2021年シーズン開幕時におけるネクスト・ジェネレーション(21歳以下)を対象とした今シーズンに期待される選手をピックアップしました。
若き才能の躍進に期待したい。
※世界ランキングは、2021年1月4日時点のものです。
次世代の若手有望選手(男子)
デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)
生年月日:1999年4月15日(21歳)
出身地:カナダ(CAN)
身長:185.4cm
体重:74.8kg
左打ち (片手バックハンド)
甘いルックスとコート上で見せる躍動感溢れるプレーでファンを魅了するカナダの若き才能の持ち主であるデニス・シャポバロフは、17歳で2016年ウィンブルドン・ジュニア部門優勝を果たすなど、ジュニアの頃から将来を嘱望され、2019年にはATPツアー初優勝を飾り、ATPマスターズ1000でも準優勝するなど着実に結果を残し、トップへと近づいているカナダ期待の21歳。プレーは全体的に悪いところがなく、すべてにおいて高い資質を持っているオールラウンダー。楽天オープンも2018年、2019年と2年連続出場している。(秋葉原が好きなようです)スター性があり、テニスを心から楽しんでいる姿は結果と共にファンを魅了するでしょう。
フェリックス・オジェ=アリアシム(Felix Auger-Aliassime)
生年月日:2000年8月8日(20歳)
出身地:カナダ(CAN)
身長:193.0cm
体重:88.0kg
右打ち (両手バックハンド)
確実に将来のテニス界を牽引するであろう逸材。2019年デビスカップ決勝に進出したカナダ代表の中で19歳にして大舞台で存在感をみせると、2015年ATPチャレンジャーで史上最年少14歳で初勝利を飾るなど若くして才能を開花させる。2018年に本格的にATPツアーに参戦すると、優勝こそ無いものの、2019年ウィンブルドンでは3回戦進出、2019年ATPマスターズ1000マイアミでベスト4入り、ATP500、ATP250ではすでに準優勝5回を記録している。プレーの特徴は何といってもサーブとフォアハンドで簡単にエースが取れることでしょう。長身から繰り出される強烈なサーブ(2019年シュツットガルト・オープン:1試合に30本のサービス・エースを記録)と一気に振り切るフォアハンドは局面を一気に変えられる大きな武器と言って良いでしょう。粗削りながら、ずば抜けた俊敏性と高い攻撃力というダイナミックなプレーは見るものを圧倒する力がある。また、若さに似合わぬ成熟したプレーと落ち着きは、今後の成長にとって重要なファクターとなるでしょう。
アレックス・デミノー(Alex de Minaur)
生年月日:1999年2月17日(21歳)
国籍:オーストラリア(AUS)
身長:182.9cm
体重:69.0kg
右打ち (両手バックハンド)
オーストラリア期待の若手。2019年シーズンは、シドニー・インターナショナルでのツアー初優勝を含め、トラスト・アトランタ・オープン、珠海チャンピオンシップとATPツアー優勝3回を飾っている。プレースタイルは、俊敏なフットワークと反射神経を活かして、とにかく諦めずに走り回りポイントに繋げるプレーと強靭なメンタルにあります。これらのプレースタイルは彼を若い時から指導してきたレイトン・ヒューイット(オ-ストラリアのレジェンド)の影響を強く受けていることが感じられます。今後世界中のファンを魅了してくれるでしょう。
ヤニク・シンネル(Jannik Sinner)
生年月日:2001年8月16日(19歳)
出身地:イタリア(ITA)
身長:188.0cm
体重:75.7kg
右打ち (両手バックハンド)
2019年ネクスト・ジェネレーション・ATPファイナルズを制し、次世代のNo.1候補として期待される逸材。2019年にはATP最優秀新人賞を受賞し、2020シーズン、ロッテルダムで行われた【ATP500】ABNアムロ世界テニス・トーナメントでは世界ランキング10位のD.ゴファンと対戦。接戦を制して、初のトップ10プレーヤーを撃破し、実力の片鱗を見せつけた。長身にもかかわらずスムーズな動きの良さと質の高いバックハンド(コース・重さ)は見応え十分。あどけない可愛い笑顔も魅力です。2019シーズンを553位でスタートさせた世界ランキングもすでに36位まで急上昇。長身を活かしたサービスとメンタルが充実してくれば、更なる高みも近いでしょう。2008年にはスキーのイタリアチャンピオンだったこともある。
セバスチャン・コルダ(Sebastian Korda)
生年月日:2000年7月5日(20歳)
出身地:アメリカ(USA)
身長:195.6cm
体重:77.1kg
右打ち (両手バックハンド)
ロレンツォ・ムセッティ(Lorenzo Musetti)
生年月日:2002年3月3日(18歳)
出身地:イタリア(ITA)
身長:185.4cm
体重:74.8kg
右打ち (片手バックハンド)
2019年の全豪ジュニアを制し、2020年ATPツアー500ドバイの予選を勝ち上がり、初の本戦出場を決めた。1回戦で優勝候補の一角、ロシアのルブレフと対戦。強烈なサーブと素晴らしい片手バックハンドを含めたストロークで互角に渡り合い、実力の片鱗を見せた。2020年イタリア国際の2回戦では、復帰したばかりだった錦織圭を相手にストレート勝ちを収めている。
ユーゴ・ガストン(Hugo Gaston)
生年月日:2000年9月26日(20歳)
国籍:フランス(FRA)
身長:172.7cm
体重:67.6kg
左打ち (両手バックハンド)
アロルド・マヨ(Harold Mayot)
生年月日:2002年2月4日(18歳)
出身地:フランス(FRA)
身長:177.8cm
体重:77.6kg
右打ち (両手バックハンド)
次世代の若手有望選手(女子)
ビアンカ・アンドレースク(Bianca Andreescu)
生年月日:2000年6月16日(20歳)
国籍:カナダ(CAN)
身長:170.2cm
体重:–kg
右打ち (両手ックハンド)
初出場した2019年の全米オープンを19歳で制したカナダの若き女王。2006年のシャラポワ以来となる10代でのグランドスラム制覇を果たすと、2019年シーズンWTAツアー3勝(Indian Wells, Toronto, US Open)をマークし、才能を開花させた。恵まれた体格から繰り出される力負けしない強烈なショットをサーブ・リターン・ストロークでも存分に発揮できる力を持っている。まだまだ粗削り(プレーや精神面での浮き沈みが多い)ながら底知れぬポテンシャルを秘めた才能は、男子のデニス・シャポバロフやフェリックス・オジェ・アリアシムと共に次世代のカナダを牽引する存在となるでしょう。
イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek)
生年月日:2001年5月31日(19歳)
国籍:ポーランド(POL)
身長:175.3cm
体重:–kg
右打ち 両手ックハンド
2020年全仏オープンでWTAツアー初優勝、ポーランド人初のグランドスラム制覇を果たした19歳のニューヒロイン。プレースタイル最大の特徴は、きゃしゃな体格から放たれる強烈なフォアハンドになります。コンパクトな振りにより、打つタイミングが早く、高い打点でのショットが多く見受けられ、ウィナーが取れます。また、テンポの良いラリーから突如、繰り出されるタイミングと速いボールスピードによるバックのドロップショットも武器の1つです。力強いショット、攻守のバランスの良さ、多彩なショット(ドロップ・アングルショット)、冷静なプレーが光り、今後、更にプレーが洗練されていくと親友の大坂なおみと共に世界No.1に向けて、女子テニスの新時代を駆け抜けていくことでしょう。
アマンダ・アニシモワ(Amanda Anisimova)
生年月日:2001年8月31日(19歳)
国籍:アメリカ(USA)
身長:180.3cm
体重:–kg
右打ち 両手ックハンド
ロシア人の両親のもと3歳でテニスを始め、15歳でグランドスラム(全仏オープン)初出場。2017年全米ジュニア・オープンでコリ・ガウフを破り初優勝を飾る。2019年全仏オープンでノーシードでありながら前回女王シモナ・ハレプを破り、ベスト4進出という快進撃を演じたアメリカのニューヒロイン。プレーの特徴は、フォアハンドでもバックハンドからでも強烈なショットを放ち、相手にプレッシャーをかける攻撃的なスタイルです。状況に合わせ、テクニックを使い分けるテニスセンスも抜群である。キュートな笑顔も魅力の高いポテンシャルを秘めた18歳に注目です。
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