2026年AIG全英女子オープン(AIG Women’s Open)の開催地は、イングランド・ランカシャー州リザム・セントアニーズにある名門リンクスコース「ロイヤルリザム&セントアニーズ・ゴルフクラブ(Royal Lytham & St. Annes Golf Club)」です。
全長6601ヤードの高い砂丘に囲まれた独特の景観が特徴的です。
本記事では、ロイヤルリザム&セントアニーズ・ゴルフクラブの所在地・設計者・ヤーデージなどの基本情報、過去の大会開催歴、そして攻略のポイントや注目ホールを詳しく解説します。
コース概要
イングランド北西部・ランカシャー州リザム・セントアニーズに位置するロイヤルリザム&セントアニーズ・ゴルフクラブは、1886年に創設された英国屈指の名門リンクスコースです。1926年には英国王室から「ロイヤル」の称号を授かり、世界的な評価を確立しました。全英オープンの開催コース「オープン・ローテーション」の一つとして知られ、男子メジャーのほか、AIG全英女子オープン、全英シニアオープンなど数多くの世界大会の舞台となっています。
コースは1897年に著名な設計家ジョージ・ロウによって現在の土地へ移設・設計され、その後も時代に合わせて改修が重ねられてきました。近年はオープン選手権の開催に向けてティーイングエリアの後方移設やバンカーの改修、排水設備の整備などが行われ、歴史あるリンクスの伝統を守りながら、現代のトッププロにも対応できるコースへ進化を続けています。
アイリッシュ海沿いに広がるロイヤルリザム&セントアニーズは、英国を代表する本格的なシーサイドリンクスです。海岸沿いに位置しながら海が見えるホールは限られており、高い砂丘に囲まれた独特の景観が特徴となっています。年間を通じて強い海風が吹き、天候が短時間で変化することも多く、乾いた硬いフェアウェイと強風が選手のショット精度を大きく左右します。
コースデータ
- 所在地:イングランド・ランカシャー州リザム・セントアニーズ
- 設立:1886年
- 全長:6601ヤード
- パー:71
【基本セッティング】
| Hole | Yardage | Par |
| 1 | 180 | 3 |
| 2 | 417 | 4 |
| 3 | 445 | 4 |
| 4 | 371 | 4 |
| 5 | 212 | 3 |
| 6 | 490 | 5 |
| 7 | 586 | 5 |
| 8 | 392 | 4 |
| 9 | 144 | 3 |
| OUT | 3237 | 35 |
| 10 | 336 | 4 |
| 11 | 520 | 5 |
| 12 | 156 | 3 |
| 13 | 353 | 4 |
| 14 | 425 | 4 |
| 15 | 428 | 4 |
| 16 | 333 | 4 |
| 17 | 419 | 4 |
| 18 | 394 | 4 |
| IN | 3364 | 36 |
| Total | 6601 | 71 |
※2026年 HOLE LOCATIONS
【地図】
各ホールの概要
1番ホール:
- 距離:180ヤード
- パー:3
- 特徴:平坦なグリーンを取り囲む左側に3つ、右側に2つの難易度の高いバンカー
2番ホール:
- 距離:417ヤード
- パー:4
- 特徴:ランディングエリアに巧妙に配置されたバンカー
3番ホール:
- 距離:445ヤード
- パー:4
- 特徴:フェアウェイが狭く、9つのバンカーが点在する最難関ホールの1つ
4番ホール:
- 距離:371ヤード
- パー:4
- 特徴:ティーショットが重要な左ドッグレッグ
5番ホール:
- 距離:212ヤード
- パー:3
- 特徴:向かい風の中でのプレーとなる長いショート
6番ホール:
- 距離:490ヤード
- パー:5
- 特徴:起伏の多いフェアウェイと砲台グリーン
7番ホール:
- 距離:586ヤード
- パー:5
- 特徴:最も長く、14個のバンカーが点在する最難関ホールの1つ
8番ホール:
- 距離:392ヤード
- パー:4
- 特徴:砲台グリーン手前にある3つのバンカーとコース上で最も深い左サイドのバンカー
9番ホール:
- 距離:144ヤード
- パー:3
- 特徴:ホールインワンの出やすいホール
10番ホール:
- 距離:336ヤード
- パー:4
- 特徴:ティーショットが最重要
11番ホール:
- 距離:520ード
- パー:5
- 特徴:向かい風で起伏のあるグリーン
12番ホール:
- 距離:156ヤード
- パー:3
- 特徴:ゴルフコースの中でも屈指の難易度を誇る
13番ホール:
- 距離:353ヤード
- パー:4
- 特徴:ティーショットが重要
14番ホール:
- 距離:425ヤード
- パー:4
- 特徴:すべてのショットに正確性が求められる
15番ホール:
- 距離:428ヤード
- パー:4
- 特徴:ティーショットが重要な右ドッグレッグ
16番ホール:
- 距離:333ヤード
- パー:4
- 特徴:ブラインドショットとグリーンサイドの5つのバンカー
17番ホール:
- 距離:419ヤード
- パー:4
- 特徴:非常に狭いフェアウェイと数多く点在しているバンカー
18番ホール:
- 距離:394ヤード
- パー:4
- 特徴:コース最長のグリーンが特徴的なゴルフ界で最も有名な最終ホールのひとつ
芝の種類
フェアウェイ:
- クリーピング・ベント
ラフ:
- レッド・フェスキュー
グリーン:
- ファイン・ベント
- フェスキュー
コース攻略のポイント
ロイヤルリザム&セントアニーズ最大の特徴は、約200個ものバンカーが巧みに配置された極めて戦略性の高いリンクスコースであることです。フェアウェイは比較的狭く、ティーショットの落としどころが厳しく制限されるため、飛距離よりも正確性が求められます。また、小さく硬いグリーンは風の影響を受けやすく、正確なアイアンショットと繊細なアプローチがスコアメイクの鍵となります。
終盤は一瞬のミスが勝敗を左右する難関ホールが続き、強風下ではパーセーブすら容易ではありません。刻々と変化する風を読み切り、ティーショットからパッティングまで高いマネジメント能力を発揮できるかが、優勝争いを左右する最大のポイントとなるでしょう。


コメント