2020年11月12日(木)~15日(日)にかけてアメリカ・ジョージア州オーガスタにあるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で開催されるメジャー・トーナメント「マスターズ Masters Tournament」の大会概要、大会日程(スケジュール)、出場選手一覧、テレビ放送予定を紹介します。
日本からは松山英樹、今平周吾の2名が出場します。
※最初で最後となる初の秋開催を楽しんでみてはいかがでしょうか。
マスターズ
毎年4月上旬にアメリカ・ジョージア州オーガスタにある「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」で開催される4大メジャー・トーナメントの1つです。世界で最も美しいコースで知られ、世界の超一流選手から最も欲しいと言われるタイトル(トロフィーの代わりに「グリーンジャケット」が授与されます。)をかけて競われます。世界最高峰のゴルフの祭典を堪能してみてはいかがでしょうか。
また、今大会は新型コロナウイルスの影響により11月秋の開催となります。例年と異なり、開催される時期、コースコンデションが全く違うのでどのような大会になるのかとても楽しみです。
前回マスターズでは劇的な完全復活をしたタイガー・ウッズが優勝しました。今大会では、どんなプレーが見られるのか楽しみです。
マスターズ 開催会場
【アメリカ・ジョージア州オーガスタ】
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)
(Yardage: 7,475 Par: 72)
アトランタから約230kmほど東に進んだジョージア州オーガスタにある「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」は世界で最も美しいコースとして知られており、世界中のプレーヤーが憧れる場所です。アーメンコーナーと言われる11番から13番は過去にも数々のドラマが演出されてきました。見逃せないのは16番パー3も同様です。4大メジャー大会のうち、他の3大会は毎年会場を変えて行うのに対し、マスターズだけが唯一、毎年この「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」で開催されてます。
Hole | Hole Name | Yardage | Par |
1 | Tea Olive | 445 | 4 |
2 | Pink Dogwood | 575 | 5 |
3 | Flowering Peach | 350 | 4 |
4 | Flowering Crab Apple | 240 | 3 |
5 | Magnolia | 495 | 4 |
6 | Juniper | 180 | 3 |
7 | Pampas | 450 | 4 |
8 | Yellow Jasmine | 570 | 5 |
9 | Carolina Cherry | 460 | 4 |
10 | Camellia | 495 | 4 |
11 | White Dogwood | 505 | 4 |
12 | Golden Bell | 155 | 3 |
13 | Azalea | 510 | 5 |
14 | Chinese Fir | 440 | 4 |
15 | Firethorn | 530 | 5 |
16 | Redbud | 170 | 3 |
17 | Nandina | 440 | 4 |
18 | Holly | 465 | 4 |
OUT | 3,765 | 36 | |
IN | 3,710 | 36 | |
Total | 7,475 | 72 |
※公式ホームページを参照
マスターズ スケジュール
2020年11月12日(木)~15日(日)
11月12日(木) 大会1日目 予選ラウンド
11月13日(金) 大会2日目 予選ラウンド
11月14日(土) 大会3日目 決勝ラウンド
11月15日(日) 大会最終日 決勝ラウンド
マスターズ 賞金
マスターズの賞金は大会入場者によるチケット販売額と大会開催中のグッズ等の売り上げをもとに算出され大会最終日の前日に決定されるため、毎回同じではありません。
【賞金総額】
2020年 1150万ドル
【優勝賞金 】
2020年 207万ドル
出場選手一覧
最終エントリーが確定した92名の出場選手はPDFをご覧ください。
注目選手
※選手情報及び世界ランキングは2020年11月9日時点
ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)
国籍:アメリカ
生年月日:1984年6月22日(36歳)
身長:193.0cm
体重:86.2kg
① PGAツアー:23勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2020)
恵まれた体格から軽く300yを超す平均飛距離と正確性を持って長年PGAツアーの上位で活躍している。また、イーグル、バーディ、スコアのアベレージも高いランキングを維持している。これまでメジャータイトルに縁がないことで知られていたが2016年の全米オープン優勝を機に常にメジャー大会の優勝候補に名前を連ねる一方で過去4回メジャー・トーナメントの最終日をトップでスタートしながら、4回とも逆転を許し、優勝を逃しているというビッグトーナメントにおいて勝負弱い面もある。2019-2020シーズンは終盤に調子を上げ、初の年間王者に輝いた。2020-2021シーズン最初の全米オープンでは苦しみながらも6位タイとトップ10フィニッシュ。前回大会も2位タイと過去の成績を見ても相性は悪くないだけに初優勝の期待は大きいでしょう。前哨戦のビビント・ヒューストン・オープンでは最後まで優勝争いを演じるなど2週間のブランクを感じさせないプレーを披露した。世界ランキング1位として迎えるマスターズは初優勝がかかる重要な大会となるでしょう。パワーランキングは1位。
ロリー・マキロイ(Rory McIlroy)
国籍:北アイルランド
生年月日:1989年5月4日(31歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:18勝
② メジャー・トーナメント:4勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:2回(2016,2019)
PGAツアーの選手としては小柄ながら抜群の飛距離と見惚れるほどの素晴しいスウィングで観客を魅了します。2018-2019シーズン最終戦のツアー・チャンピオンシップの覇者で年間王者に輝いています。2019-2020シーズンもすでに1勝し、幸先良いスタートを切ったものの、終盤は結果を残せなかった。2020年全米オープンでは8位タイに入り、復調の兆しが見えてきた。キャリア・グランドスラムがかかるマスターズ制覇は本人にとって最大の目標となるでしょう。2011年大会(当時21歳)の悪夢を払拭し、史上6人目のキャリア・グランドスラム達成なるか大注目です。パワーランキングは3位。
※2011年マスターズにおいて当時21歳で注目の若手だったロリー・マキロイは3日目を終えて2位に4打差をつけて首位に立っていたが、最終日まさかの8オーバーの80を叩いて15位に終わる。以来、マスターズのタイトルに縁がない。
ブライソン・デシャンボー (Bryson DeChambeau)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年9月16日(27歳)
身長:185.4cm
体重:106.7kg
① PGAツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
ゴルフに対するユニークな考え方(アイアンの長さがすべて6アイアンと同じ)と強力なフィジカルトレーニングによって筋力が9kg増と強靭な体へと変貌をとげ、再開後に約20y伸びた平均飛距離は驚異的(平均飛距離323.0yと1位マーク)、ショートゲーム・パッティングも良く、全体的にウィークポイントが無くなり、新しいゴルフスタイル(圧倒的な飛距離のアドバンテージによるゴルフの変化)で難コースを攻略し、1人だけ別次元の強さを見せ、2020-2021シーズン最初の2020年全米オープンの初タイトルを手にした。マスターズ・トーナメントで今までと全く異なるコースマネジメントを展開することが予想されるだけに非常に楽しみです。5週間ぶりの試合となるため、試合勘の不安が残ります。パワーランキングは6位。
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
国籍:アメリカ
生年月日:1997年2月6日(23歳)
身長:175.3cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:3勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:1勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日系4世で2018-2019シーズン6月にプロ転向し、PGAツアーに参戦すると、タイガ-・ウッズが1997年8月に記録した25戦連続予選通過の最長記録に次ぐ22戦連続予選通過するなど目覚ましい活躍をみせ、全米プロゴルフ選手権を含む3勝をあげている。平均的な飛距離と体格でありながらプレーに自信と品を感じ、技術的にクオリティが高く、メンタルもポジティブで平常心で戦える。マネジメントに関してもクレバーさを感じる将来が期待される逸材です。ブライソン・デシャンボーと全く異なるプレーをするコリン・モリカワがどの様にコースを攻略していくのか楽しみです。2020-2021シーズンは全4試合中トップ10入り0回、予選カット2回と結果が残っていない不安が残ります。パワーランキングは20位以下。
ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)
国籍:アメリカ
生年月日:1993年10月25日(26歳)
身長:177.8cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:4勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
PGAツアーの選手としては小柄ながら300yを超す平均飛距離と安定したスウィングに定評があります。PGAツアーではすでに4勝をマークしており、その内の3勝が2017年のTOUR Championship、2019年のWGC-HSBC Champions、Sentry Tournament of Championとビッグマッチに絶大な力を発揮する。また、4勝すべてが逆転での勝利と言うことで勝負強さも持ち合わせているショットメーカー。初のメジャー・タイトルに向けて準備は整っているでしょう。2020-2021シーズンは、ここまで5位、2位、17位タイと安定した成績を残している。パワーランキングは7位。
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
国籍:日本(愛媛県)
生年月日:1992年2月25日(28歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで8年目のシーズンを迎える。抜群の精度を誇るアイアンショットは健在でツアー屈指の実力を誇る。2019-2020シーズンから続いたショット・パッティングの不調も終盤の全米プロゴルフ選手権からプレーオフシリーズにかけてようやく抜け出しつつあるのが好材料。前哨戦のビビント・ヒューストン・オープンでは最後まで優勝争いを演じるなど状態は上向き。ショット・パッティングが素晴しかった最終日のようなプレーが初日から展開できれば初のメジャー・タイトルも可能ではないでしょうか。パワーランキングは12位。
タイガー・ウッズ(Tiger Woods)
国籍:アメリカ
生年月日:1975年12月30日(44歳)
身長:185.4cm
体重:83.9kg
① PGAツアー:82勝
② メジャー・トーナメント:15勝
・マスターズ:5勝
・全米オープン:3勝
・全英オープン:3勝
・全米プロゴルフ選手権:4勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:2回(2007,2009)
ゴルフ界のスーパースター。実績は出場選手中No.1であり、すべてのプロゴルファー憧れの存在です。技術、メンタルすべてにおいて最高の選手です。最終日のウェアが最高です!(赤のシャツに黒のパンツ)飛距離において他を圧倒する程の存在ではなくなったものの正確なショット、パッティングは以前として素晴らしく何といってもファンを魅力するカリスマ性は健在である。年齢と若手の台頭により、タイトル獲得には厳しさもある中、どの様なプレーを見せてくれるか楽しみです。2020-2021シーズンは予選カット、72位タイと試合数も少ないし、結果も出ていない。試合勘と腰痛の不安は残りますが、通算83勝目、メジャー・タイトル16勝目に向けて期待したいところです。パワーランキングは20位。
ドライビングレンジでターフを取らないスウィングは見応え十分です。
キャメロン・チャンプ (Cameron Champ)
国籍:アメリカ
生年月日:1995年6月15日(25歳)
身長:182.9cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:2勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
今後のゴルフ界を席巻するであろう最新のスウィング(飛んで曲がらない)を活かした異次元の飛距離で観客を魅了するPGAツアーの超新星。特徴は超低空で打ち出されたボールがキャリーで350yも飛ぶわけです。アプローチの技術難に苦戦を強いられているが、この辺りに磨きがかかれば圧倒的な飛距離を武器にトップへと駆け上がる可能性を十分に秘めています。2020-2021シーズンは予選カット2回、42位タイとスタートから良くはなかったが、ZOZOチャンピオンチップで8位タイに入り調子は上向きではないでしょうか。マスターズ初出場となる今大会では上位進出と過去の常識と言われる場所を覆す位置からのセカンドショットに期待し、見てみたいものです。パワーランキングは20位以下。
海外メジャー4大会(マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権)のタイトルをすべて獲得すること。
【キャリア・グランドスラム達成した選手】
●ジーン・サラゼン(アメリカ)
●ベン・ホーガン(アメリカ)
●ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)
●ジャック・ニクラウス(アメリカ)
●タイガー・ウッズ(アメリカ)
【キャリア・グランドスラム達成に必要なタイトル】
◎ロリー・マキロイ(マスタ-ズ)
◎フィル・ミケルソン(全米オープン)
◎ジョーダン・スピース(全米プロゴルフ選手権)
マスターズのテレビ放送はTBS独占放送
今年もTBSが4日間独占放送
【地上波】TBS系列
【BS放送】BS-TBS
TBS系列 TBS と BS-TBS BS-TBS で4日間生中継!
11月12日(木) 第1日 予選ラウンド
- 23:56~翌1:25 (LIVE) TBS
11月13日(金) 第1日 予選ラウンド
- 1:25~4:00 (LIVE) BS-TBS(161ch)
- 4:00~7:00 (LIVE) TBS
11月14日(土) 第2日 予選ラウンド
- 0:20~1:20 (LIVE) TBS
- 1:20~4:00 (LIVE) BS-TBS(161ch)
- 4:00~7:00 (LIVE) TBS
11月15日(日) 第3日 決勝ラウンド
- 0:15~1:15 (LIVE) TBS
- 1:15~4:00 (LIVE) BS-TBS(161ch)
- 4:00~7:00 (LIVE) TBS
11月16日(月) 第4日(最終日) 決勝ラウンド
- 0:15~6:00 (LIVE) TBS
【LIVE動画配信】TBS系列
TBS マスターズ公式HPで配信
- 1日目
11月12日(木) 23:00〜翌3:00 (ch1)
11月12日(木) 23:00〜翌7:00 (ch2,ch3,ch4) - 2日目
11月13日(金) 23:00〜翌3:00 (ch1)
11月13日(金) 23:00〜翌7:00 (ch2,ch3,ch4) - 3日目
11月14日(土) 23:00〜翌3:00 (ch1)
11月14日(土) 23:00〜翌7:00 (ch2,ch3,ch4) - 4日目
11月15日(日) 23:00〜翌3:00 (ch1)
11月15日(日) 23:00〜翌6:00 (ch2,ch3,ch4)
ch1:「CLUB Masters」実況トーク LIVE
ch2:注目ペアリング LIVE
ch3:アーメンコーナー LIVE
ch4:15H&16H LIVE
【ダイジェスト放送】
11月13日(金) 第1日 予選ラウンド
- 9:00~翌0:00 (録画) BS-TBS(161ch)
11月14日(土) 第2日 予選ラウンド
- 6:30~10:54 (録画) BS-TBS(161ch)
11月15日(日) 第3日 決勝ラウンド
- 5:00~8:54 (録画) BS-TBS(161ch)
11月16日(月) 第4日(最終日) 決勝ラウンド
- 4:30~8:54 (録画) BS-TBS(161ch)
- 11:56~翌1:58 (録画) TBS
マスターズ 試合結果
(Yardage: 7,475 Par: 72)
天候:雨のち晴れ
注目の組み合わせ
1番ホールスタート
07:44(21:44) J.コクラック、X.シャウフェレ、H.ステンソン
11:38(01:38) T.ハットン、C.モリカワ、A.スコット
11:49(01:49) M.フィッツパトリック、B.ケプカ、J.トーマス
12:00(02:00) P.キャントレー、D.ジョンソン、R.マキロイ
12:11(02:11) C.チャンプ、Z.ジョンソン、J.ローズ
10番ホールスタート
07:11(21:11) W.シンプソン、M.リーシュマン、松山英樹
07:33(21:33) B.デシャンボー、L.ウーストハイゼン、J.ラーム
07:44(21:44) P.ケーシー、T.フィナウ、P.リード
07:55(21:55) S.ローリー、A.オグルトゥリー、T.ウッズ
08:06(22:06) I.ポールター、J.スピース、G.ウッドランド
11:05(01:05) J.ハーディング、今平周吾、N.テイラー
11:27(01:27) T.フリートウッド、B.ワトソン、M.ウルフ
11:38(01:38) B.ホーシェル、F.モリナリ、C.スミス
※スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。時差が約14時間で計算すると現地時間11月12日(木)の7:00だと日本時間11月12日(木)の21:00あたり、現地時間11月12日(木)の12:00だと日本時間11月13日(金)の2:00あたりになると思います。詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会1日目
首位 | ダスティン・ジョンソン | -7 | 65 |
ポール・ケーシー | -7 | 65 | |
ディラン・フリテッリ | -7 | 65 | |
4T | イム・ソンジェ | -6 | 66 |
ジャスティン・トーマス | -6 | 66 | |
キャメロン・スミス | -5 | 67 | |
ウェブ・シンプソン | -5 | 67 | |
ザンダー・シャウフェレ | -5 | 67 | |
ジャスティン・ローズ | -5 | 67 | |
10T | エイブラハム・アンサー | -4 | 68 |
ベルンハルト・ランガー | -4 | 68 | |
キャメロン・チャンプ | -4 | 68 | |
松山 英樹 | -4 | 68 | |
リー・ウェストウッド | -4 | 68 | |
ルイ・ウーストハイゼン | -4 | 68 | |
パトリック・リード | -4 | 68 | |
タイガー・ウッズ | -4 | 68 |
松山英樹:(-4) 10位タイ 5バーディ、1ボギー(68)
今平周吾:(E) 52位タイ 2バーディ、2ボギー(72)
T.ウッズ:(-4) 10位タイ 4バーディ、0ボギー(68)
大会1日目は、第2組がスタートした直後から雷雨による2時間45分の中断を余儀なくされる波乱の展開となる中、日本の松山英樹が、フェアウェイキープ率71.43% (10/14)パーオン率77.78% (14/18)とショットが安定し、平均飛距離こそ282.0yと低かったもののショットのクオリティの高さを見せた。パッティングも平均パットが1.61と素晴らしかったが、欲を言えば3m前後のパットの向上が望まれる。ともあれ、大会1日目で初の60台をマークし、首位と3打差の10位タイと絶好の滑り出しとなった。日没サスペンデッドとなった大会1日目、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンが1イーグル、5バーディ、0ボー(65)とティーショットを除けば、ショット・パッティングと、ほぼ完璧な内容のプレーを披露し、ポール・ケーシー、ディラン・フリテッリと並んでトップに立った。2位以下も大混戦となり、通常と異なる柔らかいグリーン、日没サスペンデッドの影響を受けた選手たちの大会2日目のプレーなど、まだまだ予断を許さない展開が続くでしょう。
大会1日目の全選手の結果
天候:くもりのち晴れ
注目の組み合わせ
1番ホールスタート
09:30(23:30) J.ハーディング、今平周吾、N.テイラー
09:52(23:52) T.フリートウッド、B.ワトソン、M.ウルフ
10:03(00:03) B.ホーシェル、F.モリナリ、C.スミス
13:46(03:46) W.シンプソン、M.リーシュマン、松山英樹
14:08(04:08) B.デシャンボー、L.ウーストハイゼン、J.ラーム
14:19(04:19) P.ケーシー、T.フィナウ、P.リード
14:30(04:30) S.ローリー、A.オグルトゥリー、T.ウッズ
14:41(04:41) I.ポールター、J.スピース、G.ウッドランド
10番ホールスタート
10:03(00:03) T.ハットン、C.モリカワ、A.スコット
10:14(00:14) M.フィッツパトリック、B.ケプカ、J.トーマス
10:25(00:25) P.キャントレー、D.ジョンソン、R.マキロイ
10:36(00:36) C.チャンプ、Z.ジョンソン、J.ローズ
14:19(04:19) J.コクラック、X.シャウフェレ、H.ステンソン
※スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。時差が約14時間で計算すると現地時間11月13日(金)の7:00だと日本時間11月13日(金)の21:00あたり、現地時間11月13日(金)の12:00だと日本時間11月14日(土)の2:00あたりになると思います。詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会2日目
首位 | エイブラハム・アンサー | -9 | 67 |
キャメロン・スミス | -9 | 68 | |
ジャスティン・トーマス | -9 | 69 | |
ダスティン・ジョンソン | -9 | 70 | |
ジョン・ラーム | -9 | 66 | |
6T | パトリック・キャントレー | -8 | 66 |
イム・ソンジェ | -8 | 70 | |
パン・チェンツェン | -8 | 66 | |
松山 英樹 | -8 | 68 | |
パトリック・リード | -8 | 68 |
松山英樹:(-8) 6位タイ 4バーディ、0ボギー(68)
今平周吾:(-2)35位タイ 4バーディ、2ボギー(70)
T.ウッズ: (-5)17位タイ 3バーディ、2ボギー(71)
予選CUTライン:E
J.デイ、F.モリナリ、M.ウルフ、T.ハットンなどが予選落ちとなりました。
大会2日目、前日の日没サスペンデッドの影響から大会1日目トップに立った世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンら上位選手がスコアを伸ばせない展開の中、ショット、パッティングともにリズム良いプレーを見せた世界ランキング2位のジョン・ラームが6バーディ、0ボー(66)とスコアを伸ばし、同じく7バーディ、1ボー(66)と好調なプレーをみせたパトリック・キャントレーらと共に上位に浮上した。日本の松山英樹は、ショットが安定しており、パッティングも素晴らしく、プレーリズム良くラウンドを終えた。予選2日間60台をマークし、トップと1打差の6位タイにつけ、優勝に向かって楽しみな決勝ラウンドとなるでしょう。今平周吾は、予選カットライン上でのラウンドでしたが、粘りのプレーでフロントナインをイーブンパーで折り返すと、12番でのグリーン外からのパッティングを決めてバーディ、16番でも素晴しいショットからのバーディを決めるなど通算2アンダー35位タイでマスターズ出場2回目にして見事に予選通過を果たした。日本人プレーヤーの決勝ラウンドでのプレーに大いに期待したいです。
大会2日目の全選手の結果
天候:晴れ
注目の組み合わせ
1番ホールスタート
10:31(00:31) W.シンプソン、J.ジェーンワタナノンド、X.シャウフェレ
10:42(00:42) T.ウッズ、R.ファウラー、B.ホーシェル
11:04(01:04) L.ウーストハイゼン、P.ミケルソン、B.ケプカ
11:26(01:26) T.フリートウッド、P.リード、D.ウィレット
11:37(01:37) イム・ソンジェ、松山英樹、 パン・チェンツェン
11:48(01:48) P.キャントレー、D.ジョンソン、J.ラーム
11:59(01:59) A.アンサー、C.スミス、J.トーマス
10番ホールスタート
10:31(00:31) キム・シウ、今平周吾、A.スコット
11:37(01:37) C.モリカワ、M.フィッツパトリック、Z.ジョンソン
11:48(01:48) J.ウォーカー、B.デシャンボー、T.フィナウ
11:59(01:59) C.シュワーツェル、J.スピース、R.カブレラ・ベロ
※スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。時差が約14時間で計算すると現地時間11月14日(土)の9:00だと日本時間11月14日(土)の23:00あたり、現地時間11月14日(土)の12:00だと日本時間11月15日(日)の2:00あたりになると思います。詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会3日目
首位 | ダスティン・ジョンソン | -16 | 65 |
2T | イム・ソンジェ | -12 | 68 |
エイブラハム・アンサー | -12 | 69 | |
キャメロン・スミス | -12 | 69 | |
5 | ディラン・フリテッリ | -11 | 67 |
6 | ジャスティン・トーマス | -10 | 71 |
7T | フアン・セバスチャン・ムニョス | -9 | 69 |
パトリック・リード | -9 | 71 | |
ジョン・ラーム | -9 | 72 | |
10T | ロリー・マキロイ | -8 | 67 |
ブルックス・ケプカ | -8 | 69 | |
トミー・フリートウッド | -8 | 71 | |
松山 英樹 | -8 | 72 |
松山英樹:(-8)10位タイ 4バーディ、4ボギー(72)
今平周吾:(-2)36位タイ 2バーディ、2ボギー(72)
T.ウッズ: (-5)20位タイ 2バーディ、2ボギー(72)
穏やかで絶好のコースコンデションの中でスタートした大会3日目は、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンが実力通り圧巻のプレーを披露し、2位に4打差をつけて単独トップに立った。2ndラウンドで我慢のプレーを強いられたダスティン・ジョンソンは、この日、フェアウェイキープ率100.00% (14/14)、パーオン率88.89% (16/18)、平均飛距離が318.0yと抜群のショット力で2番ホールで楽々イーグルを奪うと、4番ホールではロングパットを決めるなど、1イーグル、5バーディ、0ボギー(65)と要所で着実にスコアを伸ばし、独走態勢を築いた。2位以下は4打差の中に12人がひしめく大混戦となった。そんな中、大会3日目をトップと1打差の6位タイでスタートし、優勝の期待がかかった松山英樹は、4バーディ、4ボギー(72)と全体的にプレーリズムが良くなく、フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率66.67% (12/18)、平均飛距離が284.0yと安定せず、特にショットが短めでピンに絡む場面が少なかった。パッティングにおいても3パットが2回と予選ラウンド2日間に比べて肝心な場面で入らなかった。最終日はビッグスコアが出やすいセッティングとなるので頑張ってほしい。今平周吾も2バーディ、2ボギー(72)とスコアを伸ばすことが出来ず、36位タイにつけた。特にパー5で3日間通して5つしか伸ばすことが出来なかったのが悔やまれます。12位以内を目指して頑張ってほしいです。最終日は、松山英樹の初優勝またはダスティン・ジョンソンが大会レーコード更新とタイガー・ウッズ以来18年ぶりとなる世界ランキング1位の優勝なるか、大いに楽しみです。
天候:くもりのち晴れ
注目の組み合わせ
1番ホールスタート
08:12(22:12) T.ウッズ、S.シェフラー、S.ローリー
08:45(22:45) 松山英樹、 P.キャントレー、K.ナ
08:56(22:56) R.マキロイ、B.ケプカ、T.フリートウッド
09:07(23:07) S.ムニョス、P.リード、J.ラーム
09:18(23:18) C.スミス、D.フリテッリ、J.トーマス
09:29(23:29) D.ジョンソン、イム・ソンジェ、A.アンサー
10番ホールスタート
08:01(22:01) B.デシャンボー、C.シュワーツェル、B.ランガー
08:12(22:12) キム・シウ、今平周吾、B.ワトソン
※スタートは現地時間(()内は日本時間)を記載しています。時差が約14時間で計算すると現地時間11月15日(日)の7:00だと日本時間11月15日(日)の21:00あたり、現地時間11月15日(日)の12:00だと日本時間11月16日(月)の2:00あたりになると思います。詳しくは公式ホームページでご確認下さい。
大会最終日
優勝 | ダスティン・ジョンソン | -20 | 68 |
2T | キャメロン・スミス | -15 | 69 |
イム・ソンジェ | -15 | 69 | |
4 | ジャスティン・トーマス | -12 | 70 |
5T | ロリー・マキロイ | -11 | 69 |
ディラン・フリテッリ | -11 | 72 | |
7T | パン・チェンツェン | -10 | 68 |
ブルックス・ケプカ | -10 | 70 | |
ジョン・ラーム | -10 | 71 | |
10T | ウェブ・シンプソン | -9 | 68 |
コーリー・コナーズ | -9 | 69 | |
パトリック・リード | -9 | 72 |
松山英樹:(-8)13位タイ 4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(72)
今平周吾: (E)44位タイ 3バーディ、5ボギー(74)
T.ウッズ: (-1)38位タイ 6バーディ、3ボギー、other(10打)(76)
2位に4打差をつけてスタートした世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンが最終日も実力通りのプレーを披露した。出だしの2番でバーディを奪うことが出来ず、3番でバーディを奪ったものの、4番、5番と連続ボギーとスコアを落とす展開となる。過去4回メジャー・トーナメントの最終日をトップでスタートしながら、4回とも逆転を許し、優勝を逃しているというビッグトーナメントにおいて勝負弱い面が出るという不安が過ったが、今大会のダスティン・ジョンソンは、フェアウェイキープ率78.57% (44 / 56)、パーオン率83.33% (60 / 72)、平均飛距離が306.5yと抜群のショット力で不安を一掃、パッティングアベレージも1.621と安定していて、その後は冷静なプレーで6バーディ、2ボギー(68)と着実にスコアを伸ばし、通算20アンダー、2位に5打差をつけ圧勝。初タイトルを手にした。また、1997年のタイガー・ウッズと2015年のジョーダン・スピースが打ち立てた18アンダーの大会レーコード更新とタイガー・ウッズ以来18年ぶりとなる世界ランキング1位でのマスタ-ズ・タイトル獲得となった。優勝の期待がかかった松山英樹は、4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー(72)と最後までショット、パッティングが安定しなかった。フェアウェイキープ率64.29% (9/14)、パーオン率66.67% (12/18)、平均飛距離が266.0y、特にショットが短めでピンに絡む場面も少なく、パッティングにおいてもアベレージが1.78、3パットが2回と大会3日目と同じ状況だった。今平周吾も3バーディ、5ボギー(74)とスコアを伸ばすことが出来ず、44位タイで大会を終えた。最終日もパー5で1バーディ、2ボギーとスコアを落とす形となってしまった。連覇の期待がかかったタイガー・ウッズでしたが、15番から4連続バーディを奪うなど見せ場を作ったが、12番ホールで3回池に入れ10打を叩くなど、スコアを落とし通算1アンダー38位タイで大会を終えた。
2位タイに入ったオーストラリアの27歳キャメロン・スミスが67・68・69・69と4日間すべて60台というマスタ-ズ・トーナメント史上初の快挙を達成した。
大会最終日の全選手の結果
STATISTICS
ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)
FWキープ率 | パーオン率 | 平均飛距離 | |
ROUND1 | 64.29% (9/14) | 83.33% (15/18) | 307.5y |
ROUND2 | 78.57% (11/14) | 88.89% (16/18) | 300.5y |
ROUND3 | 100.00% (14/14) | 88.89% (16/18) | 318.0y |
ROUND4 | 71.43% (10/14) | 72.22% (13/18) | 300.0y |
TOTAL | 78.57% (44/56) | 83.33% (60/72) | 306.5y |
RANK | 13 | 1 | 6 |
キャメロン・スミス(Cameron Smith)
FWキープ率 | パーオン率 | 平均飛距離 | |
ROUND1 | 85.71% (12/14) | 72.22% (13/18) | 288.0y |
ROUND2 | 57.14% (8/14) | 61.11% (11/18) | 291.0y |
ROUND3 | 50.00% (7/14) | 61.11% (11/18) | 303.5y |
ROUND4 | 64.29% (9/14) | 66.67% (12/18) | 276.5y |
TOTAL | 64.29% (36/56) | 65.28% (47/72) | 289.8y |
RANK | T46 | T37 | 24 |
イム・ソンジェ(Sungjae Im)
FWキープ率 | パーオン率 | 平均飛距離 | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) | 72.22% (13/18) | 291.5y |
ROUND2 | 85.71% (12/14) | 66.67% (12/18) | 285.0y |
ROUND3 | 78.57% (11/14) | 55.56% (10/18) | 288.0y |
ROUND4 | 92.86% (13/14) | 55.56% (10/18) | 276.5y |
TOTAL | 82.14% (46/56) | 62.50% (45/72) | 285.3y |
RANK | T5 | T51 | 39 |
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
FWキープ率 | パーオン率 | 平均飛距離 | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) | 77.78% (14/18) | 281.5y |
ROUND2 | 85.71% (12/14) | 66.67% (12/18) | 280.0y |
ROUND3 | 64.29% (9/14) | 66.67% (12/18) | 283.5y |
ROUND4 | 64.29% (9/14) | 66.67% (12/18) | 266.0y |
TOTAL | 71.43% (40/56) | 69.44% (50/72) | 277.8y |
RANK | T25 | T21 | 54 |
タイガー・ウッズ(Tiger Woods)
FWキープ率 | パーオン率 | 平均飛距離 | |
ROUND1 | 71.43% (10/14) | 83.33% (15/18) | 281.0y |
ROUND2 | 85.71% (12/14) | 66.67% (12/18) | 284.5y |
ROUND3 | 64.29% (9/14) | 66.67% (12/18) | 286.0y |
ROUND4 | 85.71% (12/14) | 66.67% (12/18) | 277.5y |
TOTAL | 76.79% (43/56) | 70.83% (51/72) | 282.3y |
RANK | T16 | 20 | 46 |
今平 周吾(Shugo Imahira)
FWキープ率 | パーオン率 | 平均飛距離 | |
ROUND1 | 78.57% (11/14) | 77.78% (14/18) | 278.0y |
ROUND2 | 85.71% (12/14) | 55.56% (10/18) | 287.5y |
ROUND3 | 71.43% (10/14) | 66.67% (12/18) | 274.5y |
ROUND4 | 85.71% (12/14) | 61.11% (11/18) | 287.0y |
TOTAL | 80.36% (45/56) | 65.28% (47/72) | 281.8y |
RANK | T10 | T37 | 47 |
※FWキープ率:フェアウェイキープ率
優勝したダスティン・ジョンソンと松山英樹を比較すると、今大会の前半2日間に関しては、遜色なく戦えていたと思いますが、決勝ラウンドに入ってからは、ショット・パッティングともに差を見せつけられた。特にパッティングに関しては、2日間で3パット4回と精彩を欠いた。2位タイに入ったキャメロン・スミスとイム・ソンジェと比較するとショットに関しては数値的に差はないものの、パッティングにおいてキャメロン・スミス(平均パット数1.50)、イム・ソンジェ(平均パット数1.42)、松山英樹(平均パット数1.64)と大きな差が出てしまった。今平周吾は、距離のハンデキャップは大きく、パーオン率の低さと、それに伴うバーディ数の少なさが響く数値となった。ショットのクオリティの向上が課題となるでしょう。
※STATISTICSは、PGATOUR公式ホームページを参照
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