2025年ザ・メモリアルトーナメント(the Memorial Tournament)の開催地は、アメリカ・オハイオ州ダブリンの名門コース「ミュアフィールドビレッジ・ゴルフクラブ(Muirfield Village Golf Club)」です。
全長約7569ヤードの美しいレイアウトで知られ、ジャック・ニクラスの最高傑作と呼ばれています。
本記事では、ミュアフィールドビレッジ・ゴルフクラブの所在地・設計者・ヤーデージなどの基本情報、過去の大会開催歴、そして攻略のポイントや注目ホールを詳しく解説します。
コース概要
アメリカ・オハイオ州ダブリンにあるミュアフィールドビレッジ・ゴルフクラブ(Muirfield Village Golf Club)は、1974年に設立したメジャー18勝を含むPGAツアー73勝と輝かしい実績を持つ「帝王ジャック・ニクラス」の最高傑作と呼ばれる美しいプライベートコースです。
1974年にジャック・ニクラスによって設計され、2020年に同人物による大幅な改修(18ホール中16ホールで改修、12番、14番のみ改修なし)が行われたコースは今後数年、改修の必要のないぐらいの仕上がりとなっています。
1972年に建設がスタートされ、1974年に正式にオープンし、数多くのシーンが演出されてきたコースは、全体的な美しさとリスク&リワードが活かされたレイアウト、最新のバンカーなど常に進化しています。
1987年のライダーカップ、1992年の全米アマチュア選手権、1998年のソルハイムカップ、2013年のプレジデンツカップを開催しており、男子のライダーカップと女子のソルハイムカップを主催した2つのコースの1つです。
コースデータ
- 所在地:アメリカ・オハイオ州ダブリン
- 設立:1974年
- 全長:7569ヤード
- パー:72
【基本セッティング】
Hole | Yardage | Par |
1 | 490 | 4 |
2 | 459 | 4 |
3 | 392 | 4 |
4 | 210 | 3 |
5 | 547 | 5 |
6 | 455 | 4 |
7 | 582 | 5 |
8 | 200 | 3 |
9 | 417 | 4 |
OUT | 3752 | 36 |
10 | 472 | 4 |
11 | 588 | 5 |
12 | 180 | 3 |
13 | 455 | 4 |
14 | 360 | 4 |
15 | 561 | 5 |
16 | 218 | 3 |
17 | 503 | 4 |
18 | 480 | 4 |
IN | 3817 | 36 |
Total | 7569 | 72 |
【地図】
各ホールの概要
2番ホール:
- 距離:459ヤード
- パー:4
- 特徴:池とクリークが絡み、正確なショットが要求される。
5番ホール:
- 距離:547ヤード
- パー:5
- 特徴:フェアウェイを二分するクリークと起伏の激しい小さなグリーン。
10番ホール:
- 距離:472ヤード
- パー:4
- 特徴:パワーと精度が求められるタフな打ち上げミドル。
12番ホール:
- 距離:180ヤード
- パー:3
- 特徴:手前が池の美しいショート。
14番ホール:
- 距離:360ヤード
- パー:4
- 特徴:1999年と2004年にタイガー・ウッズがグリーン奥からアプローチを決めたミドル。
15番ホール:
- 距離:561ヤード
- パー:5
- 特徴:大改修が行われ、チャレンジングなホールに変貌。
16番ホール:
- 距離:218ヤード
- パー:3
- 特徴:距離の延びた池の絡む最も難しいホールの1つ。
17番ホール:
- 距離:503ヤード
- パー:4
- 特徴:距離が延び、500yを超える最も難しいホールの1つ。
18番ホール:
- 距離:480ヤード
- パー:4
- 特徴:最も難しい右ドッグレッグ。
芝の種類
フェアウェイ:
- ベント
ラフ:
- ケンタッキー・ブルー
- ライ
- フェスキュー
グリーン:
- ベント
コース攻略のポイント
緑の芝とバンカー、池など木々で囲まれた美しいコントラストを活かしたコースは、左右の傾斜と起伏、アンジュレーションのあるフェアウェイと深いラフ、硬くて速いグリーン、68個の巧みに配置された土手の高いバンカーと13ホールに絡む池とクリークがカギとなり、上りの3ホールが特に難易度が高く、正確なショットが要求される林間コースとなっています。
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