主に【PGA米国男子ツアー】で活躍する注目選手に関する基本情報(プロフィール)をまとめました。
注目選手の基本情報
※選手情報は2023年12月7日時点
スコッティ・シェフラー (Scottie Scheffler)
生年月日:1996年6月21日(27歳)
身長:190.5cm
体重:90.7kg
① PGAツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2013年の「全米ジュニア・アマチュア」を制覇、エリン・ヒルズで行われた2016-2017シーズンの「全米オープン」でローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代の活躍を経て、プロ転向後の2019年には、PGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」で2勝を挙げ、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2019-2020シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで4年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2019-2020シーズンでは23試合に出場し、優勝こそなかったものの、3位2回を含むトップ5入り6回、トップ10入り7回と素晴らしい成績を残し、フェデックスカップ・ポイントランキングで5位に入る活躍でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
また、プレーオフ・シリーズ第1戦「THE NORTHERN TRUST」の第2ラウンドではPGAツアー史上11人目の50台となる「59」を記録しています。
その後も安定した成績を残していたものの、初優勝に手が届かないまま迎えた2021-2022シーズンの2月に行われた「WM Phoenix Open」でプレーオフの末に初優勝を飾ると、3月の「Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard」で2勝目、更に3週間後の「World Golf Championships-Dell Technologies Match Play」で世界選手権初制覇を果たすなど、5試合で3勝と覚醒。マーティン・カイマーの26歳1カ月30日の記録を抜いて、PGAツアーデビューから僅か2年7カ月でジョン・ラームの25歳8カ月9日に次ぐ、25歳9カ月6日という史上6番目の若さで世界ランキング1位に駆け上がると、翌週行われた「Masters Tournament」でメジャー初優勝を飾りました。
恵まれた体格を活かした飛距離を武器としたプレーに加え、パッティングを含めたショートゲームも素晴しく、ショット・ショートゲーム・パッテイングと総合的に高いレベルを保っています。
2021-2022シーズンは、平均飛距離81位(301.7y)フェアウェイキープ率49位(63.84%)パーオン率10位(75.69%)平均パット(1.725)とショット・アプローチが安定していました。
ジョン・ラーム(Jon Rahm)
生年月日:1994年11月10日(29歳)
身長:188.0cm
体重:99.8kg
① PGAツアー:11勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2014年の世界アマチュア選手権で優勝、2015年には、世界アマチュア・ランキング1位とマーク H.マコーマック・メダルを受賞、更に、2015年と2016年には、史上初となる男子のアマチュアゴルファーで最高の選手に授与されるベン・ホーガン・アワードを2回受賞、2016年の全米オープンでローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、スペシャル・テンポラリー・メンバーとして、2015-2016シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで8年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2016-2017シーズンの「Farmers Insurance Open」で初優勝を飾ると、2019-2020シーズンには、「the Memorial Tournament presented by Nationwide」と「BMW Championship」を含む年間2勝をあげ、4年連続4回目のツアーチャンピオンに出場しました。
その後もPGAツアーとヨーロピアンツアーで活躍を見せる中、2020-2021シーズンの6月に行われたメジャー・トーナメント「全米オープン」でメジャー初タイトルを獲得、セベ・バレステロス以来となるスペイン勢2人目の世界ランキング1位を経験するなど、世界屈指のプレーヤーとなっています。
恵まれた体格から生み出されるパワーを活かし、コンパクトなスウィングながら、飛距離と安定感抜群のアイアンショット、メンタル面の充実により世界のトップにまで上り詰めました。
2021-2022シーズンは、平均パットが121位(1.768)だったものの、平均飛距離5位(318.9y)パーオン率3位(71.59%)と抜群のショット力を活かしたプレーで1ラウンドあたりのバーディ数(4.17)平均スコア12位(69.755)と高いスコアリング・アベレージを誇っています。
ロリー・マキロイ(Rory McIlroy)
生年月日:1989年5月4日(34歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:23勝
② メジャー・トーナメント:4勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:2回(2016,2019)
2004年に優勝したジュニア・ライダーカップのヨーロッパ代表、2005年から2006年にかけてアイルランドの2つのアマチュア・タイトルを獲得、更に2006年8月にはヨーロピアン・アマチュア、2007年の全英オープンでローアマチュアを獲得するなど、アマチュア時代から活躍し、2007年にプロ転向、2010年シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで14年目のシーズンを迎えます。
2009年「Dubai Desert Classic」で欧州ツアー初優勝を飾ると、本格参戦となった2010年シーズンの「Quail Hollow Championship」でPGAツアー初優勝、翌年の2011年シーズンには、メジャー・トーナメント「全米オープン」でメジャー初タイトルを獲得。更に2012年シーズンには「全米プロゴルフ選手権」を制し、メジャー2勝目を獲得するなど、タイガー・ウッズの21歳5カ月16日に次ぐ、22歳10カ月という史上2番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上するとともにルーク・ドナルドに続く、欧米両ツアーでの賞金王も手にしています。
2013-14シーズンには2度目の「全米プロゴルフ選手権」制覇と「全英オープン」を制し、キャリア・グランドスラムへ向けて「マスタ-ズ・トーナメント」を残すのみとなりました。
その後も2015-2016シーズンと2018-2019シーズン、2021-2022シーズンに3度の年間王者に輝くなど、これまでにPGAツアーで23勝(2023年3月6日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人です。
PGAツアーのプレーヤーとしては小柄ながら抜群の飛距離とキレのある素晴しいスウィングから放たれるアイアンショットの高さとインパクト音は、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)と並び、高いレベルにあります。
2021-2022シーズンは、平均飛距離2位(321.3y)SG: Off The Tee 3位(0.771)SG: Approach to Green 14位(0.626)SG: Putting (0.495)SG: Total 1位(2.115)と全体的に素晴らしい数値でスコアリング・アベレージも1位(68.670)でした。
パトリック・キャントレー (Patrick Cantlay)
生年月日:1992年3月17日(31歳)
身長:182.9cm
体重:86.2kg
① PGAツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2021)
2011年の「SCGAアマチュア選手権」で優勝、「全米アマチュア選手権」で準優勝、同年の「全米オープン」でローアマチュアに輝くと、翌週に行われた「トラベラーズ選手権」の第2ラウンドでPGAツアーの歴史の中でアマチュアとして史上最少スコアとなる「60」をマーク。世界トップランクのアマチュアとしてマーク H.マコーマック・メダルを獲得、更にフレッド・ハスキンズ賞とジャック・ニクラス賞をダブル受賞。翌年の2012年「マスタ-ズ・トーナメント」でもローアマチュアに輝くなど、アマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで節目となる10年目のシーズンを迎えます。
プロ転向後、本格参戦となった2013-2014シーズンは僅か5試合の出場に留まり、その後も2013年に発覚した背骨の疲労骨折の影響により2014-2015シーズンは1試合、2015-2016シーズンは出場なしと怪我に苦しむ中、2016-2017シーズンで2位1回と3位タイ1回を含むトップ10入り4回を果たし、カムバックに成功、2017-2018シーズンの「Shriners Hospitals for Children Open」でプレーオフを制し、PGAツアー初優勝を飾っています。
その後、2018-2019シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide」での2勝目を皮切りに、2020-2021シーズンには地元で行われた「ZOZO CHAMPIONSHIP @ SHERWOOD」とコリン・モリカワとのプレーオフを制して大会2勝目を飾つた「the Memorial Tournament presented by Nationwide」更にプレーオフ・シリーズ第2戦「BMW Championship」と最終戦「TOUR Championship」を制し、2016-2017シーズンのジャスティン・トーマスとダスティン・ジョンソン以来となる1シーズンで4回以上の勝利を収め、年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の栄光を手にしています。
これまでにPGAツアーで複数回の優勝を飾っている世界トップクラスのプレーヤーの1人となっています。
ショットのクオリティの高さとショートゲームの上手さはPGAツアーの中でもトップクラスの実力を誇り、冷静な判断力も含めて安定感抜群のプレーを見せています。
2021-2022シーズンは、平均飛距離40位(308.0y)フェアウェイキープ率93位(60.58%)とティーショットの精度が低かったものの、パーオン率18位(69.28%)SG: APPROACH THE GREENが38位(0.363)SG: PUTTINGが28位(0.367)とショットとパッティングは安定しており、SCORING AVERAGEは6位(69.468)でした。
また、20試合に出場し、優勝2回と2位3回、3位1回を含むトップ10入り12回、トップ25入り14回と安定感抜群の結果を残し、賞金ランキングは4位($9,369,605)フェデックスカップ・レギュラーシーズン・ポイントランキングは5位(2,108)でした。
ヴィクトル・ホブランド (Viktor Hovland)
生年月日:1997年9月18日(26歳)
身長:177.8cm
体重:74.8kg
① PGAツアー:4勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2018-2019シーズンにマスタ-ズと全米オープンのローアマチュアを獲得し、世界アマチュアランキング1位を経験したノルウェーの23歳。
PGAツアーメンバーとなった2019-2020シーズンに22歳の若さで2020年「Puerto Rico Open」を制し、PGAツアー初優勝(ノルウェー初)を飾ると、勢いのまま、ツアー・チャンピオンシップにツアールーキーで進みました。
飛距離もある程度出ますし、抜群のショット力とアプローチ力を活かすショットメーカー。全体的にムラの少ないプレーを見せます。
2021-2022シーズンは、平均飛距離37位(308.4y)フェアウェイキープ率70位(61.87%)パーオン率74位(66.98%)平均パット17位(1.731)に対して、Scramblingが99位(59.38%)と良くありませんでした。
ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)
生年月日:1993年10月25日(30歳)
身長:177.8cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:7勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
アマチュア時代の2014年にカリフォルニア州・アマチュア・チャンピオンに輝き、2015年からPGAツアーの下部組織に当たるKORN FERRY TOURに参戦し、2016-2017シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに戦いの場を移し、7年目のシーズンを迎えます。
ルーキー・イヤーとなった2016-2017シーズンの7月に行われた「The Greenbrier Classic」でPGAツアー初優勝を飾ると、プレーオフ・シリーズの最終戦「TOUR Championship」も制し、優勝2回を含むトップ10入り4回を成し遂げ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
その後も、2019年大会の「World Golf Championships-HSBC Champions」や「Sentry Tournament of Champions」で勝利を掴み、ビッグマッチに絶大な力を発揮するとともに、4勝すべてが逆転での勝利であることから、勝負強さも持ち合わせています。
2021年に開催された「東京オリンピック」では、ゴールド・メダリストに輝き、残りは、毎年期待されながら手が届かないメジャー・トーナメントの優勝になるでしょう。
PGAツアーの選手としては小柄ながら、安定したスウィングから放たれる300.0yを超す平均飛距離とアイアンショットのキレ、安定感のあるパッティングとすべてにおいて高いレベルのクオリティを維持しています。
2021-2022シーズンは、平均飛距離35位(308.5y)フェアウェイキープ率60位(62.20%)パーオン率11位(70.52%)SG: APPROACH THE GREENが7位(0.701)平均パット8位(1.725)とショットからショートゲーム、そしてパッティングとバランスの良い数値を残し、SCORING AVERAGEも5位(69.462)と素晴らしい結果を残しています。
賞金ランキングは6位($7,427,299)フェデックスカップ・レギュラーシーズン・ポイントランキングは4位(2,153)でした。
キャメロン・スミス (Cameron Smith)
生年月日:1993年8月18日(30歳)
身長:180.3cm
体重:78.0kg
① PGAツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2013シーズンにPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」に参戦、2014シーズンには「アジアン・ツアー」で活躍、2014-2015シーズンに非会員としてPGAツアーに参戦し「全米オープン」で4位タイに入るなどの活躍を見せ、スペシャル・テンポラリー・メンバーを獲得。その後スペシャル・テンポラリー・メンバーとして2014-2015シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで8年目、2023年シーズンからはLIVゴルフに参戦しています。
本格参戦となった2015-2016シーズンには、トップ10入り0回、予選落ち11回と苦労したものの、2016-2017シーズンのペアマッチ「Zurich Classic of New Orleans」でPGAツアー初優勝を飾り、2年間のシード権を手にすると、2019-2020シーズン「Sony Open in Hawaii」でPGAツアー2勝目。その後も「Zurich Classic of New Orleans」で再び優勝を飾るなど、安定した成績を残しています。
パッティングの上手さに加え、ショットのクオリティもレベルアップし、総合的に安定した高いレベルのゴルフを見せています。
2021-2022シーズンは、平均飛距離101位(299.7y)フェアウェイキープ率135位(57.49%)のティーショットに対して、パーオン率47位(68.01%)平均パット1位(1.679)とパッティングが素晴しく、バーディ・アベレージも4.63で1位に入っています。
マックス・ホーマ(Max Homa)
生年月日:1990年11月19日33歳)
身長:185.4cm
体重:81.6kg
① PGAツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
カリフォルニア大学ゴルフチームの歴史の中で最高の選手の1人であり、US Walker Cup teamの一員として「The National GL of America」で優勝、2013年の「全米オープン」に出場するなど、アマチュア時代の活躍を経て、2014-2015シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、途中でPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」も経験しながら、PGAツアーで6年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2014-2015シーズンでは27試合に出場し、トップ10入り1回で予選落ちが12回と結果が伴わなかったものの、2018-2019シーズンの「Wells Fargo Championship」でPGAツアー初優勝を飾ると、キャリア初のフェデックスカップ・プレーオフに進出しています。
その後もまずまずの成績を残しながら迎えた2020-2021シーズンの2月に行われた「The Genesis Invitational」でプレーオフの末にPGAツアー2勝目を飾ると、2021-2022シーズンには開幕戦「Fortinet Championship」と初優勝を飾った大会でもある「Wells Fargo Championship」で複数回優勝を成し遂げ、初のツアーチャンピオンシップに出場、5位タイという好成績でシーズンを終えています。
スマートなスウィングでショットからショートゲーム、パッテイングに至るまで総合的に高いレベルを維持した安定感抜群のゴルフを展開しています。
2021-2022シーズンは、平均飛距離52位(306.3y)フェアウェイキープ率92位(60.63%)パーオン率110位(65.99%)平均パット52位(1.747)という結果を残しています。
ジョーダン・スピース (Jordan Spieth)
生年月日:1993年7月27日(30歳)
身長:185.4cm
体重:79.4kg
① PGAツアー:13勝
② メジャー・トーナメント:3勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:1勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2015)
2009年の「AJGA Rolex Player of the Year」に選出、2009年と2011年に「全米ジュニア・アマチュア」を制し、タイガー・ウッズ以来2人目となる複数回優勝を成し遂げ、2012年の「全米オープン」でローアマチュアを獲得、世界アマチュアランキング1位に輝くなどアマチュア時代から活躍し、2013年シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアーで節目となる10年目のシーズンを迎えます。
プロ転向後、本格参戦となった2013年シーズンには10代で「John Deere Classic」を制するなど、初優勝1回を含むトップ10入り9回を達成、FedExCupを7位で終えるというPGAツアーの歴史の中でトップのルーキー・パフォーマンスを披露し「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に輝いています。
2014-2015シーズンには、タイガー・ウッズの大会記録に並ぶ通算18アンダーで4月の「マスタ-ズ・トーナメント」を初めて制すると、6月に行われた「全米オープン」も初制覇、9月に行われた「TOUR Championship by Coca-Cola」でも優勝し、メジャー・トーナメント2勝を含む歴史的なシーズン5勝を挙げ、ロリー・マキロイの22歳10カ月の記録を抜いて、タイガー・ウッズの21歳5カ月16日に次ぐ、22歳20日という史上2番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上、2014-2015シーズンの年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の栄光を手にしました。
2015-2016年シーズンの「マスタ-ズ・トーナメント」では、まさかの展開から史上4人目となる連覇を逃したものの、2016-2017シーズンには「全英オープン」のタイトルを獲得、メジャー通算3勝を挙げ、キャリア・グランドスラムへ向けて「全米プロゴルフ選手権」を残すのみとなりました。
その後、2018年のトレーニング中に右手を怪我し、グリップの形を変えたことによる影響で思ったようなスウィングが出来なくなり、スランプに陥りましたが、2020-2021シーズンに入り、結果が付いてくるようになると、確固たる自信を取り戻し、元のグリップに戻したスウィングに自信が持てるようになったことで完全復活に成功。これまでにPGAツアーで13勝(2022年6月6日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人となっています。
アイアンショットのクオリティの高さとプレースタイルの特徴でもあるセンスを感じるショートゲームの上手さはPGAツアー屈指である一方、ドライバー・ショットの精度に課題が残っています。
2021-2022シーズンは、平均飛距離37位(308.4y)フェアウェイキープ率150位(55.99%)パーオン率62位(67.42%)SG: APPROACH THE GREENが31位(0.416)SG: PUTTING(-0.207)とショットからパッティングに至るまで苦労した印象で、SCORING AVERAGEも31位(70.240)でした。
Will Zalatoris(ウィル・ザラトリス)
生年月日:1996年8月16日(27歳)
身長:188.0cm
体重:74.8kg
① PGAツアー:1勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
アマチュア時代の2014年に全米ジュニア・アマチュア・チャンピオンに輝き、PGAツアーの下部組織に当たるKORN FERRY TOURの2019-2020シーズン「 TPC Colorado Championship at Heron Lakes」で初優勝を飾っています。
2020-2021シーズンは、PGAツアー非会員でありながら11月にスペシャル・テンポラリー・メンバーとしてPGAツアーに参戦、4月の「マスタ-ズ・トーナメント」での2位を含むトップ10入り8回と素晴らしい活躍によって1,296のFedExCupポイントを集め、2021-2022シーズンのフルタイム・メンバーシップを獲得すると共にPGAツアー2020-2021シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
スペシャル・テンポラリー・メンバーでの受賞は、2001年のチャールズ・ハウエルIII以来、19年ぶりとなります。
2021-2022シーズンは、PGAツアー初優勝と2位3回という素晴らしい活躍を見せました。
すらりとした長身から放たれる飛距離とキレのあるアイアンショットには定評があり、スコアを組み立てるショットメーカー。しかし、パッティングを含むショートゲームに課題が残されています。
2021-2022シーズンは、平均飛距離13位(314.7y)フェアウェイキープ率159位(55.44%)パーオン率8位(70.91%)平均パット21位(1.734)でした。
トニー・フィナウ(Tony Finau)
生年月日:1989年9月14日(34歳)
身長:193.0cm
体重:90.7kg
① PGAツアー:6勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
立派な体格から繰り出される飛距離を武器に2015年にPGAツアーにデビューすると、2016年「Puerto Rico Open at Coco Beach」でツアー初優勝、素晴しいキャリアのスタートを飾りました。
一方で2020-2021年のレギュラーシーズン終了時点で8回も2位(内プレーオフ3回)に終わるなど勝負弱さが露呈していましたが、プレーオフ・シリーズ第1戦「THE NORTHERN TRUST」で2016年の最初の優勝から1,975日ぶり143試合目、PGAツアーのキャリア・スタート以来、31歳11か月9日の189試合目で、ようやく2度目のPGAツアータイトルを獲得しました。
ハーフトップまでしかバックスウィングしないコンパクトなスウィングが特徴ですが、実際は最後まで上がるバックスウィングでフルショットするとPGAツアーNo.1の飛ばし屋と言われ、フルショット時のデータは、ボール初速206マイル、キャリー383ヤードを記録しました。(200マイルを超えることと1マイル上げることはかなり大変である)
2020-2021シーズンは、平均飛距離40位(308.0y)フェアウェイキープ率129位(57.96%)パーオン率5位(71.25%)平均パット62位(1.752)でした。
サム・バーンズ(Sam Burns)
生年月日:1996年7月23日(27歳)
身長:185.4cm
体重:83.9kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
アマチュア時代の2017年に「アーノルド・パーマー・カップ」の代表に選ばれ、PGAツアー「バーバソル・チャンピオンシップ」では6位タイに入るなど活躍し、2018年からPGAツアーの下部組織に当たるKORN FERRY TOURに参戦し、1勝を挙げ、2018-2019シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに戦いの場を移し、PGAツアーで5年目のシーズンを迎えます。
ルーキー・イヤーとなった2018-2019シーズンにトップ10入り3回、予選通過16回でフェデックスカップポイントランキングで94位に入り、プレーオフの資格を得る活躍を見せました。
その後も、安定した成績を残し、2020-2021シーズンには、バルスパー・チャンピオンシップでPGAツアー初優勝を飾り、3年連続となるプレーオフ進出を決めています。(2018-2019シーズンは、怪我によってプレーオフには出場していません。)
持ち味の飛距離を活かしたゴルフに加え、アイアンショットとパッティングに安定感が増し、高いレベルのクオリティとなっています。
2020-2021シーズンは、平均飛距離24位タイ(309.6y)フェアウェイキープ率162位(55.38%)パーオン率26位(68.68%)平均パット5位(1.721)でした。
キャメロン・ヤング(Cameron Young)
生年月日:1997年5月7日(26歳)
身長:180.3cm
体重:83.9kg
① PGAツアー:0勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
アマチュア時代の2014年に米国ジュニア・ライダーカップとジュニア・ワールドカップのメンバーに選出され、2015年には全米大学選手権とウォリアー・プリンスビル・マカイ・インビテーショナルで優勝するなどアマチュア時代から活躍し、2020-2021シーズンからPGAツアーの下部組織に当たるKORN FERRY TOURに参戦し、2勝を飾る活躍を見せ、2021-2022シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに戦いの場を移し、2年目のシーズンを迎えます。
ルーキー・イヤーとなった2021-2022シーズンには、優勝こそ無かったものの、2位5回、3位2回、トップ10入り7回という活躍を見せ、1980年以来となる1シーズン5回の2位を記録した7人目のプレーヤーとなり、ルーキーとしてプレーオフ・シリーズの最終戦「TOUR Championship」にも出場する活躍を見せ、2021-2022シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー(別名アーノルド・パーマー・アワード)を受賞しています。
今後の活躍が大いに期待される注目の若手と言えるでしょう。
松山英樹と同じトップでタメのあるスウィングから放たれる300.0yを超す平均飛距離とクオリティの高い安定感のあるショートゲームとパッティングを活かしたプレーが特徴的と言えるでしょう。
2021-2022シーズンは、平均飛距離3位(319.3y)フェアウェイキープ率122位(58.67%)パーオン率143位(64.91%)SG: OFF-THE-TEEが2位(0.914)平均パット4位(1.564)とティーショットとパッティングで良い数値を残し、SCORING AVERAGEも16位(69.844)と素晴らしい結果を残しています。
賞金ランキングは10位($6,520,598)フェデックスカップ・レギュラーシーズン・ポイントランキングは9位(1,774)でした。
コリン・モリカワ(Collin Morikawa)
生年月日:1997年2月6日(26歳)
身長:175.3cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:5勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:1勝
・全米プロゴルフ選手権:1勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
日系4世でアマチュア時代には、世界アマチュアランキング1位も獲得し、2018-2019シーズン6月にプロに転向、PGAツアーに参戦すると、タイガー・ウッズが1997年8月に記録した25戦連続予選通過の最長記録に次ぐ22戦連続予選通過を記録するなど目覚ましい活躍をみせています。
更に、プロ転向後、僅か29試合目、しかもメジャー・トーナメント2戦目でメジャー・タイトル「全米プロゴルフ選手権」を獲得すると、2020-2021シーズンには「全英オープン」も制し、これまでにメジャー・トーナメント2勝を含むPGAツアー5勝を飾っています。
2021年10月17日時点で世界ランキング3位につけるなど、今後も注目度が最も高いプレーヤーの1人でしょう。
平均的な飛距離と身長175.3cmと決して大きくはない体格でありながらプレーに自信と品を感じ、技術的にクオリティが高く、メンタル面でもポジティブであり、平常心で戦える力を持ち合わせていて、マネジメントに関してもクレバーさを感じさせます。一方で、唯一のウィークポイントとなっているのがパッティングとなります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離83位(301.8y)パーオン率30位(68.61%)平均パット48位(1.746)でした。
ジャスティン・トーマス (Justin Thomas)
生年月日:1993年4月29日(30歳)
身長:177.8cm
体重:72.6kg
① PGAツアー:15勝
② メジャー・トーナメント:2勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:2勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:1回(2017)
2010年「全米ジュニア・アマチュア」で準優勝、2012年「全米アマチュア」では準決勝進出、ハスキンズ賞とニクラス賞の両方を受賞するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンのPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」を経て、2014-2015シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、PGAツアー9年目のシーズンを迎えます。
本格参戦して2年目の2015-2016シーズンには「CIMB Classic」でPGAツアー初優勝。優勝1回、3位4回を含むトップ10入り7回、トップ25入り10回の活躍を見せ、2年連続でフェデックスカップのプレーオフに進出、初のツアーチャンピオンシップに出場しました。
2016-2017シーズンには「CIMB Classic」で連覇を達成、同シーズン1月に行われた「SBS Tournament of Champions」では松山英樹に3打差をつけPGAツアー3勝目。翌週に行われた「Sony Open in Hawaii」では、初日に(59)をマーク、PGAツアー最年少記録となる23歳8カ月14日での50台と72ホールの最少スコアを樹立し大会史上4人目となる完全優勝で2大会連続優勝。更に8月の「全米プロゴルフ選手権」でも松山英樹との優勝争いを制しメジャー初優勝を飾るなど、メジャー・トーナメント1勝を含む歴史的なシーズン5勝を挙げ、2016-2017シーズンの年間王者と「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」及び「アーノルド・パーマー賞」の栄光を手にしました。
ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズ、ジョーダン・スピースに次ぐ、1960年以降で25歳までにメジャーを含むシーズン5勝を獲得した4人目のプレーヤーとなりました
その後、2017-2018シーズンにはロリー・マキロイの22歳10カ月の記録に次ぐ、25歳14日という史上4番目(当時)の若さで世界ランキング1位に浮上、2019-2020シーズンには「World Golf Championships-FedEx St. Jude Invitational」2020-2021シーズンには「THE PLAYERS Championship」と言ったビッグタイトルを獲得するなど、これまでにPGAツアーで15勝(2022年6月6日時点)を挙げている世界トップ・プレーヤーの1人となっています。
4日間の中でビッグスコアを出せる爆発力に加え、ティーショットからアイアンショットまで自在に球種を打ち分けられるクオリティの高さとショートゲームの上手さがあります。
2020-2021シーズンは、平均飛距離14位(314.3y)フェアウェイキープ率167位(54.78%)パーオン率34位(68.35%)平均パット3位(1.718)でした。
イム・ソンジェ (Sungjae Im)
生年月日:1998年3月30日(25歳)
身長:182.9cm
体重:90.7kg
① PGAツアー:2勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
松山英樹に憧れて2016年から2017年まで日本ツアーで活躍し、2018年にはPGAツアーの下部組織にあたる「KORN FERRY TOUR」で2勝を挙げ「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2018-2019シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦し、5年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2018-2019シーズンには35試合に出場し、優勝こそなかったものの、トップ10入り7回、トップ25入り16回と素晴らしい成績を残し、ツアー・ルーキーとして最終戦のツアーチャンピオンシップに出場、フェデックスカップを19位タイで終えて「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した日本人にも馴染みのあるプレーヤーの1人です。
これは、スチュワート・シンクに続き、コーン・フェリー・ツアーとPGAツアーの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を連続して受賞した史上2人目の快挙となります。
2年目となる2019-2020シーズンの3月に行われた「The Honda Classic」で初優勝を飾ると、優勝1回と2位1回を含むトップ10入り7回と結果を残し、2021-2022シーズンの10月に行われた「Shriners Children’s Open」でツアー2勝目、優勝1回と2位3回を含むトップ10入り9回の活躍で4年連続の最終戦となるツアーチャンピオンシップに出場を果たし、フェデックスカップを2位タイ以上で終えたアジア人初のプレーヤーとなりました。
1シーズンで30試合以上こなす体力とゆっくりとした独特のテークバックから正確なショットを放つショットメーカーであり、パッティングにも定評があります。
2021-2022シーズンは、平均飛距離71位(303.7y)フェアウェイキープ率27位(65.51%)パーオン率9位(70.83%)スクランブリング5位(66.02%)平均パット(1.762)とショット・アプローチが安定していました。
キム・ジュヒョン(Joohyung Kim)
生年月日:2002年6月21日(21歳)
身長:182.9cm
体重:–kg
① PGAツアー:2勝
② メジャー・トーナメント:0勝
・マスターズ:0勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2019年のアジアンツアー「Panasonic Open India」を最年少優勝記録となる17歳146日で制し、2021年には韓国ツアーで賞金王を獲得、国際大会で6勝をマークするなど、若くして才能を開花させると、2021-2022シーズンの途中から世界最高峰の舞台であるPGAツアーに戦いの場を移し、2年目のシーズンを迎えます。
スポット参戦となった2021-2022シーズンの「Genesis Scottish Open」で単独3位に入ると、全英オープン後にスペシャル・テンポラリー・メンバーの資格を獲得、その後「Rocket Mortgage Classic」で単独7位に入り、2回目のトップ10フィニッシュを果たす。迎えたレギュラー・シーズンの最終戦「Wyndham Championship」の初日のスタートホールでクワドラプルボギー(+4)を叩きながら、最終日(61)でラウンドし、第二次世界大戦以降では2013年「John Deere Classic」でのジョーダン・スピース(19歳11カ月17日)に次ぐ、20歳2か月でPGAツアー初優勝を飾り、ツアーメンバーの資格を獲得。プレーオフ・シリーズ第2戦まで進んでいます。
2022-2023シーズンにはプレジデンツカップに初選出され、2勝3敗の成績を残す中、第3戦「Shriners Children’s Open」で2019-2020シーズン「Wyndham Championship」でのJ.T.ポストン以来となる4日間ボギーフリーでの優勝を達成、更に20歳以下での複数回優勝はタイガー・ウッズのツアーデビュー以来の快挙であり、PGAツアーの歴史の中でもラルフ・ガルダール(20歳2か月10日)に次ぐ、史上2番目(20歳3か月18日)の記録となります。
しなやかで美しいスウィングと安定感抜群のショット、高度なテクニックを駆使したショートゲームの上手さとメンタルの強さと言う総合的なポテンシャルの高さを持ち合わせています。
2021-2022シーズンは、途中からの参戦と言うこともあり、順位はありませんが、平均飛距離(301.1y)フェアウェイキープ率(71.11%)パーオン率(70.90%)平均パット(1.743)とティーショットからパッティングまで良い数値を残し、SCORING AVERAGEも(69.759)と素晴らしい結果を残しています。
松山 英樹(Hideki Matsuyama)
生年月日:1992年2月25日(31歳)
身長:180.3cm
体重:89.8kg
① PGAツアー:8勝
② メジャー・トーナメント:1勝
・マスターズ:1勝
・全米オープン:0勝
・全英オープン:0勝
・全米プロゴルフ選手権:0勝
③ FEDEXCUP CHAMPION:0回
2010年アジア・パシフィックア・マチュアで日本人として初優勝を含む2連覇を達成し、2011年マスタ-ズ・トーナメントで日本人初のローアマチュアを獲得するなどアマチュア時代から活躍し、2013-2014シーズンから世界最高峰の舞台であるPGAツアーに参戦、日本人最高のプレーヤーとしてPGAツアーで節目となる10年目のシーズンを迎えます。
本格参戦となった2013-2014シーズンの「the Memorial Tournament presented by Nationwide Insurance」で初優勝を飾り、3年間のシード権を獲得。2016-2017シーズンには、世界ゴルフ選手権で優勝したアジア人初のプレーヤーとなり、年間3勝をあげ、世界ランキング2位まで上り詰めました。
その後、通算5勝を飾る活躍を見せる中、2020-2021シーズン4月に行われたメジャー・トーナメント「マスターズ・トーナメント」で初のタイトルを獲得し、日本人初の男子メジャー・チャンピオンになりました。更に、ケリー・ミドルコフ(アメリカ)、ジャック・ニクラス(アメリカ)、ベン・クレンショー(アメリカ)、タイガー・ウッズ(アメリカ)、フィル・ミケルソン(アメリカ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)に次ぐ、ロー・アマチュア獲得からチャンピオンになった7番目のプレーヤーとなりました。
また、ダスティン・ジョンソンに次いで、ツアーデビューから9年連続でツアーチャンピオンシップに進出する大記録と言える素晴しい成績を残しています。
フェアウェイウッドのクオリティの高さと抜群の精度を誇るアイアンショットを武器にPGAツアー屈指の実力を誇るショットメーカー。更に、アプローチのクオリティも高く、多彩なショットでスコアメイクに繋げています。
2021-2022シーズンは、平均飛距離62位(304.7y)フェアウェイキープ率110位(59.37%)とティーショットに苦労した印象でしたが、パーオン率36位(68.29%)SG: APPROACH THE GREENが6位(0.711)とショットは数値的に良かった印象です。しかし、SG: PUTTING(-0.028)とパッティングは決まらない印象でした。また、SCORING AVERAGEは27位(70.116)でした。
賞金ランキングは12位($5,776,298)フェデックスカップ・レギュラーシーズン・ポイントランキングは11位(1,697)でした。
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