水墨画のモデルとなり電車を動かした壮大な沈堕の滝で美しき自然と歴史をたどる九州の旅。

沈堕の滝 おすすめ旅
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大分県豊後大野市にある沈堕の滝。「豊後のナイアガラ」と呼ばれダイナミックな景色が楽しめます。

断崖から落ちる滝の迫力と美しさから、古くから多くの詩歌に詠まれ、雪舟が訪れ「鎮田瀑図(ちんだばくず)」を描いたことでも有名です。

しかし滝に隣接された発電所により、大自然が作った雄大な滝の景観も半減されたといわれていたが、今なお流れる水の勢いは止まることがありません。

そんな歴史を感じながら壮大な滝を楽しめるスポットを紹介します。

沈堕の滝
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名瀑 沈堕(ちんだ)の滝

大分県豊後大野市の大野川の中流部にある滝。

高さ約20メートル、幅約100メートルの雄滝で「大野のナイアガラ」と呼ばれる雄大な滝です。

下流には高さ約18メートル、幅約10メートルの雌滝があります。

豊富な水と断崖から落ちる滝の迫力は圧巻です。古くから多くの人に魅了され続けた滝の景色は今でも癒されます。

同じ市内には、東洋のナイアガラと呼ばれる「原尻の滝」もあり絶景スポットとして人気があります。

【九州の名所】ナイアガラの滝が突如のどかな田園風景に現れる!大分の「原尻の滝」
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沈堕の滝の歴史にふれる

古くから多くの詩歌に詠まれ、室町時代の水墨画・雪舟が訪れ、「鎮田瀑図」描いたことでも有名です。

国の登録記念物にもなっています。

大分市内の電車を動かすために、昭和42年に石造りの沈堕発電所が造られましたが、今は遺構として近代文化遺産に認定されています。

滝は長年、岩盤の崩落をくり返し、ダムの設置より、滝の上にコンクリートの堰が作られ崩落防止のために落水を止めるなど、大自然が作った雄大な滝の景観も一時は半減されたといわれていました。

後に雪舟の「鎮田瀑図」をもとに自然石や擬石を施して沈堕の滝の特徴であった11条の落水を再現した工事が行われ、今でも沈堕の滝が残されています。

沈堕の滝をより近くで見れる場所

県道を進んで案内板の方へ車を走らせると、駐車場のようなスペースがあります。

どうやらこの下に公園があるようで、道があるので車でも行けるようだったけど、道幅も狭かったのでそこへ車を止めて行きました。

車を降りて少し歩いて行くと、右手に広場がありその奥は水力発電の展示がありました。

左手には、展望台と神社、トイレがあり、こちらの展望台からは少し遠目で滝を眺めることができます。

鳥居をくぐり遊歩道を進んで行くと石造りの遺構が現れます。

途中、左に下る道が現れますが、こちらは降りていくと沈堕の滝の落差を利用した水力発電所で、石造りの発電所跡が廃墟のように残されています。

沈堕の滝

この発電所の水路跡が遊歩道となっており、歴史を感じながら滝の方へと向かいます。

沈堕び滝

先ほどの分岐点まで戻り、遊歩道をさらに奥へと進んで行くと、突きあたりが見えてきます。

そこに現れた沈堕の滝の轟音とド迫力の水流の景色は圧巻で、いつまでも感動が止まらない景色でした。

沈堕の滝
沈堕の滝
遊歩道の先の滝見台からの景色は絶景です!
 
遊歩道を歩くときはに気をつけて行きましよう。(看板がありました)
また、滝見台から戻ってきた時に、アリが数匹洋服についていたので、アリにも注意です。

情報

〒879-6423 大分県豊後大野市大野町沈堕

【駐車場】あり

【展望台】あり

【トイレ】あり

行き方

【車】

大分自動車道 大分米良ICから 約50分

大分自動車道 湯布院ICから 約1時間15分

【JR】

JR九豊肥本線 豊後清川駅から車で10分

大分の2大ナイアガラのひとつ、東洋のナイアガラ「原尻の滝」へは

「沈堕の滝」から「原尻の滝」までは、車で約20分です。

東洋のナイアガラ「原尻の滝」も感動です!

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同じように発電所の遺構が見られる場所が、九州では鹿児島県にもあります。

鹿児島県伊佐市の「曽木の滝」も、ラピュタを思わせる遺構と日本で一番滝幅の広いダイナミックな滝が楽しめるのでおすすめです。

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