ザ・プレーヤーズ選手権(THE PLAYERS Championship)が行われるTPCソーグラス(ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース)のコース概要、詳細データ、攻略のポイントを紹介します。
コース概要
アメリカ・フロリダ州ポンテベドラビーチにあるTPCソーグラス(TPC Sawgrass)ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース(THE PLAYERS Stadium Course)は、PGAツアーの本部が敷地内にある世界で最も有名なゴルフコースであり、PGAツアー屈指の難コースとして知られています。
会場から南に30分のセント・オーガスティンにある世界ゴルフ殿堂博物館には、殿堂入りした160人のロッカールームがあるほか、ゴルフの歴史を彩った展示物と共に2011年マスターズ・トーナメントでローアマチュアを獲得した時の松山英樹のサインやアーノルド・パーマー、ジャック・ニクラスと言ったレジェンドたちの貴重な品々が飾られています。
日本人で最初の殿堂入りを果たした樋口久子や最初のPGAツアー優勝者である青木功、プロツアー最多勝利の尾崎将司、日本とアメリカで初の賞金女王を獲得した岡本綾子(ソフトボールのピッチャーであったため、バットやグローブ)の4人の記念品が飾られています。
また、スコア(60)を切ったプレーヤーの展示コーナーもあり、倉本昌弘(2003年アコム・インターナショナル)や石川遼(2010年クラウンズ)の写真やスコアカードが飾られているほか、屋外には今大会の17番をイメージしたチャレンジコースが併設されています。
1980年、世界的に有名な建築家ピート・ダイによって設計され、2016年にピート・ダイとスティーブ・ウェンズロフによって改修されたコースは、自然を活かした魅力的な風景でありながら、チャレンジングなホールが幾つもあり、高い戦略性が求められるコースとなっています。
1982年から「ザ・プレーヤーズ選手権」の会場として使用され、数多くのドラマが演出されてきており、特に17番「アイランドグリーン(浮島)」は世界的に有名なPar3として注目されています。
コースデータ
- 所在地:アメリカ・フロリダ州ポンテベドラビーチ
- 設立:1980年
- 全長:7,352ヤード
- パー:72
【基本セッティング】
Hole | Yardage | Par |
1 | 424 | 4 |
2 | 555 | 5 |
3 | 182 | 3 |
4 | 387 | 4 |
5 | 469 | 4 |
6 | 413 | 4 |
7 | 450 | 4 |
8 | 236 | 3 |
9 | 601 | 5 |
OUT | 3,717 | 36 |
10 | 419 | 4 |
11 | 573 | 5 |
12 | 365 | 4 |
13 | 183 | 3 |
14 | 485 | 4 |
15 | 470 | 4 |
16 | 537 | 5 |
17 | 141 | 3 |
18 | 462 | 4 |
IN | 3,635 | 36 |
Total | 7,352 | 72 |
【地図】
各ホールの概要
14番ホール:
- 距離:ヤード
- パー:4
- 特徴:最も難しいホールの1つ。
17番ホール:
- 距離:ヤード
- パー:3
- 特徴:アイランドグリーンであり、PGAツアーで最も有名なホール。「BETTER THAN MOST(いいぞ!最高だ!)」2011年3月24日のタイガー・ウッズのロングパット(スネイクライン)が決まった時の実況での言葉がピンフラッグに記載されており、今でも語り継がれています。
18番ホール:
- 距離:ヤード
- パー:4
- 特徴:グリーンまで続く左サイドの池と右サイドの林のプレッシャーを受ける最も難しいティーショット。
芝の種類
フェアウェイ:
- セレブレーション・バミューダ
ラフ:
- ティフスポーツ・バミューダ
グリーン:
- ティフイーグル・バミューダ
コース攻略のポイント
狭いフェアウェイと速くて起伏があり、乗せる位置が重要となる小さなグリーン、左右のドッグレッグと88個にも及ぶバンカー、17のホールに絡む池やハザードはチャレンジングであり、自然を活かしたレイアウトは、美しさとあらゆるプレースタイルに対応したバランスの取れたコースになります。象徴であるアイランドグリーンの17番Par3に注目が集まる中、ティーショットからグリーンまで続く左側に池を配した左ドッグレッグの18番Par4は手ごわいフィニッシングホールと言えるでしょう。ショットメーカーと戦略性の高い選手に有利であり、すべてにおいて最高の技術とメンタルが求められるコースとなっています。
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