WMフェニックスオープン(WM Phoenix Open)が行われるTPCスコッツデール スタジアムコースのコース概要、詳細データ、攻略のポイントを紹介します。
コース概要
アメリカ・アリゾナ州スコッツデールにあるスタジアムコース(Stadium Course)は、アリゾナ州の州都フェニックスに隣接し、マクダウェル山脈の素晴らしいパノラマの景色を望む、ソノラ砂漠の中に位置する2つのチャンピオンシップコースおよび36のプロレベルホールで構成されたTPCネットワーク6番目のクラブであるTPCスコッツデール(TPC Scottsdale)で最も有名なゴルフコースの1つです。
TPCスコッツデールは、海抜1,530フィート(約466m)の場所にあるため、1,000フィートあたり1.7%の飛距離が伸びることから、ここでは2.6%(通常300yの場合で307.8y)の飛距離が得られます。
会場のあるスコッツデールでは、保護区での散策やオールドタウンでのショッピングが楽しめ、北に向かうと聖地セドナやグランドキャニオン国立公園と言った世界遺産も堪能できます。
(スタジアムコース)
1986年、トム・ワイスコフとジェイ・モリッシュによって設計され、2014年にトム・ワイスコフによって改修された世界的に有名なコースであり、1987年大会からトーナメントのホームコースとして38年連続開催を続けています。
(チャンピオンズコース)
ランディ・ヘッケンケンパーによって設計され、スタジアムコースに並ぶ美しさとプレイ・アビリティを持ち、2007年に新しく刷新され、自然の険しい美しい丘陵地帯と一体となった素晴しいコースです。
コースデータ
- 所在地:アメリカ、アリゾナ州、スコッツデール
- 設立:1986年
- 全長:7,261ヤード
- パー:71
【基本セッティング】
Hole | Yardage | Par |
1 | 403 | 4 |
2 | 442 | 4 |
3 | 558 | 5 |
4 | 183 | 3 |
5 | 470 | 4 |
6 | 432 | 4 |
7 | 215 | 3 |
8 | 475 | 4 |
9 | 453 | 4 |
OUT | 3,631 | 35 |
10 | 428 | 4 |
11 | 472 | 4 |
12 | 192 | 3 |
13 | 558 | 5 |
14 | 490 | 4 |
15 | 553 | 5 |
16 | 163 | 3 |
17 | 332 | 4 |
18 | 442 | 4 |
IN | 3,630 | 36 |
Total | 7,261 | 71 |
【地図】
各ホールの概要
11番ホール:
- 距離:472ヤード
- パー:4
- 特徴:距離と正確性が求められる最難関ホール。
15番ホール:
- 距離:553ヤード
- パー:5
- 特徴:チャンスとピンチが交差する池絡みのホール。
16番ホール:
- 距離:163ヤード
- パー:3
- 特徴:スタジアムで囲まれた名物ホール。
17番ホール:
- 距離:332ヤード
- パー:4
- 特徴:池が絡む1オン可能なホール。
18番ホール:
- 距離:442ヤード
- パー:4
- 特徴:チャレンジングなフィニッシュホール。
芝の種類
フェアウェイ:
- バミューダ
- ライ
ラフ:
- バミューダ
- ライ
グリーン:
- ティフイーグル・バミューダ
- ライ
- ポアトリビアリス
- ベント
コース攻略のポイント
比較的広くてフラットなフェアウェイに対して、アメリカで最も奇麗と言われ、速さによって難易度が変化するアンジュレーションのある大きなグリーンと深いラフには注意が必要であり、特にバックナインの11番Par4、12番Par3、15番Par5、17番と18番のPar4では池が絡むため、優勝を争う選手にとっては重要なホールとなってくるでしょう。また、スタジアムで囲まれた有名な16番Par3は風の読みと大観衆のプレッシャーと言う2つの対策が必要とされます。パッティングの精度とメンタル面での充実が必要とされるでしょう。
コメント