HSBC女子世界選手権(HSBC Women’s World Championship)が行われるセントーサ・ゴルフクラブ(タンジョンコース)のコース概要、詳細データ、攻略のポイントを紹介します。
コース概要
シンガポールの観光スポットであるセントーサ島の中心に位置するタンジョンコース(Tanjong Course)は、1974年設立の2つの有名なコースで構成される東南アジアで最高のゴルフ・コースに選ばれたセントーサ・ゴルフクラブ(Sentosa Golf Club)の美しい景色を望む素晴しいコースの1つです。
(セラポンコース)
世界的に有名なゴルフコース・デザイナーであるロナルド・フリームによって設計され、1982年にオープンしたコースは、2006年の改修に伴い、最新のテクノロジーが組み込まれたことで速くて、よりチャレンジングなグリーンの特徴を活かすことが可能となっています。
2005年から2019年までのシンガポールオープンの舞台としても知られています。
(タンジョンコース)
1974年、フランク・ぺニックによって設計され、2016年にアンドリュー・ジョンストンとマット・スワンソンが改修を行ったコースは、世界的建築家アリスター・マッケンジーのスタイルに触発され、アジアではめったに見ることが出来ない大きくてユニークなバンカーが特徴的な東南アジア最高の評価を受けた名門コースであり、シンガポール海峡を背景に大都市シンガポールを一望できます。
2013年からLPGAツアーHSBC世界女子選手権の舞台となっており、過去にはシンガポールオープンやオープン選手権の予選、アジアパシフィック・アマチュア選手権、女子アジアアマチュア・パシフィック選手権が開催されています。
コースデータ
- 所在地:東南アジア・シンガポール
- 設立:1974年
- 全長:6,779ヤード
- パー:72
【基本セッティング】
Hole | Yardage | Par |
1 | 382 | 4 |
2 | 374 | 4 |
3 | 396 | 4 |
4 | 178 | 3 |
5 | 545 | 5 |
6 | 348 | 4 |
7 | 199 | 3 |
8 | 501 | 5 |
9 | 391 | 4 |
OUT | 3,314 | 36 |
10 | 399 | 4 |
11 | 424 | 4 |
12 | 418 | 4 |
13 | 517 | 5 |
14 | 366 | 4 |
15 | 185 | 3 |
16 | 559 | 5 |
17 | 178 | 3 |
18 | 419 | 4 |
IN | 3,465 | 36 |
Total | 6,779 | 72 |
※2025年 HOLE LOCATIONS
【地図】
各ホールの概要
6番ホール:
- 距離:348ヤード
- パー:4
- 特徴:ショートゲームが重要。
7番ホール:
- 距離:199ヤード
- パー:3
- 特徴:コース内で最長。
11番ホール:
- 距離:424ヤード
- パー:4
- 特徴:うねりの大きいフェアウェイ。
12番ホール:
- 距離:418ヤード
- パー:4
- 特徴:打ち下ろしの右ドッグレッグ。
15番ホール:
- 距離:185ヤード
- パー:3
- 特徴:トリッキーなショート。
17番ホール:
- 距離:178ヤード
- パー:3
- 特徴:特徴的なアイランドグリーン。
18番ホール:
- 距離:419ヤード
- パー:4
- 特徴:ティーショットがカギ。
芝の種類
フェアウェイ:
- ゾイシア
ラフ:
- プラチナム・パスパラム
グリーン:
- ティフイーグル・バミューダ
コース攻略のポイント
起伏のある狭いフェアウェイと速くて硬い大きなグリーン、ユニークな54個のバンカーや12個のホールにかかる池やクリーク、高い木々などが巧みに配置されています。距離の長いコースではあるが、過去の優勝者の顔ぶれを見ても飛距離のある選手だけでなく、ショットメーカーも優勝を飾っているため、ショットのクオリティやパッティング、そしてコースマネジメント能力が重要となってくるでしょう。
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