2026年全米オープン(U.S. Open)の開催地は、アメリカ・ニューヨーク州サウサンプトンにある名門プライベートゴルフクラブ「シネコックヒルズ・ゴルフクラブ(Shinnecock Hills Golf Club)」です。
全長約7440ヤード、イギリスのリンクスコースを思わせる開放的な景観が特徴です。
本記事では、シネコックヒルズ・ゴルフクラブの所在地・設計者・ヤーデージなどの基本情報、過去の大会開催歴、そして攻略のポイントや注目ホールを詳しく解説します。
コース概要
アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド東部サウサンプトンに位置する「シネコックヒルズ・ゴルフクラブ」は、1891年に設立されたアメリカ屈指の名門プライベートゴルフクラブです。全米ゴルフ協会(USGA)の5つの創設クラブのひとつであり、アメリカ最古級のゴルフクラブとして知られています。
1896年には第2回「全米オープン」の開催地となり、その後も1986年、1995年、2004年、2018年と歴史的な大会の舞台となってきました。2026年にも全米オープン開催が予定されているなど、アメリカゴルフ界を代表するチャンピオンシップコースです。
シネコックヒルズの現在のレイアウトは、黄金時代の名設計家ウィリアム・フリンによって1931年に完成したものです。フリンは、この土地が持つ自然の起伏や砂質の地形を最大限に生かし、人工的な造形ではなく自然の流れを重視した設計を行いました。
その後、2010年代にはビル・クーアとベン・クレンショーによる大規模な復元・改修が行われました。狭くなっていたフェアウェイの再調整、植栽や樹木の整理、フェスキュー芝への回帰、グリーン形状の復元などを通じて、1931年にウィリアム・フリンが描いた戦略性を現代に蘇らせる取り組みが進められました。
コースはニューヨーク州ロングアイランドの海沿いに広がる丘陵地に造られており、イギリスのリンクスコースを思わせる開放的な景観が特徴です。木々は少なく、なだらかな起伏と砂質の地面、そして海から吹き込む風が常にプレーに影響を与えます。
全米オープンでは、乾燥した硬いコンディションと海から吹き込む風によって、コースの難易度が大きく左右されます。特に2018年大会では、硬く速いグリーンと強風が選手を苦しめ、シネコックヒルズが持つ自然の厳しさと戦略性が改めて注目されました。
コースデータ
- 所在地:ニューヨーク州サウサンプトン
- 設立:1891年
- 全長:7440ヤード
- パー:70
【基本セッティング】
| Hole | Yardage | Par |
| 1 | 394 | 4 |
| 2 | 252 | 3 |
| 3 | 501 | 4 |
| 4 | 476 | 4 |
| 5 | 592 | 5 |
| 6 | 495 | 4 |
| 7 | 187 | 3 |
| 8 | 440 | 4 |
| 9 | 482 | 4 |
| OUT | 3819 | 35 |
| 10 | 415 | 4 |
| 11 | 157 | 3 |
| 12 | 469 | 4 |
| 13 | 371 | 4 |
| 14 | 520 | 4 |
| 15 | 409 | 4 |
| 16 | 614 | 5 |
| 17 | 176 | 3 |
| 18 | 490 | 4 |
| IN | 3621 | 35 |
| Total | 7440 | 70 |
【地図】
各ホールの概要
1番ホール:
- 距離:394ヤード
- パー:4
- 特徴:グリーン奥の急傾斜と難度の高い両サイドのバンカー
2番ホール:
- 距離:252ヤード
- パー:3
- 特徴:コース最長のパー3
3番ホール:
- 距離:501ヤード
- パー:4
- 特徴:距離のある左ドッグレッグ
4番ホール:
- 距離:476ヤード
- パー:4
- 特徴:起伏の強い砲台グリーン
5番ホール:
- 距離:592ヤード
- パー:5
- 特徴:難易度の高いグリーン周り
6番ホール:
- 距離:495ヤード
- パー:4
- 特徴:ティーショットがカギ
7番ホール:
- 距離:187ヤード
- パー:3
- 特徴:難易度の高いグリーン周り
8番ホール:
- 距離:440ヤード
- パー:4
- 特徴:グリーンを挟むバンカー
9番ホール:
- 距離:482ヤード
- パー:4
- 特徴:うねりの強いフェアウェイと高台のグリーン
10番ホール:
- 距離:415ヤード
- パー:4
- 特徴:グリーン手前と奥の急傾斜
11番ホール:
- 距離:157ヤード
- パー:3
- 特徴:コース屈指の難易度を誇る
12番ホール:
- 距離:469ヤード
- パー:4
- 特徴:左から右へ吹く風
13番ホール:
- 距離:371ヤード
- パー:4
- 特徴:1オン可能なミドル
14番ホール:
- 距離:520ヤード
- パー:4
- 特徴:右から左へ傾斜するフェアウェイ
15番ホール:
- 距離:409ヤード
- パー:4
- 特徴:急激な打ち下ろし
16番ホール:
- 距離:614ヤード
- パー:5
- 特徴:右からの向かい風とグリーンを取り囲むバンカー
17番ホール:
- 距離:176ヤード
- パー:3
- 特徴:縦長の大きなグリーンと両サイドの深いバンカー
18番ホール:
- 距離:490ヤード
- パー:4
- 特徴:奥から手前に向かう急傾斜のグリーン
芝の種類
フェアウェイ:
- フェスキュー
ラフ:
- フェスキュー
グリーン:
- ベント
コース攻略のポイント
シネコックヒルズの最大の特徴は、単純な距離やラフの深さではなく、風と地形を読みながら攻める戦略性にあります。フェアウェイは比較的広く見えるものの、正しい角度からグリーンを狙うためのティーショットが求められます。
グリーン周りは起伏があり、ピン位置によって難易度が大きく変化します。特にパー3では風の影響を受けやすく、正確な距離感が重要になります。
勝負のカギを握るのは、終盤の16番・17番・18番。風向きやピン位置によってバーディーもボギーも生まれる難関ホールが続き、最後まで攻めと守りの判断が求められます。
シネコックヒルズでは、飛距離だけではなく、低い弾道、正確なアイアンショット、そして自然条件への対応力が優勝を左右するでしょう。


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