2022年シーズン AIG全英女子オープンゴルフのテレビ放送予定と試合結果 畑岡奈紗・渋野日向子ら日本人選手の活躍に期待!【LPGA米国女子ツアー】

AIG全英女子オープンゴルフ2022 ゴルフ
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2022年8月4日(木)~8月7日(日)にかけてスコットランドのイースト・ロージアンにあるミュアフィールド(Muirfield)で開催される2022年シーズンの第20戦、メジャー・トーナメント「AIG全英女子オープンゴルフ(AIG Women’s Open)」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。

日本からは下記の12名が出場します。

【LPGAツアー】
・畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子

【JLPGAツアー】
・西郷真央、西村優奈、山下美夢有、高橋彩華、勝みなみ、堀琴音、藤田さいき

【アマチュア】
・橋本美月


※畑岡奈紗:2018年大会の初出場から5大会連続5回目の出場
※古江彩佳:2021年大会の初出場から2大会連続2回目の出場
※渋野日向子:2019年大会の初出場から4大会連続4回目の出場
※勝みなみ:2019年大会の初出場から2大会ぶり3回目の出場
※笹生優花、西郷真央、西村優菜、山下美夢有、高橋彩華、堀琴音、藤田さいき、橋本美月:初出場

※笹生優花の国籍は、2022年シーズンから日本に登録が変更となりました。(LPGA公式サイトをもとにしています)

(2022.8.8)
・出場した全選手の最終結果(順位と獲得賞金)をPDFにて掲載しました。
・1位、2位と日本人選手のSTATISTICSを掲載ました。
・アシュリー・ブハイがLPGAツアー初優勝をメジャー・トーナメントで飾った。
・大会最終日の結果(トップ10と日本人選手)を掲載しました。
・渋野日向子が3位、畑岡奈紗が7位タイ、山下美夢有が13位タイ、堀琴音が15位タイ。

(2022.8.7)
・大会最終日の全選手と日本人選手を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会3日目の結果(トップ10と日本人選手)を掲載しました。
・渋野日向子が2位タイ、山下美夢有が6位タイ、畑岡奈紗が19位タイ、堀琴音が29位タイ。

(2022.8.6)
・大会3日目の全選手と日本人選手を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・大会2日目の結果(トップ10と日本人選手)を掲載しました。
・山下美夢有が5位タイ、渋野日向子が7位タイ、堀琴音と畑岡奈紗が17位タイで決勝ラウンド進出。

(2022.8.5)
・大会1日目の結果(トップ10と日本人選手)を掲載しました。
・渋野日向子が単独トップ。

(2022.8.3)
・大会1日目と2日目の全選手と日本人選手を含む注目の組み合わせを掲載しました。
・賞金の内訳を掲載しました。
・放送予定を更新しました。
・最終エントリーが確定した144名の出場選手をPDFにて掲載しました。
 
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AIG全英女子オープンゴルフ

1976年に創設、1994年から公式にLPGA米国女子ツアーに追加され、2001年からメジャー・トーナメントに昇格した大会となります。

メジャー・トーナメントとしては、今回で22回目とまだまだ歴史が浅いものの、大会全体は46回目と長い歴史を誇っています。

男子の全英オープンとは異なり、パークランドやヒースランドのレイアウトから伝統的なリンクの会場まで、英国のあらゆるタイプのゴルフコースで行われます。

大会全体として最多3回の優勝を誇るカリ・ウェブとシェリー・スタインハウアーと言った名プレーヤーに加え、1980年代から1990年代後半にかけて優勝を果たした岡本綾子やベッツィー・キング、ローラ・デービース、ヘレン・アルフレッドソン、パティ・シーハンと言ったレジェンドが優勝者に名を連ねています。

メジャー・トーナメントに昇格した2001年大会を制し、初代チャンピオンに輝いたのは、メジャー5勝を含むLPGAツアー25勝を誇る韓国の朴セリ。その後、アニカ・ソレンスタムやカリ・ウェブ、ロレーナ・オチョア、シェリー・スタインハウアーと言った女子ゴルフ界を代表するプレーヤーが名を連ねる中、ヤニ・ツェン(2010年から2011年にかけて2連覇)と申ジエ(2008年と2012年)が2回の優勝を飾り、前回大会ではアンナ・ノルドクビストが1打差で逃げ切り、メジャー3勝目を手にしています。

また、2019年大会では渋野日向子が樋口久子に続き日本人2人目となるメジャー初制覇を果たしています。

会場となるのは、これまでに16回の全英オープンを開催してきた「ミュアフィールド(Muirfield)」であり、女子メジャー初開催となります。

賞金総額は$7,300,000、優勝者には賞金$1,095,000とCMEポイントが650ポイント、LPGAツアー5年間のシード権が付与されます。

【大会記録】
・LOWEST 18 HOLE:63
 2004年:クリスティ・カー(Sunningdale Golf Club)
・WINNING SCORE:-19
 2004年:カレン・スタップルズ(Sunningdale Golf Club)
※2001年大会以降

世界ランキング1位のコ・ジンヨンを筆頭に、今季の全米女子オープンを制した同2位のミンジー・リーや同3位のネリー・コルダ、アムンディ・エビアン・チャンピオンシップを制した同5位のブルック・ヘンダーソン、今季のメジャー第1戦を制した同10位のジェニファー・クプチョなど、世界ランキングトップ10のプレーヤーに加え、今季の全米プロゴルフ選手権で復活優勝を成し遂げたチョン・インジら世界最高峰のプレーヤーが勢揃いするメジャー・トーナメントならではの強力なフィールドとなっています。

日本からは世界ランキング9位の畑岡奈紗を始め、メジャー優勝の経験を持つ笹生優花と渋野日向子、前週の大会でLPGAツアー初優勝を飾った古江彩佳のLPGAツアーメンバー4名に加え、今季JLPGAツアー5勝の西郷真央と2勝の西村優菜、前週の大会で4日間ボギーフリーでの優勝を成し遂げた勝みなみ、アジア・パシフィック女子アマチュア選手権を制した橋本美月(アマ)を含む8名が出場します。

※世界ランキングは2022年8月1日時点

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AIG全英女子オープンゴルフ 開催会場

【スコットランド/イースト・ロージアン】
ミュアフィールド(Muirfield)

コース Yardage Par
ミュアフィールド
(Muirfield)
6,680 71

 

スコットランドの首都エディンバラの東部イースト・ロージアンにある「ミュアフィールド」は、フォース湾の海岸線沿いに位置し、東側には今季の男子「ジェネシス・スコティッシュ・オープン」の舞台となったザ・ルネッサンス・クラブやアーチャフィールド・リンクスが隣接している世界的に有名な名門プライベートコースです。

会場以外では首都エディンバラにあるエディンバラ城やホリールードハウス宮殿、スコッチ・ウィスキー博物館、リンカーン・メモリアルに加え、街並みが一望できるアーサーズ・シートやカールトン・ヒル、フォース・ブリッジと言った名所で楽しい時間を過ごすことが出来るでしょう。

1891年にオールド・トム・モリスによって設計され、1925年にハリー・コルトが再設計、1930年代にはトム・シンプソン、そして2011年にマーティン・ホートリーによって改修されたコースの特徴の1つとしてフロントナインが周囲を時計回り、バックナインは内側を反時計回りにプレーする円形のレイアウトとなっており、ブラインド・ホールも少なく公平で特別なゴルフコースと言えるでしょう。

1892年から行われてきた全英オープンを16回開催、更に全英シニアオープン1回、全英アマチュア選手権10回、ライダーカップ1回を含む42の国内および国際大会を開催しています。

フィル・ミケルソンが優勝した第142回全英オープン以来となるメジャー・トーナメントであり、1914年のスコットランド女子選手権以来2回目、女子メジャーとしては初開催となります。

細かな起伏はあるものの、比較的平坦なフェアウェイと10.0cmにカットされた深いラフ、アンジュレーションのあるグリーンに加え、池やクリークはないものの、147個の小さくて深いポッドバンカー、そして強く重たい海風と1日を通じて変化する天候が特徴的であり、ショットの正確性とパッティング、そしてマネジメント能力が要求されるリンクス・コースとなっています。

【特徴のあるホール】
・1番Par4:オープニングからタフなホール。
・4番Par3:狭くて縦長なグリーン。
・6番Par4:最もタフなホールの1つ。
・11番Par4:唯一のブラインドとなるティーショット。
・13番Par3:狭いグリーンが特徴的な最も有名なホールの1つ。
・15番Par4:最もバンカーの多いホール。
・17番Par5:シグネチャーホール。
・18番Par4:世界的な素晴しいフィニッシングホール。

【芝の種類】
・フェアウェイ:フェスキュー/ベントグラス
・ラフ:フェスキュー/ベントグラス
・グリーン:フェスキュー/ベントグラス
Hole Yardage Par
1 412 4
2 354 4
3 370 4
4 180 3
5 512 5
6 435 4
7 149 3
8 422 4
9 556 5
10 430 4
11 354 4
12 360 4
13 160 3
14 423 4
15 413 4
16 178 3
17 544 5
18 428 4
OUT 3,390 36
IN 3,290 35
Total 6,680 71
※2022年大会 HOLE LOCATIONS

AIG全英女子オープンゴルフ スケジュール

2022年8月4日(木)~8月7日(日)

8月4日(木) 大会1日目(予選ラウンド)
8月5日(金) 大会2日目(予選ラウンド)
8月6日(土) 大会3日目(決勝ラウンド)
8月7日(日) 大会最終日(決勝ラウンド)

AIG全英女子オープンゴルフ 賞金

《2022年の賞金額と内訳》

【賞金総額】

 $7,300,000

【優勝賞金】

 $1,095,000

※2位以下は下記参照(単独順位)

1-30位 賞金 31-60位 賞金 61-76位 賞金
1位 $1,095,000 31位 $56,747 61位 $16,372
2位 $720,028 32位 $54,371 62位 $15,971
3位 $521,498 33位 $51,995 63位 $15,578
4位 $402,734 34位 $49,619 64位 $15,184
5位 $323,565 35位 $47,645 65位 $14,783
6位 $264,183 36位 $45,662 66位 $14,390
7位 $220,638 37位 $43,687 67位 $13,996
8位 $192,929 38位 $41,705 68位 $13,595
9位 $173,135 39位 $39,722 69位 $13,202
10位 $157,299 40位 $38,141 70位 $12,808
11位 $145,419 41位 $36,560 71位 $9,559
12位 $135,522 42位 $34,978 72位 $9,338
13位 $126,813 43位 $33,389 73位 $9,117
14位 $118,898 44位 $31,808 74位 $8,896
15位 $111,771 45位 $30,620 75位 $8,675
16位 $105,438 46位 $29,432 76位 $8,454
17位 $99,899 47位 $28,244    
18位 $95,147 48位 $27,056    
19位 $91,190 49位 $25,868    
20位 $88,019 50位 $24,680    
21位 $84,857 51位 $23,893    
22位 $81,686 52位 $23,099    
23位 $78,524 53位 $22,304    
24位 $75,353 54位 $21,517    
25位 $72,584 55位 $20,723    
26位 $69,815 56位 $19,928    
27位 $67,037 57位 $19,142    
28位 $64,268 58位 $18,347    
29位 $61,499 59位 $17,560    
30位 $59,123 60位 $16,766    


※全選手の獲得賞金は大会終了後に下記PDF(出場した全選手のリザルトと獲得賞金)で掲載します。

 

出場選手一覧

最終エントリーが確定した144名の出場選手は、PDFをご覧ください。


注目選手

※選手情報及び世界ランキングは2022年8月1日時点

コ・ジンヨン(Jin Young Ko)
世界ランキング 1位
国籍:韓国
生年月日:1995年7月7日(27歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:13勝

② メジャー・トーナメント:2勝
 ・ANAインスピレーション:1勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:1回(2019)

LPGA韓国ツアーで通算10勝、2015年には「全英女子オープン」で2位に入る活躍を見せ、非会員ながら2017年「LPGA KEB Hana Bank Championship」でLPGAツアー初勝利を飾り、これを機に、2018年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、5年目のシーズンを迎えます。

ツアー・ルーキーとして臨んだ2018年シーズンのデビュー戦「ISPS Handa Women’s Aus Open」でいきなり優勝を飾ると、25試合で優勝1回を含むトップ10入り13回、トップ25入り18回、予選落ち僅かに1回と抜群の成績を記録し「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」を受賞しました。

その後も「Rolex Player of the Year」2回(2019、2021)賞金女王2回(2019-2020)「Rolex ANNIKA Major Award」と「Vare Trophy」を1回ずつ受賞するなど、2022年シーズン3月27日時点でメジャー・トーナメント2勝(2019年)を含むLPGAツアー通算13勝という抜群の成績を残し、一気に世界のトップへと駆け上がりました。

あらゆる状況の変化にも柔軟に対応可能なショットのクオリティの高さとコース・マネジメント能力、冷静な判断が可能な強いメンタルを持っていて、総合的に高いレベルのプレーヤーと言えるでしょう。

2021年シーズンは、平均飛距離71位(258.40y)に対して、フェアウェイキープ率13位(79.74%)パーオン率2位(78.77%)と抜群のショット力と平均パット19位(29.55)の安定したパッティング、1ラウンドあたりの平均スコア2位(68.87)と高いスコアリング・アベレージを誇りました。更に、14ラウンド連続60台というLPGAツアー記録タイの成績を残しています。

2022年シーズンは11試合に出場し、今季のメジャー2戦目「U.S. Women’s Open presented by ProMedica」で4位に入るなど、優勝1回を含むトップ10入り5回とここまで順調な仕上がりを見せ、更に16ラウンド連続60台というLPGAツアー新記録を達成しています。

3大会ぶり3回目の出場となる今大会では、トップ5入り2回と予選落ち1回という結果を残していますが、3大会ぶりの出場と大会自体への参加も少ないため、優勝へのモチベーションが気になるところです。

ミンジー・リー(Minjee Lee)
世界ランキング 2位
国籍:オーストラリア
生年月日:1996年5月27日(26歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:8勝

② メジャー・トーナメント:2勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:1勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2012年に全米女子ジュニア優勝、2013年に全豪女子アマチュアを獲得すると、2014年にはアマチュアとしてALPGAツアー「オーツ・ビクトリアン・オープン」で優勝、同年に行われたメジャー・トーナメント「クラフト・ナビスコ選手権」でローアマチュアの獲得とマーク H.マコーマック・メダルの受賞、更に「初代インターナショナル・クラウン」で唯一のアマチュアとして出場するなどアマチュア時代から活躍し、2014年9月にプロに転向すると世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、8年目のシーズンを迎えます。

ツアー・ルーキーとして臨んだ2015年シーズンの「Kingsmill Championship Presented by JTBC」でいきなり優勝を飾ると、29試合で優勝1回を含むトップ10入り7回、トップ25入り19回、予選落ち5回と素晴しい成績を残しました。

その後もコンスタントに優勝を積み重ねる中、2021年シーズンの「The Amundi Evian Championship」でメジャー初優勝。2022年シーズン5月30日時点でメジャー・トーナメント1勝(2021年)を含むLPGAツアー通算7勝という成績を残し、世界トップクラスのプレーヤーに駆け上がりました。

ショット力とショートゲーム、パッティングまで安定感抜群のクオリティの高さと、爆発力を持ち合わせている世界トップクラスのプレーヤーと言えるでしょう。

2021年シーズンは、平均飛距離41位(262.71y)フェアウェイキープ率62位(74.41%)パーオン率17位(74.71%)平均パット69位(30.17)1ラウンドあたりの平均スコア22位(70.32)と全体的な数値は良くありませんでしたが、メジャー初優勝を含むトップ10入り7回という成績を残しています。

2022年シーズンは13試合に出場し、優勝2回を含むトップ10入り5回、トップ25入り11回を記録、2022年8月1日時点でCMEポイントランキング、賞金ランキングともに1位に立っています。

9大会連続9回目の出場となる今大会では、2大会連続トップ5入りを見せるなど、トップ10入り4回と安定した成績を残しています。直近の2試合では結果を残せていませんが、今季はここまで安定感抜群の素晴しいプレーを見せているだけに注目される優勝候補の1人と言って良いでしょう。

ネリー・コルダ(Nelly Korda)
世界ランキング 3位
国籍:アメリカ
生年月日:1998年7月28日(24歳)
身長:177.8cm
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:7勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:1勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2013年に15歳で全米女子オープンに出場、17歳となった2015年には、ハーダー・ホール・ウィメンズ・インビテーショナルを受賞するなど、アマチュア時代から活躍し、プロに転向した2016年からLPGAツアーの下部ツアーに当たるSymetra Tourに参戦、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、LPGAツアーで6年目のシーズンを迎えます。

LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Taiwan Swinging Skirts LPGA presented by CTBC」でツアー初優勝を飾ると、2019年シーズンには「ISPS Handa Women’s Australian Open」と連覇を果たした「Taiwan Swinging Skirts LPGA presented by CTBC」を含む年間2勝をあげ、ソルハイムカップのアメリカ代表にも選ばれました。

その後、2021年シーズンには、6月に行われたメジャー・トーナメント「全米女子プロゴルフ選手権」でメジャー初タイトルを獲得、8月に行われた「東京オリンピック」でもゴールド・メダリストに輝くなど、LPGAツアーで年間4勝をあげ、世界ランキング1位に上り詰めました。

長身を活かしたスウィングから放たれる飛距離とアイアンショットの精度は、ツアー屈指の実力を誇ります。課題とされるアプローチとパッティングも改善されつつあり、全体的にレベルの高いゴルフとなっています。

2021年シーズンは、平均飛距離7位(275.12y)パーオン率5位(77.24%)と抜群のショット力を活かしたプレーで、1ラウンドあたりの平均スコア1位(68.77)と高いスコアリング・アベレージを誇り、4勝を挙げ、賞金ランキング2位、世界ランキングでは1位に輝いています。

2022年シーズンは8試合に出場し、トップ10入り5回、トップ25入り7回と安定した結果を残しており、治療によるツアー離脱を余儀なくされたものの、全米女子オープンでツアーに復帰後も5試合で2位1回を含むトップ10入り4回と好調を維持しています。

6大会連続6回目の出場となる今大会では、2019年大会での9位タイが最高成績となっています。パッティング次第ではあるものの、優勝候補の1人と言って良いでしょう。

リディア・コ(Lydia Ko)
世界ランキング 4位
国籍:ニュージーランド
生年月日:1997年4月24日(25歳)
身長:165.1cm
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:17勝

② メジャー・トーナメント:2勝
 ・ANAインスピレーション:1勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:1勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:1回(2015)

2012年に全米と全豪の女子アマチュアの2冠を達成、2012年から2013年にかけてLPGA米国女子ツアー主催の6つのメジャー・トーナメントでローアマチュアを獲得、更に史上最年少15歳4か月2日で2012年LPGAツアー「CNカナディアン女子オープン」優勝と4つのプロ・トーナメントを制するなど、アマチュア時代から活躍し、2013年10月にプロに転向すると世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、節目となる10年目のシーズンを迎えます。

ツアー・ルーキーとして臨んだ2014年シーズンには「CME Group Tour Championship」の優勝を含む3勝をマーク、史上最年少での獲得賞金200万ドル超えとともに「Lousie Suggs Rolex Rookie of the Year」を受賞しました。

その後、2015年には史上最年少17歳で世界ランキング1位を獲得、更に史上最年少18歳でメジャー・トーナメント「エビアン・チャンピオンシップ」で優勝を飾るなどシーズン5勝を飾り、賞金女王と「Rolex Player of the Year」を受賞しました。

2016年にもメジャー・トーナメント「ANAインスピレーション」を含むシーズン4勝を飾り、2014年シーズンから2016年シーズンにかけて獲得賞金が3年連続200万ドル超え、2021年には「Founders Award」と「Vare Trophy」を受賞するなど、2022年シーズン3月27日時点でメジャー・トーナメント2勝を含むLPGAツアー通算17勝、オリンピック2大会連続メダリスト(2016年リオ・オリンピックで銀メダル、2020年東京オリンピックでは銅メダル)と数々のタイトルと記録を樹立し、長きにわたり世界のトップで活躍しています。

平均飛距離はツアーの中でも高くはないものの、高低左右と多彩に打ち分けるショット力とショートゲームはクオリティが高く、マネジメント能力とメンタルも強いのであらゆる状況に対応可能なプレーヤーと言って良いでしょう。

2021年シーズンは、平均飛距離64位(259.21y)、フェアウェイキープ率129位(65.52%)、パーオン率34位(73.06%)に対して、Putts per GIR1位(1.72)、平均パット2位(28.79)ショートゲームを含めたパッティングが素晴しく、1ラウンドあたりの平均スコア3位(69.33)と高いスコアリング・アベレージを誇りました。

2022年シーズンは14試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り8回、トップ25入り13回と抜群の安定感を誇っていますが、フェアウェイキープ率が152位ながら、パーオン率が28位、パッティング・アベレージが2位とショートゲームを含めたパッティングに加え、ショットも良くなってきています。

11大会連続11回目の出場となる今大会では、2016年大会での3位タイが最高成績でそれ以外ではトップ10入りなしとあまり相性の良い大会とは言えませんが、前哨戦で優勝こそ出来なかったものの、初日から素晴しいプレーを見せていただけに優勝候補の1人となるでしょう。

アタヤ・ティティクル(Atthaya Thitikul)
世界ランキング 6位
国籍:タイ
生年月日:2003年2月20日(19歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:1勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2017年7月にタイで行われたLET(レディース・ヨーロピアン・ツアー)「欧州女子タイ選手権」をアマチュアとして史上最年少の14歳4か月19日で制し、アマチュア時代のリディア・コが保持していた最年少記録を更新、世界アマチュア・ランキング1位を獲得し、若くして才能を開花させると「世界ジュニア女子選手権」で連覇達成(2018-2019)、2018年に初開催となった「アジア・パシフィック女子アマチュア選手権」で優勝。更に2018年に行われた「ANAインスピレーション」と「全英リコー女子オープン」でローアマチュアに輝くなど、アマチュア時代から脚光を浴びています。

2020年にプロ転向、同年のタイLPGAツアーで5勝を飾り、賞金女王を獲得すると、2021年にはLET(レディース・ヨーロピアン・ツアー)で2勝を飾り、「Race to Costa Del Sol」を獲得、「Rookie of the Year」と「Player of the Year」を受賞しました。

また、非会員で出場した2021年5月に行われたLPGAツアー「Honda LPGA Thailand」では、終盤まで優勝争いを演じ2位、メジャー・トーナメント「The Amundi Evian Championship」では5位、「ISPS Handa World Invitational」では4位、翌週の「Trust Golf Women’s Scottish Open」では2位タイと素晴らしい成績を残しています。

LPGA最終予選会(Qシリーズ)を3位で通過し、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。

体格は決して大きくないが、キャリーで平均飛距離270.0yを超えるショットを武器にパーオン率も高く、パッテイングの出来次第で上位で戦えると言った状況を常に作ることができるプレーヤーです。

2021年シーズンの詳細データはありません。

2022年シーズンは16試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り8回、トップ25入り11回とここまで素晴らしい結果を残しています。

2大会連続5回目の出場となる今大会での最高成績は2019年大会の29位と相性の良い大会とは言えません。

畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)
世界ランキング 9位
国籍:日本
生年月日:1999年1月13日(23歳)
身長:157.5cm
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:6勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2015年と2016年のIMGアカデミー・世界ジュニア選手権で日本人初の2連覇を達成し、2016年の日本女子オープンで優勝、JLPGAのメジャー選手権で史上初のアマチュアで最年少18歳のチャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2017年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、6年目のシーズンを迎えます。

LPGAツアー2年目となる2018年シーズンの「Walmart NW Arkansas Championship presented by P&G」でトーナメント・レコードの通算21アンダーでツアー初優勝を飾ると、年間2勝をあげる活躍を見せ、獲得賞金も100万ドルを超えました。

その後、2019年シーズンには、「Kia Classic」でツアー3勝目、2021年シーズンも2勝を飾り、LPGAツアー通算5勝をあげるものの、2018年の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」と2021年の「全米女子オープン」でともにプレーオフで敗れるなど、メジャータイトルには、惜しくも手が届いていません。

ショットの前に小刻みにジャンプする独特のルーティンを持ち、ショートゲームとパッティングのクオリティの高さが持ち味です。一方でショットには課題が残っています。

2021年シーズンは、平均飛距離53位(260.67y)パーオン率49位(71.61%)平均パット26位(29.70)とショット・パッティングともに上位ではなく、1ラウンドあたりの平均スコア25位(70.46)だったものの、優勝2回と全米女子オープンでもプレーオフを戦うなど、5月以降は内容も良くなっていました。

2022年シーズンは16試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り5回、トップ25入り12回とここにきて安定感のあるプレーを見せています。

5大会連続5回目の出場となる今大会では2年連続予選落ちを喫するなど良い結果を残せていません。直近の試合ではショットが素晴しいだけにパッティングがかみ合えば優勝も見えてくるのではないでしょうか。

ジェニファー・クプチョ(Jennifer Kupcho)
世界ランキング 10位
国籍:アメリカ
生年月日:1997年5月14日(25歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:3勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・シェブロン・チャンピオンシップ:1勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2018年にNCAAプレーヤ・オブ・ザ・イヤーの栄誉を獲得、2019年には初開催となったオーガスタ・ナショナル女子アマチュアの初代チャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、プロに転向した2019年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに戦いの場を移し、4年目のシーズンを迎えます。

LPGAツアー1年目は、19試合に出場し、予選落ち8回ながらメジャー・トーナメント「エビアン・チャンピオンシップ」でLPGAツアーでキャリア最高の2位タイでフィニッシュするなど、トップ10入り3回を記録しました。

その後も2位2回、3位1回と安定した活躍を続けたものの、優勝まであと1歩届かず、3年目のシーズンを終えています。

270y弱の平均飛距離と安定感抜群のショット力を活かした圧倒的な爆発力が持ち味である一方でショートゲームやパッティングに課題が見られます。

2021年シーズンは、平均飛距離26位(265.87y)フェアウェイキープ率32位(77.47%)パーオン率8位(76.30%)と高かったものの、平均パット139位(30.92)PPGが78位(1.82)とパッティングに苦労しています。

2022年シーズンは17試合に出場し、優勝3回を含むトップ10入り4回、トップ25入り9回と素晴らしい成績を残しています。

4大会連続4回目の出場となる今大会では64位タイが最高成績で予選落ち2回と相性は良くありません。直近の2試合でも30位台と結果が出ていません。

古江 彩佳(Ayaka Furue)
世界ランキング 18位
国籍:日本
生年月日:2000年5月27日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:1勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

ナショナル・チームで腕を磨き、2019年の富士通レディースで優勝、JLPGAツアー史上7人目のアマチュア・チャンピオンに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後も2019年1回、2020年3回、2021年3回とJLPGAツアーで7勝を挙げ、統合された2020-2021シーズンには「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝く活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。

初出場となった2020年シーズンの「全米女子オープン」では予選落ちを喫したが、2021年シーズンに行われた2つのメジャー・トーナメント「AIG全英女子オープン」と「アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」では、それぞれ20位タイとキャリア最高の4位に入っています。

その後、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を7位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。

フェアウェイを外さない正確なティーショットと安定感のあるショートアイアン、そして最大の持ち味は、パッティングのクオリティの高さと言えるでしょう。

2021年シーズンの詳細データはありません。

2022年シーズンは14試合に出場し、優勝1回を含むトップ10入り2回、トップ25入り5回と安定感のあるプレーを続けています。

2大会連続2回目の出場となる今大会には、メジャー初優勝と共に2週連続優勝の期待がかかります。

チェ・ヘジン(Hye-Jin Choi)
世界ランキング 25位
国籍:韓国
生年月日:1999年8月23日(22歳)
身長:非公開
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:0勝

② メジャー・トーナメント:0勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2015年「世界ジュニア女子選手権(個人とチームの両方)」と2016年「カナダ女子アマチュア選手権」2017年「オーストラリア女子アマチュア選手権」に加え、2017年のKLPGAツアー「ChoJung Sparkling Water Yongpyong Resort Open」と「Bogner-MBN Ladies Open」で優勝。更に50年ぶりのアマチュア優勝が期待された2017年の「全米女子オープン」で2位に入り、ローアマチュアに輝くなど若くして才能を開花させ、アマチュア時代から脚光を浴びています。

2017年にプロ転向、2019年にはKLPGAツアーで5勝を飾り、賞金女王を獲得。これまでにKLPGAツアーで11勝を挙げています。

また、LPGAツアー非会員で出場した2018年「ISPS Handa Women’s Australian Open」と2020年「ISPS HandaVicOpen」でともに2位に入る素晴らしい成績を残しています。

LPGA最終予選会(Qシリーズ)を8位タイで通過し、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。

ティーショットからアイアンショット、パッティングを含むショートゲームまでクオリティの高さが光るオールラウンド・プレーヤーと言えるでしょう。

2021年シーズンの詳細データはありません。

2022年シーズンは16試合に出場し、トップ10入り8回、トップ25入り14回とここまで安定感のある素晴らしい結果を残しています。

3大会ぶり3回目の出場となる今大会では、全て予選落ちという結果となっています。前哨戦でも初日単独トップに立つなど、リンクスにも対応していただけに活躍が期待されます。

笹生 優花(Yuka Saso)
世界ランキング 26位
国籍:日本
生年月日:2001年6月20日(21歳)
身長:166.0cm
体重:非公開

① LPGA米国女子ツアー:1勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:1勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:0勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2018年のアジアン・ゲームズ(アジア大会)にフィリピン代表の一員として出場し、ゴールド・メダルを獲得。翌年の2019年には、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア・ゴルフ選手権で3位タイに入り、ガールズ・ジュニアPGAチャンピオンシップでは優勝を飾るなど、アマチュア時代から活躍し、プロ転向後の2020年には、JLPGAツアーで2勝を挙げる活躍を見せています。

その後、キム・アリム(2020年 全米女子オープン)、ソフィア・ポポフ(2020年 AIG全英女子オープン)、渋野日向子(2019年 AIG全英女子オープン)に続き、3年ぶりに非会員として、2021年の「全米女子オープン」でメジャー・トーナメント優勝という快挙を達成、LPGAツアー初勝利を飾り、これを機に、2021年シーズン途中から世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、2年目のシーズンを迎えます。

LPGAツアーに本格参戦してからは、4回のトップ10フィニッシュを飾るなど、安定した成績を残しています。

身長は決して大きくないが、平均飛距離270ヤードを超える力強いティーショットと深いラフからでも方向性を出せる正確なアイアンショット、ショートゲームの多彩さなど高いレベルのゴルフを見せています。

2021年シーズンは、平均飛距離12位(271.95y)平均パット7位(29.09)サンドセーブ率1位(63.64%)1ラウンドあたりの平均スコア4位(69.36)と特徴が活かされた数値となっており、最終戦のCMEグループ・ツアーチャンピオンシップにも出場、賞金ランキングも6位、世界ランキングではトップ10に入るなど、素晴しい活躍を見せています。

2022年シーズンは15試合に出場し、トップ10入り2回、予選落ち5回とあまり結果が出ていない中、フェアウェイキープ率が135位、パーオン率が63位とショットに苦労している印象があります。

初出場となる今大会では、持ち味の飛距離とショット力、ショートゲームのクオリティの高さを活かした思い切りのあるプレーで優勝争いに絡むことを期待したいです。

渋野 日向子(Hinako Shibuno)
世界ランキング 41位
国籍:日本
生年月日:1998年11月15日(23歳)
身長:167.0cm
体重:62.0kg

① LPGA米国女子ツアー:1勝

② メジャー・トーナメント:1勝
 ・ANAインスピレーション:0勝
 ・全米女子オ-プン:0勝
 ・全米女子プロゴルフ選手権:0勝
 ・エビアン・チャンピオンシップ:0勝
 ・全英女子オープン:1勝

③ LPGA米国女子ツアー賞金女王:0回

2018年にプロ転向、翌年(2019年)には、LPGA日本ツアーで「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2021年シーズンを終えてLPGA日本ツアーで6勝を挙げる活躍を見せ、2022年シーズンから世界最高峰の舞台であるLPGAツアーに参戦、ルーキーとして1年目のシーズンを迎えます。

ハイライトとなったのは、2019年の「AIG Women’s British Open」で海外メジャー・トーナメント初優勝。これは1977年の「KPMG Women’s PGA Championship」で優勝した樋口久子に次いで日本人2人目の快挙であり、2014年の「Amundi Evian Championship」で優勝したキム・ヒョージュに次いで、この10年でメジャー・デビューで優勝した2人目のプレーヤーです。

直後にLPGAツアーメンバーには加わらず、その後はスポット参戦を繰り返しながら、2021年12月に行われたLPGA最終予選会(Qシリーズ)を20位で通過し、2022年シーズンのLPGAツアー・メンバーシップを獲得しました。

トップの位置が低いコンパクトなテイクバックから安定感のあるショットと強気なパッティングが持ち味と言えるでしょう。

2021年シーズンの詳細データはありません。

2022年シーズンは、13試合に出場し、トップ10入り3回、トップ25入り3回とまずまずの結果を残していますが、4月末以降は7試合で5回の予選落ちと苦労しています。

4大会連続4回目の出場となる今大会では2019年の優勝が光りますが、その後の2大会では予選落ちと34位タイとあまり良い結果が残せていません。2週連続予選落ちで迎える今大会で復調のきっかけとなるプレーが出来るかがカギとなるでしょう。


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AIG全英女子オープンゴルフのテレビ放送

【地上波】テレビ朝日系列にて全ラウンド生中継放送!!
【BS放送】WOWOWが全ラウンド生中継放送!!
【CS放送】ゴルフネットワークが全ラウンド生中継放送!!
【動画配信】WOWOWオンデマンドで全ラウンドLIVE配信!!
【動画配信】テレビ朝動画でライブ配信!!
【動画配信】ABEMAが全ラウンドLIVE配信!!

※WOWOWでは大会1日目を無料放送!!

【地上波】テレビ朝日系列

8月4日(木) 第1日

  • 24:15~25:50 (一部地域を除く)

8月5日(金) 第2日

  • 24:20~25:50

8月6日(土) 第3日

  • 24:30~28:00 (一部地域を除く)
    ※延長あり

8月7日(日) 第4日(最終日)

  • 23:30~28:00
    ※延長あり

 

【BS放送】WOWOW 

全ラウンド生中継!!  ※日本時間

WOWOWプライム:191ch
WOWOWライブ:192ch
:生中継

8月4日() 第1日

 19:00~26:15(無料放送)
 WOWOWライブ  

8月5日() 第2日

 19:00~26:15
 WOWOWライブ  

8月6日(土) 第3日

 21:00~28:30
 WOWOWライブ 

8月7日(日) 第4日 (最終日)

 21:00~28:55
 ※終了時間変更の場合あり
 WOWOWライブ  

 

【CS放送】ゴルフネットワーク 

全ラウンド生中継!!  ※日本時間

:生中継

8月4日() 第1日

  • 19:00~26:00
    ※延長あり

8月5日() 第2日

  • 19:00~26:00
    ※延長あり

8月6日(土) 第3日

  • 21:00~28:00
    ※延長あり

8月7日(日) 第4日 (最終日)

  • 21:00~28:00
    ※延長あり

※スカパー!からゴルフネットワークを視聴する方法は公式サイトスカパー!でご確認下さい。

 

【動画配信】WOWOWオンデマンド 

WOWOWオンデマンド:ライブ配信

・8月4日(木) 18:30~26:13 同時配信
・8月4日(木) 15:30~27:34 専用カメラ(畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、その他の日本人)

・8月5日(金) 18:30~26:13 同時配信
・8月5日(金) 14:50~26:35 専用カメラ(畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、西郷真央、西村優菜、その他の日本人)

・8月6日(土) 20:30~28:07 同時配信
・8月6日(土) 21:35~27:37 専用カメラ(畑岡奈紗、渋野日向子、山下美夢有、堀琴音)

・8月7日(日) 20:30~29:58 同時配信
・8月7日(日) 20:25~27:55 専用カメラ(畑岡奈紗、渋野日向子、山下美夢有、堀琴音)

※その他の日本人:状況や成績に応じて配信予定となっています。

※日本人選手の専用カメラによる配信、見逃し配信についてはWOWOW公式サイトをご覧ください。

 

【動画配信】テレ朝動画 

マルチアングル配信

8月4日() 第1日

  • 15:30~25:50(15:00開場)

8月5日() 第2日

  • 19:00~25:50(18:30開場)

8月6日(土) 第3日

  • 22:00~28:00(21:30開場)

8月7日(日) 第4日 (最終日)

  • 23:00~28:00(22:30開場)

※詳しくはテレ朝動画の公式サイトでご確認下さい。

 

【動画配信】ABEMA

全ラウンド生中継ライブ配信 ※日本時間

8月4日(木) 第1日

  • 15:00~21:30

8月5日() 第2日

  • 20:00~26:30

8月6日(土) 第3日

  • 17:00~27:00

8月7日(日) 第4日 (最終日)

  • 17:00~26:00

※ABEMAの新規加入については公式サイトでご確認下さい。



AIG女子オープンゴルフ 試合結果

コース Yardage Par
ミュアフィールド
(Muirfield)
6,680 71

 

大会1日目(予選ラウンド)

大会1日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 07:03(15:03)
 リン・シユ/山下美夢有/橋本美月(アマ)
 07:36(15:36)
 パク・インビ/渋野日向子/J.クプチョ
 07:47(15:47)
 A.ティティクル/B.M.ヘンダーソン/L.トンプソン
 07:58(15:58)
 G.ホール/チョン・インジ/J.コルダ
 08:09(16:09)
 H.グリーン/古江彩佳/イ・ジョンウン6
 08:20(16:20)
 A.ジュタヌガーン/キム・ヒョージュ/R.チャン(アマ)
 08:58(16:58)
 高橋彩華/A.ブハイ/C.ナイト
 09:20(17:20)
 J.シン/藤田さいき/J.グスタフソン
 11:54(19:54)
 チェ・ヘジン/C.シガンダ/L.サラス
 12:05(20:05)
 C.ブティエ/M.ハリガエ/西村優菜
 12:16(20:16)
 西郷真央/C.ハル/M.アレックス
 12:27(20:27)
 L.コ/畑岡奈紗/L.マグワイア
 12:38(20:38)
 コ・ジンヨン/ミンジー・リー/N.コルダ
 12:49(20:49)
 A.ノルドクビスト/P.タヴァタナキット/笹生優花
 13:38(21:38)
 エイミー・ヤン/アリソン・リー/勝みなみ
 14:00(22:00)
 堀琴音/J.E.シャドフ/A.パーク

※時差:日本は8時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間8月4日(木)の06:30だと日本時間8月4日(木)の14:30あたり、現地時間8月4日(木)の15:28だと日本時間8月4日(木)の23:28になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
2022全英女子オープンゴルフ 組み合わせ1
2022全英女子オープンゴルフ 組み合わせ1
大会1日目(予選ラウンド)
首位 渋野 日向子 -6 65
2 ジェシカ・コルダ -5 66
T3 ルイーズ・ダンカン -4 67
  ギャビー・ロペス -4 67
T5 マヤ・スターク -3 68
  チョン・インジ -3 68
  セリーヌ・ブティエ -3 68
  ミンジー・リー -3 68
  ジョディ・エワート・シャドフ -3 68
T10 山下 美夢有 -2 69
  パク・インビ -2 69
  チェ・ヘジン -2 69
T26 畑岡 奈紗 E 71
T44 高橋 彩華 +1 72
  西郷 真央 +1 72
  堀 琴音 +1 72
T56 橋本美月(アマ) +2 73
T74 勝 みなみ +3 74
T86 古江 彩佳 +4 75
  笹生 優花 +4 75
T118 西村 優奈 +6 77
T140 藤田 さいき +9 80

【詳細】
渋野 日向子
8バーディ、2ボギー(65)

山下 美夢有
4バーディ、2ボギー(69)

畑岡 奈紗
4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)

高橋 彩華
2バーディ、3ボギー(72)

西郷 真央
3バーディ、4ボギー(72)

堀 琴音
2バーディ、3ボギー(72)

橋本 美月(アマ)
3バーディ、5ボギー(73)

勝 みなみ
3バーディ、2ボギー、2ダブルボギー(74)

古江 彩佳
4ボギー(75)

笹生 優花
2バーディ、6ボギー(75)

西村 優奈
1イーグル、1バーディ、3ボギー、3ダブルボギー(77)

藤田 さいき
1バーディ、8ボギー、1ダブルボギー(80)

11時00分時点での天候は晴れ、気温15.0℃、湿度69%、風速6.6m/s(西)というコース・コンディションの中、144名による予選ラウンド1日目が行われた。

予選ラウンド1日目を終えて単独トップに立ったのは、2019年大会の覇者でLPGAツアー・ルーキーの渋野日向子。

2週連続予選落ちで今大会を迎えた渋野日向子だったが、ロングパットを決めた難しい1番と左に大きく曲がるラインを読み切った2番、2打目をピンそばにつけた3番の3つのPar4で3連続バーディと絶好のスタートを切ると、4番Par3でボギーを叩いたものの、2オンに成功した5番とミドルパットを決めた9番のPar5でバーディ。更に折り返した11番Par4でもミドルパットを決めてバーディを奪うと、向かい風の強い難しい14番Par4でアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、ティーショットをピンハイにつけた16番Par3とグリーン手前からの3打目を確実によせた17番Par5で連続バーディ。最終18番Par4のバーディチャンスは活かせなかったものの、フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(28)とほぼ完璧なプレーで8バーディ、2ボギー(65)でラウンド、6アンダー単独トップで初日を終えた。

1打差の単独2位には、2番Par4でボギー先行のスタートとなりながらもすぐにバウンスバックに成功、その後も17番Par5でイーグルを奪うなど、1イーグル、4バーディ、1ボギー(66)とスコアを5つ伸ばしホールアウトしたジェシカ・コルダが5アンダーでつけた。

3打差の5位タイには、今季のメジャーを制しているチョン・インジとミンジー・リー、そして前哨戦で優勝こそ逃したものの、リンクスで素晴しいプレーを見せたセリーヌ・ブティエら5名が3アンダーで並んだ。

今季メジャーを制した世界ランキング5位のブルック・ヘンダーソンと同3位のネリー・コルダは1アンダー・13位タイとまずまずのスタートを切った一方、世界ランキング1位のコ・ジンヨンは1バーディ、6ボギー(76)とスコアを崩し、5オーバー・106位タイと大きく出遅れた。

2番Par4でバーディ先行の好スタートを切った山下美夢有は、4番Par3でボギーを叩いたものの、続く5番Par5でバウンスバックに成功。折り返した12番Par4と2オンに成功した17番Par5でバーディを先行させると、最終18番Par4をボギーでホールアウトしたものの、4バーディ、2ボギー(69)でラウンド、2アンダー・10位タイで初日を終えた。

ポットバンカーからの3打目をよせた5番と3打目をピンそばにつけた9番のPar5でバーディ、更に折り返した10番Par4でもロングパットを決めて順調にスコアを伸ばした畑岡奈紗だったが、ティーショットをポットバンカーに打ち込んだ13番Par3でボギーを叩くと、ティーショットと3打目をポットバンカーに打ち込んだ14番Par4ではダブルボギー。更に15番Par4でも3パットのボギーで一気にスコアを落とすものの、17番Par5でバーディを奪うなど粘りを見せ、4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(71)のイーブンパー・26位タイで初日を終えた。

序盤の2番Par4と5番Par5でバーディ先行の好スタートを切った西郷真央だったが、2打目をOBとした9番Par5でのボギーからリズムを崩して3連続ボギー。その後も15番Par4でボギーを叩く中、17番Par5でロングパットを決めてバーディを奪うなど粘りのプレーを見せ、午前スタートでパッティングが決まらなかったものの、比較的安定したプレーを見せた高橋彩華とパット数(34)と苦労したものの、フェアウェイキープ率92.86% (13/14)、パーオン率77.78% (14/18)とショットが安定していた堀琴音と共に1オーバー・44位タイで初日を終えた。

3連続ボギーからのスタートとなったアマチュアの橋本美月は、その後の8ホールをパーで通過し迎えた12番Par4でバーディを奪うと、16番Par3と17番Par5でも連続バーディ。後半は3バーディ、2ボギーと盛り返し、2オーバー・56位タイで初日を終えた。

前半は好調なプレーでスコアを3つ伸ばしたものの、折り返した10番Par4でのボギーから14番Par4でダブルボギー、更に上りの17番Par5と最終18番Par4でボギーとダブルボギーを叩くなど後半は一転、スコアを崩した勝みなみは、フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率50.00% (9/18)とショットに苦労し、3オーバー・74位タイで初日を終えた。

前半からチャンスが少なかった古江彩佳は、折り返した10番Par4でボギーが先行すると、ポットバンカーからの3打目をよせきれなかった14番と15番のPar4で連続ボギー。更に最終18番Par4でもボギーを叩くなど、ショット・パッティングともに精彩を欠き、バーディなしの4ボギー(75)でホールアウト。5番Par5でバーディが先行しながら、フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パット数(37)とティーショットとパッティングに苦労し、その後は6つのボギーを叩くなど、スコアを崩した笹生優花と並び、4オーバー・86位タイと出遅れた。

1番Par4のティーショットをポットバンカーに打ち込み、ダブルボギースタートとなった西村優菜は、5番Par5でイーグルを奪ったものの、折り返した10番Par4でダブルボギー。12番Par4でバーディを奪い、粘りを見せるものの、14番から3連続ボギー。更に最終18番Par4でもこの日3つ目のダブルボギーを叩くなどティーショットに精彩を欠き、1イーグル、1バーディ、3ボギー、3ダブルボギー(77)とスコアを落とし、6オーバー・118位タイと大きく出遅れた。

連続ボギーでのスタートとなった藤田さいきは、5番Par5でバーディを奪ったものの、その後は8番から10番、12番から15番で2回の3連続ボギー、更に15番Par4でもダブルボギーを叩くなど大きくスコアを落とし、1バーディ、8ボギー、1ダブルボギー(80)の9オーバー・140位タイで初日を終えた。

大会2日目(予選ラウンド)

大会2日目
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 07:14(15:14)
 チェ・ヘジン/C.シガンダ/L.サラス
 07:25(15:25)
 C.ブティエ/M.ハリガエ/西村優菜
 07:36(15:36)
 西郷真央/C.ハル/M.アレックス
 07:47(15:47)
 L.コ/畑岡奈紗/L.マグワイア
 07:58(15:58)
 コ・ジンヨン/ミンジー・リー/N.コルダ
 08:09(16:09)
 A.ノルドクビスト/P.タヴァタナキット/笹生優花
 08:58(16:58)
 エイミー・ヤン/アリソン・リー/勝みなみ
 09:20(17:20)
 堀琴音/J.E.シャドフ/A.パーク
 11:43(19:43)
 リン・シユ/山下美夢有/橋本美月(アマ)
 12:16(20:16)
 パク・インビ/渋野日向子/J.クプチョ
 12:27(20:27)
 A.ティティクル/B.M.ヘンダーソン/L.トンプソン
 12:38(20:38)
 G.ホール/チョン・インジ/J.コルダ
 12:49(20:49)
 H.グリーン/古江彩佳/イ・ジョンウン6
 13:00(21:00)
 A.ジュタヌガーン/キム・ヒョージュ/R.チャン(アマ)
 13:38(21:38)
 高橋彩華/A.ブハイ/C.ナイト
 14:00(22:00)
 J.シン/藤田さいき/J.グスタフソン

※時差:日本は8時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間8月5日(金)の06:30だと日本時間8月5日(金)の14:30あたり、現地時間8月5日(金)の15:28だと8月5日(金)の23:28になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください2022全英女子オープンゴルフ 組み合わせ22022全英女子オープンゴルフ 組み合わせ2
大会2日目(予選ラウンド)
首位 チョン・インジ -8 66
T2 マデリーン・サグストロム -7 65
  アシュリー・ブハイ -7 65
4 パク・インビ -6 67
T5 ハナ・グリーン -5 66
  山下 美夢有 -5 68
T7 セリーヌ・ブティエ -4 70
  ミンジー・リー -4 70
  ステファニー・キリアコウ -4 68
  渋野 日向子 -4 73
T17 堀 琴音 -2 68
  畑岡 奈紗 -2 69
T66 古江 彩佳 +4 71
  西村 優奈 +4 69
T83 西郷 真央 +5 75
T93 高橋 彩華 +6 76
  笹生 優花 +6 73
T103 橋本 美月(アマ) +7 76
T124 勝 みなみ +10 78
T142 藤田 さいき +19 81

【詳細】
山下 美夢有
1イーグル、3バーディ、2ボギー(68)

渋野 日向子
1バーディ、3ボギー(73)

堀 琴音
4バーディ、1ボギー(68)

畑岡 奈紗
4バーディ、2ボギー(69)

古江 彩佳
2バーディ、2ボギー(71)

西村 優奈
3バーディ、1ボギー(69)

西郷 真央
2バーディ、6ボギー(75)

高橋彩華
2バーディ、3ボギー、2ダブルボギー(76)

笹生 優花
4バーディ、6ボギー(73)

橋本 美月(アマ)
2バーディ、5ボギー、1ダブルボギー(76)

勝 みなみ
3バーディ、6ボギー、1クワドラプルボギー(78)

藤田 さいき
10ボギー(81)

予選CUTライン:+3
古江彩佳、西村優奈、西郷真央、高橋彩華、笹生優花、橋本美月(アマ)、勝みなみ、藤田さいき、A.ノルドクビスト(前回大会覇者)、コ・ジンヨン、P.タヴァタナキットは予選落ちとなりました。

11時00分時点での天候は晴れ、気温15.0℃、湿度60%、風速5.6m/s(西)というコース・コンディションの中、143名(1名棄権)による予選ラウンド2日目が行われた。

グリーンが遅くて止まるコンディションとなった予選ラウンド2日目を終えて単独トップに立ったのは、今季のKPMG全米女子プロゴルフ選手権を完全優勝(ワイアー・トゥ・ワイアー)で制したメジャー3勝を含むLPGAツアー4勝を誇る韓国のチョン・インジ。

見事なアプローチで出だしの4ホールのピンチを凌いだチョン・インジは、2オンに成功した5番Par5でバーディを奪うと、2打目をグリーンサイドのポットバンカーに打ち込んだ6番Par4でボギーを叩いたものの、9番Par5で3打目をピンそばにつけバーディ。折り返した11番Par4で左に曲がるミドルパットを決めてバーディを奪うと、カップの縁で一旦止まったボールがホールに吸い込まれた13番Par3と2打目をピンそばにつけた15番Par4、更にミドルパットを決めた17番Par5でバーディ。ティーショットをポットバンカーに打ち込みながら3打目をピンそばにつけピンチを凌いだ最終18番をパーでホールアウト。フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率66.67% (12/18)ながら、パット数(26)とパッティングを含むショートゲームに冴えを見せ、6バーディ、1ボギー(66)とスコアを5つ伸ばし、通算8アンダー・単独トップで決勝ラウンドに進んだ。

1打差の2位タイには、最終18番Par4でボギーを叩いたものの、5番Par5でのイーグルを含む3ホールで4つスコアを伸ばす見事なプレーを序盤から続け、
1イーグル、5バーディ、1ボギーでラウンドしたアシュリー・ブハイと持ち味の飛距離を活かしたショット力で7番Par3からの3連続バーディを含む8バーディ、2ボギーでラウンドしたマデリーン・サグストロムがともに2日目のベストスコアタイとなる(65)をマーク、通算7アンダーで並んだ。

通算6アンダー・2打差の4位には、2015年の覇者であるパク・インビ、4打差の7位タイには、今季の全米女子オープンを制したミンジー・リーや前哨戦で優勝こそ逃したものの、リンクスで素晴しいプレーを見せたセリーヌ・ブティエら4名が通算4アンダーで並んだ。

今季メジャーを制した世界ランキング5位のブルック・ヘンダーソンは通算2アンダー・17位タイ、同3位のネリー・コルダは通算2オーバー・49位タイで予選を通過した一方で、世界ランキング1位のコ・ジンヨンは1イーグル、1バーディ、3ボギー(71)とスコアを伸ばせず、通算5オーバー・83位タイで予選落ちとなった。

優しい5番Par5で2打目をピンそばにつけイーグルと好スタートを切った山下美夢有は、9番Par5でボギーを叩いたものの、折り返した11番と12番のPar4でともに2打目をピンそばにつけ連続バーディ。直後の13番Par3でティーショットをポットバンカーに打ち込み、ボギーを叩いたものの、17番Par5で2オンに成功しバーディを奪うと、最終18番Par4はパーでホールアウト。2日目も安定したプレーでスコアを3つ伸ばし、通算5アンダー・5位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

単独トップで2日目を迎えた渋野日向子だったが、1番Par4でグリーン左サイドからのアプローチをよせきれずボギー、更に6番Par4でも3パットのボギーとスコアを落とす展開の中、9番Par5でミドルパットを決めてバーディを奪うものの、折り返した14番Par4でティーショットを左サイドのポットバンカーに打ち込むトラブルからロングパットを決めきれずボギー。その後はスコアを伸ばせずホールアウト。フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(33)と耐えるプレーでスコアを2つ落としたものの、通算4アンダー・7位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

4番Par3で短いパーパットを外しボギー先行のスタートとなった畑岡奈紗だったが、直後の優しい5番Par5で2オンからバウンスバックに成功。その後の5ホールをパーで通過し折り返した11番Par4でグリーン手前からのアプローチをよせきれずボギーを叩いたものの、13番Par3でグリーン奥からの下りのミドルパットを決めてバーディを奪うと、右サイドからの難しい3打目をピンそばにつけた17番Par5と2打目をピンそばにつけた最終18番Par4で連続バーディフィニッシュ。4バーディ、2ボギー(69)とスコアを2つ伸ばし、2日目もパット数(32)ながら、フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率88.89% (16/18)と安定感のあるショットを活かし、4バーディ、1ボギー(68)とスコアを3つ伸ばした
堀琴音と共に通算2アンダー・17位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

前半スコアを1つ伸ばして折り返した古江彩佳は、10番Par4で3パットのボギーを叩くと、その後はパーで凌ぐ展開を続ける中、17番Par5でバーディを奪うものの、最終18番Par4でティーショットをポットバンカーに打ち込むミスからボギーフィニッシュ。スコアを1つ伸ばしたものの、通算4オーバー・66位タイで予選落ちとなった。

5番Par5と折り返した10番Par4、そして16番Par3でバーディを奪い、ここまで順調にスコアを伸ばしてきた西村優菜だったが、予選通過が見えてきた中で迎えた17番Par5で2オンに成功しながら3パットのパー、更に最終18番Par4ではティーショットをポットバンカーに打ち込むと、距離のあるパーパットも決めきれずボギーフィニッシュ。スコアを2つ伸ばしたものの、通算4オーバー・66位タイで予選落ちとなった。

前半からボギーが先行する展開となった西郷真央は、フェアウェイキープ率・パーオン率ともに50.0%のショットに加え、パッティングでも精彩を欠き、2日目はスコアを4つ落としホールアウト。通算5オーバー・83位タイで予選落ちとなった。

初日1オーバーとまずまずのスタートを切った高橋彩華だったが、14番と15番のPar4で連続ダブルボギーを叩くなど、スコアを5つ落とし、2日目もティーショットに安定感を欠き、ボギー先行の展開でスコアを2つ落とした笹生優花とともに、通算6オーバー・93位タイで予選落ちとなった。

5番Par5でバーディ先行のスタートを切ったアマチュアの橋本美月だったが、折り返した10番Par4から4連続ボギーを叩くなどスコアを5つ落とし、通算7オーバー・103位タイで予選落ちとなった。

2番Par4でバーディ先行のスタートを切った勝みなみだったが、ティーショットの乱れから4つのボギーを叩くと、9番Par5でバーディを奪ったものの、折り返した10番と11番のPar4で連続ボギー、更に12番Par4では、ティーショットをポットバンカーに打ち込むトラブルからフェスキューからの5打目のアプローチもグリーンに乗せられず、このホールは6オン2パットのダブルパー。17番Par5でバーディを奪うなど、その後は落ちつたプレーを見せたものの、2日目はスコアを7つ落とし、通算10オーバー・124位タイで予選落ちとなった。

初日大きく出遅れた藤田さいきは、2日目もボギーが先行する展開の中、14番Par4から最終18番Par4まで5連続ボギーを叩くなど、バーディなしの10ボギー(81)でホールアウト。通算19オーバー・142位タイで予選落ちとなった。

大会3日目(決勝ラウンド)

大会3日目
天候:くもり
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 11:15(19:15)
 キム・セヨン/N.コルダ
 13:50(21:50)
 J.コルダ/B.M.ヘンダーソン
 14:00(22:00)
 A.ティティクル/L.ダンカン
 14:10(22:10)
 堀琴音/L.マグワイア
 14:20(22:20)
 畑岡奈紗/G.ロペス
 14:50(22:50)
 M.アレックス/チェ・ヘジン
 15:05(23:05)
 S.キリアコウ/渋野日向子
 15:15(23:15)
 ミンジー・リー/C.ブティエ
 15:25(23:25)
 H.グリーン/山下美夢有
 15:35(23:35)
 パク・インビ/A.ブハイ
 15:45(23:45)
 M.サグストロム/チョン・インジ

※時差:日本は8時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間8月6日(土)の10:00だと日本時間8月6日(土)の18:00あたり、現地時間8月6日(土)の15:45だと8月6日(土)の23:45になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください2022全英女子オープンゴルフ 組み合わせ3
大会3日目(決勝ラウンド)
首位 アシュリー・ブハイ -14 64
T2 渋野 日向子 -9 66
  チョン・インジ -9 70
T4 パク・インビ -7 70
  マデリーン・サグストロム -7 71
T6 ステファニー・キリアコウ -5 70
  ミンジー・リー -5 70
  山下 美夢有 -5 71
T9 パク・ソンヒョン -4 68
  ブルック・ヘンダーソン -4 69
  アタヤ・ティティクル -4 69
  キム・ヒョージュ -4 70
  マヤ・スターク -4 70
  チェ・ヘジン -4 70
T19 畑岡 奈紗 -2 71
T29 堀琴 音 -1 72

【詳細】
渋野 日向子
6バーディ、1ボギー(66)

山下 美夢有
2バーディ、2ボギー(71)

畑岡 奈紗
1イーグル、2ボギー(71)

堀 琴音
2バーディ、3ボギー(72)

17時00分時点での天候はくもり、気温18.0℃、湿度56%、風速8.8m/s(西)というコース・コンディションの中、65名による決勝ラウンド3日目が行われた。

強い海風が吹きつけるコンディションの中、決勝ラウンド3日目を終えて単独トップをキープしたのは、今季ここまでトップ10入り2回、予選落ち7回とあまり結果を残せていない世界ランキング84位でLPGAツアー初優勝を目指す南アフリカのアシュリー・ブハイ。

1番Par4でグリーンサイドのポットバンカーに打ち込みながら、見事なバンカーショットからパーセーブに成功したアシュリー・ブハイは、2番Par4でピン奥からのミドルパットを決めてバーディ先行のスタートを切ると、2打目をピンそばにつけた4番Par3と2オンに成功した5番Par5、ともに素晴しいショットからピンそばにつけた6番Par4と7番Par3で4連続バーディ。更に折り返した10番Par4でピン奥からの距離のある右に曲がるラインを読み切りバーディを奪うと、14番Par4では2打目をピンハイにつけバーディ。更に17番Par5ではショットが乱れたものの、グリーン奥からのアプローチを直接決めてバーディを奪うと、
最終18番Par4を2打目のミスからアプローチをよせきれずボギーでホールアウトしたものの、フェアウェイキープ率78.57% (11/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(25)と2日目同様、ショットとパッティングがかみ合った素晴しいプレーを見せ、8バーディ、1ボギー(64)とスコアを7つ伸ばし、通算14アンダー・単独トップで3日目のラウンドを終えた。

3番Par4で2打目をピンハイにつけバーディ先行のスタートを切った渋野日向子は、ティーショットをポットバンカーに打ち込んだ5番Par5でボギーを叩いたものの、7番Par3で下りのミドルパットを決めてバーディを奪うと、折り返した10番と11番のPar4でともに2打目をピンそばにつけ連続バーディ。更に2打目をピンそばにつけた14番Par4と2オンに成功した17番Par5でもバーディを奪うと、最終18番Par4では3打目のアプローチをよせてパーでホールアウト。フェアウェイキープ率35.71% (5/14)ながら、パーオン率77.78% (14/18)、パット数(28)とショットとパッティングがかみ合った素晴しいプレーを見せ、6バーディ、1ボギー(66)とスコアを5つ伸ばし、通算9アンダー・2位タイで3日目のラウンドを終えた。

1番Par4でグリーン手前のポットバンカーに打ち込みながら、難しいパーパットを決めてピンチを切り抜けたチョン・インジは、右に曲がるパットを決めた2番Par4と2オンに成功した5番Par5でバーディを奪い、順調にスコアを伸ばすものの、9番Par5で短いパーパットを外し、3オン3パットのボギーを叩くと、折り返してから5ホール連続パーで通過し迎えた15番Par4でもグリーン手前からのアプローチをよせきれずボギー。その後2オンに成功した17番Par5でバーディを奪うと、最終18番Par4を確実にパーでホールアウト。フェアウェイキープ率85.71% (12/14)、パーオン率77.78% (14/18)に対して、パット数(33)とパッティングに苦労し、3バーディ、2ボギー(70)とスコアを1つ伸ばすに留まり、通算9アンダー・2位タイで3日目のラウンドを終えた。

トップと7打差の4位タイには、2015年大会を制しているパク・インビと3連続バーディあり、ダブルボギーありと出入りの激しいゴルフで3日目を終えたマデリーン・サグストロムが通算7アンダーで並んだ。

出だしの4ホールをパーと無難なスタートを切った山下美夢有は、5番Par5で2オン成功しバーディを先行させるものの、その後はバーディチャンスを活かせない展開がつつく中、折り返した11番Par4でボギーを叩く。その後5ホールをパーで通過し迎えた17番Par5でグリーン右サイドのポットバンカーからの見事なショットをピンそばによせてバーディを奪ったものの、最終18番Par4でティーショットをポットバンカーに打ち込み、ボギーフィニッシュ。フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(32)と粘りのプレーで2バーディ、2ボギー(71)でラウンド、通算5アンダー・6位タイで3日目を終えた。

2番と3番のPar4で絶好のバーディチャンスを逃した畑岡奈紗は、5番Par5で2打目をピンそばにつけるスーパーショットを放ち、タップインイーグルを奪ったものの、ティーショットをポットバンカーに打ち込んだ9番Par5と折り返した15番Par4でボギーを叩くと、その後もスコアを伸ばせずホールアウト。フェアウェイキープ率50.00% (7/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パット数(33)の1イーグル、2ボギー(71)と最後まで流れを掴めず、通算2アンダー・19位タイで3日目のラウンドを終えた。

3番Par4と5番Par5でバーディ先行の理想的な滑り出しを見せた堀琴音は、8番Par4でグリーン手前からのアプローチをよせきれずボギーを叩くと、折り返した11番Par4でもボギー。その後、6ホールをパーで通過し迎えた最終18番Par4でティーショットをポットバンカーに打ち込み、4オン1パットのボギーでホールアウト。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率77.78% (14/18)、パット数(33)の2バーディ、3ボギー(72)と中盤から終盤にかけてスコアを落とし、通算1アンダー・29位タイで3日目のラウンドを終えた。

大会最終日(決勝ラウンド)

大会最終日
天候:晴れ
注目の組み合わせ ※()内は日本時間
1番ホールスタート
 13:00(21:00)
 堀琴音/E.K.ペダーセン
 13:10(21:10)
 G.ホール/R.チャン(アマ)
 13:55(21:55)
 畑岡奈紗/L.マグワイア
 14:45(22:45)
 チェ・ヘジン/M.スターク
 14:55(22:55)
 キム・ヒョージュ/A.ティティクル
 15:10(23:10)
 B.M.ヘンダーソン/パク・ソンヒョン
 15:20(23:20)
 山下美夢有/ミンジー・リー
 15:30(23:30)
 S.キリアコウ/M.サグストロム
 15:40(23:40)
 パク・インビ/チョン・インジ
 15:50(23:50)
 渋野日向子/A.ブハイ

※時差:日本は8時間(サマータイム)進んでいます
・スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。
・現地時間8月7日(日)の10:05だと日本時間8月7日(日)の18:05あたり、現地時間8月7日(日)の15:50だと8月7日(日)の23:50になると思います。
・詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
※全選手のスタート時間は下記をご覧ください
2022全英女子オープンゴルフ 組み合わせ4
大会最終日(決勝ラウンド)
優勝 アシュリー・ブハイ -10 64
2 チョン・インジ -10 66
3 渋野 日向子 -9 71
T4 レオナ・マグワイア -7 66
  ミンジー・リー -7 69
  マデリーン・サグストロム -7 71
T7 セリーヌ・ブティエ -5 67
  リディア・コ -5 68
  畑岡 奈紗 -5 68
  アタヤ・ティティクル -5 70
  ブルック・ヘンダーソン -5 70
  ステファニー・キリアコウ -5 71
T13 山下 美夢有 -4 72
T15 堀琴 音 -3 69

【詳細】
渋野 日向子
1イーグル、3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(71)

畑岡 奈紗
4バーディ、1ボギー(68)

山下 美夢有
3バーディ、4ボギー(72)

堀 琴音
1イーグル、2バーディ、2ボギー(69)

16時00分時点での天候は晴れ、気温23.0℃、湿度47%、風速10.5m/s(西南西)というコース・コンディションの中、65名による決勝ラウンド最終日が行われた。

風が強く、タフなコース・コンディションの中、最終18番Par4まで縺れた展開となった最終日、プレーオフでの優勝争いを制したのは、LPGAツアー初優勝を目指す南アフリカのアシュリー・ブハイ。

2番Par4で2打目のミスをきっかけに右サイドからの難しいアプローチをよせきれずボギー先行のスタートとなったアシュリー・ブハイは、3番Par4と4番Par3でいずれも微妙な距離のパーパットを決めてパーセーブに成功すると、優しい5番Par5で2打目をグリーン右サイドのポットバンカーに打ち込むものの、見事なリカバリーショットを見せてバーディ。スコアをスタート時に戻すものの、9番Par5でティーショットをポットバンカーに打ち込むミスから4オン2パットのボギーを叩くと、
折り返した10番Par4からピンチを凌ぎながら5ホールをパーで通過し迎えた15番Par4でティーショットをポットバンカーに打ち込み、左サイドに出すだけとなった2打目がフェスキューの中に入り、3打目をミス、4打目でグリーンサイドまで運んだものの、5打目のアプローチも大きくオーバー、6打目のパットも決まらず、まさかのトリプルボギー。一気にスコアを落とす中、17番Par5でも短いバーディパットを外すなどスコアを伸ばせず、迎えた最終18番Par4で微妙な距離のパーパットを決めてホールアウト。フェアウェイキープ率42.86% (6/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(35)、3日目と打って変わってショット・パッティングともに安定感を欠き、1バーディ、2ボギー、1トリプルボギー(75)とスコアを4つ落としたものの、通算10アンダーでフィニッシュし、チョン・インジとのプレーオフに進んだ。

18番Par4で行われるプレーオフ1ホール目、パーオンに成功したアシュリー・ブハイに対して、2打目を右サイドの難しいポットバンカーに打ち込むミスをしたものの、見事なリカバリーショットでパーセーブに成功したチョン・インジがともに譲らずに迎えた2ホール目、右サイドの尾根越えとなるポットバンカーからのリカバリーショットをよせきれなかったアシュリー・ブハイとショートサイドとなる左のラフからの難しい下りのアプローチを乗せられず、ミドルパットが残ったチョン・インジともにボギーで譲らず迎えた3ホール目は、お互いにパーオンに成功しパーセーブ。そしてプレーオフ4ホール目、ティーショットをポットバンカーに打ち込み、パーパットを外したチョン・インジに対して、2打目を右サイドのポットバンカーに打ち込みながらも見事なリカバリーショットでピンそばによせてパーセーブに成功したアシュリー・ブハイがLPGAツアー初優勝をメジャー・トーナメントで飾った。

南アフリカ勢として名門ミュアフィールドでのメジャー制覇は、1959年のゲーリー・プレーヤー、2002年のアーニー・エルスと言ったレジェンドに次ぐ、史上3人目の快挙となります。

2番Par4の2打目をピンそばにつけタップインバーディと好スタートを切ったチョン・インジは、距離のある左に大きく曲がるラインを読み切りバーディを奪うと、優しい5番Par5でスコアを伸ばせなかったものの、6番Par4でも距離のあるピン奥からの左に曲がるラインを読み切りバーディ。9番Par5でスコアを伸ばせず、折り返した10番Par4でティーショットをポットバンカーに打ち込みボギーを叩くと、12番Par4でも2打目を大きく左に曲げてアプローチをよせきれずボギー。その後は13番Par3と14番Par4、そして17番Par5でのチャンスを活かせず、スコアを伸ばせなかったものの、最もタフな最終18番Par4をパーでホールアウト。最終日もフェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率72.22% (13/18)、パット数(29)と安定したプレーで3バーディ、2ボギー(70)とスコアを1つ伸ばし、通算10アンダー・トップタイでフィニッシュ。アシュリー・ブハイとのプレーオフに持ち込んだものの、優勝には届かず、韓国勢として朴セリ、パク・インビに次ぐ、3人目のグランドスラム達成は成らなかった。

※女子の場合は、メジャー・トーナメント5試合の中で、「アムンディ・エビアン・チャンピオンシップ」を除く、4試合(「シェブロン・チャンピオンシップ」「全米女子オープン」「KPMG全米プロゴルフ選手権」「AIG全英女子オープン」)がグランドスラムの対象となります。

2番Par4でディボットからの2打目をピンそばにつけバーディ先行の好スタートを切った渋野日向子は、ポットバンカーからの2打目をグリーン奥に乗せた3番Par4と距離のあるバーディパットを残した4番Par3で連続3パットのボギーを叩いたものの、優しい5番Par5で2打目をピンそばにつけイーグル。8番Par4でもポットバンカーに打ち込んだティーショットからボギーを叩くものの、9番Par5で上りの右に曲がるラインを読み切りバウンスバックに成功。折り返した10番Par4から4ホールをパーで通過し迎えた14番Par4でティーショットをポットバンカーに打ち込むミスから3オン3パットのボギーを叩いたものの、2オンに成功した17番Par5でバーディ。しかし、トップと1打差で迎えた最終18番Par4でグリーン奥からのアプローチを決めきれずパーでホールアウト。フェアウェイキープ率57.14% (8/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(31)の1イーグル、3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー(71)とスコアを伸ばせず、メジャー2勝目に1打及ばなかったものの、最後まで素晴らしいプレーを見せ、通算9アンダー・単独3位で今季のメジャー最終戦を終えた。

ティーショットをポットバンカーに打ち込んだ2番Par4でボギー先行のスタートとなった畑岡奈紗は、2オンに成功した優しい5番Par5でバーディ。その後はスコアを伸ばせず、6ホール連続パーで迎えた12番Par4でロングパットを決めると、続く13番Par3でも左に曲がるミドルパットを決めて連続バーディ。17番Par5でも2オン2パットのバーディを奪うと、グリーン右サイドのポットバンカーからのリカバリーに成功した最終18番Par4をパーでホールアウト。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(32)の4バーディ、1ボギー(68)とスコアを3つ伸ばし、通算5アンダー・7位タイで今季のメジャー最終戦を終えた。

出だしの1番Par4でフェアウェイからの2打目を右サイドに外し、3打目のアプローチをよせきれずボギー発進となった山下美夢有だったが、続く2番Par4で2打目をピンハイにつける素晴しいショットからバウンスバックに成功。その後は優しい5番と2打目をグリーン奥のポットバンカーに入れた9番Par5でスコアを伸ばせず、7ホールをパーで通過し折り返した10番Par4でポットバンカーに打ち込んだティーショットからボギーを叩くと、12番Par4でもショートサイドからの難しいアプローチをよせきれずボギー。直後の13番Par3で上りの左に曲がるラインを読み切りバウンスバックに成功すると、16番Par3で3パットのボギーを叩いたものの、17番Par5で2オン2パットのバーディで再びバウンスバックに成功。フェアウェイキープ率71.43% (10/14)、パーオン率66.67% (12/18)、パット数(31)の3バーディ、4ボギー(72)と最終日はスコアを1つ落としたものの、最後まで粘りのある素晴らしいプレーを見せ、通算4アンダー・13位タイでフィニッシュ、今季のメジャー最終戦を終えた。

ティーショットを右サイドのラフに入れた2番Par4、絶好のバーディチャンスにつけた4番Par3を含む4ホールをパーで通過し、無難なスタートを切った堀琴音は、優しい5番Par5で2打目をグリーン手前から傾斜を利用してピンそばにつけるスーパーショットを放ちイーグル。その後はスコアを伸ばせず、折り返した10番と14番のPar4でボギーを叩いたものの、上りの16番Par3と17番Par5で連続バーディ。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率83.33% (15/18)、パット数(31)の1イーグル、2バーディ、2ボギー(69)と難しいコンディションの中、スコアを2つ伸ばし、通算3アンダー・15位タイでフィニッシュ、今季のメジャー最終戦を終えた。

また、1オーバー・28位タイでフィニッシュし、将来の活躍が期待される注目のローズ・チャン(アメリカ)がローアマチュアに輝いています。

STATISTICS

FH:FAIRWAYS HIT
  (フェアウェイキープ率)
GIR:GREEN IN REG
  (パーオン率)
DD:DRIVING DISTANCE
  (平均飛距離)
PPR:PUTTS PER ROUND
  (ラウンドあたりのパット数)


1位
アシュリー・ブハイ(Ashleigh Buhai)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 64.29%
(9/14)
88.89%
(16/18)
236.0y 34
ROUND2 64.29%
(9/14)
77.78%
(14/18)
261.0y 26
ROUND3 78.57%
(11/14)
72.22%
(13/18)
259.0y 25
ROUND4 42.86%
(6/14)
83.33%
(15/18)
273.0y 35
TOTAL 62.50%
(35/56)
80.56%
(58/72)
257.0y 30

 

2位
チョン・インジ(In Gee Chun)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 64.29%
(9/14)
55.56%
(10/18)
244.0y 26
ROUND2 50.00%
(7/14)
66.67%
(12/18)
246.0y 26
ROUND3 85.71%
(12/14)
77.78%
(14/18)
259.0y 33
ROUND4 71.43%
(10/14)
72.22%
(13/18)
252.0y 29
TOTAL 67.86%
(38/56)
68.06%
(49/72)
250.0y 28

 

3位
渋野 日向子(Hinako Shibuno)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 85.71%
(12/14)
83.33%
(15/18)
261.0y 28
ROUND2 50.00%
(7/14)
72.22%
(13/18)
252.0y 33
ROUND3 35.71%
(5/14)
77.78%
(14/18)
262.0y 28
ROUND4 57.14%
(8/14)
66.67%
(12/18)
295.0y 31
TOTAL 57.14%
(32/56)
75.00%
(54/72)
267.0y 30

 

7位タイ
畑岡 奈紗(Nasa Hataoka)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 50.00%
(7/14)
61.11%
(11/18)
253.0y 28
ROUND2 35.71%
(5/14)
77.78%
(14/18)
287.0y 31
ROUND3 50.00%
(7/14)
77.78%
(14/18)
274.0y 33
ROUND4 64.29%
(9/14)
83.33%
(15/18)
288.0y 32
TOTAL 50.00%
(28/56)
75.00%
(54/72)
275.0y 31

 

13位タイ
山下 美夢有(Miyu Yamashita)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 71.43%
(10/14)
61.11%
(11/18)
236.0y 28
ROUND2 85.71%
(12/14)
61.11%
(11/18)
250.0y 27
ROUND3 50.00%
(7/14)
72.22%
(13/18)
254.0y 32
ROUND4 71.43%
(10/14)
66.67%
(12/18)
264.0y 31
TOTAL 69.64%
(39/56)
65.28%
(47/72)
251.0y 29

 

15位タイ
堀 琴音(Kotone Hori)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 92.86%
(13/14)
77.78%
(14/18)
245.0y 34
ROUND2 85.71%
(12/14)
88.89%
(16/18)
256.0y 32
ROUND3 64.29%
(9/14)
77.78%
(14/18)
246.0y 33
ROUND4 64.29%
(9/14)
83.33%
(15/18)
259.0y 31
TOTAL 76.79%
(43/56)
81.94%
(59/72)
251.0y 32

 

66位タイ(予選カット)
古江 彩佳(Ayaka Furue)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 50.00%
(7/14)
61.11%
(11/18)
244.0y 33
ROUND2 57.14%
(8/14)
66.67%
(12/18)
254.0y 31
ROUND3
ROUND4
TOTAL 53.57%
(15/28)
63.89%
(23/36)
249.0y 32

 

66位タイ(予選カット)
西村 優菜(Yuna Nishimura)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 50.00%
(7/14)
66.67%
(12/18)
246.0y 33
ROUND2 64.29%
(9/14)
66.67%
(12/18)
253.0y 30
ROUND3
ROUND4
TOTAL 57.14%
(16/28)
66.67%
(24/36)
249.0y 31

 

83位タイ(予選カット)
西郷 真央(Mao Saigo)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 50.00%
(7/14)
61.11%
(11/18)
260.0y 30
ROUND2 50.00%
(7/14)
50.00%
(9/18)
258.0y 31
ROUND3
ROUND4
TOTAL 50.00%
(14/28)
55.56%
(20/36)
259.0y 30

 

93位タイ(予選カット)
高橋 彩華(Sayaka Takahashi)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 71.43%
(10/14)
66.67%
(12/18)
246.0y 33
ROUND2 42.86%
(6/14)
66.67%
(12/18)
267.0y 34
ROUND3
ROUND4
TOTAL 57.14%
(16/28)
66.67%
(24/36)
257.0y 33

 

93位タイ(予選カット)
笹生 優花(Yuka Saso)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 42.86%
(6/14)
77.78%
(14/18)
252.0y 37
ROUND2 28.57%
(4/14)
50.00%
(9/18)
250.0y 30
ROUND3
ROUND4
TOTAL 35.71%
(10/28)
63.89%
(23/36)
251.0y 33

 

103位(予選カット)
橋本 美月(Mizuki Hashimoto)*

  FH GIR DD PPR
ROUND1 50.00%
(7/14)
61.11%
(11/18)
231.0y 30
ROUND2 57.14%
(8/14)
38.89%
(7/18)
258.0y 29
ROUND3
ROUND4
TOTAL 53.57%
(15/28)
50.00%
(18/36)
245.0y 29

 

124位タイ(予選カット)
勝 みなみ(Minami Katsu)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 42.86%
(6/14)
50.00%
(9/18)
261.0y 27
ROUND2 28.57%
(4/14)
66.67%
(12/18)
250.0y 35
ROUND3
ROUND4
TOTAL 35.71%
(10/28)
58.33%
(21/36)
255.0y 31

 

126位タイ(予選カット)
藤田 さいき(Saiki Fujita)

  FH GIR DD PPR
ROUND1 64.29%
(9/14)
50.00%
(9/18)
262.0y 35
ROUND2 35.71%
(5/14)
38.89%
(7/18)
233.0y 35
ROUND3
ROUND4
TOTAL 50.00%
(14/28)
44.44%
(16/36)
247.0y 35

*:アマチュア

優勝したアシュリー・ブハイは、4日間通してパーオン率か高く、2日目と3日目のパッティングが素晴しく、2位に入ったチョン・インジは、ショットが良かったときはパッテイングが決まらず、パッテイングが良かったときはショットに安定感を欠くなど、ショットとパッティングがかみ合わなかった。3位に入った渋野日向子は、4日間通してショット・パッティングともに安定しており、7位タイの畑岡奈紗は、パッティングの決まりが良くなく、13位タイの山下美夢有と15位タイの堀琴音もパッティングがもう少し決まっていると良かった。。

全選手の結果

出場した全選手のリザルトと獲得賞金はPDFをご覧ください。
 
※LPGA公式サイト参照
※AIG Women’s Open 公式サイト参照
※2022年大会(2022シーズン)
 

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