ツアー選手権(TOUR Championship)が行われるイースト・レイク・ゴルフクラブのコース概要、詳細データ、攻略のポイントを紹介します。
コース概要
アメリカ・ジョージア州アトランタにあるイースト・レイク・ゴルフクラブ(East Lake Golf Club)は、米国南部経済および交通の中心として急成長を続けるアトランタのダウンタウンの東に位置し、伝説的なゴルファーであるボビー・ジョーンズ(唯一の年間グランドスラム達成者)のホームコースとして知られ、アトランタで最も古い歴史を持つプライベート・ゴルフコースであり、ボビー・ジョーンズ・ルームには数々の記念品が展示されています。
会場以外では、アトランタ歴史博物館やジョージア水族館、センテニアル・オリンピック公園、MLBアトランタ・ブレーブスの本拠地「トゥルーイスト・パーク」と言った名所で楽しい時間を過ごすことが出来るでしょう。
1928年に設立、同年トム・ベンデローによって設計され、1913年のドナルド・ロスとリース・ジョーンズよって改修(1994年、2008年、2016年)が行われたコースは、縦に約640m、横に1,300mの長方形のブロックで囲まれた中で構成され、中央にある大きな湖を挟んで左右に展開される特徴を持ち、1950年の全米女子アマチュア、1963年のライダーカップ、2001年の全米アマチュアなど、長年にわたり多くのゴルフトーナメントを主催しており、2004年からは、FedExCupプレーオフ・シリーズの最終戦であるツアーチャンピオンシップを開催しています。
また、急傾斜の円形グリーンは、独特な傾斜と形状のグリーンへと変更が加えられるなど、2024年にいくつかの改修が行われています。
コースデータ
- 所在地:アメリカ、ジョージア州、アトランタ
- 設立:1904年
- 全長:7,490ヤード
- パー:71
【基本セッティング】
Hole | Yardage | Par |
1 | 510 | 4 |
2 | 205 | 3 |
3 | 415 | 4 |
4 | 465 | 4 |
5 | 450 | 4 |
6 | 525 | 5 |
7 | 495 | 4 |
8 | 390 | 4 |
9 | 260 | 3 |
OUT | 3,715 | 35 |
10 | 425 | 4 |
11 | 225 | 3 |
12 | 390 | 4 |
13 | 450 | 4 |
14 | 580 | 5 |
15 | 215 | 3 |
16 | 460 | 4 |
17 | 445 | 4 |
18 | 585 | 5 |
IN | 3,775 | 36 |
Total | 7,490 | 71 |
【地図】
各ホールの概要
2番ホール:
- 距離:205ヤード
- パー:3
- 特徴:改修されたグリーンと周辺。
8番ホール:
- 距離:390ヤード
- パー:4
- 特徴:左サイドに池が続く。
9番ホール:
- 距離:260ヤード
- パー:3
- 特徴:池と大きく難しいグリーン。
14番ホール:
- 距離:580ヤード
- パー:5
- 特徴:長くてタイトなホール。
15番ホール:
- 距離:215ヤード
- パー:3
- 特徴:バンカーのないアイランドグリーンへと改修された難関ホール。
16番ホール:
- 距離:460ヤード
- パー:4
- 特徴:右ドッグレッグ。
18番ホール:
- 距離:585ヤード
- パー:5
- 特徴:大きな改修が行われたフィニッシュホール。
芝の種類
フェアウェイ:
- マイヤー・ゾイシア
ラフ:
- コモン419バミューダ
グリーン:
- 328バミューダ
コース攻略のポイント
アップダウンがきつく、大きな木々でセパレートされた狭いフェアウェイ(狭いところで幅25y)と奥からの傾斜が特に強く速いグリーン、深いラフと74個の巧みに配置された深いバンカー、4ホールに池が絡むなど、フェアウェイキープ率の高さがスコアメイクの絶対条件となるため、ティーショットのクオリティの高さが求められる非常に難易度の高いPGAツアー屈指の難コースとなっています。また、バンカーをなくすなど、2024年に大きな改修が行われた200yを超えるアイランドグリーンの15番パ-3は、更に威圧感が増し、風が吹くと選手にとって厳しいホールとなるでしょう。スロープと高低差のあるホール・ロケーションとバミューダ芝のラフがスコアに良し悪しに影響を及ぼすため、フェアウェイキープが絶対条件となります。
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