TPCサウスウィンド コースガイド

2025年フェデックスセントジュード選手権（FedEx St. Jude Championship）の開催地は、アメリカ・テネシー州メンフィスのプライベートコース「TPCサウスウィンド（TPC Southwind）」です。
全長約7288ヤード、PGAツアーの中でも屈指の難易度を誇るレイアウトが特徴的です。

本記事では、フェデックスセントジュード選手権の所在地・設計者・ヤーデージなどの基本情報、過去の大会開催歴、そして攻略のポイントや注目ホールを詳しく解説します。

コース概要

アメリカ・テネシー州メンフィス郊外に位置する「TPCサウスウィンド」は、1988年に開場したプライベートゴルフクラブで、PGAツアーが管理するトーナメント・プレーヤーズ・クラブ（TPC）ネットワークの一員です。美しい田園地帯に広がるチャンピオンシップコースであり、PGAツアーの「フェデックスセントジュード選手権」の開催地としても知られています。

TPCサウスウィンドの18ホールのチャンピオンシップコースは、設計家ロン・プリチャードが、ヒューバート・グリーンとファジー・ゼラーのコンサルタントを得て1988年に設計したものです。PGAツアーの中でも屈指の難易度を誇り、1989年から2021年までは「WGCフェデックスセントジュード招待」の開催地としても知られていました。

会場近くのミシシッピ川沿いにあるメンフィスでは、音楽や歴史、スポーツが調和した観光スポットが数多くあります。エルヴィス・プレスリーの邸宅「グレイスランド」や、伝説的な録音スタジオ「サン・スタジオ」、国立公民権博物館、そしてバスケットボールの試合が行われる「フェデックス・フォーラム」などを訪れ、充実した時間を過ごせるでしょう。

コースデータ

• 所在地：アメリカ・テネシー州メンフィス
• 設立：1988年
• 全長：7288ヤード
• パー：70

【基本セッティング】

【地図】

各ホールの概要

1番ホール：

• 距離：434ヤード
• パー：4
• 特徴：緩やかな左ドッグレッグ

2番ホール：

• 距離：408ヤード
• パー：4
• 特徴：緩やかな右ドッグレッグ

3番ホール：

• 距離：579ヤード
• パー：5
• 特徴：セカンド地点から池が絡む

4番ホール：

• 距離：196ヤード
• パー：3
• 特徴：グリーン左サイドの池

5番ホール：

• 距離：529ヤード
• パー：4
• 特徴：距離のあるタフな右ドッグレッグ

6番ホール：

• 距離：433ヤード
• パー：4
• 特徴：狭い左ドッグレッグ

7番ホール：

• 距離：482ヤード
• パー：4
• 特徴：ティーショットが鍵

8番ホール：

• 距離：171ヤード
• パー：3
• 特徴：縦距離が重要

9番ホール：

• 距離：457ヤード
• パー：4
• 特徴：池の絡む右ドッグレッグ

10番ホール：

• 距離：465ヤード
• パー：4
• 特徴：フェアウェイを横切る池

11番ホール：

• 距離：168ヤード
• パー：3
• 特徴：アイランドグリーン

12番ホール：

• 距離：406ヤード
• パー：4
• 特徴：右サイドに続く池

13番ホール：

• 距離：472ヤード
• パー：4
• 特徴：ティーショットが鍵

14番ホール：

• 距離：205ヤード
• パー：3
• 特徴：池が絡むツアー屈指の難易度

15番ホール：

• 距離：395ヤード
• パー：4
• 特徴：グリーン右サイドを流れるクリーク

16番ホール：

• 距離：530ヤード
• パー：5
• 特徴：チャンスホール

17番ホール：

• 距離：505ヤード
• パー：4
• 特徴：ティーショットが鍵

18番ホール：

• 距離：453ヤード
• パー：4
• 特徴：左サイドに池が続く左ドッグレッグ

芝の種類

フェアウェイ：

• マイヤー・ゾイシア

ラフ：

• 419バミューダ

グリーン：

• チャンピオン・バミューダ

コース攻略のポイント

起伏のある狭いフェアウェイと、大きなアンジュレーションのある小さなグリーンに加え、75個の戦略的に配置されたバンカー、さらに18ホール中11ホールで池が絡む難しいレイアウトが特徴です。PGAツアー屈指の難コースとして知られ、特に正確なティーショットが要求されます。