2025年イスコ選手権(ISCO Championship)の開催地は、アメリカ・ケンタッキー州ルイビルのプライベートコース「ハーストボーン・カントリークラブ(Hurstbourne Country Club)」です。
全長約7056ヤード、美しい自然と洗練されたデザインが融合したレイアウトが特徴的です。
本記事では、ハーストボーン・カントリークラブの所在地・設計者・ヤーデージなどの基本情報、過去の大会開催歴、そして攻略のポイントや注目ホールを詳しく解説します。
コース概要
アメリカ・ケンタッキー州ルイビルに位置する「ハーストボーン・カントリークラブ」は、長い歴史と格式を誇るプライベートクラブでありながら、全米アマチュア選手権など数々の大会開催実績を持つ、南部ゴルフ界の重要拠点として知られています。美しい自然環境と洗練されたコースデザインが融合し、あらゆるレベルのゴルファーを魅了する名門コースです。
このコースは、もともとウィリアム・D・ニュカムによって設計され、その後リノベーションを経て現代的な戦略性が加えられました。木々に囲まれた自然豊かな地形を活かしながら、視覚的にも戦略的にも挑戦を誘うレイアウトが特徴です。フェアウェイは適度な起伏と微妙な傾斜をもち、グリーン周りには深さの異なるバンカーが点在。プレーヤーのショット精度とマネジメント力が試されるコース設計となっています。
ハーストボーン・カントリークラブは、ケンタッキー州におけるゴルフ競技の中心地のひとつとして長年親しまれており、全米アマチュアや全米女子ジュニアなどUSGA関連のトーナメントも開催してきました。地域のジュニア育成や競技レベル向上にも貢献しており、今後も全米レベルの大会の開催地として活用されていくことが期待されています。
伝統ある設計と高いホスピタリティを備えたこのコースは、今後もアマチュアからプロレベルに至るまで、さまざまな競技の開催地として重用される予定です。長年にわたって育まれてきた格式と、現代的なプレースタイルにも対応できる柔軟な設計が両立することで、次世代のゴルフ界でも重要な舞台としての地位を確立していくことでしょう。
コースデータ
- 所在地:アメリカ・ケンタッキー州ルイビル
- 設立:1966年
- 全長:7056ヤード
- パー:70
【基本セッティング】
Hole | Yardage | Par |
1 | 515 | 4 |
2 | 395 | 4 |
3 | 487 | 4 |
4 | 358 | 4 |
5 | 430 | 4 |
6 | 233 | 3 |
7 | 555 | 5 |
8 | 344 | 4 |
9 | 162 | 3 |
OUT | 3479 | 35 |
10 | 565 | 5 |
11 | 486 | 4 |
12 | 382 | 4 |
13 | 186 | 3 |
14 | 438 | 4 |
15 | 377 | 4 |
16 | 446 | 4 |
17 | 216 | 3 |
18 | 481 | 4 |
IN | 3577 | 35 |
Total | 7056 | 70 |
【地図】
各ホールの概要
1番ホール:
- 距離:515ヤード
- パー:4
- 特徴:グリーン左サイドに池が広がるタフな左ドッグレッグ
2番ホール:
- 距離:395ヤード
- パー:4
- 特徴:ストレートなミドル
3番ホール:
- 距離:487ヤード
- パー:4
- 特徴:右ドッグレッグ
4番ホール:
- 距離:358ヤード
- パー:4
- 特徴:縦長の大きなグリーン
5番ホール:
- 距離:430ヤード
- パー:4
- 特徴:直角に曲がる左ドッグレッグ
6番ホール:
- 距離:233ヤード
- パー:3
- 特徴:グリーン手前に広がる池
7番ホール:
- 距離:555ヤード
- パー:5
- 特徴:ほぼストレートなロング
8番ホール:
- 距離:344ヤード
- パー:4
- 特徴:チャンスホール
9番ホール:
- 距離:162ヤード
- パー:3
- 特徴:短いショート
10番ホール:
- 距離:565ヤード
- パー:5
- 特徴:グリーンまで続くクリーク
11番ホール:
- 距離:486ヤード
- パー:4
- 特徴:チャンスホール
12番ホール:
- 距離:382ヤード
- パー:4
- 特徴:ストレートなミドル
13番ホール:
- 距離:186ヤード
- パー:3
- 特徴:グリーン周りのバンカー
14番ホール:
- 距離:438ヤード
- パー:4
- 特徴:縦長の大きなグリーン
15番ホール:
- 距離:377ヤード
- パー:3
- 特徴:チャンスホール
16番ホール:
- 距離:446ヤード
- パー:4
- 特徴:狭く右サイドに流れるクリーク
17番ホール:
- 距離:216ヤード
- パー:3
- 特徴:距離のあるショート
18番ホール:
- 距離:481ヤード
- パー:4
- 特徴:タフな最終ホール
芝の種類
フェアウェイ:
- ゾイシア
ラフ:
- ー
グリーン:
- ベント
コース攻略のポイント
ハーストボーン・カントリークラブは、林間コースらしい美しい景観と戦略性を兼ね備えた設計が魅力です。タイトなフェアウェイと精密なショットを要求するドッグレッグ、グリーンサイドに待ち構える深いバンカーが選手に絶え間ない集中を強いる構成です。特に終盤の数ホールは難易度が高く、わずかなミスがスコアに直結。アンジュレーションのあるグリーンは速さと硬さを備え、パッティングでも神経を使う展開が続きます。
全体として、ハーストボーンはパワーと精度のバランス、そしてコースマネジメント力が問われる、完成度の高いチャンピオンシップコースといえるでしょう。
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