宮崎市内から車で約2時間、日南海岸をドライブしながら着いた先が、宮崎最南端の都井岬。
感動ばかりの絶景を眺めながら、野生の馬が自由気ままに暮らす、ゆったりとした時間が過ごるスポットです。
~ 学んで、楽しんで、癒されて ~
都井岬について
宮崎県の最南端、串間市にある都井岬は、日向灘と志布志湾に面した自然豊かな場所で、約3,000本ものソテツが自生し、広大な自然環境の中に野生の馬や猿が生息しています。
海を一望できる大自然の中、野生の動物や植物を間近で観察できるオススメの観光スポットです。
『都井岬ソテツ自生地』『岬馬およびその繁殖地』
たくましく生き残った野生の御崎馬
都井岬で江戸時代に軍馬の生産を目的とした牧場を設けたのがはじまりで、当時からほとんど人の手を加えない管理で武士の馬が品種改良されずに生き残り、野生化したのが御崎馬です。
約500ヘクタールの広大な自然の中で、ハーレムと呼ばれる雄馬1頭と数頭の雌馬、その子馬(春駒)で形成される群れで生息しています。
野生化した御崎馬は今日までの300年以上ものあいだ、岬にあるものだけを食べて暮らし自由奔放に自然な状態で繁殖も続けてきました。
春から夏は草地で群れをつくって過ごし、秋から冬は小さな群れに分かれて杉林や雑木林に移動して過ごします。
現在も監視員のかたが監視と記録のための見守りだけで、餌は与えておらず病気やけがの手当ても行っていないんだそうです。
動物の誕生から最後までを、身近に観察でき学べる貴重な場所です。
御崎馬は日本在来馬のひとつで純粋な日本在来馬として、国の天然記念物に指定されました。
御崎馬の出産は 春から夏がシーズンで、4・5月が最も多く子馬(春駒)が生まれるそうです。
かわいい子馬(春駒)に会えるのは、4・5月がベストです。
ウマの視界は約350度見えるため、正面をむいたままでも後ろ足が見えているそうです。
都井岬ビジターセンター(うまの館)
御崎馬についての生態や歴史などの展示、またガイドさんによるガイドツアーも行っている史料館です。
とっても親切で丁寧に教えてくれるので、こちらで学んで観察に行くとより楽しめますよ。
都井岬灯台
青い海と緑にかこまれた岬の突端に、ひときは目を引く白亜の灯台が建っています。
灯台の周りは庭園になっていて緑が美しく、灯台に登れば太平洋の青い海が一望できる絶景ポイント。
最高の眺めが楽しめます。
都井岬灯台は、九州で唯一塔内を見学できる灯台なんだそうです。
また、都井岬灯台資料展示室も併設されていて、そこでは灯台の歴史、機能、役割なども学べる「日本の航路標識」が紹介されています。
アクセス
車で宮崎市内から都井岬まで・・・2時間
おすすめドライブコース
(国道220号経由)
宮崎市内 ~ 青島神社 ~ 堀切峠 ~ 道の駅 フェニックス ~ サンメッセ日南 ~ 鵜戸神宮 ~ 幸島 ~ 都井岬
まとめ
広大な空に青い海と緑に囲まれた絶景のシチュエーションで、長い間生き継がれた野生の馬と、ゆったりとした時間が過ごせるオススメの場所です。
・国の天然記念物指定の自生のソテツを観察
・九州で唯一見学ができる灯台からの絶景ビュー
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