)
- 14:30~17:30
【動画配信】GOLFTV
全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間
6月3日(木) 第1日
- 20:15~翌8:00 生
6月4日(金) 第2日
- 20:15~翌8:00 生
6月5日(土) 第3日
- 20:45~翌7:00 生
6月6日(日) 第4日 (最終日)
- 20:45~翌7:00 生
【GDOサイトで無料ライブ配信】
6月4日(金) 第1日
- 4:00~7:00 生
6月5日(土) 第2日
- 4:00~7:00 生
ザ・メモリアル・トーナメント 試合結果
コース | Yardage | Par |
ミュアフィールド・ビレッジGC (Muirfield Village GC) |
7,543 | 72 |
大会1日目(予選ラウンド)
天候:くもり(悪天候により順延)
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:32(21:32)
C.チャンプ/T.メリット/M.フィッツパトリック
15:32(04:32)
J.スピース/B.デシャンボー/P.キャントレー
15:44(04:44)
R.マキロイ/V.ホブランド/A.スコット
16:08(05:08)
S.ティーガラ/C.ジョンソン/金谷拓実
10番ホールスタート
08:20(21:20)
D.フリテッリ/G.ウッドランド/B.ワトソン
08:32(21:32)
松山英樹/J.トーマス/P.リード
08:44(21:44)
C.モリカワ/J.ラーム/X.シャウフェレ
14:56(03:56)
C.オルティス/J.ニーマン/J.T.ポストン
15:32(04:32)
S.バーンズ/S.シンク/T.ダンカン
15:44(04:44)
C.スミス/カン・ソンフン/P.キザイア
※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月3日(木)の7:20だと日本時間6月3日(木)の20:20あたり、現地時間6月3日(木)の16:08だと日本時間6月4日(金)の05:08になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目(予選ラウンド)
首位 | コリン・モリカワ | -6 | 66 |
2T | アダム・ロング | -5 | 67 |
クリス・カーク | -5 | 67 | |
スコッティ・シェフラー | -5 | 67 | |
5T | ブランデン・グレース | -4 | 68 |
ジョエル・ダーメン | -4 | 68 | |
ボー・ホーグ | -4 | 68 | |
ニック・テイラー | -4 | 68 | |
ザンダー・シャウフェレ | -4 | 68 | |
ラファ・カブレラ・ベロ | -4 | 68 | |
54T | 松山 英樹 | +1 | 73 |
91T | 金谷 拓実 | +4 | 76 |
【詳細】
松山英樹
5バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(73)
金谷拓実
1バーディ、5ボギー(76)
午前9時00分時点での天候はくもり、気温19.4℃、湿度87%、風速2.7m/sというコンデションの中、121名による予選ラウンド1日目が行われた。
初日を終えてトップに立ったのは、メジャー・チャンピオンのコリン・モリカワ。
10番ティーからスタートしたコリン・モリカワは、安定したショットで12番、14番、15番でバーディを奪い、前半スコアを2つ伸ばして折り返す。後半に入ってもパーオン率83.33% (15/18)のショット力とこの日、好調なパッティングで1番からの3連続バーディを含む4バーディ、初日は、7バーディ、1ボギー(66)でラウンド、通算6アンダーと最高の滑り出しを切った。
1打差の2位タイには、PGAツアー1勝のアダム・ロングとPGAツアー4勝のクリス・カーク、PGAツアー初優勝を目指すスコッティ・シェフラーが通算5アンダーで並んだ。
2打差の5位タイには、世界ランキング5位のザンダー・シャウフェレら6名が通算4アンダーで並んだ。
10番スタートとなった松山英樹は、11番Par5でボギー発進となるものの、13番、15番でバーディを奪い、前半スコアを1つ伸ばして折り返す。後半に入るとバーディとボギーが交互に現れる出入りの激しいプレーとなり、終盤8番、9番でボギー、ダブルボギーと大きくスコアを落とし、この日、5バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(73)でラウンド、通算1オーバートップと7打差の54位タイで初日を終えた。
フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率が44.44% (8/18)という内容だった。
初出場となった金谷拓実は、悪天候の影響を受け、サスペンデッドとなった翌日のラウンドを強いられる中でスタート。3番でボギーとするが、5番でバーディとするなど前半はスコアを1つ落として折り返す。後半に入り12番、13番と連続ボギーとするなど全体的にショット・パッテイングともに精彩を欠き、1バーディ、5ボギー(76)にまとめ、通算4オーバー・91位タイで初日を終えた。
大会2日目(予選ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
11:56(00:56)
C.オルティス/J.ニーマン/J.T.ポストン
12:32(01:32)
S.バーンズ/S.シンク/T.ダンカン
12:44(01:44)
C.スミス/カン・ソンフン/P.キザイア
17:05(06:05)
D.フリテッリ/G.ウッドランド/B.ワトソン
17:17(06:17)
松山英樹/J.トーマス/P.リード
17:29(06:29)
C.モリカワ/J.ラーム/X.シャウフェレ
10番ホールスタート
12:32(01:32)
J.スピース/B.デシャンボー/P.キャントレー
12:44(01:44)
R.マキロイ/V.ホブランド/A.スコット
13:08(02:08)
S.ティーガラ/C.ジョンソン/金谷拓実
17:17(06:17)
C.チャンプ/T.メリット/M.フィッツパトリック
※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月4日(金)の11:20だと日本時間6月5日(土)の00:20あたり、現地時間6月4日(金)の17:53だと日本時間6月5日(土)の06:53になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目(予選ラウンド)
首位 | ジョン・ラーム | -10 | 65 |
2 | パトリック・キャントレー | -8 | 67 |
3T | スコッティ・シェフラー | -6 | 71 |
マックス・ホーマ | -6 | 69 | |
コリン・モリカワ | -6 | 72 | |
ザンダー・シャウフェレ | -6 | 70 | |
7T | カルロス・オルティス | -5 | 68 |
リッキー・ファウラー | -5 | 70 | |
9T | ブランデン・グレース | -4 | 72 |
ルーカス・ハーバート | -4 | 69 | |
トニー・フィナウ | -4 | 68 | |
ジム・ハーマン | -4 | 68 | |
シェーン・ローリー | -4 | 71 | |
ラファ・カブレラ・ベロ | -4 | 72 | |
15T | 松山 英樹 | -3 | 68 |
90T | 金谷 拓実 | +5 | 73 |
【詳細】
松山英樹
1イーグル、5バーディ、3ボギー(68)
金谷拓実
3バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(73)
予選CUTライン:+2
金谷拓実、キャメロン・スミス、イム・ソンジェは予選落ちとなりました。
午前10時00分時点での天候は晴れというコンデションの中、予選2日目が行われ、69名が決勝ラウンド進出を決めた。
予選ラウンド2日間を終えて単独トップに立ったのは、前回大会覇者で2連覇を目指すジョン・ラーム。
出だしの1番をパーでスタートしたジョン・ラームは、4番から4連続バーディを奪うなど、フェアウェイを1度も外さないショットと4番で6.6mを決める安定したパッティングで前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半もショット・パッテイングともにほぼ完璧なプレーを披露、2バーディ、2ボギーで迎えた16番Par3でホールインワンを達成、更に17番でもバーディを奪い、この日は、1イーグル、7バーディ、2ボギー(65)をマークし、通算10アンダー2位に2打差をつけ単独トップで決勝ラウンドに進んだ。
フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン時における平均パットが1.333と素晴しかった。
トップと2打差の単独2位には、PGAツアーで3勝を挙げているパトリック・キャントレー。ティーショットの安定感は少し欠けたものの、安定したアイアンショットとパッテイングで7番からの3連続バーディを含む6バーディ、1ボギー(67)でラウンドし、通算8アンダーで2日目を終えた。
通算6アンダー・3位タイには、2019-2020シーズン新人賞のスコッティ・シェフラーと今季1勝のマックス・ホーマ、メジャー覇者でPGAツアー4勝のコリン・モリカワ、世界ランキング5位のザンダー・シャウフェレが並んだ。
トップと5打差の7位タイには、PGAツアー1勝のカルロス・オルティスと復活が待たれるリッキー・ファウラーが通算5アンダーで並んだ。
松山英樹は、スタートから安定したショットでパープレーを続ける中、6番で最初のバーディを奪うと、続く7番では2オンに成功、9.0mを決めてイーグル、8番もピンそば86cmにつけるショットで楽々バーディと前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半はティーショットは良かったものの、16番で池に入れるなど出入りの激しいプレーでこの日、1イーグル、5バーディ、3ボギー(68)でまとめ、通算3アンダー・15位タイに浮上した。
10番からスタートした金谷拓実は、11番でバーディと幸先の良い発進となったものの、続く12番Par3でティーショットを池に入れダブルボギー、14番をバーディとしながら16番でボギーと流れを掴めず、前半スコアを1つ落として折り返すと、後半に入ってもパーオン率55.56% (10/18)とアイアンショットとパッテイングに精彩を欠き、2日目も3バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(73)とスコアを落とし、通算5オーバー・90位タイで予選落ちとなった。
初日が悪天候によりほぼプレーできず、2日目に36ホールの消化となるなど、初出場となった今大会は運がなく、悔しい大会に終わった。
大会3日目(決勝ラウンド)
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
11:33(00:33)
カン・ソンフン/V.ホブランド/A.スコット
11:44(00:44)
J.トーマス/A.ワイズ/S.バーンズ
11:55(00:55)
C.カーク/B.ホーグ/松山英樹
12:39(01:39)
C.オルティス/R.ファウラー/B.グレース
12:50(01:50)
M.ホーマ/C.モリカワ/X.シャウフェレ
13:01(02:01)
J.ラーム/P.キャントレー/S.シェフラー
10番ホールスタート
11:00(00:00)
L.ウーストハイゼン/J.スピース/B.デシャンボー
11:44(00:44)
S.シンク/R.マキロイ/A.ロング
※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月5日(土)の11:00だと日本時間6月6日(日)の00:00あたり、現地時間6月5日(土)の13:01だと日本時間6月6日(日)の02:01になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 | コリン・モリカワ | -12 | 66 |
パトリック・キャントレー | -12 | 68 | |
3T | ブランデン・グレース | -9 | 67 |
スコッティ・シェフラー | -9 | 69 | |
5 | マックス・ホーマ | -6 | 72 |
6T | パトリック・リード | -5 | 69 |
キム・シウ | -5 | 68 | |
ルーカス・ハーバート | -5 | 71 | |
カルロス・オルティス | -5 | 72 | |
10T | アーロン・ワイズ | -4 | 70 |
シェーン・ローリー | -4 | 72 | |
ボーン・テイラー | -4 | 71 | |
ジム・ハーマン | -4 | 72 | |
ザンダー・シャウフェレ | -4 | 74 | |
54T | 松山 英樹 | +4 | 79 |
【詳細】
松山英樹
2バーディ、6ボギー、1トリプルボギー(79)
午後13時00分時点での天候は晴れ、気温29.4℃、湿度38%、風速4.5m/sという少し風が出ているコンデションの中、69名による決勝ラウンド3日目が行われた。
決勝ラウンド3日目を終えてトップタイに並んだのは、今季1勝、メジャーを含むPGAツアー4勝のコリン・モリカワと同じく今季1勝、PGAツアー3勝のパトリック・キャントレー。
スタートの1番から安定したショットとパッテイングを見せるコリン・モリカワは、それぞれピンそば1.4m、25cmにつける完璧なショットで連続バーディとすると、7番からはパッテイングが冴え、3連続バーディ、前半スコアを4つ伸ばして折り返す。後半も前半同様、ショット・パッテイングともに安定感があり、この日は、8バーディ、2ボギー(66)でラウンド、スコアを6つ伸ばし、通算12アンダーで最終日を迎える。
トップと2打差の単独2位からスタートしたパトリック・キャントレーもショット・パッテイングともに安定しており、前半スコアを3つ伸ばして折り返すと、後半はスコアを1つしか伸ばせなかったものの、終始安定したプレーを展開。Par5で2つ取りこぼしたものの、この日は、5バーディ、1ボギー(68)と手堅くまとめ、コリン・モリカワとともに通算12アンダー・2位に3打差をつけトップに並んだ。
3打差の3位タイには、今季1勝、PGAツアー2勝のブランデン・グレースと終盤16番で池に入れ、ダブルボギーとしながら3つスコアを伸ばしたPGAツアー初勝利を目指すスコッティ・シェフラーが通算9アンダーで並んだ。
6アンダー単独5位には、今季2勝目を狙うマックス・ホーマ、5アンダー・6位タイには、パトリック・リードら4名が並んだ。
3アンダー・15位タイからスタートした松山英樹は、出だしから数多くのチャンスを掴みながら3.0mから5.0mのパッテイングが入らず、スコアを伸ばせない展開の中、6番、8番でそれぞれ2.4m、2.5mのパットが決まらずボギー、前半スコアを2つ落として折り返す。後半もボギーが先行する苦しい展開の中、14番でこの日、最初のバーディを奪ったものの、16番でティーショットが池に捕まり3パットのトリプルボギーと最後まで思うようなプレーが出来ず、この日は、2バーディ、6ボギー、1トリプルボギー(79)とスコアを大きく落とし、通算4オーバー・54位タイと順位を落とした。
単独トップでホールアウトしたジョン・ラームは、3日目ホールアウト直後に途中棄権となりました。
大会最終日(決勝ラウンド)
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:55(21:55)
松山英樹/R.ノックス
13:00(02:00)
C.オルティス/A.ワイズ
13:10(02:10)
キム・シウ/L.ハーバート
13:20(02:20)
M.ホーマ/P.リード
13:30(02:30)
B.グレース/S.シェフラー
13:40(02:40)
C.モリカワ/P.キャントレー
※時差:日本は13時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間6月6日(日)の7:55だと日本時間6月6日(日)の20:55あたり、現地時間6月6日(日)の13:40だと日本時間6月7日(月)の02:40になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 | パトリック・キャントレー | -13 | 71 |
2 | コリン・モリカワ | -13 | 71 |
3 | スコッティ・シェフラー | -11 | 70 |
4 | ブランデン・グレース | -10 | 71 |
5 | パトリック・リード | -8 | 69 |
6T | ジミー・ウォーカー | -6 | 65 |
シェーン・ローリー | -6 | 70 | |
マックス・ホーマ | -6 | 72 | |
9T | アーロン・ワイズ | -5 | 71 |
キム・シウ | -5 | 72 | |
62T | 松山 英樹 | +8 | 76 |
【詳細】
松山英樹
1バーディ、5ボギー(76)
午後16時00分時点での天候はくもり、気温29.4℃、湿度46%、風速5.8m/sというコース・コンデションの中、68名による決勝ラウンド最終日が行われた。
プレーオフまでもつれ込んだ接戦を制したのは、2019年の覇者で今季1勝、PGAツアー3勝のパトリック・キャントレー。
出だしの1番でボギー、続く2番では13.4mを決めてバーディ、3番ボギー、その後も6番バーディ、9番3パットのボギーと前半は出入りの激しいプレーでスコアを1つ落として折り返す。後半の入ると安定感のある堅実なプレーを見せ、13番5.2mの下りのバーディパットを決めてトップに並ぶ。15番でリードされ、16番で絶好のバーディチャンスを逃すものの、急な雨による一時中断を挟んで迎えた17番で7.2mのバーディパットを決めてトップに追いつくと、この日、4バーディ、3ボギー(71)でスコアをまとめ、通算13アンダーでコリン・モリカワとのプレーオフに持ち込んだ。
プレーオフ1ホール目となる18番ティーショットを右サイドに曲げ、ラフからの2ndショットはバンカーとしながらも最後は、難しいパーパットを決めて勝利。最終日、最後まで堅実なプレーを見せ、今大会2年ぶり2回目、今季2勝、PGAツアー4勝目を飾った。
単独2位には、出だしの1番、4番でボギー、5番でバーディとしながら6番で3rdショットとなるアプローチを空振り(ラフでボールの下をくぐる)してボギー、7番バーディと優勝したパトリック・キャントレー同様、前半から出入りの激しいプレーを展開、後半に入ってもアグレッシブなプレーで11番、15番で抜け出すものの、17番で追いつかれる。プレーオフでもティーショットをフェアウェイをキープしながら、ボールに土がついていたこともあり、2ndショットでグリーンを外し、アプローチを寄せきれずボギー、優勝を逃した。
単独の3位には、終盤まで優勝争いを演じながらも2打及ばなかったスコッティ・シェフラーが通算11アンダーで入り、2017年の全英オープンでメジャー大会18ホールでの最少スコア(62)を記録しているブランデン・グレースが通算10アンダー単独3位、2018年マスターズ覇者のパトリック・リードが通算8アンダー単独5位に入った。
最終日も出だしの1番を1.2mのパーパットを外し、3パットのボギーとすると、4番もアプローチからのパッテイングが入らずボギー、7番でもアプローチをミスしてボギー、9番では129yの2ndショットを池に入れボギーと前半からスコアを4つ落とす苦しい展開、後半に入っても10番でアプローチをミスし、ボギーとするなど、最後まで思うようなプレーが出来なかった松山英樹は、1バーディ、5ボギー(76)とスコアを落とし、通算8オーバー・62位タイで大会を終えた。
初日、2日目は良かったように見えたが、3日目以降、SG: PUTTINGでは、3日目が-6.874、4日目が-3.080とパッティングに精彩を欠き、スクランブリングでも4日間通じて40.63%という結果となってしまった。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREENS IN REGULATION
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
LD:LONGEST DRIVE
(最大飛距離)
PPG:PUTTS PER GIR
(パーオン時の平均パット数)
1位
パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
298.3y (326.0y) |
1.692 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
77.78% (14/18) |
304.6y (328.0y) |
1.571 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
292.5y (330.0y) |
1.786 |
ROUND4 | 57.14% (8/14) |
77.78% (14/18) |
314.7y (326.0y) |
1.615 |
TOTAL | 66.07% (37/56) |
75.00% (54/72) |
302.5y (330.0y) |
1.667 |
RANK | T43 | T1 | 11/T60 | 27 |
2位
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
83.33% (15/18) |
290.3y (318.0y) |
1.533 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
72.22% (13/18) |
294.6y (320.0y) |
1.846 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
61.11% (11/18) |
277.4y (320.0y) |
1.556 |
ROUND4 | 57.14% (8/14) |
50.00% (9/18) |
286.7y (320.0y) |
1.455 |
TOTAL | 73.21% (41/56) |
66.67% (48/72) |
287.3y (320.0y) |
1.604 |
RANK | T17 | T9 | 65/T92 | 11 |
3位
スコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
55.56% (10/18) |
294.4y (330.0y) |
1.300 |
ROUND2 | 57.14% (8/14) |
61.11% (11/18) |
294.3y (312.0y) |
1.636 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
295.2y (349.0y) |
1.600 |
ROUND4 | 64.29% (9/14) |
55.56% (10/18) |
303.5y (350.0y) |
1.583 |
TOTAL | 64.29% (36/56) |
59.72% (43/72) |
296.8y (350.0y) |
1.535 |
RANK | T49 | T46 | 25/13 | 1 |
62位タイ
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
44.44% (8/18) |
300.3y (335.0y) |
1.625 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
298.8y (317.0y) |
1.538 |
ROUND3 | 71.43% (10/14) |
61.11% (11/18) |
286.4y (320.0y) |
1.875 |
ROUND4 | 78.57% (11/14) |
44.44% (8/18) |
295.6y (331.0y) |
1.909 |
TOTAL | 71.43% (40/56) |
55.56% (40/72) |
295.2y (335.0y) |
1.725 |
RANK | T21 | T73 | 32/T42 | T48 |
90位タイ(予選カット)
金谷 拓実(Takumi Kanaya)
DA | GIR | DD/LD | PPG | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
50.00% (9/18) |
277.1y (302.0y) |
2.000 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
55.56% (10/18) |
278.0y (323.0y) |
1.800 |
ROUND3 | ― | ― | ― | ― |
ROUND4 | ― | ― | ― | ― |
TOTAL | 75.00% (21/28) |
52.78% (19/36) |
277.5y (323.0y) |
1.895 |
RANK | T10 | T90 | 101/T82 | 105 |
優勝したパトリック・キャントレーはパーオン率1位のクオリティの高いショットとパッテイングが素晴しかった。2位のコリンもクオリティの高いショットを活かしたアグレッシブなプレーを見せていた。3位のスコッティ・シェフラーはパッテイングが素晴しかった。松山英樹は、3日目、最終日のパッテイングが良くなく、4日間通じてSG: PUTTING(-9.446)、SCRAMBLINGも40.63%とパッテイングを含めたショートゲームが良くなかった。
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