2023年2月23日(木)~2月26日(日)にかけてタイ・チョンブリーにあるサイアム・カントリークラブ(Siam Country Club)のパタヤ・オールド・コース(Pattaya Old Course)で開催される2023年シーズンの第2戦「ホンダLPGAタイランド(Honda LPGA Thailand)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本勢では下記の7名が出場します。
【LPGAツアー】
・畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子
【JLPGAツアー】
・岩井千怜、岩井明愛(ともにスポンサー推薦)
【アマチュア】
・馬場咲希(スポンサー推薦)
※畑岡奈紗:2017年大会の初出場から3大会連続5回目の出場
※古江彩佳:初出場
※笹生優花:2022年大会の初出場から2大会連続2回目の出場
※渋野日向子:2021年大会の初出場から3大会連続3回目の出場
※岩井千怜:初出場
※岩井明愛:初出場
※馬場咲希(アマチュア):初出場
※笹生優花の国籍は、2022年シーズンから日本に登録が変更となりました。(LPGA公式サイトをもとにしています)
ホンダLPGAタイランド
2006年に第1回大会「Honda LPGA Thailand」として初開催され、2007年からサイアム・カントリークラブ(Siam Country Club)のパタヤ・オールド・コース(Pattaya Old Course)に場所を移し、16回目を迎える今大会は、近年LPGAツアーで目覚ましい活躍を見せるなど、素晴しいプレーヤーを輩出している豊かな歴史を持つタイで唯一のLPGA公式ツアーであり、今回はアジア・シリーズの開幕戦として行われます。
【主なタイ出身のプレーヤー】
・アタヤ・ティティクル(LPGAツアー2勝)
・パティ・タヴァタナキット(メジャー1勝)
・モリヤ・ジュタヌガーン(LPGAツアー2勝)
・アリヤ・ジュタヌガーン(メジャー2勝を含むLPGAツアー12勝)
・パジャレー・アナナルカルン(LPGAツアー1勝)
※2023年1月23日時点
第1回大会を制したのは、LPGAツアー6勝の実績を誇る韓国のハン・ヒウォン。メジャー2勝を含むLPGAツアー15勝のスーザン・ペダーセンやメジャー2勝を含むLPGAツアー27勝のロレーナ・オチョアと言ったレジェンドも優勝者に名を連ねる中、韓国のエイミー・ヤン(2015年、2017年、2019年)が最多3回の優勝を誇り、次いで唯一連覇を達成している台湾のヤニ・ツェンが2回(2011年-2012年)の優勝を飾っています。
また、2010年に宮里藍が優勝し、後のLPGAツアー44年ぶりの開幕2連勝に繋がった大会としても知られています。
2021年には、アリヤ・ジュタヌガーンが同国のアタヤ・ティティクルとの優勝争いを制し、タイ人として初の母国での優勝を飾っています。
前回大会では、上り3ホールでスコアを2つ落とし、プレーオフに持ち込まれながら、2ホール目にピン奥からの下りのイーグルパットを決めたナンナ・コルツ・マドセンが中国のリン・シユとのプレーオフを制し、LPGAツアー初優勝を飾っています。
会場となるのは、今回で14回目の開催となる「サイアム・カントリークラブ(Siam Country Club)のパタヤ・オールド・コース(Pattaya Old Course)」になります。
【大会記録】
・LOWEST 18 HOLE:62(-10)
2022年大会:笹生 優花(Siam Country Club Pattaya Old Course)
2018年大会:ジェシカ・コルダ(Siam Country Club Pattaya Old Course)
・WINNING SCORE:262(-26)
2022年大会:ナンナ・コルツ・マドセン(Siam Country Club Pattaya Old Course)
今大会の賞金総額は$1,700,000、優勝者にはCME POINTS:500ポイントが付与される72名のプレーヤーによって予選カットなしの4日間72ホールのストローク・プレーで行われます。
今季の初戦となる世界ランキング1位のリディア・コを始め、開幕戦を単独4位で終えた同2位のネリー・コルダと同3位のミンジー・リー、母国での初優勝を目指す同4位のアタヤ・ティティクル、復活を期す同5位のコ・ジンヨンなど、世界ランキングトップ20から17名(同6位のレクシー・トンプソンと同16位のパク・ミンジ、同20位のジェシカ・コルダを除く)が出場する比較的強いフィールドとなっています。
日本勢では、ともに最高順位が12位タイの畑岡奈紗と笹生優花および2年目のシーズンを迎える古江彩佳と前回大会で8位タイに入った渋野日向子、そしてスポンサー推薦を受けた岩井千怜と岩井明愛、アマチュアの馬場咲希の7名が出場します。
※世界ランキングは2023年2月20日時点
ホンダLPGAタイランド 開催会場
【タイ・チョンブリー】
サイアム・カントリークラブ(Siam Country Club)
コース | Yardage | Par |
パタヤ・オールド・コース (Pattaya Old Course) |
6,576 | 72 |
チョンブリーの南に位置する「サイアム・カントリークラブ」は、〈オールド・コース〉〈プランテーション・コース〉〈ウォーターサイド・コース〉〈ローリングヒルズ・コース〉の4つの有名なコースから成る美しいコースであり、近郊にはスクンビット通りやパタヤ・ビーチがあります。
〈オールド・コース〉
日本人の和泉一介によって設計され、リー・シュミットによって改修されたコースは、LPGAツアー「ホンダLPGAタイランド」の舞台となっています。
〈プランテーション・コース〉
シュミット&カーリーデザイン株式会社によって設計され、2008年にオープンしたコースは、9ホールごとに名付けられたサトウキビ、タピオカ、パイナップルの27ホールで構成され、起伏のあるフェアウェイとグリーン、数多くのバンカーが特徴となっています。2009年にLPGAツアー「ホンダLPGAタイランド」、2015年に日本の国内男子とワンアジア共催の「シンハー・コーポレーション・タイランド・オープン」が開催されています。
〈ウォーターサイド・コース〉
世界的に有名なIMGゴルフコース・デザインによって設計され、池が絡む自然の地形を活かした美しく、チャレンジングなコースとなっており、オールド、プランテーションとは、まったく異なるデザインとなっています。
〈ローリングヒルズ・コース〉
多くの池と高いバンカーが特徴的であり、美しく独創的なコースとなっています。
起伏は少ないものの、ランディングエリアが狭いフェアウェイと大小さまざまな形のアンジュレーションのある砲台グリーン、101個のバンカーと池が巧みに配置された戦略的なコースレイアウトとなっている美しい木々によってセパレートされた林間コースであり、高低差のあるホールが多く、風の影響を受けやすいのも特徴の1つです。ティーショットを含めた正確なショットとショートゲーム、コースマネジメント能力が重要となってきます。
【特徴のあるホール】
・3番Par4:打ち上げのティーショット。
・15番Par4:チャレンジングでエキサイティングなホール。
・17番Par4:フェアウェイを2分するハザード。
・18番Par5:打ち上げの難しいフィニッシングホール。
【芝の種類】
・フェアウェイ:シーショア・パスパラム
・ラフ:バミューダ
・グリーン:バミューダ
Hole | Yardage | Meter | Par |
1 | 512 | 468 | 5 |
2 | 377 | 345 | 4 |
3 | 388 | 355 | 4 |
4 | 173 | 158 | 3 |
5 | 405 | 370 | 4 |
6 | 391 | 358 | 4 |
7 | 524 | 479 | 5 |
8 | 153 | 140 | 3 |
9 | 395 | 361 | 4 |
10 | 543 | 497 | 5 |
11 | 381 | 348 | 4 |
12 | 165 | 151 | 3 |
13 | 362 | 331 | 4 |
14 | 422 | 386 | 4 |
15 | 320 | 293 | 4 |
16 | 184 | 168 | 3 |
17 | 399 | 365 | 4 |
18 | 482 | 441 | 5 |
OUT | 3,318 | 3,034 | 36 |
IN | 3,258 | 2,980 | 36 |
Total | 6,576 | 6,014 | 72 |
ホンダLPGAタイランド スケジュール
2023年2月23日(木)~2月26日(日)
【予選カットなし】
2月23日(木) 大会1日目
2月24日(金) 大会2日目
2月25日(土) 大会3日目
2月26日(日) 大会最終日
ホンダLPGAタイランド 賞金
【賞金総額】
$1,700,000
【優勝賞金 】
$255,000
※全選手の獲得賞金は大会終了後に下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)に掲載します。
歴代優勝者
ホンダLPGAタイランドの過去10大会の優勝者を紹介します。
最多優勝回数は、韓国のエイミー・ヤンで4回となります。
前回大会を制したのは、デンマークのナンナ・コルツ・マドセンでした。
年 | 優勝者 |
2022 | ナンナ・コルツ・マドセン |
2021 | アリヤ・ジュタヌガーン |
2020 | 中止 |
2019 | エイミー・ヤン |
2018 | ジェシカ・コルダ |
2017 | エイミー・ヤン |
2016 | レクシー・トンプソン |
2015 | エイミー・ヤン |
2014 | アンナ・ノルドクビスト |
2013 | パク・インビ |
出場選手一覧
最終エントリーが確定した72名の出場選手は、PDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2023年2月20日時点
リディア・コ(Lydia Ko)
国籍:ニュージーランド
生年月日:1997年4月24日(25歳)
身長:165.1cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:19勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・シェブロン選手権:1勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:2回(2015,2022)
2012年に全米と全豪の女子アマチュアの2冠を達成、2012年から2013年にかけてLPGA米国女子ツアー主催の6つのメジャー・トーナメントでローアマチュアを獲得、更に史上最年少15歳4か月2日で2012年LPGAツアー「CNカナディアン女子オープン」優勝と4つのプロ・トーナメントを制するなど、アマチュア時代から活躍し、2013年10月にプロに転向すると世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、11年目のシーズンを迎えます。
ツアー・ルーキーとして臨んだ2014年シーズンには「CME Group Tour Championship」の優勝を含む3勝をマーク、史上最年少での獲得賞金200万ドル超えとともに「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」を受賞しました。
その後、2015年には史上最年少17歳で世界ランキング1位を獲得、更に史上最年少18歳でメジャー・トーナメント「エビアン・チャンピオンシップ」で優勝を飾るなどシーズン5勝を飾り、賞金女王と「Rolex Player of the Year」を受賞しました。
2016年にもメジャー・トーナメント「ANAインスピレーション」を含むシーズン4勝を飾り、2014年シーズンから2016年シーズンにかけて獲得賞金が3年連続200万ドル超え、2021年には「Founders Award」と「Vare Trophy」を受賞するなど、2022年シーズン3月27日時点でメジャー・トーナメント2勝を含むLPGAツアー通算17勝、オリンピック2大会連続メダリスト(2016年リオ・オリンピックで銀メダル、2020年東京オリンピックでは銅メダル)と数々のタイトルと記録を樹立し、長きにわたり世界のトップで活躍しています。
平均飛距離はツアーの中でも高くはないものの、高低左右と多彩に打ち分けるショット力とショートゲームはクオリティが高く、マネジメント能力とメンタルも強いのであらゆる状況に対応可能なプレーヤーと言って良いでしょう。
2022年シーズンは、平均飛距離90位(255.34y)フェアウェイキープ率140位(66.44%)パーオン率26位(72.88%)に対して、Sand Saves 1位(66.25%)Putts per GIR 1位(1.72)平均パット2位(28.61)とショートゲームとパッティングが素晴しく、1ラウンドあたりの平均スコア1位(68.99)と高いスコアリング・アベレージを誇り、優勝3回を含むトップ10入り14回、賞金ランキング1位($4,364,403)CMEポイントランキング1位(3,572)世界ランキングも1位で終えています。
2023年シーズンは、今大会が初戦となります。
5大会連続7回目の出場となる今大会では、2017年大会での8位タイが最高成績であるものの、トップ20入り5回と安定したプレーを見せています。世界ランキング1位で迎える今季初戦でどの様なプレーを見せるのか注目されます。
ネリー・コルダ(Nelly Korda)
国籍:アメリカ
生年月日:1998年7月28日(24歳)
身長:177.8cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・シェブロン選手権:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:1勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2013年に15歳で全米女子オープンに出場、17歳となった2015年には、ハーダー・ホール・ウィメンズ・インビテーショナルを受賞するなど、アマチュア時代から活躍し、プロに転向した2016年からLPGAツアーの下部ツアーに当たるSymetra Tourに参戦、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、LPGAツアーで7年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Taiwan Swinging Skirts LPGA presented by CTBC」でツアー初優勝を飾ると、2019年シーズンには「ISPS Handa Women’s Australian Open」と連覇を果たした「Taiwan Swinging Skirts LPGA presented by CTBC」を含む年間2勝をあげ、ソルハイムカップのアメリカ代表にも選ばれました。
その後、2021年シーズンには、6月に行われたメジャー・トーナメント「全米女子プロゴルフ選手権」でメジャー初タイトルを獲得、8月に行われた「東京オリンピック」でもゴールド・メダリストに輝くなど、LPGAツアーで年間4勝をあげ、世界ランキング1位に上り詰めました。
長身を活かしたスウィングから放たれる飛距離とアイアンショットの精度は、ツアー屈指の実力を誇ります。課題とされるアプローチとパッティングも改善されつつあり、全体的にレベルの高いゴルフとなっています。
2022年シーズンは、治療によるツアー離脱を余儀なくされる中、平均パット(30.02)とパッティングに苦労したものの、平均飛距離10位(272.28y)パーオン率9位(75.44%)と抜群のショット力を活かしたプレーで1ラウンドあたりの平均スコア6位(69.66)と高いスコアリング・アベレージを誇り、少ない試合数ながら優勝1回を含むトップ10入り8回、賞金ランキング12位($1,418,725)CMEポイントランキングは16位(1,687)世界ランキングは2位で終えています。
2023年シーズンは、開幕戦に出場し、4位と上々の滑り出しを切っています。
4大会ぶり3回目の出場となる今大会では、優勝こそ無いものの、2018年大会の14位タイおよび2019年大会の単独7位とまずまずの結果を残しており、今季の初勝利が期待されます。
ミンジー・リー(Minjee Lee)
国籍:オーストラリア
生年月日:1996年5月27日(26歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・シェブロン選手権:0勝
・全米女子オ-プン:1勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2012年に全米女子ジュニア優勝、2013年に全豪女子アマチュアを獲得すると、2014年にはアマチュアとしてALPGAツアー「オーツ・ビクトリアン・オープン」で優勝、同年に行われたメジャー・トーナメント「クラフト・ナビスコ選手権」でローアマチュアの獲得とマーク H.マコーマック・メダルの受賞、更に「初代インターナショナル・クラウン」で唯一のアマチュアとして出場するなどアマチュア時代から活躍し、2014年9月にプロに転向すると世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、9年目のシーズンを迎えます。
ツアー・ルーキーとして臨んだ2015年シーズンの「Kingsmill Championship Presented by JTBC」でいきなり優勝を飾ると、29試合で優勝1回を含むトップ10入り7回、トップ25入り19回、予選落ち5回と素晴しい成績を残しました。
その後もコンスタントに優勝を積み重ねる中、2021年シーズンの「The Amundi Evian Championship」でメジャー初優勝。2022年シーズン5月30日時点でメジャー・トーナメント1勝(2021年)を含むLPGAツアー通算7勝という成績を残し、世界トップクラスのプレーヤーに駆け上がりました。
ショット力とショートゲーム、パッティングまで安定感抜群のクオリティの高さと、爆発力を持ち合わせている世界トップクラスのプレーヤーと言えるでしょう。
2022年シーズンは、平均飛距離20位(267.72y)フェアウェイキープ率86位(73.25%)パーオン率6位(76.23%)平均パット103位(30.31)ながら、1ラウンドあたりの平均スコア7位(69.69)と高いスコアリング・アベレージを誇り、優勝2回を含むトップ10入り6回、賞金ランキング2位($3,809,960)CMEポイントランキングは4位(2,550)世界ランキングは4位で終えています。
2023年シーズンは、今大会が初戦となります。
7大会連続7回目の出場となる今大会では2019年大会の単独2位が最高成績であり、トップ10入り3回と相性の良さも見せています。
アタヤ・ティティクル(Atthaya Thitikul)
国籍:タイ
生年月日:2003年2月20日(20歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:2勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・シェブロン選手権:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2017年7月にタイで行われたLET(レディース・ヨーロピアン・ツアー)「欧州女子タイ選手権」をアマチュアとして史上最年少の14歳4か月19日で制し、アマチュア時代のリディア・コが保持していた最年少記録を更新、世界アマチュア・ランキング1位を獲得し、若くして才能を開花させると「世界ジュニア女子選手権」で連覇達成(2018-2019)、2018年に初開催となった「アジア・パシフィック女子アマチュア選手権」で優勝。更に2018年に行われた「ANAインスピレーション」と「全英リコー女子オープン」でローアマチュアに輝くなど、アマチュア時代から脚光を浴びています。
2020年にプロ転向、同年のタイLPGAツアーで5勝を飾り、賞金女王を獲得すると、2021年にはLET(レディース・ヨーロピアン・ツアー)で2勝を飾り、「Race to Costa Del Sol」を獲得、「Rookie of the Year」と「Player of the Year」を受賞しました。
また、非会員で出場した2021年5月に行われたLPGAツアー「Honda LPGA Thailand」では、終盤まで優勝争いを演じ2位、メジャー・トーナメント「The Amundi Evian Championship」では5位、「ISPS Handa World Invitational」では4位、翌週の「Trust Golf Women’s Scottish Open」では2位タイと素晴らしい成績を残しています。
LPGA最終予選会(Qシリーズ)を3位で通過し、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、2年目のシーズンを迎えます。
ツアー・ルーキーとして臨んだ2022年シーズンには、5戦目の「JTBC Classic presented by Barbasol」でいきなり優勝を飾ると「Walmart NW Arkansas Championship presented by P&G」でツアー2勝目、優勝2回を含むトップ10入り17回と抜群の成績を残し「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」を受賞しました。
体格は決して大きくないが、キャリーで平均飛距離270.0yを超えるショットを武器にパーオン率も高く、パッテイングの出来次第で上位で戦えると言った状況を常に作ることができるプレーヤーです。
2022年シーズンは、平均飛距離18位(269.01y)フェアウェイキープ率80位(73.89%)パーオン率10位(74.94%)Putts per GIR 17位(1.77)平均パット32位(29.61)と安定感抜群のプレーで1ラウンドあたりの平均スコア3位(69.46)と高いスコアリング・アベレージを誇り、優勝2回を含むトップ10入り17回、賞金ランキング5位($2,193,642)CMEポイントランキングは2位(2,760)世界ランキングは3位で終えています。
2023年シーズンは、今大会が初戦となります。
4大会連続5回目の出場となる今大会では2021年大会の単独2位が最高成績であり、前回大会でも8位タイに入っており、母国での優勝に期待が高まります。
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
国籍:日本
生年月日:1999年1月13日(24歳)
身長:157.5cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・シェブロン選手権:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2015年と2016年のIMGアカデミー・世界ジュニア選手権で日本人初の2連覇を達成し、2016年の日本女子オープンで優勝、JLPGAのメジャー選手権で史上初のアマチュアで最年少18歳のチャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、7年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Walmart NW Arkansas Championship presented by P&G」でトーナメント・レコードの通算21アンダーでツアー初優勝を飾ると、年間2勝をあげる活躍を見せ、獲得賞金も100万ドルを超えました。
その後、2019年シーズンには、「Kia Classic」でツアー3勝目、2021年シーズンも2勝を飾り、LPGAツアー通算5勝をあげるものの、2018年の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」と2021年の「全米女子オープン」でともにプレーオフで敗れるなど、メジャータイトルには、惜しくも手が届いていません。
ショットの前に小刻みにジャンプする独特のルーティンを持ち、ショートゲームとパッティングのクオリティの高さが持ち味です。一方でショットには課題が残っています。
2022年シーズンは、平均飛距離33位(265.24y)パーオン率28位(72.63%)平均パット12位(29.27)とショット・パッティング共にまずまずの数値を記録、1ラウンドあたりの平均スコア14位(69.94)の優勝1回を含むトップ10入り7回、賞金ランキング13位($1,402,138)CMEポイントランキングは13位(1,787)世界ランキング10位でシーズンを終えています。
2023年シーズンは、開幕戦に出場し、5位と上々の滑り出しを切っています。
3大会連続5回目の出場となる今大会では、前回大会で12位タイに入る活躍を見せています。
古江 彩佳(Ayaka Furue)
国籍:日本
生年月日:2000年5月27日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・シェブロン選手権:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
ナショナル・チームで腕を磨き、2019年の富士通レディースで優勝、JLPGAツアー史上7人目のアマチュア・チャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後も2019年1回、2020年3回、2021年3回とJLPGAツアーで7勝を挙げ、統合された2020-2021シーズンには「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝く活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦し、2年目のシーズンを迎えます。
初出場となった2020年シーズンの「全米女子オープン」では予選落ちを喫したが、2021年シーズンに行われた2つのメジャー・トーナメント「AIG全英女子オープン」と「アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」では、それぞれ20位タイとキャリア最高の4位に入っています。
その後、ルーキー・イヤーとなった2022年シーズンにLPGAツアー1勝を飾る活躍を見せています。
フェアウェイを外さない正確なティーショットと安定感のあるショートアイアン、そして最大の持ち味は、パッティングのクオリティの高さと言えるでしょう。
2022年シーズンは、平均飛距離129位(248.65y)フェアウェイキープ率8位(84.04%)パーオン率34位(72.40%)Putts per GIRが26位(1.78)Putting Averageが29位(29.57)と持ち味を活かした数値でSCORING AVERAGEは21位(70.34)を記録、優勝1回を含むトップ10入り4回、賞金ランキングは29位($957,831)CMEポイントランキングは17位(1,568)でした。
2023年シーズンは、開幕戦に出場し、18位タイという結果を残しています。
初出場となる今大会で好成績を残せるか注目されます。
笹生 優花(Yuka Saso)
国籍:日本
生年月日:2001年6月20日(21歳)
身長:166.0cm
体重:非公開
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・シェブロン選手権:0勝
・全米女子オ-プン:1勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:0勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2018年のアジアン・ゲームズ(アジア大会)にフィリピン代表の一員として出場し、ゴールド・メダルを獲得。翌年の2019年には、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア・ゴルフ選手権で3位タイに入り、ガールズ・ジュニアPGAチャンピオンシップでは優勝を飾るなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後の2020年には、JLPGAツアーで2勝を挙げる活躍を見せています。
その後、キム・アリム(2020年 全米女子オープン)、ソフィア・ポポフ(2020年 AIG全英女子オープン)、渋野日向子(2019年 AIG全英女子オープン)に続き、3年ぶりに非会員として、2021年の「全米女子オープン」でメジャー・トーナメント優勝という快挙を達成、LPGAツアー初勝利を飾り、これを機に、2021年シーズン途中から世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、3年目のシーズンを迎えます。
LPGAツアーに本格参戦してからは、4回のトップ10フィニッシュを飾るなど、安定した成績を残しています。
身長は決して大きくないが、平均飛距離270ヤードを超える力強いティーショットと深いラフからでも方向性を出せる正確なアイアンショット、ショートゲームの多彩さなど高いレベルのゴルフを見せています。
2022年シーズンは、平均飛距離3位(275.61y)ながら、フェアウェイキープ率132位(67.80%)パーオン率86位(68.58%)平均パット13位(29.28)とショットに苦労し、SCORING AVERAGEも34位(70.73)優勝はなく、トップ10入り4回、賞金ランキングは36位($773,294)CMEポイントランキングは28位(1,182)でした。
2023年シーズンは、開幕戦に出場し、6位タイと上々の滑り出しを切っています。
2大会連続2回目の出場となる今大会は、初出場の前回大会で12位タイに入る活躍を見せています。
渋野 日向子(Hinako Shibuno)
国籍:日本
生年月日:1998年11月15日(24歳)
身長:167.0cm
体重:62.0kg
① LPGA米国女子ツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・シェブロン選手権:0勝
・全米女子オ-プン:0勝
・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
・全英女子オープン:1勝
③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回
2018年にプロ転向、翌年(2019年)には、LPGA日本ツアーで「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2021年シーズンを終えてLPGA日本ツアーで6勝を挙げる活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦し、2年目のシーズンを迎えます。
ハイライトとなったのは、2019年の「AIG Women’s British Open」で海外メジャー・トーナメント初優勝。これは1977年の「KPMG Women’s PGA Championship」で優勝した樋口久子に次いで日本人2人目の快挙であり、2014年の「Amundi Evian Championship」で優勝したキム・ヒョージュに次いで、この10年でメジャー・デビューで優勝した2人目のプレーヤーです。
直後にLPGAツアーメンバーには加わらず、その後はスポット参戦を繰り返しながら、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を20位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。
ルーキー・イヤーとなった2022年シーズンは、2位1回と3位1回を含むトップ10入り5回がありながらも予選落ちが9回と苦労したシーズンでもありました。
トップの位置が低いコンパクトなテイクバックから安定感のあるショットと強気なパッティングが持ち味と言えるでしょう。
2022年シーズンは、平均飛距離76位(257.65y)フェアウェイキープ率41位(77.26%)パーオン率71位(69.37%)Putts per GIRが88位(1.82)Putting Averageが77位(30.00)と数値は低く、SCORING AVERAGEも72位(71.37)のトップ10入り5回、賞金ランキングは27位($1,011,830)CMEポイントランキングは36位(998)でした。
2023年シーズンは、今大会が初戦となります。
3大会連続3回目の出場となる今大会では、前回大会で8位タイに入っており、LPGAツアー初優勝の期待も高まります。
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ホンダLPGAタイランドのテレビ放送
【BS放送】WOWOWが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】WOWOWオンデマンドで全ラウンドLIVE配信!!
【BS放送】WOWOW
全ラウンド生中継!! ※日本時間
WOWOWプライム:191ch
WOWOWライブ:192ch
生:生中継
2月23日(木) 第1日
13:00~17:00
WOWOWライブ 生
2月24日(金) 第2日
13:00~17:15
WOWOWライブ 生
2月25日(土) 第3日
13:30~18:00
WOWOWライブ 生
2月26日(日) 第4日 (最終日)
13:30~18:30
WOWOWライブ 生
【動画配信】WOWOWオンデマンド
WOWOWオンデマンド:ライブ配信
・2月23日(木) 13:00~ 同時配信
・2月23日(木) 09:55~ 専用カメラ(笹生優花、馬場咲希、岩井千怜、渋野日向子)
・2月24日(金) 13:00~ 同時配信
・2月24日(金) 09:45~ 専用カメラ(渋野日向子、馬場咲希、岩井明愛、古江彩佳、笹生優花)
・2月25日(土) 13:30~ 同時配信
・2月25日(土) 11:35~ 専用カメラ(笹生優花、馬場咲希、畑岡奈紗、岩井明愛、渋野日向子)
・2月26日(日) 13:30~ 同時配信
・2月26日(日) 10:40~ 専用カメラ(畑岡奈紗、笹生優花、渋野日向子、馬場咲希)
※日本人選手の専用カメラによる配信、見逃し配信についてはWOWOW公式サイトをご覧ください。
ホンダLPGAタイランド 試合結果
コース | Yardage | Par |
パタヤ・オールド・コース (Pattaya Old Course) |
6,576 | 72 |
最終日
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:46(10:46)
畑岡奈紗/D.カン/L.マグワイア
08:58(10:58)
笹生優花/渋野日向子/馬場咲希(アマ)
09:34(11:34)
N.コルダ/M.ファッシ/C.ハル
09:46(11:46)
A.ブハイ/キム・ヒョージュ/L.コ
09:58(11:58)
L.ヴ/A.ノルドクビスト/M.スターク
10:10(12:10)
N.ウォンタウィラップ/A.ティティクル/C.ブティエ
10番ホールスタート
08:10(10:10)
M.サグストロム/キム・セヨン/J.クプチョ
08:46(10:46)
S.シューベルト/岩井明愛/H.グリーン
09:22(11:22)
岩井千怜/イ・ジョンウン6/M.カストレン
09:58(11:58)
A.ユボル/古江彩佳/P.タヴァタナキット
※時差:日本は2時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間2月26日(日)の07:58だと日本時間2月26日(日)の09:58、現地時間2月26日(日)の10:10だと日本時間2月26日(日)の12:10になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
最終日
優勝 | リリア・ヴ | -22 | 64 |
2 | ナッタクリッタ・ウォンタウィラップ | -21 | 71 |
3 | アタヤ・ティティクル | -20 | 68 |
T4 | マヤ・スターク | -17 | 69 |
セリーヌ・ブティエ | -17 | 70 | |
T6 | コ・ジンヨン | -16 | 64 |
レオナ・マグワイア | -16 | 65 | |
リディア・コ | -16 | 69 | |
ネリー・コルダ | -16 | 69 | |
T10 | ジョディ・エワート・シャドフ | -15 | 67 |
ジョージア・ホール | -15 | 68 | |
アシュリー・ブハイ | -15 | 70 | |
キム・ヒョージュ | -15 | 70 | |
アンナ・ノルドクビスト | -15 | 71 | |
T20 | 笹生 優花 | -12 | 70 |
T23 | 畑岡 奈紗 | -11 | 70 |
T27 | 渋野 日向子 | -10 | 71 |
T34 | 馬場 咲希(アマ) | -9 | 72 |
T38 | 岩井 明愛 | -8 | 68 |
T49 | 古江 彩佳 | -5 | 67 |
T60 | 岩井 千怜 | -2 | 72 |
【詳細】
笹生 優花
1イーグル、4バーディ、4ボギー(70)
畑岡 奈紗
4バーディ、2ボギー(70)
渋野 日向子
1イーグル、3バーディ、4ボギー(71)
馬場 咲希(アマ)
4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(72)
岩井 明愛
5バーディ、1ボギー(68)
古江 彩佳
5バーディ(67)
岩井 千怜
2バーディ、2ボギー(72)
11時00分時点での天候は晴れ、気温31.0℃、湿度56%、風速8.1m/s(北東)というコース・コンディションの中、72名による最終日が行われた。
中盤からナッタクリッタ・ウォンタウィラップとのマッチレースの様相を呈した最終日、最後まで1打差をキープし、トーナメントを制したのは、LPGAツアー初優勝を目指すリリア・ヴ。
出だしの1番Par5と3番Par4でバーディを奪う好スタートを切ったLPGAツアー初優勝を目指すリリア・ヴは、7番Par5でスコアを伸ばせなかったものの、フリンジからのロングパットを決めた8番Par3とそれぞれ2打目と3打目をピンそばにつけた9番Par4と折り返した10番Par5、そして2打目をピンそばにつけた11番Par4と距離のある下りの左に曲がるラインを読み切った12番Par3を含めた5ホールで圧巻の5連続バーディを奪って単独トップに躍り出ると、266yにセットされた1オン可能な15番Par4でもグリーン手前からパターでのアプローチをよせてバーディ。その後、ミドルパットを決めた17番Par4とグリーン奥からパターでの見事なアプローチを見せた最終18番Par5でともにパーセーブに成功してホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率61.11% (11/18)、平均パット(21)とパッティングに冴えを見せ、ボギーフリーとなる8バーディ(64)でラウンド、スコアを8つ伸ばし、通算22アンダーで大逆転優勝、LPGAツアー初優勝を飾った。
優勝したリリア・ヴと同じくLPGAツアー初優勝を目指し、2位に4打差をつけ単独トップで最終日を迎えたナッタクリッタ・ウォンタウィラップだったが、出だしの1番Par5でバーディを先行させたものの、ボギーを叩いた2番Par4とバンカーからのアプローチをグリーンオーバー、3打目のアプローチもよせきれずダブルボギーとした4番Par3でスコアを落とす。その後も距離のあるバーディパットを決めた5番Par4、短いパーパットを外した6番Par4、グリーン手前からの3打目のアプローチをよせた7番Par5とミドルパットを決めた8番Par3の連続バーディ、グリーン左奥からの3打目のアプローチをよせきれずボギーを叩いた9番Par4、2オン2パットのバーディを奪った10番Par5、ティーショットをミスし、グリーン左サイドからの3打目のアプローチもよせきれなかった11番Par4でボギーと出入りの激しい展開を強いられる中、12番Par3で左に曲がるラインのミドルパットを決め、更に2打目をピンそばにつけた14番Par4のバーディでトップと1打差まで詰め寄ったものの、ティーショットを右サイドに外し、アプローチもよせきれなかった1オン可能な15番Par4や2オン可能な最終18番Par5でもスコアを伸ばせずにホールアウト。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率61.11% (11/18)、平均パット(30)の7バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(71)とスコアを1つ伸ばすに留まり、通算21アンダー・単独2位で大会を終えた。
トップと2打差の単独3位に5バーディ、1ボギー(68)でラウンドしたアタヤ・ティティクルが入る中、2022年シーズンの7月に行われた「Trust Golf Women’s Scottish Open」から3回の予選落ちを喫するなど、調子を崩していたコ・ジンヨンが、ボギーフリーとなる1イーグル、6バーディ(64)でラウンド、通算16アンダー・6位タイに入り、復調の兆しを見せた。
3番Par4でミドルパットを決めてバーディを先行させた笹生優花は、バンカーからのアプローチをよせられなかった4番Par3とフェアウェイバンカーからの2打目が出すだけとなった5番Par4で連続ボギーを叩いたものの、8番Par3でバーディを奪うと、ミドルパットを決めた10番Par5でイーグル。更に下りのロングパットを決めた14番と2打目のアプローチを確実によせた15番のPar4で連続バーディを奪ったものの、16番Par3でのグリーン左奥からの難しいアプローチと17番Par4のバンカーからのアプローチをともによせきれず連続ボギー。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率72.22% (13/18)、平均パット(30)の1イーグル、4バーディ、4ボギー(70)とスコアを2つしか伸ばせず、通算12アンダー・20位タイでトーナメントを終えた。
2番Par4でパターでのアプローチをよせきれずボギーが先行した畑岡奈紗は、4番Par3で左に曲がるラインを決めてバーディを奪うと、折り返した10番Par5でバンカーからのアプローチをよせてバーディ。更にティーショットをピンそばにつけた12番Par3でバーディを奪うと、17番Par4で3パットのボギーを叩いたものの、最終18番Par5でミドルパットを決めてバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率72.22% (13/18)、平均パット(28)の4バーディ、2ボギー(70)でラウンド、通算11アンダー・23位タイでトーナメントを終えた。
2番Par4でミドルパットを決めてバーディ先行のスタートを切った渋野日向子は、3番Par4で短いパーパット外してボギー、7番Par5でバンカーからのアプローチをよせてバーディを奪うものの、8番Par3で短いパーパットを外してボギーと流れに乗れないまま折り返す。後半も10番Par5でバンカーからのアプローチをよせてバーディを奪うものの、14番Par4で4オン1パットのボギーを叩くと、17番Par4では3パットのボギー。最終18番Par5でグリーン右サイドからのアプローチを直接決めてイーグルを奪ったものの、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率66.67% (12/18)、平均パット(28)の1イーグル、3バーディ、4ボギー(71)とスコアを1つしか伸ばせず、通算10アンダー・27位タイでトーナメントを終えた。
1番Par5で3打目のアプローチをよせてバーディを先行させたアマチュアの馬場咲希は、4番Par3と5番Par4でともにバンカーからのアプローチをよせきれず連続ボギーを叩くと、6番Par4で2打目をピンそばにつけタップインバーディを奪ったものの、9番Par4で3打目のバンカーショットをグリーンオーバー、4打目もよせきれずダブルボギー。前半スコアを2つ落としたものの、折り返した10番Par5と15番Par4でともにアプローチをよせてバーディ。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率72.22% (13/18)、平均パット(30)の4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(72)でラウンド、通算9アンダー・34位タイでトーナメントを終えた。
5バーディ、1ボギー(68)とスコアを4つ伸ばした岩井明愛は、通算8アンダー・38位タイ。ボギーフリーとなる5バーディ(67)でラウンドした古江彩佳は、通算5アンダー・49位タイ。岩井千怜は、2バーディ、2ボギー(72)の通算2アンダー・60位タイでトーナメントを終えた。
3日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:08(10:08)
コ・ジンヨン/アン・ナリン/キム・アリム
08:44(10:44)
J.クプチョ/畑岡奈紗/M.ファッシ
08:56(10:56)
馬場咲希(アマ)/C.シガンダ/キム・ヒョージュ
09:08(11:08)
L.ヴ/A.ブハイ/キム・セヨン
09:20(11:20)
C.ハル/L.コ/A.ティティクル
09:44(11:44)
笹生優花/G.ホール/L.マグワイア
10:08(12:08)
N.コルダ/E.K.ペダーセン/J.シン
10:20(12:20)
N.ウォンタウィラップ/M.スターク/C.ブティエ
10番ホールスタート
07:50(09:50)
岩井明愛/渋野日向子/ヘ・ムニ
08:50(10:50)
岩井千怜/古江彩佳/S.シューベルト
10:08(12:08)
G.ロペス/ミンジー・リー/P.タヴァタナキット
※時差:日本は2時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間2月25日(土)の08:08だと日本時間2月25日(土)の10:08、現地時間2月25日(土)の10:20だと日本時間2月25日(土)の12:20になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
3日目
首位 | ナッタクリッタ・ウォンタウィラップ | -20 | 64 |
2 | アタヤ・ティティクル | -16 | 64 |
3 | セリーヌ・ブティエ | -15 | 67 |
T4 | リリア・ヴ | -14 | 66 |
アンナ・ノルドクビスト | -14 | 67 | |
マヤ・スターク | -14 | 69 | |
T7 | アシュリー・ブハイ | -13 | 66 |
キム・ヒョージュ | -13 | 66 | |
リディア・コ | -13 | 67 | |
ネリー・コルダ | -13 | 69 | |
T15 | 笹生 優花 | -10 | 71 |
T20 | 渋野 日向子 | -9 | 66 |
馬場 咲希(アマ) | -9 | 70 | |
畑岡 奈紗 | -9 | 70 | |
T49 | 岩井 明愛 | -4 | 71 |
T58 | 岩井 千怜 | -2 | 71 |
T64 | 古江 彩佳 | E | 73 |
【詳細】
笹生 優花
2バーディ、1ボギー(71)
渋野 日向子
1イーグル、4バーディ(66)
馬場 咲希(アマ)
6バーディ、2ダブルボギー(70)
畑岡 奈紗
2バーディ(70)
岩井 明愛
5バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)
岩井 千怜
2バーディ、1ボギー(71)
古江 彩佳
2バーディ、3ボギー(73)
11時00分時点での天候は晴れ、気温30.0℃、湿度47%、風速3.9m/s(東北東)というコース・コンディションの中、72名による3日目が行われた。
3日目を終えて単独トップをキープしたのは、2022年11月にプロ転向、LPGAのQシリーズを28位タイで終え、2023年シーズンの期待されるツアールーキーの1人であるナッタクリッタ・ウォンタウィラップ。
約23mの低い弾道からキャリーで270yを軽く超え、トータルでも300yを超える圧倒的な飛距離を活かしたプレーで2日目を終えて単独トップに立ったナッタクリッタ・ウォンタウィラップは、出だしの1番Par5で短めのイーグルパットを決めて最高のスタートを切ると、2打目をピンそばにつけた6番Par4とバンカーからのアプローチをよせた7番Par5で連続バーディ。順調にスコアを伸ばして前半を終えると、折り返した10番Par5でもグリーン右サイドからのバンカーショットを確実によせてバーディ。その後、1オン可能な15番Par4でスコアを伸ばせなかったものの、ティーショットをピンそばにつけた16番Par3とグリーン左サイドの傾斜を利用してピンそばにつけた17番Par4、グリーン左サイドのフリンジから2パットでホールアウトした最終18番Par5の上り3ホールで圧巻の3連続バーディフィニッシュ。平均飛距離291.0y、フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率77.78% (14/18)、平均パット(25)と持ち味の圧倒的な飛距離を活かし、ショットからパッティングに至るまでほぼ完璧なプレーを見せ、3日目のベストスコアタイとなる1イーグル、6バーディ(64)のボギーフリーのラウンド、スコアを8つ伸ばし、通算20アンダー・2位に4打差をつけ、単独トップで3日目を終えた。
母国での優勝を目指すアタヤ・ティティクルは、出だしの1番Par5と2番および3番のPar4で3連続バーディの好スタートを切ると、5番Par4と7番Par5でもバーディ。9番Par4でのピンチをパーで凌ぎ、前半スコアを5つ伸ばして折り返すと、2オンからタップインバーディを奪った10番Par5と2打目をピンそばにつけた11番Par4で連続バーディ。続く12番Par3では、絶好のチャンスでバーディパットがカップに蹴られ、3連続バーディとは成らなかったものの、13番Par4で下りのバーディパットを決めてトップに並ぶ。その後、1オン可能な15番Par4で短いバーディパットがカップに蹴られ、絶好のチャンスを逃し、続く16番Par3で3パットのボギーを叩いたものの、最終18番Par5でグリーンまで50y近い距離のある3打目の難しいバンカーショットをピンそばにつけてバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率88.89% (16/18)、平均パット(28)と安定感抜群のプレーで9バーディ、1ボギー(64)でラウンド、通算16アンダー・単独2位で3日目を終えた。
トップと5打差の単独3位には、安定感のあるショットと持ち味のパッティングを活かしたプレーでフェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率83.33% (15/18)、平均パット(30)の6バーディ、1ボギー(67)でラウンドし、通算15アンダーまでスコアを伸ばしたセリーヌ・ブティエがつけた。
出だしの1番Par5で2オンに成功し、バーディ先行のスタートを切った笹生優花は、6番Par4でも2打目をピンそばにつけバーディ。流れを掴んだかと思われたが、その後はスコアを伸ばせず、10ホールをパーで通過し迎えた17番Par4でティーショットを左サイドのレッドペナルティエリアに打ち込むミスからボギー。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率83.33% (15/18)、平均パット(32)の2バーディ、1ボギー(71)とスコアを1つしか伸ばせず、通算10アンダー・15位タイで3日目を終えた。
10番Par5からスタートした渋野日向子は、13番と1オン可能な15番のPar4でバーディを奪うと、折り返した1番Par5でイーグル、更に6番Par4と8番Par3でもバーディを奪い、ホールアウト。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率66.67% (12/18)、平均パット(25)と安定したプレーでボギーフリーとなる1イーグル、4バーディ(66)でラウンド、序盤からチャンスを活かせず、11番と1オン可能な15番Par4の2つのバーディのみに終わった畑岡奈紗とともに通算9アンダー・20位タイで3日目を終えた。
出だしの1番Par5で3打目のアプローチをよせてバーディを先行させたアマチュアの馬場咲希は、4番Par3でバンカーからのアプローチとパーパットをともにオーバーし、ダブルボギーを叩いたものの、5番と6番のPar4、そして7番Par5で3連続バーディを奪うと、折り返した10番Par5と2打目をピンそばにつけた13番Par4でバーディ。その後、1オン可能な15番Par4でスコアを伸ばせず、2打目からミスが続き、ダブルボギーを叩いた17番Par4、そして2オンに成功しながら3パットのパーでホールアウトした最終18番Par5とスコアを2つ落としたものの、フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率72.22% (13/18)、平均パット(30)の6バーディ、2ダブルボギー(70)とスコアを2つ伸ばし、通算9アンダー・20位タイで3日目を終えた。
5バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)とスコアを1つ伸ばした岩井明愛は、通算4アンダー・49位タイ。岩井千怜は、2バーディ、1ボギー(71)の通算2アンダー・58位タイ。2バーディ、3ボギー(73)とスコアを1つ落とした古江彩佳は、通算イーブンパー・64位タイで3日目を終えた。
2日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
07:50(09:50)
J.E.シャドフ/B.M.ヘンダーソン/C.ハル
08:02(10:02)
馬場咲希(アマ)/チェ・ヘジン/C.シガンダ
08:14(10:14)
ジ・ウンヒ/M.サグストロム/キム・セヨン
08:26(10:26)
アン・ナリン/L.コ/N.コルダ
08:38(10:38)
アリソン・リー/M.ジュタヌガーン/コ・ジンヨン
09:14(11:14)
N.ウォンタウィラップ/F.キンハルト/A.ティティクル
09:26(11:26)
G.ホール/キム・ヒョージュ/L.マグワイア
09:38(11:38)
J.シン/L.ヴ/笹生優花
09:50(11:50)
A.ノルドクビスト/J.ブンチャン/M.スターク
10:02(12:02)
J.クプチョ/リン・シユ/畑岡奈紗
10番ホールスタート
07:50(09:50)
E.ゾコル/P.パットラム/渋野日向子
08:50(10:50)
G.ロペス/チョン・インジ/岩井明愛
09:02(11:02)
A.ジュタヌガーン/古江彩佳/L.グラント
09:50(11:50)
ミンジー・リー/N.K.マドセン/キム・アリム
10:02(12:02)
岩井千怜/P.タヴァタナキット/S.ルイス
※時差:日本は2時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間2月24日(金)の07:50だと日本時間2月24日(金)の09:50、現地時間2月24日(金)の10:02だと日本時間2月24日(金)の12:02になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
2日目
首位 | ナッタクリッタ・ウォンタウィラップ | -12 | 65 |
2 | マヤ・スターク | -11 | 67 |
T3 | セリーヌ・ブティエ | -10 | 66 |
ネリー・コルダ | -10 | 66 | |
エミリー・クリスティン・ペダーセン | -10 | 67 | |
ジェニー・シン | -10 | 68 | |
ジャラビー・ブンチャン | -10 | 69 | |
T8 | ポーナノン・パットラム | -9 | 65 |
ジョディ・エワート・シャドフ | -9 | 66 | |
笹生 優花 | -9 | 68 | |
ジョージア・ホール | -9 | 68 | |
レオナ・マグワイア | -9 | 68 | |
フリーダ・キンハルト | -9 | 68 | |
アンナ・ノルドクビスト | -9 | 70 | |
T20 | 馬場 咲希(アマ) | -7 | 68 |
畑岡 奈紗 | -7 | 72 | |
T50 | 岩井 明愛 | -3 | 70 |
渋野 日向子 | -3 | 71 | |
T58 | 岩井 千怜 | -1 | 69 |
古江 彩佳 | -1 | 72 |
【詳細】
笹生 優花
6バーディ、2ボギー(68)
馬場 咲希(アマ)
6バーディ、2ボギー(68)
畑岡 奈紗
3バーディ、3ボギー(72)
岩井 明愛
6バーディ、4ボギー(70)
渋野日向子
3バーディ、2ボギー(71)
岩井 千怜
4バーディ、1ボギー(69)
古江 彩佳
2バーディ、2ボギー(72)
11時00分時点での天候は晴れ、気温32.0℃、湿度47%、風速2.5m/s(北東)というコース・コンディションの中、72名による2日目が行われた。
2日目を終えて単独トップに立ったのは、2022年11月にプロ転向、LPGAのQシリーズを28位タイで終え、2023年シーズンの期待されるツアールーキーの1人であるナッタクリッタ・ウォンタウィラップ。
初日を5アンダー・9位タイで終え、好位置で2日目を迎えたナッタクリッタ・ウォンタウィラップは、出だしの6ホールをパーで通過し迎えた7番Par5と8番Par3で連続バーディを奪うと、続く9番Par4でボギーを叩いたものの、折り返した10番Par5でバーディ。更に12番Par3と13番、ミドルパットを決めた14番と1オンに成功した15番の3つのPar4で4連続バーディを奪うと、最終18番Par5も2オンに成功し、楽々バーディでホールアウト。平均飛距離292.0y、フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率77.78% (14/18)、平均パット(27)と持ち味の圧倒的な飛距離を活かしたほぼ完璧なプレーで8バーディ、1ボギー(65)でラウンド、通算12アンダー・単独トップで2日目を終えた。
トップと1打差の単独2位には、持ち味の飛距離を活かしたアグレッシブなプレーで2日目もフェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率77.78% (14/18)、平均パット(27)のボギーフリーとなる5バーディ(67)でラウンドし、通算11アンダー・までスコアを伸ばしたマヤ・スタークがつけた。
トップと2打差の3位タイには、ボギーフリーとなる6バーディ(66)でラウンドしたセリーヌ・ブティエと1イーグル、5バーディ、1ボギー(66)でラウンドしたネリー・コルダ、そしてジェニー・シンと共にLPGAツアー初優勝を目指すエミリー・クリスティン・ペダーセンとトップタイからスタートしたツアールーキーのジャラビー・ブンチャンの5名が通算10アンダーで並んだ。
ともに3打目のアプローチを確実によせた1番と7番のPar5でバーディを先行させた笹生優花は、折り返した11番Par4でバーディを奪うと、続く12番Par3でボギーを叩いたものの、13番Par4でバウンスバック。更に15番Par4でのバーディ後の17番Par4でもバンカーショットをよせられずボギーとしたものの、最終18番Par5でフリンジからの3打目をよせてバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率66.67% (12/18)、平均パット(28)の6バーディ、2ボギー(68)でラウンド、通算9アンダー・8位タイで2日目を終えた。
出だしの1番Par5でアプローチのミスからボギーを叩いたアマチュアの馬場咲希は、ミドルパットを決めた3番Par4と7番Par5でバーディを奪うと、9番Par4でボギーを叩いたものの、折り返した10番Par5
と12番Par3、アプローチをよせた15番Par4と最終18番Par5でバーディを奪ってホールアウト。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率88.89% (16/18)、平均パット(33)の6バーディ、2ボギー(68)でラウンド、通算7アンダー・20位タイで2日目を終えた。
トップタイからスタートした畑岡奈紗だったが、6番Par4でボギーが先行。続く7番Par5と8番Par3で短いパットを決めて連続バーディを奪ったものの、折り返した12番Par3と13番Par4でともに3打目をよせきれず連続ボギー。1オンに成功した15番Par4でバーディを奪ったものの、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率77.78% (14/18)、平均パット(32)の3バーディ、3ボギー(72)とスコアを伸ばせず、通算7アンダー・20位タイに後退した。
11番Par4で3打目のアプローチをよせきれずボギースタートとなった渋野日向子は、16番Par3と折り返した1番Par5でバーディを奪うと、パッティングが決まらずにスコアを伸ばせない展開が続く中、7番Par5で下りの右に曲がるラインのロングパットを決めてバーディを奪ったものの、上りの9番Par4で3パットのボギーでホールアウト。フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率72.22% (13/18)、平均パット(31)とパッティングに苦労し、3バーディ、2ボギー(71)とスコアを1つしか伸ばせず、6バーディ、4ボギー(70)でラウンドした岩井明愛と並んで50位タイで2日目を終えた。
2日目に4バーディ、1ボギー(69)とスコアを3つ伸ばした岩井千怜と2バーディ、2ボギー(72)とスコアを伸ばせなかった古江彩佳がともに1アンダー・58位タイで2日目を終えた。
1日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
08:00(10:00)
M.スターク/エイミー・ヤン/笹生優花
08:48(10:48)
C.ブティエ/J.クプチョ/G.ロペス
09:00(11:00)
渋野日向子/M.ジュタヌガーン/チョン・インジ
09:12(11:12)
L.マグワイア/コ・ジンヨン/W.ミーチャイ
09:24(11:24)
A.ブハイ/A.ジュタヌガーン/古江彩佳
09:36(11:36)
D.カン/P.アナナルカルン/B.M.ヘンダーソン
09:48(11:48)
L.コ/P.タヴァタナキット/畑岡奈紗
10:00(12:00)
N.コルダ/ミンジー・リー/A.ティティクル
10番ホールスタート
08:12(10:12)
M.サグストロム/キム・セヨン/馬場咲希(アマ)
08:24(10:24)
M.カン/チェ・ヘジン/L.サラス
08:36(10:36)
S.シューベルト/岩井千怜/N.K.マドセン
09:24(11:24)
岩井明愛/リン・シユ/J.E.シャドフ
※時差:日本は2時間進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間2月23日(木)の08:00だと日本時間2月23日(木)の10:00、現地時間2月23日(木)の10:12だと日本時間2月23日(木)の12:12になります。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
1日目
首位 | ジャラビー・ブンチャン | -7 | 65 |
アンナ・ノルドクビスト | -7 | 65 | |
畑岡 奈紗 | -7 | 65 | |
リン・シユ | -7 | 65 | |
ジェニファー・クプチョ | -7 | 65 | |
T6 | リリア・ヴ | -6 | 66 |
ジェニー・シン | -6 | 66 | |
マヤ・スターク | -6 | 66 | |
T9 | エミリー・クリスティン・ペダーセン | -5 | 67 |
フリーダ・キンハルト | -5 | 67 | |
アタヤ・ティティクル | -5 | 67 | |
ナッタクリッタ・ウォンタウィラップ | -5 | 67 | |
レオナ・マグワイア | -5 | 67 | |
キム・ヒョージュ | -5 | 67 | |
ジョージア・ホール | -5 | 67 | |
笹生 優花 | -5 | 67 | |
T28 | 馬場 咲希(アマ) | -3 | 69 |
T38 | 渋野 日向子 | -2 | 70 |
T48 | 古江 彩佳 | -1 | 71 |
岩井 明愛 | -1 | 71 | |
T70 | 岩井 千怜 | +2 | 74 |
【詳細】
畑岡 奈紗
8バーディ、1ボギー(65)
笹生 優花
7バーディ、2ボギー(67)
馬場 咲希(アマ)
1イーグル、2バーディ、1ボギー(69)
渋野 日向子
4バーディ、2ボギー(70)
古江 彩佳
3バーディ、2ボギー(71)
岩井 明愛
4バーディ、3ボギー(71)
岩井 千怜
4バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(74)
11時00分時点での天候は晴れ、気温32.0℃、湿度45%、風速1.1m/s(北東)というコース・コンディションの中、72名による1日目が行われた。
1日目を終えてトップタイに並んだのは、ツアールーキーのジャラビー・ブンチャンとLPGAツアー節目となる10勝目を目指すアンナ・ノルドクビスト、日本の畑岡奈紗、前回大会はプレーオフで敗れ、今大会でLPGAツアー初優勝を目指すリン・シユ、昨シーズンはメジャー優勝を含む3勝をマークしたジェニファー・クプチョの5名。
4番Par3でバーディを先行させた畑岡奈紗は、ロングパットを決めた6番Par4と2オンに成功した7番Par5、そしてミドルパットを決めた8番Par3で3連続バーディを奪うと、折り返した13番Par4でボギーを叩いたものの、1オンに成功した279yと距離の短い15番Par4と16番Par3のティーショットおよび17番Par4の2打目、そして最終18番Par5の3打目のいずれもピンそばにつけ、圧巻の4連続バーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率50.00% (7/14) 、パーオン率83.33% (15/18)、平均パット(28)と安定感のある素晴らしいプレーでジャラビー・ブンチャンとアンナ・ノルドクビスト、リン・シユと同じ8バーディ、1ボギー(65)でラウンド、更にボギーフリーとなる1イーグル、5バーディ(65)でラウンドしたジェニファー・クプチョと並び、7アンダー・トップタイで初日を終えた。
トップと1打差の6位タイには、7バーディ、1ボギーでラウンドしたリリア・ヴとボギーフリーとなる6バーディでラウンドしたジェニー・シン、そして持ち味でもある飛距離を活かしたアグレッシブなプレーが特徴で2イーグル、3バーディ、1ボギーをマークしたマヤ・スタークの3名がともに(66)の6アンダーで並んだ。
5番と6番のPar4、そして7番Par5で3連続バーディを奪った笹生優花は、短いパット決めた9番Par4とミドルパット決めた10番Par5で連続バーディ。続く11番Par4でボギーを叩いたものの、短いバーディパットを決めた12番Par3でバウンスバックに成功、更にティーショットを大きく左に曲げ、2打目のアプローチでグリーンを捉えられなかった16番Par3でボギーを叩いたものの、2オンに成功した最終18番Par5でバーディフィニッシュ。フェアウェイキープ率71.43% (10/14) 、パーオン率77.78% (14/18)、平均パット(27)と安定したプレーで7バーディ、2ボギー(67)でラウンド、ともにボギーフリーとなる5バーディ(67)でラウンドした母国での初優勝を目指すアタヤ・ティティクルとレオナ・マグワイア、そして6バーディ、1ボギー(67)でラウンドしたキム・ヒョージュと言った実力者と並び、5アンダー・9位タイで初日のラウンドを終えた。
世界ランキング1位でボギーフリーとなる4バーディ(68)でラウンドしたリディア・コは、ともに5バーディ、1ボギー(68)でラウンドした同2位のネリー・コルダと同5位のコ・ジンヨンら11名と並び、4アンダー・17位タイで初日のラウンドを終えた。
前半をパープレーで終えたアマチュアの馬場咲希が、1番Par5でのイーグルを含む1イーグル、2バーディ、1ボギー(69)でラウンドし、3アンダー・28位タイ、4番Par3でボギーが先行しながらも、ミドルパットを決めた8番とティーショットをピンそばにつけた12番のPar3でバーディ。ショートサイドからのアプローチをよせきれなかった13番Par4でボギーを叩いたものの、14番Par4と3打目をピンそばにつけた最終18番Par5でバーディを奪い、ホールアウトした渋野日向子が、4バーディ、2ボギー(70)でラウンドし、2アンダー・ 38位タイで初日を終えた。
前半から順調にスコアを伸ばしながらも、後半の途中からスコアを2つ落とし、3バーディ、2ボギー(71)でホールアウトした古江彩佳と4バーディ、3ボギー(71)でラウンドした岩井明愛が、1アンダー・48位タイ、4バーディ、4ボギー、1ダブルボギー(74)とスコアを2つ落とした岩井千怜は、2オーバー・70位タイで初日を終えた。
STATISTICS
(フェアウェイキープ率)
GIR:GREEN IN REG
(パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
(平均飛距離)
PPR:PUTTS PER ROUND
(ラウンドあたりのパット数)
1位
リリア・ヴ(Lilia Vu)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
77.78% (14/18) |
260.0y | 26 |
ROUND2 | 57.14% (8/14) |
77.78% (14/18) |
270.0y | 29 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
77.78% (14/18) |
271.0y | 26 |
ROUND4 | 78.57% (11/14) |
61.11% (11/18) |
274.0y | 21 |
TOTAL | 69.64% (39/56) |
73.61% (53/72) |
268.0y | 25 |
2位
ナッタクリッタ・ウォンタウィラップ(Natthakritta Vongtaveelap)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
83.33% (15/18) |
270.0y | 29 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
77.78% (14/18) |
292.0y | 27 |
ROUND3 | 57.14% (8/14) |
77.78% (14/18) |
291.0y | 25 |
ROUND4 | 57.14% (8/14) |
61.11% (11/18) |
270.0y | 30 |
TOTAL | 66.07% (37/56) |
75.00% (54/72) |
280.0y | 27 |
3位
アタヤ・ティティクル(Atthaya Thitikul)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
94.44% (17/18) |
270.0y | 32 |
ROUND2 | 64.29% (9/14) |
83.33% (15/18) |
269.0y | 30 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
88.89% (16/18) |
289.0y | 28 |
ROUND4 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
271.0y | 27 |
TOTAL | 73.21% (41/56) |
84.72% (61/72) |
275.0y | 29 |
20位
笹生 優花(Yuka Saso)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
263.0y | 27 |
ROUND2 | 92.86% (13/14) |
66.67% (12/18) |
277.0y | 28 |
ROUND3 | 64.29% (9/14) |
83.33% (15/18) |
279.0y | 32 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
72.22% (13/18) |
270.0y | 30 |
TOTAL | 75.00% (42/56) |
75.00% (54/72) |
272.0y | 29 |
23位
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 50.00% (7/14) |
83.33% (15/18) |
255.0y | 28 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
77.78% (14/18) |
267.0y | 32 |
ROUND3 | 92.86% (13/14) |
66.67% (12/18) |
265.0y | 28 |
ROUND4 | 85.71% (12/14) |
72.22% (13/18) |
257.0y | 28 |
TOTAL | 75.00% (42/56) |
75.00% (54/72) |
261.0y | 29 |
27位
渋野 日向子(Hinako Shibuno)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
83.33% (15/18) |
254.0y | 37 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
257.0y | 31 |
ROUND3 | 92.86% (13/14) |
66.67% (12/18) |
261.0y | 25 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
66.67% (12/18) |
253.0y | 28 |
TOTAL | 80.36% (45/56) |
72.22% (52/72) |
256.0y | 30 |
34位
馬場 咲希(Saki Baba)*
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) |
88.89% (16/18) |
277.0y | 33 |
ROUND2 | 71.43% (10/14) |
88.89% (16/18) |
267.0y | 33 |
ROUND3 | 92.86% (13/14) |
72.22% (13/18) |
277.0y | 30 |
ROUND4 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
263.0y | 30 |
TOTAL | 78.57% (44/56) |
80.56% (58/72) |
271.0y | 31 |
38位
岩井 明愛(Akie Iwai)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
263.0y | 28 |
ROUND2 | 78.57% (11/14) |
72.22% (13/18) |
268.0y | 30 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
83.33% (15/18) |
272.0y | 31 |
ROUND4 | 71.43% (10/14) |
83.33% (15/18) |
260.0y | 28 |
TOTAL | 76.79% (43/56) |
77.78% (56/72) |
265.0y | 29 |
49位タイ
古江 彩佳(Ayaka Furue)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 57.14% (8/14) |
77.78% (14/18) |
255.0y | 30 |
ROUND2 | 100.00% (14/14) |
77.78% (14/18) |
250.0y | 32 |
ROUND3 | 78.57% (11/14) |
66.67% (12/18) |
249.0y | 32 |
ROUND4 | 92.86% (13/14) |
66.67% (12/18) |
250.0y | 26 |
TOTAL | 82.14% (46/56) |
72.22% (52/72) |
251.0y | 30 |
60位タイ
岩井 千怜(Chisato Iwai)
FH | GIR | DD | PPR | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) |
61.11% (11/18) |
261.0y | 30 |
ROUND2 | 85.71% (12/14) |
77.78% (14/18) |
272.0y | 30 |
ROUND3 | 85.71% (12/14) |
61.11% (11/18) |
262.0y | 29 |
ROUND4 | 100.00% (14/14) |
66.67% (12/18) |
271.0y | 30 |
TOTAL | 83.93% (47/56) |
66.67% (48/72) |
266.0y | 29 |
*:アマチュア
優勝したリリア・ヴは、パッティングの数値が良く、2位のナッタクリッタ・ウォンタウィラップは、圧倒的な飛距離とショットからパッティングまで素晴らしく、3位のアタヤ・ティティクルは、ショットの数値が素晴らしかった。日本勢はショット数値は安定して良かったものの、パッティングの数値が低かった。
全選手の結果
※2023年大会(2023年シーズン)
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