PGAツアー第34戦「バラクーダ選手権2025(Barracuda Championship)」は、賞金総額400万ドル(約5億9000万円)を誇る大会です。日本からは久常涼、大西魁斗、桂川有人が出場。注目のペアリングにも期待が高まります。
過去には、2003年に田中秀道が日本人最高の6位タイに入った大会として記憶されています。
本記事では、バラクーダ選手権の歴史、2025年大会の詳細情報、注目の出場選手、放送予定、結果、そして大会の見どころを紹介します。
【バラクーダ選手権】歴史
基本情報
- 1999年:
「バラクーダ選手権」としてスタート - 2006年:
宮里優作が1ラウンドで2度のホールインワン達成(PGAツアー史上2人目の快挙) - 2012年:
ストロークプレーからポイント制に変更 - 2019年:
コリン・モリカワがプロデビュー6戦目で初優勝
現在
「バラクーダ選手権」は、1999年に創設され、2025年大会で27回目を迎えるトーナメントであり、全英オープンとの同時開催となります。
大会は156名の出場選手による予選カットありの72ホール・ポイント制(PGAツアーで唯一)で行われ、4日間の戦いを通じて、優勝者が決まります。
モディファイド・ステーブルフォード方式
-
それぞれのスコアをポイントに換算し、その合計ポイントで順位が争われる形式でより積極的なプレーが展開されます。
【各ポイント】
- ダブルイーグル:+8
- イーグル:+5
- バーディ:+2
- パー:±0
- ボギー:-1
- ダブルボギー以上:-3
※ダブルボギー以上が確定した場合、そのホールのプレーをやめて、次のホールに移動できます。
歴代優勝者(過去5年)
2024年
- 優勝者:ニック・ダンラップ
- スコア:+49
- 会場:タホマウンテンクラブ (オールドグリーンウッド)
2023年
- 優勝者:アクシャイ・バティア
- スコア:+40
- 会場:タホマウンテンクラブ (オールドグリーンウッド)
2022年
- 優勝者:チェズ・リービー
- スコア:+43
- 会場:タホマウンテンクラブ (オールドグリーンウッド)
2021年
- 優勝者:エリック・ファン・ロイエン
- スコア:+50
- 会場:タホマウンテンクラブ (オールドグリーンウッド)
2020年
- 優勝者:リッチー・ワレンスキー
- スコア:+39
- 会場:タホマウンテンクラブ (オールドグリーンウッド)
記憶に残る優勝者・記録
最多優勝:(2回)
- J.J.ヘンリー
(2012, 2015) - ボーン・テイラー
(2004-05)
2連覇:
- ボーン・テイラー
(2004-05)
18ホールレコード:23ポイント
※ポイント制に移行した2012年以降
- ノ・スンヨル
(2023)
18ホールレコード:61(-11)
※ポイント制に移行した2012年以前
- スコット・ピアシー
(2011)
大会レコード:262(+49)
※ポイント制に移行した2012年以降
- ニック・ダンラップ
(2024)
大会レコード:267(-21)
※ポイント制に移行した2012年以前
- ボーン・テイラー
(2005)
【バラクーダ選手権】過去の結果
バラクーダ選手権の過去5年の詳細な結果は以下の通りです。
2024年
- 1位:ニック・ダンラップ(アマ) (+49)
- 2位:ビンセント・ウィーリー (+47)
- 3位:パトリック・フィッシュバーン (+46)
ハイライト:
ダンラップが33年ぶりアマチュア優勝
2023年
- 1位:アクシャイ・バティア (+40)
- 2位:パトリック・ロジャース (+40)
- 3位:ジュリアン・ガリエ (+37)
- 3位:ライアン・ ジェラール (+37)
ハイライト:
バティアがプレーオフを制して米ツアー初優勝
2022年
- 1位:チェズ・リービー (+43)
- 2位:アレックス・ノレン (+42)
- 3位:マーティン・レアード (+38)
ハイライト:
リービーが3年ぶりの米ツアー3勝目
2021年
- 1位:エリック・ファン・ロイエン (+50)
- 2位:アンドリュー・パットナム (+45)
- 3位:スコット・ピアシー (+44)
ハイライト:
ファン・ロイエンが米ツアー初優勝
2020年
- 1位:リッチー・ワレンスキー (+39)
- 2位:トロイ・メリット (+38)
- 3位:マティアス・シュワブ (+37)
- 3位:ファビアン・ゴメス (+37)
ハイライト:
ワレンスキー米ツアー初優勝
【バラクーダ選手権】2025年の詳細情報
大会の主なポイントを紹介しています。
コース情報
- 所在地:アメリカ・カリフォルニア州トラッキー
- 会場:タホマウンテンクラブ (オールドグリーンウッド)
- 設立:2004年
- 全長:7480ヤード
- パー:71
賞金額とポイント
- 賞金総額:
$4,000,000 (約5億9000万円) - 優勝賞金:
$720,000 (約1億1000万円) - FedExCupポイント:
300ポイント (優勝者)
大会日程(スケジュール)
日程:2025年7月17日(木)~7月20日(日)
- 第1ラウンド:7月17日(木)
- 第2ラウンド:7月18日(金)
- 第3ラウンド:7月19日(土)
- 最終ラウンド:7月20日(日)
日本人出場選手
- 久常 涼
- 大西 魁斗
- 桂川 有人
注目選手
2025年大会には、以下の注目選手が出場します。
- ジョー・ハイスミス:世界ランク74位(最上位)
- エミリアーノ・グリジョ:世界ランク99位
- マックス・ホーマ:世界ランク101位
日本人を含む全出場選手については、以下のリンクから詳細を確認できます。
放送予定
※日付は日本時間
7月18日(金) 初日
時間帯 (日本時間) |
放送局 | 内容 |
7:00 – 9:00 | ゴルフネットワーク | CS放送 |
6:30 – | U-NEXT | 動画配信 |
7月19日(土) 2日目
時間帯 (日本時間) |
放送局 | 内容 |
7:00 – 9:00 | ゴルフネットワーク | CS放送 |
6:30 – | U-NEXT | 動画配信 |
7月20日(日) 3日目
時間帯 (日本時間) |
放送局 | 内容 |
8:00 – 10:30 | BS10 | BS放送 |
7:00 – 10:00 | ゴルフネットワーク | CS放送 |
8:00 – 10:30 | つながるジャパネット | 動画配信 |
6:30 – | U-NEXT | 動画配信 |
7月21日(月) 最終日
時間帯 (日本時間) |
放送局 | 内容 |
8:00 – 10:30 | BS10 | BS放送 |
7:00 – 10:00 | ゴルフネットワーク | CS放送 |
8:00 – 10:30 | つながるジャパネット | 動画配信 |
6:30 – | U-NEXT | 動画配信 |
組み合わせ・スタート時間
各ラウンド終了後に上書き更新します。
7月20日(日) 最終日(現地)
注目選手のスタート時間
※選手:スタート時間(日本時間)
※ *は10番スタート
- リエリック・ファン・ロイエン:翌5:40
- トム・バイヤン:翌5:40
- ライアン・ジェラール:翌5:50
- リコ・ホーイ:翌5:50
日本人選手のスタート時間
※選手:スタート時間(日本時間)
※ *は10番スタート
- 久常 涼:翌1:10
- 桂川 有人:翌3:40
予選落ち
- 大西 魁斗
全出場選手の詳細については、以下のリンクから確認できます。
- 大会は終了しました。
結果
各ラウンド終了後に上書き更新します。
最終結果
- 優勝:ライアン・ジェラール (+47)
- 2位:エリック・ファン・ロイエン (+44)
- 3位:トッド・クレメンツ (+39)
日本人
- T29:桂川 有人 (+28)
- T47:久常 涼 (+23)
予選落ち
- T119:大西 魁斗 (+2)
全出場選手の詳細については、以下のリンクから確認できます。
- 大会は終了しました。
全選手の順位と賞金については、以下のリンクから確認できます。
【バラクーダ選手権】見どころ
日本勢3選手は初Vへ
全英オープンとの同時開催と言うこともあり、トップ選手の出場がない中、誰もが優勝を狙えるフィールドであり、久常涼と大西魁斗および桂川有人とにとって重要な大会となっています。注目の戦いが繰り広げられそうです。
まとめ
欧米ツアー選手によるバラクーダ選手権での熱戦をお見逃しなく。
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