2026年全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)の開催地は、アメリカ・ペンシルベニア州ニュータウンスクエアにあるプライベートプラチナゴルフクラブ「アロニミンク・ゴルフクラブ(Aronimink Golf Club)」です。
全長約7394ヤード、自然地形を生かしたレイアウトと、高度な戦略性を備えたグリーン設計が特徴です。
本記事では、アロニミンク・ゴルフクラブの所在地・設計者・ヤーデージなどの基本情報、過去の大会開催歴、そして攻略のポイントや注目ホールを詳しく解説します。
コース概要
アメリカ・ペンシルベニア州ニュータウンスクエアに位置する「アロニミンク・ゴルフクラブ」は、1896年に設立されたアメリカ屈指の名門プライベートクラブです。フィラデルフィア近郊を代表するクラシックコースとして知られ、これまでに全米プロゴルフ選手権や全米シニアプロゴルフ選手権、KPMG全米女子プロゴルフ選手権といった世界レベルの選手権大会のほか、BMW選手権やAT&Tナショナルなど数々のビッグトーナメントを開催してきました。特にフェデックスカッププレーオフの舞台として使用されることが多く、世界最高峰の選手たちが集う難コースとして知られています。
現在のコースは、1928年に名匠ドナルド・ロスの設計によって完成しました。ロス特有の自然地形を生かしたレイアウトと、高度な戦略性を備えたグリーン設計が特徴で、アメリカ東海岸を代表するクラシックコースのひとつに数えられています。その後も複数回にわたり改修が行われ、近年ではギル・ハンスらによってロス本来のデザイン哲学を現代仕様へ再現するリノベーションが実施されました。
コースはフィラデルフィア郊外の緩やかな丘陵地帯に広がっており、北東部特有の四季の変化に富んだ気候が特徴です。夏場は湿度が高く芝が重くなる一方、秋には高速グリーンへと変化し、プレーヤーに繊細なタッチを要求します。豊かな森林に囲まれた美しい景観も魅力で、特に大会開催時には深いラフと締まったフェアウェイによって、メジャー級のセッティングへと変貌します。
コースデータ
- 所在地:ペンシルベニア州ニュータウンスクエア
- 設立:1896年
- 全長:7394ヤード
- パー:70
【基本セッティング】
| Hole | Yardage | Par |
| 1 | 434 | 4 |
| 2 | 413 | 4 |
| 3 | 455 | 4 |
| 4 | 457 | 4 |
| 5 | 171 | 3 |
| 6 | 402 | 4 |
| 7 | 431 | 4 |
| 8 | 242 | 3 |
| 9 | 605 | 5 |
| OUT | 3610 | 35 |
| 10 | 472 | 4 |
| 11 | 425 | 4 |
| 12 | 466 | 4 |
| 13 | 385 | 4 |
| 14 | 216 | 3 |
| 15 | 546 | 4 |
| 16 | 555 | 5 |
| 17 | 229 | 3 |
| 18 | 490 | 4 |
| IN | 3784 | 35 |
| Total | 7394 | 70 |
【地図】
各ホールの概要
1番ホール:
- 距離:434ヤード
- パー:4
- 特徴:傾斜の強いグリーン
2番ホール:
- 距離:413ヤード
- パー:4
- 特徴:左ドッグレッグのフェアウェイ左サイドの6つのバンカー
3番ホール:
- 距離:455ヤード
- パー:4
- 特徴:フェアウェイに12個も点在するバンカー
4番ホール:
- 距離:457ヤード
- パー:4
- 特徴:難易度の高い打ち上げ
5番ホール:
- 距離:171ヤード
- パー:3
- 特徴:難易度の高いグリーン
6番ホール:
- 距離:402ヤード
- パー:4
- 特徴:右ドッグレッグで10個近く点在するバンカー
7番ホール:
- 距離:431ヤード
- パー:4
- 特徴:短い右ドッグレッグ
8番ホール:
- 距離:242ヤード
- パー:3
- 特徴:距離のある池越え
9番ホール:
- 距離:605ヤード
- パー:5
- 特徴:ストレートながらコース最長
10番ホール:
- 距離:472ヤード
- パー:4
- 特徴:最も難易度の高いグリーンの1つ
11番ホール:
- 距離:425ヤード
- パー:4
- 特徴:20個以上のバンカーが点在する
12番ホール:
- 距離:466ヤード
- パー:4
- 特徴:起伏に富んだ地形と砲台グリーン
13番ホール:
- 距離:385ヤード
- パー:4
- 特徴:1オン可能なミドル
14番ホール:
- 距離:216ヤード
- パー:3
- 特徴:難易度の高いグリーン周り
15番ホール:
- 距離:546ヤード
- パー:4
- 特徴:コースで最長のミドル
16番ホール:
- 距離:555ヤード
- パー:5
- 特徴:グリーン両サイドの深いバンカー
17番ホール:
- 距離:229ヤード
- パー:3
- 特徴:池越え
18番ホール:
- 距離:490ヤード
- パー:4
- 特徴:難易度の高いグリーン
芝の種類
フェアウェイ:
- ベント
ラフ:
- ミックス
グリーン:
- ベント
コース攻略のポイント
アロニミンク最大の特徴は、ドナルド・ロス設計らしい強烈なグリーン周りの難しさにあります。フェアウェイ自体は比較的広めに見えるものの、絶妙なアンジュレーションとポジションによって、ティーショットの落とし所が厳しく制限されています。
さらに砲台気味のグリーンは受けが小さく、外すと深いバンカーやランオフエリアが待ち受けており、精度の高いアイアンショットが不可欠です。パー4の難易度が高い一方、パー5ではスコアを伸ばせるチャンスもあり、どこで攻めてどこで守るかの判断が重要になります。特に終盤ホールは距離と正確性の両方を要求されるため、緊張感あふれる勝負が展開されます。


コメント