2026年KPMG全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women’s PGA Championship)の開催地は、アメリカ・ミネソタ州チャスカにある名門プライベートゴルフクラブ「ヘイゼルティン・ナショナル・ゴルフクラブ(Hazeltine National Golf Club)」です。
全長6760ヤードの自然豊かな丘陵地に広がるダイナミックなコースレイアウトが特徴的です。
本記事では、ヘイゼルティン・ナショナル・ゴルフクラブの所在地・設計者・ヤーデージなどの基本情報、過去の大会開催歴、そして攻略のポイントや注目ホールを詳しく解説します。
コース概要
アメリカ・ミネソタ州チャスカにある「ヘイゼルティン・ナショナル・ゴルフクラブ」は、1962年に創設された名門プライベートゴルフクラブです。USGA元会長トットン・P・ヘフェルフィンガーの「全米規模の選手権を開催できるコースを造る」という構想から誕生し、開場当初からメジャー大会の舞台となることを目的として設計されました。
これまでに「全米オープン」「全米女子オープン」「全米アマチュア選手権」「全米プロゴルフ選手権」「ライダーカップ」など、数多くの主要大会を開催しており、アメリカを代表するチャンピオンシップコースとして世界的に知られています。
特に2009年の全米プロでは、最終日に首位タイガー・ウッズを逆転したY.E.ヤンの優勝舞台となり、2016年にはライダーカップ開催地としてアメリカ代表の勝利を見届けたことでも有名です。
ヘイゼルティン・ナショナルは、世界的コース設計家であるロバート・トレント・ジョーンズ Sr.によって設計され、1962年に開場しました。ジョーンズは、リスクとリターンを重視した戦略的な設計思想を取り入れ、トッププロの技術を試す本格的なチャンピオンシップコースとして完成させました。
その後、1991年の全米オープン開催に向けて、息子であるリース・ジョーンズが改修を担当。さらにメジャー大会開催に合わせてティー、バンカー、グリーン周辺などが調整され、現代の飛距離性能にも対応した難度の高いレイアウトへ進化しています。
ヘイゼルティン・ナショナルは、ミネアポリス近郊の湖や森林に囲まれた自然豊かな丘陵地に広がっています。コース名の由来にもなったヘイゼルティン湖周辺の土地を活かし、広大な敷地の中にダイナミックなレイアウトが展開されています。
ミネソタ特有の風が吹き抜ける環境も特徴で、特にメジャー開催時には風向きによって難易度が大きく変化します。全長7500ヤードを超える設定も可能なスケールを持ち、パワーだけでは攻略できない総合力が求められるコースです。
コースデータ
- 所在地:アメリカ・ミネソタ州チャスカ
- 設立:1962年
- 全長:6760ヤード
- パー:72
【基本セッティング】
| Hole | Yardage | Par |
| 1 | 417 | 4 |
| 2 | 384 | 4 |
| 3 | 568 | 5 |
| 4 | 165 | 3 |
| 5 | 402 | 4 |
| 6 | 380 | 4 |
| 7 | 516 | 5 |
| 8 | 152 | 3 |
| 9 | 394 | 4 |
| OUT | 3378 | 36 |
| 10 | 412 | 4 |
| 11 | 555 | 5 |
| 12 | 429 | 4 |
| 13 | 178 | 3 |
| 14 | 337 | 4 |
| 15 | 530 | 5 |
| 16 | 370 | 4 |
| 17 | 159 | 3 |
| 18 | 412 | 4 |
| IN | 3382 | 36 |
| Total | 6760 | 72 |
※2026年 HOLE LOCATIONS
【地図】
各ホールの概要
1番ホール:
- 距離:417ヤード
- パー:4
- 特徴:狭いフェアウェイと3段グリーン
2番ホール:
- 距離:384ヤード
- パー:4
- 特徴:バンカーがカギとなる左ドッグレッグ
3番ホール:
- 距離:568ヤード
- パー:5
- 特徴:深いラフと大きく難易度の高いグリーン
4番ホール:
- 距離:165ヤード
- パー:3
- 特徴:傾斜の強いグリーン
5番ホール:
- 距離:402ヤード
- パー:4
- 特徴:狭いフェアウェイの右ドッグレッグ
6番ホール:
- 距離:380ヤード
- パー:4
- 特徴:木々でセパレートされたフェアウェイとグリーン左手前の池
7番ホール:
- 距離:516ヤード
- パー:5
- 特徴:グリーン左手前に池が広がる右ドッグレッグ
8番ホール:
- 距離:152ヤード
- パー:3
- 特徴:細長いグリーンを挟む左サイドの深いバンカーと右サイドの池
9番ホール:
- 距離:394ヤード
- パー:4
- 特徴:フェアウェイ両サイドに3つずつ配置された深いバンカー
10番ホール:
- 距離:412ヤード
- パー:4
- 特徴:左ドッグレッグでグリーン左サイドに広がる池
11番ホール:
- 距離:555ード
- パー:5
- 特徴:右ドッグレッグで3打目のレイアップ地点左サイドに点在する7つのバンカー
12番ホール:
- 距離:429ヤード
- パー:4
- 特徴:硬くて微妙な傾斜が多い砲台グリーン
13番ホール:
- 距離:178ヤード
- パー:3
- 特徴:向かい風でグリーン左サイドの池
14番ホール:
- 距離:337ヤード
- パー:4
- 特徴:木々でセパレートされた狭いフェアウェイと小さなグリーン
15番ホール:
- 距離:530ヤード
- パー:5
- 特徴:左から右へ傾斜するフェアウェイと数多く点在するバンカー
16番ホール:
- 距離:370ヤード
- パー:4
- 特徴:右サイドと砲台グリーンと囲む池
17番ホール:
- 距離:159ヤード
- パー:3
- 特徴:コース内で最も難易度の高いグリーンの1つ
18番ホール:
- 距離:412ヤード
- パー:4
- 特徴:狭いフェアウェイと3段グリーン
芝の種類
フェアウェイ:
- ベント
ラフ:
- ケンタッキーブルー
- ペレニアルライ
- ファインフェスキュー
グリーン:
- ベント
コース攻略のポイント
ヘイゼルティン・ナショナル最大の特徴は、広大なスケールと高いショット精度を要求する難易度です。長い距離に加えて、巧みに配置されたバンカー、起伏のあるフェアウェイ、そして高速グリーンが選手を苦しめます。
一見するとフェアウェイは広く見えますが、メジャー仕様では正確なティーショットが重要になります。飛距離だけで攻めるとラフやハザードにつかまり、次打で苦しい状況になるため、攻めるホールと守るホールの判断がスコアを左右します。
特に名物ホールとして知られる16番は、ヘイゼルティン湖を絡めた戦略性の高いパー4で、終盤の勝負を左右する重要ホールです。さらに17番・18番もプレッシャーのかかるホールが続き、最後まで優勝争いが変わるチャンピオンシップコースらしい難所となっています。
勝負のカギは、飛距離よりも「フェアウェイキープ率」と「長い距離でのアイアン精度」風と距離をどう攻略するかが、ヘイゼルティンで勝つための最大のポイントです。


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