2025年アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン(The ANNIKA driven by Gainbridge at Pelican)の開催地は、アメリカ・フロリダ州ベレルのプライベートクラブ「ペリカン・ゴルフクラブ(Pelican Golf Club)」です。
全長6349ヤードの美しい景観と高い戦略性を兼ね備えたレイアウトが特徴的です。
本記事では、ペリカン・ゴルフクラブの所在地・設計者・ヤーデージなどの基本情報、過去の大会開催歴、そして攻略のポイントや注目ホールを詳しく解説します。
コース概要
アメリカ・フロリダ州の西海岸ベレルビーチの東、住宅街の中にある「ペリカン・ゴルフクラブ」は、タンパ湾を望む高級住宅地に広がるプライベートクラブです。元々は1925年に設立されたベルビュービルトモア・ゴルフクラブの本拠地であり、クラシカルとインフラストラクチャーが融合した美しく歴史のあるコースとして知られています。2020年からはLPGAツアー「アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン」の開催地となっています。
世界的な建築家ドナルド・ロスによって設計され、1925年にオープンした歴史のあるコースをもとに、2018年にボー・ウェリングによる大改修が行われ、豊かな緑と起伏のある地形を活かし、バミューダグラスの美しいフェアウェイと切れ目のないラフが特徴的で伝統的なクラシックスタイルと最新設備が融合した「南部の名門」として高く評価されています。
コースはフロリダ特有の穏やかな気候に恵まれ、年間を通じてプレー可能。海風が吹き抜ける日には距離感の調整が難しく、池やバンカーが効果的に配置されたホールでは戦略的なマネジメントが求められます。コース全体は比較的フラットながら、グリーン周りの起伏と繊細なアンジュレーションがスコアメイクを左右します。
コースデータ
- 所在地:アメリカ・フロリダ州ベレル
- 設立:1925年
- 全長:6349ヤード
- パー:70
【基本セッティング】
| Hole | Yardage | Par |
| 1 | 312 | 4 |
| 2 | 397 | 4 |
| 3 | 182 | 3 |
| 4 | 408 | 4 |
| 5 | 360 | 4 |
| 6 | 369 | 4 |
| 7 | 495 | 5 |
| 8 | 425 | 4 |
| 9 | 158 | 3 |
| OUT | 3106 | 35 |
| 10 | 420 | 4 |
| 11 | 381 | 4 |
| 12 | 143 | 3 |
| 13 | 423 | 4 |
| 14 | 529 | 5 |
| 15 | 191 | 3 |
| 16 | 388 | 4 |
| 17 | 340 | 4 |
| 18 | 428 | 4 |
| IN | 3243 | 35 |
| Total | 6349 | 70 |
※2025年 HOLE LOCATIONS
【地図】
各ホールの概要
1番ホール:
- 距離:312ヤード
- パー:4
- 特徴:距離の短いミドル
2番ホール:
- 距離:397ヤード
- パー:4
- 特徴:砲台グリーン
3番ホール:
- 距離:182ヤード
- パー:3
- 特徴:グリーン手前のバンカー群
4番ホール:
- 距離:408ヤード
- パー:4
- 特徴:ほぼストレートなミドル
5番ホール:
- 距離:360ヤード
- パー:4
- 特徴:ティーショットが重要
6番ホール:
- 距離:369ヤード
- パー:4
- 特徴:緩やかな左ドッグレッグ
7番ホール:
- 距離:495ヤード
- パー:5
- 特徴:緩やかな右ドッグレッグ
8番ホール:
- 距離:425ヤード
- パー:4
- 特徴:距離のあるタフな左ドッグレッグ
9番ホール:
- 距離:158ヤード
- パー:3
- 特徴:右サイドに広がる池
10番ホール:
- 距離:420ヤード
- パー:4
- 特徴:タフな距離とうねりの強いグリーン
11番ホール:
- 距離:381ヤード
- パー:4
- 特徴:曲がりの強い左ドッグレッグ
12番ホール:
- 距離:143ヤード
- パー:3
- 特徴:池越えで横長のグリーン
13番ホール:
- 距離:423ヤード
- パー:4
- 特徴:距離のあるミドル
14番ホール:
- 距離:529ヤード
- パー:5
- 特徴:ショットの正確性が重要
15番ホール:
- 距離:191ヤード
- パー:3
- 特徴:横長のグリーン
16番ホール:
- 距離:388ヤード
- パー:4
- 特徴:フェアウェイ左サイドの木とグリーン左サイドの池
17番ホール:
- 距離:340ヤード
- パー:4
- 特徴:グリーン周りのバンカー群
18番ホール:
- 距離:428ヤード
- パー:4
- 特徴:池の絡む最難関ミドル
芝の種類
フェアウェイ:
- ラティチュード36・バミューダ
ラフ:
- ラティチュード36・バミューダ
グリーン:
- ティフイーグル・バミューダ
コース攻略のポイント
ペリカン・ゴルフクラブは、全体的に起伏のある地形を活かした木々の少ないフェアウェイが広く見えるものの、実際はティーショットの落とし所が限られており、正確性がカギとなります。グリーンは、アンジュレーションが強く、速く滑らかで、8000スクウェアフィートを超える大きさです。また、52個の巧みに配置されたバンカーと9番と12番のパー3、18番パー4など要所にある10ホールに絡む池が特徴的であり、アイアンショットの精度とパッティング、風の読みとショートゲームが勝負のカギとなるでしょう。



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