ケイブスバレー・ゴルフクラブ コースガイド

2025年BMW選手権（BMW Championship）の開催地は、アメリカ・メリーランド州オーウィングスミルズのプライベートコース「ケイブスバレー・ゴルフクラブ（Caves Valley Golf Club）」です。
全長約7601ヤード、PGAツアーの中でも屈指の難易度を誇るレイアウトが特徴的です。

本記事では、BMW選手権の所在地・設計者・ヤーデージなどの基本情報、過去の大会開催歴、そして攻略のポイントや注目ホールを詳しく解説します。

コース概要

アメリカ・メリーランド州オーウィングスミルズにある「ケイブスバレー・ゴルフクラブ」は、1991年に開場した会員制のプライベートゴルフクラブです。美しい自然に囲まれたコースで、PGAツアーの「BMW選手権」の開催地としても知られています。

ケイブスバレー・ゴルフクラブは、著名なゴルフコース設計家トム・ファジオによって設計され、1991年にオープンしました。その後、2020年には息子のローガン・ファジオによって改修が行われ、現代的な要素が加えられています。

このコースは、PGAツアーの中でも特に高い難易度を誇り、BMW選手権の開催地としても知られています。これまでにも数々の名だたる大会が行われており、2017年のコンステレーション・シニア・プレイヤーズ選手権、2014年のLPGAインターナショナルクラウン、そして2002年の全米シニアオープンなどが開催されました。
また、2007年のパーマーカップをはじめとするアマチュアの大会も多数開催されており、これまでに7回ものアマチュアトーナメントの舞台となっています。

コースデータ

• 所在地：アメリカ・メリーランド州オーウィングスミルズ
• 設立：1991年
• 全長：7601ヤード
• パー：70

【基本セッティング】

【地図】

各ホールの概要

1番ホール：

• 距離：481ヤード
• パー：4
• 特徴：木々に囲まれた狭いフェアウェイ

2番ホール：

• 距離：525ヤード
• パー：4
• 特徴：距離のあるタフなミドル

3番ホール：

• 距離：197ヤード
• パー：3
• 特徴：距離のある打ち下ろし

4番ホール：

• 距離：590ヤード
• パー：5
• 特徴：ティーショットが鍵

5番ホール：

• 距離：367ヤード
• パー：4
• 特徴：1オン可能な右ドッグレッグ

6番ホール：

• 距離：220ヤード
• パー：3
• 特徴：タフなショート

7番ホール：

• 距離：434ヤード
• パー：4
• 特徴：ティーショットが鍵

8番ホール：

• 距離：476ヤード
• パー：4
• 特徴：縦距離が重要

9番ホール：

• 距離：470ヤード
• パー：4
• 特徴：ティーショットが鍵

10番ホール：

• 距離：467ヤード
• パー：4
• 特徴：横長の大きなグリーン

11番ホール：

• 距離：334ヤード
• パー：4
• 特徴：右サイドに池が続く短いミドル

12番ホール：

• 距離：521ヤード
• パー：4
• 特徴：右サイドに池が続くタフなミドル

13番ホール：

• 距離：245ヤード
• パー：3
• 特徴：池越えのショート

14番ホール：

• 距離：469ヤード
• パー：4
• 特徴：チャンスホール

15番ホール：

• 距離：491ヤード
• パー：4
• 特徴：距離のある木々に囲まれた右ドッグレッグ

16番ホール：

• 距離：599ヤード
• パー：5
• 特徴：ティーショットが鍵

17番ホール：

• 距離：245ヤード
• パー：3
• 特徴：グリーン右サイドに広がる池

18番ホール：

• 距離：470ヤード
• パー：
• 特徴：フェアウェイからグリーンまで続く右サイドのクリーク

芝の種類

フェアウェイ：

• ペンクロス・ベント

ラフ：

• トール・フェスキュー
• ライ
• ブルー

グリーン：

• ピュア・ディスティンクション・ベント

コース攻略のポイント

距離が長く、幅25ヤードと狭いフェアウェイにはなだらかなアンジュレーションがあり、グリーンは小さく高速で、複雑な起伏が特徴です。7ホールに絡むウォーター・ハザードや、左右のドッグレッグ、木々でセパレートされたホールなど、多彩なレイアウトが選手を待ち受けます。正確なショットと繊細なパッティングが求められる中でも、特にアプローチショットがスコアメイクのカギを握るでしょう。